JP6419364B2 - 車両用緩衝部材 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用緩衝部材に関する。
従来より、車室側からトリム材へと荷重が入力したとき、あるいは、車外から車体パネルへと荷重が入力したときの対策として、車体パネルとトリム材との間の空間部に緩衝部材(車両用緩衝部材)を配設する構造が知られている。例えば特許文献1には、車体パネルとトリム材との間で緩衝部材が圧潰変形することで衝突エネルギーを吸収する構造が開示されている。この緩衝部材は、平板形状を備える基板上に、複数のリブを互いに直交するように立設して構成されている。
また、特許文献2には、車体パネルのパネル本体裏面側の所定範囲に、複数の補強リブを突設した構造が開示されている。この構造において、複数の補強リブは、互いに交差するように配置されて複数のハニカム形状を構成している。
特開2004−217107号公報 特開2013−237406号公報
ところで、自動車のルーフ部といったように、車体パネルとトリム材との間の空間部が狭い場合には、緩衝部材の高さ(リブの起立方向の長さ)も小さく設定される。このため、緩衝部材の剛性が高くなり、リブに割れや潰れが発生し難くなる。これにより、入力エネルギーの吸収効率が低下するという不都合がある。
また、緩衝部材の圧潰状態をコントロールすることが難しくなるため、その圧潰変形時、基板上の周縁に位置するリブ(縦壁)と、当該縦壁の内側に位置するリブとが重なり、緩衝部材に潰れ残りが発生してしまうという不都合がある。これにより、入力エネルギーの吸収効率が低下するという不都合がある。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、入力エネルギーの吸収効率に優れる車両用緩衝部材を提供することである。
かかる課題を解決するために、本発明は、車体パネルを覆って装着されるトリム材の裏面に配置され、入力荷重を受けて圧潰変形することにより入力エネルギーを吸収する車両用緩衝部材において、平板状の基板部と、基板部の縁部にフランジ状に連設される縦壁と、基板部に並列的に立設され、それぞれが縦壁と交差する方向に延在して縦壁に接続する複数のリブと、隣り合う一対のリブの間に設定され、縦壁の強度が局所的に弱くなる脆弱部と、を有し、脆弱部は、縦壁に設けられた溝部と、基板部に穿孔されたスリット部と、で構成される。
この場合において、溝部は、縦壁の上端部において当該縦壁の厚み方向に連続する第1溝部と、第1溝部と連通し、縦壁の高さ方向に連続する第2溝部とで構成され、スリット部は、縦壁に接して設けられ、当該縦壁の延在方向に沿って横長となる開口形状を備えている
また、本発明において、基板部は、車両左右方向に横長となる略矩形形状を有し、縦壁は、基板部の縁部全周にわたって設けられており、縦壁は、基板部の四隅に対応して、当該縦壁が部分的に切り欠かれていることが好ましい。
本発明によれば、縦壁に溝部が設定されているため、荷重を受けた場合には、脆弱な溝部に誘因されて縦壁に割れが発生することとなる。また、基板部にはスリット部が設けられ、縦壁の基端部が基板部と連続していない構成とされるため、縦壁の高さ方向に沿って亀裂が入り易く、割れの発生が容易となる。これにより、縦壁の圧潰が整然と行われ、入力エネルギーを効果的に吸収することができる。
図1は、本実施形態に係る緩衝パッドをルーフ部に適用した例におけるルーフトリムを模式的に示す平面図である。 図2は、ルーフ部の要部を模式的に示す断面図である。 図3は、緩衝パッドを模式的に示す斜視図である。 図4は、図3に示す緩衝パッドの要部を拡大して示す斜視図である。 図5は、図3に示す緩衝パッドのAA断面図である。 図6は、図3に示す緩衝パッドの端部を拡大して示す斜視図である。
以下、本実施形態に係る車両用緩衝部材である緩衝パッド10を自動車のルーフ部1に適用して説明する。ここで、図1は、本実施形態に係る緩衝パッド10をルーフ部1に適用した例におけるルーフトリム4を模式的に示す平面図であり、図2は、ルーフ部1の要部を模式的に示す断面図である。また、図3は、緩衝パッド10を模式的に示す斜視図である。
ルーフ部1は、車体パネルとしてのルーフパネル2を備えており、このルーフパネル2の内面側には、当該ルーフパネル2に近接した状態でルーフトリム4が装着されている。
ルーフトリム4は、例えば、適宜の厚さの発泡シートと、その両側面に積層されて剛性を確保する補強シートと、車室内に露出する意匠面となる表皮材とからなる積層体で構成されている。ルーフトリム4は、この積層体構造により、クッション性、断熱性及び吸音性を適度に具備している。
ルーフトリム4の所要位置、例えばサンバイザー(図示せず)を収容する収容部4aの前方側の位置には、高衝撃吸収性能を持つ緩衝パッド10が配設されている。
緩衝パッド10は、ルーフトリム4に入力される入力荷重Fを受けて圧潰変形することで入力エネルギーを吸収する。緩衝パッド10による入力エネルギーの吸収特性は、緩衝パッド10の高さ方向(後述する縦壁12及びリブ15の起立方向)の変形ストロークと変形反力とによって一義的に定められる。
緩衝パッド10は、基板部11と、縦壁12と、リブ15とで構成されており、適宜の合成樹脂材(熱可塑性樹脂等)を用いた型成形によって一体的に形成されている。
基板部11は、平板状の基材であり、本実施形態では、車両前後方向に比して車両左右方向に横長となる略矩形形状とされている。なお、基板部11は、車両左右方向に沿った形状をストレート形状とする以外にも、パネル材などの車両造形に応じて適宜の変形を加えることができる。例えば、基板部11は、車両左右方向に沿った形状を円弧形状としてもよい。
縦壁12は、基板部11の縁部にフランジ状に連設される部材(リブ)である。本実施形態では、縦壁12は、基板部11の縁部全周にわたって設けられており、車両左右方向に延在する一対の第1縦壁13と、車両前後方向に延在する一対の第2縦壁14とで構成されている。緩衝パッド10は、ルーフパネル2とルーフトリム4との間の狭い空間部に搭載されるため、縦壁12の高さは、概ね4mm乃至7mmの範囲で設定されている。
リブ15は、基板部11において縦壁12によって囲まれる範囲に立設されている。リブ15は、車両左右方向に延在するリブ(以下、必要に応じて「第1リブ」という)16と、車両前後方向に延在する複数のリブ(以下、必要に応じて「第2リブ」という)17とで構成されており、これらのリブ16,17が格子状に配置されている。本実施形態に示す例では、第1リブ16と複数の第2リブ17とは直交状態で交差している。各リブ16,17の高さは、縦壁12の高さと対応して設定されている。
なお、本実施形態では、縦壁12及びリブ15の高さを車両左右方向にかけて同一としている。しかしながら、空間部の形状に応じて適宜の変形を加えることができる。例えば、縦壁12及びリブ15は、車両左右方向にかけてその高さが序々に増大するような形状であってもよい。
このような構成の緩衝パッド10は、縦壁12又はリブ15の強度が局所的に弱くなるような3つの脆弱部20,30,40を備えている。
図4は、図3に示す緩衝パッド10の要部を拡大して示す斜視図であり、図5は、図3に示す緩衝パッド10のAA断面図である。第1脆弱部20は、第1縦壁13の強度が局所的に弱くなるように、隣り合う一対の第2リブ17の間に設定されるものである。この第1脆弱部20は、隣り合って並列する第2リブ17の間にそれぞれ設けられており、個々の第1脆弱部20は、溝部21と、スリット部22とで構成されている。
溝部21は、第1縦壁13に設けられており、その位置は、隣り合う一対の第2リブ17の中間位置と対応している。この溝部21は、第1縦壁13の先端部13aにおいて当該第1縦壁13の厚み方向に連続する第1溝部21aと、この第1溝部21aと連通し、第1縦壁13の高さ方向に直線的に連続する第2溝部21bとで構成されている。個々の溝部21a,21bは、例えばV字形状に設定されるが、これ以外の溝形状であってもよい。また、本実施形態では、第2溝部21bは、第1縦壁13の内側に設定されている。しかしながら、第2溝部21bは第1縦壁13の外側に設定されてもよい。
スリット部22は、基板部11に穿孔されており、その位置は、隣り合う一対の第2リブ17の中間位置と対応している。具体的には、スリット部22は、第1縦壁13に接して設けられており、当該第1縦壁13の延在方向に沿って横長となる開口形状を備えている。スリット部22の存在により、第1縦壁13の基端部側は、基板部11から切り離された状態で存在することとなる。
図6は、図3に示す緩衝パッド10の端部を拡大して示す斜視図である。第2脆弱部30は、縦壁12の強度が弱くなるように、当該縦壁12のコーナー部、すなわち、第1縦壁13と第2縦壁14とが連設する連設部に設定されるものである。具体的には、第2脆弱部30は、第1縦壁13と第2縦壁14との連設部(コーナー部)を切り欠いたものであり、基板部11の四隅に対応して設定されている。
さらに、第3脆弱部40は、リブ15の強度が局所的に弱くなるように、格子状のリブ15の交点、すなわち、第1リブ16及び第2リブ17が交差する交点に設定されている。図4に示すように、各リブ16,17において交点に繋がる部位では、当該交点に向かって下方に傾斜する傾斜部16a,17aが設定されている。これにより、交点に対応するリブ16,17の高さh1は、一般部のリブ16,17の高さh2よりも低く設定される。さらに、交点に対応するリブ16,17の板厚t1は、一般部のリブ16,17の板厚t2よりも薄く設定されている。
このような構成の緩衝パッド10は、図1,2に示すように、その長手方向を車両左右方向と一致させた状態で、ルーフパネル2とルーフトリム4との間の空間部に配置される。この場合、緩衝パッド10は、ルーフトリム4の裏面に基板部11を当接させた状態でルーフトリム4に取り付けられる。これにより、緩衝パッド10は、縦壁12及びリブ15の先端側がルーフパネル2と向き合うように空間部に配置される。
緩衝パッド10のルーフトリム4への取付手法としては、例えばルーフトリム4にホットメルト接着剤を介して接着する手法を用いることができる。また、ルーフパネル2に緩衝パッド10が当接することによる異音の発生を防止する観点から、縦壁12の先端側を覆うように不織布などのシートを適宜の箇所に配置してもよい。
そして、緩衝パッド10を備える車両構造(車両ルーフ構造)においては、ルーフトリム4に車室側から荷重Fが入力すると、当該ルーフトリム4の裏面側に配置された緩衝パッド10の基板部11が入力荷重Fを受け止める。これにより、緩衝パッド10がルーフパネル2側へ移動すると、縦壁12及びリブ15の先端がルーフパネル2に突き当たり、緩衝パッド10の高さ方向に沿って縦壁12及びリブ15に荷重Fが入力する。
このとき、縦壁12及びリブ15では、脆弱部20,40に対応する箇所から割れが発生し、当該縦壁12及びリブ15が適切に圧潰する。これにより、入力エネルギーを吸収することができる。
第1脆弱部20では、第1縦壁13に溝部21が設定されているため、脆弱な溝部21に誘因されて第1縦壁13に割れが発生することとなる。また、溝部21と対応する箇所にはスリット部22が設けられ、第1縦壁13の基端部が基板部11と連続していないため、当該第1縦壁13に高さ方向に沿って亀裂が入り易く、割れの進行が容易となる。このような割れにより、第1縦壁13の圧潰が整然と行われ、入力エネルギーを効果的に吸収することができる。そして、本実施形態の構成によれば、割れの発生を容易に促すことができるので、高さ方向の寸法が小さく設定される緩衝パッド10においても入力エネルギーの吸収効率を損なうことがない。
また、第1脆弱部20は、隣り合って並列する第2リブ17の間にそれぞれ設けられている。このため、1箇所の第1脆弱部20で割れが発生し、当該箇所で第1縦壁13が圧潰すると、これが第1縦壁13を介して他の第1脆弱部20へと拡散し、第1縦壁13の割れが促進される。これにより、第1縦壁13全体で圧潰が行われるので、入力エネルギーを効果的に吸収することができる。
また、第1縦壁13における割れの発生を溝部21が誘発するので、緩衝パッド10の圧潰状態をコントロールすることができる。これにより、圧潰変形時、第1縦壁13とリブ15とが重なることを抑制できるので、緩衝パッド10の潰れ残りを抑制することができる。
さらに、緩衝パッド10には、縦壁12のコーナー部が切り欠かれることで、第2脆弱部30が設定されている。そのため、コーナー部近傍における縦壁12の圧潰変形が容易となり、縦壁12の全てにおいて圧潰が進行する。これにより、入力エネルギーを効果的に吸収することができる。
加えて、緩衝パッド10には、リブ16,17の交点の高さh1がその一般部の高さh2よりも低く設定されることで、第3脆弱部40が設定されている。このため、各リブ16,17の交点に割れが発生し易くなり、各リブ16,17の圧潰変形が容易となる。これにより、リブ16,17が適切に圧潰するので、入力エネルギーを効果的に吸収することができる。
このように本実施形態の緩衝パッド10は、隣り合う一対の第2リブ17の間に設定され、第1縦壁13の強度が局所的に弱くなる第1脆弱部20を有している。そして、この第1脆弱部20は、第1縦壁13に設けられた溝部21と、基板部11に穿孔されたスリット部22と、で構成されている。
この構成によれば、第1縦壁13に溝部21が設定されているため、脆弱な溝部21に従って第1縦壁13に割れが発生することとなる。また、基板部11にはスリット部22が設けられ、第1縦壁13の基端部が基板部11から分離された構成とされている。これにより、第1縦壁13の高さ方向に沿って亀裂が入り易くなり、割れの発生が容易となる。その結果、第1縦壁13の圧潰が整然と行われ、入力エネルギーを効果的に吸収することができる。
換言すれば、第1脆弱部20を構成する溝部21(第1溝部21a及び第2溝部21b)とスリット部22とが連設状態(接してつながっている状態)であるため、第1縦壁13の溝部21の一方端が基板部11に接していないこととなる。これにより、第1縦壁13の溝部21周辺端部が基板部11に対してもフリー状態となるので、第1縦壁13の圧潰が有効に行われる。
なお、本実施形態では、溝部21を、厚み方向に連続する第1溝部21aと、高さ方向に直線的に連続する第2溝部21bとで構成している。しかしながら、溝部21を単に第1溝部21aのみで構成してもよい。
また、本実施形態では、第1縦壁13に第1脆弱部20を設定しているが、隣り合う第2リブ17の間に位置する第1リブ16に対してこれを設定してもよい。また、第1リブ16を複数本備える場合には、第2縦壁14に第1脆弱部20を設定してもよい。ただし、第1脆弱部20の設定箇所を増やすと緩衝パッド10全体の剛性が低下し、緩衝パッド10の変形反力も低下することとなるから、所望とする反力に応じて第1脆弱部20を設定することが好ましい。
また、縦壁12とリブ15との接続点に、第3脆弱部40を設定してもよい。
以上、本発明の実施形態にかかる車両用緩衝部材としての緩衝パッドについて説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、その発明の範囲内において種々の変形が可能であることはいうまでもない。
例えば、本実施形態では、車両用緩衝部材を車両のルーフ部に適用したが、車体パネルとトリム材との間の空間部に広く適用することができる。
また、車両用緩衝部材を備える車両構造も本発明の一部として機能する。
1 ルーフ部
2 ルーフパネル
4 ルートリム
10 緩衝パッド
11 基板部
12 縦壁
13 第1縦壁
14 第2縦壁
15 リブ
16 第1リブ
17 第2リブ
20 第1脆弱部
21 溝部
21a 第1溝部
21b 第2溝部
22 スリット部
30 第2脆弱部
40 第3脆弱部

Claims (2)

  1. 車体パネルを覆って装着されるトリム材の裏面に配置され、入力荷重を受けて圧潰変形することにより入力エネルギーを吸収する車両用緩衝部材において、
    平板状の基板部と、
    前記基板部の縁部にフランジ状に連設される縦壁と、
    前記基板部に並列的に立設され、それぞれが前記縦壁と交差する方向に延在して前記縦壁に接続する複数のリブと、
    隣り合う一対のリブの間に設定され、前記縦壁の強度が局所的に弱くなる脆弱部と、を有し、
    前記脆弱部は、
    前記縦壁に設けられた溝部と、
    前記基板部に穿孔されたスリット部と、で構成され
    前記溝部は、
    前記縦壁の上端部において当該縦壁の厚み方向に連続する第1溝部と、
    前記第1溝部と連通し、前記縦壁の高さ方向に連続する第2溝部とで構成され、
    前記スリット部は、
    前記縦壁に接して設けられ、当該縦壁の延在方向に沿って横長となる開口形状を備える
    ことを特徴とする車両用緩衝部材。
  2. 前記基板部は、車両左右方向に横長となる略矩形形状を有し、
    前記縦壁は、前記基板部の縁部全周にわたって設けられており、
    前記縦壁は、前記基板部の四隅に対応して、当該縦壁が部分的に切り欠かれていることを特徴とする請求項1に記載された車両用緩衝部材。
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