JPH05410Y2 - - Google Patents
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- JPH05410Y2 JPH05410Y2 JP3113588U JP3113588U JPH05410Y2 JP H05410 Y2 JPH05410 Y2 JP H05410Y2 JP 3113588 U JP3113588 U JP 3113588U JP 3113588 U JP3113588 U JP 3113588U JP H05410 Y2 JPH05410 Y2 JP H05410Y2
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- Japan
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- automobile
- core plate
- door
- seat
- cushioning material
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 30
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- 208000014674 injury Diseases 0.000 claims description 5
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Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
- Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は自動車のサイドドアやサイドパネル、
特に4ドア車のフロントドア等の側面に対向車が
衝突した時の乗員の保護を目的とした自動車用サ
イド安全装置に関する。
特に4ドア車のフロントドア等の側面に対向車が
衝突した時の乗員の保護を目的とした自動車用サ
イド安全装置に関する。
従来の自動車のサイドドアやサイドパネルなど
の側面に対向車が衝突した時に、該衝突エネルギ
ーはサイドドアやサイドパネル自体の構造やドア
トリムの室内側に設けた緩衝材(実開昭61−
62620号公報参照)でもつて、吸収している。
の側面に対向車が衝突した時に、該衝突エネルギ
ーはサイドドアやサイドパネル自体の構造やドア
トリムの室内側に設けた緩衝材(実開昭61−
62620号公報参照)でもつて、吸収している。
しかしながら、サイドドアやサイドパネル自体
の構造で衝突エネルギーを吸収する場合は、内部
に配される構造が複雑且つ高価なものとなり、重
量増大の原因にもなるものである。
の構造で衝突エネルギーを吸収する場合は、内部
に配される構造が複雑且つ高価なものとなり、重
量増大の原因にもなるものである。
又、ドアトリムの室内側に設けた緩衝材で衝突
エネルギーを吸収する場合は、変形したサイドド
アやサイドパネル自体が室内側に侵入した後に、
その部材の内面に配された緩衝材が乗員にあたる
ことによつて、吸収するのであるから、芯板の変
形は防止できないものである。
エネルギーを吸収する場合は、変形したサイドド
アやサイドパネル自体が室内側に侵入した後に、
その部材の内面に配された緩衝材が乗員にあたる
ことによつて、吸収するのであるから、芯板の変
形は防止できないものである。
かかる変形は、本出願人が調査した範囲では、
4ドア車のフロントドアの側部に対向車(1300キ
ログラム)が約54Km/hのスピードで衝突する
と、該フロントドアをロツクしているセンターピ
ラーが変形しやすく、該センターピラーが変形す
ると、ロツク装置を介してフロントドアが室内側
に変形し、側フロントドアの内側のフロントシー
トに着座した乗員の脇腹がフロントドアの室内側
のドアトリムに押される虞があつた。
4ドア車のフロントドアの側部に対向車(1300キ
ログラム)が約54Km/hのスピードで衝突する
と、該フロントドアをロツクしているセンターピ
ラーが変形しやすく、該センターピラーが変形す
ると、ロツク装置を介してフロントドアが室内側
に変形し、側フロントドアの内側のフロントシー
トに着座した乗員の脇腹がフロントドアの室内側
のドアトリムに押される虞があつた。
この時の乗員の胸部が受けるダメージを「胸部
外傷尺度」(THORACIC TRAUMA INDEX=
TTI)といい、SAEマネキンAM50パーセントタ
イルのダミーに側部から鉄板に吸収材を貼り付け
た部材を時速25Km/hでぶつけた時の前記ダミー
の上腕部(RIB UPR)と、脇腹部(RIB LWR)
と、ヒツプポイントとの夫々での加速度の最大値
を相互に加算し、それに30を加算して「2」で割
つて得たデータが低ければ低い程ダミーへのダメ
ージが少ない事になる。尚、上記TTIはアメリ
カ合衆国運輸省交通安全機関(NHTSA)の規
定である。
外傷尺度」(THORACIC TRAUMA INDEX=
TTI)といい、SAEマネキンAM50パーセントタ
イルのダミーに側部から鉄板に吸収材を貼り付け
た部材を時速25Km/hでぶつけた時の前記ダミー
の上腕部(RIB UPR)と、脇腹部(RIB LWR)
と、ヒツプポイントとの夫々での加速度の最大値
を相互に加算し、それに30を加算して「2」で割
つて得たデータが低ければ低い程ダミーへのダメ
ージが少ない事になる。尚、上記TTIはアメリ
カ合衆国運輸省交通安全機関(NHTSA)の規
定である。
本考案は、かかる従来の課題に鑑みなされたも
ので、乗員へのダメージがより少ない自動車用サ
イド安全装置を提供することを目的とする。
ので、乗員へのダメージがより少ない自動車用サ
イド安全装置を提供することを目的とする。
かかる目的を達成する為、本考案の自動車用サ
イド安全装置は、自動車のサイド部のインナパネ
ルの室内側に配され且つ合成樹脂材が配合されて
大略平板状に形成された芯板と、該芯板の表面に
配したクツシヨン性を備えた被覆部材とよりなる
自動車用ドアトリムにおいて、 前記芯板のうち、前記被覆部材に対向した位置
に配されたシートの前後動限界位置前後範囲内で
しかも前記シートのシートバツクの側部の上下略
中央の位置に対向した位置に室内側に膨出した凹
部を形成し、該凹部内に緩衝材を充填せしめてな
ることを特徴とするものである。
イド安全装置は、自動車のサイド部のインナパネ
ルの室内側に配され且つ合成樹脂材が配合されて
大略平板状に形成された芯板と、該芯板の表面に
配したクツシヨン性を備えた被覆部材とよりなる
自動車用ドアトリムにおいて、 前記芯板のうち、前記被覆部材に対向した位置
に配されたシートの前後動限界位置前後範囲内で
しかも前記シートのシートバツクの側部の上下略
中央の位置に対向した位置に室内側に膨出した凹
部を形成し、該凹部内に緩衝材を充填せしめてな
ることを特徴とするものである。
第1図乃至第3図は、本考案の一実施例の構成
を示す図で、符号1は自動車で、フロントドア2
と、センターピラー3と、リアドア4とを有す
る。
を示す図で、符号1は自動車で、フロントドア2
と、センターピラー3と、リアドア4とを有す
る。
フロントドア2は、本考案のサイド部に相当
し、インナパネル5と、アウタパネル6とを有
し、前記センターピラー3とは、ロツク装置(図
示省略)で結合されている。
し、インナパネル5と、アウタパネル6とを有
し、前記センターピラー3とは、ロツク装置(図
示省略)で結合されている。
前記インナパネル5とアウタパネル6との間に
は、ドアウインドパネル7を昇降させるウインド
レギユレータ装置(図示省略)が介在され、イン
ナパネル5の室内PR側には、ドアトリム9が配
設される。
は、ドアウインドパネル7を昇降させるウインド
レギユレータ装置(図示省略)が介在され、イン
ナパネル5の室内PR側には、ドアトリム9が配
設される。
前記ドアトリム9は、合成樹脂材が配合されて
大略平板状に形成された芯板10と、該芯板10
の表面に配したクツシヨン性を備えた被覆部材1
1とよりなる。該被覆部材11は、ポリウレタン
フオーム材よりなるパツド12と、該パツド12
の表面側に配されたPVC材よりなる表皮13と
よりなる。
大略平板状に形成された芯板10と、該芯板10
の表面に配したクツシヨン性を備えた被覆部材1
1とよりなる。該被覆部材11は、ポリウレタン
フオーム材よりなるパツド12と、該パツド12
の表面側に配されたPVC材よりなる表皮13と
よりなる。
前記芯板10のうち、前記被覆部材11に対向
した位置に配されたシート14の前後動限界位置
前後範囲内でしかも前記シート14のシートバツ
ク15の側部15aの上下略中央の位置に対向し
た位置に室内PR側に膨出した凹部16を形成し、
該凹部16内に緩衝材17を充填せしめてなる。
した位置に配されたシート14の前後動限界位置
前後範囲内でしかも前記シート14のシートバツ
ク15の側部15aの上下略中央の位置に対向し
た位置に室内PR側に膨出した凹部16を形成し、
該凹部16内に緩衝材17を充填せしめてなる。
前記緩衝材17は、胸部外傷尺度(TTI)が
70以下になる材料及び厚みより形成され、望まし
くは、材料が発泡スチレンよりなり、厚さが30ミ
リメートルよりなる。
70以下になる材料及び厚みより形成され、望まし
くは、材料が発泡スチレンよりなり、厚さが30ミ
リメートルよりなる。
符号18は、前記緩衝材17を分断した通路
で、該通路18はドアロツクノブリンケージ(図
示省略)が配設され且つ移動自在なる空間が形成
されている。
で、該通路18はドアロツクノブリンケージ(図
示省略)が配設され且つ移動自在なる空間が形成
されている。
かかる構成により、緩衝材17は、乗員がシー
ト14上に着座した時に、その脇腹及び上腕に対
向した位置に有るため、対向車が自車の側面に衝
突した時に、そのエネルギーFにより先ずフロン
トドア2のアウタパネル6が変形し、次ぎにその
変形がインナパネル5におよび、更に緩衝材17
を介在してドアトリム9が乗員を押すという過程
で徐々に伝わることになる。この伝達経路中に前
記緩衝材17が存在することで、衝突エネルギー
Fが著しく減少することになるのである。そして
前記TTIの値が本出願人の実験結果によると68
を示し、乗員は充分に保護されることが確認され
た。
ト14上に着座した時に、その脇腹及び上腕に対
向した位置に有るため、対向車が自車の側面に衝
突した時に、そのエネルギーFにより先ずフロン
トドア2のアウタパネル6が変形し、次ぎにその
変形がインナパネル5におよび、更に緩衝材17
を介在してドアトリム9が乗員を押すという過程
で徐々に伝わることになる。この伝達経路中に前
記緩衝材17が存在することで、衝突エネルギー
Fが著しく減少することになるのである。そして
前記TTIの値が本出願人の実験結果によると68
を示し、乗員は充分に保護されることが確認され
た。
前記説明は、フロントドア2に対向車が衝突を
した例で説明したが、自動車のサイド部とは、第
3図に示した4ドアの自動車1のリアドア4で
も、又図示は省略したが周知の2ドア車のドアの
ロツク装置を支えるサイドパネルでも良い。
した例で説明したが、自動車のサイド部とは、第
3図に示した4ドアの自動車1のリアドア4で
も、又図示は省略したが周知の2ドア車のドアの
ロツク装置を支えるサイドパネルでも良い。
更に、緩衝材17は、本考案において発泡スチ
レンが最も良いレベルであるが、該発泡スチレン
に材料限定するものではない。発泡スチレンに限
定されず、衝撃吸収ゴム・半硬質ウレタンフオー
ム・カームフアルト等、要は台上テストのTTI
値が60以下であれば良い。台上テストの供試品は
200mm角で厚さが30mmの緩衝材をドアトリムの室
外側に貼付して、バリアをぶつける事により行う
ものである。
レンが最も良いレベルであるが、該発泡スチレン
に材料限定するものではない。発泡スチレンに限
定されず、衝撃吸収ゴム・半硬質ウレタンフオー
ム・カームフアルト等、要は台上テストのTTI
値が60以下であれば良い。台上テストの供試品は
200mm角で厚さが30mmの緩衝材をドアトリムの室
外側に貼付して、バリアをぶつける事により行う
ものである。
前記緩衝材17は、芯板10の凹部16内に充
填したので、硬度のチユーニングが容易である。
填したので、硬度のチユーニングが容易である。
又、該凹部16は芯板10の室外側に形成され
るものであるから、室内側への影響が出にくいた
め、室内意匠を損なうことがない。
るものであるから、室内側への影響が出にくいた
め、室内意匠を損なうことがない。
以上説明してきたように、この考案によれば、
自動車用サイド安全装置としては、自動車のサイ
ド部のインナパネルの室内側に配され且つ合成樹
脂材が配合されて大略平板状に形成された芯板
と、該芯板の表面に配したクツシヨン性を備えた
被覆部材とよりなる自動車用ドアトリムにおい
て、 前記芯板のうち、前記被覆部材に対向した位置
に配されたシートの前後動限界位置前後範囲内で
しかも前記シートのシートバツクの側部の上下略
中央の位置に対向した位置に室内側に膨出した凹
部を形成し、該凹部内に緩衝材を充填せしめてな
ることを特徴とするものであるから、対向車によ
る側面衝突でも乗員は少ない衝撃エネルギーしか
受けず、乗員は、ほとんど怪我や損傷が生じない
か、仮に生じても少なくて済むことになる安全上
著しい効果を有する。
自動車用サイド安全装置としては、自動車のサイ
ド部のインナパネルの室内側に配され且つ合成樹
脂材が配合されて大略平板状に形成された芯板
と、該芯板の表面に配したクツシヨン性を備えた
被覆部材とよりなる自動車用ドアトリムにおい
て、 前記芯板のうち、前記被覆部材に対向した位置
に配されたシートの前後動限界位置前後範囲内で
しかも前記シートのシートバツクの側部の上下略
中央の位置に対向した位置に室内側に膨出した凹
部を形成し、該凹部内に緩衝材を充填せしめてな
ることを特徴とするものであるから、対向車によ
る側面衝突でも乗員は少ない衝撃エネルギーしか
受けず、乗員は、ほとんど怪我や損傷が生じない
か、仮に生じても少なくて済むことになる安全上
著しい効果を有する。
又、緩衝材の充填作業が容易で、硬度のチユー
ニングが容易である。
ニングが容易である。
更に、凹部はドアトリムの中に形成されている
ので、室内側から見えず、室内意匠を損なうよう
なことが無い実益的考案である。
ので、室内側から見えず、室内意匠を損なうよう
なことが無い実益的考案である。
第1図乃至第3図は、本考案の一実施例を示す
図で、第1図は要部断面図、第2図は第1図の矢
視線に係る説明図、第3図は自動車の一般的な
模写図である。 1……自動車、2,4……サイド部、5……イ
ンナパネル、9……ドアトリム、10……芯板、
11……被覆部材、14……シート、15……シ
ートバツク、15a……側部、16……凹部、1
7……緩衝材。
図で、第1図は要部断面図、第2図は第1図の矢
視線に係る説明図、第3図は自動車の一般的な
模写図である。 1……自動車、2,4……サイド部、5……イ
ンナパネル、9……ドアトリム、10……芯板、
11……被覆部材、14……シート、15……シ
ートバツク、15a……側部、16……凹部、1
7……緩衝材。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 自動車のサイド部のインナパネルの室内側に
配され且つ合成樹脂材が配合されて大略平板状
に形成された芯板と、該芯板の表面に配したク
ツシヨン性を備えた被覆部材とよりなる自動車
用ドアトリムにおいて、 前記芯板のうち、前記被覆部材に対向した位
置に配されたシートの前後動限界位置前後範囲
内でしかも前記シートのシートバツクの側部の
上下略中央の位置に対向した位置に室内側に膨
出した凹部を形成し、該凹部内に緩衝材を充填
せしめてなることを特徴とする自動車用サイド
安全装置。 (2) 緩衝材は、胸部外傷尺度が70以下になる材料
及び厚みより形成されたことを特徴とする実用
新案登録請求の範囲第1項記載の自動車用サイ
ド安全装置。 (3) 緩衝材は、発泡スチレンで厚さ30ミリメート
ルよりなることを特徴とする実用新案登録請求
の範囲第1項記載の自動車用サイド安全装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3113588U JPH05410Y2 (ja) | 1988-03-08 | 1988-03-08 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3113588U JPH05410Y2 (ja) | 1988-03-08 | 1988-03-08 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01144112U JPH01144112U (ja) | 1989-10-03 |
JPH05410Y2 true JPH05410Y2 (ja) | 1993-01-07 |
Family
ID=31256764
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3113588U Expired - Lifetime JPH05410Y2 (ja) | 1988-03-08 | 1988-03-08 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05410Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0787611A2 (en) | 1996-01-31 | 1997-08-06 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Impact energy absorbing member |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2927037B2 (ja) * | 1991-05-15 | 1999-07-28 | 日産自動車株式会社 | 自動車用ドアの緩衝材形成方法 |
-
1988
- 1988-03-08 JP JP3113588U patent/JPH05410Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0787611A2 (en) | 1996-01-31 | 1997-08-06 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Impact energy absorbing member |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01144112U (ja) | 1989-10-03 |
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