JP2927037B2 - 自動車用ドアの緩衝材形成方法 - Google Patents

自動車用ドアの緩衝材形成方法

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JP2927037B2
JP2927037B2 JP3110027A JP11002791A JP2927037B2 JP 2927037 B2 JP2927037 B2 JP 2927037B2 JP 3110027 A JP3110027 A JP 3110027A JP 11002791 A JP11002791 A JP 11002791A JP 2927037 B2 JP2927037 B2 JP 2927037B2
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JP
Japan
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door
inner panel
cushioning material
door inner
bag
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JP3110027A
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正晃 小西
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Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車用ドアの緩衝材形
成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車用ドアの中には、例えば実開平1
−144112号公報に示されているように、ドア本体
のドアインナパネル面を被覆したドアトリムの背面に、
ソフトパッド等の緩衝材を配設して、自動車の側面衝突
時に乗員がドア側に慣性移動した場合でも、この緩衝材
によって乗員に加わる衝撃を緩和して乗員保護を図るよ
うにしたものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】緩衝材はドアトリムの
背面に一体に成形されるが、ドアインナパネル面はドア
機構部品の組付けのため複雑に凹凸面形状に形成されて
いるため、前記緩衝材のドアインナパネル対向面を、こ
のドアインナパネルの凹凸面形状に合致して成形するの
は困難であり、どうしてもドアインナパネルと緩衝材と
の間に間隙が生じてしまう。この結果、折角緩衝材を備
えていても前記間隙の存在によって緩衝効果を十分満足
させることは仲々難しい。
【0004】そこで、本発明はドアインナパネル面が複
雑に凹凸形状に形成されていても、緩衝材をこのドアイ
ンナパネル面とドアトリム背面とに密接状態に充填,配
置することができて、緩衝効果を高めることができる自
動車用ドアの緩衝材形成方法を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】予め、ドアトリムの背面
であってドアインナパネルの凹凸面を臨む箇所、柔
性を有する袋体を固着配置するとともに、該袋体の注入
口をドアトリムの外側に配設しておき、前記ドアトリム
をドアインナパネルに装着した後、前記注入口より袋体
内に発泡材を充填して発泡させ、該発泡材を前記ドアト
リムとドアインナパネルの凹凸面とに密接させて緩衝材
を形成するようにしている。
【0006】
【作用】注入口より袋体内に発泡材を充填して発泡する
ことにより、該袋体がドアトリムとドアインナパネルと
の間で膨張し、ドアトリム面はもとよりドアインナパネ
ル面の面形状に馴染んで密接し、これらドアトリム,ド
アインナパネル間に前記袋体を表皮とした緩衝材が充
填,形成される。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面と共に詳述す
る。
【0008】図1,2において、1はドアインナパネル
3とドアアウタパネル2とからなるドア本体、4は該ド
ア本体1のドアインナパネル3面を被覆するドアトリム
で、該ドアトリム4の所定部位、例えば図外のシートに
乗員が着座した際に、乗員の肩部から胸部に亘る身体側
部に相当する範囲の背面には、塩化ビニルフィルム,そ
の他の軟質樹脂フィルム等からなる柔軟性を有する袋体
5を予め接着剤等により固着配置してある。袋体5に
は、例えばその上側部に注入口6を形成してあり、この
注入口6は予めドアトリム4の外側に、例えばトリムウ
エスト部(T・W)に開口配置してある。
【0009】前記ドアトリム4は、トリムウエスト部
(T・W)の端縁部に形成したフック部4aを、ドアイ
ンナパネル3のウエストフランジ3aに係着すると共
に、前,後縁部および下縁部をドアインナパネル3にク
リップ10固定して装着してある。
【0010】そして、このドアトリム4をドアインナパ
ネル3に装着した状態で、前記注入口6より袋体5内に
発泡材7を充填して発泡することにより、袋体5を膨張
させて、ドアトリム4とドアインナパネル3との間に袋
体5を表皮とする緩衝材8を充填,形成してある。
【0011】ここで、前述のように注入口6より袋体5
内に発泡材7を充填して発泡し、袋体5を膨張させるこ
とにより、ドアインナパネル3には図外のドア機構部品
の組付けのため、および、パネル面剛性増強のため等に
より、複雑な凹凸面9を形成してあるが、袋体5および
発泡材7がこの凹凸面9形状に沿って凹凸変形して、該
凹凸面9の凹部内に隈無く入り込み、発泡材7の発泡終
了により、これらドアトリム4背面とドアインナパネル
3面とに密接して緩衝材8を形成することができる。
【0012】このようにして緩衝材8を形成することに
より、ドアインナパネル3の凹凸面9の凹部では、緩衝
材8が最大厚みで得られ、緩衝材8とドアインナパネル
3面との間に隙間が生じることがないので、所期する緩
衝効果を得ることができる。
【0013】また、前述のように袋体5は発泡材7の充
填,発泡により柔軟に変形するため、ドアインナパネル
3の面形状に如何様にも合わせて緩衝材8を整合して形
成することができ、ドアインナパネル3の面形状によっ
て形成態様の規制を受けることは全くない。
【0014】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、柔軟性を
有する袋体を予め背面に固着したドアトリムをドアイン
ナパネルに装着して、ドアトリム外側に開口した前記袋
体の注入口より該袋体内に発泡材を充填,発泡させて、
これらドアトリムとドアインナパネルとの間に緩衝材を
形成するため、前記袋体内での発泡材の充填,発泡によ
り、袋体および発泡材がドアインナパネル面はもとよ
り、ドアトリム背面の凹凸形状に合わせて膨張変形し、
発泡材の発泡終了によって、前記凹凸面に整合した形状
で緩衝材を形成することができる。従って、緩衝材とド
アトリム,ドアインナパネルとの間に隙間を生じること
がなく、緩衝材を密に充填,形成できるため、緩衝効果
を一段と高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す図2のA−A線に沿う
断面図。
【図2】同実施例の自動車用ドアの車室側から見た側面
図。
【符号の説明】
1…ドア本体、3…ドアインナパネル、4…ドアトリ
ム、5…袋体、6…注入口、7…発泡材、8…緩衝材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60R 21/02 - 21/04 B60J 5/00 501 B60R 5/04 B60R 13/08 B62D 25/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め、ドアトリムの背面であってドアイ
    ンナパネルの凹凸面を臨む箇所、柔軟性を有する袋体
    を固着配置するとともに、該袋体の注入口をドアトリム
    の外側に配設しておき、前記ドアトリムをドアインナパ
    ネルに装着した後、前記注入口より袋体内に発泡材を充
    填して発泡させ、該発泡材を前記ドアトリムとドアイン
    ナパネルの凹凸面とに密接させて緩衝材を形成すること
    を特徴とする自動車用ドアの緩衝材形成方法。
JP3110027A 1991-05-15 1991-05-15 自動車用ドアの緩衝材形成方法 Expired - Lifetime JP2927037B2 (ja)

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JPH04339046A JPH04339046A (ja) 1992-11-26
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