JPH072029A - 自動車用緩衝内装材 - Google Patents

自動車用緩衝内装材

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JPH072029A
JPH072029A JP5168449A JP16844993A JPH072029A JP H072029 A JPH072029 A JP H072029A JP 5168449 A JP5168449 A JP 5168449A JP 16844993 A JP16844993 A JP 16844993A JP H072029 A JPH072029 A JP H072029A
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wall surface
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JP5168449A
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Takaya Tejima
孝哉 手島
Tateo Okabe
盾雄 岡部
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Inoac Corp
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Inoue MTP KK
Inoac Corp
Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高い衝撃吸収力を有する自動車用緩衝内装材
を提供する。 【構成】 合成樹脂の中空成形品よりなり、車室側に配
置されて衝撃受け面となる上面部11と、前記上面部の
両側に形成された第1外壁面部12ならびに第2外壁面
部13と、前記上面部の内側に形成された第1内壁面部
ならびに第2内壁面部14と、車体側に配置されて車体
取付面となる、前記第1外壁面部と第1内壁面部の下部
に形成された第1底面部15ならびに前記第2外壁面部
16と第2内壁面部の下部に形成された第2底面部17
とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車用緩衝内装材
に関し、特にはピラーやサイドレール、天井などを覆う
自動車上部内装材の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、図4および図5に示されるよう
に、自動車の車体Bにおいて、天井RとドアD、ドアD
とインストルメントパネルとの間の隙間を隠すため、そ
の室内側にはいわゆるピラーガーニッシュと呼ばれる内
装材50が取り付けられる。この内装材は室内上部の装
飾を主たる目的とし、かかる隙間を隠すための意匠部品
として用いられる。
【0003】この内装材の一例を図6に示す。この例で
は、前記車体Bの前部ドアD1と後部ドアD2との間に
形成されたセンターピラーPを覆うピラーガーニッシュ
が示される。前記内装材50はABS樹脂などの熱可塑
性樹脂によって形成され、本体部51とその裏面に設け
られた取付部52とから構成される。本体部51は、前
記センターピラーPを覆う形状に形成され、所望により
表面に植毛などが施された合成樹脂シート材やファブリ
ック材などが表皮材(図示せず)として被覆あるいは接
着され意匠効果を高めることもある。取付部52は公知
のクリップ部材で、センターピラーPの内装材取付位置
に設けられた溝部または孔部P1に押し込んで係着させ
ることにより、この内装材50を所定の位置に取り付け
る。
【0004】ところで、新しく側突規制FMVSS21
4が基準化され、車体の側部からの衝撃に対する安全基
準が定められた。これに伴い、衝撃の際に乗員の頭部が
衝突するおそれのある内装材にも衝撃エネルギーを吸収
する機能が要求されるようになった。
【0005】しかしながら、上記した従来構造にあって
は、前記衝撃吸収力が充分とはいえず、かかる衝撃から
乗員を保護するためにはさらに高い衝撃吸収能力が求め
られていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、上記した
問題点に鑑み提案されたものであって、高い衝撃吸収力
を有する自動車用緩衝内装材を提供しようとするもので
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、この発明は、
合成樹脂の中空成形品よりなり、車室側に配置されて衝
撃受け面となる上面部と、前記上面部の両側に形成され
た第1外壁面部ならびに第2外壁面部と、前記上面部の
内側に形成された第1内壁面部ならびに第2内壁面部
と、車体側に配置されて車体取付面となる、前記第1外
壁面部と第1内壁面部の下部に形成された第1底面部な
らびに前記第2外壁面部と第2内壁面部の下部に形成さ
れた第2底面部とからなることを特徴とする自動車用緩
衝内装材に係る。
【0008】
【実施例】以下添付の図面に従ってこの発明を詳細に説
明する。図1はこの発明の自動車用緩衝内装材の一例を
示す断面図、図2は図1に示された自動車用緩衝内装材
を車体に取り付けた状態を示す要部の斜視図、図3はこ
の発明の内装材が衝撃を吸収する状態を段階的に示した
断面図である。
【0009】この発明の自動車用緩衝内装材10は、前
記したような一般的な自動車のボディ本体Bの室内側に
おいて、センターピラーやサイドレール、天井などを覆
って乗員を衝撃から保護するものである。
【0010】図1に示されるように、前記自動車用緩衝
内装材10は、厚み約1.5〜3mm程度の公知の合成
樹脂の中空成形品よりなり、上面部11と第1外壁面部
12と第2外壁面部13と第1内壁面部14と第2内壁
面部15と第1底面部16と第2底面部17とによって
図のような断面略コの字状に構成されている。
【0011】上面部11は、車体に取り付けられた場合
に、車室側に配置されて衝撃に対する受け面となる。こ
の上面部11の両端には第1外壁面部12および第2外
壁面部13が形成されている。
【0012】第1外壁面部12および第2外壁面部13
は前記上面部11の両側から車体方向に屈曲して設けら
れ、この自動車用緩衝内装材10の側面を形成する。前
記上面部11および第1外壁面部12および第2外壁面
部13の外側は、この自動車用緩衝内装材10の意匠面
を構成している。
【0013】この例では、第1外壁面部12および第2
外壁面部13が上面部11から両外方向へ広がる形状に
設けられており、前記自動車用緩衝内装材10の意匠面
は図のような船底形状に形成される。なお、これら意匠
面には、所望により合成樹脂シート材やファブリック材
などからなる表皮材(図示せず)を被覆または接着して
もよい。
【0014】一方、前記上面部11の内側には第1内壁
面部14ならびに第2内壁面部15が形成されている。
この第1内壁面部14ならびに第2内壁面部15は、前
記第1外壁面部12および第2外壁面部13が設けられ
た上面部11の端部より、それぞれやや内側によった位
置から車体方向に設けられる。この例において、各内壁
面部14および15は、後述する底面部16,17の方
向へ広がる傾斜状に形成されている。
【0015】前記第1内壁面部14および第2内壁面部
15の広がり角度は、形成される自動車用緩衝内装材1
0の大きさや強度などによって異なるが、前記内壁面部
14,15と車体表面とによって規定される角度θが約
62°≦θ≦90°程度が好ましい。
【0016】第1底面部16は、前記第1外壁面部12
の下端と第1内壁面部14の下端とを連結するように設
けられており、自動車用緩衝内装材10の車体側に配さ
れて車体取付面となる。同様に、第2底面部17は前記
第2外壁面部13の下端と第2内壁面部15の下端とを
連結するように設けられて車体取付面を形成する。この
第1底面部16は、図のように、前記上面部11,第1
外壁面部12,第1内壁面部14とによって中空部21
を、また第2底面部17は、前記上面部11,第2外壁
面部13,第2内壁面部15とによって中空部22をそ
れぞれ形成する。
【0017】この実施例において、前記第1内壁面部1
4と第2内壁面部15が設けられた上面部11内側には
上部内底面部19を有している。したがって、図から理
解されるように、前記中空部21および中空部22が、
この上部内底面部19を介して両側に設けられるように
構成される。それによって、上面部11が中空部21,
22を有する矩形体によって支持され、前記上面部11
に高い衝撃強度が付与される。前記上部内底面部19の
長さaは、設けられる上面部11の長さによって異なる
が、約0mm≦a≦11mm程度が好ましい。
【0018】かかる構造よりなる自動車用緩衝内装材1
0は、公知のクリップ部材よりなる取付部20,20に
よって車室内に取り付けられている。この取付部20,
20は前記第1底面部16と第2底面部17にそれぞれ
設けられていて、車室内(この例ではセンターピラー
P)の内側に設けられた溝部または孔部P2に係着させ
ることにより、自動車用緩衝内装材10を車体に固定す
る。この取付部20,20は前記内装材10の成形時に
型内にインサートとして配され、前記内装材10と一体
に形成される。また、後工程により内装材10の各底面
部16,17に取り付けてもよい。
【0019】この構造によれば、前記衝撃受け面となる
上面部11が第1外壁面部12,第2外壁面部13なら
びにその内側に形成される第1内壁面部14,第2内壁
面部15によって支持されている。したがって、図3か
ら理解されるように、衝撃のエネルギーは各壁面の弾性
変形によって吸収される。すなわち、図の(A)から理
解されるように、衝撃エネルギーEは、前記各外壁面部
12,13および内壁面部14,15によって支持され
る上面部11で受ける。衝撃エネルギーEを受けた上面
部11は、図の(B)および(C)に示されるように、
車体B側にたわみ、各壁面部12,13,14,15お
よび底面部16,17によって区画された中空部21,
22を変形させる。その際に、前記エネルギーEが吸収
される。そして、図の(D)に示されるように、各外壁
面部12,13および内壁面部14,15の弾性による
反発力E’で、前記内装材10の形状が復帰する。
【0020】
【発明の効果】以上図示し説明したように、この発明の
自動車用緩衝内装材によれば、各壁面部と底面部によっ
て区画された中空部が変形することにより、その衝撃エ
ネルギーを極めて効率よく吸収し、乗員を傷害から保護
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の自動車用緩衝内装材の一例を示す横
断面図である。
【図2】図1に示された自動車用緩衝内装材を車体に取
り付けた状態を示す要部の斜視図である。
【図3】この発明の内装材が衝撃を吸収する状態を段階
的に示した横断面図である。
【図4】一般的な自動車の前部の一例を示す斜視図であ
る。
【図5】その5−5線における断面図である。
【図6】図4の6−6線における拡大断面図である。
【符号の説明】
10 自動車用緩衝内装材 11 上面部 12 第1外壁面部 13 第2外壁面部 14 第1内壁面部 15 第2内壁面部 16 第1底面部 17 第2底面部 B 車体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡部 盾雄 愛知県安城市藤井町東長先8番地1 株式 会社イノアックコーポレーション桜井事業 所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂の中空成形品よりなり、 車室側に配置されて衝撃受け面となる上面部と、 前記上面部の両側に形成された第1外壁面部ならびに第
    2外壁面部と、 前記上面部の内側に形成された第1内壁面部ならびに第
    2内壁面部と、 車体側に配置されて車体取付面となる、前記第1外壁面
    部と第1内壁面部の下部に形成された第1底面部ならび
    に前記第2外壁面部と第2内壁面部の下部に形成された
    第2底面部とからなることを特徴とする自動車用緩衝内
    装材。
  2. 【請求項2】 請求項1において、第1内壁面部ならび
    に第2内壁面部が底面部方向へ広がる傾斜状に形成され
    た自動車用緩衝内装材。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、第1内壁面
    部ならびに第2内壁面部の間の上面部に上部内底面部を
    有する自動車用緩衝内装材。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1996005984A1 (fr) * 1994-08-25 1996-02-29 Mitsubishi Jidosha Kogyo Kabushiki Kaisha Structure d'absorption d'energie d'impact pour l'interieur d'un vehicule
US5992914A (en) * 1995-12-27 1999-11-30 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Trim member for vehicle
US6095591A (en) * 1996-10-25 2000-08-01 Nissan Motor Co., Ltd. Interior material for automotive vehicle

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US6050631A (en) * 1994-08-25 2000-04-18 Mitsubishi Jidosha Kogyo Kabushiki Kaisha Impact energy absorbing structure for vehicle cabin
US5992914A (en) * 1995-12-27 1999-11-30 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Trim member for vehicle
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US6309011B1 (en) 1996-10-25 2001-10-30 Nissan Motor Co., Ltd. Impact-absorbing system for automotive vehicle

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