JP3202486B2

JP3202486B2 - 自動車用トリム

Info

Publication number: JP3202486B2
Application number: JP15080794A
Authority: JP
Inventors: 清彦小原; 信彦高橋; 昭河合
Original assignee: Kasai Kogyo Co Ltd; Nissan Motor Co Ltd
Current assignee: Kasai Kogyo Co Ltd; Nissan Motor Co Ltd
Priority date: 1994-07-01
Filing date: 1994-07-01
Publication date: 2001-08-27
Anticipated expiration: 2016-08-27
Also published as: JPH0811538A

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は自動車のドアインナパネ
ルやリヤサイドインナパネル等、車室側部のパネル面に
装着されて、該パネル面を装飾する自動車用トリムに関
する。

【０００２】

【従来の技術】自動車用トリムの中には、例えば実開平
２−６４４２２号公報に示されているように、車両の側
面衝突時対策としてトリム本体の裏面にハニカム構造の
エネルギ吸収部を設け、車両の側面衝突時等に乗員が車
室側部へ慣性移動した場合に、このハニカム状のエネル
ギ吸収部の座屈変形によって衝突エネルギを吸収させ
て、乗員を保護するようにしたものが知られている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】エネルギ吸収部がハニ
カム構造であるため、樹脂材で型成形する場合、該エネ
ルギ吸収部をトリム本体と一体成形又は別体成形の如何
にかかわらず型抜きが困難で成形性が悪くなってしまう
ことは歪めない。

【０００４】また、エネルギ吸収部がハニカム構造であ
るため、座屈変形時の初期反力が大きくなって理想的な
低反力の変形モードが得にくくなってしまう。

【０００５】更に、前述のハニカム構造を樹脂材で形成
する場合、ハニカムの隔壁は成形上ある程度肉厚を大き
くする必要があることから、座屈変形時の初期反力を極
力低めるためには、トリム本体は裏面からの突出高を大
きくする必要があり、車室内スペースを狭めてしまうの
みならず、トリムの重量が嵩んで車体の軽量化に逆行し
てしまう不具合を生じる。

【０００６】そこで、本発明は成形性がよく、しかも、
座屈変形時の初期反力が低く理想的な変形モードが得ら
れる衝突エネルギ吸収用のリブを備えた自動車用トリム
を提供するものである。

【０００７】

【課題を解決するための手段】請求項１にあっては、車
室側部のパネル面に装着されて、該パネル面を装飾する
トリム本体の裏面に、前記パネル面に面した受圧部とそ
の両側の支脚部とでブリッジ状に形成した衝突エネルギ
吸収用のリブを設け、前記受圧部の前記パネル面に面し
た外面の略中央部に、支脚部と同一の形成方向に突起部
を設けてある。

【０００８】請求項２にあっては、リブの受圧部両側の
支脚部を傾斜して形成してある。

【０００９】請求項３にあっては、リブをトリム本体と
別成形して、トリム本体の裏面に固着してある。

【００１０】請求項４にあっては、トリム本体がドアイ
ンナパネル面に装着されたドアトリムであって、リブを
該ドアトリムのドアウエスト部裏面に設けられた樹脂製
のインナシールブラケットの裏面に一体成形してある。

【００１１】請求項５にあっては、リブをインナシール
ブラケットと別成形して、インナシールブラケットの裏
面に固着してある。

【００１２】請求項６にあっては、リブの受圧部にその
一端縁から突起部の両脇に沿うスリットを設けてある。

【００１３】請求項７にあっては、リブの内側に衝突エ
ネルギ吸収部材を配設してある。

【００１４】請求項８にあっては、リブの内側に配設し
た衝突エネルギ吸収部材として発泡樹脂材を用いてい
る。

【００１５】請求項９にあっては、リブの内側に配設し
た衝突エネルギ吸収部材を、受圧部の裏面に突起部と平
行に一体成形した補助支脚部で構成している。

【００１６】

【作用】請求項１によれば、車両の側面衝突時等に乗員
が車室側部へ慣性移動し、もしくは、車体パネルと共に
トリム本体が車室方向に変形移動して、乗員とトリム本
体とが干渉し、トリム本体の裏面のリブに軸方向に衝突
荷重が作用すると、このリブがトリム本体と車体パネル
との間で座屈変形して衝突エネルギを吸収する。

【００１７】この時、衝突エネルギー吸収用のリブは受
圧部とその両側の支脚部とでブリッジ状に形成されてい
て、受圧部の外面略中央部には突起部を備えているた
め、該突起部が車体パネルから衝突荷重を入力すること
によって始めに受圧部が曲げ変形し、この受圧部の曲げ
変形に続いて両側の支脚部がスムーズに座屈変形して、
変形時の初期反力を小さく抑えて効率よく衝突エネルギ
を吸収することができる。

【００１８】また、リブの大きさや受圧部、支脚部の肉
厚を変えることによって衝突エネルギ吸収量を任意に調
整することができ、最適な衝突エネルギ吸収特性を得る
ことができる。

【００１９】一方、このような衝突エネルギ吸収特性上
の利点とは別に、リブはブリッジ状であり、かつ、突起
部を支脚部と同一の形成方向に一体成形してあるから、
樹脂材で型成形する場合に成形型の型抜きを容易に行
え、成形性を向上することができる。

【００２０】更に、リブは座屈変形がスムーズに行われ
て変形有効ストロークを十分に確保できることから、ト
リム本体裏面からの突出高を比較的小さく抑えることが
でき、車室内スペースを狭めることはない。

【００２１】請求項２によれば、支脚部を傾斜成形する
ことによって、該支脚部の倒れ剛性を変えることができ
るから、衝突エネルギ吸収特性を容易に調整することが
できる。

【００２２】請求項３によれば、リブをトリム本体と別
成形してあるから、トリム本体をリブ付き仕様とリブ無
し仕様とに共用化することができる。

【００２３】請求項４によれば、ドアトリムの場合、リ
ブをドアウエスト部裏面に設けられた樹脂製のインナシ
ールブラケットの裏面に一体成形することによって、部
品点数および部品管理工数を削減できてコストダウンを
図ることができる。

【００２４】請求項５によれば、リブをインナシールブ
ラケットと別成形してあるから、ドアトリムをリブ付き
仕様とリブ無し仕様とに共用化することができる。

【００２５】また、リブをインナシールブラケットと別
成形することにより、リブの成形性をより一層向上する
ことができる。

【００２６】請求項６によれば、受圧部はその一端縁よ
り突起部の両脇に沿うスリットを備えているため、リブ
に軸方向に作用する衝突荷重が小さい場合には、突起部
が撓み変形するだけでリブの座屈破損が免がれる。

【００２７】請求項７によれば、リブ内側の衝突エネル
ギ吸収部材の存在により、衝突エネルギ吸収量を増大す
ることができる。

【００２８】請求項８によれば、リブ内側の衝突エネル
ギ吸収部材として発泡樹脂材を用いることにより、リブ
内側への配設を容易に行うことができると共に、発泡密
度を変えることにより容易に衝突エネルギ吸収量を調整
できて、最適な衝突エネルギ吸収特性を得ることができ
る。

【００２９】請求項９によれば、リブ内側の衝突エネル
ギ吸収部材を、受圧部裏面に突起部と平行に補助支脚部
を一体成形して構成すれば、該補助支脚部の設置数によ
って衝突エネルギ吸収量を任意に調整でき、最適な衝突
エネルギ吸収性能を得ることができる。

【００３０】また、補助支脚部は突起部と平行に形成し
てあるから、樹脂材で型成形する場合に成形型の型抜き
を容易に行え、成形性に些かも支障を来すことはない。

【００３１】

【実施例】以下、本発明の実施例をドアトリムを例にと
って詳述する。

【００３２】図１〜５において、１はドア本体Ｄのドア
インナパネルＤａ面に図外のクリップ等によって装着さ
れた樹脂製のトリム本体で、その略中央部分にはアーム
レスト２を車室側に向けて膨出成形してあると共に、下
側部にポケット部３を設けてある。

【００３３】そして、このトリム本体１の裏面１ｂの所
要部位、つまり、車両の側面衝突等により図外の座席に
着座した乗員が側方へ慣性移動した際に最も荷重を受け
易い部位、例えば、座席に着座した乗員の着座重心とな
る腰部の側方に相当する部位と、着座した乗員の肩部の
側方に相当する部位にリブ４，４を設けてある。

【００３４】リブ４はドアインナパネルＤａに面してこ
れと平行な受圧部５と、その両側の支脚部６，６とでブ
リッジ状に形成してあり、該受圧部５の前記ドアインナ
パネルＤａに面した外面には支脚部６と同一の形成方向
に突起部７を一体成形してある。

【００３５】本実施例にあっては、トリム本体１の乗員
腰部側方に相当する部位のリブ４は比較的大型のリブ形
状としてトリム本体１の裏面１ｂに一体成形してある。

【００３６】また、トリム本体１の乗員肩部側方に相当
する部位、つまり、トリム本体１のドアウエスト部１ｗ
のリブ４は比較的小型のブリッジ状に形成して、該ドア
ウエスト部１ｗの裏面に配設された樹脂製のインナシー
ルブラケット８の裏面に前後方向に複数個一体に列設し
てある。

【００３７】インナシールブラケット８はドアウエスト
部１ｗの裏面に沿う弧状壁８ａと、ドアウエスト部１Ｗ
の折り返しフランジ１Ｆの裏面に沿うフランジ部８ｂと
を備えてドアウエスト部１Ｗの裏面に前後端部に亘って
接着もしくは融着して配設され、折り返しフランジ１Ｆ
面に設けた取付孔９にインナシール１０から切り起こし
た爪を挿通した後、この爪を折り曲げることによりイン
ナシール１０を支持するもので、リブ４はこのインナシ
ールブラケット８の弧状壁８ａの裏面に一体成形してあ
る。

【００３８】この弧状壁８ａにリブ４を一体成形する場
合、リブ４はその断面形状は受圧部５と支脚部６とでブ
リッジ状ではあっても、上端側が弧状壁８ａによって閉
塞されて全体として下側が開口したボックス状となる
が、これは、図外の成形型に組込んだスライド型によっ
て容易に成形することができる。

【００３９】以上の実施例構造によれば、車両の側面衝
突時等に乗員が車室側部へ慣性移動し、もしくは、ドア
インナパネルＤａと共にトリム本体１が車室方向に変形
移動して、乗員の腰部および肩部とトリム本体１とが干
渉し、リブ４に軸方向に衝突荷重が作用すると、該トリ
ム本体１とドアインナパネルＤａとの間でリブ４が座屈
変形し、このリブ４の座屈変形によって衝突エネルギが
吸収される。

【００４０】ここで、前記リブ４は受圧部５とその両側
の支脚部６とでブリッジ状に形成されていて、受圧部５
の外面略中央部に突起部７を備えているため、該突起部
７がドアインナパネルＤａから衝突荷重を入力すること
によって始めに受圧部５が曲げ変形し、この受圧部５の
曲げ変形に続いて両側の支脚部６がドアインナパネルＤ
ａに干渉してこれら支脚部６がスムーズに座屈変形し、
変形時の初期反力を小さく抑えて効率よく衝突エネルギ
を吸収することができる。

【００４１】また、前述のように乗員の腰部が干渉する
部位と肩部が干渉する部位とで、リブ４の大きさおよび
配設数を変えることによって衝突エネルギ吸収量を任意
に調整することができるから、最適な衝突エネルギ吸収
特性を得ることができる。

【００４２】また、この衝突エネルギ吸収量は受圧部５
および支脚部６の肉厚を変えることによっても容易に調
整することができる。

【００４３】一方、このような衝突エネルギ吸収特性上
の効果とは別に、リブ４は形状的に成形が容易なブリッ
ジ状に形成してあり、また、突起部７を支脚部６，６と
同一の形成方向に形成して、図外の成形型の型抜き方向
に一致させてあるから成形型の型抜きを容易に行え、成
形性を向上することができる。

【００４４】また、リブ４は前述のようにその座屈変形
がスムーズに行われて変形有効ストロークを十分に確保
できるから、トリム本体１の裏面１ｂからの突出高を比
較的小さく抑えることができ、従って、車室内スペース
を狭めることはない。

【００４５】前記実施例ではリブ４の支脚部６，６を受
圧部５と略直角に形成しているが、図６に示すように支
脚部６，６を外側へ適宜の角度で傾斜成形して、リブ４
を台形のブリッジ状に形成したり、あるいは、図７に示
すように支脚部６，６を同一の方向に傾斜成形すれば、
これら支脚部６，６はリブ４の座屈変形時に倒れ変形を
伴って座屈するようになるので、衝突エネルギ吸収特性
を容易に調整することができる。

【００４６】また、図８に示すように突起部７を受圧部
５から外側へ向けて膨出成形すれば、該突起部７の座屈
変形による衝突エネルギ吸収効果も得られるので、衝突
エネルギ吸収特性を容易に調整することができる。

【００４７】更に、前記実施例ではリブ４をトリム本体
１の裏面、およびインナシールブラケット８の弧状壁８
ａの裏面に一体成形しているが、リブ４をトリム本体１
やインナシールブラケット８と別体成形して所要部位に
固着するようにしてもよい。

【００４８】これは、例えば図９に示すようにリブ４を
連結片４ａを介して複数個開断面に一体成形し、連結片
４ａを弧状壁８ａの裏面に接着又は融着して、リブ４の
複数個をドアウエスト部１ｗの裏面に集合配置すればよ
い。

【００４９】また、例えば図５に示したトリム本体１の
トリム基板１ａを樹脂製のベースプレート１１として置
き換えて、リブ４を該ベースプレート１１と一体成形
し、このベースプレート１１を介してトリム本体１の裏
面１ｂの所要部位に固着するようにすればよい。

【００５０】これら何れの場合も、リブ４を別成形する
ため、トリム本体１又はインナシールブラケット８をリ
ブ付き仕様とリブ無し仕様とに共用化できるのみならず
リブ４の成形性を向上でき、特に図９に示した実施例に
あってはリブ４の成形にスライド型が不要となるから成
形性を著しく向上することができる。

【００５１】図１０，１１に示す実施例は、リブ４の受
圧部５にその下端縁から突起部７の両脇に沿ってスリッ
ト１２を設けたものである。

【００５２】この実施例によれば、例えば車両の側面衝
突が軽衝突で、リブ４に軸方向に作用する衝突荷重が小
さい場合には、突起部７が図１１の鎖線で示すようにリ
ブ４の内側に撓み変形するだけで、リブ４の座屈破損が
免がれ、リブ４やトリム本体１を交換しなくても済む利
点がある。

【００５３】図１２，１３に示す実施例は何れもリブ４
の内側に衝突エネルギ吸収部材１３を配設して、衝突エ
ネルギ吸収量を増大するようにしたものである。

【００５４】図１２に示す実施例は、衝突エネルギ吸収
部材１３として、例えばポリウレタン等の発泡樹脂材１
４を用いたもので、この実施例によれば発泡樹脂材１４
の発泡密度を変えることにより衝突エネルギ吸収量を容
易に調整できる他、リブ４の内側への配設を容易に行う
ことができる。

【００５５】図１３に示す実施例は、リブ４の受圧部５
の裏面に、突起部７と平行に１つ又は複数個の補助支脚
部１５を一体成形して衝突エネルギ吸収部１３を構成し
たものである。

【００５６】この実施例によれば値補助支脚部１５の設
置数やその肉厚の設定により衝突エネルギ吸収量を任意
に調整でき、最適な衝突エネルギ吸収性能を得ることが
できる。

【００５７】また、補助支脚部１５は突起部７と平行に
形成して、図外の成形型の型抜き方向に一致させてある
から成形型の型抜きを容易に行え、成形性に些かも支障
を来すことはない。

【００５８】

【発明の効果】以上、本発明によれば次に列挙する効果
を奏せられる。

【００５９】(1) トリム本体の裏面に設けた衝突エネル
ギ吸収用のリブは受圧部とその両側の支脚部とでブリッ
ジ状に形成され、この受圧部の外面略中央部には突起部
を備えていて、該突起部が車体パネルから衝突荷重を入
力することによって始めに受圧部が曲げ変形し、つづい
て両側の支脚部がスムーズに座屈変形するから、変形時
の初期反力を小さく抑えて効率よく衝突エネルギを吸収
でき、乗員を安全に保護することができる。

【００６０】(2) リブの大きさや受圧部、支脚部の肉厚
を変えることによって衝突エネルギ吸収量を任意に調整
することができ、要求される最適な衝突エネルギ吸収特
性を得ることができる。

【００６１】(3) リブを形状的に成形が容易なブリッジ
状に形成し、突起部を支脚部と同一の形成方向に形成し
てあるから、樹脂材で型成形する場合に成形型の型抜き
が容易となり、成形性を向上できてコストダウンを図る
ことができる。

【００６２】(4) リブは座屈変形がスムーズに行われて
変形有効ストロークを十分に確保できるから、トリム本
体裏面からの突出高を比較的小さく抑えることができ、
車室内スペースを狭めることがない。

【００６３】(5) リブの支脚部を傾斜成形することによ
って、該支脚部の倒れ剛性を変えることができるので、
衝突エネルギ吸収特性を容易に調整できて設計の自由度
を拡大できる。

【００６４】(6) リブをトリム本体と別成形することに
より、トリム本体をリブ付き仕様とリブ無し仕様とに共
用化できてコストダウンを図ることができる。

【００６５】(7) ドアトリムの場合、リブをドアウエス
ト部裏面に設けられた樹脂製のインナシールブラケット
の裏面に一体成形することによって、部品点数及び部品
管理工数を削減できてコストダウンを図ることができ
る。

【００６６】(8) リブをインナシールブラケットと別成
形することにより、ドアトリムをリブ付き仕様とリブ無
し仕様とに共用化でき、かつ、リブの成形性を向上でき
るのでコストダウンを図ることができる。

【００６７】(9) リブの受圧部はその一端縁より突起部
の両脇に沿うスリットを備えているため、リブに軸方向
に作用する衝突荷重が小さい場合、突起部が撓み変形す
るだけでリブの座屈破損が免がれ、修理時にリブやトリ
ム本体の交換を伴うことがない。

【００６８】(10) リブの内側に衝突エネルギ吸収部材
を配設することにより、衝突エネルギ吸収量を増大する
ことができる。

【００６９】(11) 衝突エネルギ吸収部材として発泡樹
脂材を用いれば、その発泡密度を変えることにより衝突
エネルギ吸収量を容易に調整できて設計の自由度を拡大
できる。

【００７０】(12) 衝突エネルギ吸収部材を、リブの受
圧部裏面に突起部と平行に補助支脚部を一体成形して構
成すれば、補助支脚部数や肉厚の設定により衝突エネル
ギ吸収量を容易に調整できて設計の自由度を拡大でき
る。

【００７１】(13) 補助支脚部は突起部と平行に形成し
て、成形型の型抜き方向を一致させてあるから、成形性
を些かも損なうことはない。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例を示す斜視図。

【図２】同実施例のドアウエスト部を裏側から見た部分
拡大斜視図。

【図３】図２のＡ矢視図。

【図４】図２のＢ−Ｂ線に沿う断面図。

【図５】図１のＣ−Ｃ線に沿う断面図。

【図６】本発明の第２実施例を示す図４と同様の断面
図。

【図７】本発明の第３実施例を示す図４と同様の断面
図。

【図８】本発明の第４実施例を示す図４と同様の断面
図。

【図９】本発明の第５実施例を示す図４と同様の断面
図。

【図１０】本発明の第６実施例を示す図２と同様の斜視
図。

【図１１】図１０のＤ矢視図。

【図１２】本発明の第７実施例を示す図５と同様の断面
図。

【図１３】本発明の第８実施例を示す図５と同様の断面
図。

【符号の説明】

１トリム本体４リブ５受圧部６支脚部７突起部

フロントページの続き (72)発明者河合昭神奈川県横浜市神奈川区宝町２番地日産自動車株式会社内 (56)参考文献実開昭49−131610（ＪＰ，Ｕ) 実開平２−64422（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.⁷，ＤＢ名) B60J 5/00 B60R 13/02 B60R 21/04

Claims

(57)【特許請求の範囲】

【請求項１】車室側部のパネル面に装着されて、該パ
ネル面を装飾するトリム本体の裏面に、前記パネル面に
面した受圧部とその両側の支脚部とでブリッジ状に形成
した衝突エネルギ吸収用のリブを設け、前記受圧部の前
記パネル面に面した外面の略中央部に、支脚部と同一の
形成方向に突起部を設けたことを特徴とする自動車用ト
リム。
【請求項２】支脚部を傾斜成形したことを特徴とする
請求項１記載の自動車用トリム。
【請求項３】リブをトリム本体と別成形して、トリム
本体の裏面に固着したことを特徴とする請求項１，２記
載の自動車用トリム。
【請求項４】トリム本体がドアインナパネル面に装着
されたドアトリムであって、リブを該ドアトリムのドア
ウエスト部裏面に設けられた樹脂製のインナシールブラ
ケットの裏面に一体成形したことを特徴とする請求項
１，２記載の自動車用トリム。
【請求項５】リブをインナシールブラケットと別成形
して、インナシールブラケットの裏面に固着したことを
特徴とする請求項４記載の自動車用トリム。
【請求項６】受圧部にはその一端縁から突起部の両脇
に沿うスリットを設けたことを特徴とする請求項１〜５
の何れかに記載の自動車用トリム。
【請求項７】リブの内側に衝突エネルギ吸収部材を配
設したことを特徴とする請求項１〜６の何れかに記載の
自動車用トリム。
【請求項８】衝突エネルギ吸収部材が発泡樹脂材であ
る請求項７記載の自動車用トリム。
【請求項９】衝突エネルギ吸収部材が受圧部の裏面に
突起部と平行に一体成形した補助支脚部である請求項７
記載の自動車用トリム。