JP3148899B2 - 車両用フレームレスシート - Google Patents

車両用フレームレスシート

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JP3148899B2 JP23613691A JP23613691A JP3148899B2 JP 3148899 B2 JP3148899 B2 JP 3148899B2 JP 23613691 A JP23613691 A JP 23613691A JP 23613691 A JP23613691 A JP 23613691A JP 3148899 B2 JP3148899 B2 JP 3148899B2
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健雄 川出
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として自動車のリヤ
シートに適用されるフレームレスシートに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車のリヤシートは、シートフ
レームを埋設した状態で発泡成形したクッション材を表
皮で覆って形成され、或いはシートフレームにクッショ
ン材を重ね、表皮によりシートフレームとクッション材
とを一体化して形成されるを一般とし、シートフレーム
においてリヤシートを車体に固定している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のシートはシ
ートフレームを備えるため重量が重くなり、車重を軽量
化して燃費性を改善する上でシートの軽量化を図ること
が望まれている。本発明は、かかる要望に鑑み、シート
フレームを省略して軽量化を図れるようにした車両用シ
ートを提供することをその目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
本発明シートは、車室後部の隔壁を構成する車体部分に
直接載置されるシート用のクッション材と、該クッショ
ン材を覆う表皮とから成る車両用フレームレスシートに
おいて、該クッション材は、シートバック部とシート座
部とが一体成形されて成り、該シートバック部と該シー
ト座部とに、前記車体部分の該シートバック部が載置さ
れる部分と前記車体部分の該シート座部が載置される部
分とに形成した凹凸に嵌合する凹凸を形成すると共に、
該シートバック部上縁部の前記表皮の端末と、該シート
座部前縁部の前記表皮の端末とに夫々ステーを縫着して
取付け、該ステーを車体に係止具で固定することを特
徴としたことを特徴とする。
【0005】
【作用】車室後部の隔壁を構成する車体部分がシートフ
レームとなり、シート自体にはシートフレームが無くて
も良く、シートの軽量化が図れる。又、表皮の端末を車
体に直接固定すると、表皮の端末に固定部において局部
的に無理な力がかかるおそれがあるが、本発明では、上
記の如くシートバック部上縁部及びシート座部前縁部の
表皮の端末をこれらに夫々縫着したステーを介して車体
に固定しているため、表皮端末への局部的な応力の作用
を防止して、表皮端末の破断を生じないようにすること
ができる。さらに、クッション材のシートバック部とシ
ート座部とに夫々形成した凹凸を、車体部分の該シート
バック部が載置される部分と前記車体部分の該シート座
部が載置される部分とに形成した凹凸に嵌合させて、シ
ートの上下方向及び水平方向の位置ずれを規制すること
ができ、表皮端末にシートのずれに起因した無理な力が
作用することを防止できる。ところで、本発明のように
クッション材を車体に直接載置する場合、シートベルト
を如何にしてクッション材を通して車体に取付けるかが
問題になるが、この問題は車体に対するシートベルトの
取付部に合致するクッション材の部分に切欠き部を形成
することで解決できる。そして、この切欠き部に対応す
る表皮付きの分割クッション材を設けて、シートベルト
取付後に該分割クッション材を切欠き部に装着すれば良
い。
【0006】
【実施例】図示の実施例は自動車のリヤシートに本発明
を適用したもので、図1を参照して、1は自動車車体の
車室後部の隔壁を示し、該隔壁1はリヤホイール部分に
おいて上方にオフセットさせた床部1aとその後端の立
上り部1bとで構成され、該隔壁1に布製その他の表皮
2で覆われたシート用のクッション材3を直接載置せし
めるようにした。
【0007】該クッション材3は、シート座部3aとシ
ートバック部3bとを一体成形して成るもので、シート
座部3aを隔壁1の床部1aと、シートバック部3bを
隔壁1の立上り部1bとで支承するようにし、更に床部
1aにシートベルト取付部4間に位置する凹部1cと、
立上り部1bに横方向にのびる凹部1dとを形成すると
共に、シート座部3aとシートバック部3bとにこれら
凹部1c、1dに対応する凸部3c、3dを形成し、該
各凸部3c、3dを各凹部1c、1dに嵌合させてクッ
ション材3を隔壁1に位置決めし、シート座部3aの前
後方向及び横方向のずれやシートバック部3bの上下方
向のずれを生じないようにした。又、隔壁1の適所にベ
ルベットファスナや両面接着テープ等の貼着具5を取付
けて、クッション材3を隔壁1に仮止めし得るようにし
た。
【0008】前記表皮2は、クッション材3の発泡成形
に際し型内にセットされてクッション材3と一体化さ
れ、或いはクッション材3の表面に接着されてクッショ
ン材3と一体化されており、隔壁1にクッション材3の
載置部周縁において表皮2の端末を固定するようにし
た。これを詳述するに、シート座部3aの前縁側の表皮
端末2aに、図2に示す如く、横方向に長手のステー6
1を巻き込むようにして縫着し、該端末2aをその横方
向複数箇所において該ステー61を貫通するビス等の係
止具7により床部1aの前端に固定し、又シートバック
部3bの上縁側の表皮端末2bに、図3及び図4に示す
如く、立上り部1bの上端に重合する横方向に長手のス
テー62を縫着し、該ステー62をその横方向複数箇所に
おいてビス等の係止具7により立上り部1bの上端に固
定した。尚、該ステー62にはリヤトレイライニング8
を受ける受座6aが形成されており、該ライニング8に
よりステー62を目隠しするようにした。又、前記各ス
テー61、62及び後記するステー63は、ポリプロピレ
ン等の合成樹脂で形成されている。
【0009】前記シートベルト取付部4に合致するクッ
ション材3の部分は切欠かれており、この切欠き部9に
位置する表皮端末2cを、図5及び図6に示す如く、こ
れに縫着した二股形状のステー63を介してビス等の係
止具7によりシートベルト取付部4に固定し、更にシー
トベルト10をその端部のアンカー10aにおいて該取
付部4に固定した後、シートベルト10を切欠き部9か
ら引出した状態で表皮11a付きの分割クッション材1
1を切欠き部9に装着し、該取付部9を目隠しするよう
にした。分割クッション材11はその側面に取付けたベ
ルベットファスナ等の貼着具11bによって切欠き部9
に着脱自在に係止されるものとし、該分割クッション材
11を引き抜くことでクッション材3を取外すことなく
シートベルトの交換作業を行い得られるようにした。
【0010】以上、本発明を自動車のリヤシートに適用
した実施例について説明したが、2人乗りの自動車の運
転席及び助手席のシートとしても本発明を適用できる。
【0011】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1の発明によれば、車室後部の隔壁をシートフレームと
して利用でき、シート自体にはシートフレームを設ける
必要がなく、シート重量を軽くして車重の軽量化を図る
ことができ、しかも、表皮端末を保護してシートの取付
けの安定性を向上できる。又、請求項の発明によれ
ば、シートベルトをクッション材の切欠き部を通して車
体に取付けることができ、シートベルトの取付け及び交
換が容易になり、且つシートベルトの取付部は切欠き部
に装着される分割クッション材で目隠しされて、体裁を
損うことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明実施の一例の斜視図
【図2】 図1のII-II線截断面図
【図3】 図1のIII-III線截断面図
【図4】 図3の平面図
【図5】 図1のV-V線截断面図
【図6】 図5のVI-VI線截断平面図
【符号の説明】
1 隔壁 1c、1d 凹部 2 表皮 2a、2b、2c 端末 3
クッション材 3c、3d 凸部 4 シー
トベルト取付部 61、62、63 ステー 7 係止具 9 切
欠き部 10 シートベルト 11 分割クッション材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭57−79029(JP,U) 実開 昭58−33(JP,U) 実開 平1−93136(JP,U) 実開 平1−85118(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60N 2/00 - 2/72 A47C 31/02 B60R 22/26 B68G 7/05

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車室後部の隔壁を構成する車体部分に直接
    載置されるシート用のクッション材と、該クッション材
    を覆う表皮とから成る車両用フレームレスシートにおい
    て、該クッション材は、シートバック部とシート座部と
    が一体成形されて成り、該シートバック部と該シート座
    部とに、前記車体部分の該シートバック部が載置される
    部分と前記車体部分の該シート座部が載置される部分と
    に形成した凹凸に嵌合する凹凸を形成すると共に、該シ
    ートバック部上縁部の前記表皮の端末と、該シート座部
    前縁部の前記表皮の端末とに夫々ステーを縫着して取付
    け、該ステーを車体に係止具で固定することを特徴と
    する車両用フレームレスシート。
  2. 【請求項2】車体に対するシートベルトの取付部に合致
    する前記クッション材の部分を切欠き、この切欠き部に
    着脱自在な表皮付きの分割クッション材を設けたことを
    特徴とする請求項に記載の車両用フレームレスシー
    ト。
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