JP3264630B2 - 内装トリムにおけるポケット構造 - Google Patents

内装トリムにおけるポケット構造

Info

Publication number
JP3264630B2
JP3264630B2 JP28870996A JP28870996A JP3264630B2 JP 3264630 B2 JP3264630 B2 JP 3264630B2 JP 28870996 A JP28870996 A JP 28870996A JP 28870996 A JP28870996 A JP 28870996A JP 3264630 B2 JP3264630 B2 JP 3264630B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pocket
slide plate
door
back cover
sides
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP28870996A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10129355A (ja
Inventor
信明 近藤
明夫 篠宮
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kasai Kogyo Co Ltd
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Kasai Kogyo Co Ltd
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kasai Kogyo Co Ltd, Nissan Motor Co Ltd filed Critical Kasai Kogyo Co Ltd
Priority to JP28870996A priority Critical patent/JP3264630B2/ja
Publication of JPH10129355A publication Critical patent/JPH10129355A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3264630B2 publication Critical patent/JP3264630B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車用ドアト
リム,リヤサイドトリム,ラゲージサイドトリム等の内
装トリムにおけるポケット構造に関するもので、特に、
ポケット内にマップ類や大型の本類等の他にカード類や
紙片等を確実に収容できるようにした内装トリムにおけ
るポケット構造に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、自動車室内には、道路マップ等、
種々の備品を収容するためにドアトリムやリヤサイドト
リム等にポケットが設置されている。
【0003】図8,図9は、従来のポケットを設置した
自動車用ドアトリムを示すもので、ドアトリム1の表面
側には、ほぼ中央に乗員が肘を掛けて休めるようにアー
ムレスト2が車室内側に膨出するように形成されている
とともに、アームレスト2の下方に道路マップ等の各種
備品を収容するドアポケット3が設置されている。
【0004】このドアポケット3は、合成樹脂の射出成
形体からなり、上部にポケット用開口3aを備え、両側
縁、並びに下縁の裏面に所定間隔毎に取付用ボス3bが
突設形成されており、ドアトリム1の裏面側からビス3
cを上記取付用ボス3bに締付固定することにより、ド
アトリム1の表面下側所定箇所に取り付けられるが、ド
アポケット3内に収容する小物類等の収容,取出操作を
簡単に行なえるように、ドアポケット3のポケット深さ
(図中hで示す)は、それ程深く設定することができな
いのが実情である。
【0005】上記ドアポケット3はドアトリム1と別体
に形成されているが、この他に図示はしないがドアトリ
ム1の表面下側にポケット用開口を形成し、ドアトリム
の裏面側にポケットの裏当て板を取り付けることによ
り、ドアトリム1と一体にドアポケットを形成する構造
のものも採用されているが、ドアトリムと一体型のドア
ポケットにおいても上述したようにポケット深さhはそ
れ程深く設定されていない。
【0006】このように、従来のドアポケット3では、
ドアトリム1と一体、あるいは別体の双方において、ポ
ケット深さhをそれ程深く設定できないため、例えば、
マップ類M等をドアポケット3内に収容した場合、図示
するようにマップ類Mが室内側に倒れ込み、急ハンドル
や走行中の振動、あるいはドアの開閉操作等によりドア
ポケット3からマップ類Mが室内側に脱落するという不
具合が指摘されている。
【0007】この対策として、例えば、実公平8−50
70号公報で示すようなドアポケットが公知である。
【0008】すなわち、図10に示すように、ドアポケ
ット3の前壁4の内側にプラスチック板からなるカバー
部材5が配置されており、このカバー部材5は前壁4と
同程度の高さを有し、上端両側には、断面が半円状の小
ロッド6が突設されている。
【0009】そして、側壁7の波形のガイド孔8内に小
ロッド6を挿入して、ガイド孔8の凹凸部で小ロッド6
を適宜停止させることにより、カバー部材5を保持する
という構成である。
【0010】従って、小ロッド6をガイド孔8内で移動
させることにより、カバー部材5は上下動可能となり、
ポケット容量を調整でき、例えば、マップ類等の保持も
可能となる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述したカバ
ー部材5は、上端両側に設けた小ロッド6により、保持
されるという構成であるため、例えば、カバー部材5の
スライド操作時、左右側の小ロッド6にほぼ均一の力を
加えなければならず、また異物が挾まる可能性もあり、
円滑なスライド操作性がそれ程期待できないばかりか、
波形のガイド孔8内に半円状の小ロッド6が係合して、
カバー部材5がロックされる構成であるため、確実なロ
ック状態とスムーズな操作性とは相反することになる。
【0012】すなわち、確実なロック状態を確保するに
は、ガイド孔8に小ロッド6を密に係合させなければな
らず、この係合状態を解除して、スライド操作するに
は、多大の力を要するとともに、逆に操作性を考慮し
て、小ロッド6がガイト孔8内で移動を容易なものにす
ると、カバー部材5の確実なロック状態を得ることは困
難となる。
【0013】更に、カバー部材5を保持するために、側
壁7を上方に延設する必要があり、波形のガイド孔8や
小ロッド6先端部分が車室内側に露出しており、体裁
上、あるいは安全上、好ましいものではなかった。
【0014】この発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたもので、ドアトリム,リヤサイドトリム等の内装ト
リムの表面下側の限られたスペースにポケットを設置す
る内装トリムにおけるポケット構造において、スライド
プレートを設置してポケット内にマップ類や大型の本等
を収容しても、急ハンドル等により、室内側にマップ類
や本等が倒れ込むことがなく、マップ類等の確実な保持
を可能にするとともに、スライドプレートの操作性を高
め、かつ、意匠性を向上させた内装トリムにおけるポケ
ット構造を提供することを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、内装トリムの表面下側に、ポケット用開
口が開設され、このポケット用開口の背面側に樹脂成形
体からなるポケットバックカバーが取り付けられること
により、ポケットが形成されるとともに、ポケットの前
面プレートの内面側に上下方向にスライドするスライド
プレートを設置してなる内装トリムにおけるポケット構
造において、前記ポケットバックカバーの両側に段付フ
ランジが形成され、この段付フランジの外周フランジが
ポケットの前面プレート内面に固定され、段付フランジ
の内周フランジと前面プレートとの間でスライドプレー
トがスライド自在に支持されることを特徴とする。
【0016】ここで、内装トリムとしては、自動車用ド
アトリム,リヤサイドトリム,ラゲージサイドトリム等
への適用が可能であり、ポケットとしては、これら内装
トリムに開設されるポケット用開口と、このポケット用
開口の裏面側に取り付けられるポケットバックカバーと
から構成されており、ポケットバックカバーとしては、
背面壁,側面壁,底面壁が形成されたボックス状のもの
が使用される。
【0017】更に、ポケットの前面プレートの内面側に
スライド自在に装着されるスライドプレートとしては、
上下に手動でスライドできる構成であり、スライドプレ
ートの両側部において、ポケットの前面プレート内面
と、ポケットバックカバーの両側に形成された段付フラ
ンジの内周フランジとの間でスライド自在に支持されて
いる。
【0018】すなわち、前面プレート内面に上下方向に
沿って延びるリブを形成する一方、段付フランジの内周
フランジ内面においてもこれと対応するようにリブを相
手側に向けて上下方向に条設しておき、両者のリブ間で
スライドプレートを挾持するようにしてもよい。
【0019】また、ポケットバックカバーにおける両側
の段付フランジの少なくとも一方側にスライドプレート
を所定のスライド位置でロックできるロック機構を備え
ても良い。
【0020】例えば、ポケットの前面プレートとポケッ
トバックカバーの段付フランジ(内周フランジ)との間
に位置するスライドプレートに上下方向に延びるガイド
孔を開設し、このガイド孔の両側に撓み性をもつ舌片を
上下方向所定間隔毎に並設しておき、このガイド孔に挿
入する取付用ボスを前面プレートの内面側に突設形成
し、ガイド孔の舌片により取付用ボスがガイド孔の所定
位置で係合する構成にすれば、スライドプレートが所望
のスライド位置でロック保持できる。
【0021】以上の構成から明らかなように、ポケット
内にマップ類や大型の本類等を収容する際、ポケットの
前面プレートの内面に設置されたスライドプレートを手
動により上方に引き上げれば、このスライドプレートの
上縁でマップ類や本類等を保持することができ、走行中
の急ハンドル等によりマップ類や本類等が室内側に倒れ
込むことがない。
【0022】更に、スライドプレートの保持構造は、内
装トリムにおける前面プレートの所定箇所にポケットバ
ックカバーを取り付ける際、ポケットバックカバーの段
付フランジを内装トリム側に取り付ければ、ポケットバ
ックカバーの取付工程と同時にスライドプレートの支持
が完了する。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る内装トリムに
おけるポケット構造の実施形態について、添付図面を参
照しながら詳細に説明する。
【0024】図1乃至図6は本発明の一実施形態を示す
もので、図1はドアポケットを設置したドアトリムを示
す外観図、図2は同ドアトリムの構成を示す断面図、図
3,図4はドアポケットの構成を示す各分解斜視図、図
5,図6はドアポケットの構成を示す縦断面図,横断面
図である。
【0025】また、図7は本発明に使用するスライドプ
レートの変形態様を示す要部斜視図である。
【0026】まず、図1乃至図6に基づいて、本発明を
ドアトリムのドアポケット構造に適用した実施形態につ
いて説明する。
【0027】図1,図2において、自動車用ドアトリム
10は、上下2分割体からなり、ドアトリムアッパー2
0とドアトリムロア30とから構成されている。
【0028】更に詳しくは、ドアトリムアッパー20
は、タルクを混入したポリプロピレン樹脂をモールドプ
レス成形により所要形状に成形された樹脂芯材21の表
面に塩化ビニル樹脂パウダーをスラッシュ成形により所
要形状に成形したスラッシュ表皮22を貼着し、更に中
接部においてクロス23が表面側に装着されている。
【0029】一方、ドアトリムロア30は、これもタル
クを混入したポリプロピレン樹脂をモールドプレス成形
により成形された樹脂芯材31の表面に塩ビシート裏面
にポリエチレンフォームを裏打ちした積層表皮材32を
貼着して構成されている。
【0030】尚、ドアトリムアッパー20とドアトリム
ロア30との接合構造については、本発明では要部では
ないので、ここでは説明は省略するが、通常、ドアトリ
ム10に設置されるアームレスト11の裏側で行なわれ
る。
【0031】そして、ドアトリム10のドアトリムロア
30にドアポケット40が設置されているが、このドア
ポケット40の構成としては、図3に示すように、ドア
トリムロア30にポケット用開口41が開設されるとと
もに、ドアトリムロア30の内面側にABS樹脂をボッ
クス状に射出成形してなるポケットバックカバー50が
取り付けられ、ドアトリムロア30のポケット用開口4
1下方のポケット前面プレート42と、ポケットバック
カバー50の背面壁50a,側面壁50b,底面壁50
cにより所望のポケット空間を形成している。
【0032】更に、ドアポケット40の前面プレート4
2の内面には、PP樹脂板,ABS樹脂板等からなるス
ライドプレート60が上下方向にスライド可能に取り付
けられている。
【0033】ところで、本発明は、このスライドプレー
ト60の取り付けが簡単に行なえるとともに、特に、ス
ライドプレート60の両側部をポケットカバー50の両
側に設けた段付フランジ51内で支持,ロックすること
により、見栄えを向上させたポケット構造を提供するこ
とが特徴である。
【0034】図4において、スライドプレート60の支
持構造について説明すると、まず、ドアトリムロア30
の内面側には、ガイド機能をもつ取付用ボス33が突設
形成されているとともに、ポケットバックカバー50の
外周縁に対応するように複数箇所に固定用ボス34が裏
面側に向けて突設形成されている。
【0035】そして、ポケットバックカバー50の両側
に設けられている段付フランジ51は、内周フランジ5
2と外周フランジ53とを備えており、上記取付用ボス
33,固定用ボス34と対応するように、内周フランジ
52に取付用ボス33を取り付ける取付孔54が開設さ
れているとともに、外周フランジ53には固定用ボス3
4を取り付ける取付孔55が複数箇所に開設されてい
る。
【0036】一方、スライドプレート60はスライド操
作用の操作用把手61が設けられているとともに、上記
ガイド機能を有する取付用ボス33をガイドするガイド
孔62が上下方向に沿って長孔状に開設されている。
【0037】また、ドアトリムロア30、並びにポケッ
トバックカバー50にはそれぞれ対応してリブ35,5
6が条設されており、ドアトリムロア30にポケットバ
ックカバー50、並びにスライドプレート60を取り付
けるには、以下の要領で行なう。
【0038】すなわち、ドアポケット40の前面プレー
ト42の内面にスライドプレート60を添設し、スライ
ドプレート60のガイド孔62内に取付用ボス33を挿
入させて正確に位置決めした後、ポケットバックカバー
50を所定位置に取り付け、ポケットバックカバー50
の外周フランジ53の取付孔55内に固定用ボス34を
挿入するとともに、ガイド機能を備えた取付用ボス33
をポケットバックカバー50の内周フランジ52の取付
孔54内に挿入して、これら取付用ボス33,固定用ボ
ス34の先端を熱カシメ加工することにより、ポケット
バックカバー50、並びにスライドプレート60をドア
トリムロア30に取り付けてドアポケット40を形成す
る。
【0039】尚、ガイド機能を備えた取付用ボス33
は、段部33aがポケットバックカバー50の取付孔5
4の縁部に係合して、ドアポケット40の厚み方向の位
置決めができる構成になっており、取付用ボス33にお
いては、その先端を熱カシメ加工の代わりにビス止め等
の固定手段を用いても良く、また、段部33aに替え
て、取付用ボス33の外周にプレート状リブを設けても
良い。
【0040】このように、本発明に係るドアポケット4
0においては、図5,図6に示すように、スライドプレ
ート60はポケットバックカバー50の両側に設けた段
付フランジ51に形成したリブ56とドアトリムロア3
0のリブ35によりスライドプレート60の両側部分が
表裏面側から支持されている。
【0041】従って、ポケットバックカバー50とスラ
イドプレート60の取り付けを同時に行なえ、取付作業
が簡単に行なえるとともに、スライドプレート60両側
の支持部分は外部に目立たず、極めて体裁が良く、しか
も、ポケット内にスライドプレート60の取付部が露出
しないため、裏面の平面化が達成でき、手触感が向上す
る。
【0042】更に、取付用ボス33がスライドプレート
60のガイド孔62内に挿入されており、かつ、ガイド
孔62の両側にバネ性を有する舌片63が上下所定ピッ
チ間隔毎に複数個、形成されており、この舌片63と取
付用ボス33とでロック機構を構成し、このロック機構
により所定のスライド位置でスライドプレート60を確
実にロック保持できる。
【0043】また、所望ならば、この取付用ボス33を
廃止して、ドアトリムロア30内面に形成されるリブ3
5とポケットバックカバー50に形成されるリブ56に
よりスライドプレート60を挾持して、摩擦抵抗力を調
整することにより、スライドプレート60の保持を行な
っても良く、この場合、構造がより簡素化でき、コスト
ダウンに寄与できるという利点がある。
【0044】以上のように、本発明に係るドアポケット
40構造においては、ドアポケット40の前面プレート
42の内面側に上下方向にスライド可能なスライドプレ
ート60を設置して、ドアポケット40内にマップ類や
大型の本類等を収容した際、スライドプレート60を上
方に持ち上げて所定のスライド位置でロックすれば、急
ハンドルやドアの開閉操作によってもマップ類や大型の
本類等が室内側に倒れ込んでも、スライドプレート60
の上縁でこれを保持することができ、マップ類や大型の
本類等の確実な収容が可能となる。
【0045】更に、ポケットバックカバー50の両側に
設けた段付フランジ51とドアポケット40の前面プレ
ート42との間でスライドプレート60を支持する構造
であるため、スライドプレート60両側の支持部分は外
部に目立たず、体裁が良いとともに、ドアポケット40
内に取付用の突起等が露出することがない。
【0046】尚、図中符号64はスキ防止用としてスラ
イドプレート60の内面側の上下方向に設けられたリブ
を示す。
【0047】次に、図7は本発明に使用するスライドプ
レート60の変形態様を示すもので、このスライドプレ
ート60にはバネ片65が形成されており、このバネ片
65をドアポケット40の前面プレート42内面に弾接
させることにより、スライドプレート60のガタツキを
防止できるという利点がある。
【0048】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明に係る内装ト
リムにおけるポケット構造は、以下に記載する格別な作
用効果を有する。
【0049】(1)本発明は、ポケットバックカバーの
両側に設けた段付フランジとポケットの前面プレートと
の間でスライドプレートの両側をスライド可能に支持す
るという構成であるため、ポケット内にマップ類や大型
の本類等を収容した場合、手動によりスライドプレート
を上方に引き上げれば、マップ類や大型の本類等をスラ
イドプレートの上縁により確実に支持でき、走行中の振
動等により、マップ類が室内側に倒れ込むことがなく、
マップ類や大型の本類等の確実な保持が可能になるとい
う効果を有する。
【0050】(2)本発明は、ポケットバックカバーの
両側に設けた段付フランジとポケットの前面プレートと
の間でスライドプレートの両側部分をスライド可能に支
持するという構成であるため、ポケットバックカバーと
スライドプレートとをポケット部分に同一工程で取り付
けることができ、取付工数を大幅に簡素化できるという
効果を有する。
【0051】(3)本発明は、ポケットバックカバーの
両側の段付フランジとポケットの前面プレートとの間で
スライドプレートの両側部分をスライド可能に支持する
という構成であるため、スライドプレートは両側部分を
除いたほぼ全面において平面化することができ、取付用
の突起等がポケット内に露出することがなく、シンプル
な外観,手触感を付与できるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したドアポケットを装備するドア
トリムを示す外観図。
【図2】図1中II−II線断面図。
【図3】本発明を適用したドアポケットの一実施形態を
示す分解斜視図。
【図4】図3に示すドアポケットにおけるスライドプレ
ートの支持部分の構成を示す分解斜視図。
【図5】図1中V −V 線断面図。
【図6】図1中VI−VI線断面図。
【図7】本発明に使用するスライドプレートの別実施形
態を示す斜視図。
【図8】ドアポケットを装備した従来のドアトリムを示
す外観図。
【図9】図8中IX−IX線断面図。
【図10】従来のドアポケット構造を示す断面図。
【符号の説明】
10 自動車用ドアトリム 20 ドアトリムアッパー 30 ドアトリムロア 33 取付用ボス 34 固定用ボス 35 リブ 40 ドアポケット 41 ポケット用開口 42 前面プレート 50 ポケットバックカバー 51 段付フランジ 52 内周フランジ 53 外周フランジ 54,55 取付孔 56 リブ 60 スライドプレート 62 ガイド孔 63 舌片 64 リブ 65 バネ片
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−109597(JP,A) 特開 平10−109596(JP,A) 実開 平5−65632(JP,U) 実開 平4−22288(JP,U) 実公 平8−5070(JP,Y2)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内装トリム(10)の表面下側に、ポケ
    ット用開口(41)が開設され、このポケット用開口
    (41)の背面側に樹脂成形体からなるポケットバック
    カバー(50)が取り付けられることにより、ポケット
    (40)が形成されるとともに、ポケット(40)の前
    面プレート(42)の内面側に上下方向にスライドする
    スライドプレート(60)を設置してなる内装トリムに
    おけるポケット構造において、 前記ポケットバックカバー(50)の両側に段付フラン
    ジ(51)が形成され、この段付フランジ(51)の外
    周フランジ(53)がポケット(40)の前面プレート
    (42)内面に固定され、段付フランジ(51)の内周
    フランジ(52)と前面プレート(42)との間でスラ
    イドプレート(60)がスライド自在に支持されること
    を特徴とする内装トリムにおけるポケット構造。
  2. 【請求項2】 ポケットバックカバー(50)の両側に
    設けられた段付フランジ(51)の少なくとも一方側に
    は、この段付フランジ(51)の内周フランジ(52)
    とポケット(40)の前面プレート(42)との間にス
    ライドプレート(60)を所望のスライド位置でロック
    するロック機構が付設されていることを特徴とする請求
    項1記載の内装トリムにおけるポケット構造。
JP28870996A 1996-10-30 1996-10-30 内装トリムにおけるポケット構造 Expired - Fee Related JP3264630B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28870996A JP3264630B2 (ja) 1996-10-30 1996-10-30 内装トリムにおけるポケット構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28870996A JP3264630B2 (ja) 1996-10-30 1996-10-30 内装トリムにおけるポケット構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10129355A JPH10129355A (ja) 1998-05-19
JP3264630B2 true JP3264630B2 (ja) 2002-03-11

Family

ID=17733679

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28870996A Expired - Fee Related JP3264630B2 (ja) 1996-10-30 1996-10-30 内装トリムにおけるポケット構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3264630B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104442609B (zh) * 2014-12-11 2016-04-06 安徽江淮汽车股份有限公司 汽车的门内饰板以及汽车

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10129355A (ja) 1998-05-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2106357B1 (en) Integrated soft center floor console
US6135528A (en) Combined storage compartment and garage door opening transmitter storage and actuating compartment
US20060197353A1 (en) Vehicle instrument panel having movable storage compartment
JP3264630B2 (ja) 内装トリムにおけるポケット構造
JP3918978B2 (ja) 自動車用ドアトリム
JP4530359B2 (ja) 内装用ライニングにおけるポケット構造
JPH1178701A (ja) 自動車用収納装置
JP2008273456A (ja) 車両用内装部品
JPH10109596A (ja) 内装トリムにおけるポケット構造
JP4579429B2 (ja) 車載用電子機器
JPH10264729A (ja) 内装トリムにおけるポケット構造
JP3427591B2 (ja) 自動車用室内トリム
JPH10109597A (ja) 内装トリムにおけるポケット構造
JP3148899B2 (ja) 車両用フレームレスシート
JP3214692B2 (ja) 内装トリムにおけるポケット構造
JPH0649230Y2 (ja) 自動車用リヤシート装置
JP2002104083A (ja) 車両内装部材の物品ホルダ
JP2779757B2 (ja) 自動車
KR0139683Y1 (ko) 자동차 콘솔 덮개의 체결구
JP4458343B2 (ja) 別部品の取付構造
JP2008290589A (ja) 車両用内装部品
JP3617932B2 (ja) 車両用ポケット構造
JPH1058974A (ja) 自動車用ドアトリム
JP2000318531A (ja) 車両用物品収納装置
JPH1086670A (ja) 自動車用ドアトリム

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20011214

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees