JP2008290589A - 車両用内装部品 - Google Patents

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Abstract

【課題】 外観性能及び機能性能を向上させることができる車両用内装部品を提供する。
【解決手段】 車両用ドアグリップ50は搭乗者が把持可能に車両用ドアトリム100に設けられ、グリップベース52と、グリップベース52の少なくとも一部を表飾すると共に外方に向けて突出する係止爪56Dを含む係止部56Bが形成されたグリップフィニッシャ56と、グリップフィニッシャ56と共にグリップベース52の周りを表装しグリップフィニッシャ56の係止部56Bと係合する係合部46が形成されたエスカッション40の上側グリップカバー44を含むグリップカバー54とを備え、グリップベース52は、グリップフィニッシャ56の係止部56Bの内方への動きを規制する規制部(係止片53A,53B)が形成されている。この規制部60により上側グリップカバー44の係合部46とグリップフィニッシャ56の係止部56Bとの係合状態を保持する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、車両用内装部品に関する。
自動車の内装には、車体の側壁パネルの室内面側に取付けられるドアトリム、リヤサイドトリム、ラゲージサイドトリム、あるいは、バックドアパネルの室内面側に取り付けられるバックドアトリム等の内装トリムが装備されている。この内装トリムは、表皮材及び樹脂基材等で構成された積層成形体で構成されている。
積層成形体としての車両用ドアトリム等は、座席に着座した搭乗者の腕を乗せておくための成形部品としての車両用アームレストが設けられている。この従来の車両用アームレストは、ドアトリムの車室内側に突出するよう形成されており、搭乗者が把持するためのドアグリップが設けられている。このドアグリップは、車室内の搭乗者が車両のドアの開閉操作等を行う際に使用される。
従来の車両用ドアグリップ構造は、樹脂成形体からなるグリップベースとグリップカバーとの二分割体で構成されており、グリップベースのフランジには係止爪が設けられており、グリップカバーのフランジには係合凹部が設けられている。この従来の車両用ドアグリップは、グリップベースのフランジの係止爪がグリップカバーのフランジの係合凹部に係合することにより中空状に構成されることが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−76807号公報
しかしながら、従来の車両用ドアグリップにおいては、グリップベースの係止爪をグリップカバーの係合凹部に係合させているだけであるため、車室内の搭乗者がドアグリップを強く把持等した場合には、グリップベースの係止爪が撓み変形するよう内方へ動いてしまい、グリップベースの係止爪とグリップカバーの係合凹部との係合状態が解除されるという問題が発生していた。この結果、グリップベースとグリップカバーの分割ラインが開いてしまい、ドアグリップの外観性能及び機能性能が低下するという問題が発生していた。この問題は、特に、搭乗者が把持することが多いドアグリップの上方で発生していた。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたもので、機能性能及び外観性能を向上させることができる車両用内装部品を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る車両用内装部品は、ベースと、前記ベースの少なくも一部を表飾すると共に外方に向けて突出する係止爪を含む係止部が形成された第1カバーと、前記第1カバーと共に前記ベースの周りを表装し、前記係止部と係合する係合部が形成された第2カバーと、を備え、前記ベースは、前記第1カバーに形成された係止部の内方への動きを規制する規制部が形成されている。
本発明によれば、ベースに形成された規制部により第1カバーの係止部の内方への動きを規制することができるため、第1カバーの係止部と第2カバーの係合部との係合状態を保持することができる。このため、車両用内装部品は機能性能及び外観性能を向上させることができる。
前記第1カバーの係止部は所定の斜面が形成され、前記規制部は、前記第1カバーの係止部の斜面の形状に合った斜面が形成されている。本発明によれば、規制部に形成された斜面が第1カバーの係止部の斜面の形状に対応しているため、第1カバーの係止部の斜面に対して規制部の斜面を当接させることができる。このため、規制部の斜面と第1カバーの係止部の斜面とが当接することにより第1カバーの係止部の内方への動きを規制することができる。
前記第2カバーは、前記ベースの上方に装着される上側カバーと、前記ベースの下方に装着される下側カバーとを備え、前記上側カバーは、内装部品の一部の枠を形成するエスカッションで構成されている。本発明によれば、第2カバーの上側カバーが内装部品のエスカッションで構成されているため、第1カバーの係止部を剛性が高い内装部品のエスカッションの係合部に係合させることができる。このため、規制部により第1カバーの係止部と第2カバーの係合部との係合状態を強化して保持しておくことができる。
本発明によれば、外観性能及び機能性能を向上させることができる車両用内装部品を提供することができる。
以下、本発明に係る車両用内装部品について添付図面を参照しながら、本発明を実施するための最良の形態を詳細に説明する。尚、本発明に係る車両用内装部品の例として車両用ドアグリップについて説明する。
本実施の形態による車両用ドアグリップについて図1乃至図8を用いて説明する。図1は本発明の実施形態による車両用ドアグリップを適用した車両用ドアトリム全体の外観図、図2は図1に示すアームレストの枠を形成するエスカッションを車両用ドアトリムから取外した状態を示す要部拡大図、図3は図2に示すエスカッションの裏面側の一部を示す要部拡大図、図4は図2に示す車両用ドアグリップのグリップベースの正面を示す全体図、図5は図4に示すグリップベース上方の裏面側を示す要部拡大図、図6は図4に示すグリップベース裏面側に装着するグリップフィニッシャを示す図、図7は図1に示すA−A線の断面図であり、エスカッションとグリップフニッシャとグリップベースの係合状態を説明する図、図8はグリップフィニッシャとグリップベースの係合構造の変形例であり、図7に対応する図である。
本実施形態による車両用ドアグリップ50は、図1に示すように、車両ドアの開閉時に使用するものであり、車室内の内装部品としての車両用ドアトリム100表面側に把手状に装着されている。まず、この車両用ドアトリム100の概略を説明する。
車両用ドアトリム100は、図1に示すように、車体パネル(図示省略)に内装され、車室内の側壁を構成する。この車両用ドアトリム100は、車両上方に配置されたドアトリムアッパー10と、車両下方に配置されたドアトリムロア12と、ドアトリムアッパー10とドアトリムロア12との間に配置されたドアトリムセンター14との分割体で構成され多色成形品である。このドアトリムアッパー10,ドアトリムロア12とドアトリムセンター14の各々の接合は、ビス等の締結具又は溶着装置等により固定される。
ドアトリムアッパー10とドアトリムセンター14は、保形性を有する樹脂基材と、樹脂基材の表面側に積層一体化される加飾機能を持つ表皮材等の積層成形体で構成されている。ドアトリムロア12は、保形性を有する樹脂基材からなる樹脂成形体である。尚、ドアトリムアッパー10、ドアトリムロア12とドアトリムセンター14は、射出成形やモールドプレス成形等により図示しない成型用金型内で成形される。
上述の樹脂基材としては、ポリプロピレン系樹脂、ポリエチレン系樹脂、アクリロニトリル/ブタジエン/スチレン(ABS)樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂等の汎用の熱可塑性樹脂により構成されている。
上述の表皮材としては、樹脂基材の表面に貼付される加飾材であり、織布、不織布、編布等の布地シート、あるいはこれら布地シートの裏面にポリエチレンフォーム等のポリオレフィン系樹脂フォーム、ポリウレタンフォーム等のクッション層を裏打ちした積層シート材料で構成されている。また、表皮材は、塩ビシートやTPO(サーモプラスチックオレフィン)シート、TPU(サーモプラスチックウレタン)シート等の合成樹脂シート、あるいはこれら合成樹脂シートの裏面にポリエチレンフォーム、ポリウレタンフォーム等のクッション層を裏打ちした積層シート材料であっても良い。
また、ドアトリムロア12は、図1に示すように、ドアトリムロア12の車両前方に配置されると共に車載用オーディオスピーカ(図示省略)の表面側に位置して、音声を車室内に出力させるための多数の貫通穴が形成されているスピーカグリル16と、ドアトリムロア12の中央部分に配置されると共に道路マップや小物等の各種備品を収容するドアポケット17と、ドアトリムロア12の車両後方に配置されると共に夜間乗降時のドア開閉の際に搭乗者の足下付近を照明する照明具のステップランプ(不図示)等が設けられて構成されている。
また、ドアトリムセンター14は、図1に示すように、アームレスト20と、複数のスイッチパネル30Aと、エスカッション40と、前述の車両用ドアグリップ50等が設けられて構成されている。
アームレスト20は、図1に示すように、車両用ドアトリム100の前方に配置される図示しない座席に着座した搭乗者が腕を乗せておくためのものであり、車両用ドアトリム100の車室内側に突出するよう形成されている。このアームレスト20は、アームレスト20の車両前方側に配置する操作部22と、アームレスト20の車両後方側に配置するクッション部24とで構成されている。
操作部22は、搭乗者が操作等をするためのものであり、前述の複数のスイッチパネル30Aと、エスカッション40と、前述の車両用ドアグリップ50が配置されている。クッション部24は、搭乗者の腕の肘部分からの荷重を吸収するポリウレタン系樹脂等のクッション材で構成されている。尚、クッション部24の表面は、ポリ塩化ビニル樹脂(PVC)等の軟質樹脂等で構成されている加飾材を被覆しても良い。
複数のスイッチパネル30Aは、ウィンドウガラスを昇降させるスイッチや車両ドアのドアロックを施錠及び解除するスイッチ等の操作スイッチ類を備え、該操作スイッチ類を車室側に表出するため複数のスイッチ用開口が開設されている。
エスカッション40は、図1及び図2,図3に示すように、所定形状の樹脂で形成され、アームレスト20の操作部22の枠を形成する装飾部材であり、かつ、アームレスト20の操作部22の縁部の溝に沿って嵌合するよう設けられている。このエスカッション40は、図2に示すように、エスカッション40の裏面側に、所定の間隔をあけて複数の取付用クリップ42(421〜227)を立設している。この複数の取付用クリップ42(421〜227)は、アームレスト20の操作部22の縁部の溝内に沿って開設する複数のクリップ取付用開口23(231〜237)内に取付けられる。尚、クリップ取付用開口23のうち、車両後方側に配置されたクリップ取付用開口231,237は、後述する車両用グリップ50のグリップベース52に設けられている。
また、エスカッション40は、図2及び図3に示すように、車両用グリップ50の後述するグリップカバー54の一部を構成する上側グリップカバー(上側カバー)44を備えている。このエスカッション40の上側グリップカバー44は、図3に示すように、上側グリップカバー44の裏面側に、複数の係合部46(461,462,463)が設けられており、かつ、前述の取付用クリップ421が配置されている。
車両用ドアグリップ50は、図1及び図2示すように、搭乗者が把持可能に略筒状に形成されており、アームレスト20の操作部22縁部の車両後方側からドアトリムセンター14の車両上方のウエスト側に向けて設定されている。この車両用ドアグリップ50は、図2,図4乃至図6に示すように、グリップベース(ベース)52と、グリップカバー(第2カバー)54と、グリップフィニッシャ(第1カバー)56との3つの部材から構成されており、このグリップベース52とグリップカバー54、グリップフィニッシャ56は、タルクを混入したポリプロピレン(PP)樹脂,ABS樹脂等の汎用の合成樹脂等の射出成形体で構成されている。また、車両用ドアグリップ50は、規制部60を更に備えている。
車両用ドアグリップ50は、ドアグリップ50表面側にグリップカバー54が位置し、グリップカバー54裏面側にグリップベース52が位置し、グリップベース52裏面側にグリップフィニッシャ56が位置するように設定されている。尚、グリップカバー54の表面は、軟質塩ビシート等をスラッシュ成形して得た表皮材等を加飾材として被包して構成しても良い。
グリップベース52は、図2,図4,図5に示すように、略平板状の上側ベース部52Aと内部が肉抜きされた断面略半円状の長尺体の下側ベース部52Bとで構成されており、かつ、車両用ドアグリップ50の芯材として汎用の熱可塑性樹脂等の射出成形体で構成されている。
グリップベース52は、グリップベース52の長手方向両端としての上側ベース部52Aの上方と下側ベース部52Bの下方に、ドアトリム100及び車体パネルに共締めするための複数の取付孔52Cが開設されている。この複数の取付孔52Cには図2に示すネジ等の取付具Aが挿入する。取付具Aが、この上側ベース部52Aと下側ベース部52Bの複数の取付孔52Cと図示しない車体パネルの取付孔とに挿入して締付け固定されるにより、グリップベース52はドアトリム100及び車体パネルに取り付けられる。
尚、上側ベース部52Aは、図2及び図4に示すように、エスカッション40の上側グリップカバー44の取付用クリップ421が挿入する前述のクリップ取付用開口231が開設されている。また、上側ベース部52Aは、図4及び図5に示すように、上側ベース部52Aの側部に突出する一対の係止片53A,53Bが設けられている。さらに、上側ベース部52Aは、図5に示すように、上側ベース部A52の裏面側に取付用開口52Dが開設されている。尚、下側ベース部52Bは、強固な剛性が得られるよう内面に格子状リブ(図示省略)が一体形成されている。
グリップカバー54は、図1乃至図4に示すように、断面略半円状の長尺体で構成されており、グリップベース52の表面に装着して、グリップフィニッシャ56と共にグリップベース52の周りを表装する装飾部材である。このグリップカバー54は、グリップベース52の上側ベース部52A表面に装着する前述のエスカッション40の上側グリップカバー(上側カバー)44と、グリップベース52の下側ベース部52B表面に装着する下側グリップカバー(下側カバー)55で構成されている。エスカッション40の上側グリップカバー44は、図2に示すように、車両用グリップ50が車両用ドアトリム100を介して車体パネルに取り付けられた後にエスカッション40をアームレスト20の操作部22に装着することにより、グリップベース52の上側ベース部52A上に配置される。
グリップフィニッシャ56は、図2及び図6に示すように、略C状のリング体で形成されており、グリップベース52の上側ベース部52Aの裏面側に装着し、グリップカバー54の表装側とは反対側を表装する。このグリップフィニッシャ56は、図6に示すように、グリップベース52の上側ベース部52A裏面の取付用開口52Dに挿着する取付クリップ56Aと、複数の係止部56B(56B1,56B2,56B3)と、複数の係止部56Bの座面として機能し内方に傾斜する斜面56Cと、複数の係止部56Bの先端に形成され外方に向けて突出する係止爪56Dとを備える。この係止部56B(56B1,56B2,56B3)は、エスカッション40の上側グリップカバー44の係合部46(461,462,463)に係合する。
規制部60は、図4及び図5,図7に示すように、グリップフィニッシャ56の係止部56B(56B1,56B2,56B3)の内方への動きを規制するものであり、グリップベース52の上側ベース部52Aの一対の係止片53A,53Bで構成されている。この規制部60を構成する係止片53A,53Bは、図7に示すように、グリップフィニッシャ56がグリップベース52の上側ベース部52Aの裏面側に装着した際、グリップフィニッシャ56の係止部56B(56B1,56B2,56B3)の座面下方に係着する。この規制部60によりグリップフィニッシャ56の係止部56B(56B1,56B2,56B3)の剛性は向上する。
図7に示すように、エスカッション40の上側グリップカバー44がグリップベース52の表面に装着すると、エスカッション40の上側グリップカバー44の複数の係合部46(461,462,463)は、規制部60により剛性が高められたグリップフィニッシャ56の係止部56B(56B1,56B2,56B3)に係合する。これにより、エスカッション40の上側グリップカバー44の複数の係合部46(461,462,463)とグリップフィニッシャ56の係止部56B(56B1,56B2,56B3)は、グリップフィニッシャ56とエスカッション40の上側グリップカバー44との間に設けられたグリップベース52の係止片53A,53Bで構成された規制部60により係合状態が保持される。したがって、車室内の搭乗者が車両用ドアグリップ50を強く把持等した場合であっても、規制部60により、グリップフィニッシャ56の係止部56B(56B1,56B2,56B3)はエスカッション40の上側グリップカバー44の複数の係合部46(461,462,463)側へ押さえ込まれるため、グリップフィニッシャ56の係止部56Bとエスカッション40の上側グリップカバー44の複数の係合部46との係合状態の解除は防止される。
上述の規制部60(グリップベース52の係止片53A,53B)は、グリップフィニッシャ56の係止部56Bの斜面56Cの形状に合った斜面62A,62Bが形成されている。この規制部60の斜面62A,62Bがグリップフィニッシャ56の係止部56Bの斜面56Cに当接することにより、グリップフィニッシャ56の係止部56B(56B1,56B2,56B3)の内方への動きを規制している。
上述のとおり、規制部60が、グリップフィニッシャ56の係止部56B(56B1,56B2,56B3)の内方への動きを規制するため、エスカッション40の上側グリップカバー44の複数の係合部46(461,462,463)とグリップフィニッシャ56の係止部56B(56B1,56B2,56B3)との係合状態を保持することができる。このため、エスカッション40の上側グリップカバー44とグリップフィニッシャ56との分割ラインが開くこと防止することができるため、車両用ドアグリップ50の外観性能及び機能性能を向上させることができる。また、本実施形態では、エスカッション40の上側グリップカバー44の複数の係合部46が係合する受け側が、グリップベース52とは別部品で構成されたグリップフィニッシャ56で構成されているため、グリップフィニッシャ56は、複数の係止部56Bを設定することができる。このため、グリップフィニッシャ56の複数の係止部56Bの成形性が向上する。
図8は車両用ドアグリップ50の変形例を説明する図である。図8に示す別の実施形態による車両用ドアグリップ50Aにおいては、前述のグリップフィニッシャ56’の係止部56B’の斜面56C’を更に内方へ長く延設し、かつ、係止部56B’の斜面56C’から係止部56B’の上方の頭部まで屈曲させている。また、グリップベース52’の上側ベース部52A’の係止片53A,53B’(規制部60’)の形成部分が、グリップフィニッシャ56’の係止部56B’の斜面56C’から係止部56B’の頭部までの面に嵌合するような形状で構成されている。これにより、グリップフィニッシャ56’の係止部56B’とグリップベース52’の上側ベース部52A’の係止片53’との係合性能が高まる。このため、規制部60’の機能性能が向上することにより、車両用ドアグリップ50Aの外観性能及び機能性能が一層向上する。
上述の実施形態では、規制部60が、グリップベース52の上側ベース部52Aの係止片53A,53Bで構成したが、本発明はこれに限られずに、規制部60は、グリップフィニッシャ56とグリップカバー54との間に設けられ、グリップフィニッシャ56の係止部56Bの内方への動きを規制するものであれば他の部材であっても良い。
また、上述の実施形態では、規制部60を構成する係止片53A,53Bは、グリップベース52の一部の上側ベース部52Aに形成されているが、本発明はこれに限られずに、規制部60を構成する係止片53A,53Bをグリップベース52全体の上側ベース部52Aと下側ベース部52Bとに形成するようにしても良い。この場合、グリップフィニッシャ56がグリップベース52裏面全体に装着されるように、グリップフィニッシャ56をグリップベース52の長手方向の長さに対応する長さに設定することが好ましい。
さらに、上述の実施形態では、グリップフィニッシャ56の係止部56Bが係合する係合部46は、グリップカバー54の一部を構成するエスカッション40の上側グリップカバー44に設けたが、本発明はこれに限定されず、規制部60がグリップベース52側部全体に設けられる場合には、係合部46はグリップカバー54の上側グリップカバー44と下側グリップカバー55に設定しても良い。また、本実施形態では、グリップカバー54は、エスカッション40の上側グリップカバー44と下側グリップカバー55との分割体で構成したが、本発明はこれに限定されず、エスカッション40から構成されない上側グリップカバーを用いても良く、また、グリップカバー54が分割体でなく一体型であっても良い。
また、上述の実施形態では、本発明に係る車両用内装部品の例として、車両用ドアトリムに設けられた車両用ドアグリップ50について説明したが、本発明はこれに限られずに、リヤサイドトリム、ラゲージサイドトリム、バックドアトリム、ピラーガーニッシュ、ルーフライニング、座席のシートバック、インストメントパネル等の車両用内装部品であれば何れにも適用可能である。尚、本発明に係る車両用内装部品には、走行中の急カーブ時等に乗員の身体を支えるためのアシストグリップが含まれる。
以上、本発明の好ましい実施例について詳述したが、本発明に係る車両用内装部品は、上述した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
本発明の実施形態による車両用ドアグリップを適用した車両用ドアトリム全体の外観図である。 図1に示すアームレストの枠を形成するエスカッションを車両用ドアトリムから取外した状態を示す要部拡大図である。 図2に示すエスカッションの裏面側の一部を示す要部拡大図である。 図2に示す車両用ドアグリップのグリップベースの正面を示す図である。 図4に示すグリップベース上方の裏面側を示す要部拡大図である。 図4に示すグリップベース裏面側に装着するグリップフィニッシャを示す図である。 図1に示すA−A線の断面図であり、エスカッションとグリップフニッシャとグリップベースの係合状態を説明する図である。 グリップフィニッシャとグリップベースの係合構造の変形例であり、図7に対応する図である。
符号の説明
100 車両用ドアトリム
10 ドアトリムアッパー
12 ドアトリムロア
14 ドアトリムセンター
16 スピーカグリル
17 ドアポケット
20 アームレスト
22 操作部
23 クリップ取付用開口
24 クッション部
30 スイッチパネル
40 エスカッション
42 複数の取付用クリップ
44 上側グリップカバー(上側カバー)
46 係合部
50 車両用ドアグリップ(車両用内装部品)
52 グリップベース(ベース)
52A 上側ベース部
52B 下側ベース部
52C 複数の取付孔
52D 取付用開口
53 係止片
54 グリップカバー(第2カバー)
55 下側グリップカバー(下側カバー)
56 グリップフィニッシャ(第1カバー)
56A 取付クリップ
56B 係止部
56C 斜面
56D 係止爪
60 規制部
62A、62B 斜面
A 取付具

Claims (3)

  1. ベースと、
    前記ベースの少なくも一部を表飾すると共に外方に向けて突出する係止爪を含む係止部が形成された第1カバーと、
    前記第1カバーと共に前記ベースの周りを表装し、前記係止部と係合する係合部が形成された第2カバーと、を備え、
    前記ベースは、前記第1カバーに形成された係止部の内方への動きを規制する規制部が形成されている、ことを特徴とする車両用内装部品。
  2. 前記第1カバーの係止部は所定の斜面が形成され、
    前記規制部は、前記第1カバーの係止部の斜面の形状に合った斜面が形成されている、ことを特徴とする請求項1に記載の車両用内装部品。
  3. 前記第2カバーは、前記ベースの上方に装着される上側カバーと、前記ベースの下方に装着される下側カバーとを備え、
    前記上側カバーは、内装部品の一部の枠を形成するエスカッションで構成されている、ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両用内装部品。
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