JPH10109597A - 内装トリムにおけるポケット構造 - Google Patents
内装トリムにおけるポケット構造Info
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- JPH10109597A JPH10109597A JP26572496A JP26572496A JPH10109597A JP H10109597 A JPH10109597 A JP H10109597A JP 26572496 A JP26572496 A JP 26572496A JP 26572496 A JP26572496 A JP 26572496A JP H10109597 A JPH10109597 A JP H10109597A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ドアトリム,リヤコーナートリム等に設置さ
れるポケット構造において、マップ類や大型の本類等の
収容取り出しが容易に行なえ、かつ、マップ類の室内側
への倒れ込みを防止するとともに、カード類や薄い紙片
等の確実な保護を図ることを課題とする。 【解決手段】 ポケット40の前面プレート42の内面
に上下方向にスライドプレート60を設置するととも
に、スライドプレート60と前面プレート42との間に
カード等が挾み込まれ、スライドプレート60のスライ
ド操作に支障を与えないように、スライドプレート60
の下端縁63を前面プレート42側に湾曲状に折曲形成
し、両者のクリアランスを小さく設定するか、あるいは
ポケットバックカバー50に前面プレート42とほぼ平
行な前面壁53を一体形成して、スライドプレート60
の下端縁63がポケット40内に露出するのを防止す
る。
れるポケット構造において、マップ類や大型の本類等の
収容取り出しが容易に行なえ、かつ、マップ類の室内側
への倒れ込みを防止するとともに、カード類や薄い紙片
等の確実な保護を図ることを課題とする。 【解決手段】 ポケット40の前面プレート42の内面
に上下方向にスライドプレート60を設置するととも
に、スライドプレート60と前面プレート42との間に
カード等が挾み込まれ、スライドプレート60のスライ
ド操作に支障を与えないように、スライドプレート60
の下端縁63を前面プレート42側に湾曲状に折曲形成
し、両者のクリアランスを小さく設定するか、あるいは
ポケットバックカバー50に前面プレート42とほぼ平
行な前面壁53を一体形成して、スライドプレート60
の下端縁63がポケット40内に露出するのを防止す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車用ドアト
リム,リヤサイドトリム,ラゲージサイドトリム等の内
装トリムにおけるポケット構造に関するもので、特に、
ポケット内にマップ類や大型の本類等の他にカード類や
紙片等を確実に収容できるようにした内装トリムにおけ
るポケット構造に関する。
リム,リヤサイドトリム,ラゲージサイドトリム等の内
装トリムにおけるポケット構造に関するもので、特に、
ポケット内にマップ類や大型の本類等の他にカード類や
紙片等を確実に収容できるようにした内装トリムにおけ
るポケット構造に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、自動車室内には、道路マップ等、
種々の備品を収容するためにドアトリムやリヤサイドト
リム等にポケットが設置されている。
種々の備品を収容するためにドアトリムやリヤサイドト
リム等にポケットが設置されている。
【0003】図13,図14は、従来のポケットを設置
した自動車用ドアトリムを示すもので、ドアトリム1の
表面側には、ほぼ中央に乗員が肘を掛けて休めるように
アームレスト2が車室内側に膨出するように形成されて
いるとともに、アームレスト2の下方に道路マップ等の
各種備品を収容するドアポケット3が設置されている。
した自動車用ドアトリムを示すもので、ドアトリム1の
表面側には、ほぼ中央に乗員が肘を掛けて休めるように
アームレスト2が車室内側に膨出するように形成されて
いるとともに、アームレスト2の下方に道路マップ等の
各種備品を収容するドアポケット3が設置されている。
【0004】このドアポケット3は、合成樹脂の射出成
形体からなり、上部にポケット用開口3aを備え、両側
縁、並びに下縁の裏面に所定間隔毎に取付用ボス3bが
突設形成されており、ドアトリム1の裏面側からビス3
cを上記取付用ボス3bに締付固定することにより、ド
アトリム1の表面下側所定箇所に取り付けられるが、ド
アポケット3内に収容する小物類等の収容,取出操作を
簡単に行なえるように、ドアポケット3のポケット深さ
(図中hで示す)は、それ程深く設定することができな
いのが実情である。
形体からなり、上部にポケット用開口3aを備え、両側
縁、並びに下縁の裏面に所定間隔毎に取付用ボス3bが
突設形成されており、ドアトリム1の裏面側からビス3
cを上記取付用ボス3bに締付固定することにより、ド
アトリム1の表面下側所定箇所に取り付けられるが、ド
アポケット3内に収容する小物類等の収容,取出操作を
簡単に行なえるように、ドアポケット3のポケット深さ
(図中hで示す)は、それ程深く設定することができな
いのが実情である。
【0005】従って、ドアポケット3内に道路マップや
大型の本等を収容した際、ドアの開閉操作等により、マ
ップ等が脱落するという不具合がある。
大型の本等を収容した際、ドアの開閉操作等により、マ
ップ等が脱落するという不具合がある。
【0006】上記ドアポケット3はドアトリム1と別体
に形成されているが、この他に図示はしないがドアトリ
ム1の表面下側にポケット用開口を形成し、ドアトリム
の裏面側にポケットの裏当て板を取り付けることによ
り、ドアトリム1と一体にドアポケットを形成する構造
のものも採用されているが、ドアトリムと一体型のドア
ポケットにおいても上述したようにポケット深さhはそ
れ程深く設定されていない。
に形成されているが、この他に図示はしないがドアトリ
ム1の表面下側にポケット用開口を形成し、ドアトリム
の裏面側にポケットの裏当て板を取り付けることによ
り、ドアトリム1と一体にドアポケットを形成する構造
のものも採用されているが、ドアトリムと一体型のドア
ポケットにおいても上述したようにポケット深さhはそ
れ程深く設定されていない。
【0007】この対策として、例えば、実公平8−50
70号公報で示すようなドアポケットが公知である。
70号公報で示すようなドアポケットが公知である。
【0008】すなわち、図15に示すように、ドアポケ
ット3の前壁4の内側にプラスチック板からなるカバー
部材5が配置されており、このカバー部材5は前壁4と
同程度の高さを有し、上端両側には、断面が半円状の小
ロッド6が突設されている。
ット3の前壁4の内側にプラスチック板からなるカバー
部材5が配置されており、このカバー部材5は前壁4と
同程度の高さを有し、上端両側には、断面が半円状の小
ロッド6が突設されている。
【0009】そして、側壁7の波形のガイド孔8内に小
ロッド6を挿入して、ガイド孔8の凹凸部で小ロッド6
を適宜停止させることにより、カバー部材5を保持する
という構成である。
ロッド6を挿入して、ガイド孔8の凹凸部で小ロッド6
を適宜停止させることにより、カバー部材5を保持する
という構成である。
【0010】従って、小ロッド6をガイド孔8内で移動
させることにより、カバー部材5は上下動可能となり、
ポケット容量を調整でき、例えば、マップ類等の保持も
可能となる。
させることにより、カバー部材5は上下動可能となり、
ポケット容量を調整でき、例えば、マップ類等の保持も
可能となる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述したカバ
ー部材5は、上端両側に設けた小ロッド6により、保持
されるという構成であり、カバー部材5と前壁4との間
には隙間が形成され、特に、カバー部材5の下縁はフリ
ーな状態であるため、ポケット内にカード類や薄い紙片
等を収容した際、カバー部材5のスライド操作時、カー
ド類等が前壁4内面とカバー部材5との間に入り込みや
すく、カバー部材5の円滑な操作性が期待できないばか
りか、カード類が折曲がり、損傷をうけやすく、確実な
収容ができないという問題点が指摘されていた。
ー部材5は、上端両側に設けた小ロッド6により、保持
されるという構成であり、カバー部材5と前壁4との間
には隙間が形成され、特に、カバー部材5の下縁はフリ
ーな状態であるため、ポケット内にカード類や薄い紙片
等を収容した際、カバー部材5のスライド操作時、カー
ド類等が前壁4内面とカバー部材5との間に入り込みや
すく、カバー部材5の円滑な操作性が期待できないばか
りか、カード類が折曲がり、損傷をうけやすく、確実な
収容ができないという問題点が指摘されていた。
【0012】更に、カバー部材5を保持するために、側
壁7を上方に延設する必要があり、波形のガイド孔8や
小ロッド6先端部分が車室内側に露出しており、体裁
上、あるいは安全上、好ましいものではなかった。
壁7を上方に延設する必要があり、波形のガイド孔8や
小ロッド6先端部分が車室内側に露出しており、体裁
上、あるいは安全上、好ましいものではなかった。
【0013】この発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたもので、ドアトリム,リヤサイドトリム等の内装ト
リムの表面下側の限られたスペースにポケットを設置す
る内装トリムにおけるポケット構造において、スライド
プレートを設置して、マップ類等の室内側への倒れ込み
を防止するとともに、特に、カード類や紙片を確実に収
容できる内装トリムにおけるポケット構造を提供するこ
とを目的としている。
れたもので、ドアトリム,リヤサイドトリム等の内装ト
リムの表面下側の限られたスペースにポケットを設置す
る内装トリムにおけるポケット構造において、スライド
プレートを設置して、マップ類等の室内側への倒れ込み
を防止するとともに、特に、カード類や紙片を確実に収
容できる内装トリムにおけるポケット構造を提供するこ
とを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る内装トリムにおけるポケット構造は、
内装トリムの表面下側に、内装トリムと一体、あるいは
別体にポケットが設置され、このポケットの前面プレー
ト内面に、上下方向にスライドする手動式のスライドプ
レートが配設されており、このスライドプレートの下端
縁が前面プレート内面側に湾曲状に折曲形成され、スラ
イドプレートの下側端末と前面プレート内面との間のク
リアランスが小さく設定されていることを特徴とする。
に、本発明に係る内装トリムにおけるポケット構造は、
内装トリムの表面下側に、内装トリムと一体、あるいは
別体にポケットが設置され、このポケットの前面プレー
ト内面に、上下方向にスライドする手動式のスライドプ
レートが配設されており、このスライドプレートの下端
縁が前面プレート内面側に湾曲状に折曲形成され、スラ
イドプレートの下側端末と前面プレート内面との間のク
リアランスが小さく設定されていることを特徴とする。
【0015】ここで、内装トリムとしては、自動車用ド
アトリム,リヤサイドトリム,ラゲージサイドトリム等
への適用が可能であり、また、ポケットとしては、内装
トリムと一体に形成しても、また、合成樹脂の射出成形
体からなる別体のポケットを内装トリムに取り付けるよ
うにしても良い。
アトリム,リヤサイドトリム,ラゲージサイドトリム等
への適用が可能であり、また、ポケットとしては、内装
トリムと一体に形成しても、また、合成樹脂の射出成形
体からなる別体のポケットを内装トリムに取り付けるよ
うにしても良い。
【0016】更に、スライドプレートは上下に手動でス
ライドできる構成であり、スライド時のガイド機構と、
所定のスライド位置でスライドプレートを保持できるロ
ック機構を備えていることが好ましい。
ライドできる構成であり、スライド時のガイド機構と、
所定のスライド位置でスライドプレートを保持できるロ
ック機構を備えていることが好ましい。
【0017】上記ガイド機構としては、ガイド孔構造、
ガイドレール構造等の適用が可能であり、ガイド孔構造
としては、ポケットの前面プレートと、スライドプレー
トの両者のうち、一方側に上下に延びるガイド孔を開設
し、他方側にガイド孔に沿って上下にガイドされるボス
等の突起を形成しておけば良く、また、ガイドレール構
造としては、一方側に上下に延びるガイドレールを条設
し、他方側にこのガイドレールに摺動可能に係止する係
止部を設ければ良い。
ガイドレール構造等の適用が可能であり、ガイド孔構造
としては、ポケットの前面プレートと、スライドプレー
トの両者のうち、一方側に上下に延びるガイド孔を開設
し、他方側にガイド孔に沿って上下にガイドされるボス
等の突起を形成しておけば良く、また、ガイドレール構
造としては、一方側に上下に延びるガイドレールを条設
し、他方側にこのガイドレールに摺動可能に係止する係
止部を設ければ良い。
【0018】次に、所定のスライド位置でスライドプレ
ートを保持するロック機構としては、ポケットの前面プ
レートの内面、あるいはスライドプレートの両者のうち
一方側に板バネ等を固定し、他方側にこの板バネと係合
する係合孔や係合凹部等を設けるか、板バネに替えて合
成樹脂の樹脂バネを形成する構造等が適用できる。
ートを保持するロック機構としては、ポケットの前面プ
レートの内面、あるいはスライドプレートの両者のうち
一方側に板バネ等を固定し、他方側にこの板バネと係合
する係合孔や係合凹部等を設けるか、板バネに替えて合
成樹脂の樹脂バネを形成する構造等が適用できる。
【0019】そして、ポケットの前面プレート内面とス
ライドプレートとの間には、これらガイド機構、ロック
機構を内装する関係で、かなりのクリアランスが設定さ
れるが、スライドプレートの下端縁においては前面プレ
ート側に向く折曲片が湾曲状に形成されている。
ライドプレートとの間には、これらガイド機構、ロック
機構を内装する関係で、かなりのクリアランスが設定さ
れるが、スライドプレートの下端縁においては前面プレ
ート側に向く折曲片が湾曲状に形成されている。
【0020】従って、スライドプレートの下側端末は前
面プレートと接しているか、あるいは少しのクリアラン
スを介して対峙しており、スライドプレートの下端縁は
ポケット室内に向く湾曲R面に設定されている。
面プレートと接しているか、あるいは少しのクリアラン
スを介して対峙しており、スライドプレートの下端縁は
ポケット室内に向く湾曲R面に設定されている。
【0021】更に、スライドプレートの下端縁にポケッ
トの前面プレートに当接するシール条片を形成すれば、
スライドプレート下端縁とポケット部の前面プレートと
のシール性が更に向上する。
トの前面プレートに当接するシール条片を形成すれば、
スライドプレート下端縁とポケット部の前面プレートと
のシール性が更に向上する。
【0022】また、本発明は、内装トリムの表面下側
に、ポケット用開口が開設され、このポケット用開口の
背面側に樹脂成形体からなるポケットバックカバーが取
り付けられることによりポケットが形成されるととも
に、ポケットの前面プレート内面に上下方向にスライド
する手動式のスライドプレートが配設された内装トリム
におけるポケット構造において、前記ポケットバックカ
バーには、ポケットの前面プレートとほぼ平行となる前
面壁が形成され、この前面壁により上下動操作時におけ
るスライドプレートの下端縁を覆うことを特徴とする。
に、ポケット用開口が開設され、このポケット用開口の
背面側に樹脂成形体からなるポケットバックカバーが取
り付けられることによりポケットが形成されるととも
に、ポケットの前面プレート内面に上下方向にスライド
する手動式のスライドプレートが配設された内装トリム
におけるポケット構造において、前記ポケットバックカ
バーには、ポケットの前面プレートとほぼ平行となる前
面壁が形成され、この前面壁により上下動操作時におけ
るスライドプレートの下端縁を覆うことを特徴とする。
【0023】上記ポケットバックカバーは、ABS樹脂
等の合成樹脂の射出成形体からなり、ポケット空間を形
成する背面壁,側面壁,底面壁を備える一方、ポケット
の前側に前面プレートとほぼ平行な前面壁が設けられて
いる。
等の合成樹脂の射出成形体からなり、ポケット空間を形
成する背面壁,側面壁,底面壁を備える一方、ポケット
の前側に前面プレートとほぼ平行な前面壁が設けられて
いる。
【0024】従って、このポケットバックカバーにより
ポケット空間が形成されるとともに、ポケットバックカ
バーとポケットの前面プレートとの間に上下方向にスラ
イドできるスライドプレートが設定されている。
ポケット空間が形成されるとともに、ポケットバックカ
バーとポケットの前面プレートとの間に上下方向にスラ
イドできるスライドプレートが設定されている。
【0025】上記スライドプレートのガイド機構及びロ
ック機構は、ポケットの前面プレートとスライドプレー
トとの間に介装しても良いが、ポケットバックカバーの
前面壁を利用して、ポケットの前面プレートとポケット
バックカバーの前面壁との間でスライドプレートを支持
しても良く、また、スライドプレートのロック機構をス
ライドプレートとポケットバックカバーの前面壁との間
に設置することも可能である。
ック機構は、ポケットの前面プレートとスライドプレー
トとの間に介装しても良いが、ポケットバックカバーの
前面壁を利用して、ポケットの前面プレートとポケット
バックカバーの前面壁との間でスライドプレートを支持
しても良く、また、スライドプレートのロック機構をス
ライドプレートとポケットバックカバーの前面壁との間
に設置することも可能である。
【0026】以上の構成から明らかなように、スライド
プレートの下端縁がポケットの前面プレート側に湾曲形
成されてスライドプレートの下側端末とポケットの前面
プレート内面との間のクリアランスが極めて狭く設定さ
れているか、あるいは、ポケットバックカバーに設けた
前面壁によりスライドプレートの下端縁が被覆される構
成であるため、ポケット内に紙片やカード類を収容して
も、スライドプレートとポケットの前面プレートとの間
にカード類や紙片が入り込むことがなく、スライドプレ
ートの円滑なスライド操作が期待できるとともに、紙片
やカード類がスライドプレート操作時に折れたりするこ
とがない。
プレートの下端縁がポケットの前面プレート側に湾曲形
成されてスライドプレートの下側端末とポケットの前面
プレート内面との間のクリアランスが極めて狭く設定さ
れているか、あるいは、ポケットバックカバーに設けた
前面壁によりスライドプレートの下端縁が被覆される構
成であるため、ポケット内に紙片やカード類を収容して
も、スライドプレートとポケットの前面プレートとの間
にカード類や紙片が入り込むことがなく、スライドプレ
ートの円滑なスライド操作が期待できるとともに、紙片
やカード類がスライドプレート操作時に折れたりするこ
とがない。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る内装トリムに
おけるポケット構造の実施形態について、添付図面を参
照しながら詳細に説明する。
おけるポケット構造の実施形態について、添付図面を参
照しながら詳細に説明する。
【0028】図1乃至図5は本発明の第1実施形態を示
すもので、図1はドアポケットを設置したドアトリムを
示す外観図、図2は同ドアトリムの構成を示す断面図、
図3はドアポケットの構成を示す分解斜視図、図4はド
アポケットの構成を示す断面図、図5はドアポケットに
使用するスライドプレートの変形態様を示す要部断面図
である。
すもので、図1はドアポケットを設置したドアトリムを
示す外観図、図2は同ドアトリムの構成を示す断面図、
図3はドアポケットの構成を示す分解斜視図、図4はド
アポケットの構成を示す断面図、図5はドアポケットに
使用するスライドプレートの変形態様を示す要部断面図
である。
【0029】また、図6乃至図8は本発明の第2実施形
態を示すもので、図6はドアポケットの構成を示す分解
斜視図、図7,図8は同ドアポケットの構成を示す各断
面図である。
態を示すもので、図6はドアポケットの構成を示す分解
斜視図、図7,図8は同ドアポケットの構成を示す各断
面図である。
【0030】更に、図9は第2実施形態の変形態様を示
すドアポケットの説明図、図10は同ドアポケットの構
成を示す断面図、図11,図12は第2実施形態の更に
変形態様を示すドアポケットの説明図並びに断面図であ
る。
すドアポケットの説明図、図10は同ドアポケットの構
成を示す断面図、図11,図12は第2実施形態の更に
変形態様を示すドアポケットの説明図並びに断面図であ
る。
【0031】まず、図1乃至図5に基づいて、本発明を
ドアトリムのポケット構造に適用した実施形態について
説明する。
ドアトリムのポケット構造に適用した実施形態について
説明する。
【0032】図1,図2において、自動車用ドアトリム
10は、上下2分割体からなり、ドアトリムアッパー2
0とドアトリムロア30とから構成されている。
10は、上下2分割体からなり、ドアトリムアッパー2
0とドアトリムロア30とから構成されている。
【0033】更に詳しくは、ドアトリムアッパー20
は、タルクを混入したポリプロピレン樹脂をモールドプ
レス成形により所要形状に成形された樹脂芯材21の表
面に塩化ビニル樹脂パウダーをスラッシュ成形により所
要形状に成形したスラッシュ表皮22を貼着し、更に中
接部においてクロス23が表面側に装着されている。
は、タルクを混入したポリプロピレン樹脂をモールドプ
レス成形により所要形状に成形された樹脂芯材21の表
面に塩化ビニル樹脂パウダーをスラッシュ成形により所
要形状に成形したスラッシュ表皮22を貼着し、更に中
接部においてクロス23が表面側に装着されている。
【0034】一方、ドアトリムロア30は、これもタル
クを混入したポリプロピレン樹脂をモールドプレス成形
により成形された樹脂芯材31の表面に塩ビシート裏面
にポリエチレンフォームを裏打ちした積層表皮材32を
貼着して構成されている。
クを混入したポリプロピレン樹脂をモールドプレス成形
により成形された樹脂芯材31の表面に塩ビシート裏面
にポリエチレンフォームを裏打ちした積層表皮材32を
貼着して構成されている。
【0035】尚、ドアトリムアッパー20とドアトリム
ロア30との接合は、本発明では要部ではないので説明
は省略するが、通常、ドアトリム10に設置されるアー
ムレスト11の裏面側で行なわれる。
ロア30との接合は、本発明では要部ではないので説明
は省略するが、通常、ドアトリム10に設置されるアー
ムレスト11の裏面側で行なわれる。
【0036】ところで、ドアトリム10のドアトリムロ
ア30にドアポケット40が設置されているが、このド
アポケット40の構成としては、図3に示すように、ド
アトリムロア30にポケット用開口41が開設されると
ともに、ドアトリムロア30の内面側にABS樹脂をボ
ックス状に射出成形してなるポケットバックカバー50
が取り付けられ、ドアトリムロア30のポケット用開口
41下方のポケット前面プレート42と、ポケットバッ
クカバー50の背面壁50a,側面壁50b,底面壁5
0cにより所望のポケット空間を形成している。
ア30にドアポケット40が設置されているが、このド
アポケット40の構成としては、図3に示すように、ド
アトリムロア30にポケット用開口41が開設されると
ともに、ドアトリムロア30の内面側にABS樹脂をボ
ックス状に射出成形してなるポケットバックカバー50
が取り付けられ、ドアトリムロア30のポケット用開口
41下方のポケット前面プレート42と、ポケットバッ
クカバー50の背面壁50a,側面壁50b,底面壁5
0cにより所望のポケット空間を形成している。
【0037】尚、ポケットバックカバー50は周縁に突
設された取付片51の取付孔51aにドアトリムロア3
0内面に突設したペグ(図示せず)を挿入し、ペグ先端
を熱カシメ、あるいはペグ先端にプッシュナットを嵌め
込んで固定する。
設された取付片51の取付孔51aにドアトリムロア3
0内面に突設したペグ(図示せず)を挿入し、ペグ先端
を熱カシメ、あるいはペグ先端にプッシュナットを嵌め
込んで固定する。
【0038】更に、ドアポケット40の前面プレート4
2の内面には、ABS樹脂板からなるスライドプレート
60が上下方向にスライド可能に取り付けられており、
このスライドプレート60は、ガイド機構並びにロック
機構により円滑な上下方向のスライド操作が期待でき、
かつ所定のスライド位置でロック保持できる構成であ
り、スライドプレート60の両側部はポケットバックカ
バー50の側面壁50b内面のフランジ52により支持
されている。
2の内面には、ABS樹脂板からなるスライドプレート
60が上下方向にスライド可能に取り付けられており、
このスライドプレート60は、ガイド機構並びにロック
機構により円滑な上下方向のスライド操作が期待でき、
かつ所定のスライド位置でロック保持できる構成であ
り、スライドプレート60の両側部はポケットバックカ
バー50の側面壁50b内面のフランジ52により支持
されている。
【0039】また、スライドプレート60のガイド機構
としては、スライドプレート60に上下方向に伸びるガ
イド孔61が開設される一方、ドアポケット40の前面
プレート42内面に裏面側に向けて突出する取付用ボス
43が形成され、スライドプレート60の裏面側からビ
ス44をガイド孔61内に挿入し、取付用ボス43内に
締付固定し、取付用ボス43に対して、スライドプレー
ト60のガイド孔61のガイド作用により、スライドプ
レート60はドアポケット40の前面プレート42の内
面側に上下方向にスライド可能に取り付けられている。
としては、スライドプレート60に上下方向に伸びるガ
イド孔61が開設される一方、ドアポケット40の前面
プレート42内面に裏面側に向けて突出する取付用ボス
43が形成され、スライドプレート60の裏面側からビ
ス44をガイド孔61内に挿入し、取付用ボス43内に
締付固定し、取付用ボス43に対して、スライドプレー
ト60のガイド孔61のガイド作用により、スライドプ
レート60はドアポケット40の前面プレート42の内
面側に上下方向にスライド可能に取り付けられている。
【0040】また、ドアポケット40の前面プレート4
2内面とスライドプレート60との間に所定クリアラン
スを確保するために、前面プレート42の内面には、上
下方向に伸びるクリアランス設定用のリブ42aが形成
されている。
2内面とスライドプレート60との間に所定クリアラン
スを確保するために、前面プレート42の内面には、上
下方向に伸びるクリアランス設定用のリブ42aが形成
されている。
【0041】次に、スライドプレート60のロック機構
としては、板バネ45が前面プレート42の内面所定箇
所に固定されており、この板バネ45のバネ片45aが
スライドプレート60の上下方向に所定ピッチ間隔で設
けられた係止孔62に係止することにより、所定のスラ
イド位置でスライドプレート60のロック保持が可能と
なる。
としては、板バネ45が前面プレート42の内面所定箇
所に固定されており、この板バネ45のバネ片45aが
スライドプレート60の上下方向に所定ピッチ間隔で設
けられた係止孔62に係止することにより、所定のスラ
イド位置でスライドプレート60のロック保持が可能と
なる。
【0042】従って、図4に示すように、ドアポケット
40内に道路マップや大型の本等を収容した後、スライ
ドプレート60を上方にスライド操作して所定のスライ
ド位置でロックすれば、走行中の急ハンドルやドアの開
閉操作により、マップ類M等が室内側に倒れ込もうとし
ても、スライドプレート60の上縁でこれを保持でき、
マップ類M等を確実に収容できる。
40内に道路マップや大型の本等を収容した後、スライ
ドプレート60を上方にスライド操作して所定のスライ
ド位置でロックすれば、走行中の急ハンドルやドアの開
閉操作により、マップ類M等が室内側に倒れ込もうとし
ても、スライドプレート60の上縁でこれを保持でき、
マップ類M等を確実に収容できる。
【0043】更に、本発明においては、このスライドプ
レート60の下端縁63がドアポケット40の前面プレ
ート42側に湾曲状に折曲形成されており、ポケット4
0内には湾曲面64が臨んでいるとともに、スライドプ
レート60の下側端末63aと前面プレート42内面と
は当接しているか、あるいは、微少クリアランスで対峙
していることになる。
レート60の下端縁63がドアポケット40の前面プレ
ート42側に湾曲状に折曲形成されており、ポケット4
0内には湾曲面64が臨んでいるとともに、スライドプ
レート60の下側端末63aと前面プレート42内面と
は当接しているか、あるいは、微少クリアランスで対峙
していることになる。
【0044】よって、ドアポケット40内にガソリンス
タンドの給油カード等のカード類や各種紙片を収容した
場合でもスライドプレート60と前面プレート42との
間にカード類Cが挾み込まれることや引っ掛かることが
なく、スライドプレート60の円滑なスライド操作が可
能になるとともに、カード類Cが折れ曲がったりするこ
とがない。
タンドの給油カード等のカード類や各種紙片を収容した
場合でもスライドプレート60と前面プレート42との
間にカード類Cが挾み込まれることや引っ掛かることが
なく、スライドプレート60の円滑なスライド操作が可
能になるとともに、カード類Cが折れ曲がったりするこ
とがない。
【0045】次いで、図5は本発明の第1実施形態の変
形態様を示すもので、スライドプレート60の下端縁6
3にシール条片65が延長形成されており、このシール
条片65は前面プレート42内面と弾接状態にあるた
め、スライドプレート60の下降操作時、このシール条
片65、並びに湾曲面64によりカード類Cはガイドさ
れて折れ曲がったり、スライドプレート60に挾み込ま
れることがない。
形態様を示すもので、スライドプレート60の下端縁6
3にシール条片65が延長形成されており、このシール
条片65は前面プレート42内面と弾接状態にあるた
め、スライドプレート60の下降操作時、このシール条
片65、並びに湾曲面64によりカード類Cはガイドさ
れて折れ曲がったり、スライドプレート60に挾み込ま
れることがない。
【0046】尚、図中符号66はスライドプレート60
の操作用把手を示す。
の操作用把手を示す。
【0047】以上説明した本発明の第1実施形態は、ド
アトリム10に一体にドアポケット40を設置する構造
について適用したが、ドアトリム10に別体のドアポケ
ットを設置する構造のものに適用することも可能であ
る。
アトリム10に一体にドアポケット40を設置する構造
について適用したが、ドアトリム10に別体のドアポケ
ットを設置する構造のものに適用することも可能であ
る。
【0048】次いで、本発明の第2実施形態について、
図6乃至図8を基に説明するが、第1実施形態と同一部
分には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図6乃至図8を基に説明するが、第1実施形態と同一部
分には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0049】図6に示すように、本実施形態において
は、ポケットバックカバー50の前面側には、ドアポケ
ット40の前面プレート42とほぼ平行となるように、
前面壁53が一体形成されており、ポケットバックカバ
ー50は、背面壁50a,側面壁50b,底面壁50c
に加えてこの前面壁53により所望のポケット空間を形
成しており、また、図7に示すように、ポケットバック
カバー50の取付片51の取付孔51a内にビス51b
を締付固定することにより、スライドプレート60の両
側はポケットバックカバー50のフランジ52により支
持されている。
は、ポケットバックカバー50の前面側には、ドアポケ
ット40の前面プレート42とほぼ平行となるように、
前面壁53が一体形成されており、ポケットバックカバ
ー50は、背面壁50a,側面壁50b,底面壁50c
に加えてこの前面壁53により所望のポケット空間を形
成しており、また、図7に示すように、ポケットバック
カバー50の取付片51の取付孔51a内にビス51b
を締付固定することにより、スライドプレート60の両
側はポケットバックカバー50のフランジ52により支
持されている。
【0050】従って、図8に示すように、スライドプレ
ート60の内面側にはポケットバックカバー50が取り
付けられており、ポケットバックカバー50の前面壁5
3がスライドプレート60の下端縁63を覆うように構
成されているため、ドアポケット40内にカード,名
刺,薄い紙片等のカード類Cを収容した場合、これらカ
ード類Cがスライドプレート60と前面プレート42と
の間に挾み込まれることがなく、カード類Cの確実な保
護を図るとともに、カード類Cがスライドプレート60
の下端縁に挾まれることがないため、円滑なスライドプ
レート60のスライド操作が確保できる。
ート60の内面側にはポケットバックカバー50が取り
付けられており、ポケットバックカバー50の前面壁5
3がスライドプレート60の下端縁63を覆うように構
成されているため、ドアポケット40内にカード,名
刺,薄い紙片等のカード類Cを収容した場合、これらカ
ード類Cがスライドプレート60と前面プレート42と
の間に挾み込まれることがなく、カード類Cの確実な保
護を図るとともに、カード類Cがスライドプレート60
の下端縁に挾まれることがないため、円滑なスライドプ
レート60のスライド操作が確保できる。
【0051】次に、図9,図10に示す変形態様は、基
本的には前述したポケットバックカバー50に前面壁5
3をドアポケット40の前面プレート42とほぼ平行と
なるように設け、カード類Cの確実な保護を図る点は同
一であるが、この変形態様においては、ドアポケット4
0の前面プレート42とポケットバックカバー50の前
面壁53との間でスライドプレート60をスライド自在
に支持したことが特徴である。
本的には前述したポケットバックカバー50に前面壁5
3をドアポケット40の前面プレート42とほぼ平行と
なるように設け、カード類Cの確実な保護を図る点は同
一であるが、この変形態様においては、ドアポケット4
0の前面プレート42とポケットバックカバー50の前
面壁53との間でスライドプレート60をスライド自在
に支持したことが特徴である。
【0052】すなわち、ドアポケット40の前面プレー
ト42の内面並びにポケットバックカバー50の前面壁
53の外面にそれぞれスライドプレート60の表裏面に
当接する支持リブ46,54が形成されており、この支
持リブ46,54によりスライドプレート60がスライ
ド自在に支持されている。
ト42の内面並びにポケットバックカバー50の前面壁
53の外面にそれぞれスライドプレート60の表裏面に
当接する支持リブ46,54が形成されており、この支
持リブ46,54によりスライドプレート60がスライ
ド自在に支持されている。
【0053】更に、スライドプレート60の背面側には
横方向に延びる溝部67が上下方向所定ピッチ間隔で形
成されており、この溝部67にポケットバックカバー5
0に形成した前面壁53の上縁フランジ55が係合する
ことにより、スライドプレート60を所定のスライド位
置でロック保持することができる。
横方向に延びる溝部67が上下方向所定ピッチ間隔で形
成されており、この溝部67にポケットバックカバー5
0に形成した前面壁53の上縁フランジ55が係合する
ことにより、スライドプレート60を所定のスライド位
置でロック保持することができる。
【0054】従って、この変形態様においてもポケット
バックカバー50内にマップ類Mはもとより、カード類
Cを収容すれば、スライドプレート60の操作に支障を
与えることがなく、かつ、カード類C等の確実な保護を
図れるとともに、スライドプレート60を前面プレート
42とポケットバックカバー50の前面壁53とでスラ
イド自在に支持するという構成であるため、第1実施形
態に使用したスライドプレート60のロック機構が不要
となり、より廉価に実施できる利点がある。
バックカバー50内にマップ類Mはもとより、カード類
Cを収容すれば、スライドプレート60の操作に支障を
与えることがなく、かつ、カード類C等の確実な保護を
図れるとともに、スライドプレート60を前面プレート
42とポケットバックカバー50の前面壁53とでスラ
イド自在に支持するという構成であるため、第1実施形
態に使用したスライドプレート60のロック機構が不要
となり、より廉価に実施できる利点がある。
【0055】次に、図11,図12は、ポケットバック
カバー50の前面壁53の上縁フランジ55とスライド
プレート60との間に、カード類C等が入り込むことを
防止する構成になっている。
カバー50の前面壁53の上縁フランジ55とスライド
プレート60との間に、カード類C等が入り込むことを
防止する構成になっている。
【0056】すなわち、上縁フランジ55には所定間隔
で突起56が突設形成され、スライドプレート60に
は、この突起56と遊嵌するガイド溝68が上下方向に
沿って形成されている。
で突起56が突設形成され、スライドプレート60に
は、この突起56と遊嵌するガイド溝68が上下方向に
沿って形成されている。
【0057】従って、突起56のピッチ間隔を市販のカ
ード類Cの幅よりも短く設定しておけば、カード類Cが
入り込むことがなく、また、ガイド溝68内での突起5
6のガイド作用により、スライドプレート60のガイド
機構として利用することができ、前面プレート42内面
に設けるガイド機構を廃止できるという有利さがある。
ード類Cの幅よりも短く設定しておけば、カード類Cが
入り込むことがなく、また、ガイド溝68内での突起5
6のガイド作用により、スライドプレート60のガイド
機構として利用することができ、前面プレート42内面
に設けるガイド機構を廃止できるという有利さがある。
【0058】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明は、以下に記
載する格別の作用効果を有する。
載する格別の作用効果を有する。
【0059】(1)請求項1記載の発明によれば、ポケ
ットの前面プレートの内面側に上下方向にスライド可能
なスライドプレートを設置するとともに、このスライド
プレートの下端縁とポケットの前面プレートとの間のク
リアランスが極めて小さく設定されているため、各種カ
ード類や紙片等がスライドプレートと前面プレートとの
間に挾み込まれることがなく、円滑なスライドプレート
の操作性が得られるとともに、カード類が折れたり、破
損することがなく、カード類の確実な収容が期待できる
という効果を有する。
ットの前面プレートの内面側に上下方向にスライド可能
なスライドプレートを設置するとともに、このスライド
プレートの下端縁とポケットの前面プレートとの間のク
リアランスが極めて小さく設定されているため、各種カ
ード類や紙片等がスライドプレートと前面プレートとの
間に挾み込まれることがなく、円滑なスライドプレート
の操作性が得られるとともに、カード類が折れたり、破
損することがなく、カード類の確実な収容が期待できる
という効果を有する。
【0060】(2)請求項3記載の発明によれば、ポケ
ットバックカバーの前面壁によりスライド可能にスライ
ドプレートを支持するという構成であるため、ポケット
内部、すなわち、ポケットバックカバー内にカード類や
紙片等を収容すれば、スライドプレートの下端縁はポケ
ットバックカバーの前面壁により覆われているため、カ
ード類等がスライドプレートのスライド操作に悪影響を
及ぼすことがなく、かつ、カード類等がスライドプレー
トにより折れ曲がったり、破損したりすることがないと
いう効果を有する。
ットバックカバーの前面壁によりスライド可能にスライ
ドプレートを支持するという構成であるため、ポケット
内部、すなわち、ポケットバックカバー内にカード類や
紙片等を収容すれば、スライドプレートの下端縁はポケ
ットバックカバーの前面壁により覆われているため、カ
ード類等がスライドプレートのスライド操作に悪影響を
及ぼすことがなく、かつ、カード類等がスライドプレー
トにより折れ曲がったり、破損したりすることがないと
いう効果を有する。
【0061】(3)請求項4記載の発明によれば、ポケ
ットバックカバーの前面壁によりスライドプレートを上
下方向にスライド自在に支持するという構成であるた
め、スライドプレートのガイド機構,ロック機構を容易
に設定できることから、構造が簡素化できるという効果
を有する。
ットバックカバーの前面壁によりスライドプレートを上
下方向にスライド自在に支持するという構成であるた
め、スライドプレートのガイド機構,ロック機構を容易
に設定できることから、構造が簡素化できるという効果
を有する。
【図1】本発明を適用したドアポケットを設置したドア
トリムを示す外観図。
トリムを示す外観図。
【図2】図1中II−II線断面図。
【図3】本発明を適用したドアポケットの第1実施形態
を示す分解斜視図。
を示す分解斜視図。
【図4】本発明を適用したドアポケットの第1実施形態
の構成を示す縦断面図。
の構成を示す縦断面図。
【図5】図4に示すドアポケットの変形態様を示す要部
断面図。
断面図。
【図6】本発明を適用したドアポケットの第2実施形態
を示す分解斜視図。
を示す分解斜視図。
【図7】図6に示すドアポケットの構成を示す横断面
図。
図。
【図8】図6に示すドアポケットの構成を示す縦断面
図。
図。
【図9】本発明を適用したドアポケットの第2実施形態
の変形態様を示す斜視図。
の変形態様を示す斜視図。
【図10】図9に示すドアポケットの構成を示す縦断面
図。
図。
【図11】本発明を適用したドアポケットの第2実施形
態の変形態様を示す説明図。
態の変形態様を示す説明図。
【図12】図11に示すドアポケットの構成を示す縦断
面図。
面図。
【図13】ドアポケットを装備した従来のドアトリムを
示す外観図。
示す外観図。
【図14】図13中XIV −XIV 線断面図。
【図15】従来のドアポケット構造を示す斜視図。
10 自動車用ドアトリム 40 ドアポケット 41 ポケット用開口 42 前面プレート 50 ポケットバックカバー 53 前面壁 55 上縁フランジ 56 突起 60 スライドプレート 63 下端縁 64 湾曲面 65 シール条片 67 溝部 68 ガイド溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 篠宮 明夫 神奈川県高座郡寒川町宮山3316番地 河西 工業株式会社寒川本社工場内 (72)発明者 菊谷 慎二 神奈川県高座郡寒川町宮山3316番地 河西 工業株式会社寒川本社工場内
Claims (5)
- 【請求項1】 内装トリム(10)の表面下側に、内装
トリム(10)と一体、あるいは別体にポケット(4
0)が設置され、このポケット(40)の前面プレート
(42)内面に、上下方向にスライドする手動式のスラ
イドプレート(60)が配設されており、このスライド
プレート(60)の下端縁(63)が前面プレート(4
2)内面側に湾曲状に折曲形成され、スライドプレート
(60)の下側端末(63a)と前面プレート(42)
内面との間のクリアランスが小さく設定されていること
を特徴とする内装トリムにおけるポケット構造。 - 【請求項2】 前記スライドプレート(60)の下端縁
(63)には、前面プレート(42)内面に弾接するシ
ール条片(65)が形成されていることを特徴とする請
求項1記載の内装トリムにおけるポケット構造。 - 【請求項3】 内装トリム(10)の表面下側に、ポケ
ット用開口(41)が開設され、このポケット用開口
(41)の背面側に樹脂成形体からなるポケットバック
カバー(50)が取り付けられることによりポケット
(40)が形成されるとともに、ポケット(40)の前
面プレート(42)内面に上下方向にスライドする手動
式のスライドプレート(60)が配設された内装トリム
におけるポケット構造において、 前記ポケットバックカバー(50)には、ポケットの前
面プレート(42)とほぼ平行となる前面壁(53)が
形成され、上下動操作時におけるスライドプレート(6
0)の下端縁(63)を上記前面壁(53)により覆う
ことを特徴とする内装トリムにおけるポケット構造。 - 【請求項4】 前記スライドプレート(60)はポケッ
ト(40)の前面プレート(42)とポケットバックカ
バー(50)の前面壁(53)との間でスライド可能に
支持されていることを特徴とする請求項3記載の内装ト
リムにおけるポケット構造。 - 【請求項5】 前記ポケットバックカバー(50)の上
縁フランジ(55)に沿って所定間隔毎に突起(56)
が形成され、上記突起(56)をガイドするガイド溝
(68)がスライドプレート(60)内面に上下方向に
沿って形成されていることを特徴とする請求項3,4記
載の内装トリムにおけるポケット構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26572496A JPH10109597A (ja) | 1996-10-07 | 1996-10-07 | 内装トリムにおけるポケット構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26572496A JPH10109597A (ja) | 1996-10-07 | 1996-10-07 | 内装トリムにおけるポケット構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10109597A true JPH10109597A (ja) | 1998-04-28 |
Family
ID=17421130
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26572496A Withdrawn JPH10109597A (ja) | 1996-10-07 | 1996-10-07 | 内装トリムにおけるポケット構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10109597A (ja) |
-
1996
- 1996-10-07 JP JP26572496A patent/JPH10109597A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040106 |