JP2604871Y2 - 車両用ドアトリム - Google Patents

車両用ドアトリム

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JP2604871Y2
JP2604871Y2 JP1992034724U JP3472492U JP2604871Y2 JP 2604871 Y2 JP2604871 Y2 JP 2604871Y2 JP 1992034724 U JP1992034724 U JP 1992034724U JP 3472492 U JP3472492 U JP 3472492U JP 2604871 Y2 JP2604871 Y2 JP 2604871Y2
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JP
Japan
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pocket
vehicle
opening
door trim
bosses
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JP1992034724U
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JPH0594010U (ja
Inventor
勝斎 尾世
睦雄 藤井
Original Assignee
西川化成株式会社
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Publication date
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は車両用ドアトリムの改良
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両用ドアトリムはインジェクシ
ョン成形法により成形されていたが、車両の軽量化の要
求に伴って車両用ドアトリムの軽量化も望まれるように
なり、近時は、ガラス繊維マットに含浸された発泡性樹
脂材を発泡成形して得られる車両用ドアトリムが実用化
されるようになってきた。このような車両用ドアトリム
においては、発泡性樹脂材を用いることにより軽量化を
図ると共に、発泡性樹脂材を用いることにより低下する
剛性をガラス繊維マットによって補うことにより、剛性
を維持しつつ軽量化を図るものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、車両用ドア
トリムの部位によっては、ガラス繊維マットに含浸され
た発泡性樹脂材を発泡成形しても剛性が十分ではない場
合がある。例えば、実開平1−145746号公報に示
されるようなドアトリムのポケット部においては、開口
縁部の剛性が十分ではない。
【0004】そこで、上記公報に示されるドアトリムの
ポケット部においては、開口縁部に枠体を嵌め込んで開
口縁部の剛性の向上を図っているが、開口部の縁部に枠
体を設けると開口部の美観が損なわれる場合があるとい
う問題がある。
【0005】上記に鑑みて、本考案は、美観を損なうこ
となく、車両用ドアトリムの剛性の向上を図ることを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本考案は、パネル本体に補強リブを設け、該補強リ
ブに剛性の芯材をインサートするものである。
【0007】具体的に本考案が講じた解決手段は、樹脂
パネル本体車室内側に向けて一体に膨出して形成さ
れたポケット部を備え、該ポケット部の上面に車両前後
方向に長尺のポケット用開口部を有する車両用ドアトリ
ムにおいて、上記ポケット用開口部にポケットボックス
が嵌合され、上記ポケット用開口部の開口縁部には、車
両前後方向に所定の間隔を有して上記ポケットボックス
側に向かって突出して一体に形成された複数のボス部
と、該ボス部間にポケットボックス側に向かって突出し
て一体に形成されて車両前後方向に延びる補強用リブ
と、該補強用リブにインサートされた芯材とが設けら
れ、上記ポケットボックスが上記ボス部に取り付けら
ている構成とするものである。
【0008】
【作用】上記の構成により、乗員の手が触れることが多
いポケット用開口部の開口縁部が、補強用リブと芯材と
により補強されて剛性が向上する。
【0009】また、上記芯材は補強リブの内部にインサ
ートされて外部に露出していないので、補強リブ近傍の
見映えが良い。
【0010】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0011】図1は本考案の一実施例に係る車両用ドア
トリムAを車両内側すなわち表側から見た全体図、図2
は図1におけるポケット部の拡大図、図3はドアトリム
Aのポケット部を車両外側すなわち裏側から見た斜視図
である。
【0012】図1〜図3に示されるように、ドアトリム
Aを構成する樹脂製パネル本体10には、ポケット部が
車室内側に向けて一体に形成されている。該ポケット部
の上面には、車両前後方向に長尺のポケット用開口部1
2が形成されており、該ポケット用開口部12には樹脂
製のポケットボックス14が嵌合されている。
【0013】図4は図2におけるIV−IV線断面図、図5
は図2におけるV−V線断面図、図6は図4及び図5に
おけるVI−VI線断面図である。
【0014】図4〜図6に示すように、パネル本体10
は、所定の形状に成形された表皮16と、該表皮16の
裏面側に該表皮16と一体に発泡成形された発泡層18
とからなり、該発泡層18は、ガラス繊維マット20に
発泡性樹脂材が含浸されて発泡成形されている。
【0015】図3〜図6に示すように、パネル本体10
の裏面におけるポケット用開口部12の開口縁部には、
2つの角錐台状の上側ボス部22,22が車両前後方向
に所定の間隔を有して上記ポケットボックス14側に向
かって突出して一体に形成され、パネル本体10の裏面
におけるポケット部の底部側にも、2つの角柱状の下側
ボス部24,24が車両前後方向に所定の間隔を有して
上記ポケットボックス14側に向かって突出して一体に
形成されている。図4及び図6に示すように、上側ボス
部22及び下側ボス部24の各頂部には、中央に雌ねじ
部26aを有すると共に対向する内側に孔部26bを有
するハット状のブラケット26,26がインサートされ
ている。そして、上記のポケットボックス14はブラケ
ット26の雌ねじ部26aに螺着された締結ボルト2
7,27によって上側及び下側ボス部22,24に取り
付けられている。
【0016】図5及び図6に示すように、上記ポケット
用開口部12の開口縁部には、山形状の断面を有し車両
前後方向に延びる補強用リブ28が上記ポケットボック
ス14側に向かって突出して一体に形成され、この補強
リブ28は上記上側ボス部22間に位置してこの上側ボ
ス部22と一体に設けられており、該補強リブ28の内
部における補強リブ28の先端側には、金属製針金より
なる芯材30が補強リブ28に沿って延びるようにイン
サートされている。芯材30は、その両端部に輪状の引
掛け部30aを有しており、該引掛け部30aはブラケ
ット26の孔部26bに芯材30が緊張する状態で引っ
掛けられている。
【0017】以上説明した補強リブ28及び芯材30に
よって、パネル本体10における乗員の手が触れること
が多いポケット用開口部12の開口縁部が補強されてお
り、ポケット用開口部12の開口縁部の剛性が向上して
いる。特に本実施例においては、芯材30を補強リブ2
8の先端部に設けたので、ポケット用開口部12の開口
縁部の剛性が著しく向上している。
【0018】尚、上記実施例においては、芯材30とし
て輪状の引掛け部30aを有する金属製針金を用いた
が、芯材30はこれに限られず剛性を有するものを適宜
用いることができる。
【0019】
【考案の効果】以上説明したように、本考案に係る車両
用ドアトリムによると、芯材がインサートされた補強用
リブをパネル本体におけるポケット用開口部の開口縁部
のボス部間に一体に突設したので、乗員の手が触れるこ
とが多いポケット用開口部の開口縁部を上記補強リブと
芯材とにより補強して剛性を向上させることができる。
また、芯材を補強リブの内部にインサートして外部に露
出しないようにしているので、パネル本体における補強
リブ近傍の見映えを良くすることができる。
【0020】このため、本考案によると、美観を損なう
ことなく、車両用ドアトリムの剛性の向上を図ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る車両用ドアトリムを車
両内側から見たときの全体構成を示す斜視図である。
【図2】上記ドアトリムにおけるポケット部の拡大図で
ある。
【図3】上記ドアトリムにおけるポケット部を車両外側
斜め下方から見た斜視図である。
【図4】図2におけるIV−IV線断面図である。
【図5】図2におけるV−V線断面図である。
【図6】図4及び図5におけるVI−VI線断面図である。
【符号の説明】
A 車両用ドアトリム 10 パネル本体 12 ポケット用開口部 14 ポケットボックス 16 表皮 18 発泡層 22 上側ボス部 28 補強リブ 30 芯材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 13/02 B60J 5/04

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂製パネル本体車室内側に向けて一
    体に膨出して形成されたポケット部を備え、該ポケット
    部の上面に車両前後方向に長尺のポケット用開口部を有
    する車両用ドアトリムにおいて、 上記 ポケット用開口部にポケットボックスが嵌合され、 上記ポケット用開口部の開口縁部には、車両前後方向に
    所定の間隔を有して上記ポケットボックス側に向かって
    突出して一体に形成された複数のボス部と、 該ボス部間にポケットボックス側に向かって突出して一
    体に形成されて車両前後方向に延びる補強用リブと、 該補強用リブにインサートされた芯材とが設けられ、 上記ポケットボックスが上記ボス部に取り付けら れてい
    ることを特徴とする車両用ドアトリム。
JP1992034724U 1992-05-25 1992-05-25 車両用ドアトリム Expired - Lifetime JP2604871Y2 (ja)

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JPH0594010U JPH0594010U (ja) 1993-12-21
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JP3730920B2 (ja) * 2000-02-02 2006-01-05 本田技研工業株式会社 内装トリムにおけるポケット構造
JP6372735B2 (ja) * 2013-11-27 2018-08-15 スズキ株式会社 自動車用ドアのドアトリム構造

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