JPH0594010U - 車両用内装パネル - Google Patents

車両用内装パネル

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JPH0594010U
JPH0594010U JP3472492U JP3472492U JPH0594010U JP H0594010 U JPH0594010 U JP H0594010U JP 3472492 U JP3472492 U JP 3472492U JP 3472492 U JP3472492 U JP 3472492U JP H0594010 U JPH0594010 U JP H0594010U
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JP
Japan
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reinforcing rib
panel body
vehicle interior
rigidity
panel
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JP3472492U
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勝斎 尾世
睦雄 藤井
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西川化成株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 美観を損なうことなく、車両用内装パネルの
剛性の向上を図る。 【構成】 車両用内装パネルを構成するパネル本体10
は、所定の形状に成形された表皮16と、該表皮16の
裏面側に該表皮16と一体に発泡成形された発泡性樹脂
18とからなり、発泡性樹脂18はガラス繊維マット2
0に含浸されている。パネル本体16には左右方向に所
定の間隔をおいて角錐台状の上側ボス部22,22が設
けられており、上側ボス部22同士の間には山形状の断
面を有する補強リブ28が上側ボス部22と一体に設け
られている。補強リブ28の内部には、金属製針金より
なる芯材30が補強リブ28に沿って延びるようにイン
サートされている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はドアトリムのような車両用内装パネルの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ドアトリムのような車両用内装パネルはインジェクション成形法により 成形されていたが、車両の軽量化の要求に伴って車両用内装パネルの軽量化も望 まれるようになり、近時は、ガラス繊維マットに含浸された発泡性樹脂材を発泡 成形して得られる車両用内装パネルが実用化されるようになってきた。このよう な車両用内装パネルにおいては、発泡性樹脂材を用いることにより軽量化を図る と共に、発泡性樹脂材を用いることにより低下する剛性をガラス繊維マットによ って補うことにより、剛性を維持しつつ軽量化を図るものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、車両用内装パネルの種類や車両用内装パネルの部位によっては、ガ ラス繊維マットに含浸された発泡性樹脂材を発泡成形して得ても剛性が十分では ない場合がある。例えば、実開平1−145746号公報に示されるようなドア トリムのポケット部においては、開口縁部の剛性が十分ではない。
【0004】 そこで、上記公報に示されるドアトリムのポケット部においては、開口縁部に 枠体を嵌め込んで開口縁部の剛性の向上を図っている。
【0005】 ところが、開口部の縁部に枠体を設けると開口部の美観が損なわれる場合があ るし、開口部が設けられない場合には枠体を嵌め込むことができないので剛性の 向上を図ることができないという問題がある。
【0006】 上記に鑑みて、本考案は、美観を損なうことなく、車両用内装パネルの剛性の 向上を図ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本考案は、ガラス繊維マットに含浸された発泡性 樹脂材よりなるパネル本体に補強リブを設け、該補強リブに剛性の芯材をインサ ートするものである。
【0008】 具体的に本考案が講じた解決手段は、車両用内装パネルを、ガラス繊維マット に含浸された発泡性樹脂材を発泡成形して得られるパネル本体と、該パネル本体 と一体に成形され該パネル本体の裏面に沿って延びる補強リブと、該補強リブの 内部に該補強リブに沿って延びるようにインサートされた剛性を有する芯材とか らなる構成とするものである。
【0009】
【作用】
上記の構成により、パネル本体と一体に成形され該パネル本体の裏面に沿って 延びる補強リブと、該補強リブの内部に該補強リブに沿って延びるように剛性の リブがインサートされているために、補強リブと剛性の芯材とによってパネル本 体の剛性は向上している。
【0010】 また、剛性の芯材は補強リブの内部にインサートされており、外部に露出して いないので、補強リブ近傍の見映えが良い。
【0011】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
【0012】 図1は本考案の一実施例に係るドアトリムAを車両内側すなわち表側から見た 全体図、図2は図1におけるポケット部の拡大図、図3はドアトリムAのポケッ ト部を車両外側すなわち裏側から見た斜視図である。
【0013】 図1〜図3に示されるように、ドアトリムAを構成するパネル本体10にはポ ケット用開口部12が形成されており、該ポケット用開口部12には樹脂製のポ ケットボックス14が嵌合されている。
【0014】 図4は図2におけるIV−IV線断面図、図5は図2におけるV−V線断面図、図 6は図4及び図5におけるVI−VI線断面図である。
【0015】 図4〜図6に示すように、パネル本体10は、所定の形状に成形された表皮1 6と、該表皮16の裏面側に該表皮16と一体に発泡成形された発泡性樹脂18 とからなり、発泡性樹脂18にはガラス繊維マット20が含浸されている。
【0016】 図3〜図6に示すように、パネル本体10の裏面におけるポケット用開口部1 2の開口縁部には、上下方向及び左右方向にそれぞれ所定の間隔をおいて角錐台 状の上側ボス部22,22及び角柱状の下側ボス部24,24が設けられており 、図4及び図6に示すように、上側ボス部22及び下側ボス部24の各頂部には 、中央に雌ねじ部26aを有すると共に対向する内側に孔部26bを有するハッ ト状のブラケット26,26がインサートされている。そして、上記のポケット ボックス14はブラケット26の雌ねじ部26aに螺着された締結ボルト27, 27によって上側及び下側ボス部22,24に取り付けられている。
【0017】 図5及び図6に示すように、上側ボス部22同士の間には山形状の断面を有す る補強リブ28が上側ボス部22と一体に設けられており、該補強リブ28の内 部における補強リブ28の先端側には、金属製針金よりなる芯材30が補強リブ 28に沿って延びるようにインサートされている。芯材30は、その両端部に輪 状の引掛け部30aを有しており、該引掛け部30aはブラケット26の孔部2 6bに芯材30が緊張する状態で引っ掛けられている。
【0018】 以上説明した補強リブ28及び芯材30によって、パネル本体10におけるポ ケット用開口部12の開口縁部が補強されており、ポケット用開口部12の開口 縁部の剛性が向上している。特に本実施例においては、芯材30を補強リブ28 の先端部に設けたので、ポケット用開口部12の開口縁部の剛性が著しく向上し ている。
【0019】 尚、上記実施例においては、芯材30として輪状の引掛け部30aを有する金 属製針金を用いたが、芯材30はこれに限られず剛性を有するものを適宜用いる ことができる。
【0020】 また、上記実施例においては、補強リブ28をパネル本体10のポケット用開 口部12の開口縁部に設け、乗員の手が触れることが多いポケット開口部12の 開口縁部を補強したが、補強リブ28を設ける位置は特に限定されない。
【0021】 さらに、上記実施例においては、車両用内装パネルはドアトリムAであったが 、本考案に係る車両用内装パネルはその対象を限定されるものではない。
【0022】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案に係る車両用内装パネルによると、パネル本体と 一体に成形され該パネル本体の裏面に沿って延びる補強リブと、該補強リブの内 部に該補強リブに沿って延びるように設けられた剛性を有する芯材とを備えてい るため、補強リブと剛性の芯材とによってパネル本体の剛性が向上し、また剛性 の芯材は補強リブの内部にインサートされており、外部に露出していないので、 パネル本体における補強リブ近傍の見映えが良い。
【0023】 このため、本考案によると、美観を損なうことなく、車両用内装パネルの剛性 の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係るドアトリムを車両内側
から見たときの全体構成を示す斜視図である。
【図2】上記ドアトリムにおけるポケット部の拡大図で
ある。
【図3】上記ドアトリムにおけるポケット部を車両外側
斜め下方から見た斜視図である。
【図4】図2におけるIV−IV線断面図である。
【図5】図2におけるV−V線断面図である。
【図6】図4及び図5におけるVI−VI線断面図である。
【符号の説明】
A 車両用内装パネル 10 パネル本体 16 表皮 18 発泡性樹脂 22 上側ボス部 28 補強リブ 30 芯材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラス繊維マットに含浸された発泡性樹
    脂材を発泡成形して得られるパネル本体と、該パネル本
    体と一体に成形され該パネル本体の裏面に沿って延びる
    補強リブと、該補強リブの内部に該補強リブに沿って延
    びるようにインサートされた剛性を有する芯材とからな
    ることを特徴とする車両用内装パネル。
JP1992034724U 1992-05-25 1992-05-25 車両用ドアトリム Expired - Lifetime JP2604871Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992034724U JP2604871Y2 (ja) 1992-05-25 1992-05-25 車両用ドアトリム

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Publications (2)

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JPH0594010U true JPH0594010U (ja) 1993-12-21
JP2604871Y2 JP2604871Y2 (ja) 2000-06-05

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ID=12422276

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JP (1) JP2604871Y2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001056834A1 (fr) * 2000-02-02 2001-08-09 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Structure de poche dans une garniture interieure
JP2015101266A (ja) * 2013-11-27 2015-06-04 スズキ株式会社 自動車用ドアのドアトリム構造

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001056834A1 (fr) * 2000-02-02 2001-08-09 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Structure de poche dans une garniture interieure
JP2015101266A (ja) * 2013-11-27 2015-06-04 スズキ株式会社 自動車用ドアのドアトリム構造

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