JP5633179B2 - キャップ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、液体噴射装置に設けられたキャップ装置に関する。
液体を噴射する液体噴射ヘッドを有する液体噴射装置には、液体噴射ヘッドの液体噴射面を覆うことが可能なキャップ部材を有するキャップ装置が設けられていることがある。例えば、特許文献1に記載の液体噴射装置たるインクジェット式のプリンタには、液体噴射ヘッドの液体噴射面を覆うことが可能であり、傾動自在な凹状のキャップ部材と、液体噴射ヘッドからキャップ部材の内部空間に噴射された液体を吸引排出する吸引ポンプと、キャップ部材と吸引ポンプを接続する排出チューブとを有するキャップ装置が設けられている。このキャップ装置は、キャップ部材で液体噴射面を覆って、吸引ポンプの駆動によってキャップ部材の内部空間を吸引して負圧にすることで、液体噴射ヘッドから気泡や増粘した液体を噴射させ、キャップ部材の内部空間に受容された液体を排出チューブを通じて排出する。
特開2007−196612号公報(図4)
ところで、例えば、キャップ装置の小型化にともない、キャップ部材に接続された排出チューブは吸引ポンプまで狭いスペースを引き回すことになる。すると、キャップ部材に接続された排出チューブは曲がりながら膨らんで周囲の部材に接触して反力を生じてしまい、その反力が排出チューブのキャップ部材との接続部分に局所的に作用してしまう。そして、排出チューブに接続されたキャップ部材が傾いてしまう。すると、例えば、吸引ポンプの駆動によってキャップ部材の内部空間へ排出された液体がこぼれたり、キャップ部材を液体噴射面に密着させたときに隙間が生じてしまう。
そこで、本発明の目的は、キャップ部材が傾くのを防止したキャップ装置を提供することである。
本発明のキャップ装置は、液体噴射ヘッドの液体噴射面に対向する底壁部と、前記底壁部から前記液体噴射面側に突出して設けられ、前記液体噴射面に密着可能な環状のリップと、を有するキャップ部材と、前記キャップ部材の前記底壁部を支持し、傾動自在なキャップホルダと、前記キャップホルダに一端が接続され、前記リップが前記液体噴射面に密着したときに前記キャップ部材と前記液体噴射面により画成される内部空間に連通し、前記内部空間の流体を排出するための可撓性を有する排出チューブと、前記キャップ部材と前記キャップホルダが取り付けられるベースと、を備えたキャップ装置であって、前記キャップホルダには、前記排出チューブの前記一端以外の部分を前記キャップホルダに固定する固定手段が設けられており、前記ベースに設けられる固定部材であって、前記排出チューブの前記固定手段に固定された部分よりも前記排出チューブの他端側の部分を固定する固定部材を備え、前記排出チューブは、前記固定手段に固定された部分と前記一端との間に曲げられた部分を有し、前記曲げられた部分と前記固定部材に固定される部分との間の部分が曲がらずに延在方向に延びている。
本発明のキャップ装置によると、排出チューブはキャップホルダに一端が接続されており、キャップホルダの固定手段に接続部とは異なる部分が変位を拘束されるように固定されている。これにより、キャップホルダに一端が接続され引き回された排出チューブが周囲の部材に接触して反力が生じにくくなる。したがって、キャップホルダに支持されたキャップ部材が傾くのを防止することができる。
また、前記底壁部は、平板状に形成され、前記キャップホルダは、平板状の前記底壁部と接触する平面状の支持面を有し、前記固定手段は、一端が前記キャップホルダに接続された前記排出チューブを前記支持面と直交する第1方向に曲げて、前記排出チューブを固定する第1固定部と、前記第1方向に曲がった前記排出チューブを前記支持面と平行な第2方向に曲げて、前記排出チューブを固定する第2固定部と、を有していることが好ましい。これによると、排出チューブを第1方向に曲げて固定することで、排出チューブの第1方向に関する変位を拘束した後に、排出チューブを第2方向に曲げて固定することで、排出チューブの第2方向に関する変位を拘束している。このように、排出チューブを2点で固定することで、強固に固定することができる。また、排出チューブの2方向に関する変位を拘束して、排出チューブを周囲の部材に接触することなく、所望の方向に引き回すことができる。
さらに、前記キャップ部材の下方に配置され、水平方向にスライドして、前記キャッピング位置と、前記退避位置とにわたって、前記液体噴射面に対して前記キャップ部材を離接移動させるスライド部材と、前記キャップ部材と前記水平方向に隣接して配置されており、前記スライド部材をスライドさせる駆動手段と、を備えており、前記排出チューブは、前記キャップ部材と前記駆動手段の間を引き回されていることが好ましい。これによると、排出チューブを駆動手段に接触するのを防止しながら、キャップ部材と駆動手段の間を引き回すことができる。
また、前記キャップホルダは、前記スライド部材に傾動可能に連結されていることが好ましい。これによると、キャップ部材がキャップホルダとともにスライド部材に対して傾動可能になっている。
加えて、前記液体噴射面には、2種類の液体を噴射する2種類の第1ノズルと第2ノズルが形成されており、前記第1ノズルは、前記第2ノズルよりもノズル数が多くなっており、前記キャップ部材は、前記底壁部から前記液体噴射面側に突出して設けられ、前記リップが前記液体噴射面に密着したときに、前記内部空間を前記第1ノズルと対向する第1内部空間と前記第2ノズルと対向する第2内部空間に仕切る仕切板をさらに有しており、前記キャップホルダに一端が接続され、前記キャップ部材の前記第1内部空間に連通し、前記第1内部空間の液体を排出するための可撓性を有する第1排出チューブと、前記キャップホルダに一端が接続され、前記キャップ部材の前記第2内部空間に連通し、前記第2内部空間の液体を排出するための可撓性を有する第2排出チューブと、前記第1排出チューブと前記第2排出チューブの他端がそれぞれ接続され、前記キャップ部材の前記第1内部空間と前記第2内部空間をそれぞれ吸引して、前記第1内部空間と前記第2内部空間の液体をそれぞれ排出するための排出ユニットと、をさらに備えており、前記第1排出チューブは、前記第2排出チューブよりも長く、前記第2排出チューブよりも前記固定手段によって固定される部分が多くなっており、さらに、前記第1排出チューブは、前記第2排出チューブに比べて前記キャップホルダに接続される前記一端から離れた部分で、前記固定手段により固定されていることが好ましい。
装置出荷前の検査時に液体がキャップ部材に排出されたときに、第1ノズルは第2ノズルよりもノズル数が多いため、第1内部空間には第2内部空間に比べて大量の液体が排出される。そして、出荷時には、検査時に噴射された液体が排出されずに内部空間に残っており、この液体が排出チューブを介して排出ユニットに到達した後に、内部空間に逆流するおそれがある。すると、例えば、排出ユニット内で異なる種類の液体と混ざった液体が逆流し、液体噴射面に付着してしまう。そこで、大量の液体が噴射される第1内部空間に接続された第1排出チューブの長さを長くし、第1排出チューブ内の容積を大きくすることで、第1内部空間に噴射された液体が第1排出チューブを介して排出ユニットに到達するのを防止することができる。このとき、第1排出チューブを固定する部分を多くすることで、長さの長い第1排出チューブが自重により垂れるのを防止することができる。また、第1排出チューブを一端の接続部分から離れた部分で固定することで、キャップホルダと排出チューブの一体化する部分が長くなり、排出チューブを曲げたときに生じる反発力が低減される。
また、前記排出チューブの前記一端は、前記キャップホルダの前記キャップ部材と反対側の底面に接続されており、前記固定手段は、前記キャップホルダと前記排出チューブの前記一端との接続部分と前記底面に沿って並んで配置されていることが好ましい。これによると、排出チューブが前記底面と直交する方向に引き回されずに、底面に沿って引き回されて固定手段に固定されるため、装置を直交する方向に関して小型化することができる。
一方、別の観点では、本発明のキャップ装置は、液体噴射ヘッドの液体噴射面に対向する底壁部と、前記底壁部から前記液体噴射面側に突出して設けられ、前記液体噴射面に密着可能な環状のリップと、を有し、傾動自在なキャップ部材と、前記底壁部に一端が接続され、前記リップが前記液体噴射面に密着したときに前記キャップ部材と前記液体噴射面により画成される内部空間に連通し、前記内部空間の流体を排出するための可撓性を有する排出チューブと、前記キャップ部材が取り付けられるベースと、を備えており、前記底壁部には、前記排出チューブの前記一端以外の部分を前記キャップ部材の前記底壁部に固定する固定手段が設けられており、前記ベースに設けられる固定部材であって、前記排出チューブの前記固定手段に固定された部分よりも前記排出チューブの他端側の部分を固定する固定部材を備え、前記排出チューブは、前記固定手段に固定された部分と前記一端との間に曲げられた部分を有し、前記曲げられた部分と前記固定部材に固定される部分との間の部分が曲がらずに延在方向に延びている。
本発明のキャップ装置によると、排出チューブは底壁部に一端が接続されており、底壁部の固定手段に接続部とは異なる部分が変位を拘束されるように固定されている。これにより、底壁部に一端が接続され引き回された排出チューブが周囲の部材に接触して反力が生じにくくなる。また、排出チューブは固定手段により底壁部に固定されているため、底壁部と排出チューブは一体化され、排出チューブを曲げたときに生じる反発力が低減される。したがって、底壁部とリップにより構成されるキャップ部材が傾くのを防止することができる。
排出チューブはキャップホルダに一端が接続され、キャップホルダの固定手段に接続部とは異なる部分が固定されている。これにより、キャップホルダに一端が接続され引き回された排出チューブが周囲の部材に接触して反力が生じにくくなる。したがって、キャップホルダに支持されたキャップ部材が傾くのを防止することができる。
本実施形態に係るプリンタの概略構成を示す平面図である。 キャップ装置の斜視図である。 キャップ装置の側面図である。 キャップホルダを上方から見た斜視図である。 図4の断面図である。 キャップホルダを下方から見た斜視図である。 キャップ部材の離接動作について説明する図であり、(a)はキャップ部材が退避位置にあるときであり、(b)はキャップ部材がキャッピング位置にあるときである。 図3を下方から見た底面図である。 縦置きされたプリンタのキャップ部材近傍の縦断面図である。
次に、本発明の実施形態について説明する。本実施形態は、インクジェットヘッドから記録用紙に対してインクを噴射することにより、記録用紙に所望の文字や画像などを記録(印刷)する液体噴射装置たるプリンタに設けられたキャップ装置に、本発明を適用したものである。
<プリンタの概略構成>
図1は、本実施形態に係るプリンタの概略構成を示す平面図である。図1に示すように、プリンタ1は、一方向に沿って往復移動可能に構成されたキャリッジ2と、このキャリッジ2に搭載されたインクジェットヘッド3(液体噴射ヘッド)及びサブタンク4a〜4dと、記録用紙Pを紙送り方向に搬送する搬送機構5と、インクを貯留するインクカートリッジ6a〜6dと、インクジェットヘッド3のインク噴射性能が低下したときにその性能を回復させるキャップ装置7などを備えている。
キャリッジ2は、走査方向(図1の左右方向)に平行に延びる2本のガイド軸17に沿って往復移動可能に構成されている。また、キャリッジ2には、無端ベルト18が連結されており、キャリッジ駆動モータ19によって無端ベルト18が走行駆動されると、キャリッジ2は、無端ベルト18の走行にともなって走査方向に移動するようになっている。
このキャリッジ2には、インクジェットヘッド3と4つのサブタンク4a〜4dが搭載されている。インクジェットヘッド3は、キャリッジ2とともに走査方向に往復移動しつつ、インク噴射面38(図1の紙面向こう側の面:図5(a)参照)に形成されたノズル35から、搬送機構5により紙送り方向(図1の下方)に搬送される記録用紙Pに対してインクを噴射する。これにより、記録用紙Pに所望の文字や画像などが記録される。
4つのサブタンク4a〜4dは走査方向に沿って並べて配置されている。また、これら4つのサブタンク4a〜4dにはチューブジョイント20が一体的に設けられている。そして、これらのチューブジョイント20に連結された可撓性のチューブ11a〜11dを介して、4つのサブタンク4a〜4dと4つのインクカートリッジ6a〜6dとがそれぞれ接続されている。
4つのインクカートリッジ6a〜6dには、マゼンタ、シアン、イエロー、ブラックの4色のインクがそれぞれ貯留されており、これらのインクカートリッジ6a〜6dは、ホルダ10に着脱自在に装着されている。4つのインクカートリッジ6a〜6dに貯留された4色のインクは、サブタンク4a〜4dに一時的に貯留された後、インクジェットヘッド3に供給される。
搬送機構5は、インクジェットヘッド3よりも紙送り方向上流側に配置された給紙ローラ25と、インクジェットヘッド3よりも紙送り方向下流側に配置された排紙ローラ26とを有している。給紙ローラ25と排紙ローラ26は、それぞれ、給紙モータ27と排紙モータ28により回転駆動される。そして、この搬送機構5は、給紙ローラ25により、記録用紙Pを図1の上方からインクジェットヘッド3に供給するとともに、排紙ローラ26により、インクジェットヘッド3によって文字や画像などが記録された記録用紙Pを図1の下方へ排出するように構成されている。
<インクジェットヘッドの構成>
インクジェットヘッド3は、圧電式のアクチュエータと、複数のノズル35及び4つのサブタンク4a〜4dから供給されたインクを複数のノズル35に送るインク流路が形成された流路ユニットとからなる。そして、インクジェットヘッド3は、圧電式のアクチュエータにより、4つのサブタンク4a〜4dから流路ユニットのインク流路内に供給されたインクを複数のノズル35から噴射させる。複数のノズル35は、インクジェットヘッド3の下面から開口し、紙送り方向に複数並べて配置されてノズル列を形成しているとともに、このノズル列が走査方向に4列配列されている。このインクジェットヘッド3の下面が、複数のノズル35がそれぞれ開口するインク噴射面38(図5(a)参照)となっており、ノズル列ごとに、マゼンタ、シアン、イエロー、ブラックのインクが噴射される。
<キャップ装置の構成>
次に、キャップ装置7について説明する。図2は、キャップ装置の斜視図である。図3は、キャップ装置の側面図である。なお、以下においては、走査方向に沿った図2の左方を左方とし、図2の右方を右方とし、紙送り方向に沿った図2の上方(紙送り方向上流側)を前方とし、図2の下方(紙送り方向下流側)を後方として説明する。また、図3においては、図2に示す駆動モータ42の図示を省略している。キャップ装置7は、インクジェットヘッド3のノズル35から強制的にインクを排出させる吸引パージを行って、インクジェットヘッド3のインク噴射性能を回復させるものである。
図1〜図3に示すように、キャップ装置7は、走査方向に関するキャリッジ2の移動範囲のうち、記録用紙Pと対向する印刷領域よりも外側(図1における右側)の領域(以下、メンテナンス位置と称する)に配置されており、インクジェットヘッド3のインク噴射面38に密着可能なキャップ部材12と、キャップ部材12を下方から支持するキャップホルダ60と、キャップホルダ60を下方から支持するキャップリフトホルダ69と、吸引ポンプ14と、吸引ポンプ14の接続先を切り換える切換手段15と、キャップ部材12と切換手段15とを接続する2本の排出チューブ80、81と、キャップリフトホルダ69とともにキャップホルダ60及びキャップ部材12を昇降駆動するキャップ駆動機構40などを備えている。なお、本実施形態における吸引ポンプ14及び切換手段15が、本発明における排出ユニットに相当する。
<キャップ部材の構成>
まず、キャップ部材12について説明する。図4は、キャップホルダを上方から見た斜視図である。図5(a)は、図4のA−A線断面図であり、図5(b)は、図4のB−B線断面図である。図4及び図5(a)、(b)に示すように、キャップ部材12は、ゴムなどの弾性部材からなり、一体成型された、矩形状の底壁50と、底壁50の縁に沿って立設した環状のリップ51と、底壁50から立設し、環状のリップ51と底壁50とから構成される凹部の内部空間を2つに仕切る仕切り板52と、を有している。
仕切り板52は、走査方向に沿ったリップ51の途中部同士を結ぶように紙送り方向に沿って延在している。そして、仕切り板52は、環状のリップ51と底壁50とから構成され、上方に開口した矩形状の凹部を2つの凹部57、58に仕切り、その内部空間を、ブラックインク用の内部空間53と3色のカラーインク(シアン、マゼンタ、イエロー)用の内部空間54の2つに分割している。
2つに仕切られた凹部57、58のうち、左方に位置する矩形状の凹部57の底面は、インクジェットヘッド3がメンテナンス位置に移動してきたときに、ブラックインクを噴射するノズル35と対向する。また、凹部57の右方に位置し、凹部57よりも走査方向に関する長さが長い矩形状の凹部58の底面は、インクジェットヘッド3がメンテナンス位置に移動してきたときに、3色のカラーインクを噴射するノズル35と対向する。ブラックインクを噴射するノズル35に対応するノズル列の数は1列であるのに対して、3色のカラーインクを噴射するノズル35に対応するノズル列の数は3列であるため、対応する全てのノズル列を覆うことが可能となるように、凹部58の走査方向に関する長さは、凹部57の走査方向に関する長さよりも長くなっている。そして、凹部57を構成する底壁50の後方端部には、厚み方向に貫通する貫通孔55が形成されている。また、凹部58を構成する底壁50の後方端部には、厚み方向に貫通する貫通孔56が形成されている。
<キャップホルダの構成>
次に、キャップホルダ60について説明する。図6は、キャップホルダを下方から見た斜視図である。図4〜図6に示すように、キャップホルダ60は、キャップ部材12よりも硬質な合成樹脂などの部材からなり、紙送り方向両端部が上方に立設したコの字状をしており、その凹みにキャップ部材12が載置されて下方から保持されている。また、キャップホルダ60は、バネ68(図7(a)参照)を介してキャップリフトホルダ69に支持されている。このキャップリフトホルダ69は、キャップ駆動機構40の後述するキャップスライドカム41に対して傾動可能に連結されている。キャップホルダ60の、平面視で、キャップ部材12の底壁50の貫通孔55と重なる位置には下方に突出する突出部61と突出部61の軸芯を貫通する接続孔63が形成されており、且つ、キャップ部材12の底壁50の貫通孔56と重なる位置には下方に突出する突出部62と突出部62の軸芯を貫通する接続孔64が形成されている。
さらに、キャップホルダ60のキャップスライドカム41と対向する下面の後方端部には、2本の排出チューブ80、81をキャップホルダ60に固定する2つの固定部材65、66(固定手段)が形成されている。固定部材65は、紙送り方向に関して突出部61と隣接して配置されている。また、固定部材65は、走査方向に関して突出部61を挟むように間隔をあけて配置された2つの側壁65a、65bと、側壁65bの下端部から右方(側壁65a側)に突出した第1突起65cと、2つの側壁65a、65bよりも上方において後方に延在した上壁65dと、上壁65dの上端部から後方に突出した後、下方に折れ曲がった支持壁65eと、上壁65dの下端部から後方に突出した第2突起65fと、を有している。
固定部材66は、走査方向に関して固定部材65と隣接しているとともに、紙送り方向に関して突出部62と隣接して配置されている。また、固定部材66は、走査方向に関して突出部62を挟むように間隔をあけて配置された、紙送り方向に関する長さが異なる2つの側壁66a、66bと、紙送り方向に関して第1突起65cと同じ位置であり、側壁66bの下端部から右方(側壁66a側)に突出した第1突起66cと、側壁66bの後方端部から右方に延在し、側壁66bよりも上方に延在した支持壁66dとを有している。そして、支持壁65eの上端部と支持壁66dの上端部の高さは同じ高さとなっており、上壁65dの下端部と側壁66bの上端部の高さは同じ高さとなっている。
排出チューブ80は、可撓性を有しており、キャップ部材12のブラックインク用の凹部57に形成された貫通孔55に連通するキャップホルダ60の突出部61に一端が接続されており(図6参照)、他端が切換手段15の後述するBkポート95bに接続されている(図8参照)。排出チューブ81は、可撓性を有しており、キャップ部材12のカラーインク用の凹部58に形成された貫通孔56に連通するキャップホルダ60の突出部62に一端が接続されており(図6参照)、他端が切換手段15の後述するCoポート95aに接続されている(図8参照)。2本の排出チューブ80、81の、キャップホルダ60から切換手段15までの2つの固定部材65、66を用いた引き回しの構成については後述する。
<キャップ駆動機構の構成>
次に、キャップ駆動機構40について説明する。図7は、キャップ部材の離接動作について説明する図であり、(a)はキャップ部材が退避位置にあるときであり、(b)はキャップ部材がキャッピング位置にあるときである。図2及び図3に示すように、キャップ駆動機構40は、紙送り方向に移動可能であり、その移動によってキャップホルダ60を昇降駆動するキャップスライドカム41(スライド部材)と、キャップスライドカム41を紙送り方向に移動させる駆動モータ42(駆動手段)などを有している。
図3及び図7(a)に示すように、キャップスライドカム41は、キャップホルダ60を支持するキャップリフトホルダ69の下方に配置されており、紙送り方向に延在した水平面41aと、水平面41aと連続し、紙送り方向の後方に延在しながら下方に傾斜した斜面41bと、斜面41bと連続し、紙送り方向に延在した水平面41cとを有している。そして、キャップスライドカム41の水平面41a、斜面41b及び水平面41cのいずれかの面にキャップリフトホルダ69の下面が摺動可能に接触して、キャップリフトホルダ69のキャップスライドカム41の接触している面の高さに応じてキャップリフトホルダ69の高さ位置は決められている。
また、水平面41cを形成するキャップスライドカム41の後方端部には、紙送り方向の後方に延在し、水平面41a、斜面41b及び水平面41cの紙送り方向に関する合計の長さよりも長いラックギヤ43が設けられており、このラックギヤ43には、駆動モータ42に連結されたピニオンギヤ44が歯合されている。この駆動モータ42は、紙送り方向に関してキャップリフトホルダ69の後方に隣接して配置されている(図2参照)。そして、駆動モータ42によりピニオンギヤ44が回転することで、この回転にともない、ピニオンギヤ44と歯合したラックギヤ43とともに、キャップスライドカム41は、キャップ部材12の下方を紙送り方向に移動する。すると、このキャップスライドカム41の移動によって、キャップリフトホルダ69が、キャップスライドカム41の水平面41a、斜面41b及び水平面41cにわたって摺動しながら、水平方向の位置を変えずに、これらの面の高さ位置に対応して昇降する。
<キャップ部材のインク噴射面に対する離接動作>
次に、キャップ部材12のインクジェットヘッド3のインク噴射面38に対する離接動作について説明する。図7(a)に示すように、吸引パージを開始する前には、キャップスライドカム41は紙送り方向の前方端部に位置している。このとき、キャップリフトホルダ69の下面はキャップスライドカム41の水平面41cに接触して降下した状態となっており、キャップ部材12はインクジェットヘッド3のインク噴射面38から離接した退避位置に位置する。
そして、駆動モータ42によりキャップスライドカム41が紙送り方向の後方に移動すると、キャップリフトホルダ69の下面はキャップスライドカム41の水平面41cを摺動した後、斜面41bを摺動しながら上昇する。すると、キャップリフトホルダ69の上昇にともない、キャップ部材12も退避位置から上昇する。そして、図7(b)に示すように、キャップスライドカム41はさらに後方に移動し、キャップ部材12がキャッピング位置に移動すると停止する。すると、キャップリフトホルダ69は、その下面がキャップスライドカム41の水平面41aと接触する位置まで移動し、キャップ部材12はインクジェットヘッド3のインク噴射面38に密着する。
なお、キャップスライドカム41の紙送り方向に関する位置は、駆動モータ42の回転数から検出可能であり、これにより、キャップスライドカム41の紙送り方向に関する位置を制御することで、キャップ部材12を退避位置とキャッピング位置とにわたって離接駆動することができる。
<切換手段の構成>
次に、切換手段15について説明する。図8は、図3を下方から見た底面図である。なお、図8においては、図3に示す2本の排出チューブ80、81を2点鎖線で示している。図3及び図8に示すように、切換手段15は、吸引ポンプ14の接続先をキャップ部材12のブラックインク用の凹部57の内部空間53とカラーインク用の凹部58の内部空間54に選択的に切り換えるものであり、キャップスライドカム41を挟んでキャップリフトホルダ69の下方に配置されている。
切換手段15は、有底筒状のカバー92の底壁の中心に形成された吸気ポート94と、カバー92の周壁に形成された複数のポート95と、カバー92の内部に収容され、中心から径方向に延びる分岐溝93が形成された切換部材91と、を有している。吸気ポート94は図示しないチューブを介して吸引ポンプ14に接続されている。複数のポート95のうち、1つのポートは、排出チューブ80と接続され、キャップ部材12のブラックインク用の内部空間53に連通するBkポート95bであり、もう1つのポートは、排出チューブ81と接続され、キャップ部材12のカラーインク用の内部空間54に連通するCoポート95aである。
そして、切換部材91の回転角度に応じて、吸引ポンプ14をBkポート95b及び排出チューブb80を通じてキャップ部材12のブラックインク用の内部空間53と連通させたり、吸引ポンプ14をCoポート95a及び排出チューブ81を介してキャップ部材12のカラーインク用の内部空間54と連通させたりすることが可能となっている。この切換部材91の回転角度は、切換部材91を回転駆動する図示しないモータの回転数から検出可能であり、モータの回転数を制御することで、切換部材91を任意の回転角度だけ回転させることができる。
<排出チューブの引き回しの構成>
次に、2本の排出チューブ80、81のキャップホルダ60から切換手段15までの引き回しの構成について説明する。図6に示すように、排出チューブ80の一端は、ブラックインク用の凹部57に形成された貫通孔55と連通するキャップホルダ60の接続孔63に接続されている。そして、一端が接続孔63に接続され、鉛直方向に延在する排出チューブ80は、後方に曲げられて、固定部材65の2つの側壁65a、65bの間に引き回され、2つの側壁65a、65bに挟まれた状態で第1突起65cによって下方から固定される。すなわち、排出チューブ80の2つの側壁65a、65bに挟まれた部分では、走査方向に関する変位が拘束されるとともに、下方への変位が拘束される。これにより、排出チューブ80が、キャップホルダ60との接続部近傍において固定部材65により固定されるため、自重により下方にたれてキャップスライドカム41に接触するのを防止することができる。
そして、図3、図4及び図8に示すように、固定部材65の2つの側壁65a、65bの間を引き回された排出チューブ80は、側壁65bの後方端部を支点として左方に曲げられながら下方に引き回されて、他端が切換手段15のBkポート95bに接続される。このように、排出チューブ80は、キャップホルダ60とキャップ駆動機構40の間を左方に引き回されて、キャップスライドカム41を避けながら下方の切換手段15のBkポート95bに接続されている。
また、図6に示すように、排出チューブ81の一端は、カラーインク用の凹部58に形成された貫通孔56と連通するキャップホルダ60の接続孔64に接続されている。そして、一端が接続孔64に接続され、鉛直方向に延在する排出チューブ81は、後方に曲げられて、固定部材66の2つの側壁66a、66bの間に引き回され、2つの側壁66a、66bに挟まれた状態で第1突起66cによって下方から固定される。すなわち、排出チューブ81の2つの側壁66a、66bに挟まれた部分では、走査方向に関する変位が拘束されるとともに、下方への変位が拘束される。これにより、排出チューブ81が、排出チューブ80と同様に、キャップホルダ60との接続部近傍において固定部材66により固定されるため、自重により下方にたれてキャップスライドカム41に接触するのを防止することができる。
そして、固定部材66の2つの側壁66a、66bの間を引き回された排出チューブ81は、側壁66bの後方端部において支持壁66d(第1固定部)によって固定され、後方への変位を拘束され、側壁66bの上端部を越えるように上方に曲げられながら、側壁66bの上端部を越えたところで左方に曲げられる。その後、左方に曲げられた排出チューブ81は、排出チューブ80よりも上方において、固定部材65の上壁65dと支持壁65eの間に引き回され、上壁65dと支持壁65eに挟まれた状態で第2突起65f(第2固定部)によって下方から固定される。ここでも、排出チューブ81が、自重により下方にたれてキャップスライドカム41に接触するのを防止している。
そして、図3、図4及び図8に示すように、排出チューブ81は、下方に引き回されて、他端が切換手段15のCoポート95aに接続される。このように、排出チューブ81は、排出チューブ80の上方において、キャップホルダ60とキャップ駆動機構40の間を左方に引き回されて、キャップスライドカム41を避けながら下方の切換手段15のCoポート95aに接続されている。なお、排出チューブ80よりも排出チューブ81を長く引き回すために、2本の排出チューブ80、81を左方に引き回して切換手段15に接続している。そして、排出チューブ81は、排出チューブ80に比べて長い分、排出チューブ80よりも多い2点で固定されて、変位が強固に拘束されている。また、排出チューブ81は、排出チューブ80に比べてキャップホルダ60に接続された接続部分から離れた部分でも固定されているため、キャップホルダ60と排出チューブ81の一体化する部分が長くなり、排出チューブ81を曲げたときに生じる反発力が低減される。
<吸引パージ>
次に、吸引パージについて説明する。まず、キャリッジ2をメンテナンス位置に移動させて、インクジェットヘッド3のインク噴射面38をキャップ部材12と対向させた状態で、駆動モータ42によりピニオンギヤ44を駆動して、キャップスライドカム41を退避位置からキャッピング位置に移動させる。すると、キャップ部材12がインクジェットヘッド3のインク噴射面38に密着してノズル35を覆う。
そして、切換部材91を回転させて、キャップ部材12とインク噴射面38のブラックインク用の内部空間53を排出チューブ80を介して吸引ポンプ14と連通させる。その状態で、吸引ポンプ14の吸引動作が行われたときには、この内部空間53の空気が吸引されて圧力が低下し、ブラックインク用のノズル35から内部空間53へインクが吸引排出される。これにより、ブラックインク用のノズル35内の増粘インクやインクジェットヘッド3内のインク流路に混入している気泡を、インクとともにノズル35から排出して、インクジェットヘッド3のインク噴射性能を回復させることが可能となっている。
その後、吸引ポンプ14の駆動を停止することで、ノズル35からのインクの吸引を停止して、内部空間53にインクが受容された状態で、キャップ部材12を退避位置に移動させてインク噴射面38から離して、内部空間53の密閉を開放した状態で、ブラックインク用のノズル35から吸引されて内部空間53に受容されたインクを、再度吸引ポンプ14を駆動して排出チューブ80を通じて排出させる(いわゆる、空吸引動作)。
また、カラーインクの吸引パージについては、キャップ部材12がインクジェットヘッド3のインク噴射面38に密着してノズル35を覆った状態で、切換部材91を回転させて、キャップ部材12とインク噴射面38のカラーインク用の内部空間54を排出チューブ81を介して吸引ポンプ14と連通させる。その状態で、吸引ポンプ14の吸引動作が行われたときには、カラーインク用のノズル35からインクが内部空間54へ吸引排出される。これにより、カラーインク用のノズル35内の増粘インクやインクジェットヘッド3内のインク流路に混入している気泡を、インクとともにノズル35から排出して、インクジェットヘッド3のインク噴射性能を回復させることが可能となっている。その後、上述したブラックインクのときと同様に空吸引動作を行うことで、カラーインク用のノズル35から吸引されて内部空間54に受容されたインクを、再度吸引ポンプ14を駆動して排出チューブ81を通じて排出させる。
本実施形態におけるキャップ装置7によると、2本の排出チューブ80、81はキャップホルダ60に一端がそれぞれ接続されており、接続部分と異なる位置で、キャップホルダ60の2つの固定部材65、66に変位を拘束されるように固定されている。これにより、キャップホルダ60に一端が接続された2本の排出チューブ80、81が、切換手段15まで引き回される際に、キャップ駆動機構40などの周囲の部材に接触して反力が生じにくくなる。また、例えば、キャップ部材12をキャップ駆動機構40により昇降駆動させると、その動作にともなって2本の排出チューブ80、81は曲がって変位しようとするが、2本の排出チューブ80、81はキャップホルダ60の2つの固定部材65、66により固定されているため、キャップホルダ60と2本の排出チューブ80、81は一体化され、2本の排出チューブ80、81を曲げたときに生じる反発力が低減される。このように、2本の排出チューブ80、81の反力や反発力を低減することで、この反力や反発力の影響を受けて、キャップホルダ60に支持されたキャップ部材12が傾くのを防止することができる。これにより、吸引パージによりキャップ部材12の2つの内部空間53、54に受容されたインクがこぼれたり、キャップ部材12をキャッピング位置に移動させて、インク噴射面38に密着させたときに隙間が生じてしまうことを防止することができる。
また、カラーインク用の排出チューブ81は、固定部材66に形成された第1突起66c及び支持壁66dにより上方に曲げて固定することで、排出チューブ81の鉛直方向に関する変位を拘束した後に、左方に曲げて固定部材65に形成された上壁65d及び支持壁65eにより固定することで、排出チューブの水平方向に関する変位を拘束している。このように、排出チューブ81を2点で固定することで、強固に固定することができる。また、2本の排出チューブ80、81をキャップホルダ60に隣接するキャップ駆動機構40の駆動モータ42に接触するのを防止しながら、キャップ部材12とキャップ駆動機構40の駆動モータ42の間を引き回して、キャップスライドカム41を避けて下方に引き回すことができる。
また、プリンタ1出荷前の検査時に吸引パージが行われたときに、カラーインク用のノズル35はブラックインク用のノズル35よりもノズル数が多いため、キャップ部材12の内部空間54には内部空間53に比べて大量のインクが排出される。ここで、プリンタ1の出荷時には、検査時に噴射されたカラーインクが排出されずに内部空間54に残っており、このカラーインクが排出チューブ81を介して切換手段15に到達した後に、内部空間54に逆流するおそれがある。すると、例えば、切換手段15内で異なる色のインクと混ざったり、切換手段15内の切換部材91に回転摩擦を低減するために塗られたグリスと混ざったりしたインクが逆流し、インク噴射面38に付着してしまう。そこで、大量のカラーインクが噴射される内部空間54に接続された排出チューブ81の長さを長くし、排出チューブ81内の容積を大きくすることで、内部空間54に噴射されたカラーインクが排出チューブ81を介して切換手段15に到達するのを防止することができる。また、排出チューブ81は、排出チューブ80よりも長く自重によりたれやすいが、排出チューブ80の上方を引き回されることで、仮にたれたとしても、排出チューブ80で下方から保持することができる。
また、キャップホルダ60の2本の排出チューブ80、81の一端と接続される2つの突出部61、62と、2本の排出チューブ80、81を固定する2つの固定部材65、66は、紙送り方向に並んで配置されていることで、2本の排出チューブ80、81が鉛直方向に引き回されずに、紙送り方向に沿って引き回されて2つの固定部材65、66に固定されるため、プリンタ1を鉛直方向に関して小型化することができる。
さらに、プリンタ1は、出荷時には、搬送による揺れや振動に対する安定性を確保するために、キャップ駆動機構40の駆動モータ42などの重たい部材が下側になるように、後方(図2の下方)を下にして縦向きに載置される。このとき、図9に示すように、キャップ部材12は底壁50が鉛直方向と平行になるように縦向きに配置されるが、排出チューブ80(81)がキャップホルダ60の後方に接続されているため、キャップ部材12の2つの内部空間53(54)に検査時に噴射されて受容されたインクは大半が排出チューブ80(81)に流れることとなる。したがって、縦向きに配置されたキャップ部材12の内部空間53(54)に受容されたインクはインク噴射面38のノズル35が形成された領域と接触しなくなる。これにより、内部空間53(54)に受容されたインクが乾燥により凝縮して、その凝縮したインクがノズル35に付着することによるノズル詰まりを防止することができる。このとき、2本の排出チューブ80、81は、キャップホルダ60の後方(駆動モータ42側)に接続されているため、2本の排出チューブ80、81をキャップ部材12と駆動モータ42の間を引き回すには、曲率が小さく、反発力が大きいが、2つの固定部材65、66によりこの反発力を低減することができ、且つ、駆動モータ42に接触して反力が生じるのを防止することができる。
次に、上述した実施形態に種々の変形を加えた変更形態について説明する。ただし、上述した実施形態と同様の構成を有するものについては、同じ符号を付して適宜その説明を省略する。
キャップ部材12のインク噴射面38と当接するリップ51についてはゴムなどの弾性部材により形成されていることが好ましいが、底壁50は弾性部材である必要は特になく、リップ51を形成する部材とは異なる合成樹脂や金属からなる板であってもよい。この場合、2本の排出チューブ80、81の接続部分と固定部分が同一部材に対してであれば、キャップホルダ60を設けずに底壁50に直接2本の排出チューブ80、81を接続し、底壁50に2本の排出チューブ80、81を固定する2つの固定部材65、66を設けてもよい。
また、本実施形態においては、2本の排出チューブ80、81を2つの固定部材65、66によって曲げの外周側から固定していたが、キャップホルダ60の外周面と2本の排出チューブ80、81を接着剤や摩擦吸着などにより固定して、2本の排出チューブ80、81を曲げの内周側から固定してもよい。
さらに、キャップホルダ60と隣接するキャップ駆動機構40の駆動モータ42はキャップ部材12の昇降用の駆動モータとしてだけでなく、駆動モータに連結された複数のギヤの切り換えによって、例えば、吸引ポンプ14の駆動モータや他の部材の駆動モータと利用してもよい。
また、スライドカム41などを覆うカバーを有する構成としてもよい。例えば、カバーは、スライドカム41の上方からプリンタ1に取り付けるように構成されている場合、カバーを取り付ける際に排出チューブ80、81に接触する。これにより、排出チューブ80、81に反力が生じ、キャップ部材12が傾いてしまうことがある。キャップ部材12の傾きが目視できない程度であると、キャップ部材12の傾きに製造者が気づかず、キャップ部材12が傾いたままプリンタ1が製品として完成してしまうおそれがある。この場合、キャップ部材12は、インク噴射面38を完全に覆う姿勢で密着できなくなり、最悪、キャップ部材12とインク噴射面38との間に隙間が生じてしまう。しかしながら、排出チューブ80、81がキャップホルダ60に直接接続されているので、排出チューブ80、81に反力が作用せず、キャップ部材12が傾くのを防ぐことができる。
以上説明した実施形態は、本発明を、シリアル式のプリンタに設けられたキャップ装置に適用したものであるが、本発明の適用対象は、ライン式のプリンタに設けられたキャップ装置であってもよい。また、本発明は、インクジェット式のプリンタに限られず、様々な種類の液体をその用途に応じて対象に噴射する、種々の液体噴射装置に設けられたキャップ装置に適用することが可能である。
1 プリンタ
3 インクジェットヘッド
12 キャップ部材
38 インク噴射面
50 底壁
51 リップ
53、54 凹部
60 キャップホルダ
65、66 固定部
80、81 排出チューブ

Claims (7)

  1. 液体噴射ヘッドの液体噴射面に対向する底壁部と、前記底壁部から前記液体噴射面側に突出して設けられ、前記液体噴射面に密着可能な環状のリップと、を有するキャップ部材と、
    前記キャップ部材の前記底壁部を支持し、傾動自在なキャップホルダと、
    前記キャップホルダに一端が接続され、前記リップが前記液体噴射面に密着したときに前記キャップ部材と前記液体噴射面により画成される内部空間に連通し、前記内部空間の流体を排出するための可撓性を有する排出チューブと、
    前記キャップ部材と前記キャップホルダが取り付けられるベースと、を備えたキャップ装置であって、
    前記キャップホルダには、前記排出チューブの前記一端以外の部分を前記キャップホルダに固定する固定手段が設けられており、
    前記ベースに設けられる固定部材であって、前記排出チューブの前記固定手段に固定された部分よりも前記排出チューブの他端側の部分を固定する固定部材を備え
    前記排出チューブは、前記固定手段に固定された部分と前記一端との間に曲げられた部分を有し、前記曲げられた部分と前記固定部材に固定される部分との間の部分が曲がらずに延在方向に延びていることを特徴とするキャップ装置。
  2. 前記底壁部は、平板状に形成され、
    前記キャップホルダは、平板状の前記底壁部と接触する平面状の支持面を有し、
    前記固定手段は、
    一端が前記キャップホルダに接続された前記排出チューブを前記支持面と直交する第1方向に曲げて、前記排出チューブを固定する第1固定部と、
    前記第1方向に曲がった前記排出チューブを前記支持面と平行な第2方向に曲げて、前記排出チューブを固定する第2固定部と、を有していることを特徴とする請求項1に記載のキャップ装置。
  3. 前記キャップ部材の下方に配置され、水平方向にスライドして、前記キャッピング位置と、前記退避位置とにわたって、前記液体噴射面に対して前記キャップ部材を離接移動させるスライド部材と、
    前記キャップ部材と前記水平方向に隣接して配置されており、前記スライド部材をスライドさせる駆動手段と、を備えており、
    前記排出チューブは、前記キャップ部材と前記駆動手段の間を引き回されていることを特徴とする請求項1または2に記載のキャップ装置。
  4. 前記キャップホルダは、前記スライド部材に傾動可能に連結されていることを特徴とする請求項3に記載のキャップ装置。
  5. 前記液体噴射面には、2種類の液体を噴射する2種類の第1ノズルと第2ノズルが形成されており、
    前記第1ノズルは、前記第2ノズルよりもノズル数が多くなっており、
    前記キャップ部材は、前記底壁部から前記液体噴射面側に突出して設けられ、前記リップが前記液体噴射面に密着したときに、前記内部空間を前記第1ノズルと対向する第1内部空間と前記第2ノズルと対向する第2内部空間に仕切る仕切板をさらに有しており、
    前記キャップホルダに一端が接続され、前記キャップ部材の前記第1内部空間に連通し、前記第1内部空間の液体を排出するための可撓性を有する第1排出チューブと、
    前記キャップホルダに一端が接続され、前記キャップ部材の前記第2内部空間に連通し、前記第2内部空間の液体を排出するための可撓性を有する第2排出チューブと、
    前記第1排出チューブと前記第2排出チューブの他端がそれぞれ接続され、前記キャップ部材の前記第1内部空間と前記第2内部空間をそれぞれ吸引して、前記第1内部空間と前記第2内部空間の液体をそれぞれ排出するための排出ユニットと、をさらに備えており、
    前記第1排出チューブは、前記第2排出チューブよりも長く、前記第2排出チューブよりも前記固定手段によって固定される部分が多くなっており、
    さらに、前記第1排出チューブは、前記第2排出チューブに比べて前記キャップホルダに接続される前記一端から離れた部分で、前記固定手段により固定されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のキャップ装置。
  6. 前記排出チューブの前記一端は、前記キャップホルダの前記キャップ部材と反対側の底面に接続されており、
    前記固定手段は、前記キャップホルダと前記排出チューブの前記一端との接続部分と前記底面に沿って並んで配置されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のキャップ装置。
  7. 液体噴射ヘッドの液体噴射面に対向する底壁部と、前記底壁部から前記液体噴射面側に突出して設けられ、前記液体噴射面に密着可能な環状のリップと、を有し、傾動自在なキャップ部材と、
    前記底壁部に一端が接続され、前記リップが前記液体噴射面に密着したときに前記キャップ部材と前記液体噴射面により画成される内部空間に連通し、前記内部空間の流体を排出するための可撓性を有する排出チューブと、
    前記キャップ部材が取り付けられるベースと、を備えており、
    前記底壁部には、前記排出チューブの前記一端以外の部分を前記キャップ部材の前記底壁部に固定する固定手段が設けられており、
    前記ベースに設けられる固定部材であって、前記排出チューブの前記固定手段に固定された部分よりも前記排出チューブの他端側の部分を固定する固定部材を備え、
    前記排出チューブは、前記固定手段に固定された部分と前記一端との間に曲げられた部分を有し、前記曲げられた部分と前記固定部材に固定される部分との間の部分が曲がらずに延在方向に延びていることを特徴とするキャップ装置。
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