JP4872336B2 - インクジェット記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、記録ヘッドが搭載されて被記録媒体の搬送方向と交差する方向に往復動されるキャリッジと、キャリッジの往復動を案内するガイド部材と、キャリッジの往復動に追従して主走査方向に姿勢変化する可撓性を有するインク供給管と、キャリッジの往復動方向に沿って設けられたエンコーダストリップとを具備するインクジェット記録装置に関するものである。
従来より、入力信号に基づいてインクを噴射して被記録媒体に画像記録を行う画像記録装置として、記録ヘッドのアクチュエータにインクを導き、入力信号に応じた圧電素子、電歪素子等のアクチュエータの撓みや、発熱素子による局部的なインクの沸騰を利用してインクを加圧噴射するものが知られている。
例えば、シリアルプリンタと呼ばれる画像記録装置では、記録用紙の搬送方向と直交する方向に往復動するキャリッジに上記記録ヘッドが搭載されている。記録ヘッドは、記録用紙が所定の改行幅で搬送される毎にキャリッジとともに往復動されて、記録用紙に選択的にインクを噴射して画像記録を行う。キャリッジは、ベルト駆動機構等からの駆動力を受けて往復動される。画像記録装置が行う画像記録の解像度は、例えば300dpi〜1200dpi程度であるから、キャリッジの往復動の制御は高精度に行われる必要がある。このようなキャリッジの制御は、リニアエンコーダによるキャリッジ位置の検知に基づいて行われる(例えば、特許文献1,2参照)。リニアエンコーダは、キャリッジの往復動方向に沿って設けられたエンコーダストリップのパターンを、キャリッジに固定された光学センサにより検知してパルス信号として出力するものである。
上記記録ヘッドからインクが噴射される際に、噴射されたインクの一部は、微細な霧状のインク(以下、「インクミスト」という。)となって、装置内に浮遊することが知られている。このインクミストが、リニアエンコーダのエンコーダストリップに付着して汚れが生じると、光学センサによるパターン検知に影響を与え、リニアエンコーダによるキャリッジ位置の検知精度が低下するという問題がある(特許文献3参照)。
特開平11−132788号公報 特開2004−230802号公報 特開2001−121721号公報
上記キャリッジを所定位置に支持して往復動を案内するガイド部材には、例えば、ガイドシャフトやガイドレールが用いられている。このガイド部材の摺動面には、キャリッジを円滑に往復動させるべく、グリスなどの潤滑剤が塗布されている。例えば、ジャム処理やメンテナンス作業の際に、作業者がエンコーダストリップに接触することにより、エンコーダストリップが撓んでガイド部材の摺動面に接触し、エンコーダストリップに潤滑剤が付着することがある。潤滑剤には無色透明なものもあるが、その粘性により塵埃が付着しやすい。このような潤滑剤を介した塵埃などの付着によりエンコーダストリップが汚れて、そのパターンが光学センサにより検出不能となり、キャリッジ位置の検知精度が低下するという問題がある。
キャリッジに搭載される記録ヘッドには、インクカートリッジからインクチューブを介してインクが供給されるタイプのものがある。このインクチューブは、キャリッジの往復動の妨げとならないように、キャリッジの往復動に追従できる十分な長さを有するものであり、キャリッジと装置本体の固定部位との間で略U字形状に撓ませて配設される。インクチューブは可撓性を有し、キャリッジが往復動すれば、略U字形状の撓ませた湾曲形状を変化させながらキャリッジの往復動に追従する。その際、インクチューブに振れが生じ、ガイド部材の摺動面に接触したり、エンコーダストリップに接触するおそれがある。これらにインクチューブが接触することにより、インクチューブを媒体として、ガイド部材の潤滑剤がエンコーダストリップに付着し、前述と同様の問題が生じるおそれがある。一方、インクチューブがガイド部材やエンコーダストリップ50に接触することを回避するために、インクチューブが姿勢変化する領域をガイド部材及びエンコーダストリップから離れた位置にすれば、装置内に必要な空間が大きくなり、装置の小型化の要請に反する。
本発明は、かかる問題に鑑みてなされたものであり、装置の小型化を実現するとともに、エンコーダストリップに、ガイド部材に塗布された潤滑剤等が付着して汚れることを防止する手段を提供することを目的とする。
(1) 本発明に係るインクジェット記録装置は、インク滴を吐出することにより被記録媒体に画像を記録する記録ヘッドと、上記記録ヘッドを搭載して、被記録媒体の搬送方向と交差する主走査方向に往復動されるキャリッジと、主走査方向に一対が延設されて、上記キャリッジを担持するとともに該キャリッジの往復動を案内する平板形状のガイド部材と、上記キャリッジから主走査方向にU字形状に延出されて上記記録ヘッドにインクを供給し、該キャリッジの往復動に追従して主走査方向に姿勢変化する可撓性を有するインク供給管と、上記ガイド部材の一方に対して起立された一対の支持部の間に、外力が作用すると撓むことが可能に主走査方向に張設されており、上記キャリッジに設けられたセンサにより検知可能なパターンが主走査方向に記されたエンコーダストリップと、を具備し、上記インク供給管は、搬送方向と交差し且つ主走査方向と直交する上下方向の上側から視た平面視において上記ガイド部材の一方及び上記エンコーダストリップと重複するように姿勢変化し、上記ガイド部材の一方、上記インク供給管、及び上記エンコーダストリップは、相互に上下方向に異なる位置に配置されたものであり、上記ガイド部材の一方及び上記エンコーダストリップは、その間に上記キャリッジが介在するように配置されたものであり、上記インク供給管は、上記キャリッジの往復動によってU字形状の湾曲部分の曲げ半径が変化することにより、上記ガイド部材の一方と上記エンコーダストリップとの間を通過するように姿勢変化するものである。
キャリッジは、ガイド部材に案内されて、被記録媒体の搬送方向と交差する主走査方向に往復動される。キャリッジからは、主走査方向にインク供給管が延出されており、このインク供給管を通じて記録ヘッドにインクが供給される。キャリッジに搭載された記録ヘッドは、キャリッジが往復動される間にインク滴を吐出することにより、被記録媒体に画像を記録する。主走査方向に沿ってエンコーダストリップが設けられている。エンコーダストリップには、キャリッジに設けられたセンサにより検知可能なパターンが、主走査方向に記されている。該センサは、エンコーダストリップのパターンを検知し、この検知信号に基づいてキャリッジの往復動が制御される。
ガイド部材、インク供給管、及びエンコーダストリップは、相互に上下方向に異なる位置に配置されている。ガイド部材には、キャリッジが円滑に摺動されるようにグリースや潤滑油等が塗布される。このガイド部材にエンコーダストリップが接触すると、エンコーダストリップが汚れて、キャリッジのセンサによりパターンを読み取ることができなくなるおそれがある。したがって、ガイド部材とエンコーダストリップとを上下方向に分けて配置することにより、エンコーダストリップがガイド部材に接触することが防止される。
インク供給管は可撓性を有しており、キャリッジの往復動に追従して主走査方向に姿勢変化する。インク供給管の姿勢変化は、平面視においてガイド部材及びエンコーダストリップと重複する。これにより、平面視において、インク供給管の姿勢変化のための領域が他の部材を配置するための領域と重複するので、インク供給管の姿勢変化を許容する領域を別に確保するより、装置の小型化が図られる。インク供給管が姿勢変化する際に、インク供給管に主走査方向の振れが生じる。インク供給管は、ガイド部材及びエンコーダストリップと上下方向に分けて配置されているので、インク供給管が主走査方向に振れても、ガイド部材及びエンコーダストリップに接触することがない。これにより、インク供給管を介して、ガイド部材のグリース等がエンコーダストリップに付着することが防止される。
また、上記ガイド部材及び上記エンコーダストリップは、その間に上記キャリッジが介在するように配置されている。これにより、ガイド部材とエンコーダストリップとがキャリッジで隔離されるので、エンコーダストリップに多少の弛み等が生じても、ガイド部材に接触することがない。
また、上記インク供給管は、上記ガイド部材の一方と上記エンコーダストリップとの間を通過するように姿勢変化する。ガイド部材の一方とエンコーダストリップとの間にキャリッジが介在されることにより、ガイド部材の一方とエンコーダストリップとの間にキャリッジ厚み分の空間が形成される。インク供給管が、当該空間を通過して姿勢変化するように配置されることにより、当該空間を有効利用して、装置の薄型化を実現することができる。
(2) 上記エンコーダストリップは、平面視において上記キャリッジの重心上に配置されることが好適である。これにより、エンコーダストリップに、キャリッジの回転等による位置ズレの影響が生じ難くなり、キャリッジの往復動が安定する。
(3) 上記キャリッジに設けられたセンサは、上記記録ヘッドのインクの吐出を制御する制御基板に直接固定されたものであってもよい。これにより、装置のコストダウンが実現される。
このように、本発明に係るインクジェット記録装置によれば、インクチューブを、平面視においてガイド部材及びエンコーダストリップと重複するように姿勢変化させるので、装置の小型化が実現される。ガイド部材、インク供給管、及びエンコーダストリップを、相互に上下方向に異なる位置に配置したので、エンコーダストリップがガイド部材に接触すること、及びインク供給管を介して、ガイド部材のグリース等がエンコーダストリップに付着することが防止される。これにより、エンコーダストリップの読取不能によるキャリッジの制御不良を防止することができ、安定したキャリッジの往復動が実現される。
以下、適宜図面を参照して本発明の実施形態を説明する。なお、本実施形態は本発明の一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で、実施形態を適宜変更できることは言うまでもない。
図1は、本発明の実施形態に係る複合機1(インクジェット記録装置)の外観構成を示すものである。また、図2は、複合機1の内部構成を示す縦断面図である。複合機1は、下部にプリンタ部2を、上部にスキャナ部3を一体的に備えた多機能装置(MFD:Multi Function Device)であり、プリンタ機能、スキャナ機能、コピー機能、ファクシミリ機能を有する。複合機1のうちプリンタ部2において、本発明に係るインクジェット記録装置が実現されている。したがって、プリンタ機能以外の機能は任意のものであり、例えば、スキャナ部3がなく、スキャナ機能やコピー機能を有しない単機能のプリンタとして本発明に係るインクジェット記録装置が実施されてもよい。
複合機1のプリンタ部2は、主にコンピュータ等の外部情報機器と接続されて、該コンピュータ等から送信された画像データや文書データを含む印刷データに基づいて、記録用紙に画像や文書を記録する。なお、複合機1は、デジタルカメラ等が接続されて、デジタルカメラ等から出力される画像データを記録用紙に記録したり、メモリカード等の各種記憶媒体を装填して、該記憶媒体に記録された画像データ等を記録用紙に記録することも可能である。
図1に示すように、複合機1は高さより横幅及び奥行きが大きい幅広薄型の概ね直方体の外形であり、複合機1の下部がプリンタ部2である。プリンタ部2は、正面に開口2aが形成されている。給紙トレイ20及び排紙トレイ21は、開口2aの内部に上下2段に設けられている。給紙トレイ20には、被記録媒体である記録用紙が貯蔵され、例えば、A4サイズ以下のB5サイズ、はがきサイズ等の各種サイズの記録用紙が収容される。給紙トレイ20は、図2に示すように、必要に応じてスライドトレイ20aを引き出すことによりトレイ面が拡大され、例えば、リーガルサイズの記録用紙が収容できるようになる。給紙トレイ20に収容された記録用紙がプリンタ部2の内部へ給送されて所望の画像が記録され、排紙トレイ21へ排出される。
複合機1の上部はスキャナ部3であり、所謂フラットベッドスキャナとして構成されている。図1及び図2に示すように、複合機1の天板として開閉自在に設けられた原稿カバー30の下側に、プラテンガラス31及びイメージセンサ32が設けられている。プラテンガラス31には、画像読取りを行う原稿が載置される。プラテンガラス31の下方には、複合機1の奥行き方向(図2の左右方向)を主走査方向とするイメージセンサ32が、複合機1の幅方向(図2の紙面垂直方向)に往復動可能に設けられている。
複合機1の正面上部には、プリンタ部2やスキャナ部3を操作するための操作パネル4が設けられている。操作パネル4は、各種操作ボタンや液晶表示部から構成されている。複合機1は、操作パネル4からの操作指示に基づいて動作する。複合機1が外部のコンピュータに接続されている場合には、該コンピュータからプリンタドライバ又はスキャナドライバを介して送信される指示に基づいても複合機1が動作する。複合機1の正面の左上部には、スロット部5が設けられている。スロット部5には、記憶媒体である各種小型メモリカードが装填可能である。操作パネル4において所定の操作を行うことにより、スロット部5に装填された小型メモリカードに記憶された画像データが読み出される。読み出された画像データに関する情報は、操作パネル4の液晶表示部に表示され、この表示に基づいて、任意の画像をプリンタ部2により記録用紙に記録させることができる。
以下、図2から図8を参照して複合機1の内部構成、特にプリンタ部2の構成について説明する。図2に示すように、複合機1の底側に給紙トレイ20が設けられ、給紙トレイ20の奥側に分離傾斜板22が設けられている。分離傾斜板22は、給紙トレイ20から重送された記録用紙を分離して、最上位置の記録用紙を上方へ案内する。用紙搬送路23は、分離傾斜板22から上方へ向かった後、正面側へ曲がって、複合機1の背面側から正面側へと延び、画像記録ユニット24を経て排紙トレイ21へ通じている。したがって、給紙トレイ20に収容された記録用紙は、用紙搬送路23により下方から上方へUターンするように案内されて画像記録ユニット24に至り、画像記録ユニット24により画像記録が行われた後、排紙トレイ21に排出される。
図3は、プリンタ部2の主要構成を示す部分拡大断面図である。図3に示すように、給紙トレイ20の上側には、給紙トレイ20に積載された記録用紙を用紙搬送路23へ供給する給紙ローラ25が設けられている。給紙ローラ25は、給紙アーム26の先端に軸支されている。給紙ローラ25は、複数のギアが噛合されてなる駆動伝達機構27により、LFモータ71(図7参照)の駆動が伝達されて回転する。
給紙アーム26は、基軸26aを回動軸として配設されており、給紙トレイ20に接離可能に上下動する。給紙アーム26は、図2に示すように、自重により又はバネ等に付勢されて給紙トレイ20に接触するように下側へ回動されており、図3に示すように、給紙トレイ20の挿抜の際に上側へ退避可能に構成されている。給紙アーム26が下側へ回動されることにより、その先端に軸支された給紙ローラ25が給紙トレイ20上の記録用紙に圧接する。その状態で、給紙ローラ25が回転されることにより、給紙ローラ25のローラ面と記録用紙との間の摩擦力により、最上位置の記録用紙が分離傾斜板22へ送り出される。記録用紙は、その先端が分離傾斜板22に当接して上方へ案内され、用紙搬送路23へ送り込まれる。給紙ローラ25によって最上位置の記録用紙が送り出される際に、その直下の記録用紙が摩擦や静電気の作用によって共に送り出される場合があるが、該記録用紙は分離傾斜板22との当接によって制止される。
用紙搬送路23は、画像記録ユニット24等が配設されている箇所以外は、所定間隔で対向する外側ガイド面と内側ガイド面とから構成されている。例えば、複合機1の背面側の用紙搬送路23は、外側ガイド面が複合機1のフレームと一体に形成され、内側ガイド面がガイド部材28がフレーム内に固定されることにより構成されている。用紙搬送路23において、特に用紙搬送路23が曲がっている箇所には、搬送コロ29が外側ガイド面又は内側ガイド面へローラ面を露出するようにして、用紙搬送路23の幅方向を軸方向として回転自在に設けられている。回転自在な各搬送コロ29により、用紙搬送路23が曲がっている箇所において、ガイド面に接触する記録用紙が円滑に搬送される。
図3に示すように、用紙搬送路23には、画像記録ユニット24が設けられている。画像記録ユニット24は、インクジェット記録ヘッド39(記録ヘッド)を搭載して主走査方向へ往復動するキャリッジ38を備えている。インクジェット記録ヘッド39には、複合機1内にインクジェット記録ヘッド39とは独立に配置されたインクカートリッジからインクチューブ41(インク供給管、図4参照)を通じてシアン(C)・マゼンタ(M)・イエロー(Y)・ブラック(Bk)の各色インクが供給される。キャリッジ38が往復動される間に、インクジェット記録ヘッド39から各色インクが微小なインク滴として選択的に吐出されることにより、プラテン42上を搬送される記録用紙に画像記録が行われる。なお、図3及び図4には、インクカートリッジは図示されていない。
図4は、画像記録ユニット24周辺の主要構成を示す平面図である。図4に示すように、用紙搬送路23の上側において記録用紙の搬送方向(図4の上側から下側方向)に所定距離を隔てられて、一対のガイドレール43,44(ガイド部材)が記録用紙の搬送方向と直交する方向(図4の左右方向)へ略水平方向に延設されている。ガイドレール43,44は、プリンタ部2の筐体内に設けられて、プリンタ部2を構成する各部材を支持するフレームの一部を構成している。キャリッジ38は、ガイドレール43,44を跨ぐようにして記録用紙の搬送方向と直交する方向に摺動可能に載置されている。これにより、ガイドレール43,44が記録用紙の搬送方向にほぼ水平に並べられることにより、プリンタ部2の高さを低くして、装置の薄型化が実現される。
記録用紙の搬送方向上流側に配設されたガイドレール43は、用紙搬送路23の幅方向(図4の左右方向)の長さがキャリッジ38の往復動範囲より長い平板状のものである。記録用紙の搬送方向下流側に配設されたガイドレール44は、用紙搬送路23の幅方向の長さがガイドレール43とほぼ同じ長さの平板状のものである。キャリッジ38の上流側の端部がガイドレール43上に担持され、キャリッジ38の下流側の端部がガイドレール44上に載置されて、ガイドレール43,44の長手方向に摺動される。ガイドレール44の搬送方向上流側の縁部45は、上方へ向かって略直角に曲折されている。ガイドレール43,44に担持されたキャリッジ38は、縁部45をローラ対等の狭持部材により摺動可能に狭持している。これにより、キャリッジ38は、記録用紙の搬送方向に対して位置決めされ、且つ、記録用紙の搬送方向と直交する方向に摺動可能になる。つまり、キャリッジ38は、ガイドレール43,44上に摺動自在に支持され、ガイドレール44の縁部45に案内されて、記録用紙の搬送方向と直交する方向に往復動する。なお、図には表れていないが、ガイドレール43,44のキャリッジ38が載置される面や縁部45には、キャリッジ38の摺動を円滑にするためにグリースなどの潤滑剤が塗布されている。
ガイドレール44の上面には、ベルト駆動機構46が配設されている。ベルト駆動機構46は、用紙搬送路23の幅方向の両端付近にそれぞれ設けられた駆動プーリ47と従動プーリ48との間に、内側に歯が設けられた無端環状のタイミングベルト49が張架されてなるものである。駆動プーリ47の軸にはCRモータ73(図7参照)から駆動力が入力され、駆動プーリ47の回転によりタイミングベルト49が周運動する。なお、タイミングベルト49は無端環状のもののほか、有端のベルトの両端部をキャリッジ38に固着するものを用いてもよい。
キャリッジ38は、その底面側においてタイミングベルト49に固着されている。したがって、タイミングベルト49の周運動に基づいて、キャリッジ38が縁部45を基準としてガイドレール43,44上を往復動する。このようなキャリッジ38にインクジェット記録ヘッド39が搭載されて、インクジェット記録ヘッド39が、用紙搬送路23の幅方向を主走査方向として往復動される。
ガイドレール44には、リニアエンコーダ77(図7参照)のエンコーダストリップ50が配設されている。ガイドレール44の幅方向(キャリッジ38の往復動方向)の両端には、その上面から起立するように一対の支持部33,34が形成されている。エンコーダストリップ50は、その両端部が支持部33,34に係止されて、キャリッジ38の往復動方向に沿って架設されている。なお、図には表れていないが、支持部33,34の一方には、バネが設けられており、該バネによりエンコーダストリップ50の端部が係止されている。このバネにより、エンコーダストリップ50には、長手方向に張力が作用して弛みが生じることが防止されるとともに、エンコーダストリップ50に外力が作用した場合には、該バネが弾性変形して、エンコーダストリップ50が撓むようになっている。
エンコーダストリップ50には、光を透過させる透光部と光を遮断する遮光部とが、所定ピッチで長手方向に交互に配置されたパターンが記されている。キャリッジ38の上面のエンコーダストリップ50に対応する位置には、透過型センサである光学センサ35が設けられている。光学センサ35は、キャリッジ38とともにエンコーダストリップ50の長手方向に沿って往復動し、その往復動の際にエンコーダストリップ50のパターンを検知する。インクジェット記録ヘッド39には、インクの吐出を制御するヘッド制御基板83(図8参照)が設けられている。ヘッド制御基板83は、光学センサ35の検知信号に基づくパルス信号を出力し、このパルス信号に基づいてキャリッジ38の位置が判断されて、キャリッジ38の往復動が制御される。
図3及び図4に示すように、用紙搬送路23の下側には、インクジェット記録ヘッド39と対向してプラテン42が配設されている。プラテン42は、キャリッジ38の往復動範囲のうち、記録用紙が通過する中央部分に渡って配設されている。プラテン42の幅は、搬送可能な記録用紙の最大幅より十分に大きいものであり、記録用紙の両端は常にプラテン42の上を通過する。
図4に示すように、記録用紙が通過しない範囲、すなわちインクジェット記録ヘッド39による画像記録範囲外には、パージ機構51や廃インクトレイ84等のメンテナンスユニットが配設されている。パージ機構51は、インクジェット記録ヘッド39のノズル53(図5参照)から気泡や異物を吸引除去するものである。パージ機構51は、インクジェット記録ヘッド39のノズル53を覆うキャップ52と、キャップ52を通じてインクジェット記録ヘッド39に接続されるポンプ機構と、キャップ52をインクジェット記録ヘッド39のノズル53に接離させるための移動機構とからなる。なお、図4においては、ポンプ機構及び移動機構は省略されている。インクジェット記録ヘッド39から気泡等の吸引除去を行う際には、インクジェット記録ヘッド39がキャップ52上に位置するようにキャリッジ38が移動される。その状態でキャップ52が上方へ移動されて、インクジェット記録ヘッド39の下面にノズル53を密閉するように密着される。ポンプ機構によりキャップ52内が負圧にされることにより、インクジェット記録ヘッド39のノズル53からインクが吸引される。ノズル53内の気泡や異物は、該インクとともに吸引除去される。
廃インクトレイ84は、フラッシングと呼ばれるインクジェット記録ヘッド39からのインクの空吐出を受けるためのものである。廃インクトレイ84は、プラテン42の上面であって、キャリッジ38の往復動範囲内且つ画像記録範囲外に形成されている。なお、図には示されていないが、廃インクトレイ84内にはフェルトが敷設されており、フラッシングされたインクは、該フェルトに吸収されて保持される。これらメンテナンスユニットにより、インクジェット記録ヘッド39内の気泡や混色インクの除去、乾燥防止等のメンテナンスが行われる。
図4に示すように、プリンタ部2の正面側であって左側面側(図4の右側)には、カートリッジ装着部6が設けられている。図1に示すように、プリンタ部2の筐体の正面には、扉7が開閉自在に設けられている。扉7が開かれると、カートリッジ装着部6が装置正面側に露出され、インクカートリッジが装抜可能になる。カートリッジ装着部6は、4つの収容室に区画されており、各収容室に、シアン・マゼンタ・イエロー・ブラックの各色インクを保持するインクカートリッジが収容される。カートリッジ装着部6からキャリッジ38へは、各色インクに対応した4本のインクチューブ41が引き回されている。キャリッジ38に搭載されたインクジェット記録ヘッド39には、各インクチューブ41を通じて、カートリッジ装着部6に装着されたインクカートリッジから各色インクが供給される。
インクチューブ41は、合成樹脂製のチューブであり、キャリッジ38の往復動に追従して撓む可撓性を有する。カートリッジ装着部6から導出された各インクチューブ41は、装置の幅方向に沿って中央付近まで引き出されて、装置フレームの固定クリップ36に一旦固定されている。各インクチューブ41は、固定クリップ36からキャリッジ38までの部分が装置フレーム等に固定されておらず、当該部分がキャリッジ38の往復動に追従して姿勢変化する。なお、図4においては、カートリッジ装着部6から固定クリップ36までのインクチューブ41は省略されている。
図4に示すように、インクチューブ41は、固定クリップ36からキャリッジ38までの部分が平面視において略U字形状を形成するように引き回されている。換言すれば、インクチューブ41は、キャリッジ38から水平方向に延出され、水平面内において略U字形状に湾曲するように引き回されている。インクチューブ41の装置正面側には、案内壁37が装置幅方向(図4の左右方向)に延設されている。4本のインクチューブ41は、固定クリップ36により上下方向に積み重ねられた状態で固定されており、固定クリップ36から案内壁37に沿って延出されている。この案内壁37によって、インクチューブ41が装置正面側へ振れることが防止される。4本のインクチューブ41は、案内壁37からキャリッジ38へ向かって、上下方向の積み重ね状態が水平方向に並ぶように捻られながら、4本全体として略U字形状に湾曲されている。
4本のインクチューブ41は、キャリッジ38が往復動方向の一端(図4の左側)へ移動するに従い、略U字形状の湾曲部分の曲げ半径が小さくなるように撓みながら、キャリッジ38とともに移動する。一方、キャリッジ38が往復動方向の他端(図右側)へ移動するに従い、各インクチューブ41は、湾曲部分の曲げ半径が大きくなるように撓みながら、キャリッジ38とともに移動する。このようにして、インクチューブ41は、水平方向に姿勢変化しながら、キャリッジ38の往復動に追従する。
図5は、インクジェット記録ヘッド39のノズル形成面を示す底面図である。図に示すように、インクジェット記録ヘッド39は、その下面にノズル53が、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(Bk)の各色インク毎に、記録用紙の搬送方向に列設されている。なお、図において、上下方向が記録用紙の搬送方向であり、左右方向がキャリッジ38の往復動方向である。CMYBkの各色インクのノズル53は、それぞれ記録用紙の搬送方向に列をなしており、その各色インクのノズル53の列が、キャリッジ38の往復動方向に並んでいる。各ノズル53の搬送方向のピッチや数は、記録画像の解像度等を考慮して適宜設定される。また、カラーインクの種類数に応じてノズル53の列数を増減することも可能である。
図6は、インクジェット記録ヘッド39の内部構成を示す部分拡大断面図である。図に示すように、インクジェット記録ヘッド39の下面に形成されたノズル53の上流側には、圧電素子54を備えたキャビティ55が形成されている。圧電素子54は所定の電圧が印加されることにより変形されてキャビティ55の容積を縮小する。このキャビティ55の容量の変化によって、キャビティ55内のインクがノズル53からインク滴として吐出される。
キャビティ55は、各ノズル53毎に設けられており、複数のキャビティ55に渡ってマニホールド56が形成されている。マニホールド56は、CMYBkの各色インク毎に設けられている。マニホールド55の上流側にはバッファタンク57が配設されている。バッファタンク57も、CMYBkの各色インク毎に設けられている。各バッファタンク57には、インクチューブ41を流通するインクがインク供給口58から供給される。バッファタンク57に一旦インクが貯留されることにより、インクチューブ41等でインク内に発生した気泡が捕捉され、キャビティ55及びマニホールド56に気泡が進入することが防止される。バッファタンク57内で捕捉された気泡は、気泡排出口59からポンプ機構により吸引除去される。バッファタンク57からマニホールド56へ供給されたインクは、マニホールド56により各キャビティ55に分配される。
このようにして、インクカートリッジからインクチューブ41を通じて供給された各色インクが、バッファタンク57、マニホールド56を介してキャビティ55へ流れるようにインク流路が構成される。このようなインク流路を通じて供給されたCMYBkの各色インクが、圧電素子54の変形により、ノズル53からインク滴として記録用紙に吐出される。
図3に示すように、画像記録ユニット24の上流側には、一対の搬送ローラ60及びピンチローラ61が設けられている。搬送ローラ60及びピンチローラ61は、用紙搬送路23を搬送されている記録用紙を狭持してプラテン42上へ搬送する。画像記録ユニット24の下流側には、一対の排紙ローラ62及び拍車ローラ63が設けられている。排紙ローラ62及び拍車ローラ63は、記録済みの記録用紙を狭持して排紙トレイ21へ搬送する。搬送ローラ60及び排紙ローラ62は、LFモータ71から駆動力が伝達されて、所定の改行幅で間欠駆動する。搬送ローラ60及び排紙ローラ62の回転は同期されている。搬送ローラ60に設けられたロータリーエンコーダ76(図7参照)は、搬送ローラ60とともに回転するエンコーダディスクのパターンを光学センサで検知する。この検知信号に基づいて、搬送ローラ60及び排紙ローラ62の回転が制御される。
ピンチローラ61は、搬送ローラ60と接離する方向にスライド移動可能に設けら、コイルバネにより搬送ローラ60に圧接するように付勢されている。搬送ローラ60とピンチローラ61との間に記録用紙が進入すると、ピンチローラ61は、記録用紙の厚み分だけ付勢力に反して退避し、該記録用紙を搬送ローラ60に圧接するように狭持する。これにより、搬送ローラ60の回転力が確実に記録用紙へ伝達される。拍車ローラ63も排紙ローラ62に対して同様に設けられたものであるが、記録済みの記録用紙と圧接するので、記録用紙に記録された画像を劣化させないようにローラ面が拍車状に凹凸されている。
図7は、複合機1の制御部64の構成を示すブロック図である。制御部64は、プリンタ部3のみでなくスキャナ部2も含む複合機1の全体動作を制御するものであるが、スキャナ部3は本発明の主要な構成ではないので詳細な説明は省略する。制御部64は、図に示すように、CPU(Central Processing Unit)65、ROM(Read Onli Memory)66、RAM(Random Accsess Memory)67、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)68を主とするマイクロコンピュータとして構成されており、バス69を介してASIC(Application Specific Integrated Circuit)70に接続されている。
ROM66には、複合機1の各種動作を制御するためのプログラム等が格納されている。RAM67は、CPU65が上記プログラムを実行する際に用いる各種データを一時的に記録する記憶領域又は作業領域として使用される。また、EEPROM68には、電源オフ後も保持すべき設定やフラグ等が格納される。
ASIC70は、CPU65からの指令に従い、LF(搬送)モータ71に通電する相励磁信号等を生成して、該信号をLFモータ71の駆動回路72に付与し、駆動回路72を介して駆動信号をLFモータ71に通電することにより、LFモータ71の回転制御を行っている。
駆動回路72は、給紙ローラ25、搬送ローラ60、排紙ローラ62、及びパージ機構51に接続されたLFモータ71を駆動させるものであり、ASIC70からの出力信号を受けて、LFモータ71を回転するための電気信号を形成する。該電気信号を受けてLFモータ71が回転し、LFモータ71の回転力がギアや駆動軸等からなる周知の駆動機構を介して、給紙ローラ25、搬送ローラ60、排紙ローラ62、及びパージ機構51へ伝達される。
ASIC70は、CPU65からの指令に従い、CR(キャリッジ)モータ73に通電する相励磁信号等を生成して、該信号をCRモータ73の駆動回路74に付与し、駆動回路74を介して駆動信号をCRモータ73に通電することにより、CRモータ73の回転制御を行っている。
駆動回路74は、CRモータ73を駆動させるものであり、ASIC70からの出力信号を受けて、CRモータ73を回転するための電気信号を形成する。該電気信号を受けてCRモータ73が回転し、CRモータ73の回転力がベルト駆動機構46を介して、キャリッジ38へ伝達されることによりキャリッジ38が往復動される。このようにして、キャリッジ38の往復動が制御部64により制御される。
駆動回路75は、インクジェット記録ヘッド39から所定のタイミングで各色インクを記録用紙に対して選択的に吐出させるものであり、CPU65から出力される駆動制御手順に基づいてASIC70において生成された出力信号を受け、インクジェット記録ヘッド39を駆動制御する。この駆動回路75は、ヘッド制御基板83に搭載されている。
ASIC70には、搬送ローラ60の回転量を検出するロータリーエンコーダ76、キャリッジ38の位置検知を行うリニアエンコーダ77が接続されている。キャリッジ38は、複合機1の電源オンにより、ガイドレール43,44の一方の端まで移動されて、リニアエンコーダ77による検知位置が初期化される。この初期位置から、キャリッジ38がガイドレール43,44上を移動すると、キャリッジ38に設けられた光学センサ35がエンコーダストリップ50のパターンを検知し、これに基づくパルス信号数がキャリッジ38の移動量として制御部64に把握される。制御部64は、この移動量に基づいてキャリッジ38の往復動を制御すべく、CRモータ73の回転を制御する。
ASIC70には、スキャナ部3や、複合機1の操作指示を行うための操作パネル4、各種小型メモリカードが挿入されるスロット部5、パソコン等の外部情報機器とパラレルケーブルやUSBケーブルを介してデータの送受信を行うためのパラレルインタフェース78及びUSBインタフェース79等が接続されている。さらに、ファクシミリ機能を実現するためのNCU(Network Control Unit)80やモデム(MODEM)81が接続されている。
図4に示すように、制御部64はメイン基板82により構成されている。メイン基板82からインクジェット記録ヘッド39のヘッド制御基板83へはフラットケーブル85を通じて記録用信号等の伝送が行われる。フラットケーブル85は、電気信号を伝送する複数本の導体をポリエステルフィルム等の合成樹脂フィルムで覆って絶縁した薄帯状のものであり、メイン基板82とヘッド制御基板83とを電気的に接続している。フラットケーブル85は、薄帯状の表裏面を水平方向に向けてキャリッジ38から延出されている。フラットケーブル85は、インクチューブ41の内側を、平面視で略U字形状に曲折するように引き回されて固定クリップ86に固定され、固定クリップ86からメイン基板82へ延出されている。フラットケーブル85が略U字形状に湾曲された部分は、いずれの部材にも固定されておらず、インクチューブ41と同様に、キャリッジ38の往復動に追従して姿勢変化する。
以下、キャリッジ38、インクチューブ41、ガイドレール43,44、エンコーダストリップ50のレイアウトを詳細に説明する。図8は、これらの配置を示す斜視図である。なお、図8では、キャリッジ38の上カバーが除かれて、ヘッド制御基板83が露出されている。また、ガイドレール44の支持部33が省略され、インクチューブ41及びフラットケーブル85の一部が省略されている。
図8に示すように、キャリッジ38は、ガイドレール43,44の各搬送方向下流側を摺動面として、その搬送方向両端がガイドレール43,44にそれぞれ担持されて、一対のガイドレール43,44間に跨るように配置されている。ガイドレール43,44の各摺動面は、キャリッジ38を担持しているのみであり、水平方向に対して位置決めをしていない。つまり、キャリッジ38は、ガイドレール43,44の摺動面に対しては、水平方向に自由に姿勢変化が可能である。
キャリッジ38は、ガイドレール44の搬送方向上流側の縁部45を摺動可能に狭持している。縁部45は、キャリッジ38の往復動方向に延びる鉛直面を有するので、キャリッジ38は、縁部45を狭持することにより、記録用紙の搬送方向に対して位置決めされ、且つ搬送方向と直交する方向に摺動可能となる。この縁部45は、平面視における記録用紙の搬送方向について、ガイドレール43,44の各摺動面の間に位置する。縁部45を狭持するキャリッジ38の狭持部材には、キャリッジ38の組み付けや円滑な摺動を考慮して所定の公差が設けられているので、キャリッジ38は縁部45を狭持した状態で、その公差分だけ水平方向に回転するような若干の姿勢変化が起こり得る。仮に、縁部45が、ガイドレール43,44の各摺動面より外側にあれば、該縁部45からキャリッジ38の搬送方向端部までの距離が、本実施形態より大きくなる。つまり、キャリッジ38が、縁部45の公差により起こり得る水平方向の回転によるキャリッジ38の両端の相対的な位置変化が大きくなるので、キャリッジ38の位置ズレによる記録画像の劣化が顕著である。したがって、本実施形態のように、縁部45を、ガイドレール43,44の各摺動面の間に配置することにより、キャリッジ38の往復動の際の姿勢が安定し、記録画像の劣化が抑制される。
図8に示すように、エンコーダストリップ50は、ガイドレール44の両端から起立された支持部33,34(図8では支持部34を省略)間に張設されている。エンコーダストリップ50の両端には係止孔87が形成されており、該係止孔87に支持部33,34から水平方向に突出する鈎部が挿入されて、エンコーダストリップ50の両端が支持部33,34にそれぞれ係止されている。エンコーダストリップ50は、平面視における記録用紙の搬送方向について、ガイドレール43,44の各摺動面の間に位置する。前述したように、キャリッジ38は、縁部45を中心として水平方向に回転するように若干の姿勢変化が起こり得るので、仮に、エンコーダストリップ50が、ガイドレール43,44の各摺動面より外側にあれば、該縁部45からエンコーダストリップ50までの距離が、本実施形態より大きくなる。つまり、キャリッジ38に起こり得る水平方向の回転により、エンコーダストリップ50を検知する位置におけるキャリッジ38の位置ズレが大きくなるので、リニアエンコーダ77によるキャリッジ38の位置検知の精度が劣化する。したがって、本実施形態のように、エンコーダストリップ50を、ガイドレール43,44の各摺動面の間に配置することにより、リニアエンコーダ77によるキャリッジ38の位置検知の精度が高まり、キャリッジ38の制御が安定する。
ガイドレール43,44に担持されたキャリッジ38が水平方向に回転するように姿勢変化する場合に、その回転中心は、キャリッジ38の重心となる。キャリッジ38の重心は、ガイドレール43,44の各摺動面の間にある。本実施形態では、縁部45及びエンコーダストリップ50が、平面視においてキャリッジ38の重心付近に配置されている。キャリッジ38は、ベルト駆動機構46のタイミングベルト49の周運動が伝達されて、ガイドレール43,44上を往復動する。タイミングベルト49の固着位置がキャリッジ38の重心位置からずれていると、キャリッジ38は、タイミングベルト49から回転モーメントを受けて、その重心を回転中心として水平方向に回転しようとする。この回転によるキャリッジ38の位置ズレの影響を最も受け難い位置はキャリッジ38の重心なので、縁部45及びエンコーダストリップ50がキャリッジ38の重心付近に配置されることにより、縁部45及びエンコーダストリップ50に、キャリッジ38の姿勢変化による影響が生じ難くなり、キャリッジ38の往復動が安定する。
図4に示すように、インクチューブ41が姿勢変化する領域は、平面視においてガイドレール43,44及びエンコーダストリップ50と重複する。キャリッジ38が図4の右側へ移動するに従い、インクチューブ41は、図4に示した状態から、略U字形状の湾曲部分の曲げ半径が大きくなるように撓みながら、キャリッジ38に追従して図4の右方向へ移動する。インクチューブ41は、案内壁37により装置正面側(図4手前側)へ振れることが防止されるているので、湾曲部分の曲げ半径が大きくなると、装置背面側(図4奥側)へ膨らむ。膨らんだインクチューブ41は、平面視において、縁部45及びエンコーダストリップ50の位置と重複して、プラテン42上まで張り出す。このように、平面視において、インクチューブ41の姿勢変化のための領域を、ガイドレール44やエンコーダストリップ50を配置するための領域と重複されることにより、インクチューブ41の姿勢変化を許容する領域を、平面視においてガイドレール43,44やエンコーダストリップ50と重複しない別に位置に確保するより、複合機1の小型化が図られる。
図8に示すように、本実施形態では、縁部45、エンコーダストリップ50、及びインクチューブ41は、キャリッジ38の記録用紙の搬送方向に対して、その中央より下流側に配置されている。これにより、キャリッジ38の搬送方向上流側のスペースを小さくすることができるので、複合機1の小型化が実現される。また、縁部45、エンコーダストリップ50、及びインクチューブ41が、キャリッジ38の記録用紙の搬送方向の同一端部側に配置されることにより、これらが近接して相互に接触しやすくなるが、後述されるように、縁部45とエンコーダストリップ50とがキャリッジの上下に配置されて相互に接触することがなく、また、インクチューブ41と縁部45及びエンコーダストリップ50も、鉛直方向に分離されて配置されているので、相互に接触することがない。なお、縁部45、エンコーダストリップ50、及びインクチューブ41を、キャリッジ38の記録用紙の搬送方向上流側に配置するとしても、同様の効果が得られることは言うまでもない。
図8に示すように、ガイドレール43,44、インクチューブ41、及びエンコーダストリップ50は、相互に上下方向に異なる位置に配置されている。より詳細には、ガイドレール43,44がキャリッジ38の下側に、エンコーダストリップ50がキャリッジ38の上側となるようにして、ガイドレール43,44とエンコーダストリップ50との間にキャリッジ38が介在するように配置されている。
前述したように、ガイドレール44の縁部45には、キャリッジ38が円滑に摺動されるようにグリースや潤滑油等の潤滑剤が塗布されている。エンコーダストリップ50は、外力が付与されると適当に撓むように弾性支持されている。例えば、ジャムが生じた記録用紙がプラテン42上にあり、ジャム処理において、ガイドレール43,44間に手を差し入れるようにして該記録用紙を取り除く際に、作業者の手が接触してエンコーダストリップ50に外力が付与されることが想定される。撓んだエンコーダストリップ50がガイドレール43,44の縁部45に接触すると、これらに塗布された潤滑剤によりエンコーダストリップ50が汚れて、光学センサ35によりパターンを検知できなくなるおそれがあるが、縁部45とエンコーダストリップ50とをキャリッジ38の下側と上側とに分けて配置することにより、キャリッジ38により縁部45とエンコーダストリップ50とが物理的に区画され、エンコーダストリップ50が多少撓んでも縁部45に接触することがない。これにより、エンコーダストリップ50の検知不能によるキャリッジ38の制御不良が防止され、安定したキャリッジ38の往復動が実現される。
図8に示すように、インクチューブ41は、ガイドレール43,44とエンコーダストリップ50との間において水平方向に姿勢変化するように、キャリッジ38から延出されている。換言すれば、インクチューブ41、ガイドレール43,44、エンコーダストリップ50の位置関係は、鉛直方向上側から、エンコーダストリップ50、インクチューブ41、ガイドレール43,44の順に、鉛直方向において相互に干渉しないようになっている。前述したように、インクチューブ41は、キャリッジ38の往復動に追従して水平方向に姿勢変化する。その際、インクチューブ41が、平面視において、縁部45及びエンコーダストリップ50の位置と重複するように水平方向に膨らむが、膨らんだインクチューブ41は、縁部45とエンコーダストリップ50との間を通過するので、縁部45及びエンコーダストリップ50に接触することがない。これにより、インクチューブ41を介して、ガイドレール43,44のキャリッジ38載置面や縁部45の潤滑剤がエンコーダストリップ50に付着することが防止されるので、エンコーダストリップ50の読取不能によるキャリッジ38の制御不良が防止され、安定したキャリッジ38の往復動が実現される。
また、前述したように、縁部45とエンコーダストリップ50とがキャリッジ38により物理的に区画されることにより、縁部45とエンコーダストリップ50との間にキャリッジ38の厚み分の空間が形成される。インクチューブ41が、当該空間を通過して姿勢変化するように配置されることにより、当該空間を有効利用して、複合機1の薄型化が実現される。
図8に示すように、エンコーダストリップ50のパターンを検知する光学センサ35は、ヘッド制御基板83に直接固定されて、キャリッジ38の上面へ突出されている。このように、光学センサ35がヘッド制御基板83に直接固定されることにより、光学センサ35からヘッド制御基板83への配線が不要になり、また、キャリッジ38にヘッド制御基板83を組み付けることにより、光学センサ35も同時に組み付けられるので、装置のコストダウンが実現される。
なお、本実施の形態では、本発明に係るガイド部材として一対のガイドレール43,44が用いられた場合について説明したが、ガイドレール43,44に代えて、例えば、ガイドシャフトとガイドレールとをガイド部材として、キャリッジ38が支持され且つキャリッジ38の往復動方向に案内されるように構成されてもよい。その場合、ガイドシャフトは、キャリッジ38の上側又は下側のいずれかに配置されるものに限定されず、キャリッジ38を貫通するように配置しても、キャリッジ38の上側又は下側に配置されたエンコーダストリップ50との間にキャリッジ38が介在されることになる。このように、本発明に係るガイド部材は、本発明の要旨を変更しない範囲で実施態様が変更可能である。
図1は、本発明の実施形態に係る複合機1の外観構成を示す斜視図である。 図2は、複合機1の内部構成を示す縦断面図である。 図3は、プリンタ部2の主要構成を示す拡大断面図である。 図4は、画像読取ユニット24の周辺の構成を示す平面図である。 図5は、インクジェット記録ヘッド39のノズル形成面を示す底面図である。 図6は、インクジェット記録ヘッド39の断面構成の概略を示す模式図である。 図7は、複合機1の制御部64の構成を示すブロック図である。 図8は、キャリッジ38、インクチューブ41、ガイドレール43,44、縁部45の配置を示す部分斜視図である。
1・・・複合機(インクジェット記録装置)
35・・・光学センサ
38・・・キャリッジ
39・・・インクジェット記録ヘッド(記録ヘッド))
41・・・インクチューブ(インク供給管)
43,44・・・ガイドレール(ガイド部材)
50・・・エンコーダストリップ
83・・・ヘッド制御基板

Claims (3)

  1. インク滴を吐出することにより被記録媒体に画像を記録する記録ヘッドと、
    上記記録ヘッドを搭載して、被記録媒体の搬送方向と交差する主走査方向に往復動されるキャリッジと、
    主走査方向に一対が延設されて、上記キャリッジを担持するとともに該キャリッジの往復動を案内する平板形状のガイド部材と、
    上記キャリッジから主走査方向にU字形状に延出されて上記記録ヘッドにインクを供給し、該キャリッジの往復動に追従して主走査方向に姿勢変化する可撓性を有するインク供給管と、
    上記ガイド部材の一方に対して起立された一対の支持部の間に、外力が作用すると撓むことが可能に主走査方向に張設されており、上記キャリッジに設けられたセンサにより検知可能なパターンが主走査方向に記されたエンコーダストリップと、を具備し、
    上記インク供給管は、搬送方向と交差し且つ主走査方向と直交する上下方向の上側から視た平面視において上記ガイド部材の一方及び上記エンコーダストリップと重複するように姿勢変化し、
    上記ガイド部材の一方、上記インク供給管、及び上記エンコーダストリップは、相互に上下方向に異なる位置に配置されたものであり、
    上記ガイド部材の一方及び上記エンコーダストリップは、その間に上記キャリッジが介在するように配置されたものであり、
    上記インク供給管は、上記キャリッジの往復動によってU字形状の湾曲部分の曲げ半径が変化することにより、上記ガイド部材の一方と上記エンコーダストリップとの間を通過するように姿勢変化するものであるインクジェット記録装置。
  2. 上記エンコーダストリップは、上記平面視において上記キャリッジの重心上に配置されたものである請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 上記キャリッジに設けられたセンサは、上記記録ヘッドのインクの吐出を制御する制御基板に直接固定されたものである請求項1又は2に記載のインクジェット記録装置。
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