JP2011121259A - プリンター - Google Patents

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Abstract

【課題】コンパクトなプリンターを提供する。
【解決手段】プリンター1は、一対のフレーム板7,7と、前記フレーム板7に両端が支持されたガイド軸33に沿って往復移動することにより記録媒体に印刷するインクジェットヘッド31を搭載したキャリッジ30と、前記キャリッジ30を駆動するキャリッジ駆動モーター35と、前記フレーム板間の幅方向の一方に配置されたチューブ39とを有する。前記キャリッジ駆動モーター35は、前記チューブ39が凸状に湾曲する方向と反対側に配置されるとともに、その回転軸が前記キャリッジ30の走査面に対して垂直方向に延在するように配置される。かかる構成によれば、キャリッジ駆動モーターを配置するために走査面方向に大きな空間が必要とされることがない。さらにチューブとキャリッジ駆動モーターとを干渉させることなく、チューブの近傍にキャリッジ駆動モーターを配置することができる。
【選択図】図2

Description

本発明はプリンター、特に印刷ヘッドを搭載したキャリッジを往復移動させることにより印刷を行うプリンターに関する。
プリンターの一例として、特許文献1に記載のロール紙プリンターが知られている。この種のロール紙プリンターはレシート印刷や、レジの横に置かれて買い上げ商品に応じて発行するクーポンの印刷等に用いられている。
このようなロール紙プリンターは、ロール紙をその回転軸がプリンターの幅方向を向くように配置され、このロール紙を繰り出しながらキャリッジに搭載された印刷ヘッドを幅方向に往復移動させてロール紙に印字を行う。
特開2007−203563号公報
特許文献1のロール紙プリンターにおいては、キャリッジ駆動モーターの回転軸が水平方向に延在しているので、軸方向寸法の大きいモーターをキャリッジ駆動モーターに採用する場合、ロール紙プリンター全体の奥行き寸法が必然的に大きくなってしまう。しかしながらレシート印刷等に用いられるロール紙プリンターは、奥行き寸法の小さな狭い領域で用いられることが多く、ロール紙プリンターの更なる小型化が望まれていた。かかる実情を鑑み、本発明はコンパクトなプリンターを提供しようとするものである。
本発明にかかるプリンターは、
一対のフレーム板と、
前記フレーム板に両端が支持されたガイド軸に沿って往復移動することにより記録媒体に印刷するインクジェットヘッドを搭載したキャリッジと、
前記キャリッジを駆動するキャリッジ駆動モーターと、
インクカートリッジから前記印刷ヘッドへのインク流路の一部を形成し、前記フレーム板間の幅方向の一方に凸状に湾曲して配置されたチューブと、を備え
前記キャリッジ駆動モーターは、前記チューブに対して前記チューブが凸状に湾曲する方向と反対側に配置されるとともに、その回転軸が前記キャリッジの走査面に対して垂直方向に延在するように配置されたことを特徴とする。
かかる構成によれば、軸方向寸法の大きなキャリッジ駆動モーターをキャリッジの走査面に対して垂直に配置するので、キャリッジ駆動モーターを配置するために走査面方向に大きな空間が必要とされることがない。したがって、コンパクトなプリンターを実現することができる。なお、走査面とは、キャリッジが往復移動する往復方向である主走査方向と、記録媒体が搬送される搬送方向である副走査方向とで定義される面であり、一般的には水平面である。
さらに本来、チューブはキャリッジが往復移動につれて移動するので、キャリッジ駆動モーターをチューブ近傍に配置すると、キャリッジ駆動モーターとチューブが干渉する虞がある。しかしながら、かかる構成によれば、チューブは凸状に湾曲しており、キャリッジが往復移動するとチューブは凸状の側に変形しながら移動する。したがって、チューブの凸状に湾曲する方向に対して反対側にキャリッジ駆動モーターを配置すると、キャリッジが往復移動してもチューブとキャリッジ駆動モーターとが干渉する虞がない。したがって、チューブとキャリッジ駆動モーターとを干渉させることなく、チューブの近傍にキャリッジ駆動モーターを配置することができる。よって更にコンパクトなプリンターを実現することができる。
また、本発明にかかるプリンターにおいて、
前記一対のフレーム板の間にセットされた記録媒体を搬送する記録媒体搬送モーターと、
前記記録媒体を搬送する搬送ローラーと、
前記記録媒体搬送モーターの駆動力を前記搬送ローラーに伝達する伝達機構とを有し、
前記記録媒体搬送モーター、前記搬送ローラー、前記伝達機構は前記一対のフレーム板の間に配置されたことを特徴とする。
かかる構成によれば、フレーム板の間の空間の他に、別途、記録媒体搬送モーター、搬送ローラー、伝達機構を収容する空間を必要とすることがない。よって更にコンパクトなプリンターを実現することができる。
また、本発明にかかるプリンターは、
第1と第2のプーリーが前記一対のフレーム板の内側に配置され、
前記第1と第2のプーリーと前記キャリッジ駆動モーターとの間にベルトが掛け渡され、
前記第1と第2のプーリーは、前記キャリッジの往復移動する最大幅が前記フレーム板間の幅と同程度となるように、前記キャリッジの往復移動の範囲を規制したことを特徴とする。
かかる構成のプリンターによれば、キャリッジの往復移動する最大幅をプリンターの幅寸法であるフレーム板の間の幅となるように、第1,2プーリーがキャリッジの往復移動の範囲を規制する。したがって、プリンターの幅の全域をキャリッジの往復移動可能な領域とすることができるので、プリンターの幅方向の寸法を極限まで小さくすることができる。
本発明を適用したプリンターの一例を示す外観斜視図である。 図1のプリンターからケースを取り外した状態の後方斜視図である。 図2のプリンターからフレーム板を取り外した状態の側面図である。 図2のプリンターの上面図である。 キャリッジの幅、第1,2プーリーの直径、連結具の幅寸法との関係を説明する図4と同様の概略図である。
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照して説明する。
(全体構造)
図1は本発明の一実施形態に係るインクジェット式のロール紙プリンター1の外観斜視図である。このロール紙プリンター1は略直方体形状のプリンター本体2(図2参照)と、プリンター本体2の側面及び上面を覆うケース3と、プリンター本体2の正面中央に設けられた開閉蓋4とから構成される。開閉蓋4は図1のように閉じた状態ではプリンター本体2の正面中央に設けられたロール紙投入開口を閉塞する。プリンター本体2の正面左側にはインクカートリッジ挿入口5が設けられ、プリンター本体2の正面右側にはスイッチやインジケータが形成されたスイッチパネル6が設けられる。
図1に示す開閉蓋4はその下端を中心に手前側に回動可能である。また、開閉蓋4の上部には手前側に印字後にロール紙が排出される排出部9が設けられ、排出部9の手前側先端には手前側に摺動可能な開閉スライダ10が設けられる。開閉スライダ10を手前に引くと、開閉蓋4が下端を中心に回動し、開閉蓋4の奥に設けられたロール紙収容部13(図3参照)が露出され、ロール紙収容部13にロール紙を投入できるように構成されている。
プリンター本体2の左側に配置されたインクカートリッジ5aに貯留されたインクは図示しないポンプにより、図2に示すように背面フレーム8の上部に設けられたチューブ接続口38までくみ上げられる。なお、本実施形態ではインクカートリッジ5a内に収容された4種のインクで印刷するため、4本のインクチューブ39が設けられている。
プリンター本体2の右側のスイッチパネル6には、インクカートリッジ5aのインク残量などを表示するインジケータや、ロール紙送りスイッチ等が配置される。
図2は図1に示すプリンター1からケース3を取り外した状態を後方(開閉蓋4の反対側)から見た斜視図であり、プリンター本体2は左右一対のフレーム板7,7と背面フレーム8とを有する。本実施形態のプリンター1では、プリンター1を動作させるための構成は全て左右のフレーム板7の内側に配置され、左右のフレーム板7の外側にはケース3のみが設けられている。すなわち、左右のフレーム板7の間隔はほぼプリンター1の幅方向寸法となっている。
(送り構造)
プリンター1内部の幅方向中央には、開閉蓋4を開いたときに露出されるロール紙投入開口に臨むロール紙収容部13(図3参照)が設けられる。すなわち、記録媒体であるロール紙は左右一対のフレーム板7,7間のほぼ中央部を中心にセットされる。このロール紙収容部13にはロール紙の回転軸がプリンター1の幅方向に伸びるようにロール紙が収容される。
また、図3に示すように、ロール紙収容部13の後方には、下方から上方に向けて順に、繰り出しローラー21、テンションローラー22、メイン送りローラー23が配置される。さらに、メイン送りローラー23から開閉蓋4側に向かってプラテン24、フロント送りローラー25が配置される。
ロール紙は、ロール紙収容部13から引き出され、一対の繰り出しローラー21、テンションローラー22、一対のメイン送りローラー23、プラテン24、一対のフロント送りローラー25を経て排出部9から排出される。また、これらの繰り出しローラー21、テンションローラー22、メイン送りローラー23、フロント送りローラー25は、まとめて搬送ローラーとも呼ばれる。この搬送ローラーは、歯車またはベルトプーリー機構といった伝達機構26(図3,4参照)を介して搬送モーター40により駆動される。
ロール紙収容部13の後方に設けられる一対の繰り出しローラー21は、ロール紙収容部13からロール紙を引き出してロール紙に紙送り力を与える。
テンションローラー22はロール紙に適切なバックテンションを与えるために設けられる。テンションローラー22はロール紙の送り方向に移動可能に構成され、かつ、バネ等の付勢手段によって紙送り逆方向に付勢される。過剰なバックテンションがロール紙に負荷されると、テンションロールが紙送り順方向に移動してバックテンションを軽減する。一方、バックテンションが所定値より小さい場合はテンションロールが紙送り逆方向に移動し、適切なバックテンションをロール紙に負荷する。
このように、テンションローラー22がロール紙送り順方向に移動してメイン送りローラー23にかかる負荷を一定に保つことで紙送り精度を安定させる。また、ロール紙の高速引き出し時にはロール紙送り順方向にテンションローラー22が移動することでロール紙を途切れることなく送り、ロール紙の高速送りを実現する。
メイン送りローラー23はテンションローラー22とプラテン24との間に設けられ、ロール紙を所定ピッチで送る。このため、メイン送りローラー23は高精度に制御される。
フロント送りローラー25はプラテン24と排出部9との間に設けられる。フロント送りローラー25はロール紙に対する十分な押圧力を与えてロール紙を送り、ロール紙が紙送り方向と直交する方向に引かれたときに発生するジャムの発生を防止する。さらにフロント送りローラー25はプラテン24上でのロール紙の浮き上がりを防止する。十分な押圧力を発生させるために、フロント送りローラー25はロール紙幅よりも軸方向の長い円筒状ローラーであることが好ましい。
(キャリッジ機構)
図2,4に示すように、プラテン24の上部にはキャリッジ30がプリンター1の幅方向に往復移動可能に設けられる。なお、図2,4は、キャリッジ30が往復移動方向の両端それぞれに位置する場合の両方を図示している。キャリッジ30には、プラテン24に対向するように配置されたインクジェットヘッド(印刷ヘッド)31と、インクチューブ39(チューブ)を経由してインクカートリッジ5aから供給されるインクを一時的に貯留するインクダンパ32が搭載される。
プリンター本体2の左側に配置されたインクカートリッジ5aに貯留されたインクは、図示しないポンプによって吸い上げられ、プリンター本体2の上部後方に設けられたチューブ接続口38まで到達する。チューブ接続口38とキャリッジ30に設けられるインクダンパ32とを接続する可撓性のインクチューブ39によって、チューブ接続口38まで到達したインクはキャリッジ30のインクダンパ32に供給される。
プリンター1の幅方向に延在するガイド軸33は、その両端が左右一対のフレーム板7,7に支持される。キャリッジ30は、このガイド軸33によってプリンター1の幅方向に移動可能に支持され、無端ベルト34を介してキャリッジ駆動モーター35により駆動され往復移動する。
第1,2プーリー36a,36bはそれぞれ左右のフレーム板7の間の空間の内側でキャリッジ30の往復移動方向の両端に設けられる。第1プーリー36aはキャリッジ駆動モーター35に近い側でフレーム板7の内側に配置され、第2プーリー36bはキャリッジ駆動モーター35から遠い側でフレーム板7の内側に配置される。第1,2プーリー36a,36bは、キャリッジ30の往復移動する最大幅がフレーム板7の間の幅と同程度となるように、キャリッジ30の往復移動の範囲を規制している。
第3プーリー36cは、無端ベルト34が占める領域を小さくするために、キャリッジ駆動モーター35近傍に設けられる。第3プーリー36cを設けなければ、第2プーリー36bとキャリッジ駆動モーター35との間を無端ベルト34が直線的に接続し、無端ベルト34が搬送モーター40と干渉してしまう。しかし、図2,4に示すように第3プーリー36cをキャリッジ駆動モーター35近傍に設けると、後述する搬送モーター40との干渉を避けるように無端ベルト34で囲まれる領域を小さくできる。もっとも、他の部材と干渉することがなければ第3プーリー36cを設けなくともよい。
無端ベルト34は第1,2,3プーリー36a,36b,36cおよびキャリッジ駆動モーター35の回転軸の歯車35a(図5参照)に掛け渡されて、キャリッジ駆動モーター35の駆動力によってキャリッジ30を駆動する。無端ベルト34とキャリッジ30との間には、無端ベルト34に対してキャリッジ30を移動不可能に連結する連結具37が設けられる。
なお、図5に概略図を示すように、キャリッジ30の幅方向中央に連結具37を固定した場合は、キャリッジ30の幅寸法aと、第1,2プーリー36a,36bの直径bと、連結具37の幅寸法cとの間には、a≦2b+cの関係が成立するように各部を設計することが好ましい。例えば、a=2b+cの関係が成立するとき、キャリッジ30が第2プーリー36b側に位置する場合には、キャリッジ30の連結具37よりも第2プーリー36b側の部分の幅寸法{(a−c)/2}は第2プーリー36bの直径bと同じである。したがって、キャリッジ30の第2プーリー36b側の部分は第2プーリー36bが収容される幅方向空間に収まる。よって、フレーム板7の近傍に第1,2プーリー36a,36bを配置しても、キャリッジ30がフレーム板7に接触することがなく、また、必要以上にキャリッジ30の幅寸法を小さく設計する必要がない。
インクチューブ39はチューブ接続口38を含む背面フレーム8とキャリッジ30との間の空間に配置される。インクチューブ39はインクカートリッジ5aからインクジェットヘッド31へのインク流路の一部を形成する。すなわち、インクチューブ39は背面フレーム8の第1プーリー36a側に固設されたチューブ接続口38から第1,2プーリー側36a,36bの間を往復移動するキャリッジへインクを供給する。
キャリッジ30の往復移動を許容するために、インクチューブ39は第2プーリー側に凸となるように湾曲して配置される。また、キャリッジ30の往復移動に伴ってインクチューブ39の湾曲する部分がインクチューブ39の長手方向に移動するように、インクチューブ39は変形しながらキャリッジ30の往復移動方向に移動するので、インクチューブ39は可撓性の材質からなる。
キャリッジ駆動モーター35は、インクチューブ39に対してインクチューブ39が凸状に湾曲する方向と反対側に配置される。図4の例では、インクチューブ39は第2プーリー36bの方に凸状に湾曲しているので、キャリッジ駆動モーター35はインクチューブ39に対して第2プーリー36bの反対側、つまり第1プーリー36a側に配置される。別の表現をすれば、キャリッジ駆動モーター35は、背面フレーム8とキャリッジの往復移動領域との間に画成される空間のうち、キャリッジ30が往復移動領域の第1プーリー36a側端部に位置する時のインクチューブ39よりも第1プーリー36a側に配置される。
図4に示す本実施形態では、インクチューブ39は第1プーリー36a側のチューブ接続口38に接続されているため、キャリッジ30が第1プーリー36a側に位置する時は、インクチューブ39は全体としてU字状に湾曲している。他方、キャリッジ30が第2プーリー36b側に位置する時は、全体としてJ字状に湾曲している。
キャリッジ30が第1プーリー36a側から第2プーリー36b側へ移動すると、U字状に湾曲していたインクチューブ39はJ字状に湾曲するようにインクチューブ39は変形しながら移動する。この時、第2プーリー36b側に凸となるように湾曲して配置されたインクチューブ39は、キャリッジ30が第1プーリー36a側に位置する時のインクチューブ39の位置よりも更に凸状と反対側には移動しない。したがって、キャリッジ駆動モーター35をこのインクチューブ39の凸状に湾曲する方向と反対側に配置すると、キャリッジ駆動モーター35がインクチューブ39と干渉することはない。このように、キャリッジ駆動モーター35とインクチューブ39とが干渉しないように、キャリッジ駆動モーター35はインクチューブ39の凸状に湾曲する方向と反対側に配置される。
さらに、キャリッジ駆動モーター35の回転軸は走査面に対して垂直に配置される。ここで、走査面とは、インクジェットヘッド31の往復移動する方向である主走査方向とロール紙がプラテン24を通過する方向である副走査方向とで定義される面(図4で図示している面と平行な面)である。本実施形態では走査面は水平方向に延在するので、キャリッジ駆動モーター35の回転軸は垂直に配置されている。
印刷速度を向上させるためにキャリッジ駆動モーター35の駆動力を大きくする場合、軸方向に固定子を並べれば大きな出力が得られるため、軸方向寸法の大きなモーターがキャリッジ駆動モーター35として採用される場合がある。このように軸方向寸法の大きなモーターをキャリッジ駆動モーター35として採用する場合、モーターの回転軸が走査面に対して平行に延在するように(換言すれば、水平方向に延在するように)配置すると、出力の大きなモーターほど、プリンター1にはモーターの軸方向に大きな収容空間が必要になる。しかし、本実施形態のように、モーターの回転軸を走査面に対して垂直に配置すれば、出力の大きなモーターを採用してもその収容空間は走査面方向には大きくならないので、コンパクトなプリンター1を実現することができる。
以上のキャリッジ30、ガイド軸33、無端ベルト34、キャリッジ駆動モーター35、第1,2プーリー36a,36b、チューブ接続口38、インクチューブ39等はいずれも左右一対のフレーム板7,7の間に設けられる。
(搬送モーター)
図3,4に示すように、搬送モーター40は左右一対のフレーム板7,7の間に設けられる。すなわち、搬送モーター40はキャリッジ30の往復移動する最大幅より外側に配置されることはない。より詳細には、搬送モーター40はチューブ接続口38とキャリッジ30との間で、かつ、インクチューブ39よりもロール紙収容部13側(すなわち、図3中でインクチューブ39よりも下側)に設けられる。このように、水平方向に移動するインクチューブ39よりも下側に搬送モーター40を設けたので、よりコンパクトなプリンター1が実現できると共に、インクチューブ39と搬送モーター40とが互いに干渉することがない。
また、搬送モーター40は、歯車または搬送用ベルトプーリー機構を介して、繰り出しローラー21、テンションローラー22、メイン送りローラー23、フロント送りローラー25を駆動する。繰り出しローラー21、テンションローラー22、メイン送りローラー23、フロント送りローラー25といった搬送ローラーと、歯車または搬送用ベルトプーリー機構といった伝達機構26、搬送モーター40のいずれも、左右一対のフレーム板7,7の間に配置される。このように、左右一対のフレーム板7,7の内側にロール紙を搬送するための部材を配置し、左右のフレーム板7の外側にはケース3のみが設けられているので、左右のフレーム板7の間隔をプリンター1の幅方向寸法とすることができる。このような構成によれば、インクジェットヘッド31可動域の他に搬送ローラーや伝達機構26を設ける空間を必要としないので、プリンター1幅をインクジェットヘッド31可動域とすることができ、幅方向の小さなプリンター1を実現できる。
以上の構成により、本発明の実施形態にかかるロール紙プリンター1によれば、キャリッジ駆動モーター35の回転軸が走査面と垂直、すなわち鉛直方向に延びるように配置されたので、軸方向に長いキャリッジ駆動モーター35をプリンター1に採用しても奥行き寸法は大きくならない。
さらに、キャリッジ30の往復移動する最大幅がフレーム板7の間の幅と同程度であるので、プリンター1の幅全体をインクジェットヘッド31可動域とすることができ、プリンター1の幅方向寸法をコンパクトにすることができる。
本発明を詳細にまた特定の実施態様を参照して説明したが、本発明の精神と範囲を逸脱することなく様々な変更や修正を加えることができることは当業者にとって明らかである。
例えば、上記の実施形態においては、インクカートリッジ5aをプリンター本体2の左側、スイッチ類をプリンター本体2の右側に配置したが、これを入れ替えてもよいことは明らかである。また、チューブ接続口38を第1プーリー36aの側に配置したが、第2プーリー36bの側に配置してもよい。
1 プリンター、2 プリンター本体、3 ケース、4 開閉蓋、7 フレーム板、8 背面フレーム、13 ロール紙収容部、30 キャリッジ、33 ガイド軸、34 無端ベルト、35 キャリッジ駆動モーター、36a 第1プーリー、36b 第2プーリー、36c 第3プーリー、38 チューブ接続口、39 インクチューブ、40 搬送モーター

Claims (3)

  1. 一対のフレーム板と、
    前記フレーム板に両端が支持されたガイド軸に沿って往復移動することにより記録媒体に印刷するインクジェットヘッドを搭載したキャリッジと、
    前記キャリッジを駆動するキャリッジ駆動モーターと、
    インクカートリッジから前記印刷ヘッドへのインク流路の一部を形成し、前記フレーム板間の幅方向の一方に凸状に湾曲して配置されたチューブと、を備え
    前記キャリッジ駆動モーターは、前記チューブに対して前記チューブが凸状に湾曲する方向と反対側に配置されるとともに、その回転軸が前記キャリッジの走査面に対して垂直方向に延在するように配置されたことを特徴とするプリンター。
  2. 請求項1に記載のプリンターは、
    前記一対のフレーム板の間にセットされた記録媒体を搬送する記録媒体搬送モーターと、
    前記記録媒体を搬送する搬送ローラーと、
    前記記録媒体搬送モーターの駆動力を前記搬送ローラーに伝達する伝達機構とを有し、
    前記記録媒体搬送モーター、前記搬送ローラー、前記伝達機構は前記一対のフレーム板の間に配置されたことを特徴とする。
  3. 請求項1または2のいずれかに記載のプリンターにおいて、
    第1と第2のプーリーが前記一対のフレーム板の内側に配置され、
    前記第1と第2のプーリーと前記キャリッジ駆動モーターとの間にベルトが掛け渡され、
    前記第1と第2のプーリーは、前記キャリッジの往復移動する最大幅が前記フレーム板間の幅と同程度となるように、前記キャリッジの往復移動の範囲を規制したことを特徴とする。
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