JP4400159B2 - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4400159B2
JP4400159B2 JP2003333583A JP2003333583A JP4400159B2 JP 4400159 B2 JP4400159 B2 JP 4400159B2 JP 2003333583 A JP2003333583 A JP 2003333583A JP 2003333583 A JP2003333583 A JP 2003333583A JP 4400159 B2 JP4400159 B2 JP 4400159B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gears
pair
guide
carriage
guide rods
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003333583A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004136669A (ja
Inventor
次男 岡本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2003333583A priority Critical patent/JP4400159B2/ja
Publication of JP2004136669A publication Critical patent/JP2004136669A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4400159B2 publication Critical patent/JP4400159B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Description

本発明は、記録媒体にインクを吐出するインクジェットヘッドを含むインクジェット記録装置に関する。
ペンを搭載したキャリッジをベルトで牽引することでペンを移動させながら、ペンで用紙に記録を行うプロッタが知られている。かかるプロッタにおいてキャリッジを一方向に往復移動させる技術として、特許文献1には、キャリッジを2本のガイドレールで支持するものが開示されている。この技術をシリアルプリンティングタイプのインクジェットプリンタに適用すると、インクジェットヘッドの取り付けられたキャリッジが2本のガイド棒に支持されつつガイドレールに沿って往復動する構成が得られる。この場合、インクジェットヘッドのインク吐出面から記録媒体の搬送面までの距離は、一定となる。
特許第2797637号公報
ところが、インクジェットプリンタに用いられる記録媒体の厚みは様々である。したがって、インク吐出面からこれに対向する記録媒体の表面までの距離は、記録媒体の厚みに応じて変動する。そのために、記録媒体の厚みが変わると印字品質も変わり、印字品質が不安定となってしまう。
本発明の主な目的は、記録媒体の厚みに拘わらず高い品質での印字が可能なインクジェット記録装置を提供することである。
本発明のインクジェット記録装置は、複数のノズルが配列されたインク吐出面を有するインクジェットヘッドと、記録媒体が搬送される搬送面を形成する媒体搬送機構と、前記インク吐出面が前記搬送面と対向するように前記インクジェットヘッドが取り付けられたキャリッジと、前記キャリッジを支持しており且つ前記媒体搬送機構による記録媒体の搬送方向と交差する方向に延在する一対の平行なガイド棒と、前記一対のガイド棒の両端を偏心位置でそれぞれ支持する互いに同じ大きさを有する4つのギアと、前記ギアを回転可能に軸支する支持部材と、前記一対のガイド棒の一端を支持する一対の前記ギアとそれぞれ噛み合い且つ前記ギアの回転方向にスライド可能なラックとを含むガイド駆動機構であって、前記一対のギアとそれぞれ噛み合うラック同士が、同時に同じだけスライドするように連結され、前記4つのギアの回転中心から前記偏心位置までの距離は全て同じであると共に、前記4つのギアにおける前記偏心位置の回転位相は全て同じであり、前記ラックのスライドによって前記一対のギアを同時に回転させることで、前記インク吐出面と前記搬送面との距離が変化する方向に前記一対のガイド棒を移動させるガイド駆動機構とを備えている。
別の観点において、本発明のインクジェット記録装置は、複数のノズルが配列されたインク吐出面を有するインクジェットヘッドと、記録媒体が搬送される搬送面を形成する媒体搬送機構と、前記インク吐出面が前記搬送面と対向するように前記インクジェットヘッドを保持するキャリッジと、前記キャリッジを支持しており且つ前記媒体搬送機構による記録媒体の搬送方向と交差する方向に延在する一対の平行なガイド棒と、前記一対のガイド棒の一端を偏心位置で支持する互いに同じ大きさを有する2つのギアと、前記一対のガイド棒の他端を偏心位置で支持する2つの偏心カムと、前記ギア及び前記偏心カムを回転可能に軸支する支持部材と、前記2つのギアと噛み合い且つ前記ギアの回転方向にスライド可能なラックとを含むガイド駆動機構であって、前記一対のギアとそれぞれ噛み合うラック同士が、同時に同じだけスライドするように連結され、前記2つのギアと前記2つの偏心カムのそれぞれの回転中心から偏心位置までの距離が全て同じであると共に、前記2つのギアと前記2つの偏心カムにおけるそれぞれの前記偏心位置の回転位相が全て同じであり、前記ラックのスライドによって前記2つのギアを同時に回転させることで、前記インク吐出面と前記搬送面との距離が変化する方向に前記一対のガイド棒を移動させるガイド駆動機構とを備えている。
これによると、インク吐出面からこれに対向する記録媒体の表面までの距離を一定に保つことが可能となる。したがって、様々な厚みの記録媒体に対して高い品質の印字を施すことができる。また、厚みが相当に大きい記録媒体を用いたとしても、記録媒体がインクジェットヘッドのインク吐出面に擦れたり引っ掛かったりしにくくなるために、記録媒体の汚れやジャムが発生するのを抑制できる。
また、ギアの偏心位置でガイド棒を支持するという簡単な構成で、インク吐出面と搬送面とのギャップ調整が可能となっており、実用性に優れている。しかも、ラックをスライドさせるだけであって、操作性の面でも優れている。さらに、ラックは4つのギア又は2つのギアと2つの偏心カムを同時に回転させることができるため、操作がさらに容易となっている。
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1及び図2に示すように、本発明の一実施の形態に係るインクジェットプリンタ1は、キャリッジ20が図1中左右に往復移動するシリアルプリンティングタイプである。キャリッジ20は、多数のノズルがマトリクス状に配列されたインク吐出面21aが水平となるように、2つのインクジェットヘッド21を支持している。インクジェットヘッド21は平面形状が矩形であって、その長手方向はキャリッジ20の移動方向と直交している。インクジェットヘッド21は、例えば10cm程度又はそれ以上の長さを有しており、ノズルが1列又は2列にインライン状に配列されたものと比べて長尺である。なお、図1において、後述する搬送ベルト25などの媒体搬送機構の図示を省略している。
図3に示すように、インクジェットヘッド21の長手方向に沿ったキャリッジ20の両端付近には、断面円形の孔20a、20bがそれぞれ設けられている。孔20a、20bには、キャリッジ20をスライド可能に支持するように円柱状のガイド棒18、19が嵌挿されている。ガイド棒18、19は、それぞれ、両端において、搬送ベルト25の外側に互いに平行となるように鉛直方向に立設されたプレートである側部フレーム2、3に支持されている。後述するように、ガイド棒18、19は、その高さが変更可能なように側部フレーム2、3に支持されている。側部フレーム2、3同士は、正面フレーム4によって連結されている。
側部フレーム2の外側においてガイド棒18、19と同じ高さ位置には、ガイド棒18、19と直交するようにキャリッジ駆動軸5が軸支されている。側部フレーム3の外側においてガイド棒18、19と同じ高さ位置には、ガイド棒18、19と直交するように連結軸6が軸支されている。つまり、2本の軸5、6は、記録媒体である用紙を搬送する方向(以下、「用紙搬送方向」)と平行な方向に配置されている。
正面フレーム4には、ガイド棒18、19よりも下方においてキャリッジ駆動モータ7が取り付けられている。キャリッジ駆動モータ7の出力軸8には、プーリ9が嵌め込まれることによって固定されている。このプーリ9と、キャリッジ駆動軸5の一端に嵌め込まれることによって固定されたプーリ10との間にエンドレスベルト11が架け渡されることで、出力軸8の回転に伴ってキャリッジ駆動軸5が回転する。
キャリッジ駆動軸5には、歯付きの2つの駆動プーリ12、13が固定されている。連結軸6にも、駆動プーリ12、13と対応する位置に歯付きの2つの従動プーリ14、15が固定されている。駆動プーリ12と従動プーリ14との間、及び、駆動プーリ13と従動プーリ15との間には、それぞれ、エンドレスベルトであるキャリッジ駆動ベルト16、17が架け渡されている。キャリッジ駆動ベルト16、17は、ガイド棒18、19と同じ高さをこれらと平行に延在している。4つのプーリ12、13、14、15は、全て同じ外径を有している。したがって、キャリッジ駆動モータ7を正逆駆動することで、キャリッジ駆動ベルト16、17を、図1中時計回り及び反時計回りのいずれの方向にも同じ速さで回転駆動することができる。
図2及び図3に示すように、キャリッジ20の孔20a、20bよりも外側には、固定部23、24が設けられている。キャリッジ20は、固定部23、24においてキャリッジ駆動ベルト16、17に固定されている。したがって、キャリッジ駆動モータ7を正逆駆動することで、キャリッジ20をガイド棒18、19に沿った方向(図2の太線矢印方向)に往復移動させることができる。このように、2本のガイド棒18、19を用いることによって、長尺のインクジェットヘッド21を支持するキャリッジ20が安定して走行できるようになっている。
図2及び図3に二点鎖線で示すように、インクジェットヘッド21のインク吐出面に対向する位置には、記録媒体をガイド棒18、19と直交する方向に搬送するためのエンドレスベルトである搬送ベルト25の搬送面25aが設けられている。搬送ベルト25は、2つのローラ26、27に巻き掛けられている。一方のローラ26にモータ(図示せず)からの駆動力が伝達されることによって、搬送ベルト25の搬送面25aに記録媒体を保持しながら、記録媒体を搬送面25aに沿って図2及び図3に描かれた白抜き矢印方向に搬送できるようになっている。
次に、ガイド棒18、19の支持構成について、図4及び図5をさらに参照して説明する。図2に示すように、ガイド棒18、19の両端部には、その内側部分よりも外径が小さくなった円柱状の差し込み部18a、18b、19a、19bが設けられている。差し込み部18a、18b、19a、19bは、その内側部分と同心となっている。
図5に示すように、差し込み部19aは、側部フレーム3に形成された軸支孔33(差し込み部19aの外径よりも大きくガイド棒19の外径よりも小さい径を有する)に挿入されて、全体が側部フレーム3から外部に突出している。軸支孔33から突出した差し込み部19aは、回転部材であるギア30に形成された支持孔34に圧入されている。支持孔34は、ギア30の回転中心に対して偏心した位置を中心位置としている。
ギア30は、外周に歯が設けられた歯部31と、歯部31から軸方向に突出したボス部32とから構成されている。ボス部32は、側部フレーム3に形成された軸支孔33の内周面と差し込み部19aの外周面との間に位置している。差し込み部18a、18b、19bについても、差し込み部19aが側部フレーム3に支持されているのと同様の構成でギア30を用いて側部フレーム2、3に支持されている。
図4及び図5に示すように、側部フレーム3には、その外側であってギア30より上方において、用紙搬送方向に沿う向きに細長いL字型バー35が支持されている。L字型バー35は断面「L」字状であって、その両端部には、用紙搬送方向に沿う向きに長い2つの長孔36が穿設されている。各長孔36には、長孔36の幅よりもやや小さい外径を有するボス部材37が嵌め込まれている。そして、ボス部材37に嵌挿されたネジ38が側部フレーム3に固定されることによって、L字型バー35は、長孔36の長さ分だけ、側部フレーム3に対して用紙搬送方向に沿う向きに変位できるようになっている。L字型バー35の移動方向両側には、L字型バー35の移動を規制することによってL字型バー35の移動範囲を画定するためのストッパ39、40が配置されている。
L字型バー35の両端近傍の下側面には、長孔36よりも長い範囲に亘ってラック41が形成されている。ラック41は、ギア30の外周に形成された歯部31と噛み合っている。この結果、差し込み部18aに取り付けられたギア30と差し込み部19aに取り付けられたギア30とが、L字型バー35を介して連結される形となる。つまり、L字型バー35が左右に移動するに連れて、2つのギア30は共に回転する。なお、これら2つのギア30を連結する際には、支持孔34の回転位相が一致するように調整が行われている。
L字型バー35の長手方向中央側には上方向に突出するほぼ円柱状のツマミ42が設けられている。したがって、ツマミ42を手で掴んで左右に移動させることで、L字型バー35をその長手方向に沿って簡易にスライドさせることができるようになっている。
本実施の形態では、側部フレーム2には、L字型バー35と同様の部材が取り付けられていない。したがって、差し込み部18bに取り付けられたギア30と差し込み部19bに取り付けられたギア30とは連結されていない。したがって、これら2つのギア30は、外周面に歯部を有していない単なる偏心カムであってもよい。しかしながら、側部フレーム2にL字型バー35と同様の部材が取り付けられる場合には、当該部材が、差し込み部18bに取り付けられたギア30と差し込み部19bに取り付けられたギア30とを連結してもよい。
上述したようなガイド棒18、19の支持構成が採用されているために、L字型バー35のスライドに伴って、インクジェットヘッド21のインク吐出面21aと搬送面25aとの間の距離を変化させることができる。以下、L字型バー35に取り付けられたツマミ42を操作したときの動作について、図6、図7を参照しながら説明する。
図4における差し込み部19a付近の拡大側面図である図6に示すように、差し込み部19a及びガイド棒19の中心A1はギア30の中心Oからずれている。したがって、L字型バー35のスライドによってギア30が回転したとき、差し込み部19a及びガイド棒19の中心はA1からA2へと移動する。これに伴って、ガイド棒19は、破線で描かれた位置から二点鎖線で描かれた位置へと移動する。この移動に伴い、ガイド棒19の高さが変位量Hだけ変化する。ガイド棒19と2つのギア30及びL字型バー35を介して連結されたガイド棒18も、ガイド棒19と同じ方向に同じだけ移動する。そのため、2本のガイド棒18、19によって支持されたキャリッジ20は、ガイド棒18、19の高さ変位量H分だけ、その高さを変えることになる。このようにして、インクジェットヘッド21のインク吐出面21aと搬送面25aとの間の距離(図7に示すギャップG)を変化させることができる。
図7には、L字型バー35のツマミ42を右から左に動かしたときの様子が示されている。図7の状態では、ツマミ42が右側位置にある。このとき、インク吐出面21aと搬送面25aとの間のギャップ(図7において符号”G”で示す)は、比較的狭い。この状態からツマミ42を左側に動かすと、L字型バー35も一体的に移動し、L字型バー35に形成されたラック41が2つのギア30を同時に回転させる。すると、上述したように、ギア30の回転に伴って2本のガイド棒18、19の高さが同時に変位量H分だけ変化する。キャリッジ20は、ガイド棒によって支持されているため、ガイド棒18、19の高さ変位量Hと同じだけギャップGが拡大する。
上述のように構成されたインクジェットプリンタ1における記録媒体への印字動作について、簡単に説明する。初期状態では、予めツマミ42を操作してインク吐出面21aと搬送面25aとの間の距離を調整し、印字が施される記録媒体の厚みに拘わらず、インク吐出面21aから記録媒体の表面までの距離を所定距離としておく。印字動作が開始されると、図2及び図3の図中左方にある給紙カセット(図示せず)から搬送ベルト25に送られた記録媒体は、搬送ベルト25の回転に伴って、インクジェットヘッド21の下面つまりインク吐出面21aと搬送ベルト25の上面つまり搬送面25aとの間に形成されたギャップGを通過する。これと並行して、キャリッジ20が記録媒体の幅方向(図2の太線矢印方向)に往復走行しながら、インク吐出面21aに形成されたノズルからインクが吐出される。この結果、記録媒体の上面に所望の画像が形成される。
以上のように、本実施の形態によると、インク吐出面21aと搬送面25aとのギャップを、両者の平行度を保ちながら調整することが可能となる。したがって、厚みが大きい記録媒体に対してはインク吐出面21aと搬送面25aとのギャップを大きくし、厚みの小さい記録媒体に対してはインク吐出面21aと搬送面25aとのギャップを小さくすることによって、インク吐出面21aと記録媒体表面との距離を一定に調整することが可能となる。そのため、単なる一枚物の記録媒体及び2枚重ねの封筒のような、厚みの異なる記録媒体のいずれに対しても、高い印字品質で印字を施すことが可能となる。また、厚みが相当に大きい記録媒体を用いる場合であっても、記録媒体がインクジェットヘッド21のインク吐出面21aに擦れたり引っ掛かったりするのを防止することができる。したがって、記録媒体の汚れやジャムの発生を大幅に少なくすることが可能となる。
また、ギア30の偏心位置でガイド棒18、19を支持するという簡単な構成で、インク吐出面21aと搬送面25aとのギャップ調整が可能となっており、実用性に優れている。しかも、L字型バー35をスライドさせるだけであって、操作性の面でも優れている。また、L字型バー35にラック41が形成されているために、ラック41とギア30の歯部31との噛み合いでギア30が回転することになり、信頼性が高い。
さらに、L字型バー35は2つのギア30を同時に回転させることができるため、操作がさらに容易となっている。加えて、L字型バー35にはツマミ42が設けられているので、ユーザが操作しやすくなっている。また、ガイド棒18、19が両端においてそれぞれギア30に支持されているので、ガイド棒18、19の高さが変動することがほとんどなく、その高さ安定性に優れている。
しかも、ガイド棒18、19と平行なキャリッジ駆動ベルト16、17でキャリッジ20を移動させることができるので、インク吐出面21aと搬送面25aとのギャップがキャリッジ20の場所によって変動することがほとんど生じない。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明は上述の実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な設計変更が可能なものである。例えば、上述した実施の形態では、記録媒体を搬送する搬送機構としてベルト25を有するものを採用したが、搬送手段としてはこれに限るものではなく、円柱面を搬送面として有するローラや、ローラ対によって記録媒体を挟みつつ搬送する機構としてもよい。また、L字型バー35が各ギア30ごとに設けられていて、2つのギア30を連結していなくてもよい。
さらに、ガイド棒を移動させる機構としては、上述したような機構に限らず、様々な機構を採用することができる。また、記録媒体としては、紙、プラスチックフィルムなどが使用可能である。要は可撓性を有するシート状のものであって、その一側の面にインクジェットヘッドによる画像記録が可能なものであれば良い。また、L字型バー35に代えて、例えば、2つのギア30に無端ベルトを巻き掛けることによって、2つのギア30を連結してもよい。また、上述した実施の形態では、インクジェットプリンタを例に本発明を説明したが、本発明は、インクジェットヘッドを搭載したFAXやコピー機などの印刷機器にも適用可能である。
本発明の一実施の形態に係るインクジェットプリンタの概略正面図である。 図1に示すインクジェットプリンタの底面図である。 図1に示すインクジェットプリンタに含まれるキャリッジ付近の側面図である。 図1に示すインクジェットプリンタの部分側面図である。 ガイド棒の一端付近における図4のV−V線に沿った断面図である。 図4に描かれたギア付近の拡大側面図である。 図1に示すインクジェットプリンタの側面図である。
1 インクジェットプリンタ
2、3 側部フレーム
4 正面フレーム
5 キャリッジ駆動軸
6 連結軸
7 キャリッジ駆動モータ
8 出力軸
9、10 プーリ
11 エンドレスベルト
12、13 駆動プーリ
14、15 従動プーリ
16、17 キャリッジ駆動ベルト
18、19 ガイド棒
18a、18b、19a、19b 差し込み部
20 キャリッジ
20a、20b 孔
21 インクジェットヘッド
21a インク吐出面
23、24 固定部
25 搬送ベルト
25a 搬送面
26、27 ローラ
30 ギア
31 歯部
32 ボス
33 軸支孔
34 支持孔
35 L字型バー
36 長孔
37 ボス部材
38 ネジ
39、40 ストッパ
41 ラック
42 ツマミ

Claims (5)

  1. 複数のノズルが配列されたインク吐出面を有するインクジェットヘッドと、
    記録媒体が搬送される搬送面を形成する媒体搬送機構と、
    前記インク吐出面が前記搬送面と対向するように前記インクジェットヘッドが取り付けられたキャリッジと、
    前記キャリッジを支持しており且つ前記媒体搬送機構による記録媒体の搬送方向と交差する方向に延在する一対の平行なガイド棒と、
    前記一対のガイド棒の両端を偏心位置でそれぞれ支持する互いに同じ大きさを有する4つのギアと、前記ギアを回転可能に軸支する支持部材と、前記一対のガイド棒の一端を支持する一対の前記ギアとそれぞれ噛み合い且つ前記ギアの回転方向にスライド可能なラックとを含むガイド駆動機構であって、前記一対のギアとそれぞれ噛み合うラック同士が、同時に同じだけスライドするように連結され、前記4つのギアの回転中心から前記偏心位置までの距離は全て同じであると共に、前記4つのギアにおける前記偏心位置の回転位相は全て同じであり、前記ラックのスライドによって前記一対のギアを同時に回転させることで、前記インク吐出面と前記搬送面との距離が変化する方向に前記一対のガイド棒を移動させるガイド駆動機構とを備えることを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 前記ガイド駆動機構は、前記一対のガイド棒の他端を支持する一対の前記ギアとそれぞれ噛み合い且つ前記ギアの回転方向にスライド可能な別のラックを含んでいる請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 前記ラックを両端に有し且つつまみが取り付けられている棒状部材を有する請求項1または2に記載のインクジェット記録装置。
  4. 前記一対のガイド棒に沿って前記キャリッジを往復移動させるキャリッジ駆動機構をさらに備え、
    前記キャリッジ駆動機構が、前記ガイド棒と直交する方向の回転軸を有する複数対のプーリであって、各対をなす2つのプーリが前記ガイド棒に沿って離隔している複数対のプーリと、前記複数対のプーリに架け渡された複数のキャリッジ駆動ベルトとを含んでいる請求項1〜3のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
  5. 複数のノズルが配列されたインク吐出面を有するインクジェットヘッドと、
    記録媒体が搬送される搬送面を形成する媒体搬送機構と、
    前記インク吐出面が前記搬送面と対向するように前記インクジェットヘッドを保持するキャリッジと、
    前記キャリッジを支持しており且つ前記媒体搬送機構による記録媒体の搬送方向と交差する方向に延在する一対の平行なガイド棒と、
    前記一対のガイド棒の一端を偏心位置で支持する互いに同じ大きさを有する2つのギアと、前記一対のガイド棒の他端を偏心位置で支持する2つの偏心カムと、前記ギア及び前記偏心カムを回転可能に軸支する支持部材と、前記2つのギアと噛み合い且つ前記ギアの回転方向にスライド可能なラックとを含むガイド駆動機構であって、前記一対のギアとそれぞれ噛み合うラック同士が、同時に同じだけスライドするように連結され、前記2つのギアと前記2つの偏心カムのそれぞれの回転中心から偏心位置までの距離が全て同じであると共に、前記2つのギアと前記2つの偏心カムにおけるそれぞれの前記偏心位置の回転位相が全て同じであり、前記ラックのスライドによって前記2つのギアを同時に回転させることで、前記インク吐出面と前記搬送面との距離が変化する方向に前記一対のガイド棒を移動させるガイド駆動機構とを備えているインクジェット記録装置。
JP2003333583A 2002-09-25 2003-09-25 インクジェット記録装置 Expired - Fee Related JP4400159B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003333583A JP4400159B2 (ja) 2002-09-25 2003-09-25 インクジェット記録装置

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002278437 2002-09-25
JP2003333583A JP4400159B2 (ja) 2002-09-25 2003-09-25 インクジェット記録装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009201333A Division JP4840490B2 (ja) 2002-09-25 2009-09-01 インクジェット記録装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004136669A JP2004136669A (ja) 2004-05-13
JP4400159B2 true JP4400159B2 (ja) 2010-01-20

Family

ID=32473080

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003333583A Expired - Fee Related JP4400159B2 (ja) 2002-09-25 2003-09-25 インクジェット記録装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4400159B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4932462B2 (ja) * 2006-12-07 2012-05-16 三菱電機株式会社 ヘッド位置決め装置
JP6136442B2 (ja) * 2013-03-27 2017-05-31 セイコーエプソン株式会社 プリンター
JP6307821B2 (ja) * 2013-09-19 2018-04-11 セイコーエプソン株式会社 画像記録装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004136669A (ja) 2004-05-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4840490B2 (ja) インクジェット記録装置
JP4244960B2 (ja) インクジェット記録装置
JP4419953B2 (ja) 画像記録装置
JP6040505B2 (ja) インクジェット記録装置
JP2008162736A (ja) シート搬送装置及び画像記録装置
JP4924551B2 (ja) インクジェット記録用プラテン及びインクジェット記録装置
JP4400159B2 (ja) インクジェット記録装置
JP2003104600A (ja) インクジェット式プリンタ
JP2006096490A (ja) 給送装置における媒体ガイド装置
JP2011152649A (ja) インクジェット式記録装置
JP4957004B2 (ja) インクジェット記録装置
JP4941441B2 (ja) インクジェット記録装置及び縁無し記録方法
JP2006231737A (ja) 画像形成装置
JP5344138B2 (ja) キャリッジ、該キャリッジを備えた記録装置
JP4706657B2 (ja) シート供給装置、及びこのシート供給装置を備えた画像記録装置
JP2007118442A (ja) インクジェット記録装置
JP2015174276A (ja) シリアルインクジェットプリンター
JP4424512B2 (ja) 被記録材排出装置、記録装置および液体噴射装置
JP2005014518A (ja) 液体噴射装置
JP2003261249A (ja) 画像記録装置
JP6424540B2 (ja) 画像記録装置
JP6015482B2 (ja) 搬送装置
JP2013230610A5 (ja) 記録装置
JP2023050319A (ja) 画像記録装置
JP6048642B2 (ja) 記録装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050920

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090407

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090605

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090707

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090825

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091006

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4400159

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091019

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121106

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131106

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees