JP2013230610A5 - 記録装置 - Google Patents
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Description
本発明はインクを記録媒体に吐出して記録を行う記録装置に関する。
そこで本発明は、キャリッジの姿勢変動を抑制しインクの着弾精度を向上させつつ、かつHP間距離の極狭化が可能となる、より高画質な量産性のある大判の記録装置を提供することを目的とする。
そのため本発明の記録装置は、記録ヘッドを搭載し、第1の方向に移動するキャリッジと、前記キャリッジを前記第1の方向に案内するメインレールと、前記キャリッジを前記第1の方向に案内するサブレールと、前記第1の方向と交差する第2の方向に搬送される記録媒体を支持するプラテンと、を備える記録装置であって、前記メインレールと前記サブレールを支持するレール支持台と、前記キャリッジを前記メインレールと前記サブレールに組み付けた状態で、前記レール支持台を前記第1の方向および前記第2の方向と交差する第3の方向に調整するレール支持台調整機構と、前記第1の方向の複数箇所において前記メインレールの位置を調整するメインレール調整機構と、前記第1の方向の複数箇所において前記サブレールの位置を調整するサブレール調整機構と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば記録装置は、プラテンの主走査方向における撓みに合わせて、メインレールとサブレールの位置を調整する複数のレール支持台調整機構を備える。更に記録装置は、メインレールの位置を主走査方向に亘って複数個所で調整するメインレール調整機構と、サブレールの位置を主走査方向に亘って複数個所で調整するサブレール調整機構とを備える。これによって、キャリッジの姿勢変動を抑制しインクの着弾精度を向上させつつ、かつHP間距離の極狭化が可能となり、より高画質な量産性のある大判の記録装置を実現することができる。
インクジェット記録装置は、図1の矢印X方向に往復動するキャリッジ52を備えている。キャリッジ52はヘッドホルダ53を備えており、このヘッドホルダ53には、インクを吐出可能な記録ヘッド51(記録部)が着脱自在に装着される。記録ヘッド51には、不図示のインクタンクユニットから不図示のインク供給チュ−ブを経由してインクが供給される。また、インクジェット記録装置は、キャリッジモータ114と記録媒体搬送モータ110とを備えている。キャリッジモータ114は、記録ヘッド51を主走査方向Xに往復動するためのモータであり、記録ヘッド51を搭載したキャリッジ52が主走査方向Xに沿って左右に移動する(摺動可能である)。キャリッジモータ114の回転軸にはプーリ210が設けられており、このプーリ210にはタイミングベルト211が張った状態で掛けられており、タイミングベルト211にはキャリッジ52が接続されている。これによりキャリッジモータ114が正逆方向に回転することにより、キャリッジ52がメインレール57に案内されてプラテン21上空を平行に移動する。記録媒体搬送モータ110は、記録媒体であるロール紙82を副走査方向Yに搬送するためのモータである。記録媒体搬送モータ110は不図示のタイミングベルトによって、従動ローラであるピンチローラ11とローラ対をなす搬送ローラ12を回転駆動させる。エンコーダフィルム212は、搬送ローラ12と一体化されており、エンコーダフィルム212全周にあるスリットを読み取るための不図示のエンコーダセンサにより、搬送ローラ12の回転量をフィードバック制御する。このように、主走査方向に往復運動するキャリッジ52の動作に伴う記録ヘッド51による走査と、ロール紙82を所定量ずつ引き出しながら副走査方向に搬送する搬送ローラ12の動作とが各々交互に動作することで目的とする画像形成を達成する。
本発明を適用できるインクジェット記録装置の第1の実施形態に係る装置全体の概略構成を例示した斜視図が図1である。図1はあくまでも、装置全体を模式的に記載したものであり、後述するレール支持台61、サブレール58などの表示は省略している。
Claims (10)
- 記録ヘッドを搭載し、第1の方向に移動するキャリッジと、
前記キャリッジを前記第1の方向に案内するメインレールと、
前記キャリッジを前記第1の方向に案内するサブレールと、
前記第1の方向と交差する第2の方向に搬送される記録媒体を支持するプラテンと、を備える記録装置であって、
前記メインレールと前記サブレールを支持するレール支持台と、
前記キャリッジを前記メインレールと前記サブレールに組み付けた状態で、前記レール支持台を前記第1の方向および前記第2の方向と交差する第3の方向に調整するレール支持台調整機構と、
前記第1の方向の複数箇所において前記メインレールの位置を調整するメインレール調整機構と、
前記第1の方向の複数箇所において前記サブレールの位置を調整するサブレール調整機構と、を備えることを特徴とする記録装置。 - 前記メインレール調整機構による調整と前記サブレール調整機構による調整の際には、前記第1の方向における前記記録ヘッドが記録可能な記録領域の中央部に前記キャリッジを配置させることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
- 前記レール支持台調整機構は、前記第1の方向における前記メインレールの両端部および中央部に設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の記録装置。
- 前記レール支持台調整機構は、前記メインレールと前記サブレールの前記プラテンに対する垂直方向の位置を調整することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の記録装置。
- 前記第1の方向における前記メインレールの両端部および中央部に設けられた前記レール支持台調整機構は、前記記録ヘッドが記録可能な前記記録領域の中央部に前記キャリッジが配置された際に、前記キャリッジの前記第1の方向の両端部の位置に設けられていることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の記録装置。
- 前記レール支持台調整機構は、前記プラテンの重力方向の湾曲量に合わせて、前記メインレールの重力方向の湾曲量と、前記サブレールの重力方向の湾曲量と、を調整可能であることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の記録装置。
- 前記メインレール調整機構は、前記メインレールを直接支持する第1のメインレール支持部材と、該第1のメインレール支持部材を直接支持する第2のメインレール支持部材とを備え、前記第1のメインレール支持部材と前記第2のメインレール支持部材との接触面は、支持している前記メインレールの軸方向に対して傾いた、傾斜面であることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の記録装置。
- 前記メインレール調整機構は、前記第1のメインレール支持部材に対して前記第2のメインレール支持部材が相対移動することで前記第2のメインレール支持部材の傾斜面が前記第1のメインレール支持部材の傾斜面に対してスライドして、前記第1のメインレール支持部材の高さを変化させることを特徴とする請求項7に記載の記録装置。
- 前記第1のメインレール支持部材は、前記第2のメインレール支持部材に対して前記第2の方向に移動可能であり、前記傾斜面は前記第2の方向に同一の高さであることを特徴とする請求項8に記載の記録装置。
- 前記第1のメインレール支持部材に対する前記第2のメインレール支持部材の相対移動は、前記第2のメインレール支持部材の回動による移動であることを特徴とする請求項8または請求項9に記載の記録装置。
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