JP6579802B2 - キャリッジ装置、プリント装置およびスキャナ装置 - Google Patents

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本発明は、装置の移動部に用いられるキャリッジ装置、プリント装置およびスキャナ装置に関する。
シリアル式のインクジェットプリント装置は、キャリッジが移動しながらプリントヘッドの吐出口からインクを吐出する。キャリッジの移動をガイドするガイドシャフトには、円柱状のシャフトが多く用いられている。
特許文献1には、プリント装置の背面に設けられたフレームに、ガイドシャフトを背面側からネジで固定支持する構成が開示されている。
特開2007−136792号公報
キャリッジには、シャフトを掴むように保持する摺動部が設けられており、キャリッジをシャフトに確実に保持するために、摺動部には高い剛性が求められる。更にキャリッジ自体も軽量にする必要があるため、軽量な材料を用いて剛性を高くすると、摺動部は必然的に大型化してしまう。このような摺動部の一部がガイドシャフトの下部に位置すると、ガイドシャフトとプリントヘッドの吐出口との距離を近づけることが困難になる。
特許文献1の構成のようにガイドシャフトを背面側から支持する構成で、シャフトを確実に保持するためには、摺動部の一部をガイドシャフトの下部に配置せざるをえず、ガイドシャフトとプリントヘッドの吐出口との距離を近づけることが困難である。その結果、キャリッジが回転した場合には、吐出する液体の着弾位置が大きくずれて、プリント精度が低下する虞がある。
そこで本発明は、高精度のプリントが可能であり、ガイドシャフトの位置調整を容易かつ正確に行うことができるキャリッジ装置およびプリント装置を提供することを目的とする。
そのため本発明のキャリッジ装置は、シートを搬送方向に搬送する搬送手段と、走査ヘッドを搭載しシートと対向する位置で前記搬送方向と交差する交差方向に移動するキャリッジと、前記交差方向に延在するシャーシと、前記交差方向において前記シャーシ一方の側に配された第1の側板と、前記交差方向において前記シャーシ他方の側に配された第2の側板と、前記キャリッジの移動をガイドするガイドシャフトと、前記第1の側板と前記第2の側板との間で前記ガイドシャフトを前記搬送方向と前記交差方向との両方に交差する鉛直方向において支持可能であるとともに前記シャーシと締結可能な連結板と、
を備えるキャリッジ装置であって、前記第1の側板と前記第2の側板に配され、前記搬送方向において前記ガイドシャフトの直径よりも長い規制孔を有し、前記規制孔を前記ガイドシャフトが貫通することで前記ガイドシャフトを支持する調整部材を更に備え、前記搬送方向において前記第1の側板及び前記第2の側板に対して前記調整部材の位置を変更することによって、前記鉛直方向における前記ガイドシャフトの位置決めを行うことを特徴とする。
本発明によれば、高精度のプリントが可能であり、ガイドシャフトの位置調整を容易かつ正確に行うことができるキャリッジ装置およびプリント装置を実現することができる。
インクジェットプリント装置の内部機構を示す斜視図である。 キャリッジの要部の構成を示す側面図である。 シャーシ構成を示す斜視図である。 シャフト支持周辺の右調整板の構成を示す側面図である。 シャフト支持周辺の左調整板の構成を示す側面図である。 ガイドシャフト、下サポート部材、連結板からなる支持構成の斜視図である。 支持構成の断面構造を示す断面図である。
以下、本発明の実施形態として、キャリッジ装置を備えたプリント装置について説明する。本発明はプリント装置に限らず、画像を読み取り可能な読取ヘッド(走査ヘッド)をキャリッジにより移動させるスキャナ装置にも適用可能である。
図1は、本実施形態に係るインクジェットプリント装置(以下、単にプリント装置ともいう)の内部機構を示す斜視図であり、図2は、図1に示したプリント装置におけるキャリッジ100の要部の構成を示す側面図である。プリント装置は、シートの供給部20、シート搬送部30、排紙部40、キャリッジ100およびプリントヘッド(走査ヘッド)の回復ユニット50を備えている。キャリッジ装置100は、インクジェット方式のプリントヘッド200とインクタンク300とを搭載可能である。プリント動作が開始されると、供給部20よりプリント媒体であるシートが1枚ずつ供給され、シートの厚さ情報に応じて、プリントヘッドの吐出面203とシートとが所定の間隔(プリントギャップ)に設定される。プリントギャップを切り換えるために、キャリッジ100は、リフト駆動部によってキャリッジ昇降動作が行われる。キャリッジ100の1回の走査で、1ライン分のプリントデータに応じてプリントヘッド200が駆動されて吐出口からインクや処理液などの液体(以下、インクという)を吐出する。
キャリッジ100は、シートの搬送方向(図中の矢印Y方向)に対して交差(本実施形態では直交)する方向(走査方向)に往復移動する。このキャリッジ100の往復移動のため、ガイドシャフト11を備えたガイド部が設けられている。このキャリッジ100は、キャリッジモータ14とアイドラプーリ15との間に張架されたキャリッジベルト16を介してキャリッジモータ14の駆動力を伝達することにより、ガイドシャフト11に沿って往復移動する。ガイドシャフト11は、長細い円柱形状を有し、装置本体のシャーシ500を基準に取り付けられている。ガイドシャフト11の両端は、右側のシャーシ側板551および左側のシャーシ側板552に設けられた縦長孔553を貫通して配設されている。その詳細な構造については後述する。
キャリッジ100は、メインキャリッジ110およびリアキャリッジ120を備えている。メインキャリッジ110には、金属にメッキが施され、金属の弾性変形を利用してプリントヘッド200の導体露出部に圧接されてプリントヘッド200と電気的な結合を行う圧接コネクタが設けられている。更にその圧接コネクタは、メインキャリッジ110に搭載されたキャリッジ基板(に半田付けされ、キャリッジ基板は、フレキシブルフラットケーブル(FFC)17(図1参照)を介して装置本体側の制御基板5(図1参照)との電気的に結合されている。プリントヘッド200に、FFC17を介して信号を伝達することで、プリントヘッド200はプリント画像のデータに応じてインクを吐出する。プリントヘッド200は、シャーシ500に張架されたコードストリップ18をメインキャリッジ110に搭載されたエンコーダセンサによって読み取ることで、適切なタイミングでシートに向けてインクを吐出することができる。1ライン分のプリントが終了すると、シート搬送部(紙送り部)30によりプラテン31に沿って、キャリッジ100の移動方向と交差する方向に必要量だけシートの搬送(紙送り)が行われる。プリント装置は、このようなプリント動作およびシート搬送動作を交互に繰り返すことでシートに画像を形成する。
次に、キャリッジ100の構成について詳細に説明する。本実施形態におけるキャリッジ100は、第1構造体であるメインキャリッジ110と、メインキャリッジ110の背面に設けられた第2構造体であるリアキャリッジ120とを備えている。これらのメインキャリッジ110とリアキャリッジ120とは、互いを付勢するために、バネ(リア付勢バネ)129が設けられている。従って、リア付勢バネの付勢力によってメインキャリッジ110と、リアキャリッジ120とが常時当接してキャリッジ100を形成する構成となっている。また図2示すように、キャリッジ100の走査方向における両側下部には軸受部(摺動部)105が設けられている。
ここで、軸受部105によって、キャリッジ100がガイドシャフト11に対する姿勢を安定的に保持させる構成について詳細に説明する。軸受部105は、メインキャリッジ110およびリアキャリッジ120によって構成されている。プリントヘッド200が搭載されるメインキャリッジ110の背面の下部に、シート搬送方向(矢印Y方向)と垂直でかつ走査方向と平行な面として設けられ、ガイドシャフト11と当接摺動する第1摺動面(垂直摺動部)115が構成されている。またリアキャリッジ120には、ガイドシャフト11を挟んで第1摺動面(垂直摺動面)115と対向する側に、ガイドシャフト11に接触するように構成された第2摺動面(斜面摺動部)125が設けられている。これら第1摺動面115と第2摺動面125との2つの面によって、いわゆる逆V字型の面を形成することで、ガイドシャフト11の円柱表面を狭持するようにガイドシャフト11と接触する。こうして、キャリッジ100の相対位置および相対角度を決定する軸受部105が構成される。
この軸受部105が、キャリッジ100の走査方向における両側に設けられていることで、キャリッジ100は、その自重のみによってガイドシャフト11に当接可能となる。また、キャリッジ100のガイドシャフト11に対する回転方向は、リアキャリッジ120に設けられた上摺動部(スライダ)121がサポートレール12と当接することで、シャーシ500およびシートに対して、キャリッジ100の姿勢を安定的に保持している。
本実施形態の構成を用いると、キャリッジ100を自重のみによって、軸受部105をガイドシャフト11に安定的に精度よく当接位置決めさせつつ摺動させる事が可能となる。従って、軸受部105がガイドシャフト11へ当接位置決めするための余計な付勢バネ等が必要なく、軸受部105とガイドシャフト11との間に生じる摺動負荷が小さくなる。これによって、接触点における摩耗を最小限に抑えることができ、摺動部の耐久性を向上させることが可能となる。
図3は、シャーシ構成を示す斜視図であり、図4は、シャフト支持周辺の右調整板の構成を示す側面図であり、図5は、シャフト支持周辺の左調整板の構成を示す側面図である。以下、図3〜図5を参照して本実施形態の特徴的な構成である、キャリッジ100の支持機構について詳細に説明する。前述したように、長細い円柱形状のガイドシャフト11の両端は、右側のシャーシ側板551および左側のシャーシ側板552に設けられた縦長孔553を貫通して配設されている。両側のシャーシ側板にそれぞれ設けられた縦長孔553は、ガイドシャフト11のZ方向およびY方向の移動を規制しない大きさで設けられている。ガイドシャフト11の両端部の高さ位置(すなわちプリントギャップ)は、右調整板(調整部材)451と左調整板452によるガイドシャフト11の高さ調整によって決められる。
ガイドシャフト11の高さ調整に用いられる右調整板451と左調整板452とには、ガイドシャフト11を貫通して高さ方向(Z方向)の位置調整を可能にする水平の軸規制面453を備えた高さ規制孔456が設けられている。この位置調整可能な調整板451、452に設けられた高さ規制孔456は、ガイドシャフト11のY方向の移動を規制しないように、ガイドシャフト11の径よりも十分に広い幅を備えている。また、右調整板451および左調整板452には、シャーシ側板551、552に設けられた位置決めボス554と勘合するように設けられた調整板スライド孔454が斜め方向に形成されている。また、右調整板451および左調整板452を締結固定するビス455を通す孔も、調整板スライド孔454と同じ方向に斜めの長孔が形成されている。従って、右調整板451および左調整板452を前後にスライドさせることにより、それぞれの調整板451、452の高さ位置が移動する。これによって、組立時に調整板451、452の軸規制面453とガイドシャフト11とが当節しながら上下することで、ガイドシャフト11を上下移動させて位置を微調整できる構成となっている。右調整板451および左調整板452を前後にスライドさせてガイドシャフト11の高さ調整を行った後、右調整板451および左調整板452をシャーシ側板551およびシャーシ側板552にビス455により締結固定する。これによって、ガイドシャフト11の位置調整が完了する。
図6は、ガイドシャフト11、下サポート部材410、連結板400からなる支持構成を示す斜視図であり、図7は、その断面構造を示す断面図である。次に、ガイドシャフト11をシャーシ500に支持固定する構成について説明する。ガイドシャフト11は、キャリッジ100を案内支持して、キャリッジ100がシートの搬送方向に対して直交する方向に往復移動するようにシャーシ500に一体に支持される。図6に示すように、ガイドシャフト11とシャーシ500の鉛直面とは、板金で作製された連結板400によって連結されている。そして、ガイドシャフト11は、ガイドシャフト11と連結板400との間に介在する下サポート部材410を介して連結板400に支持固定されている。ガイドシャフト11には、シャフトの長手方向に所定の間隔でネジ孔が形成されており、ネジ孔に対応した連結板400の位置に下サポート部材410がそれぞれ配設されている。下サポート部材410は樹脂材で形成され、ガイドシャフト11の外径とほぼ同じ径からなる凹形状が、ガイドシャフト11に倣う様に設けられている。また、下サポート部材410の凹形状の中央には、ガイドシャフト11に設けられたビス孔に対応する貫通孔411が設けられている。
図7に示すようにガイドシャフト11は、下サポート部材410を介して、連結板400の下面側から下サポート部材410を貫通させた締結ビス415により連結板400に締結固定されている。ガイドシャフト11と連結板400との締結は、下サポート部材410を介してZ方向の下側から所定間隔の複数箇所(本実施形態では5カ所)にて、締結ビス415で締結している。ガイドシャフト11と連結板400とは、走査方向においてシートの幅の内側で締結固定される。このようにガイドシャフト11は、下サポート部材410および連結板400とで中支持されつつ一体的に、プリント装置の基準であるシャーシ500の鉛直面に固定された構造となっている。なお、ガイドシャフト11と連結板400との締結は、複数個所に限定するものではなく、(例えば中央部)1箇所で締結されていてもよい。
次に、ガイドシャフト11を締結した連結板400をシャーシ500に固定する構成について説明する。図7に示すように連結板400は、ガイドシャフト11の中心軸よりもZ方向上部にありシートのプリント面と平行で走査方向と直交する線を軸とする連結板締結ビス405によってシャーシ500に固定されている。さらに連結板400とシャーシ500の鉛直面とを搬送方向(Y方向)の前面側から所定の間隔で5本の連結板締結ビス405で締結する構成となっている。そして、ガイドシャフト11と連結板400と同様に、連結板400とシャーシ500とは、走査方向においてシート幅の内側で締結固定されている。
連結板400は、ガイドシャフト11のZ方向における上側でシャーシ500と締結固定されていることから、ガイドシャフト11をシートへより近づける事が可能となっている。さらに、連結板400を介してシャーシ500と連結することで、ガイドシャフト11とシャーシ500との間にも所定の空間を設けることが可能となっている。
また、ガイドシャフト11は、その下側からビス締結されるため、図7の一点鎖線Sで示すように、外周面の少なくとも上半周側のいずれの個所でもキャリッジ100との摺動部として使用することが可能となる。
このように、連結板400を介してシャーシ500と連結することで、軸受部105をガイドシャフト11のZ方向上方から被せるようにしてガイドシャフト11を狭持することができ、ガイドシャフト11を下側から支持することができる。また、連結板400をガイドシャフト11のZ方向における上側でシャーシ500と締結固定する。これらによって、ガイドシャフト11をシートへ近づけることを可能にしている。
図2に示すように、キャリッジ100に搭載されたプリントヘッド200には、シートのプリント面と対向する位置に吐出口が設けられた吐出面203が設けられている。従って、ガイドシャフト11をシートに近づける事で、ガイドシャフト11と吐出口との距離も近づく事になる。
プリントヘッド200を搭載したキャリッジ100は、ガイドシャフト11に沿って移動する。その際、ガイドシャフト11の僅かな歪みや、表面の凹凸等によってキャリッジ100に振動等が生じた場合、キャリッジ100には、ガイドシャフト11と当接摺動する軸受部105を中心とする僅かな回転が発生する。そこで、ガイドシャフト11がシートから離れていると、キャリッジ100の僅かな回転で吐出口の位置は大きくずれてしまう。その結果、シートへのプリント精度は著しく低下してしまう。
しかし、本実施形態の構成によって、ガイドシャフト11をシートに、より近くすることで、結果的にガイドシャフト11と吐出口との距離が近くなり、キャリッジ100の走査中の吐出口の位置変動を小さく抑える。その結果、シートへのプリント精度の低下を抑制することができる。
ガイドシャフト11は、下サポート部材410で中支持されつつ連結板400で一体的にシャーシ500に対して固定されている。ガイドシャフト11が剛性の高いシャーシ500と中支持連結される構成によって、ガイドシャフト11自身の剛性が低くても、より安定した位置を保つことができ、ガイドシャフト11の自重やキャリッジ100等の重さによる撓みの発生を抑制する。撓みの発生を抑制することによって、キャリッジ100の移動中の振動の発生を抑制することができる。
なお、本実施形態では、連結板400とシャーシ500とをプリント装置の前面側からビス締結する構成を説明したが、背面側からビス締結する構成でも同様の効果を得ることができる。
本実施形態においては、軸受部105におけるガイドシャフト11との接触点は、第1摺動面115の接触点S1および第2摺動面125の接触点S2となる。本実施形態における接触点S1およびS2は、ガイドシャフト11の中心軸と交差する鉛直方向線に対して、シートの搬送方向下流側と搬送方向上流とにそれぞれ配置される。これらの接触位置や接線角度は、キャリッジ100の重量、重心位置、加減速度および走査方向における軸受部105同士の距離、等々を考慮して設定するのが好ましい。これらを考慮してガイドシャフト11と軸受部105との接触位置を適切に構成し、加減速時のキャリッジ100の浮き上がりを抑制しつつガイドシャフト11との摺動負荷を小さする。各々の接触点S1、S2での摺動による摩耗も最小限に抑える事ができる。その結果、キャリッジ100の摺動部が摩耗することでシートとの間のプリントギャップがずれて、プリント精度が低下する事を最小限に抑えることができる。
また、ガイドシャフト11の、鉛直方向とキャリッジ100の移動方向との両方と交差する方向であるシート搬送方向(Y方向)における位置は、下サポート部材410を介して連結板400でシャーシ500に固定されることで決まる構成となっている。また、シャーシ500に対して供給部20およびシート搬送部30も位置決めされる構成となっており、基準とする部材を同一の部材であるシャーシ500としていることから、シートとガイドシャフト11との相対位置も精度よく位置決めすることが可能となる。
また、ガイドシャフト11は、連結板400とシャーシ500との多点での連結と同時に、両端部も調整板451、452を介してシャーシ側板551、552に固定さている。そのため、物流時の落下や振動が加わってガイドシャフト11が衝撃を受けても、連結板400は、ガイドシャフト11から直接衝撃を受け難い構成となっている。従って、ガイドシャフト11と連結板400およびシャーシ500との固定個所を最小限に設定することが好ましい。固定個所を最小限(例えば1箇所)にすることで、締結によるガイドシャフト11の著しい歪み等を発生させることなく、シャーシ500に支持固定することが可能となる。
なお、シャーシ500に配する側板551、552は、板部材を曲げて一体的に形成してもよい。別々に構成し相互にビス等により位置決め固定する分割シャーシでも同様の効果は得られる。
本実施形態によれば、ガイドシャフト11の高さを調整板451、452によって調整しても、ガイドシャフト11の両端部は左右のシャーシ側板551、552および調整板451、452によってY方向の位置は規制されない。そして、ガイドシャフト11は、調整板451、452によって高さ方向(Z方向)の調整が行われた後、調整板451、452をシャーシ側板551、552に締結することで高さ方向の位置が決定される。その後、下サポート部材410を介してガイドシャフト11を支持する連結板400をシャーシ500に固定することで、ガイドシャフト11のY方向における位置が決定される。このような方法で、ガイドシャフト11の調整を容易かつ正確に行うことができる。
また、ガイドシャフト11は、Z方向における下側から複数の下サポート部材410を介して連結板400によってシャーシ500に多点で中支持固定することで、ガイドシャフト11の撓み等が抑制される。
さらに、ガイドシャフト11の外周面の少なくとも上半周側のいずれの個所でも摺動する部分として使用することができることから、メインキャリッジ110の軸受部105を好適に構成することが可能である。
このように、ガイドシャフト11を下側から支持する連結板400を介して、ガイドシャフト11をシャーシ500に固定する。これによって、高精度のプリントが可能であり、ガイドシャフトの位置調整を容易かつ正確に行うことができるキャリッジ装置およびプリント装置を実現することができた。
11 ガイドシャフト
100 キャリッジ
105 軸受部
200 プリントヘッド
400 連結板
500 シャーシ

Claims (8)

  1. シートを搬送方向に搬送する搬送手段と、
    走査ヘッドを搭載しシートと対向する位置で前記搬送方向と交差する交差方向に移動するキャリッジと、
    前記交差方向に延在するシャーシと、
    前記交差方向において前記シャーシ一方の側に配された第1の側板と、
    前記交差方向において前記シャーシ他方の側に配された第2の側板と、
    前記キャリッジの移動をガイドするガイドシャフトと、
    前記第1の側板と前記第2の側板との間で前記ガイドシャフトを前記搬送方向と前記交差方向との両方に交差する鉛直方向において支持可能であるとともに前記シャーシと締結可能な連結板と、
    を備えるキャリッジ装置であって、
    前記第1の側板と前記第2の側板に配され、前記搬送方向において前記ガイドシャフトの直径よりも長い規制孔を有し、前記規制孔を前記ガイドシャフトが貫通することで前記ガイドシャフトを支持する調整部材を更に備え
    前記搬送方向において前記第1の側板及び前記第2の側板に対して前記調整部材の位置を変更することによって、前記鉛直方向における前記ガイドシャフトの位置決めを行うことを特徴とするキャリッジ装置。
  2. 前記調整部材には前記搬送方向に対して斜め方向の長穴が設けられ、
    前記第1の側板と前記第2の側板には、前記長穴と嵌合する突起が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のキャリッジ装置。
  3. 前記ガイドシャフトは、サポート部材を介して、複数個所で前記連結板に支持されていることを特徴とする請求項1または2に記載のキャリッジ装置。
  4. 前記キャリッジは、前記ガイドシャフトと摺動する摺動部を備えており、
    前記摺動部は、2つの面で前記ガイドシャフトと当接して摺動することを特徴とする請求項1ないし3の何れか1項に記載のキャリッジ装置。
  5. 前記キャリッジは、前記摺動部の前記鉛直方向の上側に設けられ、かつ前記キャリッジの移動方向に沿って摺動する上摺動部をさらに備えていることを特徴とする請求項4に記載のキャリッジ装置。
  6. 前記キャリッジは、シートと前記走査ヘッドとの間隔を変更するリフト駆動部を有することを特徴とする請求項1ないし5の何れか1項に記載のキャリッジ装置。
  7. 請求項1ないし6の何れか1項に記載のキャリッジ装置を備え、
    前記走査ヘッドは、液体を吐出するプリントヘッドであることを特徴とするプリント装置。
  8. 請求項1ないし6の何れか1項に記載のキャリッジ装置を備え、
    前記走査ヘッドは、画像を読み取り可能な読取ヘッドであることを特徴とするスキャナ装置。
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