JP2002254746A - キャリッジ支持装置 - Google Patents

キャリッジ支持装置

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JP2002254746A JP2001053325A JP2001053325A JP2002254746A JP 2002254746 A JP2002254746 A JP 2002254746A JP 2001053325 A JP2001053325 A JP 2001053325A JP 2001053325 A JP2001053325 A JP 2001053325A JP 2002254746 A JP2002254746 A JP 2002254746A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録装置において、キャリッジガイド軸によ
るキャリッジ支持装置と同レベルのPG精度を有しつ
つ、コストの低いキャリッジ支持装置を提供する。 【解決手段】 第1のキャリッジガイド板2は、Z形状
の断面形状を有する如く、相反する方向に約90度づつ
曲げ加工されて、主走査方向Xと平行な3面を形成して
いる。この主走査方向Xと平行な3面の中央の面は、P
Gを規制してキャリッジ51を支持する第1の位置規制
面21となっている。この第1の位置規制面21は、2
つの相反する方向への曲げ加工によって、曲げ加工によ
るたわみが相殺された平坦度の高い面である。そして、
キャリッジ51に設けられた第1のガイド部11が、こ
の第1の位置規制面に摺接してPGが規制されるので、
精度の高いPG規制が可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、記録ヘッドを搭
載したキャリッジを主走査方向に往復動させ、記録紙を
副走査方向に搬送し、記録を行う記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の記録装置は、キャリッジを支持す
るキャリッジガイド軸を備え、キャリッジはこのキャリ
ッジガイド軸に支持されている。図4は、従来のキャリ
ッジガイド軸によるキャリッジ支持装置を示した側面図
である。
【0003】キャリッジガイド軸65は、金属製の円柱
体形状を成している。キャリッジ51は、キャリッジ5
1に設けられた円形孔を成す軸受部64に挿通されたキ
ャリッジガイド軸65に軸支される。そして、モータ等
の回転駆動力源による駆動力が、図示していない無端ベ
ルトを介してベルト受け部63に伝達され、主走査方向
に往復動する。
【0004】また、キャリッジガイド軸65は、キャリ
ッジ51を主走査方向に往復動可能に軸支するととも
に、キャリッジ51に搭載された記録ヘッド62と、プ
ラテン52に摺接して搬送される記録紙Pの記録面との
間隔(いわゆるペーパー・ギャップ、以下PGと呼ぶ)
を規制している。一方、キャリッジ51は、ガイド部6
6によってフレーム部材8に支持され、記録ヘッド62
のヘッド面の平行度が規制されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したPGは、周知
の通り、記録品質に大きな影響を及ぼす非常に重要なフ
ァクターであり、このPGが規定値からわずかに変化す
るだけで、記録品質は大きく変わってしまうものであ
る。従来のキャリッジガイド軸65にキャリッジ51を
軸支するキャリッジ支持装置は、高いPG精度を有し、
PGがほぼ一定に維持されるので、PGがわずかに規定
値から変化することによって、記録品質が低下する虞が
非常に少ない。したがって、近年の高画質な記録を実行
可能な記録装置においても広く用いられている。
【0006】一方、記録装置の低価格化が進み、キャリ
ッジガイド軸65によるキャリッジ支持装置よりコスト
の低いキャリッジ支持装置を、記録装置に搭載すること
は、記録装置のコストダウンに効果的であると言える。
【0007】しかしながら、公知のキャリッジ支持装置
の中で、キャリッジガイド軸65によるキャリッジ支持
装置と同レベルのPG精度を有しつつ、コストの低いキ
ャリッジ支持装置は、ほとんど無いといって良いのが現
状であった。
【0008】本願発明は、このような状況に鑑み成され
たものであり、その課題は、記録装置において、キャリ
ッジガイド軸によるキャリッジ支持装置と同レベルのP
G精度を有しつつ、コストの低いキャリッジ支持装置を
提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するた
め、本願請求項1に記載の発明は、記録ヘッドを搭載
し、主走査方向に往復動するキャリッジと、Z形状の断
面形状を有する如く相反する方向に曲げ加工することに
より形成され、前記主走査方向と平行な3面を有する第
1のキャリッジガイド板とを備え、前記記録紙を副走査
方向に搬送して記録を実行する記録装置のキャリッジ支
持装置であって、前記第1のキャリッジガイド板は、Z
形状の中央の面が前記記録ヘッドのヘッド面と平行な面
となる如く、前記記録装置のメインフレームに一体に配
設され、前記Z形状の中央の面が、前記記録ヘッドのヘ
ッド面と前記記録紙の記録面との距離を規制して前記キ
ャリッジを支持する第1の位置規制面となる、ことを特
徴としたキャリッジ支持装置である。
【0010】平坦な1枚の金属板を、一方向に曲げ加工
すると、それによって形成される角度の異なる2つ面を
有する1枚の金属板は、その曲げ方向と反対方向に反る
ようにたわんでしまう。そこで、つづいて、その2つの
面のどちらか一面側を、最初の曲げ加工の曲げ方向と相
反する方向に、その断面がZ形状になるように曲げ加工
する。すると、上記2つの曲げ加工により形成された3
つの面の中央の面は、2つの相反する方向への曲げ加工
によって、上述した曲げ加工によるたわみが相殺された
極めて平坦度の高い面となる。
【0011】尚、ここでいうZ形状の曲げ加工とは、相
反する方向に曲げ加工することで、曲げ加工によるたわ
みが相殺される状態の曲げ加工を示している。したがっ
て、例えば、ほぼ90度の角度で相反する方向に曲げた
クランクのような形状であっても、90度より大きな曲
げ角度による曲げ加工であっても、90度より小さな曲
げ角度による曲げ加工であっても、曲げ加工によるたわ
みが相殺された極めて平坦度の高い面が得られ、本願請
求項1に記載したZ形状の曲げ加工に含まれるものであ
る。
【0012】したがって、記録ヘッドのヘッド面と記録
紙の記録面との距離を規制する、いわゆるPG規定面と
してキャリッジを支持する第1の位置規制面は、2つの
相反する方向への曲げ加工によって、曲げ加工によるた
わみが相殺された平坦度の高い面であるので、精度の高
いPG規制が可能になる。そして、この第1の位置規制
面を構成する第1のキャリッジガイド板は、メインフレ
ームに一体に構成され、キャリッジガイド軸及びブッシ
ュ等のキャリッジガイド軸取付装置の部品が削減できる
ので、記録装置のコストダウンが可能になる。
【0013】これにより、本願請求項1に記載の発明に
係るキャリッジ支持装置によれば、キャリッジガイド軸
によるキャリッジ支持装置と同レベルのPG精度を有す
るコストの低いキャリッジ支持装置が可能になる。
【0014】本願請求項2に記載の発明は、請求項1に
おいて、前記キャリッジは、第1のガイド部を有し、該
第1のガイド部が、前記第1の位置規制面に摺接して前
記主走査方向に往復動する、ことを特徴としたキャリッ
ジ支持装置である。
【0015】このように、キャリッジに設けられた第1
のガイド部が、第1の位置規制面に摺接して主走査方向
に往復動するので、第1のガイド部によって、キャリッ
ジに搭載された記録ヘッドのヘッド面と、記録紙の記録
面との間のPGは、高い精度で規制される。
【0016】これにより、本願請求項2に記載の発明に
係るキャリッジ支持装置によれば、キャリッジに設けら
れた第1のガイド部が、第1の位置規制面に摺接して主
走査方向に往復動することによって、本願請求項1に記
載の発明による作用効果を得ることができる。
【0017】本願請求項3に記載の発明は、請求項2に
おいて、前記第1のガイド部は、前記第1の位置規制面
の副走査方向における中央線上近傍に摺接する、ことを
特徴としたキャリッジ支持装置である。
【0018】第1の位置規制面の副走査方向における中
央線上近傍は、第1の位置規制面の中でも特に高い平坦
度を有する部分であり、その部分に第1のガイド部が摺
接するので、より精度の高いPGの規制が可能になる。
【0019】これにより、本願請求項3に記載の発明に
係るキャリッジ支持装置によれば、第1のガイド部が、
第1の位置規制面の副走査方向における中央線上近傍に
摺接するので、本願請求項2に記載の発明による作用効
果をより高めることが可能となる。
【0020】本願請求項4に記載の発明は、請求項1〜
3のいずれか1項において、前記第1のキャリッジガイ
ド板は、前記Z形状の外側の面のいずれか1つの面が、
前記キャリッジの副走査方向の位置を規制する第2の位
置規制面となる、ことを特徴としたキャリッジ支持装置
である。
【0021】第1の位置規制面は、前述したように、2
つの相反する方向への曲げ加工によって、上述した曲げ
加工によるたわみが相殺された極めて平坦度の高い面と
なっている。そして、その外側の2つの面もそれによっ
て、高い平坦度を有する面となる。
【0022】これにより、本願請求項4に記載の発明に
係るキャリッジ支持装置によれば、本願請求項1〜3の
いずれか1項に記載の発明による作用効果に加えて、第
1の位置規制面の外側の面を、キャリッジの副走査方向
の位置を規制する第2の位置規制面として利用するの
で、高い精度でキャリッジの副走査方向の位置を規制す
ることが可能になるという作用効果が得られる。
【0023】本願請求項5に記載の発明は、請求項4に
おいて、前記キャリッジは、第2のガイド部を有し、該
第2のガイド部が、前記第2の位置規制面を挟持した状
態で、該第2の位置規制面に摺接して前記主走査方向に
往復動する、ことを特徴としたキャリッジ支持装置であ
る。
【0024】このように、キャリッジに設けられた第2
のガイド部は、第2の位置規制面を挟持した状態で第2
の位置規制面に摺接するので、第2のガイド部によっ
て、高い精度でキャリッジの副走査方向の位置を規制す
ることが可能になる。
【0025】これにより、本願請求項5に記載の発明に
係るキャリッジ支持装置によれば、キャリッジが主走査
方向に往復動する際に、キャリッジに設けられた第2の
ガイド部が、第2の位置規制面を挟持した状態で第2の
位置規制面に摺接することによって、本願請求項4に記
載の発明による作用効果を得ることができる。
【0026】本願請求項6に記載の発明は、請求項1〜
5のいずれか1項において、前記キャリッジは、第3の
ガイド部を有し、前記第1のガイド部と前記第3のガイ
ド部とで、前記第1の位置規制面を挟持した状態で、該
第1の位置規制面に摺接して前記主走査方向に往復動す
る、ことを特徴としたキャリッジ支持装置である。
【0027】このように、第1のガイド部に加えて、第
3のガイド部をキャリッジに設け、第1のガイド部と第
3のガイド部とで、第1の位置規制面を挟持するので、
キャリッジの上下方向の位置を規制することが可能とな
る。
【0028】これにより、本願請求項6に記載の発明に
係るキャリッジ支持装置によれば、本願請求項1〜5の
いずれか1項に記載の発明による作用効果に加えて、キ
ャリッジの上下方向の位置を規制するので、キャリッジ
に作用する振動等によってPGが変化し、それによって
記録品質が劣化することを防止できるという作用効果が
得られる。
【0029】本願請求項7に記載の発明は、請求項1〜
6のいずれか1項において、前記記録装置は、Z形状の
断面形状を有する如く相反する方向に曲げ加工すること
により形成され、前記主走査方向と平行な3面を有する
第2のキャリッジガイド板とを備え、該第2のキャリッ
ジガイド板は、Z形状の中央の面が前記記録ヘッドのヘ
ッド面と平行な面となる如く、前記記録装置の排紙フレ
ームに一体に配設され、前記Z形状の中央の面が、前記
記録ヘッドのヘッド面と前記記録紙の記録面との距離を
規制して前記キャリッジを支持する第3の位置規制面と
なる、ことを特徴としたキャリッジ支持装置である。
【0030】このように、第1の位置規制面に加えて、
第1の位置規制面と同様の平坦度の高い第3の位置規制
面を有する、第2のキャリッジガイド板を排紙フレーム
に一体に配設し、第1の位置規制面と第3の位置規制面
との2つの面でPGを規制するので、PGに加えて記録
ヘッドのヘッド面と記録紙の記録面との間の平行度も高
い精度で規制することが可能になる。
【0031】これにより、本願請求項7に記載の発明に
係るキャリッジ支持装置によれば、本願請求項1〜6の
いずれか1項に記載の発明による作用効果に加えて、よ
り安定した高い精度のPG規制が可能になるという作用
効果が得られる。
【0032】本願請求項8に記載の発明は、請求項7に
おいて、前記キャリッジは、第4のガイド部を有し、該
第4のガイド部が、前記第3の位置規制面に摺接して前
記主走査方向に往復動する、ことを特徴としたキャリッ
ジ支持装置である。
【0033】このように、キャリッジに設けられた第4
のガイド部は、第3の位置規制面に摺接するので、第1
のガイド部と第4のガイド部との2つのガイド部によっ
て、PGと記録ヘッドのヘッド面と記録紙の記録面との
間の平行度を高い精度で規制することが可能になる。
【0034】これにより、本願請求項8に記載の発明に
係るキャリッジ支持装置によれば、キャリッジが主走査
方向に往復動する際に、キャリッジに設けられた第4の
ガイド部が、第3の位置規制面に摺接することによっ
て、本願請求項7に記載の発明による作用効果を得るこ
とができる。
【0035】本願請求項9に記載の発明は、請求項1〜
8のいずれか1項に記載のキャリッジ支持装置を備えた
インクジェット式記録装置である。本願請求項9に記載
の発明に係るインクジェット式記録装置によれば、イン
クジェット式記録装置において、前述した本願請求項1
〜8のいずれか1項に記載の発明による作用効果を得る
ことができる。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1は、本願発明に係るインク
ジェット式記録装置の一実施の形態を示した概略の平面
図であり、図2はその側面図である。
【0037】記録装置50には、記録紙Pに記録を実行
する記録手段として、主走査方向Xに移動するキャリッ
ジ51が設けられている。キャリッジ51には、記録紙
Pにインクを吐出して記録を行う記録ヘッド62が搭載
されている。記録ヘッド62と対向して、記録ヘッド6
2のヘッド面と記録紙Pとのギャップを規定するプラテ
ン52が設けられている。そして、キャリッジ51を主
走査方向Xに搬送し、キャリッジ51とプラテン52の
間に記録紙Pを副走査方向Yに間欠的に搬送しながら、
記録ヘッド62が記録紙Pにインクを吐出することで記
録紙Pに記録が行われる。
【0038】給紙トレイ58は、例えば普通紙やフォト
紙等の記録紙Pを給紙可能な構成となっており、記録紙
Pを自動給紙するためのASF(オート・シート・フィ
ーダー)が設けられている。ASFは、給紙トレイに設
けられた2つの給紙ローラ57及び図示してない分離パ
ッドを有する自動給紙機構である。給紙ローラ57は、
ステッピングモータ等の回転駆動力により回転制御さ
れ、側面視D形の外形形状を有している。
【0039】この2つの給紙ローラ57の1つは、給紙
トレイ58の一方側に配置され、もう1つの給紙ローラ
57は、記録紙ガイド59に取り付けられており、記録
紙ガイド59は、記録紙Pの幅に合わせて符号Aで示し
た矢印の方向に摺動可能に給紙トレイ58に設けられて
いる。そして、給紙ローラ57の回転駆動力と、分離パ
ッドの摩擦抵抗により、給紙トレイ58に置かれた複数
の記録紙Pを給紙する際に、複数の記録紙Pが一度に給
紙されることなく、1枚ずつ正確に自動給紙される。
【0040】そして、ASFにより自動給紙された記録
紙Pは、給紙ローラ57より副走査方向Yの下流側に配
設された記録紙搬送手段により、記録実行領域側となる
副走査方向Yの下流側に向けて、所定の紙送り量で間欠
的に搬送される。
【0041】記録紙Pを副走査方向Yに間欠的に搬送す
る記録紙搬送手段として、搬送駆動ローラ53と搬送従
動ローラ54が設けられている。搬送駆動ローラ53
は、ステッピングモータ等の回転駆動力により回転制御
され、搬送駆動ローラ53の回転により、記録紙Pは副
走査方向Yに搬送される。搬送従動ローラ54は、複数
設けられており、それぞれ個々に搬送駆動ローラ53に
付勢され、記録紙Pが搬送駆動ローラ53の回転により
搬送される際に、記録紙Pに接しながら記録紙Pの搬送
に従動して回転する。
【0042】また、給紙ローラ57と搬送駆動ローラ5
3との間には、従来技術において公知の技術による紙検
出器61が配設されている。紙検出器61は、立位姿勢
への自己復帰習性が付与され、かつ記録紙搬送方向にの
み回動し得るよう記録紙Pの搬送経路内に突出する状態
で枢支されたレバーを有し、このレバーの先端が記録紙
Pに押されることでレバーが回動し、それによって記録
紙Pが検出される構成を成す検出器である。紙検出器6
1は、給紙ローラ57より給紙された記録紙Pの始端位
置、及び終端位置を検出し、その検出位置に合わせて記
録領域が決定され、記録が実行される。
【0043】一方、記録された記録紙Pを排紙する手段
として、排紙駆動ローラ55と排紙従動ローラ56が設
けられている。排紙駆動ローラ55は、ステッピングモ
ータ等の回転駆動力により回転制御され、排紙駆動ロー
ラ55の回転により、記録紙Pは副走査方向Yに排紙さ
れる。排紙従動ローラ56は、周囲に複数の歯を有し、
各歯の先端が記録紙Pの記録面に点接触するように鋭角
的に尖っている歯付きローラになっている。複数の排紙
従動ローラ56は、それぞれ個々に排紙駆動ローラ55
に付勢され、記録紙Pが排紙駆動ローラ55の回転によ
り排紙される際に、記録紙Pに接して記録紙Pの排紙に
従動して回転する。
【0044】このようなインクジェット式記録装置にお
いて、記録ヘッド62を搭載したキャリッジ51は、本
願発明に係るキャリッジ支持装置によって、主走査方向
に往復動可能に支持されている。記録ヘッド62のヘッ
ド面と、プラテン52に摺接して副走査歩行Yに搬送さ
れる記録紙Pの記録面との間隔であるPG(ペーパー・
ギャップ)は、キャリッジ51が主走査方向に往復動し
ている間においても、常に一定の間隔を維持する如くキ
ャリッジ支持装置によって規制されている。
【0045】図3は、本願発明に係るキャリッジ支持装
置を示した側面図である。キャリッジ51は、キャリッ
ジ本体部6と、カバー部7とで構成されている。キャリ
ッジ本体部6の底部には、記録ヘッド62が搭載されて
いる。また、キャリッジ本体部6の内部には、図示して
いない各種インクカートリッジが搭載され、インクは記
録ヘッド62から記録紙Pに吐出される。キャリッジ5
1は、モータ等の回転駆動力源による駆動力が、図示し
ていない無端ベルトを介してベルト受け部63に伝達さ
れ、主走査方向Xに往復動する。
【0046】インクジェット式記録装置50のメインフ
レーム5には、第1のキャリッジガイド板2が一体に配
設されている。第1のキャリッジガイド板2は、Z形状
の断面形状を有する如く、相反する方向に約90度づつ
曲げ加工されて、主走査方向Xと平行な3面を形成して
いる。この主走査方向Xと平行な3面の中央の面は、P
Gを規制してキャリッジ51を支持する第1の位置規制
面21となっている。
【0047】この第1の位置規制面21は、前述した通
り、2つの相反する方向への曲げ加工によって、曲げ加
工によるたわみが相殺された平坦度の高い面である。そ
して、キャリッジ51に設けられた第1のガイド部11
が、この第1の位置規制面に摺接してPGが規制される
ので、精度の高いPG規制が可能になる。
【0048】第1のキャリッジガイド板2に形成されて
いる第1の位置規制面21に隣接している2つの面は、
第1の位置規制面と同様に高い平坦度を有しており、そ
の1つは、キャリッジ51の副走査方向Yの位置を規制
する第2の位置規制面22となっている。そして、第2
の位置規制面22が、キャリッジ51に設けられた第2
のガイド部12に挟持されることによって、キャリッジ
51の副走査方向Yの方向の位置規制が成されるので、
記録ヘッド62の姿勢が副走査方向Yの方向に傾くこと
による記録品質の低下を防止することができる。尚、符
号23で示したもう1つの面を第2の位置規制面とする
ことももちろん可能であり、同様の作用効果を得ること
ができる。
【0049】また、キャリッジ51には第3のガイド部
13が設けられている。第3のガイド部13は、図示の
如く、第1の位置規制面21を挟んで第1のガイド部1
1と対向する位置に設けられている。そして、キャリッ
ジ51は、第1のガイド部11と第3のガイド部13と
が、第1の位置規制面21を挟持した状態で、第1の位
置規制面21に支持されている。これによって、キャリ
ッジ51は、高い平坦度を有する第1の位置規制面21
によって、PGが規制されるとともに、符号Zで示した
上下方向の位置規制も成されることになり、より高い精
度のPGの規制が可能となるものである。
【0050】一方、排紙従動ローラ56が配設されてい
る排紙フレーム3には、第2のキャリッジガイド板4が
一体に形成されている。第2のキャリッジガイド板4
は、Z形状の断面形状を有する如く、相反する方向に約
90度づつ曲げ加工されて、主走査方向Xと平行な3面
を形成している。この主走査方向Xと平行な3面の中央
の面は、第1の位置規制面とともに、キャリッジ51の
PGを規制してキャリッジ51を支持する第3の位置規
制面41となっている。
【0051】この第3の位置規制面41は、第1の位置
規制面と同様に、2つの相反する方向への曲げ加工によ
って、曲げ加工によるたわみが相殺された平坦度の高い
面である。そして、キャリッジ51に設けられた第4の
ガイド部14が、この第3の位置規制面41に摺接して
PGが規制される。
【0052】したがって、キャリッジ51は、第1の位
置規制面21と第3の位置規制面41と、2つの平坦性
の高い位置規制面によってPGが規制されるので、より
精度の高いPGの規制が可能になるものである。そし
て、図示の如く、第1のガイド部と第4のガイド部は、
記録ヘッド62を挟んで、それぞれ副走査方向Yの上流
側と下流側に設けられているので、キャリッジ51を、
より安定した状態で支持することができ、記録ヘッド6
2のヘッド面の平行度も高い精度で規制することが可能
となる。
【0053】このようにして、当該実施の形態に示した
キャリッジ支持装置によれば、第1のキャリッジガイド
板2と第2のキャリッジガイド板4によって、高い精度
でPGを規制しつつキャリッジ51を支持することが可
能になる。
【0054】また、他の実施の形態としては、第2のキ
ャリッジガイド板を設けないものが挙げられ、その場合
においても本願発明の実施は可能であり、本願発明によ
る作用効果を得ることができるものである。
【0055】尚、本願発明は上記実施例に限定されるこ
となく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で、種
々の変形が可能であり、それらも本願発明の範囲内に含
まれるものであることは言うまでもない。
【0056】
【発明の効果】本願発明によれば、記録装置において、
キャリッジガイド軸によるキャリッジ支持装置と同レベ
ルのPG精度を有しつつ、コストの低いキャリッジ支持
装置が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明に係るインクジェット式記録装置の一
実施の形態を示した概略の平面図である。
【図2】本願発明に係るインクジェット式記録装置の一
実施の形態を示した概略の側面図である。
【図3】本願発明に係るキャリッジ支持装置を示した側
面図である。
【図4】従来のキャリッジガイド軸によるキャリッジ支
持装置を示した側面図である。
【符号の説明】
2 第1のキャリッジガイド板 3 排紙フレーム 4 第2のキャリッジガイド板 5 メインフレーム 6 キャリッジ本体部 7 カバー部 11 第1のガイド部 12 第2のガイド部 13 第3のガイド部 14 第4のガイド部 21 第1の位置規制面 22 第2の位置規制面 41 第3の位置規制面 51 キャリッジ 52 プラテン 62 記録ヘッド P 記録紙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹内 敦彦 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 Fターム(参考) 2C064 CC14 DD15 2C480 CA01 DB03 DB06 DB17

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録ヘッドを搭載し、主走査方向に往復
    動するキャリッジと、Z形状の断面形状を有する如く相
    反する方向に曲げ加工することにより形成され、前記主
    走査方向と平行な3面を有する第1のキャリッジガイド
    板とを備え、前記記録紙を副走査方向に搬送して記録を
    実行する記録装置のキャリッジ支持装置であって、 前記第1のキャリッジガイド板は、Z形状の中央の面が
    前記記録ヘッドのヘッド面と平行な面となる如く、前記
    記録装置のメインフレームに一体に配設され、前記Z形
    状の中央の面が、前記記録ヘッドのヘッド面と前記記録
    紙の記録面との距離を規制して前記キャリッジを支持す
    る第1の位置規制面となる、ことを特徴としたキャリッ
    ジ支持装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記キャリッジは、
    第1のガイド部を有し、該第1のガイド部が、前記第1
    の位置規制面に摺接して前記主走査方向に往復動する、
    ことを特徴としたキャリッジ支持装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記第1のガイド部
    は、前記第1の位置規制面の副走査方向における中央線
    上近傍に摺接する、ことを特徴としたキャリッジ支持装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項において、
    前記第1のキャリッジガイド板は、前記Z形状の外側の
    面のいずれか1つの面が、前記キャリッジの副走査方向
    の位置を規制する第2の位置規制面となる、ことを特徴
    としたキャリッジ支持装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、前記キャリッジは、
    第2のガイド部を有し、該第2のガイド部が、前記第2
    の位置規制面を挟持した状態で、該第2の位置規制面に
    摺接して前記主走査方向に往復動する、ことを特徴とし
    たキャリッジ支持装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか1項において、
    前記キャリッジは、第3のガイド部を有し、前記第1の
    ガイド部と前記第3のガイド部とで、前記第1の位置規
    制面を挟持した状態で、該第1の位置規制面に摺接して
    前記主走査方向に往復動する、ことを特徴としたキャリ
    ッジ支持装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれか1項において、
    前記記録装置は、Z形状の断面形状を有する如く相反す
    る方向に曲げ加工することにより形成され、前記主走査
    方向と平行な3面を有する第2のキャリッジガイド板と
    を備え、該第2のキャリッジガイド板は、Z形状の中央
    の面が前記記録ヘッドのヘッド面と平行な面となる如
    く、前記記録装置の排紙フレームに一体に配設され、前
    記Z形状の中央の面が、前記記録ヘッドのヘッド面と前
    記記録紙の記録面との距離を規制して前記キャリッジを
    支持する第3の位置規制面となる、ことを特徴としたキ
    ャリッジ支持装置。
  8. 【請求項8】 請求項7において、前記キャリッジは、
    第4のガイド部を有し、該第4のガイド部が、前記第3
    の位置規制面に摺接して前記主走査方向に往復動する、
    ことを特徴としたキャリッジ支持装置。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれか1項に記載のキ
    ャリッジ支持装置を備えたインクジェット式記録装置。
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