JP2022139558A - 印刷装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】輸送時におけるガイドレールの損傷を抑制する。
【解決手段】印刷装置は、走査方向に延在するガイドレールと、前記ガイドレールに支持され、前記走査方向において往復移動するキャリッジと、前記走査方向に延在し、前記ガイドレールを保持する保持部材と、前記保持部材の前記走査方向端部を支持可能な支持部材と、前記支持部材に対して、前記保持部材の前記走査方向と交差する副走査方向にかかる位置を調整する調整機構と、を備え、前記支持部材は、前記走査方向に貫通する貫通孔を有し、前記保持部材の前記走査方向端部は、前記貫通孔に挿通され、前記貫通孔は、前記保持部材の前記走査方向端部の上端の位置及び下端の位置を規制する縁部を有する。
【選択図】図5
【解決手段】印刷装置は、走査方向に延在するガイドレールと、前記ガイドレールに支持され、前記走査方向において往復移動するキャリッジと、前記走査方向に延在し、前記ガイドレールを保持する保持部材と、前記保持部材の前記走査方向端部を支持可能な支持部材と、前記支持部材に対して、前記保持部材の前記走査方向と交差する副走査方向にかかる位置を調整する調整機構と、を備え、前記支持部材は、前記走査方向に貫通する貫通孔を有し、前記保持部材の前記走査方向端部は、前記貫通孔に挿通され、前記貫通孔は、前記保持部材の前記走査方向端部の上端の位置及び下端の位置を規制する縁部を有する。
【選択図】図5
Description
本発明は、印刷装置に関する。
従来、特許文献1に示すように、ヘッドを搭載したキャリッジと、キャリッジを走査方向に移動可能に保持して案内するガイド部材と、ガイド部材の取り付け姿勢を調整する調整手段と、を備えた印刷装置が知られている。
しかしながら、上記印刷装置では、例えば、輸送時に落下等の衝撃を受けた場合に、ガイド部材が歪んでしまう、という課題がある。
印刷装置は、走査方向に延在するガイドレールと、前記ガイドレールに支持され、前記走査方向において往復移動するキャリッジと、前記走査方向に延在し、前記ガイドレールを保持する保持部材と、前記保持部材の前記走査方向端部を支持可能な支持部材と、前記支持部材に対して、前記保持部材の前記走査方向と交差する副走査方向にかかる位置を調整する調整機構と、を備え、前記支持部材は、前記走査方向に貫通する貫通孔を有し、前記保持部材の前記走査方向端部は、前記貫通孔に挿通され、前記貫通孔は、前記保持部材の前記走査方向端部の上端の位置及び下端の位置を規制する縁部を有する。
1.第1実施形態
まず、印刷装置10の構成について説明する。印刷装置10は、例えば、液体としてのインクを吐出することによって用紙などの媒体Mに印刷(記録)するインクジェット式の大判プリンターである。大判プリンターとは、例えば、短辺幅がA3(297mm)以上の媒体Mに印刷可能なプリンターである。
まず、印刷装置10の構成について説明する。印刷装置10は、例えば、液体としてのインクを吐出することによって用紙などの媒体Mに印刷(記録)するインクジェット式の大判プリンターである。大判プリンターとは、例えば、短辺幅がA3(297mm)以上の媒体Mに印刷可能なプリンターである。
図1及び図2に示すように、印刷装置10は、本体部12と、一対の脚部14とを備える。一対の脚部14は、X軸に沿った方向に間隔をおいて本体部12の下部に設けられる。脚部14は、本体部12の下部から下方側に向けて延びる。
本体部12は、直方体状に形成され、その前面側(+Y方向側)に乾燥部18が設けられる。本体部12の上部には、X軸に沿った方向に延設されたメインフレーム20が設けられる。メインフレーム20の+Y方向側には、板状の保持部材50が取り付けられ、保持部材50の+Y方向側の面にはX軸に沿った方向(走査方向)に延在するガイドレール28が配置される。ガイドレール28は、記録部21を構成するキャリッジ22を支持する。ガイドレール28に支持されたキャリッジ22は、主走査送り機構によりガイドレール28に沿って走査方向に往復移動する。キャリッジ22の下部には、記録部21を構成するヘッド24が搭載される。ヘッド24は、インクを下方に向けて吐出可能な複数のノズル(不図示)を備える。ヘッド24は、ノズルを介してインクを吐出可能に構成される。
記録部21の下方には、X軸に沿った方向に延設された平板状の吸引プラテン36が設けられる。吸引プラテン36は、Z軸に沿った方向に貫通する複数の貫通孔(不図示)を備える。
吸引プラテン36の下方には、吸引ファン38が配置される。吸引ファン38を駆動させると、吸引プラテン36の貫通孔を介して吸引プラテン36の上方側の気体が吸引される。これにより、吸引プラテン36の上方から下方に向けて気体の流れが形成される。その結果、吸引プラテン36上に媒体Mが位置している状態において、媒体Mは吸引プラテン36に吸引され、吸引プラテン36の上面に押し付けられる。
印刷装置10の背面側(-Y軸方向側)には、給紙部40が設けられ、前面側(+Y軸方向側)において乾燥部18の下方には排紙部42が設けられる。なお、図1において給紙部40及び排紙部42の図示を省略している。また、図2において媒体Mを太線で示している。
排紙部42は、一対の軸受部42aと、スピンドル42bとを備える。一対の軸受部42aは、互いに接離する方向であるX軸に沿った方向に移動可能に構成される。スピンドル42bは、排紙ロールR1の内周部に挿入される。スピンドル42bの両端部は、一対の軸受部42aに支持される。軸受部42aには、不図示の駆動源により駆動力が供給され、スピンドル42bに支持された排紙ロールR1を巻き取ることができる、すなわちフロントテンションが掛かるように構成される。
同様に、給紙部40もX軸に沿った方向に移動可能な一対の軸受部40aと、スピンドル40bとを備える。スピンドル40bは、給紙ロールR2の内周部に挿入される。スピンドル40bの両端部は、一対の軸受部40aに支持される。軸受部40aには、不図示の駆動源により駆動力が供給され、スピンドル40bに支持された給紙ロールR2を搬送方向下流側に向けて送り出すことができる。ここで、軸受部40aは、給紙ロールR2から引き出された媒体Mにバックテンションが掛かるように制御される。
本実施形態において媒体Mは、給紙部40の給紙ロールR2から引き出されて、吸引プラテン36及び乾燥部18を経て、排紙部42の排紙ロールR1に巻き取られる構成となっている。
媒体Mの搬送方向において吸引プラテン36の上流側には、搬送ローラー44が設けられる。搬送ローラー44は、不図示の駆動源により駆動される駆動ローラーとして構成される。搬送ローラー44は、正転方向及び逆転方向に回転可能に構成される。本実施形態において、正転方向とは給紙ロールR2に巻かれた媒体Mを引き出して、媒体Mを搬送方向下流側に送る方向であり、逆転方向とは搬送方向下流側から上流側に媒体Mを送る方向である。
なお、吸引プラテン36上における媒体Mの搬送可能な方向(+Y方向及び-Y方向)は、走査方向と交差する副走査方向である。
なお、吸引プラテン36上における媒体Mの搬送可能な方向(+Y方向及び-Y方向)は、走査方向と交差する副走査方向である。
乾燥部18の下流側には、排出ローラー46が設けられる。排出ローラー46は、不図示の駆動源により駆動される駆動ローラーとして構成される。
乾燥部18は、加熱源としてのヒーター(不図示)を備える。ヒーターは乾燥部18内に位置する媒体Mを加熱して、媒体Mが吸収したインクの水分を蒸発させて乾燥を促進させる。乾燥部18内には、吸引ファン48が設けられる。吸引ファン48は、乾燥部18内において媒体Mの搬送経路に沿って延び、搬送経路の一部を構成する経路形成部材18aの下面側に取り付けられる。
本実施形態において経路形成部材18aには、複数の貫通孔(不図示)が形成されており、吸引ファン48を駆動させると、貫通孔を介して経路形成部材18aの上方側の気体が吸引される。これにより、経路形成部材18aの上方から下方に向けて気体の流れが形成される。その結果、乾燥部18の経路形成部材18a上に媒体Mが位置している状態において、媒体Mは経路形成部材18aに吸引され、経路形成部材18aの上面に押し付けられる。
そして、印刷装置10は、印刷装置10で実行される各種動作を制御する制御部25を備える。制御部25は、CPUと、メモリーと、制御回路と、I/F(インターフェイス)と、を有する。CPUは演算処理装置である。メモリーは、CPUのプログラムを格納する領域または作業領域等を確保する記憶装置であり、RAM、EEPROM等の記憶素子を有する。情報処理端末等の外部からI/Fを介して記録データ等を取得すると、CPUが各駆動部等を制御する。
次に、ガイドレール28及び保持部材50等の構成について説明する。
図3に示すように、ガイドレール28は、走査方向(X軸に沿った方向)に延在する。保持部材50は、走査方向に延在し、ガイドレール28を保持する。
保持部材50は、取付板51を介してメインフレーム20に取り付けられる。取付板51は、板状の板金であり、X軸に沿った方向に延在する。取付板51は保持部材50を保持した状態でメインフレーム20に固定される。そして、保持部材50を保持した取付板51をメインフレーム20に取り付ける際に、ガイドレール28のX軸及びY軸に沿った方向に対する位置出しが行われる。
図3に示すように、ガイドレール28は、走査方向(X軸に沿った方向)に延在する。保持部材50は、走査方向に延在し、ガイドレール28を保持する。
保持部材50は、取付板51を介してメインフレーム20に取り付けられる。取付板51は、板状の板金であり、X軸に沿った方向に延在する。取付板51は保持部材50を保持した状態でメインフレーム20に固定される。そして、保持部材50を保持した取付板51をメインフレーム20に取り付ける際に、ガイドレール28のX軸及びY軸に沿った方向に対する位置出しが行われる。
また、キャリッジ22を走査方向に往復移動を可能にする主走査送り機構は、モーター31及び駆動ベルト32を備える。本実施形態のモーター31は、メインフレーム20の-X方向に配置される。駆動ベルト32は、モーター31に接続されたプーリー33aと、メインフレーム20の+X方向に配置されたプーリー33bと、に張架される。
キャリッジ22は、駆動ベルト32に固定されるとともにガイドレール28に支持される。そして、モーター31を駆動することで駆動ベルト32を介してキャリッジ22に動力が伝達され、キャリッジ22が走査方向に往復移動する。
キャリッジ22は、駆動ベルト32に固定されるとともにガイドレール28に支持される。そして、モーター31を駆動することで駆動ベルト32を介してキャリッジ22に動力が伝達され、キャリッジ22が走査方向に往復移動する。
ここで、本実施形態において、板状の保持部材50及び取付板51が板状のメインフレーム20に取り付けられる。これにより、例えば、ガイドレール28及び保持部材50を、取り付け面が切削加工されたブロック体に取り付ける場合に比べ、軽量化とコストの低減を図ることができる。
一方、保持部材50は板状であるため、剛性はそれほど高くない。特に、本実施形態では、図4に示すように、保持部材50の-X方向の一部には、モーター31及びプーリー33aへの干渉を避けるために切り欠き部55が形成される。そのため、保持部材50の切り欠き部55が形成された部分のZ軸に沿った方向の幅寸法は、保持部材50の他の部分の幅寸法に比べて細くなる。当該、幅寸法が細くなった部分にガイドレール28の-X方向の一部が保持されることなる。
そして、例えば、印刷装置10の輸送時に落下等の衝撃を受けた場合に、ガイドレール28の-X方向側の一部がZ軸に沿った方向に歪んでしまうおそれがある。
そこで、本実施形態の印刷装置10では、上記のようなガイドレール28の損傷を抑制する支持部材60を備える。
以下、具体的な構成について説明する。
一方、保持部材50は板状であるため、剛性はそれほど高くない。特に、本実施形態では、図4に示すように、保持部材50の-X方向の一部には、モーター31及びプーリー33aへの干渉を避けるために切り欠き部55が形成される。そのため、保持部材50の切り欠き部55が形成された部分のZ軸に沿った方向の幅寸法は、保持部材50の他の部分の幅寸法に比べて細くなる。当該、幅寸法が細くなった部分にガイドレール28の-X方向の一部が保持されることなる。
そして、例えば、印刷装置10の輸送時に落下等の衝撃を受けた場合に、ガイドレール28の-X方向側の一部がZ軸に沿った方向に歪んでしまうおそれがある。
そこで、本実施形態の印刷装置10では、上記のようなガイドレール28の損傷を抑制する支持部材60を備える。
以下、具体的な構成について説明する。
図5及び図6に示すように、支持部材60は、保持部材50の走査方向端部、すなわち本実施形態では、保持部材50の-X方向端部を支持可能に構成される。支持部材60は、本体部12内部であり、モーター31の-X方向に配置されるサイドフレーム90に固定される(図3)。
支持部材60は、板状部材である。支持部材60は、走査方向(X軸に沿った方向)に貫通する貫通孔61を有する。貫通孔61は、保持部材50のZ軸に沿った方向における幅寸法よりも僅かに大きく形成される。
貫通孔61は、支持部材60の副走査方向における一方が開放され、他方が閉鎖された切欠き状を成す。具体的には、貫通孔61は、支持部材60の+Y方向側が開放され、-Y方向が閉鎖された凹形状を成す。
また、保持部材50は、ガイドレール28に対して貫通孔61の閉鎖された側に配置される。すなわち、保持部材50は、ガイドレール28よりも-Y方向側に配置される。これより、支持部材60に対する保持部材50の組み立てが容易となる。
また、保持部材50は、ガイドレール28に対して貫通孔61の閉鎖された側に配置される。すなわち、保持部材50は、ガイドレール28よりも-Y方向側に配置される。これより、支持部材60に対する保持部材50の組み立てが容易となる。
そして、保持部材50の-X方向端部は、貫通孔61に挿通される。貫通孔61の周面は平坦面を有する縁部62が形成される。縁部62は、保持部材50の-X方向端部の上端50aの位置及び下端50bの位置を規制する。
従って、例えば、印刷装置10が輸送時に落下等の衝撃を受けた場合に、ガイドレール28を保持する保持部材50は、支持部材60の貫通孔61によって支持される。さらに、詳細には、貫通孔61の縁部62により保持部材50の上下変位が規制される。これにより、輸送時におけるガイドレール28の変形や損傷等の発生を抑制することができる。
また、保持部材50の走査方向における長さは、ガイドレール28の走査方向における長さよりも長く、ガイドレール28は、貫通孔61に挿通されない。すなわち、保持部材50のガイドレール28の-X方向端部よりもさらに-X方向に突出した部分のみ貫通孔61に挿通される。
これにより、例えば、輸送時に落下等の衝撃を受け、保持部材50が支持部材60に支持された場合であっても、ガイドレール28は、支持部材60と接触しない。従って、ガイドレール28は、支持部材60との接触による衝撃を受けないため、ガイドレール28の打痕や変形等の発生を防止できる。
また、保持部材50の上端50aまたは下端50bと、貫通孔61の縁部62と、の間にクリアランスが設けられる。本実施形態では、保持部材50の下端50bと、貫通孔61の縁部62と、の間に僅かなクリアランスが設けられる。クリアランスの大きさは、例えば、輸送時の落下を想定した場合における保持部材50の弾性変形の範囲内に設定される。これにより、輸送時に落下した際、保持部材50の塑性変形でなく、弾性変形に止めて、保持部材50の形状を回復させることができる。
また、支持部材60は、走査方向と交差する第1板部64と走査方向に沿う第2板部65との間で屈曲部66を有する。すなわち、支持部材60は、平面視においてL字状を成す(図5)。第1板部64は、走査方向と交差する方向に平坦面を有し、第2板部65は、走査方向に平坦面を有する。屈曲部66によって第1板部64と第2板部65とで成す角度は約90°である。これにより、支持部材60の軽量化を図るとともに、剛性を高めることができる。
次に、印刷装置10における調整機構70の構成について説明する。
調整機構70は、支持部材60に対して、保持部材50の走査方向と交差する副走査方向にかかる位置を調整する機構である。
調整機構70は、支持部材60に対して、保持部材50の走査方向と交差する副走査方向にかかる位置を調整する機構である。
図6に示すように、調整機構70は、支持部材60の貫通孔61に設けられ、保持部材50の副走査方向における両面と対向する規制面71を有する。
本実施形態では、貫通孔61の+Z方向に切り欠きが形成され、当該切り欠き部分に調整機構70(規制面71)が設けられる。さらに、詳細には、規制面71は、保持部材50の+Y方向の一方面50cと対向する第1規制面71aと、保持部材50の-Y方向の他方面50dと対向する第2規制面71bと、を有する。第1規制面71aと第2規制面71bとが保持部材50の一方面50c及び他方面50d(保持部材50の副走査方向の両面に相当)を規制することにより、保持部材50の副走査方向(Y軸に沿った方向)にかかる位置を調整する。従って、ガイドレール28のX軸及びY軸に対する傾き等が調整され、適正な位置出しが可能となる。
本実施形態では、貫通孔61の+Z方向に切り欠きが形成され、当該切り欠き部分に調整機構70(規制面71)が設けられる。さらに、詳細には、規制面71は、保持部材50の+Y方向の一方面50cと対向する第1規制面71aと、保持部材50の-Y方向の他方面50dと対向する第2規制面71bと、を有する。第1規制面71aと第2規制面71bとが保持部材50の一方面50c及び他方面50d(保持部材50の副走査方向の両面に相当)を規制することにより、保持部材50の副走査方向(Y軸に沿った方向)にかかる位置を調整する。従って、ガイドレール28のX軸及びY軸に対する傾き等が調整され、適正な位置出しが可能となる。
なお、保持部材50の上端50a及び下端50bは、貫通孔61の縁部62によって規制される。このため、保持部材50のY軸に沿った方向に加え、Z軸に沿った方向においても位置が調整される。
また、図7に示すように、サイドフレーム90にネジ穴91が設けられ、支持部材60がネジ68によって固定される。ネジ穴91は長孔に形成される。従って、ネジ穴91にネジ68を係合させる際に、支持部材60の固定位置を調整することができる。これにより、貫通孔61の位置が規定されるため、保持部材50の位置を調整することができる。
印刷装置10では、保持部材50の副走査方向にかかる位置が調整可能に構成される。これにより、ガイドレール28の傾き等が調整され、キャリッジ22は正確な姿勢で支持される。
以上、本実施形態の印刷装置10は、輸送時におけるガイドレール28の保護とガイドレール28の位置調整の両立を図ることができる。
なお、本実施形態では、保持部材50を支持する支持部材60をX軸に沿った方向における一方側にのみ設けたが、これに限定されない。他方側にあってもよいし、両端にあってもよい。このようにしても、上記同様の効果を得ることができる。
以上、本実施形態の印刷装置10は、輸送時におけるガイドレール28の保護とガイドレール28の位置調整の両立を図ることができる。
なお、本実施形態では、保持部材50を支持する支持部材60をX軸に沿った方向における一方側にのみ設けたが、これに限定されない。他方側にあってもよいし、両端にあってもよい。このようにしても、上記同様の効果を得ることができる。
2.第2実施形態
次に、第2実施形態について説明する。
本実施形態では、第1実施形態に対して調整機構80の構成が異なる。このため、調整機構80を中心に説明し、第1実施形態と同一の構成については、同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
次に、第2実施形態について説明する。
本実施形態では、第1実施形態に対して調整機構80の構成が異なる。このため、調整機構80を中心に説明し、第1実施形態と同一の構成については、同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
本実施形態の調整機構80は、支持部材60の走査方向に沿って形成された平坦な基準面81aと、保持部材50の走査方向端部と、の間隔を調整することで、保持部材50の副走査方向にかかる位置を調整するものである。
具体的には、図8に示すように、支持部材60の貫通孔61の-X方向端部に、-X方向に向けて板状の突出部81が形成される。突出部81の+Y方向端面に平坦な基準面81aが設けられる。また、保持部材50の走査方向端部は、基準面81aと対向する。そして、突出部81と保持部材50の走査方向端部とには、Y軸に方向に沿って貫くネジ穴84aが設けられる。当該ネジ穴84aにはY軸に延在するネジ84が嵌められる。
ネジ84を軸中心に一方向に回転させることにより、突出部81(基準面81a)と保持部材50との間隔が短くなる。一方、ネジ84を軸中心に他方向に回転させることにより、突出部81(基準面81a)と保持部材50との間隔が長くなる。
これにより、支持部材60と保持部材50との間隔が調整され、支持部材60に対する保持部材50の副走査方向(Y軸に沿った方向)における位置が調整可能となる。
なお、上記実施形態では、調整機構80としてネジ84を用いたが、これ限定されない。例えば、カム機構を用いて、支持部材60と保持部材50との間隔を調整可能に構成してもよい。このようにしても、上記同様の効果を得ることができる。
これにより、支持部材60と保持部材50との間隔が調整され、支持部材60に対する保持部材50の副走査方向(Y軸に沿った方向)における位置が調整可能となる。
なお、上記実施形態では、調整機構80としてネジ84を用いたが、これ限定されない。例えば、カム機構を用いて、支持部材60と保持部材50との間隔を調整可能に構成してもよい。このようにしても、上記同様の効果を得ることができる。
10…印刷装置、21…記録部、22…キャリッジ、24…ヘッド、28…ガイドレール、50…保持部材、50a…上端、50b…下端、50c…一方面、50d…他方面、51…取付板、55…切り欠き部、60…支持部材、61…貫通孔、62…縁部、64…第1板部、65…第2板部、66…屈曲部、68…ネジ、70…調整機構、71…規制面、71a…第1規制面、71b…第2規制面、80…調整機構、81…突出部、81a…基準面、84…ネジ、84a…ネジ穴、90…サイドフレーム、91…ネジ穴。
Claims (8)
- 走査方向に延在するガイドレールと、
前記ガイドレールに支持され、前記走査方向において往復移動するキャリッジと、
前記走査方向に延在し、前記ガイドレールを保持する保持部材と、
前記保持部材の前記走査方向端部を支持可能な支持部材と、
前記支持部材に対して、前記保持部材の前記走査方向と交差する副走査方向にかかる位置を調整する調整機構と、を備え、
前記支持部材は、前記走査方向に貫通する貫通孔を有し、
前記保持部材の前記走査方向端部は、前記貫通孔に挿通され、
前記貫通孔は、前記保持部材の前記走査方向端部の上端の位置及び下端の位置を規制する縁部を有する、印刷装置。 - 請求項1に記載の印刷装置であって、
前記調整機構は、
前記支持部材の前記貫通孔に設けられ、前記保持部材の前記副走査方向における両面と対向する規制面により、前記保持部材の前記副走査方向にかかる位置を調整する、印刷装置。 - 請求項1に記載の印刷装置であって、
前記調整機構は、
前記支持部材の前記走査方向に沿って形成された平坦な基準面と、前記保持部材の前記走査方向端部と、の間隔を調整することで、前記保持部材の前記副走査方向にかかる位置を調整する、印刷装置。 - 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の印刷装置であって、
前記保持部材の前記走査方向における長さは、前記ガイドレールの前記走査方向における長さよりも長く、
前記ガイドレールは、前記貫通孔に挿通されない、印刷装置。 - 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の印刷装置であって、
前記保持部材の前記上端または前記下端と、前記貫通孔の前記縁部と、の間にクリアランスが設けられる、印刷装置。 - 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の印刷装置であって、
前記貫通孔は、前記支持部材の前記副走査方向の一方が開放され、他方が閉鎖された切欠き状を成す、印刷装置。 - 請求項6に記載の印刷装置であって、
前記保持部材は、前記ガイドレールに対して前記貫通孔の閉鎖された側に配置される、印刷装置。 - 請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の印刷装置であって、
前記支持部材は、板状であり、前記走査方向と交差する第1板部と前記走査方向に沿う第2板部との間で屈曲部を有する、印刷装置。
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