JP2023070482A - 記録装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 キャリッジの振動を抑制できる機構を有する記録装置を提供する。【解決手段】 本発明の記録装置は、シートを搬送方向に搬送する搬送手段と、前記搬送手段で搬送されたシートに対向し、液体を吐出して画像を記録する記録ヘッドと、前記記録ヘッドを搭載し、前記搬送方向と交差する走査方向に移動するキャリッジと、前記キャリッジを支持し、前記キャリッジの前記走査方向への移動をガイドするガイド部と、を備える記録装置であって、前記ガイド部は、前記搬送方向の下流に進むにつれて上方に傾斜するガイド面によってキャリッジを支持している。【選択図】 図2
Description
本発明は、記録ヘッドからシートにインクを吐出して画像を記録するインクジェット記録装置に関する。
インクジェット記録装置は、シートにインクを吐出する記録ヘッド、シートを搬送方向に搬送する搬送部、記録ヘッドを搬送方向と交差する走査方向へ移動するキャリッジを備える。キャリッジは、ガイド部によって案内されて、走査方向に往復移動することができる。特許文献1には、記録ヘッドとシートの間隔を変更することができる記録装置が記載されている。このような記録装置では、キャリッジが移動する際、シートと記録ヘッドの間の間隔が振動によって変化することがある。そのため、キャリッジをばねなどの付勢手段によってガイド部に押圧することで、キャリッジの振動を抑制している。
しかし、このような付勢手段を用いる構成では、キャリッジの自重に付勢手段による押圧力が加わるため、ガイド部とキャリッジとの間の摺動負荷が大きくなる。この場合、キャリッジを移動させるために駆動力の大きなモーターを使用することになる。そのため、キャリッジの振動を抑制する機構としてはさらなる工夫が必要となる。そこで、本発明は付勢手段を使うことなくキャリッジの振動を抑制できる機構を有する記録装置を提供することを目的とする。
本発明の記録装置は、シートを搬送方向に搬送する搬送手段と、前記搬送手段で搬送されたシートに対向し、液体を吐出して画像を記録する記録ヘッドと、前記記録ヘッドを搭載し、前記搬送方向と交差する走査方向に移動するキャリッジと、前記キャリッジを支持し、前記キャリッジの前記走査方向への移動をガイドするガイド部と、を備える記録装置であって、前記ガイド部は、前記搬送方向の下流に進むにつれて上方に傾斜するガイド面によってキャリッジを支持している。
本発明によれば、キャリッジの振動を抑制できる機構を有する記録装置を提供することができる。
[第1の実施形態]
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下の実施形態は本発明を限定するものではなく、また、本実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。なお、同一の構成については、同じ符号を付して説明する。また、実施形態に記載されている構成要素の相対配置、形状等は、あくまで例示であり、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下の実施形態は本発明を限定するものではなく、また、本実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。なお、同一の構成については、同じ符号を付して説明する。また、実施形態に記載されている構成要素の相対配置、形状等は、あくまで例示であり、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
<インクジェット記録装置>
図1にインクジェット記録装置の主要部分の斜視図を示す。インクジェット記録装置(以下、記録装置1)は、給送機構2、搬送部3、排送部4、及びキャリッジユニット5を備えている。記録装置1の背面側にあるトレイ42に載置された記録媒体であるシートは、給送機構2によって搬送部3まで給送される。給送機構2から給送されたシートは搬送部3によってプラテン8まで搬送方向(Y方向)に搬送される。
図1にインクジェット記録装置の主要部分の斜視図を示す。インクジェット記録装置(以下、記録装置1)は、給送機構2、搬送部3、排送部4、及びキャリッジユニット5を備えている。記録装置1の背面側にあるトレイ42に載置された記録媒体であるシートは、給送機構2によって搬送部3まで給送される。給送機構2から給送されたシートは搬送部3によってプラテン8まで搬送方向(Y方向)に搬送される。
記録ヘッド6は、液体であるインクを吐出するための吐出面を有し、吐出面が所定の間隔を保ってプラテン8と対向している。記録ヘッド6は、プラテン8で支持されたシートに対して、シートの搬送方向に対する走査方向(X方向)に往復移動しながら液体を吐出する。搬送部3によるシートの搬送動作と、記録ヘッド6によるインクの吐出動作とを交互に繰り返すことによってシートに画像を記録する。画像が記録されたシートは、排送部4によって記録装置の前側に排出される。
<キャリッジユニット>
図2~5を用いてキャリッジユニットについて説明をする。図2はキャリッジユニットとフレームの構成を示す図で、(a)はキャリッジユニットの斜視図であり、(b)はキャリッジユニットとフレームを模式的に示した断面図である。図3はキャリッジとフレームの断面図で、(a)は図2のA-Aにおけるキャリッジユニットとフレームの断面図で、(b)は図2のB-Bにおけるフレームの断面図である。図4はキャリッジユニットとフレームの下部の断面図である。図5はキャリッジユニットとフレームの上部の断面図である。
図2~5を用いてキャリッジユニットについて説明をする。図2はキャリッジユニットとフレームの構成を示す図で、(a)はキャリッジユニットの斜視図であり、(b)はキャリッジユニットとフレームを模式的に示した断面図である。図3はキャリッジとフレームの断面図で、(a)は図2のA-Aにおけるキャリッジユニットとフレームの断面図で、(b)は図2のB-Bにおけるフレームの断面図である。図4はキャリッジユニットとフレームの下部の断面図である。図5はキャリッジユニットとフレームの上部の断面図である。
キャリッジユニット5は、キャリッジ7と記録ヘッド6とを含む。キャリッジ7は、記録ヘッド6を搭載している。キャリッジユニット5は、ベルト33により駆動力を得てシートの幅方向である走査方向に往復移動することができる。ベルト33は、フレーム13の両端のプーリーに掛け回され、モーター14によって往復移動する。キャリッジ7は、その内側の搬送方向の下流側の下流側規制面38、内面41、上流側の上流側規制面39で囲まれる領域に間隔制御部材9と摺動部材10とを有している(図8)。摺動部材10は、キャリッジ7を支持し、フレーム13のガイド部15に対して摺動する部材である。間隔制御部材9は、鉛直方向(Z方向)においてキャリッジ7の内面41と摺動部材10との間に配置されている。間隔制御部材9は、キャリッジ7に対して走査方向に移動して、記録ヘッド6とシートとの間の鉛直方向における間隔を変更することができる。
キャリッジ7は、内面41において間隔制御部材9と摺動部材10とを介してガイド部15によって支持される。そのため摺動部材10は、キャリッジ7からの自重を受ける。ガイド部15の搬送方向における上流側の端部はフレーム13の締結面にネジによって締結されている。なお、ガイド部15は、接着や溶接などの他の方法によってフレーム13に結合していても良い。一方、ガイド部15の搬送方向における下流側の端部16はガイド面25でキャリッジ7を支持する。ガイド部15のガイド面25は、搬送方向の下流に進むにつれて上方に所定の角度で傾斜している。摺動部材10の下側支持面17は、同様に搬送方向の下流に進むにつれて上方に所定の角度で傾斜し、ガイド面25に当接する。したがって、ガイド部15はシートに向かう下向きの押圧力(P1)と、搬送方向に向かう押圧力P2を受ける(図2)。ここでは、所定の角度として50度であるが、キャリッジ15を支持することができる角度であればよい。すなわち0度から89度である。ただし、ガイド面25の傾斜は、40~60度の範囲が望ましい。
フレーム13は、鉛直方向において上方の上部摺動部11と下方の下部摺動部12とを有する。上部摺動部11の上部摺動面30には、キャリッジ7の上部当接部18が当接する。一方、下部摺動部12の下部摺動面31には、キャリッジ7の下部当接部19が当接する。上部摺動面30は、搬送方向の上流側を向いている。下部摺動面31は、搬送方向の下流側を向いている。ガイド面25は、搬送方向において下部摺動面31とフレーム13の締結面との間に位置している。上部摺動面30および下部摺動面31は、走査方向と平行である。このため、記録ヘッド6とプラテン8の間隔を切り替える際、上部当接部18と上部摺動面30が当接しかつ下部当接部19と下部摺動面30が当接する状態で、キャリッジ7がプラテン8に対して鉛直方向に上下移動する。下部摺動面30と上部摺動面31がシートに垂直な面であるため、記録ヘッド6の搬送方向における上流側と下流側とで吐出面のプラテン8に対する高さに差を生じない。したがって、様々な厚さを持つシートに対しても画質を安定させることが可能である。なお、フレーム13は、走査方向と平行な線で曲げられることによって一枚の板で形成されている。
ここで、フレーム13がキャリッジ7から受ける力について図2(b)を用いて説明する。キャリッジ7の重心は、搬送方向において記録ヘッド6の側にある。そのため、上部摺動部11はキャリッジ7の上部当接部18によって搬送方向の下流側に向かう押圧力(P4)で押圧される。一方、下部摺動部12はキャリッジ7の下部当接部19によって搬送方向の上流側(搬送方向と反対側)に向かう押圧力(P3)で押圧される。この結果、フレーム13は、キャリッジ7の方向Dへの回転を規制し、キャリッジ7の搬送方向における位置を規定する。また、摺動部材10の下側支持面17は、搬送方向の下流側に向かう押圧力P2によってガイド部15のガイド面25を押圧する。一方、下側支持面17の搬送方向における下流側の下部当接部19は、下部摺動部12を搬送方向の上流側(搬送方向と反対側)に向かう押圧力P3で押圧する。すなわち、ガイド部15のガイド面25はキャリッジ7によって搬送方向における下流側に向かう押圧力により押圧される。一方、下部摺動部12はキャリッジ7から搬送方向の上流側に向かう押圧力により押圧される。下部摺動部12とガイド部15とが互いに逆向きの抗力を発生する。この結果、キャリッジ7は、搬送方向への移動が規制され、フレーム13によって安定して支持される。このような機構により、支持キャリッジ7の走査中に生じる振動を抑制することができる。
なお、キャリッジ7を傾斜するガイド部15によらず平面のフレーム13で支持するような構成の場合、キャリッジをばねで押圧する必要がある。本実施形態では、ガイド面25の傾斜によりキャリッジ7の自重を、搬送方向の下流側に向かう押圧力(P2)に変換して、ばねを削減することができる。結果として、キャリッジ7がガイド部15を押圧する押圧力は、主にキャリッジ7の自重に基づく力になる。このためガイド部15と下側支持面17との間に働く摺動負荷は低減される。
<間隔制御部材および摺動部材>
間隔制御部材9と摺動部材10について図6~11を用いて説明をする。図6は間隔制御部材9の構造、図7は摺動部材10の構造である。図8は摺動部材が受ける力の模式図である。図9は摺動部材10の下側支持面17と上側支持面20の位置関係を示す図である。図10は摺動部材の凸面とキャリッジの規制面の関係を示す断面図である。図11はキャリッジを記録装置の正面側からみた正面図である。
間隔制御部材9と摺動部材10について図6~11を用いて説明をする。図6は間隔制御部材9の構造、図7は摺動部材10の構造である。図8は摺動部材が受ける力の模式図である。図9は摺動部材10の下側支持面17と上側支持面20の位置関係を示す図である。図10は摺動部材の凸面とキャリッジの規制面の関係を示す断面図である。図11はキャリッジを記録装置の正面側からみた正面図である。
間隔制御部材9は、鉛直方向(Z方向)において、キャリッジ7の内面41と摺動部材10との間に挟まれている。図6に示すように間隔制御部材9の摺動部材10の側にはシートと平行な平面とシートに対して傾斜する斜面とからなるカム面24が形成されている。カム面24は走査方向(H方向)に離れた位置に2か所ある。図7に示すように摺動部材10は、摺動部材10の走査方向(H方向)の離れた位置に下側支持面(17a、17b)を有している。間隔制御部材9の2か所のカム面(24a,24b)は摺動部材10の走査方向(H方向)に離れた2か所の上側支持面(20a,20b)にそれぞれ当接する。摺動部材10の下側支持面17は、ガイド部15のガイド面25に支持される。この結果、キャリッジ7がガイド部15によって支持されることになる。上側支持面20と下側支持面17は、搬送方向において重ならない位置に配置されている。このため、キャリッジ7の走査軸回りの回転は、一方向となる。なお、摺動部材10は、キャリッジ7の搬送方向または鉛直方向への移動を規制する規制部40を有している。搬送方向においてガイド部15は規制部40と摺動部材10との間に挟まれている。すなわち、規制部40は、ガイド面25に対して下側支持面17と反対側にある。規制部40は、その下端の位置がガイド部15の下端の位置より低くならないように配置されている。
間隔制御部材9はキャリッジ7に対して走査方向にスライド可能である。間隔制御部材9のカム面24が上側支持面20に対して摺動することで、摺動部材10に対する間隔制御部材9の相対的な高さが変化する。これにより、キャリッジ7と摺動部材10との間隔が変化する。すなわち、キャリッジ7に搭載された記録ヘッド6と、プラテン8との間隔を変化させることができる。このように間隔制御部材9をキャリッジ7に対してスライドさせることで、シートの厚みまたは種類に応じてプラテン8と記録ヘッド6との間隔を変更することができる。
摺動部材10の搬送方向の下流側に下流側凸面21、上流側に上流側凸面22を設けている。一方、キャリッジ7は、摺動部材10の凸面の搬送方向に対する移動を規制する下流側の下流側規制面38と上流側の上流側規制面39を有している。下流側規制面38と上流側規制面39はキャリッジ7の内側において対向している。これらの規制面により、摺動部材10の走査方向軸の回りの回転(方向R)は規制される(図8)。キャリッジ7はガイド面25で支持されるため、下流側規制面38及び上流側規制面39が受ける力は小さくなる。したがって、キャリッジ7の剛性を低くでき、材料の薄肉化によるコストダウンにつながる。キャリッジ7の重心位置と、下流側規制面38および上流側規制面39の配置により、走査方向軸の回りの回転が所定の角度に規制される。キャリッジユニット7の構成とフレーム13の構成により走査軸回りのモーメントは反時計回りで変わらないため、キャリッジ7の移動によるがたつきを抑えることができる。
ここで、摺動部材10の走査方向軸の回りの回転が方向Rになることについて詳しく説明をする。図9のように下側支持面17及び上側支持面20に平行な仮想面をそれぞれ面Aと面Bとする。そして、下側支持面17及び上側支持面20の面Aへの投影をそれぞれ投影Aiと投影Aiiする。また、下側支持面17及び上側支持面20の面Bへの投影をそれぞれ投影Biと投影Biiとする。摺動部材10の下側支持面17と上側支持面20は、投影Aiが投影Aiiに対して鉛直方向の下側でかつ搬送方向の上流側の重ならない位置に配置されている。また、摺動部材10の下側支持面17と上側支持面20は、投影Biが投影Biiに対して搬送方向の上流側の重ならない位置に配置されている。このように下側支持面17と上側支持面20の投影が重ならない位置関係になっていることで、摺動部材10において下側支持面17と上側支持面20から受ける力により生じる走査方向軸の回りのモーメントは反時計回りに定まる(方向R)。なお、投影Aiが投影Aiiに対して搬送方向の下流側となる支持面の配置にしてもよい。
摺動部材10の上側支持面20は、キャリッジ7の自重によって重力方向の下向きの力F1を受ける。そのため下側支持面17は、キャリッジ7の自重による抗力とモーメント(方向M)により生じる力の抗力の合力F2を下側支持面17と垂直な方向に受ける。ところで、キャリッジ7はタイミングベルト33に連結されており、タイミングベルト33の回転に伴って走査方向34に移動する。キャリッジ7が走査中、タイミングベルトの回転による駆動力によりキャリッジ7は慣性による搬送方向軸の回りのモーメント(方向M)が生じる。このとき、下側支持面17aと下側支持面17bが受ける力は異なる。しかし、搬送方向軸の回りのモーメント(方向M)は、走査方向軸の回りのモーメント(方向R)に対して影響を及ぼしにくい。したがって、キャリッジ7に搬送方向軸の回りのモーメント(方向M)が生じた場合でも、キャリッジ7に対する走査方向軸の回りのモーメント(方向R)を反対向きにするような大きな変化が生じない。このためキャリッジ7は摺動部材10の走査方向軸の回りの姿勢を保持できる。
以上のような機構により、キャリッジの走査に必要なエネルギーを小さくすることができるため、駆動力の小さいモーターを採用することができる。この結果、記録装置のサイズを小さくできる。さらに、ガイド部とキャリッジの押圧にばねを削除できるため、部品点数や組立工数を削減することができる。また、ガイド部15にキャリッジ7をばねで押圧することなくキャリッジの振動を抑制できる。その結果、キャリッジの姿勢が安定してキャリッジの振動が抑制され、記録ヘッドによる画質が向上する。このようにキャリッジの振動を抑制できる機構を有する記録装置を提供できる。
[第2の実施形態]
以下、図面を参照して本発明の第2の実施形態について説明する。なお、本実施形態の基本的な構成は第1の実施形態と同様であるため、以下では特徴的な機構についてのみ説明する。
以下、図面を参照して本発明の第2の実施形態について説明する。なお、本実施形態の基本的な構成は第1の実施形態と同様であるため、以下では特徴的な機構についてのみ説明する。
第2の実施形態におけるキャリッジユニットの断面図を図12に示す。第1の実施形態におけるガイド部15をフレーム13と一体にしたものである。フレーム13においてガイド面25は、搬送方向に対して上方に傾斜している。そして、ガイド面25の端部から下方に下部摺動面31が設けられている。フレーム13の反対側の端部には上部摺動面30が設けられている。フレーム13は、キャリッジ7の走査方向と平行な線で曲げられることによって一枚の板で形成されている。
キャリッジ7の重心は、搬送方向において記録ヘッド6の側にある。そのため、上部摺動面30はキャリッジ7によって搬送方向の下流側に向かう押圧力で押圧される。一方、下部摺動面31はキャリッジ7によって搬送方向の上流側に向かう押圧力で押圧される。摺動部材10の下側支持面17が摺動するガイド面25は搬送方向の下流に進むにつれて上方に傾斜している。そのため、ガイド面25の傾斜によりキャリッジ7の自重を、搬送方向の下流側に向かう押圧力に変換できる。この結果、ばねによる押圧を削減でき、キャリッジ7とフレーム13の摺動負荷を低減できる。また、キャリッジ7が摺動する垂直面(下部摺動面30、上部摺動面31)により記録ヘッド6を水平に保ったままプラテン8との間隔を切り替えることが可能である。キャリッジユニット7の構成とフレーム13の構成により走査軸回りのモーメントは反時計回りで変わらないため、キャリッジ7の移動によるがたつきを抑えることができる。このようにキャリッジの振動を抑制できる機構を有する記録装置を提供できる。さらにガイド部を分ける必要がないため部品点数を削減できる。
[第3の実施形態]
以下、図面を参照して本発明の第3の実施形態について説明する。なお、本実施形態の基本的な構成は第1の実施形態と同様であるため、以下では特徴的な機構についてのみ説明する。
以下、図面を参照して本発明の第3の実施形態について説明する。なお、本実施形態の基本的な構成は第1の実施形態と同様であるため、以下では特徴的な機構についてのみ説明する。
第3の実施形態における間隔制御部材と摺動部材の断面図を図13に示す。ガイド部15は、一端がフレーム13の締結面に結合され、他端は搬送方向と平行に下流側に延在している。ガイド部15の他端にはキャリッジ7を支持するためのガイド面が設けられている。摺動部材10の下側支持面23は、搬送方向と平行でガイド部15のガイド面に当接する。摺動部材10の下側支持面23と上側支持面20は、投影Aiが投影Aiiに対して搬送方向の上流側の重ならない位置に配置されている。この結果、キャリッジ7の走査方向軸回りのモーメントが反時計りに定まる。キャリッジ7に搬送方向軸の回りのモーメントが生じた場合でも、キャリッジ7に対する走査方向軸の回りのモーメントを反対向きにするような大きな変化が生じない。このためキャリッジ7は摺動部材10の走査方向軸の回りの姿勢を保持できる。このように、キャリッジの振動を抑制できる機構を有する記録装置を提供できる。
3 搬送部
6 記録ヘッド
7 キャリッジ
15 ガイド部
6 記録ヘッド
7 キャリッジ
15 ガイド部
Claims (10)
- シートを搬送方向に搬送する搬送手段と、
前記搬送手段で搬送されたシートに対向し、液体を吐出して画像を記録する記録ヘッドと、
前記記録ヘッドを搭載し、前記搬送方向と交差する走査方向に移動するキャリッジと、
前記キャリッジを支持し、前記キャリッジの前記走査方向への移動をガイドするガイド部と、
を備える記録装置であって、
前記ガイド部は、前記搬送方向の下流に進むにつれて上方に傾斜するガイド面によってキャリッジを支持していることを特徴とする記録装置。 - 前記キャリッジは、前記ガイド面と当接する摺動部材と、当該摺動部材と当接し前記摺動部材に対して前記走査方向へ移動して前記記録ヘッドの高さを変更する間隔制御部材とを有することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
- 前記摺動部材は、前記キャリッジの前記搬送方向における上流側の第1規制面に当接する第1凸面と、前記キャリッジの前記搬送方向における下流側の第2規制面に当接する第2凸面とを有することを特徴とする請求項2に記載の記録装置。
- 前記第1規制面と前記第2規制面は、キャリッジの内側において対向していることを特徴とする請求項3に記載の記録装置。
- 前記摺動部材は、前記間隔制御部材を支持する第1支持面と、前記ガイド面によって支持される第2支持面とを有し、
前記第1支持面と前記第2支持面とは、前記搬送方向において重ならない位置であることを特徴とする請求項2ないし4の何れか1項に記載の記録装置。 - 前記摺動部材は、前記キャリッジが前記搬送方向または鉛直方向に移動することを規制する規制部を有することを特徴とする請求項2ないし5の何れか1項に記載の記録装置。
- 前記搬送方向において、前記ガイド部は前記規制部と前記摺動部材との間にあることを特徴とする請求項2ないし6の何れか1項に記載の記録装置。
- 前記規制部の下端の位置は、前記ガイド部の下端の位置より低くないことを特徴とする請求項6または7に記載の記録装置。
- 前記ガイド部が締結されるフレームを備え、
前記フレームは、前記キャリッジの第1当接部と当接する第1摺動部と、前記キャリッジの第2当接部と当接する第2摺動部と、を有することを特徴とする請求項1ないし8の何れか1項に記載の記録装置。 - 前記ガイド部が結合するフレームを備え、
前記フレームは、前記キャリッジの第1当接部と当接する第1摺動部と、前記キャリッジの第2当接部と当接する第2摺動部と、を有し、
前記ガイド部は、前記フレームにおいて前記第1摺動部と前記第2摺動部との間に設けられていることを特徴とする請求項1ないし8の何れか1項に記載の記録装置。
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