JP2023057951A - 記録装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 キャリッジを適切に支持できるフレームを有する記録装置を提供する。
【解決手段】 本発明の記録装置は、シートを搬送方向に搬送する搬送手段と、前記搬送手段で搬送されたシートに対向し、液体を吐出して画像を記録する記録ヘッドと、前記記録ヘッドを搭載し、前記搬送方向と交差する走査方向に移動するキャリッジと、前記キャリッジにおける第1当接部と当接する第1摺動部および前記キャリッジにおける前記第1当接部より高い第2当接部と当接する第2摺動部を有するフレームと、を備える記録装置であって、前記第1摺動部から離れた位置で前記フレームに固定され、前記キャリッジを支持するガイド部材を備えることを特徴とする。
【選択図】 図3
【解決手段】 本発明の記録装置は、シートを搬送方向に搬送する搬送手段と、前記搬送手段で搬送されたシートに対向し、液体を吐出して画像を記録する記録ヘッドと、前記記録ヘッドを搭載し、前記搬送方向と交差する走査方向に移動するキャリッジと、前記キャリッジにおける第1当接部と当接する第1摺動部および前記キャリッジにおける前記第1当接部より高い第2当接部と当接する第2摺動部を有するフレームと、を備える記録装置であって、前記第1摺動部から離れた位置で前記フレームに固定され、前記キャリッジを支持するガイド部材を備えることを特徴とする。
【選択図】 図3
Description
本発明は、記録ヘッドからシートにインクを吐出させて画像を記録する記録装置に関する。
インクジェット方式の記録装置では、キャリッジに搭載された記録ヘッドをシートの幅方向に走査して画像をシートに記録することができる。特許文献1にはキャリッジをガイドするガイド部の高さを調整することができる記録装置が記載されている。この記録装置では、筺体にキャリッジを支持するフレームが固定され、ガイド部がフレームに高さ調節可能に固定されている。
インクジェット方式の記録装置では、記録ヘッドを走査しながらインクを吐出するため記録ヘッドとシートを支持するプラテンとの間の相対的な距離が一定であることが重要である。しかし、キャリッジが移動することで発生する振動が、記録ヘッドとプラテンとの間の相対的な距離に影響を与えることがある。したがって、キャリッジの振動を受けにくいフレームの構造が求められる。そこで、本発明はキャリッジを適切に支持できるフレームを有する記録装置を提供することである。
本発明の記録装置は、シートを搬送方向に搬送する搬送手段と、前記搬送手段で搬送されたシートに対向し、液体を吐出して画像を記録する記録ヘッドと、前記記録ヘッドを搭載し、前記搬送方向と交差する走査方向に移動するキャリッジと、前記キャリッジにおける第1当接部と当接する第1摺動部および前記キャリッジにおける前記第1当接部より高い第2当接部と当接する第2摺動部を有するフレームと、を備える記録装置であって、前記第1摺動部から離れた位置で前記フレームに固定され、前記キャリッジを支持するガイド部材を備えることを特徴とする。
本発明によれば、キャリッジを適切に支持できるフレームを有する記録装置を提供する。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下の実施形態は本発明を限定するものではなく、また、本実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。なお、同一の構成については、同じ符号を付して説明する。また、実施形態に記載されている構成要素の相対配置、形状等は、あくまで例示であり、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
[実施形態]
図面を参照して実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する場合がある。また、本発明において、「記録」とは、文字、図形等有意の情報を形成する場合のみならず、シート上に画像、模様、パターン等を形成するまたは媒体の加工を行う場合も表わすものである。「シート」とは、一般的な画像形成装置で用いられる記録紙のみならず、布、プラスチック・フィルム(OHP)、金属板、ガラス、セラミックス、木材、皮革等、搬送の可能な媒体も含むものである。
図面を参照して実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する場合がある。また、本発明において、「記録」とは、文字、図形等有意の情報を形成する場合のみならず、シート上に画像、模様、パターン等を形成するまたは媒体の加工を行う場合も表わすものである。「シート」とは、一般的な画像形成装置で用いられる記録紙のみならず、布、プラスチック・フィルム(OHP)、金属板、ガラス、セラミックス、木材、皮革等、搬送の可能な媒体も含むものである。
<インクジェット記録装置>
本実施形態のインクジェット記録装置について図1および図2を用いて説明する。図1は記録装置の内部の概略を示す斜視図である。図2はシートに画像を記録する際の概念図である。
本実施形態のインクジェット記録装置について図1および図2を用いて説明する。図1は記録装置の内部の概略を示す斜視図である。図2はシートに画像を記録する際の概念図である。
記録装置11は、記録媒体であるシートを積載するトレイ、シートを搬送する搬送手段、搬送されたシートにインクを吐出する記録手段と、記録手段にインクを供給するインクタンクなどを備える。まず、記録装置の背面側または下側のトレイに積載されたシートは、給送ローラによって給送される。背面側のトレイ33から給送ローラ34で給送されたシートは、搬送手段である搬送ローラ31によって搬送方向(Y方向)に搬送される。搬送ローラ31で搬送されたシートは、プラテン16で支持され、記録手段である記録ヘッド12によって画像が記録される。記録ヘッド12は、キャリッジ15に着脱可能に搭載されている。キャリッジ15は、キャリッジ15を支持するためのフレーム17に沿って走査方向(X方向)に移動することができる。走査方向は、搬送方向と交差(直交)する方向である。そのため、記録ヘッド12は、キャリッジ15によってプラテン16と対向した状態で、走査方向に移動することができる。
記録ヘッド12に供給するインクは、記録装置の正面側のインクタンク13に収容される。インクタンク13は、シートの幅方向の両側にインクの色に対応して複数配置されている。供給用チューブ14は、インクタンク13から記録ヘッド12にインクを供給するためのインク供給路である。キャリッジ15が移動すると、インク供給路もキャリッジ15とともに移動する。なお、本実施形態はチューブ供給路によってインクが記録ヘッドに供給される方式であるが、キャリッジに着脱式の液体タンクを搭載したオンキャリッジ方式の記録装置であってもよい。
フレーム17には、モータ19とモータ19に掛け回されるベルト21とが配されている。さらに、フレーム17には、キャリッジ15を支持するとともにキャリッジ15の移動をガイドするガイド部材18が配されている。ベルト21がモータ19によって駆動されることで、キャリッジ15がシートの幅方向である走査方向に往復移動できる。キャリッジ15の走査範囲は、フレーム17の一方の端部の左側板24と他方の端部の右側板25との間である。ガイド部材18によって、記録ヘッド12はプラテン16に対して鉛直方向に所定の間隔を維持した状態で移動することができる。キャリッジ15が移動する際に記録ヘッド12は、液体であるインクをシートに吐出する。シートに画像を記録する記録動作では、まずシートを搬送ローラ31で搬送する搬送動作を行う。そして、記録ヘッド12がインクを吐出しながら移動する吐出動作を行う。このような搬送動作と吐出動作とを交互に行うシリアル方式によって所望の画像がシートに形成される。
フレーム17やガイド部材18の剛性が不十分な場合、キャリッジ15の移動によりフレーム17に変形や振動が発生する。フレーム17の変形や振動は、プラテン16に対する記録ヘッド12の位置を不安定にさせる。記録ヘッド12の位置が不安定になると、シートに対するインクの着弾位置がずれることによって画質の劣化が生じる。そのため、ガイド部材18を含むフレーム17の剛性を高めることは、画質を向上させるために重要である。
<キャリッジとフレームの構造>
ここで、キャリッジ15とフレーム17の構造について図3~8を用いて説明をする。図3は、キャリッジとフレームとの構造を示す図である。図3(a)は、キャリッジとフレームの斜視図である。図3(b)は、図3(a)におけるA-A断面を表す断面図である。図4は、キャリッジの摺動体を示す図である。図4(a)は、図3(b)における点線部の拡大図、図4(b)は、キャリッジの摺動体を示す斜視図である。図5はキャリッジの背面図である。図6は、フレームとガイド部材の関係を示す図である。図6(a)はガイド部材が固定されたフレームである。図6(b)は図6(a)のB-B断面における概略図である。図7は、ガイド部材の振動によるキャリッジへの影響を説明するための模式図である。図7(a)はガイド部材18によってキャリッジ15が支持された状態を示した斜視図である。図7(b)、図7(c)はガイド部材18が振動した際のキャリッジ15の影響を示すC-C断面における模式図である。図8は筐体20に対するフレーム17の固定部を示す斜視図である。
ここで、キャリッジ15とフレーム17の構造について図3~8を用いて説明をする。図3は、キャリッジとフレームとの構造を示す図である。図3(a)は、キャリッジとフレームの斜視図である。図3(b)は、図3(a)におけるA-A断面を表す断面図である。図4は、キャリッジの摺動体を示す図である。図4(a)は、図3(b)における点線部の拡大図、図4(b)は、キャリッジの摺動体を示す斜視図である。図5はキャリッジの背面図である。図6は、フレームとガイド部材の関係を示す図である。図6(a)はガイド部材が固定されたフレームである。図6(b)は図6(a)のB-B断面における概略図である。図7は、ガイド部材の振動によるキャリッジへの影響を説明するための模式図である。図7(a)はガイド部材18によってキャリッジ15が支持された状態を示した斜視図である。図7(b)、図7(c)はガイド部材18が振動した際のキャリッジ15の影響を示すC-C断面における模式図である。図8は筐体20に対するフレーム17の固定部を示す斜視図である。
キャリッジ15はフレーム17の上部摺動部171に当接する上部当接部151と、フレーム17の下部摺動部172に当接する下部当接部152とを有する。フレーム17は、キャリッジ15の走査方向と平行となる線で曲げることによって形成されている。上部摺動部171は、曲げられたフレーム17の一方の端部の側にあり、下部摺動部172は、フレーム17の他方の端部の側にある。そのため上部摺動部171および下部摺動部172は、走査方向と平行となる。キャリッジ15の鉛直方向において上部当接部151は、下部当接部152より上側に配されている。上部摺動部171の摺動面は、搬送方向の反対側(搬送方向の下流から上流の向き)を向いており、上部当接部151は、シートの搬送方向(搬送方向の上流から下流の向き)を向いている。一方、下部摺動部172の摺動面は搬送方向を向いており、下部当接部152は、シートの搬送方向と反対側を向いている。上部摺動部171と下部摺動部172によりキャリッジ15の搬送方向に対する位置が規定される。すなわち、キャリッジ15に配される記録ヘッド12の搬送方向に対する位置が規定されることになる。
フレーム17には、フレーム17の鉛直方向における上面と下面との間にガイド部材18を固定するための締結部30が設けられている。ビスと締結部30によって固定されたガイド部材18は、ガイド面18によってキャリッジ15の摺動体153を摺動可能に下方から支持する。ガイド面181は、キャリッジ15の走査方向に沿って一様に設けられている。摺動体153の当接面(図4(b)のハッチング部分)は、キャリッジ15の背面側かつ下側において、走査方向に離れた2か所に設けられている。ガイド面181は、YZ平面において搬送方向(Y方向)に対して所定の角度を成している。ここでは、所定の角度として50度であるが、キャリッジ15を支持することができる角度であればよい。すなわち0度から89度である。ただし、搬送方向に対して上側に傾斜する40~60度の範囲が望ましい。キャリッジ15の記録ヘッド12は、ガイド部材18に支持されることによってプラテン16の鉛直方向に対して所定の間隔を維持することができる。また、キャリッジ15は、摺動体153の上方に階段状のスペーサ部材23が配されている。スペーサ部材23をキャリッジ15に対して走査方向に移動させることによって、プラテン16に対する記録ヘッド12の間隔を切り替えることができる。したがって、スペーサ部材23によって、厚みが異なる多様な種類のシートに対して画像を記録できる。
ガイド部材18はフレーム17の走査方向の複数の締結部30にビスによって締結されている。ガイド部材18にはビスを通すための長穴が設けられている。フレーム17にガイド部材18を固定する際、ガイド部材18は、高さ方向の調整部である長穴によってフレーム17に対して位置を調整される。ガイド部材18の位置を調整することにより、プラテン16に対する記録ヘッド12の鉛直方向の高さを調整することができる。なお、調整部は、フレーム部材17にあってもよい。また、ガイド部材18とフレーム17の固定方法は、接着剤、溶接、他の機構でもよい。ガイド部材18が固定されるフレーム17の締結面173およびガイド部材18のフレーム15に対向する対向面は、それぞれXZ平面と平行である。また、締結面173は、上部摺動部171の摺動面および下部摺動部172の摺動面に対して搬送方向の上流側に離れた位置である。ここでは、搬送方向の上流に向かって下部摺動部172、上部摺動部171、締結面173の順になっている。ガイド部材17は、搬送方向において締結面173と下部摺動部172の間に収まるようになっている。ガイド部材18とフレーム17とが固定されると、締結面173と対向面は当接する。ただし、フレーム17およびガイド部材18の部品加工精度によって図6(c)のようにフレーム17の締結面173とガイド部材18の対向面との一部に隙間ができることがある。この場合、キャリッジ15の移動によるガイド部材18の振動が大きくなる。
キャリッジ15の重心の位置154はフレーム17に対して搬送方向の下流側に位置している。また、キャリッジ15を鉛直方向に支持するのはガイド部材18である。そのため、フレーム17の上部摺動部171は、上部当接部151から搬送方向の力を受ける。一方、フレーム17の下部摺動部172は、下部当接部152から搬送方向と反対の方向の力を受ける。ガイド面181は、キャリッジ15の摺動体153から搬送方向および鉛直方向の下側の方向が合成された方向の力を受ける。それぞれの力は、図7の矢印の方向である。
キャリッジ15が図7(b)のように下方に移動しようとすると、キャリッジ15の摺動体153は、ガイド面181から抗力を受ける。そして、キャリッジ15は、搬送方向と反対の方向(搬送方向の下流から上流)に移動しようとする。しかし、下部当接部152は下部摺動部172によって搬送方向と反対の方向への移動が規制されている。その結果、キャリッジ15の搬送方向と反対の方向への移動は抑えられる。また、図7(c)のようにキャリッジ15が上側に移動しようとすると、キャリッジ15の重心がフレーム17よりも搬送方向の下流側にあるため、キャリッジ15は、搬送方向に移動しようとする。しかし、上部当接部151は上部摺動部171によって搬送方向への移動が規制されている。その結果、キャリッジ15の搬送方向への移動は抑えられる。すなわち、キャリッジ15が上下に振動しようとする場合、キャリッジ15に搭載される記録ヘッド12の搬送方向の上流側または下流側への移動は抑えられる。このように、ガイド部材18によって、記録ヘッド12の搬送方向の位置は、ガイド部材18の振動の影響を受けにくい構造になっている。そのため、記録ヘッド12から吐出されたインクの着弾位置がずれることで発生する画質の劣化を低減することができる。
筐体20はプラテン16およびフレーム17をそれぞれ支持している。フレーム17とプラテン16の位置関係は筐体20に対するそれぞれの締結位置で規定される。フレーム17は下面において筐体20に対してZ方向から走査方向に離れた複数の締結位置174で締結されている。また、フレーム17は、上面において複数の締結位置175で締結されている。締結位置174は、搬送方向において下部摺動部172と近くかつ鉛直方向において同程度の高さとなっている。締結位置175は、搬送方向において上部摺動部171と近くかつ鉛直方向において同程度の高さとなっている。そのため、フレーム17が振動した場合であってもその振幅は小さくなる。
さらに、フレーム17は、箱型に成形されることで剛性が高くなっている。すなわち、上部摺動部171および下部摺動部172は、フレーム17の締結面173と平行でかつ対向している。上部摺動部171および下部摺動部172の両側は、一方がフレーム17の側面の左側板24のカシメ部28で、他方が右側板25のカシメ部28でそれぞれ固定されている。そして、フレーム17は、左側板24、右側板25、上部摺動部171および下部摺動部172は、一つの部材である板金から成形されている。この結果、フレーム17は、キャリッジ15が通過する開口を除いて6面が囲われた箱型の構造となる。また、カシメ部28によってフレーム17は上部摺動部171、下部摺動部172、左側板24および右側板25が取り外し不可能となる。なお、フレーム17の上部摺動部171、下部摺動部172、左側板24および右側板25は、組み立て工数が多くなるものの分割しても良い。ただし、複数部品で構成されるフレームは、ビスなどを含む部品点数の増加、フレームの剛性の低下、組み立て工数の増加によるコストアップなどの原因となる。
<キャリッジの組み込み手順>
キャリッジ15をフレーム17に組み込む際の手順について図10~12を用いて説明をする。図10は、走査方向におけるキャリッジの組み込む位置を示す図である。図11は、キャリッジを組み込む際のキャリッジの姿勢を示す図である。図12は、キャリッジ15を組み込む際のキャリッジの断面図である。
キャリッジ15をフレーム17に組み込む際の手順について図10~12を用いて説明をする。図10は、走査方向におけるキャリッジの組み込む位置を示す図である。図11は、キャリッジを組み込む際のキャリッジの姿勢を示す図である。図12は、キャリッジ15を組み込む際のキャリッジの断面図である。
キャリッジ15には、キャリッジ15の移動を規制する移動規制部32が設けられている。摺動体153と移動規制部32は、ガイド部材18を挟み込むような構成となっている(図4(a))。このため、移動規制部32は、キャリッジ15の鉛直方向の上側または搬送方向の上流側への移動を規制する。しかし、キャリッジ15を交換する際の交換性を考慮すると上部摺動部171、左側板24、右側板25のいずれかを別部品とすることがキャリッジ15を組み込むための軌跡を確保するために必要となる。しかし、一つの部品で構成される箱型のフレーム17の場合、別の構成が必要になる。本実施形態において、フレーム17の上面の一部には、キャリッジ15の走査方向における可動領域において、キャリッジ15の上部当接部151が退避するための退避穴26が設けられている。この退避穴26に上部当接部151を挿入する位置が、キャリッジの組み込む組込位置となる。また、キャリッジ15には上部摺動部171と当接することで走査方向の軸周りの回転を規制する回転規制部27が設けられている。キャリッジ15を組み込む組込位置(図10)において、下部摺動部172に回転規制部27に対応する切欠部29が設けられている。切欠部29は、上部摺動部151が記録動作の際に移動する範囲の外側である。このように、フレーム17を箱型にしても、キャリッジ15の組み込みのための軌跡で部材が干渉しないように構成されている。
キャリッジ15をフレームに組み込む手順を説明する。箱型の開口のある正面側からフレーム17にキャリッジ15を組み込むことになる。まず、キャリッジ15をフレーム17の組込位置に配置する。そして、上部当接部151がフレーム17に近くなるようにキャリッジ15を傾斜させる。この状態で、キャリッジ15を上方に上げて上部当接部151をフレーム17の退避穴26に挿入する(図11(a))。つぎに、上部当接部151を退避穴26に退避させた状態で、キャリッジ15の背面がフレーム12の締結面173と平行になるように回転させる(図12(a))。キャリッジ15の下部当接部152が下部摺動部172に当接するように、キャリッジ15を下げる。こうすることで、上部当接部151が上部摺動部171に当接し、下部当接部152が下部摺動部172に当接する。そして、摺動体153がガイド面181に当接する。その結果、キャリッジ15は、下方からガイド部材18によって支持される。ガイド部材18は、フレーム17に対して高さを調整部によって調整された後にフレーム17の締結部で締結される。このように、箱型のフレームであってもキャリッジを組み込む工数を削減できる構成となっている。
以上のような構成を用いることで、キャリッジを適切に支持できるフレームを有する記録装置を提供することができる。
12 記録ヘッド
15 キャリッジ
17 フレーム
18 ガイド部材
15 キャリッジ
17 フレーム
18 ガイド部材
Claims (12)
- シートを搬送方向に搬送する搬送手段と、
前記搬送手段で搬送されたシートに対向し、液体を吐出して画像を記録する記録ヘッドと、
前記記録ヘッドを搭載し、前記搬送方向と交差する走査方向に移動するキャリッジと、
前記キャリッジにおける第1当接部と当接する第1摺動部および前記キャリッジにおける前記第1当接部より高い第2当接部と当接する第2摺動部を有するフレームと、を備える記録装置であって、
前記第1摺動部から離れた位置で前記フレームに固定され、前記キャリッジを支持するガイド部材を備えることを特徴とする記録装置。 - 前記ガイド部材のガイド面と当接して前記キャリッジを支持する摺動体を備えることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
- 前記ガイド部材と前記フレームとが締結される締結面は、前記第1摺動部の摺動面および前記第2摺動部の摺動面とそれぞれ平行であることを特徴とする請求項1または2に記載の記録装置。
- 前記キャリッジは、当該キャリッジの移動を規制する移動規制部を有し、
前記ガイド部材は、前記移動規制部と前記摺動体との間に配されていることを特徴とする請求項1ないし3の何れか1項に記載の記録装置。 - 前記第1摺動部は、前記キャリッジから前記搬送方向と反対に向く力を受け、前記第2摺動部は、前記キャリッジから前記搬送方向に向く力を受けることを特徴とする請求項1ないし4の何れか1項に記載の記録装置。
- 前記ガイド部材は、前記搬送方向に対して上側に傾斜したガイド面によって前記キャリッジを支持することを特徴とする請求項1ないし5の何れか1項に記載の記録装置。
- 前記フレームには、前記キャリッジを組み込む際に前記第2当接部が退避できる退避穴が設けられていることを特徴とする請求項3に記載の記録装置。
- 前記キャリッジは、前記走査方向において前記第2当接部から離れた位置にキャリッジの回転を規制する回転規制部が設けられ、
前記第2摺動部は前記搬送方向において前記第2当接部と前記回転規制部との間に配されることを特徴とする請求項1ないし7の何れか1項に記載の記録装置。 - 前記フレームの前記第2摺動部には、前記キャリッジを前記フレームに組み込む際に、前記回転規制部に対応する範囲に切欠部が設けられていることを特徴とする請求項8に記載の記録装置。
- 前記走査方向において前記フレームの一方の端部の第1側板と他方の端部の第2側板とを有し、前記フレームの前記第1摺動部と前記第2摺動部は前記第1側板および前記第2側板で固定されていることを特徴とする請求項1ないし9の何れか1項に記載の記録装置。
- 第1摺動部、前記第2摺動部、前記第1側板および前記第2側板は、一つの部材から形成されていることを特徴とする請求項10に記載の記録装置。
- 前記記録ヘッドと対向するプラテンを有し、
前記ガイド部材を前記フレームに締結する前に、前記プラテンと前記記録ヘッドとの間隔を調整する調整部が前記ガイド部材または前記フレームの少なくとも一方に設けられていることを特徴とする請求項1ないし9の何れか1項に記載の記録装置。
Priority Applications (2)
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Applications Claiming Priority (1)
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JP2021167715A JP2023057951A (ja) | 2021-10-12 | 2021-10-12 | 記録装置 |
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2022
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Also Published As
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