JP4687927B2 - 液滴吐出装置 - Google Patents

液滴吐出装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4687927B2
JP4687927B2 JP2008191929A JP2008191929A JP4687927B2 JP 4687927 B2 JP4687927 B2 JP 4687927B2 JP 2008191929 A JP2008191929 A JP 2008191929A JP 2008191929 A JP2008191929 A JP 2008191929A JP 4687927 B2 JP4687927 B2 JP 4687927B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
head unit
buffer
discharge
opening surface
nozzle opening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008191929A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010030061A (ja
Inventor
真也 岡崎
陽一郎 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2008191929A priority Critical patent/JP4687927B2/ja
Priority to US12/508,256 priority patent/US8262193B2/en
Publication of JP2010030061A publication Critical patent/JP2010030061A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4687927B2 publication Critical patent/JP4687927B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/135Nozzles
    • B41J2/165Preventing or detecting of nozzle clogging, e.g. cleaning, capping or moistening for nozzles
    • B41J2/16505Caps, spittoons or covers for cleaning or preventing drying out
    • B41J2/16508Caps, spittoons or covers for cleaning or preventing drying out connected with the printer frame
    • B41J2/16511Constructions for cap positioning
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/135Nozzles
    • B41J2/165Preventing or detecting of nozzle clogging, e.g. cleaning, capping or moistening for nozzles
    • B41J2/16517Cleaning of print head nozzles
    • B41J2/1652Cleaning of print head nozzles by driving a fluid through the nozzles to the outside thereof, e.g. by applying pressure to the inside or vacuum at the outside of the print head
    • B41J2/16532Cleaning of print head nozzles by driving a fluid through the nozzles to the outside thereof, e.g. by applying pressure to the inside or vacuum at the outside of the print head by applying vacuum only

Description

本発明は、吐出対象物に対して液滴を吐出する液滴吐出装置に関するものである。
液滴吐出装置であるインクジェット式の記録装置では、乾燥によってノズル近傍のインクの粘性が増大したり、ノズルの開口面にゴミ等が付着したりすると、吐出曲がりやノズル詰まりを発生し、吐出性能に悪影響を及ぼすことが知られている。そのため、特許文献1及び2などでは、吐出ヘッドが吐出指令を待機しているときや、装置の電源が切られているときに、吐出ヘッドのノズル開口面をキャップ体で覆うようにしている。
特許文献1及び2では、キャップ体には吸引ポンプが接続されているので、ノズル開口面をキャップ体で覆った状態で、ノズルから不良インク等を強制排出させる吸引作業を行うことができるようになっている。吸引作業を行うために、キャップ体がノズル開口面に密着する必要があるので、キャップ体をノズル開口面側に付勢する付勢手段も設けられている。
通常、キャリッジはガイド部材に対して摺動可能なようにガイド部材には固定されておらず、ノズル開口面がキャップ体で覆われたときには、キャップ体をノズル開口面側に付勢する付勢手段によって、吐出ヘッドをキャリッジとともに付勢する方向に移動する力が作用する。この移動する力に対して抵抗する力がキャリッジに働かない時には、ノズル開口面にキャップ体が十分に密着できず、吸引作業時の吸引力が不十分となったり、ばらついたりする。そのため、あらかじめ、キャリッジが移動したときに当接可能な位置に規制部を設けておいて、キャップ体で被覆された状態でキャップ体の移動によりキャリッジが移動せずに留まるように規制し、キャップ体が確実に変形するようにして、ノズル開口面に密着するようにしていた。
ところで、画像記録時における用紙の画像記録面とノズル開口面との間の距離(印字ギャップ)は、記録品質に大きく影響するから、吐出ヘッドが移動しながら用紙にインクを吐出するときには、用紙の画像記録面とノズル開口面とのギャップが一定に保たれているように構成されている。しかしながら、用紙には、普通紙、光沢紙、はがき、封筒など多数の種類があり、種類によって紙の厚みが異なるため、前述した特許文献2では、ガイド部材に対するキャリッジと吐出ヘッドとの相対位置を変化させることで、ギャップを調整するギャップ調整機構を設けている。
このギャップ調整機構には、キャリッジよりも主走査方向に長く且つキャリッジに対して主走査方向にスライド可能に設けられた調整部材によって行われる。ガイド部材の長手方向の一方の端部と他方の端部にはそれぞれ、調整部材の長手方向の先端と当接可能な位置に当接部位が設けられている。そして、キャリッジがガイド部材の一方または他方の端部へ移動して、調整部材の先端が当接部位に接触し、更にキャリッジが移動方向に進むと、当接部位が相対的に調整部材を押圧してこれをスライドさせる。これにより、直ちにガイド部材に対するキャリッジの位置が、所望のギャップに調整するようにしている。
特開2007−111911号公報(図6及び図7参照) 特開2007−144766号公報(図8及び図11参照)
前述したようにキャップ体でノズル開口面を被覆すると、キャリッジがキャップ体とともに移動し、規制部に当たったときの衝撃が吐出ヘッドに伝わる。また、ギャップ調整機構を用いてキャリッジの位置を変化させるときには、調整部材がスライドする度に、ノズルに形成されたメニスカスには変位方向と反対方向に慣性力が作用する。
その為、吐出ヘッドがキャリッジとともに変位すると、規制部に当接した際の衝撃でメニスカスが破壊されされたり、吐出方向に作用する慣性力によってノズル内のインクが押し出されてインク漏れが生じたりする。また慣性力によってインクへ空気の引き込みを生じることもある。いずれの場合も、次の動作で用紙に対してインクを吐出しようとすると、メニスカスが正常に形成されていないため、吐出不良が発生するという問題がある。
本発明は、上記問題を解消するものであり、吐出ヘッドにノズルの軸線方向に沿った移動若しくは振動が加わったときに、この移動若しくは振動によってメニスカスが破壊されることを防止することを目的とするものである。
前記目的を達成するために、請求項1に記載の発明における液滴吐出装置は、吐出対象物に液滴を吐出する液滴吐出装置であって、筐体と、液滴を吐出可能なノズルが開口するノズル開口面を有する吐出ヘッドユニットと、前記筐体に対して固定されており、前記ノズル開口面と直交する方向に遊びを有するように前記吐出ヘッドユニットを保持する保持部材と、前記ノズル開口面を覆うことが可能なキャップ体を備え、前記ノズル開口面と直交する方向における前記吐出対象物から離れる向きに前記キャップ体を移動させて前記ノズル開口面を覆うキャッピング位置に位置付けるキャッピング動作を行わせるキャップ機構と、前記吐出ヘッドユニットとの間に隙間を空けて配置され、前記吐出ヘッドユニットの前記離れる向きへの変位を規制する規制部と、前記吐出ヘッドユニットと前記規制部との間に配置された第1緩衝体とを備え、前記第1緩衝体は、前記キャップ機構の前記キャッピング動作によって前記吐出ヘッドが前記離れる向きに変位して前記規制部と当接する位置まで到達したときは、前記吐出ヘッドユニットによって押圧されて圧縮するように構成されていることを特徴とするものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の液滴吐出装置において、前記保持部材は、前記ノズル開口面と直交する方向に対して直交する方向に延在する部材であって、前記吐出対象物に対して液滴を吐出する吐出領域とその外側のメンテナンス領域に前記吐出ヘッドが移動できるように案内するガイド部材であり、前記ガイド部材に沿って、前記吐出ヘッドユニットを移動させる移動手段をさらに備え、前記規制部及び前記第1緩衝体は、前記メンテナンス領域における前記ガイド部材に設けられていることを特徴とするものである。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の液滴吐出装置において、前記吐出ヘッドユニットを、前記ノズルと前記吐出対象物とが前記ノズル開口面と直交する方向において所定の距離だけ離れた第1の位置と、前記第1の位置よりも前記ノズルと前記吐出対象物とが離れた第2の位置との間で位置調整するギャップ調整機構を備え、前記第1緩衝体は、前記ギャップ調整機構によって前記吐出ヘッドユニットが前記第2の位置から変位して第1の位置に位置付けられたときには、当該吐出ヘッドユニットによって押圧されて圧縮するように構成されていることを特徴とするものである。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の液滴吐出装置において、前記ガイド部材は、前記ノズル開口面と直交する方向の成分を有する方向に貫通し、且つ前記第1緩衝体が貫通することのできる孔と、その孔の周囲に設けられ、前記第1緩衝体が貫通する貫通方向に立設する立設部とを備えており、前記第1緩衝体は、前記貫通方向において、前記立設部の立設先端よりも前記孔から離れる位置まで及ぶように、前記孔に対して貫通されるとともに、この状態で前記孔の内壁及び前記立設部に固着されていることを特徴とするものである。
請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれかに記載の液滴吐出装置において、前記第1緩衝体は液体を吸収可能なスポンジ状の素材で形成されていることを特徴とするものである。
請求項6に記載の発明は、請求項1から5のいずれかに記載の液滴吐出装置において、前記第1緩衝体とは別体の第2緩衝体を備え、前記第2緩衝体は、前記ギャップ調整機構によって前記吐出ヘッドユニットが前記第1の位置から前記第2の位置に変位するときには、前記吐出ヘッドユニットによって押圧されて圧縮されることを特徴とするものである。
請求項1に記載の発明によれば、液滴吐出装置における筐体と、液滴を吐出可能なノズルが開口するノズル開口面を有する吐出ヘッドユニットと、前記筐体に対して固定されており、前記ノズル開口面と直交する方向に遊びを有するように前記吐出ヘッドユニットを保持する保持部材と、前記ノズル開口面を覆うことが可能なキャップ体を備え、前記ノズル開口面と直交する方向における前記吐出対象物から離れる向きに前記キャップ体を移動させて前記ノズル開口面を覆うキャッピング位置に位置付けるキャッピング動作を行わせるキャップ機構と、前記吐出ヘッドユニットとの間に隙間を空けて配置され、前記吐出ヘッドユニットの前記離れる向きへの変位を規制する規制部と、前記吐出ヘッドユニットと前記規制部との間に配置された第1緩衝体とを備え、前記第1緩衝体は、前記キャップ機構の前記キャッピング動作によって前記吐出ヘッドが前記離れる向きに変位して前記規制部と当接する位置まで到達したときは、前記吐出ヘッドユニットによって押圧されて圧縮するように構成されているので、キャッピング機構のキャッピング動作によって吐出ヘッドユニットが、前記ノズル開口面と直交する方向における吐出対象物から離れる向きに変位(移動)する際に、吐出ヘッドユニットは第1緩衝体を押圧しつつ圧縮しながら規制部と当接する位置に到達する。これにより、吐出ヘッドユニットを規制部より先に第1緩衝体に押圧させることができる為、規制部に直に衝突させる場合に比べて吐出ヘッドユニットに加わる衝撃を抑えることができる。加えて、変位の際に第1緩衝体が押圧されて圧縮される為、この圧縮により第1緩衝体には復元力が発生する。この復元力を吐出方向に作用させることができる為、第1緩衝体を挟むことなく直に規制部に衝突させる場合に比べて、規制部との衝突による衝撃を和らげることができる。その為、キャッピング時に吐出ヘッドユニットに加わる衝撃を抑え、ノズルに形成されたメニスカスの破壊を防止できる。
請求項2に記載の発明によれば、前記保持部材は、前記ノズル開口面と直交する方向に対して直交する方向に延在する部材であって、吐出対象物に対して液滴を吐出する吐出領域とその外側のメンテナンス領域に前記吐出ヘッドユニットが移動できるように案内するガイド部材であり、前記ガイド部材に沿って、前記吐出ヘッドユニットを移動させる移動手段をさらに備え、前記規制部及び前記第1緩衝体は、前記メンテナンス領域における前記ガイド部材に設けられているものである。従って、メンテナンス領域において吐出ヘッドユニットが変位した場合であっても、かかる変位に変位方向と反対方向に作用する慣性力によってノズルのメニスカスが破壊されるのを防止できる。
請求項3に記載の発明によれば、ギャップ調整機構によって吐出ヘッドユニットが吐出対象物との位置を第2の位置から第1の位置に変位する際に、第1緩衝体が吐出ヘッドユニットと当接して押圧される為、第1緩衝体の復元力を吐出ヘッドユニットに作用させて移動の速度を緩和し、ノズルのメニスカスに加わる慣性力を小さくすることができる。
請求項4に記載の発明によれば、ギャップ調整機構によって吐出ヘッドユニットが変位する場合と、キャッピング時とにおいて、吐出ヘッドユニットに加わる衝撃を第1緩衝体のみで緩和する為に、ガイド部材には前記ノズル開口面と直交する方向の成分を有する方向に貫通する孔を形成し、この孔に第1緩衝体を貫通させている。この第1緩衝体は、孔の両側開口から突出するように配置されており、孔の内壁及び立設部の広い範囲に固着されている。これにより、第1緩衝体を孔の内壁のみに固着する場合に比べて、広い固着面積を確保して固定できる為、第1緩衝体とガイド部材の接着を強固にすることができ、吐出ヘッドユニットが吐出方向やその反対方向に移動して第1緩衝体に当たっても、当該第1緩衝体がガイド部材から外れることがない。
請求項5に記載の発明によれば、前記第1緩衝体は液体を吸収可能なスポンジ状の素材で形成されていることを特徴とするものである。従って、吐出ヘッドユニットが不自然な状態で、メニスカスが万一破壊され、周囲に液滴が漏れ出しても、その近傍に位置する第1緩衝体に液体が吸収されるから、吐出ヘッドユニットの周囲が汚れることを防止できる。
請求項6に記載の発明によれば、ギャップ調整機構によって吐出ヘッドユニットが第1の位置から第2の位置に変位する際に、吐出ヘッドユニットを第2緩衝体に押圧させて圧縮させることができるので、かかる変位の際にメニスカスに加わる慣性力を抑えて、メニスカスの破壊を防止できる。
以下に本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。図1は、液滴吐出装置である画像記録装置1の概略平面図である。この画像記録装置1は、単独のプリンタ装置に適用しても良いし、あるいは、ファクシミリ機能やコピー機能等の複数の機能を備えた多機能装置(MFD:Multi Function Device)のプリンタ機能(記録部)に適用しても良い。
画像記録装置1には、図1及び図3に示すように、吐出ヘッドユニット3がキャリッジ2に搭載され、吐出ヘッドユニット3の下面に対向してプラテン4が設けられている。吐出ヘッドユニット3は、プラテン4上の被記録媒体としての用紙Pに向けノズル7(図3及び図4参照)を露出させている。なお、説明では、吐出ヘッドユニット3のノズル7が開口された側を下側とし、その反対側を上側とする。
キャリッジ2は、プラテン4上の用紙Pと平行(Y軸方向)になるように、第1ガイド部材5及び第2ガイド部材6に跨って支持されている。そして、キャリッジ2の移動手段として、キャリッジモータ8と、キャリッジモータ8に連結された駆動プーリ9と、従動プーリ10と、これらに掛け渡されたタイミングベルト11とが備えられ、これら移動手段によってキャリッジ2は第1ガイド部材5及び第2ガイド部材6に沿って、主走査方向に往復移動できるように構成されている。
用紙Pは、プラテン4上をキャリッジ2の主走査方向(Y軸方向)に直交する副走査方向(X軸方向)に沿って搬送用ローラ27とピンチローラ(図示せず)とにより搬送される(図2参照)。つまり、吐出ヘッドユニット3は公知のように主走査方向(Y軸方向)に移動しながら、ノズル7から用紙Pにインクを吐出し、その主走査の終了ごとに用紙Pが副走査方向(X軸方向)に所定量ずつ搬送される。
図2に示すように、キャリッジ2の主走査方向と平行に帯状のリニアエンコーダスケール28が配置されていて、キャリッジ2には、リニアエンコーダスケール28に設けられたマークを読み取るための、光透過式のセンサ(ホトカプラ)33が取り付けられている(図2参照)。通過するリニアエンコーダスケール28のマークを光透過式のセンサ(ホトカプラ)33で読み取ることで、キャリッジ2のY軸方向(主走査方向)の位置や、移動速度を検出することができる。
本体フレーム12内には、図1に示すように、交換式のインクカートリッジ13の収納部14が設けられており、インク色の数に応じたインクカートリッジ13(ここではブラックインク用、シアンインク用、マゼンタインク用、イエローインク用の4つ)が収納されている。各インクカートリッジ13のインクは、可撓性を有するインク供給管(樹脂製のチューブ)15を介して、それぞれ独立してキャリッジ2の吐出ヘッドユニット3に供給される。
図1に示すように、画像記録装置1の本体フレーム12内で、用紙PのY軸方向の幅(記録領域)よりも外側における一方の側(図1及び図2の左側)には、インク受け部16が設けられ、他方の側(図1の右側)にはキャリッジ2の待機位置(ホームポジション)に対応してメンテナンスユニット17(請求項のキャップ機構に相当)が設けられている。吐出ヘッドユニット3は、廃棄インク受け部16と対向する位置にて、記録前または記録動作の間に定期的にノズルの目詰まり防止のためのインク吐出(フラッシング)を行う。
メンテナンスユニット17には、吐出ヘッドユニット3が記録指令を待機しているときや、装置の電源が切られているときなどに、ノズル開口面7aを覆うためのキャップ体19が備えられている。キャップ体19には吸引ポンプ22が接続されていて、キャップ体19がノズル開口面7aを覆った状態で、ノズル7から増粘したインク等の不良インクを排出する回復動作(パージ動作)を行うことができる。また、ブレード状の払拭部材(図示せず)がキャップ体19に並設されている。ノズル開口面7aと当接可能な位置に上昇した払拭部材が、吐出ヘッドユニット3の主走査方向への移動により相対的にノズル開口面7aを払拭し、ノズル開口面7aに付着しているインクや紙粉等を除去する(ワイピング動作)ことができる。
キャップ体19には、これをノズル7から吐出されるインクの吐出方向(Z軸方向)に沿ってノズル開口面7aに対して接離動させるための昇降手段21が接続されている。キャップ体19がノズル開口面7aに当接したときには、キャップ体19をノズル開口面7a側に付勢する押圧力が作用するようにしている。この動作については後述する。
キャップ体19は、ゴム状弾性体製で、キャップ体19がノズル開口面7aを覆ったときに、全てのノズル7の周囲を一括して覆うことができる位置にリブ19aを有している。従って、キャップ体19は、ノズル開口面7a側に押圧されたときに、リブ19aが弾性変形することでノズル開口面7aに密着する。
[キャリッジ及びギャップ調整機構40]
次に、キャリッジ2及びその周辺の部材の構成について、さらに詳述する。用紙搬送方向(矢印A方向)の上流側に位置する第1ガイド部材5と、下流側に位置する第2ガイド部材6は、いずれも金属製でY軸方向に略同じ長さの平板状(プレート状)に形成されている。第1ガイド部材5と第2ガイド部材6のY軸方向の両端部は切り起こされて、後述するギャップ調整部材43が当接可能な当接部位70a(70b)と71a(71b)が形成されている。当接部位70a(71a)は図1及び図7、図8等において右側当接部位であり、当接部位70b(71b)は左側当接部位である。
第2ガイド部材6における用紙搬送方向の上流側の端部には、上方に向かって略直角に折り曲げられた縁部61が形成されている(図3参照)。一方、ヘッドホルダ30の下面側には、そのX軸方向の中央付近に、下向きに開口した下向き凹部31がY軸方向に長く形成されていて、この下向き凹部31の内側に対向配置された摺動部35の間に縁部61が挟持されている。
第1ガイド部材5と第2ガイド部材6は、高さ違いに配置されているが、これらの上面にキャリッジ2が摺動自在に載置されていて、第2ガイド部材6の縁部61とヘッドホルダ30の下向き凹部31との嵌合によって、キャリッジ2のX軸方向の位置が規定されている。第1ガイド部材5及び第2ガイド部材6と、キャリッジ2との間には、後述するギャップ調整機構40が設けられている。
キャリッジ2は、図4に示すように、平面視で略矩形状の合成樹脂製のヘッドホルダ30を備えていて、ヘッドホルダ30の用紙搬送方向の上流側寄りの位置の下面側に、ノズル7を下向きにして吐出ヘッドユニット3が取り付けられている。ヘッドホルダ30の用紙搬送方向の下流側部位は接続支持部32が形成されている。この接続支持部32には、複数本のインク供給管15の先端部が横向きに接続されるとともに、接続支持部32の内部にインクを吐出ヘッドユニット3に供給するためのインク流路(図示せず)も形成されている。
ヘッドホルダ30の下面には、ガイド部材5、6に対するキャリッジの上下位置を変更するためのギャップ調整機構40が設けられている。ギャップ調整機構40には、第1及び第2ガイド部材5,6にそれぞれ摺接してヘッドホルダ30を所定高さに支持する摺動部材41と、摺動部材41を上方へ弾性付勢する付勢手段としてのコイルバネ42と、ヘッドホルダ30と摺動部材41との間に介挿された横長状のギャップ調整部材43とを備えている。
摺動部材41は、ヘッドホルダ30の下面視(図4参照)において、略三角形(ここでは二等辺三角形)を構成するように、全部で3箇所配置されている。1つの摺動部材41は、ヘッドホルダ30における吐出ヘッド3よりも用紙搬送方向の上流側部位に配置され、これに1つにギャップ調整部材43が組み合わされている。1つの摺動部材41の下面は第1ガイド部材5における水平摺動面52に沿って摺接する。2つの摺動部材41は、ヘッドホルダ30の用紙搬送方向の下流側部位にてY軸方向に延びる同一線上に離間して配置されていて、これらに1つのギャップ調整部材43が組み合わされている。なお、各摺動部材41は、同様の構成なので、次に用紙搬送方向の下流側部位に設けられている摺動部材41を例に構成を説明する。
図5及び図6に示すように、摺動部材41は、第2ガイド部材6における水平な摺動面62に摺接する摺接板45と、摺接板45から延出された二股状の足部46とを有する。摺接板45は短手方向の長さがギャップ調整部材43の短手方向の長さと実質的に同じ寸法の矩形の平板である。
摺接板45の上面には、長手方向の縁部に沿って一対の突条47が形成されており、一対の突条47がギャップ調整部材43の底面に均等に当接することにより、摺接板45の底面が摺動面62(52)と平行に位置決めされる。
二股状の足部46は、摺接板45の上面の略中央から該上面と略直交する方向で、且つギャップ調整部材43の長手方向に並ぶようにして延出されている。二股状の足部46の間の上向き開放の案内溝48は、ヘッドホルダ30におけるコイル装着部49の底に位置する貫通孔の間の支持リブ50を挟んでおり(図5参照)、摺動部材41が案内溝48に沿って上下移動可能に支持される。
足部46の延出端の両側には、摺接板45の長手方向の外側へ向かって突出する係止部51が形成されている。係止部51は、図5及び図6に示すように、摺接板45を留め板53に係止させるためのものである。留め板53には、足部46を挿入するための貫通孔54が穿設されている。貫通孔54の幅は、一対の係止部51の外縁の間より狭い。一対の係止部51は、いわばスナップフィットのように、案内溝48の溝幅を狭めるように内側へ押圧されることにより弾性変形されて、留め板53の貫通孔54を挿通され、押圧が解除されると、弾性復帰して貫通孔54の周縁より外側へ突出する。この一対の係止部51により、足部46が貫通孔54から抜け出ないように、摺接板45が留め板53に係止される。
図5に示すように、キャリッジ2のスライド方向(図5の左右方向)に隔てて、摺動部材41を上下動可能に支持するコイル装着部49には、コイルバネ42が内装されている。コイルバネ42の上端が足部46の外側にて留め板53を上向きに押圧するように構成されている。
図5及び図6に示すように、ギャップ調整部材43は、細長棒状の平板であり、摺動部材41と支持リブ50との間に介設される。
ギャップ調整部材43には、その長手方向に隔てて一対のギャップの調整部位55が形成されている。各調整部位55は、その肉厚(図5及び図6の上下方向)がギャップ調整部材43のスライド方向に2段階に変化されている。詳細には、最も薄肉の薄肉部56と、最も厚肉の厚肉部57とが、一方向に肉厚が段階的に変化するように隣接して形成されている。薄肉部56、厚肉部57の各上面は水平面であり、各上面の長手方向の長さは、摺動部材41の足部46の長手方向の長さより若干長くなっている。また、薄肉部56、厚肉部57の各上面の境界には、厚み変化を緩やかにするための傾斜面がそれぞれ形成されている。
各調整部位55には、薄肉部56、厚肉部57にわたって厚み方向に貫通する長案内孔58が、ギャップ調整部材43の短手方向の略中央に形成されている。この長案内孔58に足部46が貫通される。長案内孔58に貫通された足部46の延出端は、図5に示すように、ヘッドホルダ30のコイル装着部49の貫通孔に挿通される。
留め板53とコイル装着部49との間には、コイルバネ87が介設されており、コイルバネ87により、留め板53には上方向の弾性付勢力が付与される。この弾性付勢力が、留め板53を介して摺動部材41に作用し、摺動部材41は、支持リブ50が許容する上下動範囲内で最も上側に位置するように弾性付勢される。また、支持リブ50と摺動部材41の摺接板89との間には、ギャップ調整部材43が介設されているので、ギャップ調整部材43の調整部位55の肉厚分だけ、摺動部材41が弾性付勢力に反して下側へ移動される。調整部位55には、前述したように長案内孔58が形成されているので、ギャップ調整部材43は、摺動部材41の足部46を肉厚方向に貫通させた状態でスライド移動可能である。ギャップ調整部材43がスライド移動することにより、支持リブ50と摺接板89との間に位置する調整部位55の肉厚が変化され、その肉厚変化により、摺動部材41の上下方向の位置が変化される。
しかして、ギャップ調整部材43のスライド方向の端部がヘッドホルダ30の側面から突出しているが、図5に示すように、ギャップ調整部材43の左端が長く突出しているときには、厚肉部57がコイル装着部49の下面に当接しており、キャリッジ2(ヘッドホルダ30)が両ガイド部材5、6の上面に対して上昇する。従って、ノズル開口面7aから用紙Pまでのギャップが大きくなる。逆に、ギャップ調整部材43の右端が長く突出しているときには、薄肉部56がコイル装着部49の下面に当接しているので、キャリッジ2(ヘッドホルダ30)が相対的に下降し、ノズル開口面7aから用紙Pまでのギャップが小さくなる。なお、以下の各実施形態においても共通するが、ギャップ調整部材43のスライド方向両端を当接させるための部材や当接部位70a(71a)、70b(71b)は特に限定されず、ガイド部材5、6の所定位置を切り起こす他、装置フレームを当接部位としたり、別途の当接部材を所定位置に配設する等の構成を適宜採用することができる。
[画像記録時のギャップの変更及びキャッピング動作、第1実施形態]
次に、図7(A)〜図7(D)を参照しながら、画像記録時のギャップ及びキャッピング動作、第1実施形態について説明する。この第1実施形態は、両ガイド部材5、6の全長(右端の当接部位70a(71a)から左端の当接部位70b(71b)までの長さ)を可及的に短くして小型化を図った実施形態である。
普通紙に画像記録する場合には、図7(A)に示すように、ギャップ調整部材43の右端を長く突出させて、ギャップを小さく設定する(請求項にいう第1の位置に相当)。この状態で、画像記録領域内(廃棄インク受け部16とメンテナンスユニット17との間の領域、請求項における吐出領域に相当)にて、キャリッジ2を左右(矢印C及びD方向)に移動させつつ、ノズル7からインクを吐出して、画像記録するのである。そして、用紙Pが封筒やはがきのような厚紙の場合には、図7(B)のように、キャリッジ2(ヘッドホルダ30)を両ガイド部材5、6における右端まで移動させる。ギャップ調整部材43の右端が両ガイド部材5、6の右端の当接部位70a(71a)に押し付けられて、ギャップ調整部材43が左方向に移動し、上述のように厚肉部57がコイル装着部49の下面に当接してギャップを大きくするように設定できる(請求項にいう第1の位置に相当)。この状態で、画像記録領域内にて画像記録動作を行えば良い。
次いで、ギャップを元の小さい状態に戻すには、図7(C)のように、キャリッジ2(ヘッドホルダ30)を一旦両ガイド部材5、6の左端まで移動させて、ギャップ調整部材43の左端を、両ガイド部材5、6の左端の当接部位70b(71b)に押し付けながら、当該ギャップ調整部材43を右方向に移動させる。これにより、薄肉部56がコイル装着部49の下面に当接するようにして、ギャップを小さくなるように設定する。
メンテナンスユニット17が両ガイド部材5、6における右端近傍に位置するときであって、ギャップ調整部材43の右端が両ガイド部材5、6の右端の当接部位70a(71a)に押し付けられて、当該ギャップ調整部材43が左方向に移動して、ギャップが大きくなった状態で、キャップ体19がノズル開口面7aを塞ぐような位置(メンテナンス領域)に対向させたときに、キャップ体19を上昇させてキャッピング動作をすることができる(図7(D)参照)。
[画像記録時のギャップの変更及びキャッピング動作、第2実施形態]
図8(A)〜図8(D)に示す第2実施形態での、画像記録時のギャップ及びキャッピング動作について説明する。この第2実施形態では、第1及び第2ガイド部材5、6の右端の当接部位70a(71a)から左側(画像記録領域に近い側)へ、ヘッドホルダ30の幅寸法より若干長い距離H3だけへ立てた位置に、メンテナンスユニット17のキャップ体19の昇降位置(キャッピング動作位置)を設定している。その意味において、第2実施形態での両ガイド部材5、6の長さは長くなる。
第1実施形態の時と同様に、普通紙に画像記録する場合には、図8(A)に示すように、ギャップ調整部材43の右端を長く突出させて、ギャップを小さく設定する。この状態で、キャリッジ2(ヘッドホルダ30)を画像記録領域内で左右移動させながら、インク吐出し、画像記録すれば良い。
厚紙に画像記録する場合も、第1実施形態の時と同様であって、図8(B)のように、キャリッジ2(ヘッドホルダ30)を両ガイド部材5、6における右端まで移動させて、ギャップ調整部材43の左端をヘッドホルダ30の左側方の外側に大きく突出させることにより、ギャップを大きくなるように設定する。この状態で、キャリッジ2(ヘッドホルダ30)を画像記録領域内で左右移動させながら、インク吐出し、画像記録すれば良い。
その後、普通紙に画像記録すべく、ギャップを元の小さい方に戻すには、図8(C)のように、キャリッジ2(ヘッドホルダ30)を一旦両ガイド部材5、6の左端まで移動させて、ギャップ調整部材43の左端を、両ガイド部材5、6の左端の当接部位70b(71b)に押し付けながら、当該ギャップ調整部材43を右方向に移動させる。これにより、薄肉部56がコイル装着部49の下面に当接するようにして、ギャップを小さくなるように設定する。
メンテナンスユニット17の位置(メンテナンス領域)で、キャップ体19を上昇させて、キャップ体19でノズル開口面7aを塞ぐためには、前もって、図8(B)のように、キャリッジ2(ヘッドホルダ30)を両ガイド部材5、6における右端まで移動させる。そして、ギャップ調整部材43の右端を両ガイド部材5、6の右端の当接部位70a(71a)に押し当て、ギャップを大きくなるように設定する。この状態で、キャリッジ2(ヘッドホルダ30)をメンテナンスユニット17に対向する位置まで戻し、キャップ体19を上昇させてキャッピング動作するのである。
[画像記録時のギャップの変更及びキャッピング動作、第3実施形態]
この3実施形態(図9(A)〜図9(D)参照)では、ギャップ調整部材43における厚肉部57と薄肉部56の左右位置を第1実施形態と左右逆配置としたものである。従って、ギャップ調整部材43の右端部が大きく突出しているときには、ギャップが大きく、逆にギャップ調整部材43の左端部が大きく突出しているときには、ギャップが小さいように設定されるものである。また、メンテナンスユニット17の位置(メンテナンス領域)は、第2実施形態と同様に第1及び第2ガイド部材5、6の右端の当接部位70a(71a)から左側(画像記録領域に近い側)へ、ヘッドホルダ30の幅寸法より若干長い距離H3だけへ立てた位置に設定されている。
この第3実施形態で、普通紙に画像記録する場合には、図9(A)に示すように、ギャップ調整部材43の左端を長く突出させて、ギャップを小さく設定する。
厚紙に画像記録する場合は、図9(B)のように、キャリッジ2(ヘッドホルダ30)を両ガイド部材5、6における左端まで移動させて、ギャップ調整部材43の右端をヘッドホルダ30の右側方の外側に大きく突出させることにより、ギャップを大きくなるように設定する。この状態で、キャリッジ2(ヘッドホルダ30)を画像記録領域内で左右(矢印C及びD方向)に移動させながら、インク吐出し、画像記録すれば良い。
ギャップを元の小さい方に戻すには、図9(C)のように、キャリッジ2(ヘッドホルダ30)を一旦両ガイド部材5、6の右端まで移動させて、ギャップ調整部材43の右端を、両ガイド部材5、6の右端の当接部位70a(71a)に押し付けながら、当該ギャップ調整部材43を左方向に移動させる。これにより、薄肉部56がコイル装着部49の下面に当接するようにして、ギャップを小さくなるように設定する。
メンテナンスユニット17の位置(メンテナンス領域)で、キャップ体19を上昇させるには、上記図9(C)の状態から、キャリッジ2(ヘッドホルダ30)を所定距離H3だけ左方向に移動させることにより、ヘッドホルダ30のノズル開口面7aがキャップ体19の昇降位置と対することになるので、キャッピング動作を実行すれば良い。
[メニスカス破壊防止機構]
本発明のメニスカス破壊防止機構について図10〜図14を用いて説明する。以下の説明に用いる図10〜図14では、図3の側面図を基に要部の構成を変更した簡略モデル図を用い、同様の構成については同じ符号を付して適宜説明を省略する。また、図10〜図14では、紙面の関係上、ギャップ調整部材40、摺動部材41、ギャップ調整部材43の図示を省略する。
上述のように、ギャップの変更動作により、キャリッジ2(ヘッドホルダ30)ひいては吐出ヘッドユニット3がノズル開口面7aに対して直交する方向(液滴の吐出方向)に移動したとき、ノズルのメニスカスには吐出方向と反対方向に慣性力が加わる。また、キャッピング動作によりキャップ体19の変位に追従して吐出ヘッドユニット3が吐出方向と反対方向に移動する為、キャップ体19の封止力が小さくなることが考えられることから、封止力の確保目的で図10に示すように前述の反対方向側への吐出ヘッドユニット3の変位を規制する規制部72a、72bが配置されている。この規制部72aと72bとは、吐出ヘッドユニット3を搭載したヘッドホルダ30から延在した上押圧部76と下押圧部77に対して、反対方向側に位置している。以上のように、反対方向への変位によって吐出方向に慣性力が加わったり、固定部に衝突して衝撃を受けたりすると、ノズルのメニスカスが破壊されるので、本発明では、吐出ヘッドユニット3を含むヘッドホルダ30(キャリッジ2)の移動、衝突による衝撃を緩和する緩和手段を備えるものである。
上記緩和手段は、ヘッドホルダ30と前記規制部との間に配置された緩衝体(請求項にいう第1緩衝体に相当)を備え、ヘッドホルダ30が、前記軸線方向のうち液滴(インク)の吐出方向と反対方向に変位したときに、ヘッドホルダ30は、前記緩衝体を押圧しながら、前記規制部と当接する位置に到達するように構成されているものである。
その第1実施形態は、図10に示すように、規制部72a、72bは第1ガイド部材5及び第2ガイド部材6の水平部に一体的に形成されている。第1ガイド部材5及び第2ガイド部材6には、吐出方向(図中Z軸方向)に貫通する貫通孔74(請求項にいう孔に相当)を通して緩衝体73が配置され、規制部72a、72bに設けられた固定部75(請求項にいう立設部に相当)に緩衝体73の上下方向の一部が接着剤などにて固定されている。固定部75は貫通孔74の内面や貫通孔74の周囲のガイド部材5、6における貫通孔の切り起こし体などと緩衝体73との当接面である。緩衝体73は、例えば、軟質ゴム状やスポンジ状若しくは低反発ウレタン樹脂等の弾性体であり、外力により、緩衝体73が大きく圧縮され得るものであれば良い。第1実施形態では、各緩衝体73は断面L形に形成されている。貫通孔74の大きさは、緩衝体73が大きく圧縮され変形されたときにも、その圧縮変形作用が阻害されない程度に大きく設定されている。
ヘッドホルダ30には、上記規制部72a、72bにおける緩衝体73の上下面を挟むように、上押圧部76と下押圧部77とが一体的に形成されている。実施形態では、規制部72a、72b及び緩衝体73は、メンテナンスユニット17の上方にヘッドホルダ30が位置したときに、上押圧部76及び/または下押圧部77が緩衝体73を挟む位置に設けられているものである。
上記構成において、図10の実線状態及び図11の一点鎖線状態のように、ギャップが小さくなるように、ヘッドホルダ30が下降した状態において、キャッピング動作のためにキャップ体19を上昇させ、リブ19aにてノズル開口面7aを突き上げると、その衝撃にてノズルのメニスカスが破壊される。本実施形態の緩衝体73は、キャップ体19にてヘッドホルダ30が押し上げられる際に、下押圧部77が当接するだけの大きさを有している。従って、下押圧部77が規制部72a、72bと当接する位置までヘッドホルダ30が押し上げられるまでの間、下押圧部77が緩衝体73の下面に当接し、さらにヘッドホルダ30が押し上げられることにより、図11の実線状態のように、下押圧部77が緩衝体73の下部を圧縮変形させる。その為、その抵抗力にてヘッドホルダ30の上昇速度を低下させることができる。そして、下押圧部77が規制部72a、72bに当接する状態では、これら規制部72a、72bがヘッドホルダ30に与える上向き衝撃力は相当程度低くなる。加えて、ヘッドホルダ30の上昇速度の低下により、ヘッドホルダ30に作用する加速度も小さくなる為、この加速度によって加速度方向と反対方向に作用する慣性力は小さくなる。このことから、規制部72a、72bに到達したときに、ノズル7のメニスカスに作用する吐出方向の慣性力は小さくなる。これにより、吐出ヘッドユニット3の各ノズル7でのメニスカスの破壊が防止できるのである。
なお、キャッピング動作により、下押圧部77が規制部72aと72bとに当接し、さらにキャップ体19がノズル開口面7aに密着して充分な封止力が得られる位置まで変位した位置が、本発明の「キャッピング位置」に相当する。
図12に示す第2実施形態では、吐出ヘッドユニット3を含むヘッドホルダ30が下降して(請求項にいう第2の位置から第1の位置に変位するに相当)規制部72a、72bの上面に衝突する時の衝撃で、メニスカスが破壊されるのを防止する緩和手段である。例えば、図7(C)や図8(C)のように、キャリッジ2(ヘッドホルダ30)を一旦両ガイド部材5、6の左端まで移動させて、左端の当接部位70b(71b)にギャップ調整部材43の左端を押し付けてギャップを元の小さい方に戻すような場合に有効な構成である。そのため、本実施形態では、各緩衝体73の上面が固定部75の上面である規制部72a′、72b′の上面(請求項にいう立設先端に相当)よりも上方に突出している。従って、図12の一点鎖線状態のヘッドホルダ30が下降する際に、ヘッドホルダ30における上押圧部76が先に緩衝体73の上面に当接し、ヘッドホルダ30のさらなる下降につれて緩衝体73の上部を上押圧部76にて圧縮変形させることができる。これにより、ヘッドホルダ30の下降速度を、緩衝体73に当接させて下降させる場合に比べて低下させることができる為、緩衝体73を設けていない場合に比べてメニスカスが破壊されるのを防止できるのである。
なお、図12に示す第2実施形態でも、ヘッドホルダ30が上昇したときに、規制部72a、72bの下面に下押圧部77が当接する前に、下押圧部77が緩衝体73の下面を圧縮変形するように、緩衝体73を配置することで、吐出ヘッドユニット3のメニスカスが破壊されるのを防止できる。
図13に示す第3実施形態では、ヘッドホルダ30のギャップ調整で、ギャップを大きくする調整(ヘッドホルダ30の上昇動作)の場合と、ギャップ小さくする調整(ヘッドホルダ30の下降動作)の場合とで、緩衝体の位置等を異なるようする実施形態である。この実施形態では、図13の右側に示すように、第1ガイド部材5には、ヘッドホルダ30の上押圧部76の上方に位置するように別の固定部78と規制部79とを設ける。そして、この固定部78の下面に、別体の緩衝体73′(請求項にいう第2緩衝体に相当)を固定する。
この第3実施形態では、図12に示す第2実施形態と同様に、ギャップ小さくする調整ため、ヘッドホルダ30の下降時に、規制部72a′、72b′の上面に上押圧部76が当たる以前に、緩衝体73の上面に上押圧部76が当たって圧縮変形できる。一方、ギャップを大きくする調整するために、ヘッドホルダ30を上昇させる時には、上押圧部76の上面が別体の緩衝体73′の下面に当接し、上押圧部76が別の規制部79の下面に当接する以前に、緩衝体73′を圧縮変形させて衝撃を緩和するのである。その場合の緩衝体73′の圧縮変形は、ほぼ緩衝体73′の全体が扁平になるものである。この第3実施形態は、図7〜図9の実施形態における両ガイド部材5、6の左右両端のいずれにも適用させることができる。なお、緩衝体73の圧縮変形された一部分は、貫通孔(取付孔)74の空間を少なくするように嵌まる(移動する)ことになる。
図14に示す第4実施形態では、両ガイド部材5、6の下面に設けられた規制部72a、72bに隣接して緩衝体73を固定する部分が凹所80、81である。このような凹所80、81(請求項にいう収容部に相当)内に緩衝体73の一部(例えば上面のみ)を接着剤にて固定しておく。第4実施形態では、規制部72a、72bの下面に下押圧部77が当接する前に、緩衝体73の下面に下押圧部77が当たって緩衝体73が圧縮変形する形態は、緩衝体73の厚さが薄くなり、緩衝体73の長さ及び幅が凹所80、81内に横方向に延びるようなものであり、最終的には、下押圧部77の上面が規制部72a、72bの下面に当接して高さ位置が規制(決定)されても良い。このように緩衝体73が圧縮変形させられることで、凹所80、81にある空間に変形移動させることができる。なお、緩衝体73は、第4実施形態に限らず、上記実施形態において、キャッピング時に貫通孔74内に圧縮される。
上記実施形態では、ギャップ調整手段は大小2段階であったが、上記実施形態におけるギャップ調整部材43の上面に3段階の厚さの調節部位(コイル装着部49の下面に当接する部分)を形成したものにも適用できるのである。
また、本発明における規制部は、各ガイド部材5、6と一体的に設けられる必要はなく、別部材にて構成しても良い。さらに、各ガイド部材5、6は板状でなく、棒状であっても良い。加えて、上記実施形態では、固定部75は、第1ガイド部材5と第2ガイド部材6のうち吐出方向と反対方向にそれぞれ立設して配置されているが、吐出方向側にも立設するようにしてもよい。なお、吐出方向側に立設させる場合には、下押圧部77と接触しないような位置関係である必要がある。また、吐出方向と反対方向側に立設する固定部75は、貫通孔74の周囲を覆うように位置していてもよい。以上より、固定部75の接着面積を大きくすることができるので、緩衝体73の固着を強固にすることが可能となる。また、貫通孔74の貫通方向は吐出方向に限られず、吐出方向成分を有する方向であれば何れの方向であっても構わない。
さらに、本発明の吐出ヘッドユニットは、ガイド部材5、6に沿って移動するものでなく、画像記録時のギャップ調整のため等のように、ノズルの軸線方向に移動可能な液滴吐出装置に適用させることができる。また、本発明の吐出ヘッドユニットは、鉛直方向下方に液滴を吐出する液滴吐出装置に限られず、水平方向に液滴を吐出する液滴吐出装置等のように様々な吐出方向に吐出可能な液滴吐出装置であっても適用できる。
液滴吐出装置である画像記録装置1の概略平面図である。 画像記録部の斜視図である。 図2の III−III 線矢視断面図である。 キャリッジ及びヘッドホルダ30の下面図である。 ギャップ調整機構を示す図4のV−V線矢視断面図である。 ギャップ調整機構の部材の分解斜視図である。 (A)〜(D)はギャップ調整及びキャッピング動作の第1実施形態を示す説明図である。 (A)〜(D)はギャップ調整及びキャッピング動作の第2実施形態を示す説明図である。 (A)〜(D)はギャップ調整及びキャッピング動作の第3実施形態を示す説明図である。 メニスカス破壊防止機構の第1実施形態を示す断面図である。 メニスカス破壊防止機構の第1実施形態の作用を示す断面図である。 メニスカス破壊防止機構の第2実施形態を示す断面図である。 メニスカス破壊防止機構の第3実施形態を示す断面図である。 メニスカス破壊防止機構の第4実施形態を示す断面図である。
符号の説明
1 記録装置
2 キャリッジ
3 吐出ヘッドユニット
4 プラテン
5 第1ガイド部材
6 第2ガイド部材
7 ノズル
7a ノズル開口面
8 キャリッジモータ
9 駆動プーリ
10 従動プーリ
11 タイミングベルト
16 インク受け部
17 メンテナンスユニット
19 キャップ体
19a リブ
21 昇降手段
22 吸引ポンプ
30 ヘッドホルダ
40 ギャップ調整機構
41 摺動部材
42 コイルバネ
43 ギャップ調整部材
55 調節部位
56 薄肉部
57 厚肉部
70a、70b、71a、71b 当接部位
72a、72b、72a′、72b′ 規制部
73、73′ 緩衝体
74 貫通孔
75 取付部(固定部)
76 上押圧部
77 下押圧部
80、81 凹所

Claims (6)

  1. 吐出対象物に液滴を吐出する液滴吐出装置であって、
    筐体と、
    液滴を吐出可能なノズルが開口するノズル開口面を有する吐出ヘッドユニットと、
    前記筐体に対して固定されており、前記ノズル開口面と直交する方向に遊びを有するように前記吐出ヘッドユニットを保持する保持部材と、
    前記ノズル開口面を覆うことが可能なキャップ体を備え、前記ノズル開口面と直交する方向における前記吐出対象物から離れる向きに前記キャップ体を移動させて前記ノズル開口面を覆うキャッピング位置に位置付けるキャッピング動作を行わせるキャップ機構と、 前記吐出ヘッドユニットとの間に隙間を空けて配置され、前記吐出ヘッドユニットの前記離れる向きへの変位を規制する規制部と、前記吐出ヘッドユニットと前記規制部との間に配置された第1緩衝体とを備え、
    前記第1緩衝体は、前記キャップ機構の前記キャッピング動作によって前記吐出ヘッドが前記離れる向きに変位して前記規制部と当接する位置まで到達したときは、前記吐出ヘッドユニットによって押圧されて圧縮するように構成されていることを特徴とする液滴吐出装置。
  2. 前記保持部材は、前記ノズル開口面と直交する方向に対して直交する方向に延在する部材であって、前記吐出対象物に対して液滴を吐出する吐出領域とその外側のメンテナンス領域に前記吐出ヘッドが移動できるように案内するガイド部材であり、
    前記ガイド部材に沿って、前記吐出ヘッドユニットを移動させる移動手段をさらに備え、前記規制部及び前記第1緩衝体は、前記メンテナンス領域における前記ガイド部材に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の液滴吐出装置。
  3. 前記吐出ヘッドユニットを、前記ノズルと前記吐出対象物とが前記ノズル開口面と直交する方向において所定の距離だけ離れた第1の位置と、前記第1の位置よりも前記ノズルと前記吐出対象物とが離れた第2の位置との間で位置調整するギャップ調整機構を備え、 前記第1緩衝体は、前記ギャップ調整機構によって前記吐出ヘッドユニットが前記第2の位置から変位して第1の位置に位置付けられたときには、当該吐出ヘッドユニットによって押圧されて圧縮するように構成されていることを特徴とする請求項2に記載の液滴吐出装置
  4. 前記ガイド部材は、前記ノズル開口面と直交する方向の成分を有する方向に貫通し、且つ前記第1緩衝体が貫通することのできる孔と、その孔の周囲に設けられ、前記第1緩衝体が貫通する貫通方向に立設する立設部とを備えており、
    前記第1緩衝体は、前記貫通方向において、前記立設部の立設先端よりも前記孔から離れる位置まで及ぶように、前記孔に対して貫通されるとともに、この状態で前記孔の内壁及び前記立設部に固着されていることを特徴とする請求項3に記載の液滴吐出装置。
  5. 前記第1緩衝体は液体を吸収可能なスポンジ状の素材で形成されていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の液滴吐出装置。
  6. 前記第1緩衝体とは別体の第2緩衝体を備え、
    前記第2緩衝体は、前記ギャップ調整機構によって前記吐出ヘッドユニットが前記第1の位置から前記第2の位置に変位するときには、前記吐出ヘッドユニットによって押圧されて圧縮されることを特徴とする請求項3から5のいずれかに記載の液滴吐出装置。
JP2008191929A 2008-07-25 2008-07-25 液滴吐出装置 Active JP4687927B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008191929A JP4687927B2 (ja) 2008-07-25 2008-07-25 液滴吐出装置
US12/508,256 US8262193B2 (en) 2008-07-25 2009-07-23 Liquid Droplet jetting apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008191929A JP4687927B2 (ja) 2008-07-25 2008-07-25 液滴吐出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010030061A JP2010030061A (ja) 2010-02-12
JP4687927B2 true JP4687927B2 (ja) 2011-05-25

Family

ID=41568241

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008191929A Active JP4687927B2 (ja) 2008-07-25 2008-07-25 液滴吐出装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US8262193B2 (ja)
JP (1) JP4687927B2 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5776350B2 (ja) * 2011-06-14 2015-09-09 株式会社リコー 画像形成装置
JP5786566B2 (ja) * 2011-08-31 2015-09-30 セイコーエプソン株式会社 液体噴射装置
JP5915099B2 (ja) * 2011-11-09 2016-05-11 株式会社リコー 画像形成装置
JP5605380B2 (ja) * 2012-02-03 2014-10-15 株式会社デンソー サプライポンプ
JP5968060B2 (ja) * 2012-04-27 2016-08-10 キヤノン株式会社 レール位置調整方法および記録装置
JP6115254B2 (ja) * 2013-03-29 2017-04-19 セイコーエプソン株式会社 液体噴射装置
JP6478014B2 (ja) * 2014-10-03 2019-03-06 セイコーエプソン株式会社 記録装置
JP6578647B2 (ja) * 2014-10-31 2019-09-25 株式会社リコー 画像形成装置
JP6433290B2 (ja) * 2014-12-26 2018-12-05 キヤノン株式会社 プリント装置
JP2018001502A (ja) * 2016-06-29 2018-01-11 株式会社リコー 液体吐出ユニット、液体を吐出する装置及び画像形成制御方法
JP6203977B1 (ja) 2017-03-31 2017-09-27 ローランドディー.ジー.株式会社 インクジェットプリンタ

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07179000A (ja) * 1993-12-24 1995-07-18 Canon Inc 記録装置
JP2004306524A (ja) * 2003-04-09 2004-11-04 Seiko Epson Corp 液体噴射間隔切換装置、キャリッジ、液体噴射装置
JP2007223048A (ja) * 2006-02-21 2007-09-06 Seiko Epson Corp 液体噴射ヘッドの固定構造及び液体噴射装置と記録装置

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE69119685T2 (de) * 1990-10-03 1996-11-14 Canon Kk Aufzeichnungsgerät
EP0978382A3 (en) * 1998-08-03 2000-07-19 Canon Kabushiki Kaisha Ejection recovery system and ejection recovery method
DE60036669D1 (de) * 1999-08-09 2007-11-22 Seiko Epson Corp Tintenstrahlaufzeichnungsvorrichtung
JP3994636B2 (ja) * 2000-06-09 2007-10-24 セイコーエプソン株式会社 インクジェット式記録装置
KR100385051B1 (ko) * 2001-01-20 2003-05-23 삼성전자주식회사 잉크 젯 프린터의 헤드갭 조정장치
JP4793555B2 (ja) 2005-10-18 2011-10-12 ブラザー工業株式会社 画像記録装置
JP4661552B2 (ja) * 2005-11-28 2011-03-30 ブラザー工業株式会社 インクジェット記録装置
JP2007196629A (ja) 2006-01-30 2007-08-09 Brother Ind Ltd インクジェットプリンタ

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07179000A (ja) * 1993-12-24 1995-07-18 Canon Inc 記録装置
JP2004306524A (ja) * 2003-04-09 2004-11-04 Seiko Epson Corp 液体噴射間隔切換装置、キャリッジ、液体噴射装置
JP2007223048A (ja) * 2006-02-21 2007-09-06 Seiko Epson Corp 液体噴射ヘッドの固定構造及び液体噴射装置と記録装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010030061A (ja) 2010-02-12
US20100020124A1 (en) 2010-01-28
US8262193B2 (en) 2012-09-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4687927B2 (ja) 液滴吐出装置
US7806506B2 (en) Droplet ejecting device having cap that seals nozzles
CN110466265B (zh) 打印设备
US7144106B2 (en) Fixed material transportation apparatus and liquid fixing apparatus using the transportation apparatus
US6623098B2 (en) Positive stop capping system for inkjet printheads
US7455385B2 (en) Head capping device and liquid ejecting apparatus incorporating the same
JP5051390B2 (ja) 液滴吐出装置
CN106553460B (zh) 喷墨记录设备
JP2931347B2 (ja) 記録装置
EP0435694A2 (en) Printer and electronic typewriter
US8770728B2 (en) Image forming device
JP6378441B2 (ja) インクジェット記録装置及びキャッピング機構
JP5045351B2 (ja) インクジェットプリンタ
JP2013006376A (ja) 液体噴射装置
US10399341B2 (en) Inkjet printer
JP4407248B2 (ja) 記録装置
JP2005288748A (ja) キャリッジ及び液体噴射装置
JP6980634B2 (ja) キャップおよびそれを備えたインクジェットプリンタ
JP6980633B2 (ja) キャップおよびそれを備えたインクジェットプリンタ
JP2761068B2 (ja) インクジェット記録装置
JP2007301798A (ja) 画像記録装置
JP4882242B2 (ja) 液滴噴射装置
JP5960487B2 (ja) インクジェットプリンター
JP2009172829A (ja) プリント装置
JP2019199022A (ja) インクジェット記録装置、および回復装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100225

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100517

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100519

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100712

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110119

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110201

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4687927

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140225

Year of fee payment: 3