JP6478014B2 - 記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、媒体に記録を行う記録装置に関する。
従来、記録装置では、媒体の種類によって異なる媒体の厚みに対応するため及び前記媒体の記録品質を保持するために、媒体に向けてインクを吐出する記録ヘッドと前記媒体との間の距離(ギャップ)を変化させることが行われている。また、前記記録ヘッドの非使用時においてインクを吐出するノズルの乾燥を防止し、あるいは前記記録ヘッドを適切な状態に維持するために前記記録ヘッドに接離可能なキャップ部材により前記記録ヘッドをキャッピングすることが行われている。
前記ギャップを変化させ、当該変化させたギャップを保持するためのギャップ調整手段を備える記録装置がある(特許文献1参照)。特許文献1に記載の記録装置におけるギャップ調整手段は記録ヘッドを有するキャリッジに設けられ、ガイド部材上を摺動するスライダ部材と、該スライダ部材に支持され、ギャップを調整するカム部材とを備えている。
特開2013−63617号公報 特開2010−201911号公報
前記カム部材には、階段状のカム面が構成されており、このカム面が前記スライダ部材と当接する。この記録装置において前記カム部材は、前記ギャップが変化する方向において前記キャリッジの筐体と前記スライダ部材との間に挟みこまれる構造となっている。前記カム部材を前記スライダ部材に対して相対移動させることにより、前記カム面と前記スライダ部材との当接位置が変化する。その結果、前記ギャップが変化する方向において前記スライダ部材に対して前記キャリッジの筐体の位置が変化し、前記媒体と前記記録ヘッドとの間のギャップが調整されるように構成されている。
また、この記録装置では、前記ギャップが変化する方向において前記カム部材を介して前記スライダ部材を前記キャリッジに付勢する付勢部材が設けられている。しかしながら、この構成では、前記ギャップが変化する方向に前記付勢部材の付勢力が作用する。その結果、前記ギャップを切り換える際、前記付勢部材による付勢力は前記ギャップ調整手段において負荷として作用する。これにより、前記ギャップ調整手段のギャップ切換動作時における負荷が増加する。
ところで、前記記録ヘッドの非使用時において前記記録ヘッドをキャッピングする前記キャップ部材を備えるものがある(特許文献2参照)。この記録装置では、図17に示すようにキャリッジ84の移動領域におけるホームポジションにおいて記録ヘッド86の下方の位置に前記ギャップが変化する方向に移動可能なキャップ部材88が設けられている。このキャップ部材88には係合部90が一体に設けられている。また、キャップ部材88は、装置幅方向に係合部90がキャリッジ84により押圧されるとキャリッジ84の移動方向に沿って設けられたスリット92に沿って移動する。
具体的には、キャリッジ84の筐体94′が係合部90′に接触して係合部90′をホームポジション側(図17における−X軸方向側)に押圧して移動させると、キャップ部材88′は前記ホームポジション側に移動しつつ、装置高さ方向において記録ヘッド86′に向けて移動を開始する。そして、キャップ部材88は記録ヘッド86と接触する。さらに、キャリッジ84は記録ヘッド86にキャップ部材88が接触した状態で前記ホームポジションに向けて減速しながら移動し、ホームポジションで停止する。これにより記録ヘッド86に対するキャップ部材88のキャッピングを確実なものとすることができる。
ここで、特許文献2に記載されたキャリッジ84に対して特許文献1に記載されたギャップ調整手段、すなわち、前記ギャップが変化する方向において前記カム部材を前記筐体に向けて付勢する構成を適用すると、前記キャッピング時にキャリッジ84が前記ガイド部材から離間しようとすることを防止するために前記キャッピング時のキャップ部材88の押圧力に抗する力が必要となり、付勢部材の付勢力が増大し、前記ギャップ調整手段における負荷として作用する。その結果、前記ギャップ調整手段のギャップ切換動作時における負荷が増加する。
また、特許文献2に記載されたキャリッジ84に対して前記ギャップが変化する方向において前記カム部材を前記筐体に向けて付勢する構成を適用しない場合では、キャッピング時においてキャップ部材88の押圧力によりキャリッジ84が前記ガイド部材から持ち上げられて前記ガイド部材から離間する虞がある。ここで、例えば、前記ガイド部材に前記スライダ部材の前記ギャップが変化する方向における変位を規制する規制部が設けられていると、前記スライダ部材の前記ギャップが変化する方向における変位が規制される。その結果、キャッピング時にキャリッジ84と前記スライダ部材とが離間することとなる。
そして、この状態で、キャリッジ84がホームポジションに向けて減速する場合、前記カム部材には該カム部材の重量とキャリッジの減速時における加速度とを掛け合わせた慣性力が作用する。その結果、カム部材がキャリッジ84に対して意図せずに移動してしまい、前記媒体と前記記録ヘッドとの間のギャップが変化してしまう虞がある。尚、カム部材のキャリッジ84に対する意図しない移動は、キャリッジ84がホームポジションから前記媒体の記録領域側に移動する際の加速時においても生じる虞がある。
また、キャリッジを移動させない状態においてもキャリッジ84をガイド部材から持ち上げて該ガイド部材から離間させると、振動等により前記カム部材が前記キャリッジに対して意図せずに移動する虞がある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、キャッピングによりキャリッジが浮き上がった状態においても、小さな荷重でカム部材がキャリッジの筐体及びスライダ部材に対して動くことを規制することができる記録装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明の一つの態様に係る記録装置は、媒体に記録を行う記録ヘッドを筐体に備えた、第1の方向に移動可能なキャリッジと、前記第1の方向に延設され、前記キャリッジを支持するとともに前記キャリッジを前記第1の方向に案内するガイド部材と、前記ガイド部材に対して前記筐体の位置を調整することにより前記媒体と前記記録ヘッドとの間のギャップを調整するギャップ調整手段と、前記ギャップが変化する方向に沿った方向に移動可能であり、前記記録ヘッドをキャップするキャップ部材と、を備え、前記ギャップ調整手段は、前記キャリッジに設けられて該キャリッジと一緒に移動し、前記キャリッジの移動に伴い前記ガイド部材の上面をスライドするスライダ部材と、前記筐体の一部と前記スライダ部材との間に介在し、前記筐体と前記スライダ部材に対して前記第1の方向に相対的に移動することにより前記キャリッジの筐体を前記ギャップが変化する方向に変位させる形状を備えたカム部材と、前記第1の方向及び前記ギャップが変化する方向と交差する第2の方向において、前記スライダ部材を介して前記カム部材を前記キャリッジの筐体に対して押圧する押圧部材と、を有し、前記押圧部材の押圧力は、前記キャリッジと一緒に移動する前記スライダ部材及び前記カム部材と、前記キャリッジの筐体に作用し、前記キャリッジと一緒に移動しない他の構成部材には作用しない、ことを特徴とする。
また本発明の第1の態様に係る記録装置は、媒体に記録を行う記録ヘッドを筐体に備えた、第1の方向に移動可能なキャリッジと、前記第1の方向に延設され、前記キャリッジを支持するとともに前記キャリッジを前記第1の方向に案内するガイド部材と、前記ガイド部材に対して前記筐体の位置を調整することにより前記媒体と前記記録ヘッドとの間のギャップを調整するギャップ調整手段と、前記ギャップが変化する方向に沿った方向に移動可能であり、前記記録ヘッドをキャップするキャップ部材とを備え、前記ギャップ調整手段は、前記キャリッジの移動に伴い前記ガイド部材の上側をスライドするスライダ部材と、前記筐体の一部と前記スライダ部材との間に介在し、前記筐体と前記スライダ部材に対して前記第1の方向に相対的に移動することにより前記キャリッジの筐体を前記ギャップが変化する方向に変位させる形状を備えたカム部材と、前記第1の方向及び前記ギャップが変化する方向と交差する第2の方向において前記カム部材を前記キャリッジの筐体に対して押圧する押圧部材とを有することを特徴とする。
本態様によれば、前記筐体と前記スライダ部材に対して前記第1の方向に相対的に移動することにより前記筐体と前記媒体との間の前記ギャップを変化させる前記カム部材を前記第1の方向及び前記ギャップが変化する方向と交差する第2の方向において前記キャリッジの筐体に対して押圧する押圧部材を備えている。これにより、例えば、前記キャップ部材が前記記録ヘッドをキャッピングした際、前記筐体が持ち上げられ、前記カム部材と前記スライダ部材とが前記ギャップが変化する方向において離間しても、前記カム部材は前記押圧部材により前記筐体に押圧されているので、前記カム部材が前記キャリッジの筐体及び前記スライダ部材に対して相対移動することを抑制することができる。また、カム部材の前記筐体に対する相対移動を抑制するために必要な力は前記カム部材の重量とキャリッジの加減速時の加速度とを掛け合わせた慣性力以上であればよいので、押圧部材の押圧力を小さくすることができる。その結果、小さな荷重でカム部材がキャリッジの筐体及びスライダ部材に対して相対移動することを規制することができる。
また、本態様によれば、前記キャリッジの筐体に前記カム部材を押圧する押圧力が前記ギャップが変化する方向には作用しない。したがって、前記押圧力が前記ギャップ調整手段によるギャップ切換時における余計な負荷となることがなく、ギャップ切換時における負荷を低減することができる。
本発明の第2の態様の記録装置は、第1の態様において、前記カム部材は前記キャリッジの筐体に係合していることを特徴とする。
本態様によれば、前記カム部材は、前記キャリッジの筐体と一体で前記ギャップが変化する方向に変位するので、前記筐体が前記スライダ部材に対して前記ギャップが変化する方向に変位する際、前記カム部材における前記筐体と接する側と前記スライダ部材と接する側との摩擦力の差により前記カム部材に捻れが生じることを抑制することができる。
本発明の第3の態様の記録装置は、第1の態様または第2の態様において、前記押圧部材は、前記スライダ部材を介して前記カム部材を前記キャリッジの筐体に押圧することを特徴とする。
本態様によれば、前記押圧部材は前記スライダ部材を介して前記カム部材を押圧する。ここで一例として押圧部材をばねとすると、前記カム部材を直接押圧する構成において前記カム部材がキャリッジとともに前記スライダ部材に対して相対移動した際、前記ばねもカム部材の移動に応じて曲がることになり前記カム部材を押圧する力の方向が変化する。その結果、カム部材を安定して前記キャリッジに押圧することができなくなる。本態様によれば、前記押圧部材はスライダ部材を介してカム部材を押圧するので、カム部材が移動しても前記押圧部材の押圧する力の方向は変化しない。その結果、前記押圧部材はカム部材を安定して前記キャリッジに押圧することができる。
本発明の第4の態様の記録装置は、第1の態様または第2の態様において、前記カム部材は前記第1の方向に間隔をおいて少なくとも2箇所で前記スライダ部材により押圧されていることを特徴とする。
本態様によれば、前記カム部材は前記第1の方向に間隔をおいて少なくとも2箇所で前記スライダ部材により押圧されている。ここで前記カム部材が前記第1の方向において1箇所で押圧されていると、前記キャリッジの加速時又は減速時に該キャリッジに生じる回転モーメントにより前記カム部材と前記スライダ部材との間に捻れが生じる虞がある。本態様では、前記カム部材は前記第1の方向に間隔をおいて少なくとも2箇所で押圧されているので前記カム部材と前記スライダ部材との間に捻れが生じる虞を抑制することができる。その結果、捻れが生じてキャリッジの前記第1の方向における移動が不安定となり記録品質の低下が生じることを抑制できる。
本発明の第5の態様の記録装置は、第4の態様において、前記押圧部材は前記第1の方向において前記少なくとも2箇所の押圧位置の間で前記スライダ部材を押圧していることを特徴とする。
本態様によれば、前記押圧部材は前記第1の方向において前記少なくとも2箇所の押圧位置の間で前記スライダ部材を押圧しているので、前記押圧部材の押圧力をスライダ部材を介して均等に前記少なくとも2箇所の押圧位置でカム部材に作用させることができ、前記カム部材を一様に前記キャリッジの筐体に押圧することができる。
本発明の第6の態様の記録装置は、第1の態様または第2の態様において、前記カム部材は前記第1の方向に間隔をおいて少なくとも2箇所で前記押圧部材により押圧されていることを特徴とする。
本態様によれば、前記カム部材は前記第1の方向に間隔をおいて少なくとも2箇所で前記押圧部材により押圧されている。ここで前記カム部材が前記第1の方向において1箇所で押圧されていると、前記キャリッジの加速時又は減速時に該キャリッジに生じる回転モーメントにより前記カム部材と前記押圧部材との間に捻れが生じる虞がある。本態様では、前記カム部材は前記第1の方向に間隔をおいて少なくとも2箇所で押圧されているので前記カム部材と前記押圧部材との間に捻れが生じる虞を抑制することができる。その結果、捻れが生じてキャリッジの前記第1の方向における移動が不安定となり記録品質の低下が生じることを抑制できる。
本発明の第7の態様の記録装置は、第1から第6のいずれか一の態様において、前記押圧部材は、前記ギャップが変化する方向において前記キャリッジの変位に追従可能であることを特徴とする。
本態様によれば、前記押圧部材は前記ギャップが変化する方向において前記キャリッジの変位に追従可能であるので、前記押圧部材の前記キャリッジへの押圧方向が変化することがなく、前記押圧部材は安定して前記キャリッジを押圧することができる。
本発明の第8の態様の記録装置は、媒体に記録を行う記録ヘッドを筐体に備えた、第1の方向に移動可能なキャリッジと、前記第1の方向に延設され、前記キャリッジを支持するとともに前記キャリッジを前記第1の方向に案内するガイド部材と、前記ガイド部材に対して前記筐体の位置を調整することにより前記媒体と前記記録ヘッドとの間のギャップを調整するギャップ調整手段と、前記ギャップが変化する方向に沿った方向に移動可能であり、前記記録ヘッドをキャップするキャップ部材とを備え、前記ギャップ調整手段は、前記キャリッジの移動に伴い前記ガイド部材の上側をスライドするスライダ部材と、前記筐体の一部と前記スライダ部材との間に介在し、前記筐体と前記スライダ部材に対して前記第1の方向に相対的に移動することにより前記キャリッジの筐体を前記ギャップが変化する方向に変位させる形状を備えたカム部材と、前記第1の方向及び前記ギャップが変化する方向と交差する第2の方向において前記キャリッジの筐体と前記カム部材との間に設けられ、前記カム部材を前記スライダ部材に対して付勢する弾性部材とを有することを特徴とする。
本態様によれば、前記キャリッジと前記カム部材との間に前記カム部材を前記スライダ部材に対して付勢する弾性部材を備えている。前記カム部材は前記スライダ部材からの反力を受けて前記弾性部材を介して前記キャリッジに付勢されることとなる。これにより、例えば、前記キャップ部材が前記記録ヘッドをキャッピングした際、前記筐体が持ち上げられ、前記カム部材と前記スライダ部材とが前記ギャップが変化する方向において離間しても、前記カム部材は前記筐体に押圧されているので、前記カム部材が前記キャリッジの筐体及び前記スライダ部材に対して相対移動することを抑制することができる。また、前記カム部材の前記筐体に対する相対移動を抑制するために必要な力は前記カム部材の重量と前記キャリッジの加減速時の加速度とを掛け合わせた慣性力以上であればよいので、前記弾性部材の付勢力を小さくすることができる。その結果、小さな荷重で前記カム部材が前記キャリッジの筐体及び前記スライダ部材に対して相対移動することを規制することができる。また、前記カム部材の前記筐体に対する相対移動を抑制するために必要な力は前記カム部材の重量と前記キャリッジの加減速時の加速度とを掛け合わせた慣性力以上であればよいので、前記弾性部材の付勢力を小さくすることができる。その結果、小さな荷重で前記カム部材が前記キャリッジの筐体及び前記スライダ部材に対して相対移動することを規制することができる。
また、本態様によれば、前記弾性部材からの付勢力及び前記スライダ部材からの反力は前記ギャップが変化する方向には作用しない。したがって、前記付勢力及び前記反力が前記ギャップ調整手段によるギャップ切換時における余計な負荷となることがなく、ギャップ切換時における負荷を低減することができる。
本発明の第9の態様の記録装置は、第8の態様において、前記弾性部材は前記ギャップが変化する方向に前記弾性部材の軸線が延びている円筒部材であることを特徴とする。
本態様によれば、前記弾性部材は前記ギャップが変化する方向に前記弾性部材の軸線が延びている円筒部材であることから前記カム部材が前記第1の方向に移動してギャップを切り換える際、前記円筒部材は前記キャリッジと前記カム部材との間で回転し、前記カム部材の摺動抵抗を小さくすることができる。すなわち、ギャップ調整手段におけるギャップ切換時における負荷を低減することができる。
本発明の第10の態様の記録装置は、第8または第9の態様において、前記カム部材は前記第1の方向に間隔をおいて少なくとも2箇所で前記弾性部材に付勢されていることを特徴とする。
本態様によれば、前記カム部材は前記第1の方向に間隔をおいて少なくとも2箇所で前記弾性部材に付勢されている。ここで前記カム部材が前記第1の方向において1箇所で前記弾性部材により付勢されていると、前記キャリッジの加速時又は減速時に該キャリッジに生じる回転モーメントにより前記カム部材と前記スライダ部材との間、あるいは前記カム部材と前記弾性部材との間に捻れが生じる虞がある。本態様では、前記カム部材は前記第1の方向に間隔をおいて少なくとも2箇所で前記弾性部材により付勢されているので前記カム部材と前記スライダ部材との間、あるいは前記カム部材と前記弾性部材との間に捻れが生じる虞を抑制することができる。その結果、捻れが生じてキャリッジの前記第1の方向における移動が不安定となり記録品質の低下が生じることを抑制できる。
本発明の第11の態様の記録装置は、第1から第10のいずれか一の態様において、前記スライダ部材は前記カム部材と接触して前記ギャップが変化する方向へのカム部材の変位を規制する規制部を備え、前記ギャップ手段は、前記規制部により前記カム部材の前記ギャップが変化する方向への変位を規制する規制状態と、前記カム部材を前記スライダ部材に対して相対移動させることにより前記規制状態が解除される非規制状態とを切換可能であることを特徴とする。
本態様によれば、前記スライダ部材は前記カム部材と接触して前記ギャップが変化する方向へのカム部材の変位を規制する規制部を備えているので、前記スライダ部材と前記カム部材とが規制状態にある場合において前記キャリッジのギャップを確実に維持することができる。例えば、前記規制状態におけるギャップ位置を最も記録回数が多い普通紙のギャップ位置とすると、普通紙の記録品質を容易に維持することができる。
本発明に係るプリンターの外観斜視図。 本発明に係るプリンターの媒体搬送経路を示す側断面図。 第1の実施例に係るキャリッジの背面側を示す斜視図。 第1の実施例に係るキャリッジの背面図。 第1の実施例に係るギャップ調整手段を示す斜視図。 (A)はスライダ部材の装置正面側から見た斜視図であり、(B)はスライダ部材の装置背面側から見た斜視図。 (A)はカム部材のカム面を示す斜視図であり、(B)はカム部材においてスライダ部と接触する側から見たカム部材の側面図。 (A)は第1のギャップ位置におけるカム部材とスライダ部材との関係を示す部分断面図であり、(B)は第1のギャップ位置におけるカム部材のカム面とスライダ部材との関係を示す説明図。 ガイド部材上におけるギャップ調整手段を装置幅方向から見た断面図。 (A)はギャップ調整手段において第1のギャップ位置(規制状態)を示す部分断面図であり、(B)はギャップ調整手段において第2のギャップ位置(非規制状態)を示す部分断面図。 (A)はキャリッジ、カム部材、スライダ部材及び押圧部材の関係を示す断面図であり、(B)はキャリッジ、カム部材、スライダ部材及び押圧部材の関係を示す、装置高さ方向上方側から見た部分断面図。 ギャップの変化方向においてキャリッジが所定の位置以上に変位することを規制する規制部を示す説明図。 第2の実施例に係るギャップ調整手段を示す、装置高さ方向上方側から見た部分断面図。 第3の実施例に係るギャップ調整手段におけるキャリッジ、カム部材、スライダ部材及び押圧部材の関係を示す説明図。 本発明に係るキャップ部材によるキャッピングを説明する説明図。 (A)は第1の実施例における非キャッピング時におけるギャップ調整手段の断面図であり、(B)はキャッピング時におけるギャップ調整手段の断面図。 従来技術におけるキャップ部材によるキャッピングを説明する説明図。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。尚、各実施例において同一の構成については、同一の符号を付し、最初の実施例においてのみ説明し、以後の実施例においてはその構成の説明を省略する。
また、各図において示すX−Y−Z座標系は「第1の方向」としてのX方向が記録ヘッドの走査方向、「第2の方向」としてのY方向が記録装置の奥行き方向及び用紙搬送方向、Z方向が「記録ヘッドと用紙との間の距離(ギャップ)の変化する方向」すなわち装置高さ方向を示している。尚、各図において−Y方向を装置前面側とし、+Y方向側を装置背面側とする。
■■■第1の実施例■■■■
<<<プリンターの概要>>>
図1を参照して記録装置の一例としてのインクジェットプリンター10(以下、プリンター10という)について説明する。プリンター10は装置本体12と、画像読取装置14とを備える複合機として構成されている。装置本体12は、「媒体」としての用紙P(図2参照)を収容する用紙収容カセット16を備えている。用紙収容カセット16は、装置本体12の前面側(図1における−Y軸方向側)から着脱可能に取り付けられている。尚、本明細書において用紙Pとは、一例として普通紙や厚紙、写真用紙等の用紙を指している。
次いで、図2を参照してプリンター10における用紙搬送経路について説明する。装置本体12内において用紙収容カセット16の上方、すなわち用紙収容カセット16に収容された用紙Pと対向する位置にピックアップローラー18が設けられている。ピックアップローラー18は、用紙収容カセット16に収容された用紙Pに対して接離する方向に揺動可能に構成されている。尚、ピックアップローラー18は、図示しない駆動源により回転駆動させられる。
用紙収容カセット16にセットされた用紙Pはピックアップローラー18により搬送経路下流側に位置する給送部20に送り出される。給送部20は、給送ローラー22と、第1給送従動ローラー24と、第2給送従動ローラー26とを備えている。給送ローラー22も、図示しない駆動源により回転させられる。
用紙収容カセット16から送り出された用紙Pは給送ローラー22と第1給送従動ローラー24とによりニップされる。そして、用紙Pは給送ローラー22の外周面に沿って搬送方向下流側に給送される。その後、用紙Pは給送ローラー22と第2給送従動ローラー26とによりニップされて、給送部20の搬送方向下流側に位置する搬送部28に給送される。
搬送部28は、搬送駆動ローラー30と搬送従動ローラー32とを備えている。搬送駆動ローラー30は、図示しない駆動源により回転させられる。搬送部28に搬送されてきた用紙Pは、搬送駆動ローラー30と搬送従動ローラー32とにニップされて搬送方向下流側に搬送される。
搬送部28の搬送方向下流側には、記録部34が設けられている。記録部34は、キャリッジ36と、記録ヘッド38と、該記録ヘッドと対向し、用紙Pを支持するプラテン40とを備えている。記録ヘッド38は、キャリッジ36の底部に設けられ、用紙Pと対向する。
また、キャリッジ36は、装置本体12内部に設けられた制御部(不図示)により制御される駆動源(不図示)によって主走査方向(図2の紙面表裏方向すなわちX軸方向)、つまり装置幅方向に往復動する様に駆動される。また、プラテン40は、用紙Pを下方から支持することにより、用紙Pの記録面と記録ヘッド38のヘッド面との間の距離(ギャップPG)を規定する。尚ギャップPGについては後述する。記録部34に搬送されてきた用紙Pは、プラテン40に支持されて記録ヘッド38と対向する位置において記録が実行される。
記録部34の搬送方向下流側には、排出部42が設けられている。排出部42は、排出駆動ローラー44と、排出従動ローラー46と、排出スタッカー48とを備えている。記録部34で記録が実行された用紙Pは、排出駆動ローラー44と排出従動ローラー46とによりニップされて装置前方側に位置する排出スタッカー48に向けて排出される。尚、排出駆動ローラー44は図示しない駆動源により回転させられる。
また、プリンター10において用紙Pの両面に記録を行う場合には、記録部34によって用紙Pの第1面に記録が行われた後、用紙Pは搬送駆動ローラー30及び排出駆動ローラー44の逆送り動作により前記第1面に記録が実行された際に用紙後端となっていた側が先端となって反転経路50へと送られる。反転経路50は、搬送部28から装置背面方向(図2における+Y軸方向側)に延び、給送ローラー22の下方側(図2における−Z方向)で用紙収容カセット16からの用紙Pの搬送経路に合流するように設けられている。
このため、用紙Pは反転経路50から前記搬送経路、給送ローラー22を介して再度記録部34に送られ、第2面の記録が実行される。そして記録実行後、用紙Pは排出駆動ローラー44と排出従動ローラー46とにニップされ、装置前方側に設けられた排出スタッカー48へ排出される。
<<<キャリッジの概要>>>
続いて図2ないし図4を参照してキャリッジ36の構成について説明する。キャリッジ36は、装置高さ方向上方(図3における+Z軸方向側)側に開放された筐体52と、ギャップ調整手段54を備えている。筐体52の装置前面側端部(図3における−Y軸方向側)及び装置背面側端部(図3における+Y軸方向側)にはそれぞれギャップ調整手段54が設けられている。尚、筐体52の装置前面側端部に設けられたギャップ調整手段54は図示を省略している。
また、筐体52の装置前面側端部及び装置背面側端部にそれぞれ設けられたギャップ調整手段54は、図示しない連動機構により、筐体52の装置背面側のギャップ調整手段54における変位が筐体52の装置前面側のギャップ調整手段54(不図示)に伝達されるように構成されている。
また、キャリッジ36は、図2における装置幅方向(図2における紙面表裏方向)にキャリッジ駆動機構(不図示)により移動可能に構成されている。一例として、キャリッジ駆動機構(不図示)は、装置本体12において装置幅方向に間隔をおいて設けられた2つのプーリーの間に掛け回され、その一部をキャリッジ36に把持されているタイミングベルトを駆動させることにより、キャリッジ36を装置幅方向に移動させる無端ベルト駆動機構として構成されている。
また、キャリッジ36は図2及び図9に示すようにガイド部材55に支持され、ガイド部材55上を移動するように構成されている。具体的には、ガイド部材55、55は装置奥行き方向(図2におけるY軸方向)に間隔を置いて配置され、ギャップ調整手段54、54をそれぞれ支持する一対の部材として構成されている。ガイド部材55、55は、それぞれ主走査方向である装置幅方向(図9におけるX軸方向)に延設され、キャリッジ36の装置幅方向への移動に際してキャリッジ36を案内するように構成されている。尚、本実施例においてガイド部材55、55は、金属材料により構成されている。
<<<キャップ部材について>>>
図15を参照して、本実施例におけるキャップ部材78について説明する。本実施例では、装置幅方向においてキャリッジ36の移動領域の一方の端部(図1における−X軸方向側の端部)には、ホームポジションが設定されている。また、このホームポジションは、キャリッジの移動領域において用紙Pの記録実行領域からはずれた位置に設定されている。
キャリッジ36のホームポジションに対応した位置において、キャリッジ36の下方に位置し、装置高さ方向に移動可能なキャップ部材78が装置本体12に設けられている。キャップ部材78には、キャリッジ36の筐体52の一部と係合可能な係合部80が設けられている。また、キャップ部材78は装置本体12に設けられたスリット82、82に沿って装置幅方向に移動可能に構成されている。
キャリッジ36が移動領域においてホームポジション側へ移動した際、筐体52は係合部80′と係合する。このとき、キャップ部材78′は記録ヘッド38′の下方に位置している。係合部80′と係合したキャリッジ36がさらにホームポジション側に移動すると、キャップ部材78′はスリット82に沿ってホームポジション側に移動するとともに、装置高さ方向上方に移動する。そして、キャップ部材78′が記録ヘッド38′に接触する。つまり、キャップ部材78は記録ヘッド38をキャッピングした状態となる。これにより、プリンター10の非使用状態における記録ヘッド38のノズルの乾燥を防止し、あるいは記録ヘッド38を適切な状態に維持する。
そして、キャリッジ36は、記録ヘッド38がキャップ部材78によりキャッピングされた状態で装置幅方向においてホームポジションに向けて減速しながら移動する。キャップ部材78が記録ヘッド38をキャッピングした状態でホームポジションに向けて移動することによりキャップ部材78の記録ヘッド38に対するキャッピングを確実にすることができる。尚、キャップ部材78が記録ヘッド38をキャッピングすると、キャップ部材78は記録ヘッド38を介してキャリッジ36の筐体52を装置高さ方向上方に持ち上げるように押圧する。
本実施例では、後述するが、ギャップPG1ではギャップPG1におけるギャップ規制手段により、筐体52がガイド部材55から持ち上げられることが規制されている。また、ギャップPG3、PG4では後述する係合部材68により筐体52の上方への変位が規制される。尚、ギャップPG2では、筐体52が装置高さ方向上方に変位するとカム部材58も筐体52とともに装置高さ方向上方に変位し、スライダ部材56と離間する。
<<<ギャップ調整手段について>>>
次いで図3ないし図12を参照してギャップ調整手段54について説明する。ギャップ調整手段54は、スライダ部材56と、カム部材58と、押圧部材62とを備えている。スライダ部材56とカム部材58とは、キャリッジ36とともに装置幅方向に移動するように構成されている。また、カム部材58は筐体52及びスライダ部材56に対して装置幅方向に相対移動可能となるように筐体52に設けられている。カム部材58が筐体52及びスライダ部材56に対して装置幅方向に相対移動することにより記録ヘッド38と用紙Pの記録面、つまりプラテン40との間のギャップPGが変化する。
スライダ部材56は、下面側(図4における−Z軸方向側)にガイド部材55と接触して摺動するスライダ部56aが形成されている。スライダ部56aは、キャリッジ36がガイド部材55に案内されて装置幅方向に移動する際、ガイド部材55の上面上を摺動する。また、スライダ部材56の上面側(図6(A)及び図6(B)における+Z軸方向側)には、装置幅方向に間隔をおいて少なくとも2箇所の支持部56bが形成されている。支持部56bはカム部材58を支持する。
また、スライダ部材56には、上面側(図6(A)及び図6(B)における+Z軸方向側)において規制部56cが設けられている。規制部56cについては後述する。また、スライダ部材56には、装置幅方向に間隔をおいて装置前面側(図6における−Y軸方向側)に向いている接触部56d、56dが形成されている。また、スライダ部材56において装置幅方向中央部に押圧部材収容部56eが設けられている。また、スライダ部材56の下部には、第1被規制部56f及び第2被規制部56gが設けられている。第1被規制部56f及び第2被規制部56gについては後述する。
次いで図7(A)及び図7(B)を参照するに、カム部材58は、下面に階段状のカム面60を備えている。階段状のカム面60は、第1当接部60aと、第2当接部60bと、第3当接部60cと、第4当接部60dとから構成されている。これらの当接部60a、60b、60c、60dはスライダ部材56の上面側に形成された支持部56bによって支持される様に構成されている。また、各当接部60a、60b、60c、60dは滑らかな傾斜面によって接続され、カム部材58がスライダ部材56に対して滑らかに装置幅方向に移動できるように構成されている。
また、カム部材58の装置高さ方向(図7(B)におけるZ軸方向)における厚みは、第1当接部60a、第2当接部60b、第3当接部60c、第4当接部60dの順に厚くなっている。また、カム部材58の上面58aは、キャリッジ36の筐体52に一体的に形成された当接部52a(図8(A)及び図8(B)参照)を支持している。つまり、キャリッジ36の自重が当接部52aを介してカム部材58に掛かっている。
また、カム部材58の上部には装置幅方向(図7(A)及び図7(B)におけるX軸方向)に間隔をおいて一対のフック状の掛止部58bが設けられている。カム部材58の上面58a及びフック状の掛止部58bは図9に示すようにカム部材58がキャリッジ36の筐体52に取り付けられた状態において筐体52の当接部52aを装置高さ方向(図9におけるZ軸方向)において挟み込んでいる。尚、本実施例において、装置高さ方向におけるカム部材58の上面58aと掛止部58bとの間の距離は筐体52の当接部52aの装置高さ方向の寸法よりわずかに大きく設定されている。
また、カム部材58において装置前面側端部(図7(A)における−Y軸方向側)には筐体52と接触する第1接触部58cが形成されている。また、カム部材58において装置背面側端部(図7(B)における+Y軸方向側)にはスライダ部材56の接触部56d、56dと接触する第2接触部58dが形成されている。また、カム部材58において装置背面側端部には装置背面側に向けて突出する突出部58eが設けられている。
ここで、図5、図8(A)、図8(B)、図9、図11(A)及び図11(B)を参照して、キャリッジ36の筐体52にギャップ調整手段54を取り付けた際の構造に付いて説明する。カム部材58は、カム部材58の上面58aと掛止部58bとの間に筐体52の当接部52aを挟み込んだ状態で取り付けられている。そして、図8(A)を参照するに、カム部材58の下方にはスライダ部材56が配置されている。この状態において、カム部材58のカム面60はスライダ部材56の支持部56bと接触し(図8では第1当接部60aと支持部56bとが接触した状態を示している。)、カム部材58はスライダ部材56により支持されている。
また、図11(A)及び図11(B)を参照して、装置奥行き方向における筐体52、スライダ部材56及びカム部材58の関係を説明すると、スライダ部材56の押圧部材収容部56eには筐体52の一部が装置高さ方向上方から差し込まれている。そして、押圧部材収容部56eには押圧部材62が配置されている。本実施例において押圧部材62は圧縮ばねとして構成されている。押圧部材62の一端は押圧部材収容部56eに差し込まれた筐体52の一部と接触している。そして、押圧部材62の他端は、スライダ部材56を装置奥行き方向前面側(図11(A)における−Y軸方向)に向けて押圧している。
ここで、スライダ部材56の接触部56dは、カム部材58の第2接触部58dと接触している。したがって、押圧部材62により装置奥行き方向前面側に押圧されたスライダ部材56によりカム部材58はスライダ部材56の接触部56dにより装置奥行き方向前面側に押圧される。その結果、カム部材58は装置奥行き方向前面側にスライダ部材56により押圧され、キャリッジ36の筐体52にカム部材58の第1接触部58cが押し付けられる。つまり、押圧部材62は、その押圧力によりスライダ部材56を介してカム部材58をキャリッジ36の筐体52に向けて押圧する。
なお、本実施例において、カム部材58の第1接触部58cは、図7(A)に示すようにカム部材58の装置幅方向においてカム部材58の略全長に渡って形成されている。これにより、カム部材58の第1接触部58cと筐体52との接触面積が増大し、静止摩擦力が増大する。ここで、本実施例においてカム部材58と筐体52との静止摩擦力は、カム部材58の重量とキャリッジ36の加減速時の加速度とを掛け合わせた慣性力以上となるように設定されている。
したがって、カム部材58と筐体52との静止摩擦力が前記慣性力よりも大きいので、押圧部材62の押圧力が小さくても、カム部材58を筐体52に対して保持することができ、キャリッジ36の移動にギャップ調整手段54を追従させることが可能である。
また、本実施例では、押圧部材62の押圧力は、装置奥行き方向に作用し、ギャップ調整手段54におけるギャップPGの変化方向、すなわち装置高さ方向には作用しないように構成されている。つまり、押圧部材62の押圧力は、ギャップ調整手段54においてギャップPGの変化を妨げる負荷としては作用していないことを意味している。
また、本実施例では、スライダ部材56の接触部56d、56dは、装置幅方向に間隔をおいてカム部材58の第2接触部58dと接触している。ここで、キャリッジ36の加速時又は減速時において、キャリッジ36にはガイド部材55とスライダ部材56のスライダ部56aとの間で生じる摩擦力により図4における時計回り方向または反時計周り方向にキャリッジ36を回転させようとする回転モーメントが生じる。しかしながら、本実施例では、装置幅方向に間隔をおいてスライダ部材56とカム部材58とを接触させることにより、前記回転モーメントに抗することが可能となる。したがって、キャリッジ36を装置幅方向に円滑に移動させることができる。
<<<ギャップ調整手段におけるギャップの切換について>>>
次いで、ギャップ調整手段54におけるギャップPGの調整について説明する。装置本体12には、図示しないがキャリッジ36の移動領域内においてカム部材58の突出部58eと係合可能な位置と係合しない位置とを変位可能な係合部が設けられている。
前記係合部(不図示)がカム部材58の突出部58eと係合可能な位置にある際、キャリッジ36を移動させるとカム部材58の突出部58eと前記係合部(不図示)とが係合する。突出部58eと前記係合部(不図示)とが係合した状態において、キャリッジ36を装置幅方向に移動させるとカム部材58はキャリッジ36の筐体52及びスライダ部材56に対して相対移動する。
尚、カム部材58は、当該カム部材58の突出部58eが前記係合部(不図示)によって装置幅方向における動きを拘束された状態で、キャリッジ36が移動することにより筐体52およびスライダ部材56に対して相対移動する。したがって、ギャップ調整手段54におけるギャップPG切り替え時において、実際にX軸方向に変位するのは筐体52及びスライダ部材56となる。
図10(A)及び図10(B)を参照するに、カム部材58の突出部58eが前記係合部(不図示)と係合した状態で、キャリッジ36を移動させることによりカム部材58は装置幅方向において筐体52及びスライダ部材56に対して相対移動する。この際、スライダ部材56の支持部56bに支持されているカム面60も、支持部56bに対して相対移動する。
ここで、図10(A)においてカム部材58が前記係合部(不図示)により装置幅方向における動きを拘束された状態で、筐体52及びスライダ部材56をカム部材58に対して図10(A)における+X軸方向に移動させる。これにより、支持部56bはカム面60の第1当接部60aと接触している状態から、第2当接部60b、第3当接部60c及び第4当接部60dの順に移動距離に応じて接触状態を切り換えていく。尚、図10(B)は支持部56bがカム面60の第1当接部60aと接触している状態から第2当接部60bと接触している状態に切り換わった状態を示している。
その結果、第1当接部60aから第4当接部60dに向けて順に当接部の厚みが増えていくので、装置高さ方向においてガイド部材55とキャリッジ36の筐体52との距離が大きくなる。つまり、プラテン40に支持された用紙Pの記録面と記録ヘッド38との距離、すなわちギャップPGが大きくなる。
一方で、カム部材58が前記係合部(不図示)により装置幅方向における動きを拘束され、スライダ部材56の支持部56bと第4当接部60dとが接触している状態(不図示)から、筐体52及びスライダ部材56をカム部材58に対して図10(A)における−X軸方向に移動させる。これにより、支持部56bはカム面60の第4当接部60dと接触している状態から、第3当接部60c、第2当接部60b及び第1当接部60aの順に移動距離に応じて接触状態を切り換えていく。
その結果、第4当接部60dから第1当接部60aに向けて順に当接部の厚みが減っていくので、装置高さ方向においてガイド部材55とキャリッジ36の筐体52との距離が小さくする。つまり、プラテン40に支持された用紙Pの記録面と記録ヘッド38との距離、すなわちギャップPGが小さくなる。
以上のようにカム部材58を筐体52及びスライダ部材56に対して装置幅方向(X軸方向)に相対移動させることによりギャップPGを変化させることができる。尚、支持部56bと第1当接部60aとが当接している状態におけるギャップをPG1とし、支持部56bと第2当接部60bとが当接している状態におけるギャップをPG2とし、支持部56bと第3当接部60cとが当接している状態におけるギャップをPG3とし、支持部56bと第4当接部60dとが当接している状態におけるギャップをPG4とする。
また、スライダ部材56の支持部56bがカム部材58の第1当接部60a、第2当接部60b、第3当接部60c、第4当接部60dのいずれと当接しているかは、キャリッジ36を駆動させる駆動源(駆動モーター)(不図示)の電流値の増加と、キャリッジ36の移動方向と、キャリッジ36の移動量とから検出することができる。
すなわち、駆動源(駆動モーター)(不図示)の電流値増加により、ギャップPGが最小か、あるいは最大かを判断することができ、キャリッジ36の移動方向により、ギャップPGが大きくなる側に変化するか小さくなる側に変化するかを判断することができる。尚、キャリッジ36の移動量についてはリニアエンコーダー(不図示)等のキャリッジ36の移動量を検出する手段により検出することができる。
尚、本実施例では、ギャップPGがPG1にある際は普通紙の記録を実行し、ギャップPGがPG2にある際は、普通紙における両面記録および媒体の一例である厚紙や写真等の記録が実行される。また、ギャップPGがPG4にある際は、媒体の一例である封筒への記録が実行される。尚、ギャップPGがPG1やPG2の設定で媒体に記録を実行すると媒体に擦れが生じる場合は、ギャップPGをPG2よりも大きいPG3に設定することにより媒体に擦れが生じることを回避することができる。
<<<ギャップPG1におけるギャップ規制手段について>>>
再度、図5、図10(A)及び図10(B)を参照してギャップPG1におけるギャップ変化を規制する手段について説明する。スライダ部材56には規制部56cが設けられている。規制部56cは庇状に形成されている。装置幅方向においてカム部材58がスライダ部材56に対してギャップPG1、すなわち支持部56bが第1当接部60aと接している状態では、庇状の規制部56cはカム部材58の上面58aと係合している(図10(A)参照)。この状態では、カム部材58はスライダ部材56に対して装置高さ方向(図10(A)におけるZ軸方向)への変位が規制される規制状態である。すなわち、ギャップPG1が維持される。
一方で、規制状態つまりギャップPG1の状態から、カム部材58をスライダ部材56に対して装置幅方向に相対移動させると、カム部材58の上面58aに対して庇状の規制部56cの位置が変化し、上面58aと規制部56cとの係合状態が解消される(図10(B)参照)。その結果、規制部56cにおけるカム部材58の装置高さ方向における規制が解除される。つまり、スライダ部材56に対してカム部材58が装置高さ方向に変位することが可能となり、ギャップPGを変化させることが可能となる。この状態を非規制状態とする。尚、本実施例では、ギャップ調整手段54においてギャップPG1にある状態が規制状態であり、ギャップPG2、PG3及びPG3にあるときを非規制状態としている。
<<<キャッピング時におけるキャリッジの変位規制手段について>>>
次いで、図3、図6(B)、図9及び図12を参照してホームポジションにおけるキャリッジ36の装置高さ方向における変位規制手段について説明する。
ガイド部材55においてホームポジションに位置する装置幅方向における−X軸方向側の端部には、庇状の規制部55a、55b(図9参照)が設けられている。キャリッジ36がホームポジションに位置した状態において、規制部55aは、第1被規制部56fの上方に位置する。また、規制部55bは第2被規制部56gの上方に位置する。
つまり、キャリッジ36がホームポジションに位置し、キャップ部材78が記録ヘッド38を覆う際、キャップ部材78はキャリッジ36を上方に持ち上げようとする。ここで、カム部材58は上面58a及び掛止部58bにより筐体52に対して拘束されているので、カム部材58はキャリッジ36の筐体52とともに上方に変位しようとする。さらに、スライダ部材56とカム部材58とが前述のギャップPG1における規制状態にあると、カム部材58はスライダ部材56に対して装置高さ方向における変位を規制されている状態であるので、筐体52、スライダ部材56及びカム部材58が一体に装置高さ方向上方に変位することとなる。
この際、スライダ部材56が装置高さ方向上方に持ち上げられようとするので、規制部55a、55bは第1被規制部56f及び第2被規制部56gとそれぞれ係合する。そして、規制部55a、55bはスライダ部材56、ひいてはギャップ調整手段54を介してキャリッジ36の装置高さ方向上方への変位を規制する。
次に、スライダ部材56とカム部材58とが被規制状態、つまりPG2、PG3及びPG4では、カム部材58はスライダ部材56に対して装置高さ方向に変位可能であるので、筐体52とカム部材58とが装置高さ方向上方に変位しようとする。尚、この際、スライダ部材56は規制部55a、55bにより装置高さ方向上方への変位が規制されている状態である。
ここで、図2及び図12を参照するに装置本体12に設けられたフレーム64に取り付けられた取付金具66に係合部材68が設けられている。係合部材68はキャリッジ36の上方に位置し、取付金具66に対して装置高さ方向にスライド移動可能に取り付けられている。係合部材68と取付金具66との間には付勢部材70、70が設けられている。付勢部材70は、係合部材68が装置高さ方向上方に変位した際、装置高さ方向下方に向かって係合部材68を付勢する。本実施例において付勢部材70はばねとして構成されている。
本実施例では、ギャップPG3及びPG4のいずれかにおいて、キャリッジ36が前記キャップ部材によりキャッピングされた際、装置高さ方向上方に持ち上げられると、係合部材68はキャリッジ36の筐体52の一部と接触する。そして、付勢部材70の付勢力が係合部材68を介してキャリッジ36に伝達される。その結果、付勢部材70の付勢力がキャップ部材78のキャリッジ36を持ち上げようとする力に抗して、キャリッジ36をギャップPG3またはギャップPG4の状態で保持することができる。
尚、本実施例では図16(A)及び図16(B)に示すようにギャップPG2の状態において、記録ヘッド38がキャップ部材78によりキャッピングされると、カム部材58は掛止部58b(図9参照)によりキャリッジ36の筐体52と係合するので、キャリッジ36の筐体52とカム部材58とが装置高さ方向においてキャップ部材78により装置高さ方向上方に持ち上げられて、スライダ部材56から離間した状態(図16(B)参照)となる。
つまり、カム部材58は、キャリッジ36の筐体52と一体でギャップPGが変化する方向に変位するので、筐体52がスライダ部材56に対してギャップPGが変化する方向に変位する際、カム部材58における筐体52と接する側とスライダ部材56と接する側との摩擦力の差によりカム部材58に捻れが生じることを抑制することができる。
また、本実施例では、押圧部材62が装置奥行き方向においてスライダ部材56を介してカム部材58をキャリッジ36の筐体52に押圧していることから、筐体52とカム部材58との間にカム部材58の重量とキャリッジ36の加減速時の加速度とを掛け合わせた慣性力以上の静止摩擦力が生じる。その結果、装置高さ方向においてスライダ部材56とカム部材58とが離間した状態においてもカム部材58が筐体52に対して装置幅方向に変位することを抑制することができる。
上記説明をまとめると本実施例における記録装置は、キャリッジ36の筐体52とスライダ部材56に対して第1の方向である装置幅方向に相対的に移動することにより筐体52と用紙Pとの間のギャップPGを変化させるカム部材58を装置幅方向及びギャップが変化する方向である装置高さ方向と交差する装置奥行き方向においてキャリッジ36の筐体52に対して押圧する押圧部材62を備えている。これにより、キャップ部材78が記録ヘッド38をキャッピングした際、筐体52が持ち上げられ、カム部材58とスライダ部材56とがギャップPGが変化する方向において離間しても、カム部材58は押圧部材62により筐体52に押圧されているので、カム部材58がキャリッジ36の筐体52及びスライダ部材56に対して相対移動することを抑制することができる。また、カム部材58の筐体52に対する相対移動を抑制するために必要な力はカム部材58の重量とキャリッジ36の加減速時の加速度とを掛け合わせた慣性力以上であればよいので、押圧部材62の押圧力を小さくすることができる。その結果、小さな荷重でカム部材58がキャリッジ36の筐体52及びスライダ部材56に対して相対移動することを規制することができる。
また、キャリッジ36の筐体52にカム部材58を押圧する押圧力がギャップPGが変化する方向には作用しない。したがって、前記押圧力がギャップ調整手段54によるギャップPG切換時における余計な負荷となることがなく、ギャップPG切換時における負荷を低減することができる。
また、本実施例では、装置高さ方向においてキャリッジ36の筐体52とカム部材58とが離間しても装置奥行き方向でカム部材58を筐体52に押圧することが可能である。その結果、カム部材58と筐体52との間には静止摩擦力が作用しているので、装置高さ方向においてキャリッジ36の筐体52とカム部材58とが離間した状態においてもカム部材58が装置幅方向に不用意に動くことを抑制することができる。また、キャリッジ36に対してカム部材58を押圧する力が小さくても、キャリッジ36の加減速に追従することができる。したがって、キャリッジ36に対するカム部材58の保持構造を簡素化することができ、装置の小型化を図ることができる。
また、本実施例によれば、押圧部材62はスライダ部材56を介してカム部材58を押圧する。ここで一例として押圧部材62をばねとすると、カム部材58を直接押圧する構成においてカム部材58がキャリッジ36とともにスライダ部材56に対して相対移動した際、前記ばねもカム部材58の移動に応じて曲がることになりカム部材58を押圧する力の方向が変化する。その結果、カム部材58を安定してキャリッジ36に押圧することができなくなる。本実施例では、押圧部材62はスライダ部材56を介してカム部材58を押圧するので、カム部材58が移動しても押圧部材62の押圧する力の方向は変化しない。その結果、押圧部材62はカム部材58を安定してキャリッジ36に押圧することができる。
また、本実施例によれば、カム部材58は装置幅方向に間隔をおいて少なくとも2箇所のスライダ部材56の接触部56dにより押圧されている。ここでカム部材58が装置幅方向において1箇所で押圧されていると、キャリッジ36の加速時又は減速時に該キャリッジ36に生じる回転モーメントによりカム部材58とスライダ部材56との間に捻れが生じる虞がある。本実施例では、カム部材58は装置幅方向に間隔をおいて少なくとも2箇所で押圧されているのでカム部材58とスライダ部材56との間に捻れが生じる虞を抑制することができる。その結果、捻れが生じてキャリッジ36の装置幅方向における移動が不安定となり記録品質の低下が生じることを抑制できる。
また、本実施例によれば、押圧部材62は装置幅方向において少なくとも2箇所の押圧位置である接触部56dと第2接触部58dとの間でスライダ部材56を押圧しているので、押圧部材62の押圧力をスライダ部材56を介して均等に2箇所の押圧位置、つまり接触部56dと第2接触部58dとの間でカム部材58に作用させることができ、カム部材58を一様にキャリッジ36の筐体52に押圧することができる。
また、本実施例によれば、スライダ部材56はカム部材58と接触して装置高さ方向へのカム部材58の変位を規制する規制部56c、56cを備えているので、スライダ部材56とカム部材58とが規制状態にある場合においてキャリッジ36のギャップPGを確実に維持することができる。例えば、規制状態におけるギャップPGの位置を最も記録回数が多い普通紙のギャップ位置PG1とすると、普通紙の記録品質を容易に維持することができる。
<<<第1の実施例の変更例>>>
(1)本実施例において、押圧部材62はスライダ部材56の装置幅方向中央部の1箇所に設ける構成としたが、この構成に代えて装置幅方向に間隔をおいて複数設ける構成としてもよい。
(2)本実施例において、カム部材58の第2接触部58dと接触するスライダ部材56の接触部56dを装置幅方向に間隔をおいて2箇所設ける構成としたが3箇所以上設ける構成としてもよい。
(3)本実施例において、押圧部材62は圧縮ばねとして構成したが、この構成に代えて、板ばねとして構成してもよく、弾性体として構成してもよく、磁力を利用するもので構成してもよい。
(4)本実施例においてキャップ部材78のキャッピング動作はギャップPGが変化する方向への移動とともにキャリッジ36の装置幅方向における移動も含めたものであるが、この構成に代えて、キャップ部材78のキャッピング動作はギャップPGが変化する方向への移動のみであってもよい。
■■■第2の実施例■■■■
図13を参照して第2の実施例について説明する。本実施例では、カム部材58をスライダ部材56を介して筐体52に押圧するのではなく、筐体52とカム部材58との間に設けられた弾性体の弾性力によりカム部材58をスライダ部材56に付勢する点で第1の実施例と相違する。
図13に示すように、ギャップ調整手段72において、装置奥行き方向におけるキャリッジ36の筐体52とカム部材58との間には弾性部材74が配置されている。本実施例において弾性部材74は、軸線方向が装置高さ方向である円筒状の部材、つまりゴムローラーとして構成されている。
また、本実施例においてスライダ部材56は、装置奥行き方向背面側への変位を筐体52の変位規制部76により規制されている。本実施例では、装置奥行き方向において筐体52とカム部材58との間に弾性部材74が配置されている。また、装置奥行き方向において筐体52における弾性部材74との接触部と変位規制部76との間の距離は装置奥行き方向におけるスライダ部材56の寸法、カム部材58の寸法及び弾性部材74の寸法の合計よりも小さく設定されている。すなわち、弾性部材74を筐体52とカム部材58との間に配置した際、弾性部材74が潰れるように設定されている。
その結果、弾性部材74は元の形状に戻ろうとしてカム部材58をスライダ部材56に対して付勢する。スライダ部材56は変位規制部76により装置背面側への変位を規制されているので、カム部材58はスライダ部材56側から反力を受ける。つまり、カム部材58と弾性部材74との間に摩擦が生じる。つまり、筐体52と弾性部材74、弾性部材74とカム部材58との間には、それぞれ静止摩擦力が生じている。
本実施例によれば、キャリッジ36とカム部材58との間に該カム部材58をスライダ部材56に対して付勢する弾性部材74を備えている。カム部材58はスライダ部材56からの反力を受けて弾性部材74を介してキャリッジ36に付勢されることとなる。これにより、キャップ部材78が記録ヘッド38をキャッピングした際、筐体52が持ち上げられ、カム部材58とスライダ部材56とがギャップPGが変化する方向において離間しても、カム部材58は筐体52に押圧されているので、カム部材58がキャリッジ36の筐体52及びスライダ部材56に対して相対移動することを抑制することができる。また、カム部材58の筐体52に対する相対移動を抑制するために必要な力はカム部材58の重量とキャリッジ36の加減速時の加速度とを掛け合わせた慣性力以上であればよいので、弾性部材74の付勢力を小さくすることができる。その結果、小さな荷重でカム部材58がキャリッジ36の筐体52及びスライダ部材56に対して相対移動することを規制することができる。また、カム部材58の筐体52に対する相対移動を抑制するために必要な力はカム部材58の重量とキャリッジ36の加減速時の加速度とを掛け合わせた慣性力以上であればよいので、弾性部材74の付勢力を小さくすることができる。その結果、小さな荷重でカム部材58がキャリッジ36の筐体52及びスライダ部材56に対して相対移動することを規制することができる。
また、弾性部材74からの付勢力及びスライダ部材56からの反力はギャップPGが変化する方向には作用しない。したがって、前記付勢力及び前記反力がギャップ調整手段72によるギャップPGの切換時における余計な負荷となることがなく、ギャップPGの切換時における負荷を低減することができる。
また、本実施例によれば、弾性部材74は装置高さ方向に弾性部材74の軸線が延びている円筒部材であることからカム部材58が装置幅方向に移動してギャップPGを切り換える際、円筒部材はキャリッジ36とカム部材58との間で回転し、カム部材58の摺動抵抗を小さくすることができる。すなわち、ギャップ調整手段72におけるギャップPGの切換時における負荷を低減することができる。
また、本実施例によれば、カム部材58は装置幅方向に間隔をおいて少なくとも2箇所で弾性部材74に付勢されている。ここでカム部材58が装置幅方向において1箇所で弾性部材74により付勢されていると、キャリッジ36の加速時又は減速時に該キャリッジ36に生じる回転モーメントによりカム部材58とスライダ部材56との間、あるいはカム部材58と弾性部材74との間に捻れが生じる虞がある。本実施例では、カム部材58は装置幅方向に間隔をおいて少なくとも2箇所で弾性部材74により付勢されているのでカム部材58とスライダ部材56との間、あるいはカム部材58と弾性部材74との間に捻れが生じる虞を抑制することができる。その結果、捻れが生じてキャリッジ36の装置幅方向における移動が不安定となり記録品質の低下が生じることを抑制できる。
<<<第2の実施例の変更例>>>
(1)本実施例では、弾性部材74を装置幅方向に間隔をおいて2箇所設ける構成としたが、装置幅方向において3箇所以上であってもよい。
(2)本実施例において、弾性部材74はゴムローラーとしたが、金属性または樹脂製の円筒部材であってもよい。
■■■第3の実施例■■■■
図14を参照して第3の実施例について説明する。本実施例では、押圧部材62はスライダ部材56を介さずに直接カム部材58を押圧している点で第1の実施例と相違する。
本実施例では、図14に示すように押圧部材62の一端がキャリッジ36の筐体52に取り付けられ、他端はカム部材58を付勢している。また、押圧部材62は、図示しないが装置幅方向において間隔をおいて少なくとも2つ以上設けられている。本実施例では、押圧部材62は装置幅方向に間隔をおいて2箇所でカム部材58を押圧している。尚、スライダ部材56はカム部材58と係合し、ガイド部材55上を摺動可能に構成されている。
本実施例によれば、カム部材58は装置幅方向に間隔をおいて少なくとも2箇所で押圧部材62により押圧されている。ここでカム部材58が装置幅方向において1箇所で押圧されていると、キャリッジ36の加速時又は減速時に該キャリッジ36に生じる回転モーメントによりカム部材58と押圧部材62との間に捻れが生じる虞がある。本実施例では、カム部材58は装置幅方向に間隔をおいて少なくとも2箇所で押圧されているのでカム部材58と押圧部材62との間に捻れが生じる虞を抑制することができる。その結果、捻れが生じてキャリッジ36の装置幅方向における移動が不安定となり記録品質の低下が生じることを抑制できる。
<<<第3の実施例の変更例>>>
(1)本実施例において、押圧部材62はスライダ部材56の装置幅方向において間隔をおいて2箇所に設ける構成としたが、この構成に代えて装置幅方向に間隔をおいて複数設ける構成としてもよい。
(2)本実施例において押圧部材62をカム部材58の装置高さ方向における変位に追従する構成としてもよい。具体的には、筐体52に取り付けられた押圧部材62の一端を装置高さ方向に変位するように構成することができる。このように構成すれば、押圧部材62は装置高さ方向においてカム部材58の変位に追従可能となる。その結果、カム部材58が筐体52とともに装置高さ方向に変位しても押圧部材62のカム部材58への押圧方向が変化することがなく、押圧部材62は安定してカム部材58をキャリッジ36の筐体52に向けて押圧することができる。
<<<第1ないし第3の実施例における変更例>>>
本実施例において、キャリッジ36の筐体52は、インクカートリッジを収容する部分と記録ヘッド38を保持する部分とを一体に構成したが、この構成に代えて、筐体52において前記キャリッジ駆動機構(不図示)を備えるとともに前記インクカートリッジを収容する部分と記録ヘッド38を保持する部分とを別体とし、記録ヘッド38がキャップ部材78によりキャッピングされた際、前記インクカートリッジを収容する部分を前記記録ヘッド38を保持する部分の変位に連動しないように構成してもよい。このように構成すれば、記録ヘッド38がキャップ部材78によりキャッピングされた際、筐体52において前記インクカートリッジを収容する部分は、記録ヘッド38を保持する部分の装置高さ方向における変位に連動しないので、前記キャリッジ駆動機構(不図示)の装置高さ方向に位置が変わることが無く、前記キャリッジ駆動機構(不図示)におけるベルトの負荷を一定に保つことができる。
また、本実施形態では本発明に係るギャップ調整手段54、72を記録装置の一例としてのインクジェットプリンターに適用したが、その他液体噴射装置一般に適用することも可能である。
ここで、液体噴射装置とは、インクジェット式記録ヘッドが用いられ、該記録ヘッドからインクを吐出して被記録媒体に記録を行うプリンター、複写機及びファクシミリ等の記録装置に限らず、インクに代えてその用途に対応する液体を前記インクジェット式記録ヘッドに相当する液体噴射ヘッドから被記録媒体に相当する被噴射媒体に噴射して、前記液体を前記被噴射媒体に付着させる装置を含むものである。
液体噴射ヘッドとして、前記記録ヘッドの他に、液晶ディスプレー等のカラーフィルター製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレーや面発光ディスプレー(FED)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド、精密ピペットとしての試料噴射ヘッド等が挙げられる。
尚、本発明は上記実施例に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で、種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれるものであることは言うまでもない。
10 プリンター、12 装置本体、14 画像読取装置、16 用紙収容カセット、
18 ピックアップローラー、20 給送部、22 給送ローラー、
24 第1給送従動ローラー、26 第2給送従動ローラー、28 搬送部、
30 搬送駆動ローラー、32 搬送従動ローラー、34 記録部、
36、84 キャリッジ、38、86 記録ヘッド、40 プラテン、42 排出部、
44 排出駆動ローラー、46 排出従動ローラー、48 排出スタッカー、
50 反転経路、52、94 筐体、52a 当接部、54、72 ギャップ調整手段、55 ガイド部材、55a、55b、56c 規制部、56 スライダ部材、
56a スライダ部、56b 支持部、56d 接触部、56e 押圧部材収容部、
56f 第1被規制部、56g 第2被規制部、58 カム部材、58a 上面、
58b 掛止部、58c 第1接触部、58d 第2接触部、58e 突出部、
60 カム、60a 第1当接部、60b 第2当接部、60c 第3当接部、
60d 第4当接部、62 押圧部材、64 フレーム、66 取付金具、
68 係合部材、70 付勢部材、74 弾性部材、76 変位規制部、
78、88 キャップ部材、80、90 係合部、82、92 スリット、P 用紙、
PG、PG1、PG2、PG3、PG4 ギャップ

Claims (11)

  1. 媒体に記録を行う記録ヘッドを筐体に備えた、第1の方向に移動可能なキャリッジと、
    前記第1の方向に延設され、前記キャリッジを支持するとともに前記キャリッジを前記第1の方向に案内するガイド部材と、
    前記ガイド部材に対して前記筐体の位置を調整することにより前記媒体と前記記録ヘッドとの間のギャップを調整するギャップ調整手段と、
    前記ギャップが変化する方向に沿った方向に移動可能であり、前記記録ヘッドをキャップするキャップ部材と、
    を備え、
    前記ギャップ調整手段は、
    前記キャリッジに設けられて該キャリッジと一緒に移動し、
    前記キャリッジの移動に伴い前記ガイド部材の上面をスライドするスライダ部材と、
    前記筐体の一部と前記スライダ部材との間に介在し、前記筐体と前記スライダ部材に対して前記第1の方向に相対的に移動することにより前記キャリッジの筐体を前記ギャップが変化する方向に変位させる形状を備えたカム部材と、
    前記第1の方向及び前記ギャップが変化する方向と交差する第2の方向において、前記スライダ部材を介して前記カム部材を前記キャリッジの筐体に対して押圧する押圧部材と、
    を有し、
    前記押圧部材の押圧力は、前記キャリッジと一緒に移動する前記スライダ部材及び前記カム部材と、前記キャリッジの筐体に作用し、前記キャリッジと一緒に移動しない他の構成部材には作用しない、
    ことを特徴とする記録装置。
  2. 請求項1に記載の記録装置において、前記カム部材は前記キャリッジの筐体に係合している、
    ことを特徴とする記録装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の記録装置において、前記押圧部材は、前記スライダ部材を介して前記カム部材を前記キャリッジの筐体に押圧する、
    ことを特徴とする記録装置。
  4. 請求項3に記載の記録装置において、前記カム部材は前記第1の方向に間隔をおいて少なくとも2箇所で前記スライダ部材により押圧されている、
    ことを特徴とする記録装置。
  5. 請求項4に記載の記録装置において、前記押圧部材は前記第1の方向において前記少なくとも2箇所の押圧位置の間で前記スライダ部材を押圧している、
    ことを特徴とする記録装置。
  6. 請求項1または請求項2に記載の記録装置において、前記カム部材は前記第1の方向に間隔をおいて少なくとも2箇所で前記押圧部材により押圧されている、
    ことを特徴とする記録装置。
  7. 請求項1から請求項6に記載の記録装置において、前記押圧部材は、前記ギャップが変化する方向において前記キャリッジの変位に追従可能である、
    ことを特徴とする記録装置。
  8. 媒体に記録を行う記録ヘッドを筐体に備えた、第1の方向に移動可能なキャリッジと、
    前記第1の方向に延設され、前記キャリッジを支持するとともに前記キャリッジを前記第1の方向に案内するガイド部材と、
    前記ガイド部材に対して前記筐体の位置を調整することにより前記媒体と前記記録ヘッドとの間のギャップを調整するギャップ調整手段と、
    前記ギャップが変化する方向に沿った方向に移動可能であり、前記記録ヘッドをキャップするキャップ部材と、
    を備え、
    前記ギャップ調整手段は、
    前記キャリッジに設けられて該キャリッジと一緒に移動し、
    前記キャリッジの移動に伴い前記ガイド部材の上面をスライドするスライダ部材と、
    前記筐体の一部と前記スライダ部材との間に介在し、前記筐体と前記スライダ部材に対して前記第1の方向に相対的に移動することにより前記キャリッジの筐体を前記ギャップが変化する方向に変位させる形状を備えたカム部材と、
    前記第1の方向及び前記ギャップが変化する方向と交差する第2の方向において前記キャリッジの筐体と前記カム部材との間に設けられ、前記カム部材を前記スライダ部材に対して付勢する弾性部材と、
    を有し、
    前記弾性部材の弾性力は、前記キャリッジと一緒に移動する前記スライダ部材及び前記カム部材と、前記キャリッジの筐体に作用し、前記キャリッジと一緒に移動しない他の構成部材には作用しない、
    することを特徴とする記録装置。
  9. 請求項8に記載の記録装置において、前記弾性部材は、前記ギャップが変化する方向に前記弾性部材の軸線が延びている円筒部材である、
    ことを特徴とする記録装置。
  10. 請求項8または請求項9に記載の記録装置において、前記カム部材は前記第1の方向に
    間隔をおいて少なくとも2箇所で前記弾性部材に付勢されている、
    ことを特徴とする記録装置。
  11. 請求項1から請求項10に記載の記録装置において、前記スライダ部材は前記カム部材と接触して前記ギャップが変化する方向へのカム部材の変位を規制する規制部を備え、
    前記ギャップ調整手段は、前記規制部により前記カム部材の前記ギャップが変化する方向への変位を規制する規制状態と、前記カム部材を前記スライダ部材に対して相対移動させることにより前記規制状態が解除される非規制状態とを切換可能である、
    ことを特徴とする記録装置。
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