JP4475412B2 - 駆動ローラ軸の移動量規制装置 - Google Patents

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Description

本発明は、駆動ローラ軸の軸方向の移動量を所定の範囲内に保つように規制する駆動ローラ軸の移動量規制装置および該駆動ローラ軸の移動量規制装置を備えた記録装置に関する。
更に本発明は、インク等の液体をそのヘッドから吐出(噴射)して被記録材(被液体噴射材)に記録を実行する(液体を付着する)インクジェット式記録装置などの液体噴射装置及び該液体噴射装置において設けられる駆動ローラ軸の移動量規制装置に関するものである。
ここで液体噴射装置とは、インクジェット式記録ヘッドが用いられ、該記録ヘッドからインクを吐出して被記録材に記録を行なうプリンタ、複写機およびファクシミリ等の記録装置に限らず、インクに代えてその用途に対応する液体を前記記録ヘッドに相当する液体噴射ヘッドから被記録材に相当する被液体噴射材に噴射して、前記液体を前記被液体噴射材に付着させる装置を含む意味で用いる。
液体噴射ヘッドとして、前記記録ヘッドの他に、液晶ディスプレー等のカラーフィルター製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレーや面発光ディスプレー(FED)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド、精密ピペットとしての試料噴射ヘッド等が挙げられる。
以下、インクジェット式記録装置あるいは液体噴射装置の一例であるインクジェットプリンタを例に採って説明する。
インクジェットプリンタには、下記の特許文献1に示すように、搬送用駆動ローラの駆動ローラ軸101に対してモータが停止した時に該駆動ローラ軸101が速やかに減速できるようにブレーキ機構102が設けられている。このブレーキ機構102は、圧縮コイルばね103を使用して摩擦部材104を駆動ローラ軸101を支承するローラ軸支承部105に押し当てることによって制動力を得ている。
しかし、インクジェットプリンタの輸送時等に駆動ローラ軸101の軸方向に大きな荷重が掛かると、上記圧縮コイルばね103が完全に縮み切った状態になってしまい、本来の弾性力を発揮し得ない場合が生じ得る。このような場合には、駆動ローラ軸の軸方向への移動に伴う衝撃力が直接駆動ローラ軸を支承するローラ軸支承部105やプリンタ本体のフレーム106やケーシング等に作用して破損をもたらすことがある。また、当該破損に至らなくても、モータからの駆動力を駆動ローラ軸に伝達するための歯車列の一部の歯車が外れたり、位置ずれが生ずる等の不具合が発生するおそれがある。
そして、上記のような破損や不具合を解消するために、駆動ローラ軸101の軸方向に大きな荷重が掛かった場合でも駆動ローラ軸101が必要以上に大きく移動しないようにする円筒形状のスリーブ部材107が、図8に示すように、圧縮コイルばね103の外側に圧縮コイルばね103を被覆するようにして設けられていた。しかし、上記スリーブ部材107は、駆動ローラ軸101の軸方向に自由に移動できる状態で設けられていたため、インクジェットプリンタを大きく傾けた時や、インクジェットプリンタの輸送時等において、スリーブ部材107がローラ軸支承部105や移動規制部材108に激しく衝突して異音を発生させたり、駆動ローラ軸101の負荷変動をもたらす場合があった。
特開2002−19991号公報
本発明は、このような背景技術及び背景技術が抱えていた問題点の存在を踏まえてなされたものであって、移動量規制スリーブの自由な移動を規制することによって移動量規制スリーブの衝突音の発生と駆動ローラ軸の負荷変動と周辺部材への当該負荷変動の伝搬を防止すると共に、移動量規制スリーブの所定の範囲内での弾性的な移動を許容することによって駆動ローラ軸の軸方向への移動に伴う衝撃力を和らげ、固定部材側への衝撃力の伝達を防止することのできる安価な駆動ローラ軸の移動量規制装置及び該駆動ローラ軸の移動量規制装置を備えた記録装置等を提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために本発明の第1の態様に係る駆動ローラ軸の移動量規制装置は、駆動ローラ軸の軸方向の移動量を所定の範囲内に保つように規制する駆動ローラ軸の移動量規制装置であって、前記駆動ローラ軸の移動量規制装置は記録装置本体に対して固定状態で設けられるローラ軸支承部と、該ローラ軸支承部によって軸周りに回転可能で軸方向に移動可能な状態で支承されている駆動ローラ軸に対して一体に移動し得るように取り付けられる移動規制部材と、前記駆動ローラ軸に対して一定の間隙を有するように外嵌めされると共に、前記ローラ軸支承部と移動規制部材との間に移動可能空間を形成した状態で設けられる移動量規制スリーブと、記録装置本体に対して固定状態で設けられる固定部材と、該固定部材に対して前記移動量規制スリーブを軸方向に移動可能な状態で連結する弾性連結片とを備えていることを特徴とするものである。
本発明の第1の態様によれば、移動量規制スリーブと固定部材を弾性連結片によって連結するという構成を採用することによって、移動量規制スリーブの自由な移動が規制されるから、移動量規制スリーブの衝突音の発生と駆動ローラ軸の負荷変動を防止することができる。また、移動量規制スリーブの所定の範囲内での弾性的な移動は許容されているから、駆動ローラ軸の軸方向への移動に伴う衝撃力は和らげられ、固定部材側への衝撃力の伝達が防止される。
本発明の第2の態様に係る駆動ローラ軸の移動量規制装置は、本発明の第1の態様において、前記駆動ローラ軸はホッパと給送用ローラとの挟圧送り作用によって給送された被記録材を記録ヘッドとプラテンとが対向している記録ポジションに導く搬送用ローラにおける搬送用駆動ローラ用の駆動ローラ軸であることを特徴とするものである。
本発明の第2の態様によれば、ブレーキ機構を備えている駆動ローラ軸の負荷変動等を防止することができる。尚、ブレーキ機構は、被記録材の終端が圧接状態にある搬送用駆動ローラと搬送用従動ローラとから離れる瞬間において被記録材の搬送速度が一時的に速くなって被記録材の終端が上下に暴れてヘッド擦れ等を生じさせる俗に「蹴飛ばし」と呼ばれている現象を防止する目的で設けられている。
本発明の第3の態様に係る駆動ローラ軸の移動量規制装置は、本発明の第1または第2の態様において、前記固定部材は駆動ローラ軸に取り付けられる駆動ローラと該駆動ローラに対して圧接される従動ローラとの間に被記録材を導くように案内する案内部材であることを特徴とするものである。
本発明の第3の態様によれば、被記録材の搬送を案内する既存の案内部材を固定部材として利用しているから、部品の有効利用が図れ、部品点数の減少によって製品コストの削減に寄与し得る。
本発明の第4の態様に係る駆動ローラ軸の移動量規制装置は、本発明の第1〜第3のいずれか1つの態様において、前記弾性連結片は所定の間隔を隔てて平行に設けられる2本の連結要素によって構成されていることを特徴とするものである。
本発明の第4の態様によれば、2本の連結要素と移動量規制スリーブと固定部材とがあたかも平行リンク機構のように機能するから、2本の連結要素の撓み変形によって、移動量規制スリーブは傾くことなく水平姿勢を維持した状態で所定量円滑に移動し得るようになる。
本発明の第5の態様に係る駆動ローラ軸の移動量規制装置は、本発明の第1〜第4のいずれか1つの態様において、前記ローラ軸支承部と移動規制部材とによって挟まれた空間にはローラ軸支承部側から支承部側摩擦部材、圧縮コイルばね及び規制部材側摩擦部材が配置された駆動ローラ軸を速やかに減速させるためのブレーキ機構が設けられており、前記移動可能空間は駆動ローラ軸の速やかな減速を可能にする前期圧縮コイルばねの自由な圧縮変形を許容すると共に、該圧縮コイルばねが完全に縮み切る前の段階で前記移動量規制スリーブの端面がローラ軸支承部ないし移動規制部材に、あるいは支承部側摩擦部材ないし規制部材側摩擦部材に当接するような寸法に設定されていることを特徴とするものである。
本発明の第5の態様によれば、ブレーキ機構の所望の制動作用に何ら影響を及ぼすことのないよう、移動量規制スリーブの移動を許容すると共に、急激な移動量規制スリーブの移動を防止することで周辺部材への衝撃力の伝搬を回避することができる。
本発明の第6の態様に係る記録装置は、モータからの駆動力を受けて軸周りに回転可能で軸方向に移動可能な状態で設けられる駆動ローラ軸と、該駆動ローラ軸の軸方向の移動量を所定の範囲内に保つように規制する駆動ローラ軸の移動量規制装置とを備えた記録装置であって、前記駆動ローラ軸の移動量規制装置として本発明の第1〜第5のいずれか1つの態様の駆動ローラ軸の移動量規制装置を適用したことを特徴とするものである。
本発明の第6の態様によれば、移動量規制スリーブと固定部材を弾性連結片によって連結するという構成を採用することによって、移動量規制スリーブの自由な移動が規制されるから、移動量規制スリーブの衝突音の発生と駆動ローラ軸の負荷変動を防止することができる。また、移動量規制スリーブの所定の範囲内での弾性的な移動は許容されているから、駆動ローラ軸の軸方向への移動に伴う衝撃力は和らげられ、固定部材側への衝撃力の伝達が防止される。従って、被記録材の円滑な搬送が実行され、被記録材の記録面全体に亘って高精度の記録が実行されるようになる。
本発明の第7の態様に係る液体噴射装置は、モータからの駆動力を受けて軸周りに回転可能で軸方向に移動可能な状態で設けられる駆動ローラ軸と、該駆動ローラ軸の軸方向の移動量を所定の範囲内に保つように規制する駆動ローラ軸の移動量規制装置とを備えた液体噴射装置であって、前記駆動ローラ軸の移動量規制装置は液体噴射装置本体に対して固定状態で設けられるローラ軸支承部と、該ローラ軸支承部によって軸周りに回転可能で軸方向に移動可能な状態で支承されている駆動ローラ軸に対して一体に移動し得るように取り付けられる移動規制部材と、前記駆動ローラ軸に対して一定の間隙を有するように外嵌めされると共に、前記ローラ軸支承部と移動規制部材との間に移動可能空間を形成した状態で設けられる移動量規制スリーブと、液体噴射装置本体に対して固定状態で設けられる固定部材と、該固定部材に対して前記移動量規制スリーブを軸方向に移動可能な状態で連結する弾性連結片とを備えていることを特徴とするものである。
以下、本願発明に係る駆動ローラ軸の移動量規制装置、該駆動ローラ軸の移動量規制装置を備えた液体噴射装置の一例である記録装置について説明する。最初に本願発明の液体噴射装置、そしてその一例である記録装置を実施するための最良の形態としてインクジェットプリンタ100を採り上げて、その全体構成の概略を図面に基づいて説明する。
図1はインクジェットプリンタの外観を示す斜視図、図2はインクジェットプリンタの内部構造を示す側断面図である。
尚、ここで説明するインクジェットプリンタ100は、図1に示すように液体噴射装置本体の一例である記録装置本体としてのプリンタ本体3の上面前方寄りに上面カバー4、前面上部右隅部に操作ボタン6、前面上部にディスクトレイカバー7、前面下部に排出用スタッカ50、上面後方寄りに自動給送装置2を備えたインクジェットプリンタである。
上面カバー4は、奥部側に設けられる図示しないヒンジ部を回動中心として手前側を上方へ拡開できる開閉式のカバーである。そして、上面カバー4を拡開することによって、プリンタ本体3の内部へのアクセスが可能となり、インクカートリッジの交換等のメンテナンス作業ができるようになっている。また、ディスクトレイカバー7は、図示しないディスクトレイの挿入口を覆っているカバーである。ディスクトレイカバー7は、上部側に設けられる図示しないヒンジ部を回動中心として、下部側を前方に向けて拡開できるようになっている。
そして、ディスクトレイを使用する場合には、ディスクトレイカバー7を拡開し、CD−R、CD−RW、DVD等の光ディスクをラベル面を上にしてディスクトレイにセットし、ディスクトレイの挿入口に挿入する。尚、ディスクトレイを所定の挿入位置まで手挿し挿入すると、ディスクトレイは自動的に搬送経路内に導かれる。排出用スタッカ50は、下部側に設けられる図示しないヒンジ部を回動中心として上部側を手前に拡開できるようになっている。尚、排出用スタッカ50は、記録実行時において拡開され、拡開された排出用スタッカ50の上面が、記録が実行された用紙Pが積畳される載置面51になっている。
また、自動給送装置2は、被液体噴射材の一例である複数枚の被記録材P(以下単に用紙Pともいう)を積畳し得る給送用トレイ5と、給送用トレイ5上の用紙Pを給送用ローラ14に向けて押上げるホッパ16と、ホッパ16との挟圧送り作用によって給送用トレイ5上の上位の用紙Pをピックアップする給送用ローラ14と、最上位の用紙Pのみが給送されるように重送された後続の用紙Pを最上位の用紙Pから分離する分離作用部の一例である図示しない分離パッドと、分離された後続の用紙Pを給送用トレイ5上に戻す図示しない戻し機構とを備えている。
尚、図1において、プリンタ本体3の上面後方寄りの部位に見えているのは、給送用トレイカバー9であり、奥部側に設けられる図示しないヒンジ部を回動中心として、手前側を上方に、そして、斜め後方に向けて拡開することによって内部の給送用トレイ5が使用できるようになっている。また、プリンタ本体3の内部には用紙Pを自動給送し、記録ポジション26、そして排出用スタッカ50に向けて搬送する単票紙用の自動搬送経路が設けられている。
次に、用紙Pの自動搬送経路に従ってインクジェットプリンタ100の内部構造の概略を説明する。先ず、最も搬送方向上流側に用紙Pを積畳する被液体噴射材積畳部の一例である給送用トレイ5が設けられている。また、給送用トレイ5には、用紙Pの一方の側縁(エッジ)に当接し、給送用トレイ5に対して固定状態で設けられる固定エッジガイド15Aと、用紙Pの他方の側縁(エッジ)に当接し、給送用トレイ5に対して用紙Pの幅方向(主走査方向Xとなる)に移動可能な状態で設けられる可動エッジガイド15Bとが設けられている。
これら固定エッジガイド15Aと可動エッジガイド15Bは、用紙Pの幅方向の位置合わせを行うと共に、用紙Pの搬送方向(副走査方向Yとなる)への円滑な搬送を案内する役割を有している。そして、給送用トレイ5上の用紙Pは、給送用ローラ14の回転軸17の回転に伴って、ホッパ16が所定のタイミングで上昇し、給送用ローラ14に向けて押し上げられる。そして、給送用ローラ14の回転に伴って最上面に位置する用紙Pから順番に給送用ローラ14近傍に設けられる分離作用部の一例である図示しない分離パッド等の力を借りて単位数ずつピックアップして搬送方向下流に向って送られる。
給送用ローラ14の下流には、用紙Pの通過を検出する被液体噴射材検出手段の一例である図示しない被記録材検出手段(以下単に検出レバーという)が設けられており、検出レバーの下流には、搬送用駆動ローラ19aと搬送用従動ローラ19bとによって構成される搬送用ローラ19が設けられている。このうち搬送用従動ローラ19bは、搬送用従動ローラ用のローラホルダ18の下流側において軸支され、当該ローラホルダ18は、図示しない回転軸を中心に回動可能に設けられ、且つねじりコイルばね30によって搬送用従動ローラ19bが常に搬送用駆動ローラ19aに圧接したニップ状態になるように回動付勢されている。
また、ローラホルダ18の搬送方向下流には補助押えローラ18cが設けられており、補助押えローラ18cは、図示しない補助押えローラ用のローラホルダに対して従動回転可能に軸支されている。尚、補助押えローラ18cは、用紙P終端の浮き上がりに起因するヘッド擦れを防止する等の目的で設けられている。そして、搬送用ローラ19によって挟圧された状態で搬送される用紙Pは、補助押えローラ18cの下方を通って記録ポジション26に導かれる。
記録ポジション26には、用紙Pに記録を実行する液体噴射実行手段の一例である記録実行手段の主たる構成要素として、主走査方向Xに往復可能に走行し得るキャリッジガイド軸12によって軸支されたキャリッジ10が設けられている。そして、該キャリッジ10の下面には、用紙Pに液体の一例であるインクを吐出(噴射)して記録を実行する液体噴射ヘッドの一例である記録ヘッド13が搭載されている。また、キャリッジ10には液体カートリッジの一例である図示しないインクカートリッジが装着されている。
記録ヘッド13の下方には、記録ヘッド13と対向して記録ヘッド13のヘッド面と用紙Pとの間のプラテンギャップPGを規定するプラテン28が設けられている。そして、キャリッジ10とプラテン28との間に用紙Pを主走査方向Xと直交する副走査方向Yに所定の搬送量で搬送する動作と、記録ヘッド13を主走査方向Xに一往復させる間に記録ヘッド13から用紙Pにインクを噴射する動作とを、交互に繰り返すことによって用紙Pの記録面の全面に亘って所望の記録が実行される。尚、上記プラテンギャップPGは、高精度の記録を実行する上で極めて重要な要素となっており、用紙Pの厚さの変化やディスクトレイ等の使用に応じて適宜調節されるようになっている。
記録ヘッド13の下流には、排出用駆動ローラ20aと、排出用従動ローラ20bとによって構成される被液体噴射材排出手段の一例である排出用ローラ20が設けられている。また、排出用ローラ20の搬送方向下流には、用紙Pの排出を補助する排出用補助ローラ22が設けられている。この排出用補助ローラ22も被液体噴射材排出手段に属し、排出用補助駆動ローラ22aと、排出用補助従動ローラ22bとによって構成されている。そして、排出用補助ローラ22によって排出された用紙Pは、更に搬送方向下流に位置する被液体噴射材受け部の一例である排出用スタッカ50上の載置面51に排出されるようになっている。
排出用従動ローラ20bと排出用補助従動ローラ22bは、その外周に複数の歯を有する歯付きローラであり、それぞれを保持するローラホルダによって自由回転可能に軸支されている。また、上記搬送用従動ローラ19bは、搬送用駆動ローラ19aよりその軸芯位置が幾分搬送方向下流側に位置するように配設されている。このような配設態様をとることによって、用紙Pは搬送用ローラ19と排出用ローラ20との間において僅かに下に凸となる俗に「逆ぞり」と呼ばれている湾曲状態が形成される。これにより、記録ヘッド13に対向する位置にある用紙Pは、プラテン28に押し付けられ、用紙Pの浮き上がりが防止されて正常に記録が実行されるようになっている。
[実施例]
次に、このようなインクジェットプリンタ100に対して設けられる本願発明に係る駆動ローラ軸の移動量規制装置1について説明する。
図3は本発明の駆動ローラ軸の移動量規制装置を適用したプリンタ本体内部のフレーム構造を示す斜視図である。図4は本発明の駆動ローラ軸の移動量規制装置を適用した駆動ローラ軸の端部周辺を示す斜視図、図5は本発明の駆動ローラ軸の移動量規制装置を適用した駆動ローラ軸の端部周辺を示す平面図、図6は本発明の駆動ローラ軸の移動量規制装置の要部を取り外した状態の駆動ローラ軸の端部周辺を示す平面図である。また図7は本発明の駆動ローラ軸の移動量規制装置を適用した駆動ローラ軸の端部周辺を拡大し、その一部を破断して示す平面図である。
本発明の駆動ローラ軸の移動量規制装置1は、一例としてホッパ16と給送用ローラ14との挟圧送り作用によって給送された用紙Pを記録ヘッド13とプラテン28とが対向している記録ポジション26に導く搬送用ローラ19における搬送用駆動ローラ用の駆動ローラ軸30に対して適用される。そして、駆動ローラ軸の移動量規制装置1は、上記駆動ローラ軸30の軸方向(副走査方向Yとなる)の移動量を所定の範囲内に保つように規制する役割を有している。
具体的には、本発明の駆動ローラ軸の移動量規制装置1は、プリンタ本体3に対して固定状態で設けられるローラ軸支承部31と、該ローラ軸支承部31によって軸周りに回転可能で軸方向に移動可能な状態で支承されている駆動ローラ軸30に対して一体に移動し得るように取り付けられる移動規制部材32と、上記駆動ローラ軸30に対して一定の間隙を有するように外嵌めされると共に、上記ローラ軸支承部31と移動規制部材32との間に移動可能空間Sを形成した状態で設けられる移動量規制スリーブ33と、プリンタ本体3に対して固定状態で設けられる固定部材としての案内部材34と、該案内部材34に対して上記移動量規制スリーブ33を軸方向に移動可能な状態で連結する弾性連結片35とを備えることによって構成されている。
ローラ軸支承部31は、駆動ローラ軸30の一例として端部付近を支承する軸受として機能する部材で、プリンタ本体3の側部フレーム36を利用して設けられている。駆動ローラ軸30は、対向して設けられる側部フレーム36を貫くように副走査方向Yに水平に架け渡された長寸の棒状の部材である。駆動ローラ軸30の端部には、図示しないモータからの駆動力を駆動ローラ軸30に伝達する歯車列の一部を構成する伝達ギヤ37が設けられており、上記ローラ軸支承部31及び側部フレーム36を挟んで伝達ギヤ37の内側にはブレーキ機構38が設けられている。
ブレーキ機構38は、ローラ軸支承部31と移動規制部材32とによって挟まれた空間に設けられており、用紙Pの終端が搬送用ローラ19から離れる直前の状態において、駆動ローラ軸30の回転を速やかに減速させて上述した蹴飛ばしの発生を防止させる役割を有している。具体的には、ローラ軸支承部31側に支承部側摩擦部材39、移動規制部材32側に規制部材側摩擦部材40を対向するように配置し、その中間に圧縮コイルばね41を縮設することによってブレーキ機構38は構成されている。
そして、このブレーキ機構38は、駆動ローラ軸30を軸方向に移動させることによって上記圧縮コイルばね41を圧縮変形させ、該圧縮変形によって生じた反発力を利用して上記支承部側摩擦部材39をローラ軸支承部31の内側端面に、上記規制部材側摩擦部材40を移動規制部材32の外側端面にそれぞれ押し付けることによって駆動ローラ軸30の制動作用を得ている。尚、上記支承部側摩擦部材39と規制部材側摩擦部材40は、共に駆動ローラ軸30に外嵌するリング状の部材で比較的高い摩擦係数を有する材料によって形成されている。
移動規制部材32は、駆動ローラ軸30の周面に形成されている図示しない係合溝を利用して取り付けられている円環状の部材であり、上記ローラ軸支承部31と共に上記ブレーキ機構38の一部を構成すると同時に本発明の駆動ローラ軸の移動量規制装置1の構成部材になっている。移動量規制スリーブ33は、直接上記ローラ軸支承部31と移動規制部材32に、あるいは支承部側摩擦部材39ないし規制部材側摩擦部材40を介して上記ローラ軸支承部31と移動規制部材32に当接することによって、駆動ローラ軸30の移動量を規制する部材である。具体的には略円筒形状をしており、移動量規制スリーブ33の内径は、上記圧縮コイルばね41のコイル径より幾分大きめに設定されている。
また、移動量規制スリーブ33の長さ(軸方向の寸法)Lは、上記ローラ軸支承部31における内側端面と移動規制部材32における外側端面間の距離Bより幾分短めに設定されていて、両者の間には先に触れた移動可能空間Sが形成されている。尚、移動可能空間Sは、駆動ローラ軸30の速やかな減速を可能にするブレーキ機構38における圧縮コイルばね41の自由な圧縮変形を許容すると共に、該圧縮コイルばね41が完全に縮み切る前の段階で移動量規制スリーブ33の端面が直接上記ローラ軸支承部31と移動規制部材32に、あるいは支承部側摩擦部材39ないし規制部材側摩擦部材40を介して上記ローラ軸支承部31と移動規制部材32に当接するような寸法に設定されている。
案内部材34は、駆動ローラ軸30に取り付けられる搬送用駆動ローラ19aと該搬送用駆動ローラ19aに対して圧接される搬送用従動ローラ19bとの間に用紙Pを導くように案内する既存の構成部材である。また、弾性連結片35は、所定の間隔を隔てて平行に設けられる2本の連結要素42によって構成されており、連結要素42は駆動ローラ軸30の軸方向の移動に伴って適宜撓み変形し得るような材料ないし構造によって形成されている。また、上記移動量規制スリーブ33と案内部材34と弾性連結片35は、射出成形によって成形される一体成形部品である。
次に、このようにして構成される本発明の駆動ローラ軸の移動量規制装置1における作動態様について説明する。インクジェットプリンタ100を大きく傾けたり、インクジェットプリンタ100の輸送中において駆動ローラ軸30が図4中、左方に急激に大きく移動する力が作用すると、移動規制部材32の外側端面ないし規制部材側摩擦部材40に移動量規制スリーブ33の内側端面が当接して駆動ローラ軸30のそれ以上の移動を規制する。
逆に、駆動ローラ軸30が図4中、右方に急激に大きく移動する力が作用すると、ローラ軸支承部31の内側端面ないし支承部側摩擦部材39に移動量規制スリーブ33の外側端面が当接して駆動ローラ軸30のそれ以上の移動を規制する。また、移動量規制スリーブ33は、完全に固定された状態で設けられているのではなく、移動可能空間Sの範囲で軸方向に移動できるようになっている。そして、移動量規制スリーブ33に伝達された駆動ローラ軸30からの衝撃力は、2本の連結要素42の撓み変形によって吸収されるため、案内部材34には駆動ローラ軸30からの衝撃力は伝達されないようになっている。また、2本の連結要素42と移動量規制スリーブ33と案内部材34とによって平行リンク機構を模したような機構が形成され、2本の連結要素42によって保持された移動量規制スリーブ33は、傾くことなく水平状態を保って上記移動可能空間Sの範囲で軸方向に移動し得るのである。
[他の実施例]
本願発明に係る駆動ローラ軸の移動量規制装置1及び該駆動ローラ軸の移動量規制装置1を備えた記録装置100等は、以上述べたような構成を基本とするものであるが、本願発明の要旨を逸脱しない範囲内の部分的構成の変更や省略等を行なうことも勿論可能である。例えば、本発明の移動量規制装置1の適用対象となる駆動ローラ軸30は、前述の実施例のように搬送用駆動ローラ19a用の駆動ローラ軸に限らず、例えば排出用駆動ローラ20a用の駆動ローラ軸等、他の駆動ローラ軸とすることも可能である。また、固定部材としても、前述の実施例のように案内部材34を適用する他、プリンタ本体3に対して固定状態で設けられている種々の部材、例えばローラ軸支承部31や側部フレーム36等を利用することも可能である。
インクジェットプリンタの外観を示す斜視図。 インクジェットプリンタの内部構造を示す側断面図。 本発明の移動量規制装置を適用したフレーム構造を示す斜視図。 本発明の移動量規制装置の適用部位を示す斜視図。 本発明の移動量規制装置の適用部位を示す平面図。 移動量規制装置の要部を取り外した状態を示す平面図。 本発明の移動量規制装置の適用部位を示す一部破断拡大平面図。 従来の移動量規制装置の適用部位を示す平面図。
符号の説明
1 (駆動ローラ軸の)移動量規制装置、2 自動給送装置、
3 プリンタ本体(記録装置本体)、4 上面カバー、5 給送用トレイ、
6 操作ボタン、7 ディスクトレイカバー、9 給送用トレイカバー、
10 キャリッジ、12 キャリッジガイド軸、13 記録ヘッド、
14 給送用ローラ、15A 固定エッジガイド、15B 可動エッジガイド、
16 ホッパ、17 回転軸(給送用ローラの)、
18 ローラホルダ(搬送用従動ローラ用の)、18c 補助押えローラ、
19 搬送用ローラ、19a 搬送用駆動ローラ、19b 搬送用従動ローラ、
20 排出用ローラ、20a 排出用駆動ローラ、20b 排出用従動ローラ、
22 排出用補助ローラ、22a 排出用補助駆動ローラ、
22b 排出用補助従動ローラ、26 記録ポジション、28 プラテン、
30 駆動ローラ軸、31 ローラ軸支承部、32 移動規制部材、
33 移動量規制スリーブ、34 案内部材(固定部材)、35 弾性連結片、
36 側部フレーム、37 伝達ギヤ、38 ブレーキ機構、39 支承部側摩擦部材、40 規制部材側摩擦部材、41 圧縮コイルばね、42 連結要素、
50 排出用スタッカ、51 載置面、100 インクジェットプリンタ(記録装置)、
P 用紙(被記録材)、X 主走査方向、Y 副走査方向、PG プラテンギャップ、
S 移動可能空間、L 長さ、B 距離

Claims (3)

  1. 駆動ローラ軸の軸方向の移動量を所定の範囲内に保つように規制する駆動ローラ軸の移動量規制装置であって、
    記録装置本体に対して固定状態で設けられるローラ軸支承部と、
    該ローラ軸支承部によって軸周りに回転可能で軸方向に移動可能な状態で支承されている駆動ローラ軸に対して一体に移動し得るように取り付けられる移動規制部材と、
    前記駆動ローラ軸に対して一定の間隙を有するように外嵌めされると共に、前記ローラ軸支承部と移動規制部材との間に移動可能空間を形成した状態で設けられる移動量規制スリーブと、
    記録装置本体に対して固定状態で設けられる固定部材と、
    該固定部材に対して前記移動量規制スリーブを軸方向に移動可能な状態で連結する弾性連結片と、を備え、
    前記固定部材は駆動ローラ軸に取り付けられる駆動ローラと該駆動ローラに対して圧接される従動ローラとの間に被記録材を導くように案内する案内部材であることを特徴とする駆動ローラ軸の移動量規制装置。
  2. 駆動ローラ軸の軸方向の移動量を所定の範囲内に保つように規制する駆動ローラ軸の移動量規制装置であって、
    記録装置本体に対して固定状態で設けられるローラ軸支承部と、
    該ローラ軸支承部によって軸周りに回転可能で軸方向に移動可能な状態で支承されている駆動ローラ軸に対して一体に移動し得るように取り付けられる移動規制部材と、
    前記駆動ローラ軸に対して一定の間隙を有するように外嵌めされると共に、前記ローラ軸支承部と移動規制部材との間に移動可能空間を形成した状態で設けられる移動量規制スリーブと、
    記録装置本体に対して固定状態で設けられる固定部材と、
    該固定部材に対して前記移動量規制スリーブを軸方向に移動可能な状態で連結する弾性連結片と、を備え、
    前記ローラ軸支承部と移動規制部材とによって挟まれた空間にはローラ軸支承部側から支承部側摩擦部材、圧縮コイルばね及び規制部材側摩擦部材が配置された駆動ローラ軸を速やかに減速させるためのブレーキ機構が設けられており、前記移動可能空間は駆動ローラ軸の速やかな減速を可能にする前記圧縮コイルばねの自由な圧縮変形を許容すると共に、該圧縮コイルばねが完全に縮み切る前の段階で前記移動量規制スリーブの端面がローラ軸支承部ないし移動規制部材に、あるいは支承部側摩擦部材ないし規制部材側摩擦部材に当接するような寸法に設定されていることを特徴とする駆動ローラ軸の移動量規制装置。
  3. 請求項1または2に記載の駆動ローラ軸の移動量規制装置において、前記弾性連結片は所定の間隔を隔てて平行に設けられる2本の連結要素によって構成されていることを特徴とする駆動ローラ軸の移動量規制装置。
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