JP2006089276A - 被記録材の戻し装置、自動給送装置、記録装置及び液体噴射装置 - Google Patents

被記録材の戻し装置、自動給送装置、記録装置及び液体噴射装置 Download PDF

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Abstract

【課題】大判の被記録材や大量の被記録材が積畳された場合であっても、常に確実に途中で残留した被記録材を元の位置に戻すことのでき、装置の小型化にも寄与し得る被記録材の戻し装置等を提供すること。
【解決手段】本発明の戻し装置1は、給送用ローラ14の回転に連動して回転軸30の周りを回転する戻しレバー31と、被記録材Pの端面を支持する支持面36を有し、ホッパ16の退避方向への移動に連動して同方向にスライドする戻しホルダ32とを備えている。また戻しレバー31は残留している上位の被記録材P1に作用し、一方戻しホルダ32は残留している下位の被記録材P2に主に作用して戻しレバー31によって戻される上位の被記録材P1の移動空間35を確保するように構成した。
【選択図】図6

Description

本発明は、給送用トレイ上に積畳された被記録材のうち最上位に位置する1枚の被記録材を給送用ローラとホッパとの挟圧送り作用と分離作用部における分離作用とによってピックアップした後、途中で残留している後続の被記録材を再び給送用トレイ上に戻す被記録材の戻し装置、該戻し装置を備えた自動給送装置及び該戻し装置を備えた記録装置に関する。
更に本発明はインク等の液体をそのヘッドから吐出(噴射)して被記録材(被液体噴射材)に記録を実行する(液体を付着する)インクジェット式記録装置などの液体噴射装置、該液体噴射装置において設けられる被液体噴射材の自動給送装置及び被液体噴射材の戻し装置に関するものである。
ここで液体噴射装置とは、インクジェット式記録ヘッドが用いられ、該記録ヘッドからインクを吐出して被記録材に記録を行なうプリンタ、複写機およびファクシミリ等の記録装置に限らず、インクに代えてその用途に対応する液体を前記記録ヘッドに相当する液体噴射ヘッドから被記録材に相当する被液体噴射材に噴射して、前記液体を前記被液体噴射材に付着させる装置を含む意味で用いる。
液体噴射ヘッドとして、前記記録ヘッドの他に、液晶ディスプレー等のカラーフィルター製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレーや面発光ディスプレー(FED)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド、精密ピペットとしての試料噴射ヘッド等が挙げられる。
以下、インクジェット式記録装置あるいは液体噴射装置の一例であるインクジェットプリンタを例にとって説明する。
インクジェットプリンタには、複数枚の用紙が重なった状態でピックアップされるいわゆる重送が生じた場合には、分離パッドやリタードローラ等の分離作用部における分離作用によって、最上位の1枚の用紙とその下位の用紙とを分離する。そして分離された下位の用紙は戻しレバーの係止爪によって用紙端部を引っ掛け、再び給送用トレイ上に戻されるようになっている。
また、下記の特許文献1に示すように、分離作用をする分離パッドを2個設け、最初に主分離パッドが作用して1回目の用紙の分離を行ない、次に副分離パッドが作用して2回目の用紙の分離を行って、用紙の確実な分離を図るという構成も開示されている。尚、特許文献1に開示されている副分離パッドは、正逆転可能に構成されており、ホッパが用紙を給送用ローラから離間させる時に逆方向に回動して次位の用紙を給送用トレイに向けて戻す作用も併せ持っている。従って当該副分離パッドは、本来の分離パッドの作用に加えて、上記戻しレバーの作用を兼ね備えたパッドと言うことができる。
しかし、A3等の大判サイズの用紙を使用する等の場合には、積畳された多数枚の用紙を押し戻す時、上記紙戻しレバーないし副分離パッドによる戻し力だけでは用紙の重さに負けて給送用トレイ上の所定の位置まで戻し切れないという問題が生じていた。具体的には図8に示すようにホッパ101の上昇に伴って給送用ローラ102に向けて圧接された用紙Pは、最上位の1枚の用紙P0が用紙搬送経路内に給送され、残留した上位の数枚の用紙P1がそれより下位の用紙P2より幾分引き出された状態で残留している。
また、下位の用紙P2も用紙P2の自重によって生ずる摩擦力によって下方の支持フレーム103上を滑り落ちることなく、上記の用紙P1と密着した状態で残留している。このような状態で戻しレバー104や特許文献1において開示されている副分離パッドを作動させたとしても、これらによって紙戻し作用を受けるのは上位の用紙P1であり、上位の用紙P1を戻そうとしても後方には下位の用紙P2が密着状態で控えているので、戻すためのスペースがないため戻し切れないというのがその理由であった。
そして、このような問題に対する従来の対応としては、給送用トレイに取り付けられるペーパーサポートの取付角度を弱めて用紙Pの自重が支持フレーム103ないし紙戻しレバー104等にすべて掛からないようにすることであった。しかし、ペーパーサポートの取付角度を弱めると、インクジェットプリンタの大型化につながるし、用紙Pの整列を乱す要因ともなる。更にペーパーサポートの取付角度を弱めたとしても確実に残留した用紙Pを給送用トレイ上に戻せるかと言うと、必ずしもそうとは断言できないのが実状であった。
特開平11−71036号公報
そこで本発明は、このような背景技術及び背景技術が抱えていた問題点の存在を踏まえて発案されたものであって、給送用トレイ上に重量の重い大判の被記録材や大量の被記録材を積畳したような場合であっても常に確実に残留した被記録材を給送用トレイ上の所定の位置に戻すことができ、装置の小型化にも寄与し得る被記録材の戻し装置、該戻し装置を備えた自動給送装置及び該戻し装置を備えた記録装置等を提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために本発明の第1の態様に係る被記録材の戻し装置は、給送用トレイ上に積畳された被記録材のうち、最上位に位置する1枚の被記録材を給送用ローラとホッパとの挟圧送り作用と分離作用部における分離作用とによってピックアップした後、途中で残留している後続の被記録材を再び給送用トレイ上に戻す被記録材の戻し装置であって、前記被記録材の戻し装置は、給送用ローラの回転に連動して回転軸の周りを回転する戻しレバーと、被記録材の端面を支持する支持面を有し、ホッパの退避方向への移動に連動して同方向にスライドする戻しホルダとを備え、前記戻しレバーは残留している被記録材のうち上位に位置する被記録材に作用し、一方戻しホルダは残留している被記録材のうちそれより下位に位置する被記録材に主に作用して前記戻しレバーによって戻される上位の被記録材の移動空間を確保するようにしたことを特徴とするものである。
本発明の第1の態様によれば、戻しレバーにみでは給送用トレイ上の所定の位置に戻し切れなかった重量の重い大判の被記録材や多数枚積畳された大量の被記録材を確実に戻すことが可能となる。従って連続して実行される被記録材の給送動作が円滑に安定して行なわれるようになる。また給送用トレイや給送用トレイに取り付けるペーパーサポート等の取付角度を変更するものではないため装置の小型化にも寄与する。
本発明の第2の態様に係る被記録材の戻し装置は、第1の態様において、前記戻しホルダの支持面には高摩擦材が貼設されていることを特徴とするものである。
本発明の第2の態様によれば、残留した被記録材のうち戻しホルダの支持面に端面が当接している下位の被記録材との摩擦力が向上し、当該下位の被記録材は、戻しホルダに確実に支持されて給送用トレイ上の所定の位置に戻ることができる。
本発明の第3の態様に係る被記録材の戻し装置は、第1または第2の態様において、前記給送用トレイの下方には給送用トレイ上に積畳された被記録材の下端面を支持する支持フレームが設けられており、当該支持フレームには、前記戻しホルダの後方寄りの側面から水平に突出しているガイドピンと係合するガイド溝が形成されていることを特徴とするものである。
本発明の第3の態様によれば、戻しホルダはガイドピンとガイド溝との案内作用によってホッパの退避方向に向けて傾くことなく円滑にスライドできるようになる。
本発明の第4の態様に係る被記録材の戻し装置は、第1〜第3のいずれか1つの態様において、前記戻しホルダの後方寄りの上面には上方に向けて突出しホッパが退避方向に移動する時、ホッパと係合する係合凸部が設けられており、一方戻しホルダの前端部には戻しホルダが前方に移動するように付勢する付勢ばねの端部フックが係止される係止フックが設けられていることを特徴とするものである。
本発明の第4の態様によれば、戻しホルダの後方(ホッパの退避方向)への移動はホッパとの係合作用により行なわれ、戻しホルダの前方(ホッパの上昇方向)への移動は付勢ばねの付勢作用によって行なわれる。従って戻しホルダをスライドさせる駆動手段としては既存のホッパを使用しており、部品の有効利用が図られている。
本発明の第5の態様に係る被記録材の戻し装置は、第1〜第4のいずれか1つの態様において、前記戻しレバーの回転軸には戻しホルダを上方に向けて回動させるホルダ回転カムが設けられており、一方戻しホルダには、前記ホルダ回転カムに当接するカムフォロワが設けられていることを特徴とするものである。
本発明の第5の態様によれば、戻しホルダはホッパとの係合作用によって後方に向けて移動すると同時に戻しレバーと共に回転するホルダ回動カムによる押上げ力を受けてガイドピンを中心として前端部側を上方に回動させる。従って、戻しホルダは後方にスライドしながら、支持面上の被記録材を持ち上げ、支持面の傾斜を高めて被記録材の給送用トレイ上への戻り動作を助けるように作用する。
本発明の第6の態様に係る自動給送装置は、複数枚の被記録材を積畳し得る給送用トレイと、給送用トレイ上の被記録材を給送用ローラに向けて押し上げるホッパと、ホッパとの挟圧送り作用によって給送用トレイ上の上位の被記録材をピックアップする給送用ローラと、最上位の被記録材のみが給送されるように重送された後続の被記録材を最上位の被記録材から分離する分離作用部と、分離された後続の被記録材を給送用トレイ上に戻す被記録材の戻し装置とを備える被記録材の自動給送装置であって、前記被記録材の戻し装置として第1〜第5のいずれか1つの態様の被記録材の戻し装置を適用したことを特徴とするものである。
本発明の第6の態様によれば、給送動作中、途中で残留した被記録材は確実に給送用トレイ上の所定の位置に戻されるから、後続の被記録材の給送が円滑に実行されるようになる。
本発明の第7の態様に係る記録装置は、給送用トレイ上に積畳された被記録材のうち、最上位に位置する1枚の被記録材を給送用ローラとホッパとの挟圧送り作用と分離作用部における分離作用とによってピックアップした後、途中で残留している後続の被記録材を再び給送用トレイ上に戻す被記録材の戻し装置を備える記録装置であって、前記被記録材の戻し装置として第1〜第5のいずれか1つの態様の被記録材の戻し装置を適用したことを特徴とするものである。
本発明の第7の態様によれば、被記録材の円滑な給送が実行されるから被記録材の搬送精度が向上し高品質の記録の実行が可能となる。
本発明の第8の態様に係る液体噴射装置は、給送用トレイ上に積畳された被液体噴射材のうち、最上位に位置する1枚の被液体噴射材を給送用ローラとホッパとの挟圧送り作用と分離作用部における分離作用とによってピックアップした後、途中で残留している後続の被液体噴射材を再び給送用トレイ上に戻す被液体噴射材の戻し装置を備える液体噴射装置であって、前記被液体噴射材の戻し装置は、給送用ローラの回転に連動して回転軸の周りを回転する戻しレバーと、被液体噴射材の端面を支持する支持面を有し、ホッパの退避方向への移動に連動して同方向にスライドする戻しホルダとを備え、前記戻しレバーは残留している被液体噴射材のうち上位に位置する被液体噴射材のうちそれより下位に位置する被液体噴射材に作用して前記戻しレバーによって戻される上位の被液体噴射材の移動空間を確保するようにしたことを特徴とするものである。
以下、本願発明に係る被記録材の戻し装置、該戻し装置を備えた自動給送装置及び該戻し装置を備えた液体噴射装置の一例である記録装置について説明する。最初に本願発明の液体噴射装置、そしてその一例である記録装置を実施するための最良の形態としてインクジェットプリンタ100を採り上げて、その全体構成の概略を図面に基づいて説明する。
図1はインクジェットプリンタの外観を示す斜視図、図2はインクジェットプリンタの内部構造の概略を示す側断面図である。ここで説明するインクジェットプリンタ100は図1に示すようにプリンタ本体3の上面前方寄りに上面カバー4、前面上部右隅部に操作ボタン6、前面上部にディスクトレイカバー7、前面下部に排出用スタッカ50、そして上面後方寄りに自動給送装置2を備えており、A3等の大判サイズの被液体噴射材の一例である被記録材P(以下単に用紙Pともいう)にも対応できるインクジェットプリンタである。
上面カバー4は、奥部側に設けられる図示しないヒンジ部を回動中心として手前側を上方へ拡開できる開閉式のカバーである。そして上面カバー4を拡開することによって、プリンタ本体3の内部へのアクセスが可能となり、インクカートリッジの交換等のメンテナンス作業ができるようになっている。またディスクトレイカバー7は、図示しないディスクトレイの挿入口を覆っているカバーである。ディスクトレイカバー7は上部側に設けられる図示しないヒンジ部を回動中心として、下部側を前方に向けて拡開できるようになっている。
そして、ディスクトレイを使用する場合には、ディスクトレイカバー7を拡開し、CD−R、CD−RW、DVD等の光ディスクをラベル面を上にしてディスクトレイにセットし、ディスクトレイの挿入口に挿入する。尚、ディスクトレイを所定の挿入位置まで手挿し挿入すると、ディスクトレイは自動的に搬送経路内に導かれる。排出用スタッカ50は、下部側に設けられる図示しないヒンジ部を回動中心として上部側を手前に拡開できるようになっている。尚、排出用スタッカ50は,記録実行時において拡開される。拡開された排出用スタッカ50の上面は、記録が実行された用紙Pが積畳される載置面51になっている。
また、自動給送装置2は、複数枚の用紙Pを積畳し得る給送用トレイ5と、給送用トレイ5上の用紙Pを給送用ローラ14に向けて押上げるホッパ16と、ホッパ16との挟圧送り作用によって給送用トレイ5上の上位の用紙Pをピックアップする給送用ローラ14と、最上位の用紙Pのみが給送されるように重送された後続の用紙Pを最上位の用紙Pから分離する分離作用部の一例である分離パッド8と、分離された後続の用紙Pを給送用トレイ5上に戻す本発明の被記録材の戻し装置1とを備えている。
尚、図1においてプリンタ本体3の上面後方寄りの部位に見えているのは、給送用トレイ5を兼ね備えた給送用トレイカバー9であり、奥部側に設けられる図示しないヒンジ部を回動中心として、手前側を上方に、そして斜め後方に向けて拡開することによって内部の給送用トレイ5が使用できるようになっている。
次に、用紙Pの搬送経路に従ってインクジェットプリンタ100の内部構造の概略を説明する。先ず最も搬送方向上流側に用紙Pを積畳する被液体噴射材積畳部の一例である給送用トレイ5が設けられている。また給送用トレイ5には、用紙Pの側端面(エッジ)に当接し、用紙Pの搬送方向となる副走査方向Yへの円滑な搬送を案内する図示しないエッジガイドが設けられている。給送用トレイ5上の用紙Pは、給送用ローラ14の回転軸17の回転に伴って、ホッパ16が所定のタイミングで上昇し、給送用ローラ14に向けて押し上げられる。そして、給送用ローラ14の回転に伴って最上面に位置する用紙Pから順番に給送用ローラ14近傍に設けられる分離作用部の一例である分離パッド8の力を借りて単位数ずつピックアップして搬送方向下流に向って送られる。
給送用ローラ14の下流には、用紙Pの通過を検出する被液体噴射材検出手段の一例である図示しない被記録材検出手段(以下単に検出レバーという)が設けられており、検出レバーの下流には搬送用駆動ローラ19aと搬送用従動ローラ19bとによって構成される搬送用ローラ19が設けられている。このうち搬送用従動ローラ19bは、搬出用従動ローラ用のローラホルダ18の下流側において軸支され、当該ローラホルダ18は、回転軸18aを中心に回動可能に設けられ、且つねじりコイルばね18bによって搬送用従動ローラ19bが常に搬送用駆動ローラ19aに圧接したニップ状態になるように回動付勢されている。
また、ローラホルダ18の搬送方向下流には補助押えローラ18cが設けられており、補助押えローラ18cは、補助押えローラ用のローラホルダ18dに対して従動回転可能に軸支されている。尚、補助押えローラ18cは、用紙P終端の浮き上がりに起因するヘッド擦れを防止する等の目的で設けられている。そして、搬送用ローラ19によって挟圧された状態で搬送される用紙Pは、補助押えローラ18cの下方を通って記録ポジション26に導かれる。
記録ポジション26には、用紙Pに記録を実行する液体噴射実行手段の一例である記録実行手段の主たる構成要素として、主走査方向Xに往復可能に走行し得るキャリッジガイド軸12によって軸支されたキャリッジ10が設けられている。そして、該キャリッジ10の下面には、用紙P等に液体の一例であるインクを吐出(噴射)して記録を実行する液体噴射ヘッドの一例である記録ヘッド13が搭載されている。また、キャリッジ10には液体カートリッジの一例である図示しないインクカートリッジが装着されている。
記録ヘッド13の下方には、記録ヘッド13と対向して記録ヘッド13のヘッド面と用紙P等との間のプラテンギャップPGを規定するプラテン28が設けられている。そしてキャリッジ10とプラテン28との間に用紙P等を主走査方向Xと直交する副走査方向Yに所定の搬送量で搬送する動作と、記録ヘッド13と主走査方向Xに一往復させる間に記録ヘッド13から用紙P等にインクを噴射する動作とを交互に繰り返すことによって用紙P等の記録面のほぼ全面に亘って所望の記録が実行される。尚、上記プラテンギャップPGは高精度の記録を実行する上で極めて重要な要素となっており、用紙Pの厚さの変化やディスクトレイ等の使用に応じて適宜調節されるようになっている。
記録ヘッド13の下流には、排出用駆動ローラ20aと、排出用従動ローラ20bとによって構成される被液体噴射材排出手段の一例である排出用ローラ20が設けられている。また排出用ローラ20の搬送方向下流には、用紙Pの排出を補助する排出用補助ローラ22が設けられている。この排出用補助ローラ22も被液体噴射材排出手段に属し、排出用補助駆動ローラ22aと、排出用補助従動ローラ22bとによって構成されている。そして排出用補助ローラ22によって排出された用紙Pは更に搬送方向下流に位置する被液体噴射材受け部の一例である排出用スタッカ50上の載置面51に排出されるようになっている。
排出用従動ローラ20bと排出用補助従動ローラ22bは、その外周に複数の歯を有する歯付きローラであり、それぞれを保持するローラホルダによって自由回転可能に軸支されている。また、上記搬送用従動ローラ19bは、搬送用駆動ローラ19aよりその軸芯位置が幾分搬送方向下流側に位置するように配設されている。このような配設態様をとることによって、用紙Pは搬送用ローラ19と排出用ローラ20との間において僅かに下に凸となる俗に「逆ぞり」と呼ばれている湾曲状態が形成される。これにより記録ヘッド13に対向する位置にある用紙Pは、プラテン28に押し付けられ、用紙Pの浮き上がりが防止されて正常に記録が実行されるようになっている。
[実施例]
次に、このようなインクジェットプリンタ100ないし自動給送装置2に対して適用される本願発明に係る被記録材の戻し装置1について説明する。
図3は被記録材の戻し装置の周辺部位を拡大して示す斜視図である。図4は給送開始時における被記録材の戻し装置の周辺部位を拡大して示す側断面図、図5は戻し開始時における被記録材の戻し装置の周辺部位を拡大して示す側断面図である。また図6は戻し動作時における被記録材の戻し装置の周辺部位を拡大して示す側断面図、図7は戻し完了時における被記録材の戻し装置の周辺部位を拡大して示す側断面図である。
被記録材の戻し装置1は、給送用ローラ14の回転に連動して回転軸30の周りを回転する戻しレバー31と、ホッパ16の退避方向への移動に連動して同方向にスライドする戻しホルダ32とを備えることによって構成されている。戻しレバー31の自由端には係止爪33が設けられていて回転軸30を中心とする図4〜図7中、反時計回りの戻しレバー31の回転によって係止爪33が重送され残留している用紙Pのうち上位に位置する用紙P1の下端部に係止し、給送用トレイ5側に上記上位の用紙P1を押し戻すように作用する。また戻しレバー31の回転軸30上にはホルダ回動カム34が設けられている。ホルダ回動カム34の詳細については後述する。
戻しホルダ32は、残留している用紙Pのうち、上記上位の用紙P1より下位に位置している用紙P2に作用して、主に下位の用紙P2を給送用トレイ5側に戻す働きをする部材である。尚、下位の用紙P2が給送用トレイ5側に移動することによって上位の用紙P1の移動空間35が確保され、上記戻しレバー31による上位の用紙P1の戻し動作が確実に実行されるようになる。
戻しホルダ32の上面は、比較的平滑に形成されており、給送用トレイ5上に積畳されている用紙Pの下端部を支持する支持面36になっている。またこの支持面36には、一例として矩形平板状をした高摩擦材37が貼設されており、給送用トレイ5上に積畳されている用紙Pの保持力を高めている。また給送用トレイ5の下方には給送用トレイ5上に積畳された用紙Pの下端面を支持する自動給送装置2のフレームの一部を構成する支持フレーム38が設けられている。そしてこの支持フレーム38には、戻しホルダ32の後方(ホッパ16側)寄りの側面から水平に突出しているガイドピン39と係合するガイド溝40が形成されている。
ガイドピン39は、丸棒状の部材で、ガイド溝40はガイドピン39の直径より僅かに大きい高さを有する角穴状の溝である。従って戻しホルダ32はガイドピン39が移動し得るガイド溝40の長さ分だけスライドし得るようになっている。また戻しホルダ32の後方寄りの上面には上方に向けて突出しホッパ16が退避方向に移動する時、ホッパ16と係合する係合凸部41が設けられている。従って戻しホルダ32はホッパ16の退避方向への移動動作を駆動源としてホッパ16と共に後方に向けて移動し得るようになっている。
一方、戻しホルダ32の前端部には係止フック42が設けられている。この係止フック42には、戻しホルダ32と支持フレーム38間に張設される付勢ばね43の一方の端部フックが係止されている。また、付勢ばね43の他方の端部フックは支持フレーム38に対して設けられている係止フック44によって係止されている。従って、戻しホルダ32は、常時前方に移動するように付勢ばね43によって付勢されており、ホッパ16との係合時には、付勢ばね43の付勢力に抗して後方に移動し、ホッパ16との係合状態が解除されることによって前方に移動し得るようになっている。
更に、戻しホルダ32の下面側には上記ホルダ回動カム34に当接し、ホルダ回動カム34からの動力を戻しホルダ32に伝えるカムフォロワ45が設けられている。ホルダ回動カム34は、図4に示すように用紙Pの給送開始時からカムフォロワ45に当接し始め、図5、図6に示すように徐々にカム高さを増して行き、図6に示す用紙Pの戻し動作時において最大となる。
また、この状態から更にホッパ16が下降した図7に示す状態になるとホルダ回動カム34はカムフォロワ45から滑り落ち両者の当接状態は解除されるようになっている。
次に、このようにして構成される本願発明の被記録材の戻し装置1の作動態様を(1)給送開始時、(2)戻し開始時、(3)戻し動作時、(4)戻し完了時に分けて説明する。
(1)給送開始時(図4参照)
先ずホッパ16が上昇し、給送用トレイ5上に積畳されている用紙Pが上方に持ち上げられて積畳されている用紙Pの最上位の用紙P0が給送用ローラ14に圧接される。そして、給送用ローラ14の回転に伴って最上位の用紙P0を含む上位の用紙P1が給送用トレイ5から引き出される。尚、最上位の用紙P0を除く上位の用紙P1は、分離パッド8による分離作用によって最上位の用紙P0と分離され、搬送経路途中で残留した状態となる。
(2)戻し開始時(図5参照)
給送用ローラ14の給送作用面14aが終端に至るとホッパ16は下降に転じ、戻しレバー31の係止爪33が搬送経路に顔を出すようになり、残留している上位の用紙P1の下端部に係止した状態となる。またホッパ16の下降に伴い、戻しホルダ32も後方にスライドすると共に、ホルダ回動カム34のカム高さの上昇に伴って図5中、反時計方向に回転するようになる。
(3)戻し動作時(図6参照)
ホッパ16の下降が進むと図6に示すように戻しホルダ32はガイドピン39がガイド溝40に案内されて更に後方に移動する。この時戻しホルダ32の支持面36には高摩擦材37が貼設されているから残留している下位の用紙P2も戻しホルダ32と一体に後方に移動する。そして下位の用紙P2が後方に移動すると残留している上位の用紙P1との間に移動空間35が形成される。このような状態で戻しレバー31の回転が進むと、戻しレバー31の係止爪33によって残留している上位の用紙P1が押し戻されて支持面36上の上記移動空間35に到達するようになる。
(4)戻し完了時(図7参照)
またこの状態では戻しホルダ32の傾斜角度が最大となり、支持面36上の上位の用紙P1と下位の用紙P2の重心は給送用トレイ5側に大きく傾いた状態になっている。このような状態からホッパ16が更に下降し、戻しホルダ32が後方に移動すると図7に示すようにホルダ回動カム34がカムフォロワ45から滑り落ち、両者の当接状態が解除される。そしてこの時、戻しホルダ32の傾斜角度が同時に弱まり、この時の衝撃が支持面36上の上位の用紙P1と下位の用紙P2に伝わって、図示のように給送用トレイ5上の所定の位置に残留していた用紙P1、P2が戻されるのである。
[他の実施例]
本願発明に係る被記録材の戻し装置1、該戻し装置1を備えた自動給送装置2及び該戻し装置1を備えた記録装置100等は以上述べたような構成を基本とするものであるが、本願発明の要旨を逸脱しない範囲内の部分的構成の変更や省略等を行なうことも勿論可能である。例えば、戻しホルダ32の支持面36自体を摩擦係数の大きな材料によって構成したり、支持面36の表面加工等を工夫することによって支持面36の摩擦力を高めるようにすることも可能である。そしてこのようにした場合には高摩擦材37の貼設は不要となる。
また、ガイド溝40の形状を工夫したり、ガイドピン39とガイド溝40を複数設けることによって、ホッパ16の退避方向への移動動作に伴って戻しホルダ32が後方に移動しながら回動し得るように構成することも可能である。尚このようにした場合には、ホルダ回動カム34とカムフォロワ45を省略することが可能となる。更に本発明の戻し装置1と自動給送装置2は記録装置100等に限らず、シート状の被搬送物を扱う種々の搬送装置に適用することが可能である。
図9は本発明に係る自動給送装置の内部構造の概略を示す斜視図である。図10は図9の要部拡大斜視図であり、図11は図9の要部側断面図である。給送用ローラ14等の給紙機構がない部分(図9の左側)の支持面36にコルク材からなる薄板状の摩擦部材60が設けられている。摩擦部材60の先端64は、フレームの支持面36に対して僅かに凸となり、基端62は支持面36に対して僅かに凹となるように、すなわち支持面36に対して確実にオーバラップするように設けられている。本実施例では、薄板状の摩擦部材60をフレームの支持面36に貼設することにより設けられている。先端64の凸の程度は、給紙するときに極端に負荷にならない出量であり、紙端面と支持面36との摩擦力を高めるように構成されている(図10、図11)。そして、給紙動作後に紙戻しレバー31で戻された紙が、その摩擦力によって確実に戻された位置にとどまっておけるように構成されている。
このように構成されている理由は以下の通りである。紙端面と支持面36との間の摩擦抵抗を当該摩擦部材60によって高めることにより、所定の位置に紙を戻した場合に、確実に紙先端がその位置にとどまることを可能とする為である。摩擦部材60がこの位置に設けられていない構造では、紙の先端の片側(給紙機構がない部分)は支持面だけで支持されるフリーの状態であり、給紙動作に入った場合に、給紙機構のある側と無い側の両端が同時に給紙されずに、フリーの部分が予定タイミングより先に給紙される傾向が大きい。当該摩擦部材60によって、次に紙の給紙動作が開始された場合に、片側だけが先に給紙されず、両端が同時に給紙されるようになる。
インクジェットプリンタの外観を示す斜視図である。 インクジェットプリンタの内部構造の概略を示す側断面図である。 戻し装置の周辺部位を拡大して示す斜視図である。 同上、給送開始時の作動態様を示す側断面図である。 同上、戻し開始時の作動態様を示す側断面図である。 同上、戻し動作時の作動態様を示す側断面図である。 同上、戻し完了時の作動態様を示す側断面図である。 従来の戻し装置の問題点を示す側断面図である。 本発明に係る自動給送装置の内部構造の概略を示す斜視図である。 図9の要部拡大斜視図である。 図9の要部側断面図である。
符号の説明
1 (被記録材の)戻し装置、2 自動給送装置、3 プリンタ本体、4 上面カバー、5 給送用トレイ、6 操作ボタン、7 ディスクトレイカバー、8 分離パッド、
9 給送用トレイカバー、10 キャリッジ、12 キャリッジガイド軸、
13 記録ヘッド、14 給送用ローラ、14a 給送作用面、16 ホッパ、
17 回転軸(給送用ローラの)、18 ローラホルダ(搬送用従動ローラ用の)、
18a 回転軸(ローラホルダの)、18b ねじりコイルばね、18c 補助押えローラ、18d ローラホルダ(補助押えローラ用の)、19 搬送用ローラ、
19a 搬送用駆動ローラ、19b 搬送用従動ローラ、20 排出用ローラ、
20a 排出用駆動ローラ、20b 排出用従動ローラ、22 排出用補助ローラ、
22a 排出用補助駆動ローラ、22b 排出用補助従動ローラ、26 記録ポジション、28 プラテン、30 回転軸(戻しレバーの)、31 戻しレバー、32 戻しホルダ、33 係止爪、34 ホルダ回動カム、35 移動空間、36 支持面、37 高摩擦材、38 支持フレーム、39 ガイドピン、40 ガイド溝、41 係合凸部、
42 係止フック(戻しホルダ側の)、43 付勢ばね、
44 係止フック(支持フレーム側の)、45 カムフォロワ、50 排出用スタッカ、
51 載置面、60 摩擦部材、100 インクジェットプリンタ(記録装置)、
P 用紙(被記録材)、P0 最上位の用紙(被記録材)、
P1 上位の用紙(被記録材)、P2 下位の用紙(被記録材)、X 主走査方向、
Y 副走査方向、PG プラテンギャップ

Claims (8)

  1. 給送用トレイ上に積畳された被記録材のうち、最上位に位置する1枚の被記録材を給送用ローラとホッパとの挟圧送り作用と分離作用部における分離作用とによってピックアップした後、途中で残留している後続の被記録材を再び給送用トレイ上に戻す被記録材の戻し装置であって、
    前記給送用ローラの回転に連動して回転軸の周りを回転する戻しレバーと、被記録材の端面を支持する支持面を有し、ホッパの退避方向への移動に連動して同方向にスライドする戻しホルダとを備え、前記戻しレバーは残留している被記録材のうち上位に位置する被記録材に作用し、一方戻しホルダは残留している被記録材のうちそれより下位に位置する被記録材に主に作用して前記戻しレバーによって戻される上位の被記録材の移動空間を確保するようにしたことを特徴とする被記録材の戻し装置。
  2. 請求項1において、前記戻しホルダの支持面には高摩擦材が貼設されていることを特徴とする被記録材の戻し装置。
  3. 請求項1または2において、前記給送用トレイの下方には給送用トレイ上に積畳された被記録材の下端面を支持する支持フレームが設けられており、当該支持フレームには、前記戻しホルダの後方寄りの側面から水平に突出しているガイドピンと係合するガイド溝が形成されていることを特徴とする被記録材の戻し装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項において、前記戻しホルダの後方寄りの上面には上方に向けて突出しホッパが退避方向に移動する時、ホッパと係合する係合凸部が設けられており、一方戻しホルダの前端部には戻しホルダが前方に移動するように付勢する付勢ばねの端部フックが係止される係止フックが設けられていることを特徴とする被記録材の戻し装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項において、前記戻しレバーの回転軸には、戻しホルダを上方に向けて回動させるホルダ回転カムが設けられており、一方戻しホルダには、前記ホルダ回転カムに当接するカムフォロワが設けられていることを特徴とする被記録材の戻し装置。
  6. 複数枚の被記録材を積畳し得る給送用トレイと、給送用トレイ上の被記録材を給送用ローラに向けて押し上げるホッパと、ホッパとの挟圧送り作用によって給送用トレイ上の上位の被記録材をピックアップする給送用ローラと、最上位の被記録材のみが給送されるように重送された後続の被記録材を最上位の被記録材から分離する分離作用部と、分離された後続の被記録材を給送用トレイ上に戻す被記録材の戻し装置とを備える被記録材の自動給送装置であって、
    前記被記録材の戻し装置として請求項1〜5のいずれか1項に記載された被記録材の戻し装置を適用したことを特徴とする被記録材の自動給送装置。
  7. 給送用トレイ上に積畳された被記録材のうち、最上位に位置する1枚の被記録材を給送用ローラとホッパとの挟圧送り作用と分離作用部における分離作用とによってピックアップした後、途中で残留している後続の被記録材を再び給送用トレイ上に戻す被記録材の戻し装置を備える記録装置であって、
    前記被記録材の戻し装置として請求項1〜5のいずれか1項に記載された被記録材の戻し装置を適用したことを特徴とする記録装置。
  8. 給送用トレイ上に積畳された被液体噴射材のうち、最上位に位置する1枚の被液体噴射材を給送用ローラとホッパとの挟圧送り作用と分離作用部における分離作用とによってピックアップした後、途中で残留している後続の被液体噴射材を再び給送用トレイ上に戻す被液体噴射材の戻し装置を備える液体噴射装置であって、
    前記被液体噴射材の戻し装置は、給送用ローラの回転に連動して回転軸の周りを回転する戻しレバーと、被液体噴射材の端面を支持する支持面を有し、ホッパの退避方向への移動に連動して同方向にスライドする戻しホルダとを備え、前記戻しレバーは残留している被液体噴射材のうち上位に位置する被液体噴射材のうちそれより下位に位置する被液体噴射材に作用して前記戻しレバーによって戻される上位の被液体噴射材の移動空間を確保するようにしたことを特徴とする液体噴射装置。
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