JP6748371B2 - 液体吐出装置及び液体吐出装置におけるレール部の調整方法 - Google Patents

液体吐出装置及び液体吐出装置におけるレール部の調整方法 Download PDF

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Description

本発明は、液体吐出装置及び液体吐出装置におけるレール部の調整方法に関する。
液体吐出装置のキャリッジの往復移動を案内するガイド部材としては、下記の特許文献1に示すような丸棒状のガイド軸が従来主流であった。そして、特許文献1では支持フレームのガイド取付け面の下部にメインのガイド軸を備えてキャリッジの往復移動を案内すると共に、支持フレームの上部にサブのガイド軸を備えてキャリッジの前傾を規制しながらキャリッジの往復移動を補助的に案内する構成のガイド機構が開示されている。
しかし、液体吐出装置の大型化に伴い、キャリッジも大型化し、高重量化していることから、上記構成のガイド機構では大型化したキャリッジには対応できない場合が生じてきており、より剛性の高いガイド機構の開発が求められている。
一方、X−Yテーブル等の産業用機械設備の分野では、より剛性の高いガイド機構として、ガイドレールとスライドブロックがユニット化されたリニアガイドが広く使用されている。
一般的にリニアガイドのガイドレールは、高精度に加工された底面とスライドブロックを移動可能に取り付ける溝レールを備え、高精度な平面であるガイド取付け面を有する頑強な支持ベースに前記底面を接触させて取り付けられる。
特開2011−161859号公報
液体吐出装置のガイド機構として、基準方向に沿って平面が形成されたリニアガイドが使用できれば、大型化し高重量化したキャリッジを使用した場合でも、キャリッジの基準方向への往復移動をキャリッジに傾きを生じさせることなく長時間に亘って安定させることができる。
しかし、リニアガイドを使用すると、基準方向を軸としてリニアガイドが回動する方向に、リニアガイドの傾きが生じる場合があった。なお、このような問題は、断面が丸型(丸棒状)のガイド軸を使用する場合には発生しなかった。
本発明の目的は、基準方向に沿って平面が形成されたリニアガイド等を用いる場合において、基準方向を軸とするリニアガイドの傾きを調整することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係る液体吐出装置は、固定部と、前記固定部に対して変位可能に取り付けられる可動部と、基準方向に沿って平面が形成された平面部を有し、平面部が前記可動部に固定されるレール部と、液体を吐出可能なヘッドが取り付けられ、前記基準方向に移動可能に前記レール部に取り付けられるキャリッジと、を備え、前記可動部は、前記基準方向を軸として前記レール部を回動させるように、前記固定部に対して変位することを特徴とする。
上記構成によれば、基準方向を軸として回動する方向におけるレール部の傾きを調整することができる。
上記液体吐出装置において、前記可動部は、前記固定部に対してスライドすることで、前記基準方向を軸として前記レール部を回動させることが好ましい。
上記構成によれば、可動部をスライドさせることで、好適にレール部の傾きを調整することができる。
上記液体吐出装置において、カム部と当接することで、前記カム部の回転に応じて前記固定部に対して前記可動部をスライドさせる調整部を備えることが好ましい。
上記構成によれば、カム部を回転させることで、好適にレール部の傾きを調整することができる。
上記液体吐出装置において、前前記固定部に対して変位可能に前記可動部を保持する保持部を備え、前記保持部は、前記基準方向に沿って間隔を設けて複数配置されることが好ましい。
上記構成によれば、可動部を保持する保持部を複数配置することで、保持部に対する負荷を分散させることができる。また、保持部同士の間隔を設けることで、レール部の傾きを緩やかに調整することができる。
上記液体吐出装置において、前記基準方向における前記可動部の中心より一方側の領域である第1領域に配置される前記保持部の数は、前記基準方向における前記可動部の中心より他方側の領域である第2領域に配置される前記保持部の数より多いことが好ましい。
上記構成によれば、液体吐出装置の輸送時において、保持部が多く配置されている第1領域にキャリッジを位置させることで、キャリッジが位置している場所で発生する可動部に対する局所的な負荷を、より多く配置した保持部によって分散させた形で受けることができ、当該局所的な負荷によって生ずる可動フレームの変形等のダメージの発生を低減することができる。
前記基準方向における前記キャリッジの少なくとも一方側の端部に配置され、前記キャリッジを受け止めることが可能なストッパーを備えることを特徴とする。
上記構成によれば、キャリッジの移動範囲の端部にキャリッジが到達したとき、当該ストッパーによって、キャリッジが当該移動範囲を超えて移動することを抑制することができる。
上記液体吐出装置において、前記調整部は、前記可動部と一体の部材によって構成されていることが好ましい。
上記構成によれば、調整部と可動部とを一体の部材によって構成した分、部品点数の削減を図ることができ、組立て工数を減らして生産性を向上させることができる。
上記液体吐出装置において、前記調整部は、前記可動部と別体の部材によって構成されていることが好ましい。
上記構成によれば、可動部の基準方向の長さ等に応じて調整部の数と各調整部の取付け位置を調整できるから、基準方向の長さ等の違う種々の可動部に対応できるようになり、汎用性を向上させることができる。
上記液体吐出装置において、前記固定部と前記可動部とは、一体の部材によって構成されていることが好ましい。
上記構成によれば、固定部と可動部とを一体の部材によって構成した分、部品点数の削減を図ることができ、組立て工数を減らして生産性を向上させることができる。
本発明に係る液体吐出装置におけるレール部の調整方法は、固定部と、前記固定部に対して変位可能に取り付けられる可動部と、基準方向に沿って平面が形成された平面部を有し、平面部が前記可動部に固定されるレール部と、液体を吐出可能なヘッドが取り付けられ、前記基準方向に移動可能に前記レール部に取り付けられるキャリッジと、を備えた液体吐出装置におけるレール部の調整方法であって、前記基準方向を軸として前記レール部を回動させるように、前記固定部に対して前記可動部を変位させることを特徴とする。
上記構成によれば、基準方向を軸として回動する方向におけるレール部の傾きを調整することができる。
本発明の実施形態1に係る液体吐出装置の概要を表す平面図 本発明の実施形態1に係る液体吐出装置の要部を表す斜視図。 本発明の実施形態1に係る液体吐出装置の要部を表す側断面図。 本発明の実施形態1に係る液体吐出装置の要部を表す平面図。 本発明の実施形態1に係る液体吐出装置の一端側(Full側)のストッパを表す斜視図。 本発明の実施形態1に係る液体吐出装置における調整部の取付け位置の調整作業の様子を示す分解斜視図。 本発明の実施形態1に係る液体吐出装置における調整部の取付け位置の調整作業の様子を示す拡大分解斜視図。 本発明の実施形態2に係る液体吐出装置の要部を表す斜視図。 本発明の実施形態3に係る液体吐出装置の要部を表す斜視図。 本発明の実施形態に係る液体吐出装置におけるガイド取付け面の角度調整方法を表す図。
以下に、本発明の実施形態に係る液体吐出装置1について、添付図面を参照して詳細に説明する。液体吐出装置1は、具体的にはインクジェットプリンターである。
尚、以下の説明では、最初に実施形態1に係る液体吐出装置1Aを例にとって、本発明の液体吐出装置の概略構成について説明する。次に、本発明の特徴的構成となる液体吐出装置の具体的構成について説明する。
続いて、前記実施形態1と一部の構成を異ならせた実施形態2と実施形態3に係る各液体吐出装置(1B、1C)の構成を実施形態1との差異を中心に具体的に説明する。更に、実施形態1に係る液体吐出装置1Aを使用した場合を例にとって、本発明の実施形態に係る液体吐出装置におけるガイド取付け面の角度調整方法の内容をその作業手順と合わせて説明する。
◆◆◆実施形態1(図1〜図7参照)◆◆◆
(1)液体吐出装置の概略構成(図1〜図3参照)
図1に表したように、本実施形態に係る液体吐出装置1Aは、媒体MとしてトレイT上にセットされたTシャツ等の布帛を対象とした大型のシリアル型のインクジェット捺染装置である。そして、この液体吐出装置1Aは、ヘッド3(図3)を搭載して走査方向となる基準方向Xに沿って往復移動する比較的大型で重量のあるキャリッジ5と、該キャリッジ5の往復移動を案内するガイド部材7と、該ガイド部材7を取り付けるガイド取付け面9を有する支持フレーム11と、を備えている。ガイド部材7は、基準方向Xに沿って延びるレール部であるとも言える。レール部は、基準方向Xに沿って平面(基準面)が形成された平面部を有している。そして、レール部の平面部がガイド取付け面9に取り付けられる。言い換えれば、レール部におけるガイド取付け面9に取り付けられる面が形成されているのが平面部である。
また、キャリッジ5とガイド部材7と支持フレーム11は、図1中、仮想線で表すハウジング2内に収容されており、該ハウジング2内には、キャリッジ5を往復駆動する駆動手段であるキャリッジモーター4と、該キャリッジモーター4の出力軸の回転を受けて駆動され、駆動プーリー21と従動プーリー23間に巻回されている、無端帯状の歯付きベルトによって構成される走行ベルト25と、が備えられている。走行ベルト25は、駆動手段の駆動力をキャリッジ5に伝達するための伝達部の一例である。また、走行ベルト25の一部にはキャリッジ5を係止するための係止部27が設けられており、該係止部27を介して走行ベルト25の基準方向Xに沿った走行動作がキャリッジ5に伝えられてキャリッジ5は媒体Mの記録に必要な所定の移動範囲を往復移動できるように構成されている。
尚、以下の説明では、キャリッジ5の移動範囲の図1中右端側をHome側、図1中左端側をFull側と定義し説明する。また、図1中、中央下部の双方向を指し示す矢印は、媒体Mの搬送方向Aを表している。搬送方向Aは、媒体Mをハウジング2内の記録実行領域29に導く方向と、記録実行後の媒体Mをハウジング2外に排出する方向と、を含む方向である。
ここで「布帛」とは、綿、麻、絹、又はこれらを混合したもの等を原糸とする布や織物等の繊維製品を意味し、例えば、ブラウス、ワイシャツ、作業着などの衣料品の材料として用いられるブロード、シーチング等の繊維製品が挙げられる。また、化学繊維のレーヨン、キュプラ、ポリノジック、アセテート、トリアセテート、プロミックス、ナイロン、ポリエステル、アクリル、ポリ塩化ビニル、ポリウレタンであってもよい。コート紙等の表面コーティングがなされたもの、裏面剥離フィルム、レーヨン、合成紙等も使用可能である。
また、本実施形態ではガイド部材7としてガイドレール31が採用されている。このガイドレール31は、該ガイドレール31に係合してガイドレール31の長手方向に往復移動するスライドブロック33とユニット化されてリニアガイド35となってガイド機構を構成している。スライドブロック33に対しキャリッジ5を取り付けることによって該スライドブロック33はキャリッジ5と一体になって基準方向Xに往復移動できるように構成されている。まとめると、キャリッジ5は、液体を吐出可能なヘッド3が取り付けられ、基準方向Xに移動可能にレール部に取り付けられる。尚、リニアガイド35としては、機械要素部品として市販されている各種のリニアガイドが使用可能である。
また、支持フレーム11は、図2及び図3に表すようにハウジング2の内部に固定状態で取り付けられる剛性を有するサイドフレーム6によって、基準方向Xの両端部付近を含む、複数個所で支持されている。
(2)液体吐出装置の具体的構成(図3〜図7参照)
本実施形態に係る液体吐出装置1Aは、支持フレーム11の構成に特徴を有している。具体的には、支持フレーム11は、液体吐出装置1Aのハウジング2に対してサイドフレーム6を介して固定状態で取り付けられる固定フレーム13と、該固定フレーム13に対して接続点Oを介してガイド取付け面9の角度θを調整する方向に変位可能に接続される可動フレーム15と、該可動フレーム15の固定フレーム13に対する位置を調整する調整部である調整板17と、を備えることによって基本的に構成されている。このとき、固定フレーム13は、固定状態で取り付けられる固定部であると言える。また、可動フレーム15は、固定部に対して変位可能に取り付けられる可動部であると言える。
この他、本実施形態では、支持フレーム11には、可動フレーム15の固定フレーム13に対する位置を固定する保持部である保持板19が基準方向Xに沿って間隔を空けて複数備えられている。
固定フレーム13は、基準方向Xに長い矩形平板状の背板37と、基準方向Xに長い溝形断面の底板39を取付けネジ41で接続した部材である。固定フレーム13は具体的には金属製であるが、他の素材によって形成されていてもよい。そして、背板37の背面と底板39の下面とが前述したサイドフレーム6を介してハウジング2と一体に支持、固定されている。
また、背板37には、基準方向Xに長いL字形断面の固定板45が、取付けネジ41を使用して、背板37の前面から前方に張り出すように庇状に取り付けられている。尚、この固定板45には後述する調整板17と保持板19を取り付けるためのネジ孔47と、後述する偏心ドライバー49の差込み部53を差し込む嵌合穴55が、調整板17と保持板19が設けられるそれぞれ対応した位置に複数設けられている。固定板45の上面は調整板17がスライドするスライド面45S(図2)になっている。
可動フレーム15は、基準方向Xに長く、背板37よりも高さの低い矩形平板状の金属製の前板43によって構成されている。この前板43は一例であり、異なる形状や素材を用いてもよい。前板43は、底板39の前方に設けられている立上げ部39aに対して取付けネジ42を使用して取り付けられている。
また、前板43の前面がガイド部材7を取り付けるガイド取付け面9になっており、このガイド取付け面9に対して前述したガイドレール31が取付けネジ57を使用して基準方向Xに長手方向が沿うように取り付けられている。換言すれば、レール部の平面部は、可動部に固定される。
また、前板43の下端縁には、適宜の位置に係合凹部59Bが形成されており、この係合凹部59Bには、前述した固定フレーム13の底板39における立上げ部39aの一部を切り欠いて形成した、前方に庇状に張り出す係合凸部61Bが係合するように構成されている。
そして、このようにして構成される可動フレーム15は、前述した取付けネジ42によって固定フレーム13と接続されている部位が接続点Oとなって、該接続点Oを通り基準方向Xに沿って延びる軸を回動軸Lとして、前後に回動できるように構成されている。つまり、可動部は、基準方向Xを軸としてレール部を回動させるように、固定部に対して変位する。これにより、基準方向Xを軸として回動する方向におけるレール部の傾きを調整することができる。したがって、基準方向Xを軸としてレール部が回動する方向にレール部の傾きが生じる場合であっても、レール部の傾きを適宜調整することにより、レール部の角度を好適なものとすることができる。よって、基準方向Xを軸として回動する方向におけるレール部の傾きを抑制することができる。
調整板17は、前述した固定フレーム13との接続点Oを介して基準方向Xに沿った方向の軸を回動軸Lとして回動する可動フレーム15の回動自由端となる上端縁に接続され、前述した固定フレーム13を成す固定板45に設けられるスライド面45Sに沿って前後にスライドする部材である。
また、図4に示すように、本実施形態の調整板17は、基準方向Xの両端付近とその中央の3ヶ所に設けられている。そして、これら3ヶ所に設けられる各調整板17の固定板45に対する取付け位置を個別に変えることによって可動フレーム15に対して設けられるガイド取付け面9の角度θを調整できるように構成されている。つまり、可動部は、固定部に対してスライドすることで、基準方向Xを軸としてレール部を回動させる。これにより、可動部をスライドさせることで、好適にレール部の傾きを調整することができる。
なお、調整板17を設けた3ヶ所の位置は一例であり、他の位置に調整板17を設けてもよい。また、調整板17を設けるのは4ヶ所以上であってもよいし、1〜2ヶ所であってもよい。
調整板17を変位させるのに用いる偏心ドライバー49は、当接軸51と、差込み部53と、を備えている。当接軸51及び差込み部53は、偏心して回転するカム部に相当する。また、調整板17には、図6及び図7に表すように偏心ドライバー49の軸部の先端部に設けられている当接軸51と係合し、基準方向Xに延びる調整長穴65と、調整板17のスライド方向に延び、2個ずつ設けられる取付け長穴67と、が形成されている。なお、取付け長穴67は3個以上であったり、1個であったりしてもよい。
一方、固定板45のスライド面45Sには、前述した調整長穴65と対応する位置に偏心ドライバー49の当接軸51の先端の該当接軸51と偏心した位置に設けられる差込み部53と嵌合する嵌合穴55が設けられ、前述した取付け長穴67と対応する位置に取付けネジ46を取り付けるためのネジ孔47が設けられている。
そして、ガイド取付け面9の角度θの調整を行う場合には、前述した当接軸51を調整長穴65に係合させ、差込み部53を嵌合穴55に嵌合させた状態で、ハンドル50を持って、差込み部53を支点にして偏心ドライバー49を所定の方向に所定量回転させる。これにより、調整板17は偏心ドライバー49のカム作用により前後に所定量スライドして位置調整を行うことができる。まとめると、液体吐出装置1Aは、カム部と当接することで、カム部の回転に応じて固定部に対して可動部をスライドさせる調整部を備えている。そして、カム部を回転させることで、好適にレール部の傾きを調整することができる。
また、調整板17の位置調整後は前記取付けネジ46を使用して調整板17を固定板45に固定する。そして、本実施形態では、調整板17は、前述した可動フレーム15と一体の部材によって構成されている。言い換えれば、調整部は、可動部と一体の部材によって構成されている。これにより、調整部と可動部とを一体の部材によって構成した分、部品点数の削減を図ることができ、組立て工数を減らして生産性を向上させることができる。
上述したように、液体吐出装置1Aは、固定部に対して変位可能に可動部を保持する保持部を備えている。そして、保持部は、基準方向Xに沿って間隔を設けて複数配置される。可動部を保持する保持部を複数配置することで、保持部に対する負荷を分散させることができる。また、保持部同士の間隔を設けることで、レール部の傾きを緩やかに調整することができる。
保持部の具体例としての保持板19には、前述した調整板17と同様、可動フレーム15の変位方向となる前後方向に延びる取付け長穴69が2個ずつ設けられている。尚、調整板17に設けられていた調整長穴65は保持板19には設けられていない。
そして、保持板19に設けられている取付け長穴69に対して固定ネジ70を貫通させて固定板45のスライド面45Sに形成されているネジ孔47に取り付けることによって取付け長穴69の長さの範囲で各保時板19毎に可動フレーム15の変位のずれに対応できるようになっている。
また、図4に表すように、可動フレーム15の基準方向Xの中心Qより一方側(ここではHome側)の領域を第1領域71、可動フレーム15の基準方向Xの中心Qより他方側(ここではFull側)の領域を第2領域73と定義する。このとき、本実施形態では、第1領域71に位置する保持板19の方が、第2領域73に位置する保持板19よりも多くなるように、保持板19が配置されている。具体的には、第1領域71に含まれる保持板19は4つであり、第2領域73に含まれる保持板19は1つである。
このような保持板19の配置を採用することにより、未使用時に第1領域71に位置しているキャリッジ5が、輸送時の振動や衝撃によって、可動フレーム15に傾きを生じさせるような負荷を与えた場合に、多く配置された保持板19によってその負荷を効果的に吸収して可動フレーム15の傾きの発生を抑制することが可能になる。
まとめると、液体吐出装置1Aにおいて、基準方向Xにおける可動部の中心より一方側の領域である第1領域71に配置される保持部の数は、基準方向Xにおける可動部の中心より他方側の領域である第2領域73に配置される保持部の数より多い。これにより、液体吐出装置1Aの輸送時において、保持部が多く配置されている第1領域71にキャリッジ5を位置させることで、キャリッジ5が位置している場所で発生する可動部に対する局所的な負荷を、より多く配置した保持部によって分散させた形で受けることができ、当該局所的な負荷によって生ずる可動フレーム15の変形等のダメージの発生を低減することができる。
この他、キャリッジ5の移動範囲の少なくとも一方の端部に配置される調整板17の近くに、キャリッジ5の当該移動方向の移動端を設定するストッパー63が設けられている。
本実施形態では、図2及び図5に表すように、キャリッジ5の移動範囲の両端のHome側とFull側に配置されている二枚の調整板17に対して、それぞれ前方に向けて庇状に張り出す矩形平板状のストッパー63が設けられている。つまり、液体吐出装置1Aは、基準方向Xにおけるキャリッジ5の少なくとも一方側の端部に配置され、キャリッジ5を受け止めることが可能なストッパー63を備えている。これにより、キャリッジ5の移動範囲の端部にキャリッジ5が到達したとき、当該ストッパー63によって、キャリッジ5が当該移動範囲を超えて移動することを抑制することができる。
本実施形態についてまとめると、次のようになる。液体吐出装置1Aは、ヘッド3を搭載して走査方向となる基準方向Xに沿って往復移動するキャリッジ5と、キャリッジ5の往復移動を案内するガイド部材7と、ガイド部材7を取り付けるガイド取付け面9を有する支持フレーム11とを備え、支持フレーム11は、固定フレーム13と、該固定フレーム13に対してガイド取付け面9の角度を調整する方向に変位可能に接続される可動フレーム15とを備えている。これにより、キャリッジ5の往復移動を案内するガイド部材7を取り付けるためのガイド取付け面9を有する支持フレーム11は、固定フレーム13と、該固定フレーム13に対してガイド取付け面9の角度を調整する方向に変位可能に接続される可動フレーム15とを備えている。これにより、固定フレーム13に対して可動フレーム15を変位させることでガイド取付け面9の角度調整を行えるので、変位操作によって該ガイド取付け面9の角度を適正な角度に簡単に調整することができる。従って、キャリッジ5のガイド部材7としてリニアガイド等を用いる場合において、該ガイド部材7を取り付けるための高精度な平面を必要とする支持フレーム11を板金によって構成しても、簡単に高精度な平面を形成することができる。即ち、重量が重く高価な剛体支持ベースを使用しなくても、ガイド部材7を取り付ける高精度な平面を簡単に形成することができる。
また、液体吐出装置1Aは、可動フレーム15の固定フレーム13に対する位置を調整する調整部を備え、可動フレーム15は固定フレーム13との接続点を介して基準方向Xに沿う方向を回動軸として回動可能であり、調整部は、回動可能な可動フレーム15の可動自由端に設けられ、固定フレーム13に設けられるスライド面45Sに沿ってスライドし、該スライド面45Sへの取付け位置を変えることによってガイド取付け面9の角度を調整する。これにより、可動フレーム15の固定フレーム13に対する位置を調整する調整部を備え、可動フレーム15は固定フレーム13との接続点を介して基準方向Xに沿う方向を回動軸として回動可能である。よって、固定フレーム13に対する調整部の取り付け位置を変えることで可動フレーム15を回動させることができ、以ってガイド取付け面9の角度調整を行うことができる。また、調整部のスライド操作のみによってガイド取付け面9の角度を所定の角度に調整することが可能になる。
また、長時間の使用等によってガイド取付け面9に傾きが経時的に生じた場合には、調整部を固定していた取付けネジ46等の固定部材を一旦緩めて調整部の取り付け位置を再調整後、再び固定部材で固定することによってガイド取付け面9の角度を適正な角度に簡単に再調整することができる。これにより、常にガイド取付け面9の角度を適正な値に保つことを簡単に実現することが可能になり、大型で重量の重いキャリッジ5を使用した場合でも、常にキャリッジ5の姿勢を良好な姿勢に保って高精度の記録を安定して実行することが可能になる。
また、調整部には、偏心ドライバー49の当接軸51と係合する基準方向Xに延びる調整長穴65が設けられ、スライド面45Sには、調整長穴65と対応する位置に当接軸51と偏心した位置に設けられる偏心ドライバー49の差込み部53と嵌合する嵌合穴55が設けられ、当接軸51を調整長穴65に係合させ、差込み部53を嵌合穴55に嵌合させた状態で、差込み部53を支点にして偏心ドライバー49を回転させることによって調整部のスライド方向の位置調整を行う。これにより、偏心ドライバー49の当接軸51を調整部に設けられる調整長穴65に係合させ、偏心ドライバー49の差込み部53をスライド面45Sに設けられる嵌合穴55に嵌合させた状態で偏心ドライバー49を回転させることによるカム作用で、その回転方向及び回転量と当接軸51と差込み部53の偏心量とによって定まる所定の量、所定方向に調整部をスライドさせることが可能になる。
また、支持フレーム11には、可動フレーム15の固定フレーム13に対する位置を固定する保持部が基準方向Xに沿って間隔を空けて複数設けられ、保持部には、可動フレーム15の変位方向に延びる取付け長穴69が設けられ、固定フレーム13に設けられるスライド面45Sには、取付け長穴69と対応する位置にネジ孔47が設けられ、固定ネジが取付け長穴69を貫通させてネジ孔47に取り付けられる。これにより、可動フレーム15に作用する負荷を複数の保持部によって分散させることができ、支持フレーム11全体の剛性を高めることが可能になる。また、複数の保持部を間隔を空けて配置することによって可動フレーム15の傾きを緩やかに調整することが可能になる。
また、保持板に対して可動フレーム15の変位方向に延びる取付け長穴69を設けたことにより、当該取付け長穴69の長さの範囲で、各保時部毎に可動フレーム15の変位のずれに対応できる。
また、保持部は、可動フレーム15の基準方向Xの中央より一方側の第1領域71の方が中央より他方側の第2領域73よりも多く配置されている。これにより、液体吐出装置1Aの輸送時において、保持部が多く配置されている第1領域71にキャリッジ5を位置させることで、キャリッジ5が位置している場所で発生する可動フレーム15に対する局所的な負荷をより多く配置した保持部によって分散させた形で受けることができ、当該局所的な負荷によって生ずる可動フレーム15の変形等のダメージの発生を低減することができる。
そして、一般にキャリッジ5は、未使用時にHome側のホームポジションに位置しているから、第1領域71は可動フレーム15の基準方向Xの中央よりHome側の領域に設定することが望ましい。
また、キャリッジ5の移動範囲の少なくとも一方の端部に、キャリッジ5の当該移動方向の移動端を設定するストッパー63が設けられている。これにより、キャリッジ5の移動範囲の端部にキャリッジ5が到達したとき、当該ストッパー63によってキャリッジ5が当該移動範囲を超えて移動する事態の発生を抑制することが可能になる。
そして、上記キャリッジ5の移動範囲を決めるストッパー63としての機能を、キャリッジ5とガイド部材7を支持する支持フレーム11の構成部材である調整部と同じ構成部材を利用して形成することで、別途ストッパー63を設ける必要がない分、部品点数の削減を図れる。
また、調整部は、可動フレーム15と一体の部材によって構成されている。これにより、調整部と可動フレーム15を一体の部材によって構成した分、部品点数の削減を図ることができ、取付けネジ等を使用して行う調整部と可動フレーム15との取付け作業が不要になって、組立て工数を減らして生産性を向上させることができる。
◆◆◆実施形態2(図8参照)◆◆◆
本実施形態に係る液体吐出装置1Bは、支持フレーム11の構造が前述した実施形態1に係る液体吐出装置1Aと幾分相違しているだけで他の構成については実施形態1と同様の構成を有している。従って、ここでは前述した実施形態1と同様の構成については説明を省略し、該実施形態1と相違する支持フレーム11の構造に絞って説明する。
即ち、本実施形態では固定フレーム13と可動フレーム15が一体の部材によって構成されている。具体的には、固定フレーム13は固定板45と背板37と底板39とが一体の部材によって構成された基準方向Xに長い断面コの字形の部材によって構成されている。
更に、底板39の前端縁には、可動フレーム15の前板43が、その下端縁が固定フレーム13の底板39と一体の部材によって接続された状態で設けられており、該前板43の上端縁に調整板17と保持板19のそれぞれが、それらの前端縁が前板43と一体の部材によって接続された状態で設けられている。
本実施形態では、所定の形状に打ち抜かれた平板材料を折り曲げることによって前板43と底板39と背板37と固定板45とがそれぞれ前面、底面、背面、天面に配置された角筒状の支持フレーム11が形成され、更に固定板45の上に重なるように調整板17と保持板19が位置する構成の支持フレーム11になっている。
また、このような構成の支持フレーム11を使用した場合は、前板43と底板39が接続されている前方下端のコーナー部が接続点Oになり、可動フレーム15はこの接続点Oを通って基準方向Xに沿って延びる回動軸Lを中心に前述した実施形態1と同様に回動する。
そして、このように構成される本実施形態に係る液体吐出装置1Bによっても、前述した実施形態1に係る液体吐出装置1Aと同様の作用、効果を発揮することができ、更に本実施形態にあっては、前述した実施形態1において必要であった取付けネジ41を使用して行っていた背板37と底板39との接続及び背板37と固定板45との接続が省略でき、取付けネジ42を使用して行っていた前板43と底板39との接続を省略できる。以って支持フレーム11の組立て工数を少なくして組立てコストを削減することが可能になる。
まとめると、液体吐出装置1Bにおいて、固定フレーム13と可動フレーム15は、一体の部材によって構成されている。これにより、固定フレーム13と可動フレーム15を一体の部材によって構成した分、部品点数の削減を図ることができ、取付けネジ等を使用して行う固定フレーム13と可動フレーム15との取付け作業が不要になって、組立て工数を減らして生産性を向上させることができる。また、固定フレーム13と可動フレーム15を一体の部材によって構成することで支持フレーム11の剛性が増大する。
換言すれば、液体吐出装置1Bにおいて、固定部と可動部とは、一体の部材によって構成されている。これにより、固定部と可動部とを一体の部材によって構成した分、部品点数の削減を図ることができ、組立て工数を減らして生産性を向上させることができる。
◆◆◆実施形態3(図9参照)◆◆◆
本実施形態に係る液体吐出装置1Cは、可動フレーム15に対する調整板17と保持板19の接続構造が前述した実施形態1に係る液体吐出装置1Aと相違しているだけで他の構成については実施形態1と同様の構成を有している。従って、ここでは前述した実施形態1と同様の構成については説明を省略し、該実施形態1と相違する可動フレーム15に対する調整板17と保持板19の接続構造に絞って説明する。
即ち、本実施形態では調整板17と保持板19が可動フレーム15と別体の部材によって構成されていて、取付けネジ44で両者を固定することで一体の部材として機能するように構成されている。
具体的には、調整板17と保持板19には、これらの前端縁から下方に向けて90°折り曲げられた取付け板部75が設けられており、該取付け板部75には取付けネジ44を取り付けるネジ孔77が形成されている。また、該ネジ孔77と対向する位置の可動フレーム15には、取付けネジ44を受け入れるネジ孔77よりも径の大きな取付け穴79が設けられている。
また、前板43の上端縁と下端縁には、適宜の位置にそれぞれ係合凹部59Aと係合凹部59Bが形成されており、上方の係合凹部59Aには、調整板17或いは保持板19に設けられ、前方に庇状に張り出す係合凸部61Aが係合し、下方の係合凹部59Bには、固定フレーム13の底板39における立上げ部39aの一部を切り欠いて形成した、前方に庇状に張り出す係合凸部61Bが係合するように構成されている。
そして、このようにして構成される可動フレーム15は、前述した取付けネジ42によって固定フレーム13と接続されている部位が接続点Oとなって、該接続点Oを通り基準方向Xに沿って延びる軸を回動軸Lとして、前後に回動できるように構成されている。
そして、このように構成される本実施形態に係る液体吐出装置1Cによっても、前述した実施形態1に係る液体吐出装置1Aと同様の作用、効果が発揮でき、更に本実施形態にあっては、調整板17と保持板19は、組立後においても、取付け位置を替えたり、取付け個数を替えたりすることができるから、記録を実行する媒体Mの大きさ等に合わせて調整板17と保持板19の数を替えたり、取付け位置を変更したりすることが可能である。
また、使用によって調整板17と保持板19が変形したり、破損した場合には、変形ないし破損した調整板17と保持板19のみを新しい物に交換すればよいから、可動フレーム15ごと交換しなければならない一体構造の無駄を低減することが可能になる。
まとめると、液体吐出装置1Cにおいて、調整部は、可動フレーム15と別体の部材によって構成されていて、取付けネジで両者を固定することで一体の部材として機能するように構成されている。これにより、可動フレーム15の基準方向Xの長さ等に応じて調整部の数と各調整部の取付け位置を調整できるから基準方向Xの長さ等の違う種々の可動フレーム15に対応できるようになり汎用性が向上する。
言い換えれば、液体吐出装置1Cにおいて、調整部は、可動部と別体の部材によって構成されている。これにより、可動部の基準方向Xの長さ等に応じて調整部の数と各調整部の取付け位置を調整できるから、基準方向Xの長さ等の違う種々の可動部に対応できるようになり、汎用性を向上させることができる。
◆◆◆液体吐出装置におけるガイド取付け面の角度調整方法(図10A〜C、図2、図6、及び図7参照)◆◆◆
本実施形態は、前述した実施形態1に係る液体吐出装置1Aを使用した場合に実行される液体吐出装置におけるガイド取付け面の角度調整方法である。
この液体吐出装置におけるガイド取付け面の角度調整方法は、ヘッド3が搭載されたキャリッジ5と、リニアガイド35が組み付けられ、取付けネジ42によって可動フレーム15の下部が固定フレーム13の立ち上げ部に取り付けられ、サイドフレーム6を介して液体吐出装置1Aのハウジング2に取り付けられた状態の支持フレーム11に対して適用される。
即ち、本実施形態に係る液体吐出装置におけるガイド取付け面の角度調整方法は、固定フレーム13の固定板45に対する調整板17の取付け位置を調整することで、可動フレーム15を、接続点Oを通る回動軸Lを中心にして回動させてガイド取付け面9の角度θが所定の角度になるように調整するという構成になっている。
以下、実際の作業手順に従って(1)調整板の取付け位置の調整、(2)調整板の取り付け、(3)保持板の取り付けの三段階に分けて本実施形態の内容を具体的に説明する。
(1)調整板の取付け位置の調整(図10A、図6、及び図7参照)
固定板45のスライド面45Sに対する調整板17の取付け位置を調整する場合には、前述した偏心ドライバー49を使用する。即ち、偏心ドライバー49の軸部の先端側に設けられている当接軸51を調整板17の先端側に設けられている調整長穴67に差し込んで調整長穴67の内周面に当接軸51の外周面を当接させた状態にする。
更に、当接軸51に端面に設けられている差込み部53を下方の固体板45に形成されている嵌合穴55に差し込んで嵌合状態にする。
この状態で偏心ドライバー49のハンドルを持って偏心ドライバー49の軸部を所定の回転方向に所定の回転量回すと、調整板17は、当該回転方向及び回転量と、当接軸51と差込み部53との偏心量と、によって定まる所定量、スライド方向の前方または後方に移動する。
また、調整板17が移動すると、該調整板17に接続されている可動フレーム15の上端縁も同方向に同じ移動量移動するため、可動フレーム15は回動軸Lを中心に所定方向に所定の量回動するようになり、これにより可動フレーム15に設けられているガイド取付け面9の角度調整を行い、ガイド取付け面9の角度θを適正な角度にする。
(2)調整板の取り付け(図10B、図6、及び図7参照)
当該調整板17が設けられている部位の可動フレーム15におけるガイド取付け面9の角度θが適正な角度に調整されたところで取付けネジ46を調整板17の基端部側に設けられている二つの取付け長穴67に差し込み、下方の固定板45の対応する位置に設けられているネジ孔47に締め付けることによって当該調整板17を固定板45に取り付ける。
尚、(1)調整板の取付け位置の調整、及び(2)調整板の取り付けの二つの作業は、前述した実施形態1のように調整板17が可動フレーム15のHome側とFull側の両端と、可動フレーム15の中央との3ヶ所に設けられている場合には、最初にHome側とFull側の両端の一方で作業を行い、次にHome側とFull側の両端の他方で同様の作業を行う。そして最後に可動フレーム15の中央で同様の作業を行うようにすることが望ましい。
(3)保持板の取り付け(図10C及び図2参照)
すべての調整板17の位置でガイド取付け面9の角度調整が行われた後、すべての保持板19を固定板45に固定する。即ち、各保持板19に二つずつ設けられている取付け長穴69に固定ネジ70を差し込み、下方の固定板45の対応する位置に設けられているネジ孔47に締め付けることによって当該保持板19を固定板45に取り付ける。
これにより、ガイド取付け面9が適正な角度θに保たれた剛性の高い支持フレーム11が構成される。
まとめると、液体吐出装置1Aにおけるガイド取付け面9の角度調整方法は、ヘッド3を搭載して走査方向となる基準方向Xに沿って往復移動するキャリッジ5と、該キャリッジ5の往復移動を案内するガイド部材7と、該ガイド部材7を取り付けるガイド取付け面9を有する支持フレーム11と、を備える液体吐出装置におけるガイド取付け面9の角度調整方法であって、支持フレーム11は、固定フレーム13と、該固定フレーム13に対してガイド取付け面9の角度を調整する方向に変位可能に接続される可動フレーム15と、を備え、可動フレーム15の固定フレーム13に対する接続位置を変えることで、ガイド取付け面9の角度を調整する。これにより、固定フレーム13に対して可動フレーム15を変位させることでガイド取付け面9の角度調整を行えるので、変位操作によって該ガイド取付け面9の角度を適正な角度に簡単に調整することができる。従って、キャリッジ5のガイド部材7としてリニアガイド等を用いる場合において、該ガイド部材7を取り付けるための高精度な平面を必要とする支持フレーム11を板金によって構成しても、簡単に高精度な平面を形成することができる。即ち、重量が重く高価な剛体支持ベースを使用しなくても、ガイド部材7を取り付ける高精度な平面を簡単に形成することができる。
液体吐出装置1Aにおけるガイド取付け面9の角度調整方法は、液体吐出装置1Aにおけるレール部の調整方法と言い換えることもできる。液体吐出装置1Aにおけるレール部の調整方法は、固定部と、固定部に対して変位可能に取り付けられる可動部と、基準方向Xに沿って平面が形成された平面部を有し、平面部が可動部に固定されるレール部と、液体を吐出可能なヘッド3が取り付けられ、基準方向Xに移動可能にレール部に取り付けられるキャリッジ5と、を備えた液体吐出装置1Aにおけるレール部の調整方法であって、基準方向Xを軸としてレール部を回動させるように、固定部に対して可動部を変位させるものである。これにより、基準方向Xを軸として回動する方向におけるレール部の傾きを調整することができる。
[他の実施形態]
本発明に係る液体吐出装置1は、以上述べたような構成を有することを基本とするものであるが、本願発明の要旨を逸脱しない範囲内での部分的構成の変更や省略等を行うことも勿論可能である。
例えば、本発明の液体吐出装置1は、前述したような大型のインクジェット捺染装置に限らず、比較的大型で重量を有するキャリッジ5を備える大型のインクジェットプリンター等にも適用することが可能である。また、媒体Mの搬送面が傾斜したレイアウトが採用されているインクジェットプリンターにおいては、ガイド取付け面9は垂直方向の平面ではなく、搬送面の傾斜角度分、傾斜した方向の平面となる。
また、本発明の液体吐出装置1に設けられるガイド部材7は、前述した実施形態で採用したリニアガイド35用のガイドレール31に限らず、構成の違う他のガイド部材7を採用することも可能である。また、リニアガイド35のスライドブロック33の構成をキャリッジ5に備えるように構成することも可能である。
また、前記実施形態1と実施形態2において可動フレーム15と一体の部材として設けた調整板17と保持板19のいずれか一方を可動フレーム15と別体の部材として構成したり、前記実施形態1において別体に構成されていた固定フレーム13の背板37と底板39と固定板45を一体の部材として構成することが可能である。
また、調整板17の取付け位置の調整手段は、前述の実施形態の中で述べた偏心ドライバー49を使用して行う調整手段に限らず、例えば固定板45上に調整ネジを適宜の支持金具を使用して取り付けておき、該調整ネジの先端を調整板17の一部に係止させておくことで、調整ネジのねじの送りピッチに対応した送り量で調整板17の取付け位置を調整するように構成することも可能である。
この他、調整板17と保持板19の取付け位置と個数は、前述した実施形態で述べた取付け位置と個数に限らず、支持フレーム11の基準方向Xの長さ等に応じて適宜変更することが可能である。
また、前板43の上端縁を延長形成し、その延長形成した部分を固定板45側に折り曲げることによって、基準方向Xに長い調整板17と保持板19の機能を兼ね備えた板材として配置することも可能である。この場合には、各位置の調整板17と保持板19に設けられていた、調整板17用の取付け長穴67、調整長穴65、及び保持板19用の取付け長穴69を、当該板材に対して多数形成しておくことが好ましい。
1 液体吐出装置、2 ハウジング、3 ヘッド、4 キャリッジモーター、
5 キャリッジ、6 サイドフレーム、7 ガイド部材、8 制御部、
9 ガイド取付け面、11 支持フレーム、13 固定フレーム、15 可動フレーム、
17 調整板、19 保持板、21 駆動プーリー、23 従動プーリー、
25 走行ベルト、27 係止部、29 記録実行領域、31 ガイドレール、
33 スライドブロック、35 リニアガイド、37 背板、39 底板、
39a 立上げ部、41 取付けネジ、42 取付けネジ、43 前板、
44 取付けネジ、45 固定板、45S スライド面、46取付けネジ、47 ネジ孔、
49 偏心ドライバー、50 ハンドル、51 当接軸、53 差込み部、55 嵌合穴、
57 取付けネジ、59 係合凹部、61 係合凸部、63 ストッパー、
65 調整長穴、67 取付け長穴、69 取付け長穴、70 固定ネジ、
71 第1領域、73 第2領域、75取付け板部、77 ネジ孔、79 取付け穴、
M 媒体、T トレイ、X 基準方向、A 搬送方向、O 接続点、θ 角度、
L 回動軸、Q 中心

Claims (10)

  1. 基準方向に延設された固定部と、
    前記基準方向に延設され、前記固定部に対して変位可能に取り付けられる可動部と、
    前記基準方向に沿って平面が形成された平面部を有し、前記平面部が前記可動部に固定されるレール部と、
    液体を吐出可能なヘッドが取り付けられ、前記基準方向に移動可能に前記レール部に取り付けられるキャリッジと、を備え、
    前記可動部が前記固定部に取り付けられた状態において、該可動部と該固定部とによって前基準方向から見て四角形状が形成され、
    前記可動部は、
    前記固定部のスライド面に対してスライドする調整板及び保持板を備え、
    前記調整板を前記スライド面に沿ってスライドさせることで、前記基準方向を軸として前記レール部を回動させる、
    ことを特徴とする液体吐出装置。
  2. 請求項1に記載の液体吐出装置であって、
    カム部と当接することで、前記カム部の回転に応じて前記固定部に対して前記可動部をスライドさせる調整部を備えることを特徴とする液体吐出装置。
  3. 請求項1又は2に記載した液体吐出装置であって、
    前記固定部に対して変位可能に前記可動部を保持する保持部を備え、
    前記保持部は、前記基準方向に沿って間隔を設けて複数配置されることを特徴とする液体吐出装置。
  4. 請求項3に記載の液体吐出装置であって、
    前記基準方向における前記可動部の中心より一方側の領域である第1領域に配置される前記保持部の数は、前記基準方向における前記可動部の中心より他方側の領域である第2領域に配置される前記保持部の数より多いことを特徴とする液体吐出装置。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載の液体吐出装置であって、
    前記基準方向における前記キャリッジの少なくとも一方側の端部に配置され、前記キャリッジを受け止めることが可能なストッパーを備えることを特徴とする液体吐出装置。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載の液体吐出装置であって、
    前記調整板は、前記可動部と一体の部材によって構成されていることを特徴とする液体吐出装置。
  7. 請求項1から5のいずれか一項に記載の液体吐出装置であって、
    前記調整板は、前記可動部と別体の部材によって構成されていることを特徴とする液体吐出装置。
  8. 請求項1から7のいずれか一項に記載の液体吐出装置であって、
    前記固定部と前記可動部とは、一体の部材によって構成されていることを特徴とする液体吐出装置。
  9. 固定部と、
    前記固定部に対して変位可能に取り付けられる可動部と、
    基準方向に沿って平面が形成された平面部を有し、平面部が前記可動部に固定されるレール部と、
    液体を吐出可能なヘッドが取り付けられ、前記基準方向に移動可能に前記レール部に取り付けられるキャリッジと、を備え、
    前記可動部は、前記基準方向を軸として前記レール部を回動させるように、前記固定部に対して変位し、
    前記固定部に対して変位可能に前記可動部を保持する保持部を備え、
    前記保持部は、前記基準方向に沿って間隔を設けて複数配置され、
    前記基準方向における前記可動部の中心より一方側の領域である第1領域に配置される前記保持部の数は、前記基準方向における前記可動部の中心より他方側の領域である第2領域に配置される前記保持部の数より多いことを特徴とする液体吐出装置。
  10. 基準方向に延設された固定部と、
    前記基準方向に延設され、前記固定部に対して変位可能に取り付けられる可動部と、
    前記基準方向に沿って平面が形成された平面部を有し、前記平面部が前記可動部に固定されるレール部と、
    液体を吐出可能なヘッドが取り付けられ、前記基準方向に移動可能に前記レール部に取り付けられるキャリッジと、
    前記可動部が前記固定部に取り付けられた状態において、該可動部と該固定部とによって前基準方向から見て四角形状が形成され、
    前記可動部は、
    前記固定部のスライド面に対してスライドする調整板及び保持板を備え、
    前記調整板を前記スライド面に沿ってスライドさせることで、前記基準方向を軸として前記レール部を回動させる液体吐出装置におけるレール部の調整方法であって、
    前記基準方向を軸として前記レール部を回動させるように、前記固定部に対して前記可動部を変位させることを特徴とする液体吐出装置におけるレール部の調整方法。
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