JP2017077663A - 液体吐出装置及び液体吐出装置におけるレール部の調整方法 - Google Patents
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Abstract
Description
しかし、液体吐出装置の大型化に伴い、キャリッジも大型化し、高重量化していることから、上記構成のガイド機構では大型化したキャリッジには対応できない場合が生じてきており、より剛性の高いガイド機構の開発が求められている。
一般的にリニアガイドのガイドレールは、高精度に加工された底面とスライドブロックを移動可能に取り付ける溝レールを備え、高精度な平面であるガイド取付け面を有する頑強な支持ベースに前記底面を接触させて取り付けられる。
しかし、リニアガイドを使用すると、基準方向を軸としてリニアガイドが回動する方向に、リニアガイドの傾きが生じる場合があった。なお、このような問題は、断面が丸型(丸棒状)のガイド軸を使用する場合には発生しなかった。
上記構成によれば、調整部と可動部とを一体の部材によって構成した分、部品点数の削減を図ることができ、組立て工数を減らして生産性を向上させることができる。
上記構成によれば、可動部の基準方向の長さ等に応じて調整部の数と各調整部の取付け位置を調整できるから、基準方向の長さ等の違う種々の可動部に対応できるようになり、汎用性を向上させることができる。
上記構成によれば、基準方向を軸として回動する方向におけるレール部の傾きを調整することができる。
尚、以下の説明では、最初に実施形態1に係る液体吐出装置1Aを例にとって、本発明の液体吐出装置の概略構成について説明する。次に、本発明の特徴的構成となる液体吐出装置の具体的構成について説明する。
続いて、前記実施形態1と一部の構成を異ならせた実施形態2と実施形態3に係る各液体吐出装置(1B、1C)の構成を実施形態1との差異を中心に具体的に説明する。更に、実施形態1に係る液体吐出装置1Aを使用した場合を例にとって、本発明の実施形態に係る液体吐出装置におけるガイド取付け面の角度調整方法の内容をその作業手順と合わせて説明する。
(1)液体吐出装置の概略構成(図1〜図3参照)
図1に表したように、本実施形態に係る液体吐出装置1Aは、媒体MとしてトレイT上にセットされたTシャツ等の布帛を対象とした大型のシリアル型のインクジェット捺染装置である。そして、この液体吐出装置1Aは、ヘッド3(図3)を搭載して走査方向となる基準方向Xに沿って往復移動する比較的大型で重量のあるキャリッジ5と、該キャリッジ5の往復移動を案内するガイド部材7と、該ガイド部材7を取り付けるガイド取付け面9を有する支持フレーム11と、を備えている。ガイド部材7は、基準方向Xに沿って延びるレール部であるとも言える。レール部は、基準方向Xに沿って平面(基準面)が形成された平面部を有している。そして、レール部の平面部がガイド取付け面9に取り付けられる。言い換えれば、レール部におけるガイド取付け面9に取り付けられる面が形成されているのが平面部である。
ここで「布帛」とは、綿、麻、絹、又はこれらを混合したもの等を原糸とする布や織物等の繊維製品を意味し、例えば、ブラウス、ワイシャツ、作業着などの衣料品の材料として用いられるブロード、シーチング等の繊維製品が挙げられる。また、化学繊維のレーヨン、キュプラ、ポリノジック、アセテート、トリアセテート、プロミックス、ナイロン、ポリエステル、アクリル、ポリ塩化ビニル、ポリウレタンであってもよい。コート紙等の表面コーティングがなされたもの、裏面剥離フィルム、レーヨン、合成紙等も使用可能である。
また、支持フレーム11は、図2及び図3に表すようにハウジング2の内部に固定状態で取り付けられる剛性を有するサイドフレーム6によって、基準方向Xの両端部付近を含む、複数個所で支持されている。
本実施形態に係る液体吐出装置1Aは、支持フレーム11の構成に特徴を有している。具体的には、支持フレーム11は、液体吐出装置1Aのハウジング2に対してサイドフレーム6を介して固定状態で取り付けられる固定フレーム13と、該固定フレーム13に対して接続点Oを介してガイド取付け面9の角度θを調整する方向に変位可能に接続される可動フレーム15と、該可動フレーム15の固定フレーム13に対する位置を調整する調整部である調整板17と、を備えることによって基本的に構成されている。このとき、固定フレーム13は、固定状態で取り付けられる固定部であると言える。また、可動フレーム15は、固定部に対して変位可能に取り付けられる可動部であると言える。
この他、本実施形態では、支持フレーム11には、可動フレーム15の固定フレーム13に対する位置を固定する保持部である保持板19が基準方向Xに沿って間隔を空けて複数備えられている。
また、背板37には、基準方向Xに長いL字形断面の固定板45が、取付けネジ41を使用して、背板37の前面から前方に張り出すように庇状に取り付けられている。尚、この固定板45には後述する調整板17と保持板19を取り付けるためのネジ孔47と、後述する偏心ドライバー49の差込み部53を差し込む嵌合穴55が、調整板17と保持板19が設けられるそれぞれ対応した位置に複数設けられている。固定板45の上面は調整板17がスライドするスライド面45S(図2)になっている。
また、前板43の前面がガイド部材7を取り付けるガイド取付け面9になっており、このガイド取付け面9に対して前述したガイドレール31が取付けネジ57を使用して基準方向Xに長手方向が沿うように取り付けられている。換言すれば、レール部の平面部は、可動部に固定される。
そして、このようにして構成される可動フレーム15は、前述した取付けネジ42によって固定フレーム13と接続されている部位が接続点Oとなって、該接続点Oを通り基準方向Xに沿って延びる軸を回動軸Lとして、前後に回動できるように構成されている。つまり、可動部は、基準方向Xを軸としてレール部を回動させるように、固定部に対して変位する。これにより、基準方向Xを軸として回動する方向におけるレール部の傾きを調整することができる。したがって、基準方向Xを軸としてレール部が回動する方向にレール部の傾きが生じる場合であっても、レール部の傾きを適宜調整することにより、レール部の角度を好適なものとすることができる。よって、基準方向Xを軸として回動する方向におけるレール部の傾きを抑制することができる。
また、図4に示すように、本実施形態の調整板17は、基準方向Xの両端付近とその中央の3ヶ所に設けられている。そして、これら3ヶ所に設けられる各調整板17の固定板45に対する取付け位置を個別に変えることによって可動フレーム15に対して設けられるガイド取付け面9の角度θを調整できるように構成されている。つまり、可動部は、固定部に対してスライドすることで、基準方向Xを軸としてレール部を回動させる。これにより、可動部をスライドさせることで、好適にレール部の傾きを調整することができる。
なお、調整板17を設けた3ヶ所の位置は一例であり、他の位置に調整板17を設けてもよい。また、調整板17を設けるのは4ヶ所以上であってもよいし、1〜2ヶ所であってもよい。
一方、固定板45のスライド面45Sには、前述した調整長穴65と対応する位置に偏心ドライバー49の当接軸51の先端の該当接軸51と偏心した位置に設けられる差込み部53と嵌合する嵌合穴55が設けられ、前述した取付け長穴67と対応する位置に取付けネジ46を取り付けるためのネジ孔47が設けられている。
また、調整板17の位置調整後は前記取付けネジ46を使用して調整板17を固定板45に固定する。そして、本実施形態では、調整板17は、前述した可動フレーム15と一体の部材によって構成されている。言い換えれば、調整部は、可動部と一体の部材によって構成されている。これにより、調整部と可動部とを一体の部材によって構成した分、部品点数の削減を図ることができ、組立て工数を減らして生産性を向上させることができる。
保持部の具体例としての保持板19には、前述した調整板17と同様、可動フレーム15の変位方向となる前後方向に延びる取付け長穴69が2個ずつ設けられている。尚、調整板17に設けられていた調整長穴65は保持板19には設けられていない。
そして、保持板19に設けられている取付け長穴69に対して固定ネジ70を貫通させて固定板45のスライド面45Sに形成されているネジ孔47に取り付けることによって取付け長穴69の長さの範囲で各保時板19毎に可動フレーム15の変位のずれに対応できるようになっている。
このような保持板19の配置を採用することにより、未使用時に第1領域71に位置しているキャリッジ5が、輸送時の振動や衝撃によって、可動フレーム15に傾きを生じさせるような負荷を与えた場合に、多く配置された保持板19によってその負荷を効果的に吸収して可動フレーム15の傾きの発生を抑制することが可能になる。
本実施形態では、図2及び図5に表すように、キャリッジ5の移動範囲の両端のHome側とFull側に配置されている二枚の調整板17に対して、それぞれ前方に向けて庇状に張り出す矩形平板状のストッパー63が設けられている。つまり、液体吐出装置1Aは、基準方向Xにおけるキャリッジ5の少なくとも一方側の端部に配置され、キャリッジ5を受け止めることが可能なストッパー63を備えている。これにより、キャリッジ5の移動範囲の端部にキャリッジ5が到達したとき、当該ストッパー63によって、キャリッジ5が当該移動範囲を超えて移動することを抑制することができる。
また、長時間の使用等によってガイド取付け面9に傾きが経時的に生じた場合には、調整部を固定していた取付けネジ46等の固定部材を一旦緩めて調整部の取り付け位置を再調整後、再び固定部材で固定することによってガイド取付け面9の角度を適正な角度に簡単に再調整することができる。これにより、常にガイド取付け面9の角度を適正な値に保つことを簡単に実現することが可能になり、大型で重量の重いキャリッジ5を使用した場合でも、常にキャリッジ5の姿勢を良好な姿勢に保って高精度の記録を安定して実行することが可能になる。
また、保持板に対して可動フレーム15の変位方向に延びる取付け長穴69を設けたことにより、当該取付け長穴69の長さの範囲で、各保時部毎に可動フレーム15の変位のずれに対応できる。
そして、一般にキャリッジ5は、未使用時にHome側のホームポジションに位置しているから、第1領域71は可動フレーム15の基準方向Xの中央よりHome側の領域に設定することが望ましい。
そして、上記キャリッジ5の移動範囲を決めるストッパー63としての機能を、キャリッジ5とガイド部材7を支持する支持フレーム11の構成部材である調整部と同じ構成部材を利用して形成することで、別途ストッパー63を設ける必要がない分、部品点数の削減を図れる。
本実施形態に係る液体吐出装置1Bは、支持フレーム11の構造が前述した実施形態1に係る液体吐出装置1Aと幾分相違しているだけで他の構成については実施形態1と同様の構成を有している。従って、ここでは前述した実施形態1と同様の構成については説明を省略し、該実施形態1と相違する支持フレーム11の構造に絞って説明する。
更に、底板39の前端縁には、可動フレーム15の前板43が、その下端縁が固定フレーム13の底板39と一体の部材によって接続された状態で設けられており、該前板43の上端縁に調整板17と保持板19のそれぞれが、それらの前端縁が前板43と一体の部材によって接続された状態で設けられている。
また、このような構成の支持フレーム11を使用した場合は、前板43と底板39が接続されている前方下端のコーナー部が接続点Oになり、可動フレーム15はこの接続点Oを通って基準方向Xに沿って延びる回動軸Lを中心に前述した実施形態1と同様に回動する。
換言すれば、液体吐出装置1Bにおいて、固定部と可動部とは、一体の部材によって構成されている。これにより、固定部と可動部とを一体の部材によって構成した分、部品点数の削減を図ることができ、組立て工数を減らして生産性を向上させることができる。
本実施形態に係る液体吐出装置1Cは、可動フレーム15に対する調整板17と保持板19の接続構造が前述した実施形態1に係る液体吐出装置1Aと相違しているだけで他の構成については実施形態1と同様の構成を有している。従って、ここでは前述した実施形態1と同様の構成については説明を省略し、該実施形態1と相違する可動フレーム15に対する調整板17と保持板19の接続構造に絞って説明する。
具体的には、調整板17と保持板19には、これらの前端縁から下方に向けて90°折り曲げられた取付け板部75が設けられており、該取付け板部75には取付けネジ44を取り付けるネジ孔77が形成されている。また、該ネジ孔77と対向する位置の可動フレーム15には、取付けネジ44を受け入れるネジ孔77よりも径の大きな取付け穴79が設けられている。
そして、このようにして構成される可動フレーム15は、前述した取付けネジ42によって固定フレーム13と接続されている部位が接続点Oとなって、該接続点Oを通り基準方向Xに沿って延びる軸を回動軸Lとして、前後に回動できるように構成されている。
また、使用によって調整板17と保持板19が変形したり、破損した場合には、変形ないし破損した調整板17と保持板19のみを新しい物に交換すればよいから、可動フレーム15ごと交換しなければならない一体構造の無駄を低減することが可能になる。
言い換えれば、液体吐出装置1Cにおいて、調整部は、可動部と別体の部材によって構成されている。これにより、可動部の基準方向Xの長さ等に応じて調整部の数と各調整部の取付け位置を調整できるから、基準方向Xの長さ等の違う種々の可動部に対応できるようになり、汎用性を向上させることができる。
本実施形態は、前述した実施形態1に係る液体吐出装置1Aを使用した場合に実行される液体吐出装置におけるガイド取付け面の角度調整方法である。
この液体吐出装置におけるガイド取付け面の角度調整方法は、ヘッド3が搭載されたキャリッジ5と、リニアガイド35が組み付けられ、取付けネジ42によって可動フレーム15の下部が固定フレーム13の立ち上げ部に取り付けられ、サイドフレーム6を介して液体吐出装置1Aのハウジング2に取り付けられた状態の支持フレーム11に対して適用される。
以下、実際の作業手順に従って(1)調整板の取付け位置の調整、(2)調整板の取り付け、(3)保持板の取り付けの三段階に分けて本実施形態の内容を具体的に説明する。
固定板45のスライド面45Sに対する調整板17の取付け位置を調整する場合には、前述した偏心ドライバー49を使用する。即ち、偏心ドライバー49の軸部の先端側に設けられている当接軸51を調整板17の先端側に設けられている調整長穴67に差し込んで調整長穴67の内周面に当接軸51の外周面を当接させた状態にする。
更に、当接軸51に端面に設けられている差込み部53を下方の固体板45に形成されている嵌合穴55に差し込んで嵌合状態にする。
また、調整板17が移動すると、該調整板17に接続されている可動フレーム15の上端縁も同方向に同じ移動量移動するため、可動フレーム15は回動軸Lを中心に所定方向に所定の量回動するようになり、これにより可動フレーム15に設けられているガイド取付け面9の角度調整を行い、ガイド取付け面9の角度θを適正な角度にする。
当該調整板17が設けられている部位の可動フレーム15におけるガイド取付け面9の角度θが適正な角度に調整されたところで取付けネジ46を調整板17の基端部側に設けられている二つの取付け長穴67に差し込み、下方の固定板45の対応する位置に設けられているネジ孔47に締め付けることによって当該調整板17を固定板45に取り付ける。
尚、(1)調整板の取付け位置の調整、及び(2)調整板の取り付けの二つの作業は、前述した実施形態1のように調整板17が可動フレーム15のHome側とFull側の両端と、可動フレーム15の中央との3ヶ所に設けられている場合には、最初にHome側とFull側の両端の一方で作業を行い、次にHome側とFull側の両端の他方で同様の作業を行う。そして最後に可動フレーム15の中央で同様の作業を行うようにすることが望ましい。
すべての調整板17の位置でガイド取付け面9の角度調整が行われた後、すべての保持板19を固定板45に固定する。即ち、各保持板19に二つずつ設けられている取付け長穴69に固定ネジ70を差し込み、下方の固定板45の対応する位置に設けられているネジ孔47に締め付けることによって当該保持板19を固定板45に取り付ける。
これにより、ガイド取付け面9が適正な角度θに保たれた剛性の高い支持フレーム11が構成される。
本発明に係る液体吐出装置1は、以上述べたような構成を有することを基本とするものであるが、本願発明の要旨を逸脱しない範囲内での部分的構成の変更や省略等を行うことも勿論可能である。
また、本発明の液体吐出装置1に設けられるガイド部材7は、前述した実施形態で採用したリニアガイド35用のガイドレール31に限らず、構成の違う他のガイド部材7を採用することも可能である。また、リニアガイド35のスライドブロック33の構成をキャリッジ5に備えるように構成することも可能である。
また、調整板17の取付け位置の調整手段は、前述の実施形態の中で述べた偏心ドライバー49を使用して行う調整手段に限らず、例えば固定板45上に調整ネジを適宜の支持金具を使用して取り付けておき、該調整ネジの先端を調整板17の一部に係止させておくことで、調整ネジのねじの送りピッチに対応した送り量で調整板17の取付け位置を調整するように構成することも可能である。
また、前板43の上端縁を延長形成し、その延長形成した部分を固定板45側に折り曲げることによって、基準方向Xに長い調整板17と保持板19の機能を兼ね備えた板材として配置することも可能である。この場合には、各位置の調整板17と保持板19に設けられていた、調整板17用の取付け長穴67、調整長穴65、及び保持板19用の取付け長穴69を、当該板材に対して多数形成しておくことが好ましい。
5 キャリッジ、6 サイドフレーム、7 ガイド部材、8 制御部、
9 ガイド取付け面、11 支持フレーム、13 固定フレーム、15 可動フレーム、
17 調整板、19 保持板、21 駆動プーリー、23 従動プーリー、
25 走行ベルト、27 係止部、29 記録実行領域、31 ガイドレール、
33 スライドブロック、35 リニアガイド、37 背板、39 底板、
39a 立上げ部、41 取付けネジ、42 取付けネジ、43 前板、
44 取付けネジ、45 固定板、45S スライド面、46取付けネジ、47 ネジ孔、
49 偏心ドライバー、50 ハンドル、51 当接軸、53 差込み部、55 嵌合穴、
57 取付けネジ、59 係合凹部、61 係合凸部、63 ストッパー、
65 調整長穴、67 取付け長穴、69 取付け長穴、70 固定ネジ、
71 第1領域、73 第2領域、75取付け板部、77 ネジ孔、79 取付け穴、
M 媒体、T トレイ、X 基準方向、A 搬送方向、O 接続点、θ 角度、
L 回動軸、Q 中心
Claims (10)
- 固定部と、
前記固定部に対して変位可能に取り付けられる可動部と、
基準方向に沿って平面が形成された平面部を有し、平面部が前記可動部に固定されるレール部と、
液体を吐出可能なヘッドが取り付けられ、前記基準方向に移動可能に前記レール部に取り付けられるキャリッジと、を備え、
前記可動部は、前記基準方向を軸として前記レール部を回動させるように、前記固定部に対して変位することを特徴とする液体吐出装置。 - 請求項1に記載の液体吐出装置であって、
前記可動部は、前記固定部に対してスライドすることで、前記基準方向を軸として前記レール部を回動させることを特徴とする液体吐出装置。 - 請求項2に記載の液体吐出装置であって、
カム部と当接することで、前記カム部の回転に応じて前記固定部に対して前記可動部をスライドさせる調整部を備えることを特徴とする液体吐出装置。 - 請求項1から3のいずれか一項に記載した液体吐出装置であって、
前記固定部に対して変位可能に前記可動部を保持する保持部を備え、
前記保持部は、前記基準方向に沿って間隔を設けて複数配置されることを特徴とする液体吐出装置。 - 請求項4に記載の液体吐出装置であって、
前記基準方向における前記可動部の中心より一方側の領域である第1領域に配置される前記保持部の数は、前記基準方向における前記可動部の中心より他方側の領域である第2領域に配置される前記保持部の数より多いことを特徴とする液体吐出装置。 - 請求項1から5のいずれか一項に記載の液体吐出装置であって、
前記基準方向における前記キャリッジの少なくとも一方側の端部に配置され、前記キャリッジを受け止めることが可能なストッパーを備えることを特徴とする液体吐出装置。 - 請求項1から6のいずれか一項に記載の液体吐出装置であって、
前記調整部は、前記可動部と一体の部材によって構成されていることを特徴とする液体吐出装置。 - 請求項1から6のいずれか一項に記載の液体吐出装置であって、
前記調整部は、前記可動部と別体の部材によって構成されていることを特徴とする液体吐出装置。 - 請求項1から8のいずれか一項に記載の液体吐出装置であって、
前記固定部と前記可動部とは、一体の部材によって構成されていることを特徴とする液体吐出装置。 - 固定部と、前記固定部に対して変位可能に取り付けられる可動部と、基準方向に沿って平面が形成された平面部を有し、平面部が前記可動部に固定されるレール部と、液体を吐出可能なヘッドが取り付けられ、前記基準方向に移動可能に前記レール部に取り付けられるキャリッジと、を備えた液体吐出装置におけるレール部の調整方法であって、
前記基準方向を軸として前記レール部を回動させるように、前記固定部に対して前記可動部を変位させることを特徴とする液体吐出装置におけるレール部の調整方法。
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