JP2023050315A - 画像記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】切断部を備えた画像記録装置において、シートの搬送方向への大型化を抑制すること。【解決手段】画像記録装置10は、シート16を搬送路21に沿って搬送する搬送部43と、シート16の搬送方向と交差する交差方向55、56に移動するキャリッジ35と、キャリッジ35に搭載されてノズルから液体を吐出するヘッド37と、液体を貯留する液体貯留部40と、液体貯留部40からヘッド37へ液体を送るチューブ44と、シート16を交差方向55、56に沿って切断する切断部45と、を備えている。チューブ44は、キャリッジ35の移動に伴って追従する。切断部45は、チューブ44が追従するときに通過する追従空間91の下方に位置している。【選択図】図2

Description

本発明は、シートを切断する切断部を備えた画像記録装置に関する。
シートを切断する切断部を備えた画像記録装置としては、例えば、特許文献1に記載された印刷装置が知られている。特許文献1記載の印刷装置は、筐体部の前面に形成された排出口に向けて媒体を搬送経路に沿って搬送する搬送機構と、搬送経路に沿って搬送される媒体に記録を行う記録部と、記録部によって記録された媒体を切断する裁断機構と、を備えている。裁断機構は、記録部よりも媒体の搬送経路の下流側であって、排出口の近傍に位置している。
特開2015-80873号公報
上記印刷装置では、切断機構によって媒体の搬送方向において装置が大型化する問題がある。また、薄型化された画像記録装置において上記裁断機構が採用される場合には、搬送方向への装置の大型化が問題となるほか、上下方向の寸法が大きくなると、薄型であるという利点が失われるおそれがある。
本発明の目的は、切断部を備えた画像記録装置が、シートの搬送方向へ大型化することを抑制することにある。
(1)本発明に係る画像記録装置は、シートを搬送路に沿って搬送する搬送部と、シートの搬送方向と交差する交差方向に移動するキャリッジと、上記キャリッジに搭載されてノズルから液体を吐出するヘッドと、液体を貯留する液体貯留部と、上記液体貯留部から上記ヘッドへ液体を送るチューブと、シートを上記交差方向に沿って切断する切断部と、を備えている。上記チューブは、上記キャリッジの移動に伴って追従する。上記切断部は、上記チューブが追従するときに通過する追従空間の下方に位置している。
切断部が、チューブの追従空間の下方に位置しているので、画像記録装置がシートの搬送方向に小型化される。
(2)上記切断部の一部は、上記キャリッジが移動するときに通過する移動空間の一部と上下方向において重なっていてもよい。
上記構成により、画像記録装置が搬送方向に小型化される。
(3)上記チューブは、上記キャリッジと、上記搬送方向において重なっていてもよい。
上記構成により、画像記録装置が上下方向に小型化される。
(4)上記チューブは、上記キャリッジの前方に位置していてもよい。
上記構成により、液体貯留部が画像記録装置の前方に位置する構成において、チューブの長さが短くなる。
(5)上記画像記録装置は、上記搬送路から排出されたシートを支持する排出トレイをさらに備えていてもよい。上記排出トレイは、上記切断部の下方に位置していてもよい。
上記構成により、画像記録装置が搬送方向に小型化される。
(6)上記搬送部は、上記切断部によって切断されたシートを上記排出トレイへ搬送する排出ローラを有してもよい。上記排出ローラは、上記切断部の下方に位置していてもよい。
上記構成により、画像記録装置が搬送方向に小型化される。
(7)上記画像記録装置は、原稿の画像を読み取る読取装置をさらに備えていてもよい。 上記読取装置は、上記切断部の上方に位置していてもよい。
上記構成により、画像記録装置が搬送方向に小型化される。
本発明によれば、切断部を備えた画像記録装置が、シートの搬送方向へ大型化することが抑制される。
図1は、本発明の一実施形態に係る画像記録装置10の外観斜視図である。 図2は、画像記録装置10の構造を模式的に示す図である。 図3は、画像記録装置10の主要構成を示す平面図である。 図4は、画像記録装置10の切断部45の側面図である。 図5は、画像記録装置10の変形例の構造を模式的に示す図である。 図6は、画像記録装置10の他の変形例の構造を模式的に示す図である。 図7は、画像記録装置10の他の変形例の構造を模式的に示す図である。
以下、適宜図面を参照して本発明の実施形態について説明する。なお、以下に説明される実施形態は本発明が具体化された一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で実施形態を適宜変更できることは言うまでもない。以下の説明において、プリンタ部11において開口13が向く向きを前向き51とし、前向きの反対向きを後向き52とする。前方と後方とを合せて前後方向51、52とする。前後方向51、52と直交する上下の方向を上下方向53、54とする。前後方向51、52および上下方向53、54と直交する方向を左右方向55、56とする。上下方向53、54の上向きを上向き53とし、下向きを下向き54とする。画像記録装置10を後向き52に視て、左右方向55、56の左向きを左向き55とし、右向きを右向き56とする。
図1に示されるように、画像記録装置10は、下部に設けられたプリンタ部11と、上部に設けられたスキャナ部12(読取装置の一例)と、を一体的に備えた複合機である。画像記録装置10は、プリント機能、スキャン機能、コピー機能、ファクシミリ機能を有する。なお、画像記録装置10は、必ずしもスキャナ部12を有している必要はなく、スキャン機能やコピー機能を有しない単機能のプリンタとして実施されてもよい。
画像記録装置10は、主にコンピュータなどの外部情報機器(不図示)と接続された状態で使用される。プリンタ部11は、この外部情報機器から受信した印刷データやスキャナ部12で読み取られた原稿の画像データに基づいて、記録用紙16に画像を記録する。画像記録装置10の前面上部に操作パネル19が設けられている。操作パネル19は、各種情報を表示するディスプレイおよび情報の入力を受け付ける入力キーを備えている。画像記録装置10は、操作パネル19から入力された指示情報又は外部情報機器からプリンタドライバやスキャナドライバなどを通じて送信される指示情報に基づいて動作する。
スキャナ部12は、プリンタ部11の上方に位置する。スキャナ部12は、いわゆるフラットベッドスキャナである。スキャナ部12は、プリンタ部11の上方に設けられたスキャナ本体12aと、スキャナ本体12aの上方に設けられた原稿カバー12bとを有する。スキャナ本体12aの上面には、原稿が載置されるプラテンガラス(非図示)が設けられている。スキャナ本体12aの内部には、プラテンガラス上の原稿の画像を光学的に読み取り可能なイメージセンサ(図示せず)が設けられている。原稿カバー12bには、画像が読み取られる複数枚の原稿を1枚ずつピックアップして搬送する自動搬送機構であるADF12cが設けられている。
[プリンタ部11]
以下、図1から図3が参照されつつ、プリンタ部11の構成が説明される。なお、図2では、説明の簡略化のために給紙カセット14の図示が省略されている。
図1、図2に示されるように、プリンタ部11は、筐体20を有する。筐体20には、給紙カセット14、給紙カセット15、記録部17、切断部45、その他の機能部品が配置されている。筐体20の前面における操作パネル19の下方には、開口13が位置している。開口13は、筐体20の前面において左右方向55、56の略中央に位置している。開口13は、左右方向55、56に長い矩形状に形成されている。開口13は、筐体20の前面において上部から下端まで至っている。
筐体20は、開口13から後向き52に延びる内部空間20aを有する。内部空間20aは、後述の搬送路21に連通している。内部空間20aは、開口13の上端から後向き52に延びる上壁部71から筐体20の下端まで拡がっている。上壁部71は、操作パネル19の後方に配置された基板収容スペース65と内部空間20aとを仕切っている。基板収容スペース65には、操作パネル19と電気的に接続される電子回路が設置される基板(図示省略)が収容されている。
筐体20の前面において、開口13の右方には、開閉カバー41が取り付けられている。開閉カバー41が開かれると、カートリッジ装着空間が開放され、インク(液体の一例)を貯留するインクカートリッジ40(液体貯留部の一例)が筐体20に対して装着または取り外し可能となる。図2および図3に示されるように、インクカートリッジ40は、筐体20において記録部17よりも前方に位置する。本実施形態では、色が異なる4種類のインク(液体の一例)をそれぞれ保持する4個のインクカートリッジ40が筐体20に装着可能である。各インクカートリッジ40は、チューブ44を通じて記録部17の記録ヘッド37へインクを供給する。なお、チューブ44の詳細については後述する。
図1に示されるように、給紙カセット14および給紙カセット15は、開口13へ挿入された状態で筐体20に装着される。給紙カセット14および給紙カセット15は、筐体20に対して前後方向51、52に沿って挿抜可能である。給紙カセット14は、筐体20に装着された状態において給紙カセット15の下方に位置する。図2に示されるように、給紙カセット15は、定形の記録用紙16(シートの一例)を複数枚が積載された状態で収容する。記録用紙16の定形とは、日本工業規格のA3サイズ、A4サイズ、B5サイズなどである。給紙カセット15の上部には、排紙トレイ18(排出トレイの一例)が位置する。排紙トレイ18は、搬送路21から排出されたシートを支持する。なお、本実施形態では2種類の給紙カセット14および給紙カセット15が設けられているが、給紙カセット14は省略されてもよい。
給紙カセット15は、複数の記録用紙16を保持する。給紙カセット15は、画像記録装置10の後方側(図2における左側)の一部が開口された容器状に形成されている。記録用紙16は、給紙カセット15の内部空間に積層状態で保持される。給紙カセット15の排紙トレイ18は、画像記録装置10の前面側(図2における右側)に形成されている。図2は、給紙カセット15が筐体20に挿入された状態を示している。
図2に示されるように、筐体20には、給紙カセット15から排紙トレイ18へ搬送路21に沿って記録用紙16を搬送する搬送部43が配置されている。搬送路21は、給紙カセット15から上向き53かつ前向き51へ湾曲しながらUターンし、排紙トレイ18へ向かって前向き51へ直線的に延びる所謂Uターンパスである。搬送路21の下流端は、内部空間20aに連通している。
搬送路21には、給紙カセット15から排紙トレイ18へ向かう搬送方向に沿って、上流側から順に、給紙ローラ32、中間ローラ対24、PFローラ対25、第1排出ローラ対27、および第2排出ローラ対28(「排出ローラ」の一例)が配置されている。これら給紙ローラ32およびローラ対24、25、27、28が搬送部43を構成する。
給紙ローラ32は、給紙カセット15の上方に位置する。給紙ローラ32は、アーム33の先端部に、左右方向55、56を軸線方向として回動可能に設けられている。アーム33の基端部は軸34周りに回動可能である。アーム33が回動することにより、給紙ローラ32が給紙カセット15に対して接離する方向へ移動する。アーム33は、給紙ローラ32の重量により、給紙カセット15へ近づく向きへ回動される。これにより、給紙カセット15に積層状態で載置された複数枚の記録用紙16のうち最上位の記録用紙16に給紙ローラ32が接触する。この状態で給紙ローラ32が回転すると、最上位の記録用紙16が給紙カセット15から搬送路21に送り出される。
中間ローラ対24は、搬送路21の湾曲部分に位置する。中間ローラ対24は、左右方向55、56を軸線方向として回動可能である。中間ローラ対24は、不図示のモータの駆動が伝達されて回転する。給紙カセット15から搬送路21に送り出された記録用紙16は、中間ローラ対24に挟まれてPFローラ対25へ向かって搬送される。
PFローラ対25は、搬送路21の湾曲部分の搬送方向の下流端付近に位置する。PFローラ対25は、左右方向55、56を軸線方向として回動可能である。PFローラ対25は、不図示のモータの駆動が伝達されて回転する。中間ローラ対24により搬送される記録用紙16は、PFローラ対25に挟まれて記録ヘッド37の下方へ搬送される。
第1排出ローラ対27および第2排出ローラ対28は、搬送路21において記録ヘッド37の搬送方向の下流に位置する。第1排出ローラ対27は、第2排出ローラ対28よりも搬送方向の上流に位置する。第1排出ローラ対27および第2排出ローラ対28は、不図示のモータの駆動が伝達されて回転する。PFローラ対25により搬送される記録用紙16は、第1排出ローラ対27および第2排出ローラ対28に挟まれて排紙トレイ18へ搬送される。
図2に示されるように、記録部17は、搬送路21において、PFローラ対25と第1排出ローラ対27との間に位置する。記録部17は、搬送路21の上方に位置するキャリッジ35と、搬送路21の下方に位置するプラテン36と、キャリッジ35に搭載された記録ヘッド37(ヘッドの一例)と、を有する。キャリッジ35の詳細な構造については後述される。
図3に示されるように、記録ヘッド37は、インクカートリッジ40からチューブ44を通じてシアン(C)・マゼンタ(M)・イエロー(Y)・ブラック(Bk)の各色インクが供給され、各インクを微小なインク滴として吐出するいわゆるインクジェット方式のものである。キャリッジ35が左右方向55、56(「交差方向」の一例)に往復動される間に、記録ヘッド37からインク滴が吐出されることにより、プラテン36上を搬送される記録用紙16に画像記録が行われる。
図3に示されるように、キャリッジ35は、前後方向51、52に離れており、それぞれが左右方向55、56へ延びるガイドフレーム61、62に支持されている。キャリッジ35は、ガイドフレーム61、62を跨ぐようにして左右方向55、56に往復移動可能に載置されている。後方に配置されたガイドフレーム61は、左右方向55、56の長さがキャリッジ35の往復動範囲よりも長い平板状のものであり、ガイドフレーム61の上面が、キャリッジ35の後端部を摺動自在に支持している。図4に示されるように、キャリッジ35の前端部35aは、ガイドフレーム62と上下方向53、54に重なる部位を有することにより、キャリッジ35がガイドフレーム62から上方53に抜けてしまうことを防止している。
図3に示されるように、前方に位置するガイドフレーム62は、左右方向55、56の長さがガイドフレーム61とほぼ同じ長さの平板状のものであり、キャリッジ35の前端部を支持する縁部63が、上向き53へ向かって略直角に曲折されている。キャリッジ35は、ガイドフレーム62の上面に摺動自在に担持されており、かつ、縁部63を不図示のローラ等により狭持している。したがって、キャリッジ35は、ガイドフレーム61、62上に摺動自在に担持され、ガイドフレーム62の縁部63を基準として、左右方向55、56に往復動可能である。
ガイドフレーム62の上面には、ベルト駆動機構46が配置されている。ベルト駆動機構46は、搬送路21の左右方向55、56の両端付近にそれぞれ設けられた第1プーリ47と第2プーリ48との間に、内側に歯が設けられた無端環状のベルト49が張架されてなる。第1プーリ47と第2プーリ48とは、キャリッジ35が往復動される領域の両端に配置されている。第1プーリ47の軸に駆動源であるCRモータ(図示せず)から駆動力が入力されて、第1プーリ47が回転される。第1プーリ47の回転によりベルト49が周運動し、その際に第2プーリ48が従動する。なお、ベルト49は無端環状のもののほか、有端のベルトの両端部をキャリッジ35に固着するものであってもよい。
キャリッジ35は、ベルト49に固着されている。キャリッジ35とベルト49との連結部分は各図に詳細に表れていないが、ベルト49は、キャリッジ35に連結された状態において、上方へ若干引っ張られている。これにより、ベルト49には下方へ弾性復帰する張力が発生し、この張力によってキャリッジ35がガイドフレーム61、62へ弾性付勢されている。前述されたようにベルト49が周運動すると、キャリッジ35が縁部63を基準としてガイドフレーム61、62上を往復動する。このようなキャリッジ35に記録ヘッド37が搭載されて、記録ヘッド37が、搬送路21の左右方向55、56を主走査方向として往復動可能となっている。
チューブ44は、合成樹脂製のチューブであり、キャリッジ35の往復動に従って撓む可撓性を有する。チューブ44は、4つのインクカートリッジ40に対応して4本が設けられている。各チューブ44の一端は、インクカートリッジ40を収容するケース(図示が省略される。)にそれぞれ接続されている。各チューブ44の他端は、キャリッジ35において記録ヘッド37と接続されている。各チューブ44は、キャリッジ35とインクカートリッジ40との前後方向51,52の間において、キャリッジ35から左向き55に延びてから右向き56にUターンするように湾曲して右向き56に延びて、固定位置96において筐体20に固定されている。固定位置96からインクカートリッジ40のケースまでは適宜チューブ44が配置されている。各チューブ44は、キャリッジ35が左右方向55、56に沿って移動するに伴って、Uターンしている湾曲形状を変化させつつキャリッジ35に追従する。チューブ44がキャリッジ35に追従するときに通過する追従空間91が図3において破線で囲まれている。
[切断部]
図2、図3に示されるように、記録部17の前方において搬送路21の上方に切断部45が位置している。切断部45は、停止時において画像記録領域A1の左方に位置している。画像記録領域A1は、キャリッジ35と共に往復動される記録ヘッド37からインクが吐出されて、記録用紙16に画像記録が行われる最大幅である。プリンタ部11により記録可能な最大サイズがA4サイズであれば、画像記録領域A1は、A4サイズの幅より若干広い。
切断部45は、搬送部43により搬送される記録用紙16を左右方向55、56に沿って切断する。切断部45は、画像記録領域A1よりも左方の停止位置(図3において示される切断部45の位置)から右向き56に移動することによって記録用紙16を切断する。切断部45の切断により、例えば、1枚のA4サイズの記録用紙16が2枚のA5サイズの記録用紙16に切断される。図4に示されるように、切断部45は、左右方向55、56に沿って延びるガイドレール81と、ガイドレール81に案内されて移動するカッタキャリッジ82と、カッタキャリッジ82に搭載されるカッタ83と、固定刃95と、を備えている。なお、図4では、切断部45の構造を分かりやすくするため、後述の無端ベルト90が断面で示されている。また、図2においては、切断部45は、詳細な構成が省略されて簡略的に示されている。
ガイドレール81は、左右方向55、56に沿って延びる扁平形状を有する。ガイドレール81の左右方向55、56の両端部は、排出ローラ対28の回転軸が支持されるサイドフレーム(図示せず)に固定されている。ガイドレール81の左右方向55、56の長さは、搬送路21の左右方向55、56の長さよりも長い。ガイドレール81の左右端は、画像記録領域A1よりも外方へ延びている。
ガイドレール81は、左右方向55、56へ延びる基板81aと、基板81aの後方端から上向き53に延びる第1起立板81bと、第1起立板81bの上端から後向き52に延びる第1延出板81cと、基板81aの前方端から上向き53に延びる第2起立板81dと、第2起立板81dの上端から前向き51に延びる第2延出板81eと、を有する。基板81a、第1起立板81b、第1延出板81c、第2起立板81d、および第2延出板81eは、長方形の1枚の鋼板が折り曲げられることにより形成されている。
カッタキャリッジ82は、カッタ83を保持するカッタ保持部82aと、ガイドレール81に連結される連結部82bと、を有する。カッタ保持部82aは、ガイドレール81の後方に位置している。なお、カッタ保持部82aは、ガイドレール81の前方に位置してもよい。カッタ保持部82aは、ガイドレール81よりも下方へ延びている。カッタ83は、カッタ保持部82aの下端から下向き54に突出した状態で、カッタ保持部82aに支持されている。カッタ83は円盤形状であり、前後方向51,52を軸線方向としてカッタ保持部82aに回転可能に支持されている。
連結部82bは、カッタ保持部82aから前向き51に延びてガイドレール81に連結される。連結部82bは、第1延出板81cの上面に当接する第1当接部84と、第2延出板81eの下面に当接可能な第2当接部85と、第1起立板81bの後向き52を向く面に当接する第3当接部86と、第1起立板81bの前向き51を向く面に当接する第4当接部87と、第2延出板81eの上面に当接する第5当接部88と、第1延出板81cの下面に当接可能な第6当接部89と、を有する。
ガイドレール81は、第1当接部84と第5当接部88とに当接することによって、カッタキャリッジ82を下向き54に対して支持する。これにより、カッタキャリッジ82が上下方向53,54に位置決めされる。ガイドレール81は、第3当接部86および第4当接部87とそれぞれ当接することによって、カッタキャリッジ82を前後方向51、52に対して位置決めする。カッタキャリッジ82がガイドレール81に対して上向き53に移動すると、第2当接部85または第6当接部89の少なくとも一方がガイドレール81に当接する。これにより、カッタキャリッジ82がガイドレール81から上向き53に外れることが防止される。
カッタ保持部82aは、外面上部に傾斜面82cを有する。傾斜面82cは、後向き52かつ上向き53を向いている。傾斜面82cは、左右方向55、56から視て、キャリッジ35の前側の端部35aと上下方向53、54及び前後方向51、52に重なっている。これにより、画像記録装置10は上下方向53、54及び前後方向51、52に小型化される。カッタ保持部82aが傾斜面82cを備えることにより、カッタ保持部82aの前部分、すなわち連結部82bに近い部分の上下方向53,54及び前後方向51,52に厚みを持たせて強度を持たせつつ、カッタキャリッジ82とキャリッジ35との隙間を少なくすることができる。
カッタキャリッジ82は、駆動機構101によって駆動される。駆動機構101は、基板81aの上面に配置された駆動プーリ102及び従動プーリ103と、駆動プーリ102及び従動プーリ103に掛け渡された無端ベルト90と、を有する。駆動プーリ102及び従動プーリ103は、基板81aの上面における左右方向55、56の両端部に配置されている。駆動プーリ102及び従動プーリ103は、上下方向53、54に沿った軸線周りに回転する。駆動プーリ102には、図示しないモータの駆動力が伝達される。無端ベルト90は、カッタキャリッジ82の連結部82bの第4当接部87の前方側において、カッタキャリッジ82と連結されている。駆動プーリ102が回転すると、無端ベルト90が周運動し、また、従動プーリ103が従動する。無端ベルト90の周運動により、カッタキャリッジ82が、ガイドレール81に沿って左右方向55、56に往復動する。
カッタキャリッジ82のカッタ保持部82aの下方に、固定刃95が位置する。固定刃95は、不図示のサイドフレームに支持されて画像記録領域A1に渡って左右方向55,56に延びている。固定刃95の刃先は、カッタ83に対して後方52から当接している。記録用紙16は、カッタ83と固定刃95とに挟み込まれることによって切断される。
[レイアウト]
図2、図3に示されるように、切断部45は、キャリッジ35の移動に伴ってチューブ44が追従するときに通過する追従空間91の下方に位置している。換言すれば、切断部45は、鉛直方向から視たときに追従空間91と重なっている。また、切断部45の一部は、キャリッジ35が左右方向55、56に移動するときに通過する移動空間92の一部と上下方向53、54に重なっている。換言すれば、切断部45の一部は、鉛直方向から視たときに移動空間92の一部と重なっている。
チューブ44は、キャリッジ35と前後方向51、52に重なっている。チューブ44は、前後方向51、52から視たときにキャリッジ35の上方に位置していない。
第2排出ローラ対28は、左右方向55、56から視て、切断部45の下方に位置している。換言すれば、第2排出ローラ対28は、左右方向55、56から視て、連結部82bの下方、かつ、カッタ保持部82aの前方に位置している。
排紙トレイ18は、左右方向55、56から視て、切断部45の下方に位置している。
図1、図2に示されるように、スキャナ部12は、切断部45の上方に位置している。換言すれば、スキャナ部12は、鉛直方向から視たときに切断部45と重なっている。
以下、画像記録装置10が、1枚のA4の記録用紙16を2枚のA5の記録用紙に切断する動作について説明する。
給紙ローラ32が回転すると、最上位の1枚のA4の記録用紙16が給紙カセット15から搬送路21に送り出される。給紙カセット15から搬送路21に送り出された記録用紙16は、中間ローラ対24及びPFローラ対25によって記録ヘッド37の下方へ搬送される。記録ヘッド37の下方へ搬送された記録用紙16は、プラテン36によって下方から支持される。記録用紙16の搬送が停止されている間に、キャリッジ35が左右方向55、56に移動しつつ、記録ヘッド37から記録用紙16に向けてインクが吐出される。これにより、記録用紙16に1パス分の画像が記録される。記録用紙16の搬送および停止が繰り返されて、所定パス分の画像記録が行われることにより、記録用紙16への画像記録が終了する。ここでは、A4の記録用紙16に対して、2枚のA5の記録用紙分の画像記録が行われる。画像記録の際に、プラテン36を通過した記録用紙16は、第1排出ローラ対27によって切断部45の下方へ搬送される。
記録用紙16の搬送方向の中央が切断部45の下方へ搬送されると、駆動プーリ102の回転に伴って、カッタキャリッジ82がガイドレール81に沿って停止位置(図3に示される切断部45の位置)から右向き56へ移動する。このとき、カッタキャリッジ82の第1当接部84と第5当接部88が、ガイドレール81の第1延出板81cの上面と第2延出板81eの上面をそれぞれ摺動する。A4の記録用紙16がカッタ83および固定刃95によって挟み込まれて左右方向55,56に沿って切断され、2枚のA5の記録用紙になる。2枚のA5の記録用紙は、第2排出ローラ対28によって搬送路21から排紙トレイ18に排出される。
上記画像記録装置10では、切断部45は、チューブ44が追従するときに通過する追従空間91の下方に位置しているので、画像記録装置10が前後方向51、52において小型化される。
上記画像記録装置10では、切断部45の一部は、キャリッジ35が移動するときに通過する移動空間92の一部と上下方向53、54において重なっているので、画像記録装置10は前後方向51、52において小型化される。
上記画像記録装置10では、チューブ44は、キャリッジ35と前後方向51、52において重なっているので、画像記録装置10は上下方向53、54において小型化される。
[実施形態の作用効果]
画像記録装置10では、インクカートリッジ40に接続されるチューブ44は、キャリッジ35の前方に位置しているので、インクカートリッジ40が筐体20内における後部に位置する場合に比べて、チューブ44の長さが短い。
画像記録装置10では、排紙トレイ18は、切断部45の下方に位置しているので、画像記録装置10は前後方向51、52において小型化される。
画像記録装置10では、第2排出ローラ対28は、切断部45の下方に位置しているので、画像記録装置10は前後方向51、52において小型化される。
画像記録装置10では、原稿の画像を読み取るスキャナ部12は、切断部45の上方に位置しているので、画像記録装置10は前後方向51、52において小型される。
[変形例]
上記実施形態では、切断部45は、カッタ83と固定刃95とによって記録用紙16が切断されるが、切断部45の構造は、記録用紙16を左右方向55、56に沿って切断できれば、特に限定されることはない。例えば、切断部45は、固定刃95に代えて、カッタ83のような2枚の円盤形状の回転刃がカッタキャリッジ82に搭載されていてもよい。
上記実施形態では、切断部45は、定形の矩形の記録用紙16を切断したが、ロール状に巻かれたロール体から引き出された媒体を定形の矩形の記録用紙16になるように切断してもよい。
上記実施形態では、搬送路21は、給紙カセット15から上向き53に向かって湾曲しながらUターンする所謂Uターンパスを形成したが、記録用紙16の両面に画像を記録するための両面搬送路をさらに備えてもよい。
上記実施形態では、切断部45の一部は、キャリッジ35が左右方向55、56に移動するときに通過する移動空間92の一部と上下方向53、54において重なっていたが、図5に示されるように、移動空間92と上下方向53、54において重なっていなくてもよい。
上記実施形態では、チューブ44は、キャリッジ35と前後方向51、52に重なっていたが、キャリッジ35と前後方向51、52に重なっていなくてもよい。
上記実施形態では、チューブ44は、キャリッジ35の前方に位置したが、キャリッジ35の後方に位置してもよい。
上記実施形態では、第2排出ローラ対28は、左右方向55、56から視て切断部45の下方に位置したが、図6に示されるように、左右方向55、56から視て切断部45の下方に位置していなくてもよい。
上記実施形態では、第2排出ローラ対28は、左右方向55、56から視て切断部45のカッタ保持部82aの前方に位置したが、図7に示されるように、左右方向55、56から視てカッタ保持部82aの後方に位置してもよい。
10・・・画像記録装置
12・・・読取装置
16・・・シート
18・・・排出トレイ
21・・・搬送路
28・・・排出ローラ
35・・・キャリッジ
37・・・ヘッド
42・・・液体貯留部
43・・・搬送部
44・・・チューブ
45・・・切断部
47・・・追従空間
48・・・移動空間

Claims (7)

  1. シートを搬送路に沿って搬送する搬送部と、
    シートの搬送方向と交差する交差方向に移動するキャリッジと、
    上記キャリッジに搭載されてノズルから液体を吐出するヘッドと、
    液体を貯留する液体貯留部と、
    上記液体貯留部から上記ヘッドへ液体を送るチューブと、
    シートを上記交差方向に沿って切断する切断部と、を備えており、
    上記チューブは、上記キャリッジの移動に伴って追従し、
    上記切断部は、上記チューブが追従するときに通過する追従空間の下方に位置している画像記録装置。
  2. 上記切断部の一部は、上記キャリッジが移動するときに通過する移動空間の一部と上下方向において重なっている請求項1に記載の画像記録装置。
  3. 上記チューブは、上記キャリッジと、上記搬送方向において重なっている請求項1又は2に記載の画像記録装置。
  4. 上記チューブは、上記キャリッジの前方に位置している請求項3に記載の画像記録装置。
  5. 上記搬送路から排出されたシートを支持する排出トレイをさらに備えており、
    上記排出トレイは、上記切断部の下方に位置している請求項1から4のいずれかに記載の画像記録装置。
  6. 上記搬送部は、上記切断部によって切断されたシートを上記排出トレイへ搬送する排出ローラを有しており、
    上記排出ローラは、上記切断部の下方に位置している請求項5に記載の画像記録装置。
  7. 原稿の画像を読み取る読取装置をさらに備えており、
    上記読取装置は、上記切断部の上方に位置している請求項1から6のいずれかに記載の画像記録装置。
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