JP4760401B2 - キャップ及び液体噴射装置 - Google Patents

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Description

本発明は、キャップ及び液体噴射装置に関する。
一般に、液体噴射ヘッドとしての記録ヘッドからターゲットに対して液体を噴射させる液体噴射装置としてインクジェット式プリンタ(以下、単に「プリンタ」という。)が広く知られている。このプリンタにおいては、記録ヘッドのノズルからインク溶媒が蒸発することによるインク粘度の上昇や固化、塵埃の付着、さらには気泡の混入等によりノズルに目詰まりを生じ、印刷不良を引き起こすという問題があった。そこで、こうした問題を解消するために、通常、プリンタには、記録ヘッドのノズル内からインク・気泡等を強制的に吸引排出するためのクリーニング機構が設けられている(例えば特許文献1参照)。
このクリーニング機構は、クリーニング時にノズル形成面を封止するキャップと、このキャップに排出チューブ(液体流路形成部材)を介して接続される廃液タンクと、排出チューブの途中に設けられる吸引ポンプとを備えている。排出チューブは、吸引ポンプの駆動によりノズル内から吸引されたインク等を廃液タンクまで導くための流路であって、上流端となる一端がキャップの下面に形成された接続部(なお、接続部にはキャップ内外を連通する廃液流路が上下方向に沿って形成されている)に接続され、下流端となる他端が吸引ポンプを介して廃液タンク内に導入されている。
そして、記録ヘッドのノズル形成面をキャップで封止した状態で吸引ポンプを駆動し、ノズル形成面とキャップとで形成された空間内を負圧状態とすることにより、ノズル内の増粘したインクや気泡等を廃インクとしてキャップ内に吐出するようにしている。また、そのようにしてキャップ内に吐出された廃インクについては、吸引ポンプのポンプ作用により排出チューブを介して廃液タンク内に排出されるようにしている。
特開2001−260383号公報
ところで、通常、キャップは、保持部材として機能するキャップホルダ内に保持され、そのキャップホルダの内底面とキャップの下面との間には、キャップがノズル形成面を封止するべく当該ノズル形成面に当接した際にキャップをノズル形成面側に向けて付勢するためのばね部材が複数箇所に介装されている。また、近時においては、多色刷り印刷に対応するべく、記録ヘッドの各ノズルからは当該各ノズルが形成するノズル列毎にそれぞれ異なる色のインクが噴射されるようになっている。また、同じ色のインクであっても粘度が異なる濃色のインクと淡色のインクを別々のノズル列から噴射させる場合もある。
そのため、キャップには、こうした各ノズル列と個別対応するように複数のキャップ小室が区画形成され、例えばクリーニング時には、各キャップ小室内に異なる色のインクが廃インクとして吐出されるようになっている。そして、キャップの下面には、各キャップ小室と個別対応するように複数の接続部が形成されると共に、それら各接続部に対して各インク(各ノズル列、及び各インク小室)と個別対応する複数の排出チューブが各々接続されることになる。すなわち、キャップの下面側において接続部の設置数及びその接続部に接続される排出チューブの本数が増えることになる。
したがって、このようなプリンタでは、キャップの下面側に、複数のばね部材、複数の接続部、及び複数の排出チューブを限られたスペース内に配置しなければならなくなり、それらの配置スペースを良好に確保することが困難になるという問題があった。さらに、各ばね部材と各接続部をキャップの下面側において各々配置できたとしても、その場合には、各排出チューブを対応する接続部に対して接続することが困難になる虞もあった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものである。その目的は、ばね部材と液体流路形成部材及び接続部をキャップの周りに良好に配置できると共に、そうした接続部に液体流路形成部材を容易に接続することができるキャップ及びそうしたキャップを備えた液体噴射装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明のキャップは、ノズル形成面に形成された複数のノズルからターゲットに対して液体を噴射する液体噴射ヘッドと内部に液体流路が各々形成された複数の液体流路形成部材とを有する液体噴射装置に、前記液体噴射ヘッドの前記ノズル形成面を封止可能な封止位置と当該封止位置から下方に離間した非封止位置との間での昇降自在に設けられるキャップであって、前記液体噴射ヘッドの前記ノズル形成面に対向する対向面と、前記昇降方向に沿う側面とを有し、前記対向面には、前記各ノズルから廃液として吐出された液体を受容する複数のキャップ小室が各々所定の深さを有するように開口形成されると共に、前記側面には、前記各液体流路形成部材と個別対応する複数の接続部が設けられ、当該各接続部と前記各キャップ小室との間が廃液流路を介して個別に連通され、前記各キャップ小室は、当該各キャップ小室内に吐出される液体の粘度の相違に応じて、各々の容積が異なるように形成されている。
この構成によれば、ばね部材と接続部及び液体流路形成部材のうち、ばね部材は対向面に配置される一方、接続部と液体流路形成部材は対向面とは異なる側面に配置されることになる。そのため、接続部と液体流路形成部材とが各々複数設けられる構成であっても、それらの各接続部及び各液体流路形成部材並びにばね部材をキャップの周りに良好に配置できるようになると共に、各接続部に対して各液体流路形成部材を容易に接続できるようになる。
そして、通常、吐出される液体の粘度が相違すると、その液体が吐出されたキャップ小室内の保湿具合は他の液体が吐出された他のキャップ小室内の保湿具合とは異なったものになる。そのため、ノズル内の増粘防止のために行うクリーニングの実行間隔については、各液体の粘度の相違を考慮した場合、異なる実行間隔となるように制御することが望ましいが、そのような煩雑な制御をすることは実際問題として困難である。この点、本発明の構成によれば、高粘度の液体が排出されるキャップ小室の容積を、低粘度の液体が排出されるキャップ小室の容積よりも小さく設定することにより、各キャップ小室の保湿性バランスを吐出される各液体の粘度が相違していても調整可能となる。したがって、各キャップ小室内から廃液を吸引して排出するクリーニングの実行間隔を全てのキャップ小室において横並びに揃えることができ、クリーニングの制御処理が簡単なものとなる。
本発明のキャップにおいて、前記各接続部は、隣り合う接続部同士が前記昇降方向に沿う高さ位置を互いに異ならせるようにして各々形成されている。
この構成によれば、複数の接続部を各接続部が隣り合う方向(すなわち、並設方向)において互いに隣り合う接続部同士を近づけて配置することが可能となるため、各接続部とこれら各接続部に接続される液体流路形成部材を限られたスペース内に配置できるようになり、この点で、キャップの小型化を図ることができる。
本発明のキャップにおいて、前記各キャップ小室は、前記対向面からの深さを異ならせることにより容積が異なるように形成されており、前記各廃液流路は、前記各キャップ小室内の下端部と当該各キャップ小室が個別対応する各接続部との間を水平方向に沿って連通するように設けられている。
この構成によれば、各キャップ小室の対向面からの深さを異ならせるという簡単な構成を採用することにより、各キャップ小室内の下端部と水平方向で高さが一致する各接続部の高さ位置を変更できることから、容易にキャップの小型化を図ることができる。
本発明の液体噴射装置は、ノズル形成面に形成された複数のノズルからターゲットに対して液体を噴射する液体噴射ヘッドと、内部に液体流路が各々形成された複数の液体流路形成部材と、上記構成のキャップと、当該キャップの下面との間にばね部材を介在させた状態で当該キャップを下方から保持するキャップホルダとを備えた。
この構成によれば、キャップの下面側にばね部材が介装される一方、キャップの側面側に接続部と液体流路形成部材が配置されることになる。そのため、ばね部材と接続部及び液体流路形成部材を各々の配置態様を良好にしてそれぞれ複数設けることも可能となり、また、キャップ周りの各接続部に各液体流路形成部材を容易に接続できるようになる。
本発明の液体噴射装置において、前記液体流路形成部材は可撓性を有するチューブにて構成されている。
この構成によれば、キャップ周りにおける液体流路形成部材の引き回しが容易になる。
以下、本発明をオンキャリッジタイプのプリンタに具体化した一実施形態を図1〜図6に従って説明する。
図1に示すように、本実施形態における液体噴射装置としてのプリンタ10は、略箱状をなすフレーム11を備え、このフレーム11内の下部には、その長手方向(図1に示す主走査方向X)に沿ってプラテン12が架設されている。プラテン12は、ターゲットとしての紙Pを支持する支持台であって、紙送り機構13が有する紙送りモータ14の駆動力に基づき、紙Pを主走査方向Xと直交する副走査方向Yに沿って給送するようになっている。なお、以下の説明において、前後方向を示す場合は、図1に示すように副走査方向Yで紙Pが給送される手前側を前側とし、左右方向を示す場合は、この図1における前側から見た場合の左側及び右側を基準とする。
フレーム11内においてプラテン12の上方にはガイド軸15が架設され、このガイド軸15にはキャリッジ16が挿通支持されている。また、フレーム11の内面において、ガイド軸15の両端部と対応する位置には、駆動プーリ17と従動プーリ18が回転自在に支持されている。駆動プーリ17にはキャリッジモータ19が連結され、これら一対のプーリ17,18間には、キャリッジ16を固定支持したタイミングベルト20が掛装されている。したがって、キャリッジ16は、ガイド軸15にガイドされながら、キャリッジモータ19の駆動によりタイミングベルト20を介して主走査方向Xに移動可能となっている。
図1に示すように、キャリッジ16の下面側には、液体噴射ヘッドとしての記録ヘッド21が設けられている。この記録ヘッド21の下面にて構成されるノズル形成面21aには、図2に示すように、前後方向に沿う複数のノズル列B1,B2,C1,C2,M1,M2,YE1,YE2が、左右方向において隣り合う他のノズル列との間に所定の間隔をおくようにして平行に形成されている。図2においては、左側から右側へ、ブラックインクノズル列B1,B2、シアンインクノズル列C1,C2、マゼンタインクノズル列M1,M2、及びイエローインクノズル列YE1,YE2が順次に形成されている。ちなみに、本実施形態では、4つのインク色毎にそれぞれ濃度が異なる濃色インクと淡色インクの2種類のインクを有しており、各色につき2列ずつ全体で8列の各ノズル列B1,B2,C1,C2,M1,M2,YE1,YE2が形成されている。
これらの各ノズル列B1,B2,C1,C2,M1,M2,YE1,YE2は、各色のインクを噴射(吐出)する場合の噴射口(吐出口)となる複数(多数)のノズル22にて形成されている。また、記録ヘッド21内には図示しない圧電素子が各ノズル22と個別対応するように配設されている。そして、各圧電素子が駆動制御されることにより、記録ヘッド21の下方に至った紙Pに向けて、各ノズル22からインク(液体)が噴射されるようになっている。
また、キャリッジ16上には記録ヘッド21に対してインクを供給するためのインクカートリッジ23が着脱可能に搭載されている。各インクカートリッジ23内にはインク収容室(図示略)が形成されており、それら各インク収容室内に各インク(ブラックインク、シアンインク、マゼンタインク、イエローインクの4色につきそれぞれ濃色インクと淡色インク)が収容されている。なお、濃色インクと淡色インクを比較した場合、両者は濃色インクの方が淡色インクよりも粘度が高く、その粘度の高低差によって濃色インクの方が淡色インクよりも乾燥固化し易いという特性を有している。
また、図1に示すように、フレーム11内においてプラテン12の下方には、廃液タンク27がプラテン12と平行に延びるように設けられている。この廃液タンク27には、例えば多孔質のパルプ材等からなるインク吸収材(図示略)が収容されている。従って、周知のクリーニング時、フラッシング時、及びワイピング時には、インクが廃液タンク27に排出されてインク吸収材に吸収されるようになっている。
一方、プリンタ10の一端部(図1においては右端部)、すなわち、紙Pが至らない非印刷領域には、記録ヘッド21に対してメンテナンスを施す場合にキャリッジ16を停止させるためのホームポジションが設けられている。そして、このホームポジションの下方には、記録ヘッド21のノズル22内に残存したインクを吸引してノズル22の目詰まりを解消するためのクリーニング機構28が設けられている。
図1に示すように、クリーニング機構28は、記録ヘッド21を封止可能に形成された略箱体状のキャップ29と、吸引ポンプ31とを備えている。キャップ29と吸引ポンプ31とは、可撓性を有する液体流路形成部材としての各排出チューブ41(図4参照)にて接続され、各排出チューブ41の下端は廃液タンク27内に導入されている。また、図3に示すように、キャップ29は、底壁と左右両側壁を有する断面チャンネル状のキャップホルダ30内に収容保持されている。そして、このキャップホルダ30が公知の昇降手段(図示略)によりホームポジションの下方で昇降動作することにより、キャップ29は記録ヘッド21のノズル形成面21aを封止可能な封止位置と当該封止位置から下方に離間した非封止位置との間で昇降可能となっている。
次に、キャップ29の具体的構成について、図3〜図6を参照して詳細に説明する。
図3〜図6に示すように、キャップ29は、ホームポジションに記録ヘッド21が位置した場合に記録ヘッド21のノズル形成面21aに対向する上面(対向面)29aと、キャップホルダ30の内底面30aに対向する下面29bと、キャップ29の昇降方向に沿う前後左右の各側面29c,29d,29e,29fとを有している。
図4,図5に示すように、キャップ29の上面29aには、前後方向に沿って長溝状をなす複数のキャップ小室33a,33b,34a,34b,35a,35b,36a,36bが、左右方向において隣り合う他のキャップ小室との間に所定の間隔をおくようにして平行に形成されている。これら各キャップ小室33a,33b,34a,34b,35a,35b,36a,36bは、記録ヘッド21の各ノズル列B1,B2,C1,C2,M1,M2,YE1,YE2と個別対応するものであって、対応するノズル列を形成する各ノズル22から吐出された廃インクを受容可能なように、各々が所定の深さを有するように開口形成されている。
ここで、キャップ小室33aは濃色のブラックインクノズル列B1に対応し、キャップ小室33bは淡色のブラックインクノズル列B2に対応している。また、キャップ小室34aは濃色のシアンインクノズル列C1に対応し、キャップ小室34bは淡色のシアンインクノズル列C2に対応している。また、キャップ小室35aは濃色のマゼンタインクノズル列M1に対応し、キャップ小室35bは淡色のマゼンタインクノズル列M2に対応している。また、キャップ小室36aは濃色のイエローインクノズル列YE1に対応し、キャップ小室36bは淡色のイエローインクノズル列YE2に対応している。
なお、図3に示すように、濃色インクの各ノズル列B1,C1,M1,YE1に対応する各キャップ小室33a,34a,35a,36aの昇降方向における深さD1は、淡色インクの各ノズル列B2,C2,M2,YE2に対応する各キャップ小室33b,34b,35b,36bの昇降方向における深さD2よりも浅くなっている(D1<D2)。また、キャップ29の上面29aにおいて、各キャップ小室33a,33b,34a,34b,35a,35b,36a,36bの開口縁には、可撓性材料(例えば、ゴム)からなる四角環状をなすシール部32が形成されている。
キャップ29の各側面29c,29d,29e,29fのうち、前側面29cには、図4〜図6に示すように、排出チューブ41の上流端を外嵌合可能な接続部としての接続口42,43,44,45,46,47,48,49が各キャップ小室33a,33b,34a,34b,35a,35b,36a,36bと個別対応するように形成されている。各接続口42,43,44,45,46,47,48,49は、前側からの正面視において濃色インク用と淡色インク用の隣り合う接続口同士が上下方向の位置を互いに異ならせるようにして形成されている。すなわち、濃色インク用と淡色インク用の隣り合う接続口同士(例えば、接続口42と接続口43)は、上下方向において高さ位置を異ならせると共に、左右方向において部分的にオーバーラップする位置関係となるように設けられている。
各接続口42,43,44,45,46,47,48,49内には、対応するキャップ小室33a,33b,34a,34b,35a,35b,36a,36bの下端部に連通する廃液流路42a,43a,44a,45a,46a,47a,48a,49aが水平方向(前後方向)に沿って延びるように貫通形成されている。すなわち、各接続口42,43,44,45,46,47,48,49は、個別対応する各キャップ小室33a,33b,34a,34b,35a,35b,36a,36bの深さD1,D2(廃液流路42a,43a,44a,45a,46a,47a,48a,49aの貫通形成位置)と略対応する高さ位置に形成されている。そして、各接続口42,43,44,45,46,47,48,49に接続された排出チューブ41内の排出路41a(図4参照)と各キャップ小室33a,33b,34a,34b,35a,35b,36a,36b内とが各廃液流路42a,43a,44a,45a,46a,47a,48a,49aを介して連通されるようになっている。
さらに、キャップ29の下面29bには、図6に示すように、円環状のばね係止用凸部51が複数箇所(本実施形態では5箇所)に突出形成されている。すなわち、キャップ29の下面29bの略中央に1つと、その下面29bの四隅近傍にそれぞれ1つずつの合計5つのばね係止用凸部51が下方に向けて突出形成されている。図3に示すように、各ばね係止用凸部51には、一端(下端)がキャップホルダ30の内底面30aに取着されたコイルばね(ばね部材)52の他端(上端)が取着されている。そして、このコイルばね52は、キャップホルダ30の上昇に伴いキャップ29のシール部32が記録ヘッド21に当接して記録ヘッド21のノズル22(ノズル形成面21a)を封止した際にキャップ29をノズル形成面21a側に向けて押圧付勢するようになっている。
また、キャップ29の各側面29c,29d,29e,29fのうち、後側面29eには、図5,図6に示すように、図示しない大気連通チューブを外嵌合可能な嵌着口53,54,55,56,57,58,59,60が各キャップ小室33a,33b,34a,34b,35a,35b,36a,36bと個別対応するように形成されている。これらの各嵌着口53,54,55,56,57,58,59,60は、前側面29cから突出形成された各接続口42,43,44,45,46,47,48,49と同様に、隣り合う嵌着口同士(例えば、嵌着口53と嵌着口54)が、上下方向において高さ位置を異ならせると共に、左右方向において部分的にオーバーラップする位置関係となるように設けられている。そして、各嵌着口53,54,55,56,57,58,59,60には、図示しない大気開放弁を介在させた大気連通チューブが各々接続され、クリーニング終了後には負圧状態となっている各キャップ小室33a,33b,34a,34b,35a,35b,36a,36b内を大気開放弁の開弁動作に伴い大気に連通させるようになっている。
次に、上記のように構成されたプリンタ10の作用に関し、特にクリーニング機構28を組み立てる場合のキャップ29の組み付け作業に着目して以下説明する。
さて、クリーニング機構28を組み立てる場合には、まずキャップホルダ30に対してキャップ29が取り付けられる。すなわち、キャップ29を、その下面29bがキャップホルダ30の内底面30aと対向するようにしてキャップホルダ30内に配置する。そして、その下面29bに形成された各ばね係止用凸部51に対して、キャップホルダ30の内底面30aに取着された各コイルばね52の上端を係止させる。すると、キャップ29は、各コイルばね52により上方への付勢力を与えられた状態で、キャップホルダ30内に収容保持される。なお、その際、キャップ29の下面29bには、ばね係止用凸部51以外には他に突出物が形成されていないため、ばね係止用凸部51に対するコイルばね52の係止作業が容易となる。
次に、キャップ29の前側面29cから突出形成された各接続口42,43,44,45,46,47,48,49に対して各排出チューブ41の上流端が各々接続される。同様に、キャップ29の後側面29eから突出形成された各嵌着口53,54,55,56,57,58,59,60に対しても大気連通チューブが各々接続される。こうした各排出チューブ41及び各大気連通チューブの接続作業に際しては、隣り合う接続口同士(例えば、接続口42と接続口43)及び嵌着口同士(例えば、嵌着口53と嵌着口54)が上下方向において高さ位置を異ならせているため、隣り合う接続口や嵌着口が接続作業の邪魔になることはない。
また、接続作業を終了した各排出チューブ41と各大気連通チューブについては、隣り合う接続口同士(例えば、接続口42と接続口43)及び嵌着口同士(例えば、嵌着口53と嵌着口54)が左右方向において部分的にオーバーラップする位置関係にあるため、キャップ29周りにおいて左右方向へは小さなスペース内に配置されることになる。この点に関しては、キャップ29自体においても、各接続口42,43,44,45,46,47,48,49及び各嵌着口53,54,55,56,57,58,59,60を左右方向において小さなスペース内に配置できることになり、その分だけ、キャップ29自体を小型化することが可能となる。
その後、各排出チューブ41については、それらの下流端側が吸引ポンプ31側へ引き回されると共に、その下流端が廃液タンク27内へと導入される。同様に、各大気連通チューブについても、各々対応する大気開放弁側へと引き回される。そして、これらの各排出チューブ41及び各大気連通チューブの引き回しに際しては、各チューブが可撓性を有すると共に、キャップ29の側面29c,29e側で引き回される構成であるため、キャップ29の下面29bに配置された各コイルばね52が引き回しの支障とならず、各チューブを所望の方向へ引き回すことが容易となる。
そして、以上のようにキャップ29の組み付け作業が完了したプリンタ10においてはクリーニング機構28により次のようなクリーニング動作が実行される。
すなわち、クリーニング開始時には、まず、キャリッジ16をホームポジションへ移動させ、記録ヘッド21のノズル形成面21aとキャップ29の上面29aとを互いに上下方向で対向する位置関係となるようにする。そして、キャップホルダ30(キャップ29)を図示しない昇降手段により上昇させ、キャップ29のシール部32が記録ヘッド21のノズル形成面21aに当接する位置までキャップ29を上昇させる。なお、この当接時の衝撃はコイルばね52によって吸収される。
そして、キャップ29のシール部32が記録ヘッド21のノズル形成面21aに当接した状態で、キャップホルダ30をさらに僅かに上昇させると、コイルばね52は、キャップ29のばね係止用凸部51とキャップホルダ30の内底面30aとの間で収縮して蓄圧状態となる。したがって、キャップ29はコイルばね52の付勢力によりキャップ29のシール部32と記録ヘッド21のノズル形成面21aとが確実に密着状態となり、図3に示すように、記録ヘッド21のノズル22(ノズル形成面21a)がキャップ29により封止された封止位置状態となる。
次いで、吸引ポンプ31を駆動させると、各排出チューブ41(排出路41a)内、各廃液流路42a,43a,44a,45a,46a,47a,48a,49a内、及び各キャップ小室33a,33b,34a,34b,35a,35b,36a,36b内が減圧されて負圧状態となる。すると、この負圧状態になったことにより、各ノズル22内のインクが各キャップ小室33a,33b,34a,34b,35a,35b,36a,36b内に吸引排出される。そして、各キャップ小室33a,33b,34a,34b,35a,35b,36a,36b内に排出された廃インクは、各接続口42,43,44,45,46,47,48,49の廃液流路42a,43a,44a,45a,46a,47a,48a,49a、各排出チューブ41内の排出路41a、吸引ポンプ31を介して廃液タンク27内に回収される。その後、回収された廃インクは、廃液タンク27内の吸収部材(図示略)に吸収される。
クリーニングが終了した後は、吸引ポンプ31の駆動を停止し、大気連通チューブを介して各キャップ小室33a,33b,34a,34b,35a,35b,36a,36b内の負圧状態を解消すると共に、キャップ29を図示しない昇降手段により下降させる。なお、その際において、各排出チューブ41及び各大気連通チューブは、キャップ29における下面29b側ではなく前後の各側面29c,29e側に配置されているため、その反力によりキャップ29の下降動作を妨げることもない。
以上説明した実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)各キャップ小室33a,33b,34a,34b,35a,35b,36a,36b内に連通する廃液流路42a,43a,44a,45a,46a,47a,48a,49aを有する各接続口42,43,44,45,46,47,48,49を、キャップ29においてコイルばね52が配置される下面29bではなく前側面29cに形成した。このため、キャップ29の下面29b側での各コイルばね52の配置を妨げることなく、複数の接続口42,43,44,45,46,47,48,49及びそれらに接続される複数の排出チューブ41をキャップ29の周りに良好に配置できる。そして、各接続口42,43,44,45,46,47,48,49に対して各々対応する各排出チューブ41を容易に接続できる。
(2)濃色インクに対応する各キャップ小室33a,34a,35a,36aの昇降方向における深さD1は、淡色インクに対応する各キャップ小室33b,34b,35b,36bの昇降方向における深さD2よりも浅くなっている(D1<D2)。すなわち、濃色インクに対応する各キャップ小室33a,34a,35a,36aの容積の方が淡色インクに対応する各キャップ小室33b,34b,35b,36bの容積よりも小さくされることにより、保湿されやすい構成となっている。このため、粘度が高くて乾燥固化し易い濃色インクを受容する各キャップ小室33a,34a,35a,36aと、粘度が低くて乾燥固化し難い淡色インクを受容する各キャップ小室33b,34b,35b,36bとで、双方の保湿性バランスを同じとなるように調整することができる。したがって、濃色インクを受容するキャップ小室33a,34a,35a,36aに対応したノズル列B1,C1,M1,YE1の各ノズル22と、淡色インクを受容するキャップ小室と33b,34b,35b,36bに対応したノズル列B2,C2,M2,YE2の各ノズル22とでクリーニング頻度を異ならせる必要がないため制御が簡単になる。
(3)キャップ29の前側面29cにおいて、各接続口42,43,44,45,46,47,48,49は、上下方向において高さ位置を異ならせるように設けられている。このため、限られたスペース内であっても、各排出チューブ41を所望の接続口へ隣り合う他の接続口及び当該他の接続口に接続された他の排出チューブ41が支障とならずに容易に接続することができる。
(4)また、キャップ29の前側面29cにおいて、各接続口42,43,44,45,46,47,48,49は、左右方向においては部分的にオーバーラップする位置関係となるように設けられている。このため、キャップ29自体の横方向サイズを小さくでき、この点においてキャップ29の小型化を図ることができる。
(5)例えば、排出チューブ41がキャップ29の下面29bとキャップホルダ30の内底面30aとの間に折り曲げられて圧迫された状態で多数配設される場合には、排出チューブ41が上方へ延びようとする反力が常にキャップ29に働いてしまい、キャップ29の円滑な昇降動作が妨げられる虞がある。この点、本実施形態では、排出チューブ41がキャップ29の下面29b側ではなく前側面29c側に配置される構成であるため、こうした虞がなく、キャップ29を円滑に昇降動作させることができる。
(6)なお、本実施形態では、接続口42,43,44,45,46,47,48,49及び各排出チューブ41のみならず、複数の嵌着口53,54,55,56,57,58,59,60及び各大気連通チューブも、キャップ29の下面29b側ではなく、側面29e側に配置されている。したがって、より一層、キャップ29の小型化を図れると共に、キャップ29の円滑な昇降動作を確保することができる。
なお、上記実施形態は以下のような別の実施形態(別例)に変更してもよい。
・ 上記実施形態において、廃液流路42a,43a,44a,45a,46a,47a,48a,49aを内部に形成した各接続口42,43,44,45,46,47,48,49をキャップ29の後側面29eまたは左右何れかの側面29d,29fに形成しても良い。但し、キャップ29の後側面29eに形成する場合には、大気連通チューブが接続される各嵌着口53,54,55,56,57,58,59,60を、後側面29e以外の他の側面に形成するのが望ましい。
・ 上記実施形態において、ノズル列B1,B2,C1,C2,M1,M2,YE1,YE2の数は8つに限定されるものではなく、2つ以上の任意の数であってもよい。
・ 上記実施形態において、各キャップ小室33a,33b,34a,34b,35a,35b,36a,36bの深さ、及び容積を同じに形成してもよい。または、横幅を異ならせることで各キャップ小室33a,33b,34a,34b,35a,35b,36a,36bの容積が異なるように構成しても良い。なお、各キャップ小室33a,33b,34a,34b,35a,35b,36a,36bの形成態様に応じて、接続口42,43,44,45,46,47,48,49の形成位置(高さ位置)も適宜変更される。
・ 上記実施形態では、インクカートリッジ23がキャリッジ16に搭載されたオンキャリッジタイプのインクジェット式プリンタに具体化したが、これに限らず、オフキャリッジタイプのインクジェット式プリンタに具体化してもよい。
・ 上記各実施形態においては、液体噴射装置として、インクを吐出するプリンタ10について説明したが、その他の液体噴射装置であってもよい。例えば、ファックス、コピア等を含む印刷装置や、液晶ディスプレイ、ELディスプレイ及び面発光ディスプレイの製造などに用いられる電極材や色材などの液体を噴射する液体噴射装置、バイオチップ製造に用いられる生体有機物を噴射する液体噴射装置、精密ピペットとしての試料噴射装置であってもよい。また、液体もインクに限られず、他の液体に応用してもよい。
本実施形態における液体噴射装置としてのプリンタの斜視図。 記録ヘッドの下面図。 キャップが封止位置にある状態を示す部分断面図。 キャップを右側前方の斜め上方から見た場合の斜視図。 キャップの平面図。 キャップを右側前方の斜め下方から見た場合の斜視図。
符号の説明
10…液体噴射装置としてのインクジェット式プリンタ、21…液体噴射ヘッドとしての記録ヘッド、21a…ノズル形成面、22…ノズル、29…キャップ、29a…対向面としての上面、29b…下面、29c,29d,29e,29f…側面、30…キャップホルダ、30a…内底面、33a,33b,34a,34b,35a,35b,36a,36b…キャップ小室、41…液体流路形成部材としての排出チューブ、41a…液体流路としての排出路、42,43,44,45,46,47,48,49…接続部としての接続口、42a,43a,44a,45a,46a,47a,48a,49a…廃液流路、52…ばね部材としてのコイルばね、B1,B2…ブラックインクノズル列、C1,C2…シアンインクノズル列、M1,M2…マゼンタインクノズル列、YE1,YE2…イエローインクノズル列、D1,D2…キャップ小室の深さ、P…ターゲットとしての紙。

Claims (5)

  1. ノズル形成面に形成された複数のノズルからターゲットに対して液体を噴射する液体噴射ヘッドと内部に液体流路が各々形成された複数の液体流路形成部材とを有する液体噴射装置に、前記液体噴射ヘッドの前記ノズル形成面を封止可能な封止位置と当該封止位置から下方に離間した非封止位置との間での昇降自在に設けられるキャップであって、
    前記液体噴射ヘッドの前記ノズル形成面に対向する対向面と、前記昇降方向に沿う側面とを有し、前記対向面には、前記各ノズルから廃液として吐出された液体を受容する複数のキャップ小室が各々所定の深さを有するように開口形成されると共に、前記側面には、前記各液体流路形成部材と個別対応する複数の接続部が設けられ、当該各接続部と前記各キャップ小室との間が廃液流路を介して個別に連通され
    前記各キャップ小室は、当該各キャップ小室内に吐出される液体の粘度の相違に応じて、各々の容積が異なるように形成されているキャップ。
  2. 前記各接続部は、隣り合う接続部同士が前記昇降方向に沿う高さ位置を互いに異ならせるようにして各々形成されている請求項1に記載のキャップ。
  3. 前記各キャップ小室は、前記対向面からの深さを異ならせることにより容積が異なるように形成されており、前記各廃液流路は、前記各キャップ小室内の下端部と当該各キャップ小室が個別対応する各接続部との間を水平方向に沿って連通するように設けられている請求項1又は請求項2に記載のキャップ。
  4. ノズル形成面に形成された複数のノズルからターゲットに対して液体を噴射する液体噴射ヘッドと、
    内部に液体流路が各々形成された複数の液体流路形成部材と、
    請求項1〜請求項のうち何れか一項に記載のキャップと、
    当該キャップの下面との間にばね部材を介在させた状態で当該キャップを下方から保持するキャップホルダと
    を備えた液体噴射装置。
  5. 前記液体流路形成部材は可撓性を有するチューブにて構成されている請求項に記載の液体噴射装置。
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