JP2007326284A - キャップ及び液体噴射装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】キャップを大型化することなく十分な量の液体を吸収させることが可能となる液体噴射装置を提供する。
【解決手段】キャップ26は、開口部Ba〜Ybとその開口部Ba〜Ybと連通する第1の空間Sを備えた上部形成体30Aと、廃液流路60とその廃液流路60と連通する第2の空間Rとを備えた下部形成体30Bとから構成されている。上部形成体30Aと下部形成体30Bとを連通すると、第1の空間Sと第2の空間Rが連結されて収容部50が形成される。そして、その上部形成体30Aの各第1の空間Sの収容幅D及び第2の空間Rの収容幅Qを、開口部Ba〜Ybの開口幅Wに比べて幅広くして収容部50の容積を大きくした。
【選択図】図3

Description

本発明は、キャップ及び液体噴射装置に関する。
一般に、液体噴射ヘッドとしての記録ヘッドからターゲットに対して液体としてのインクを噴射させる液体噴射装置としてのインクジェット式プリンタ(以下、単に「プリンタ」という)が広く知られている。この種のプリンタにおいては、そのノズル形成面に、複数個の液滴吐出用ノズル(以下、単に「ノズル」という)からなるノズル列を複数設け、それら各ノズル列がインクの色及びその濃度に応じて割り当てられている記録ヘッドを備えたものがある。
上記プリンタにおいては、記録ヘッドのノズルからインク溶媒が蒸発することによるインク粘度の上昇や固化、塵埃の付着、さらには気泡の混入等に起因してノズルに目詰まりを生じ、印刷不良を引き起こすという問題があった。そこで、こうした問題を解消するために、通常、プリンタには、記録ヘッドのノズル内からインク・気泡等を、対応したノズル列毎に独立して吸引排出するためのクリーニング機構が設けられている(例えば特許文献1参照)。
このクリーニング機構は、クリーニング時にノズル形成面を封止するキャップと、このキャップと廃液タンクとを接続する排出チューブの途中に設けられる吸引ポンプとを備えている。つまり、排出チューブは、吸引ポンプの駆動によりノズル内から吸引されたインク等を廃液タンクまで導くための流路であって、その上流端がキャップの下面に形成された接続部に接続され、下流端が吸引ポンプを介して廃液タンク内に導入されている。また、キャップには、ノズル形成面に形成されたノズル列に対向した位置に、それぞれ収容部が形成されている。
そして、記録ヘッドのノズル形成面をキャップで封止した状態で吸引ポンプを駆動し、ノズル形成面とキャップとで形成された空間内を負圧状態とする。すると、ノズル内の増粘したインクや気泡等は、キャップの上面に形成された開口部を介して対応するそれぞれノズル列毎に設けられた前記収容部に収容されて、廃インクとして各収容部内の吸収材に吸収される。そして、吸収材に吸収された排インクは、吸引ポンプのポンプ作用により排出チューブを介して廃液タンク内に排出される。この吸収材は記録ヘッドから吐出されたインクを吸収保持し、印刷やクリーニングをしていないときはノズル形成面をキャップで封止し、ノズル形成面とキャップで形成された空間を湿潤状態として、ノズル内のインクが増粘することを抑制する。
特開平7−132617号公報
ところで、前記ノズル列毎に設けられたキャップの開口部は、各ノズル列の幅に合わせるようにして幅細な長溝状を成している。また、収容部の大きさは、開口部の大きさに合わせて形成され、その収容部に開口部から吸収材を挿入するようになっている。従って、収容部(吸収材)の容積はノズル列の幅に対応して比較的小さいものとなっていることから、各収容部でのインクの吸収量は小さく、ノズル形成面とキャップで形成された空間を十分に湿潤状態とすることができないという問題があった。
この対策として、キャップの開口部分を拡大することが考えられる。しかし、開口部を
拡大した場合、ノズル形成面をキャップで封止する際の力も増大する。また開口部が大きくなると開口部から蒸発するインク量も大きくなる。さらに、吸収材が外れないための押さえも必要となるが、吸収材上に押さえがくるようにすると、押さえの上にインクが堆積するという問題も生じる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものである。その目的は、大型化することなく十分な量の液体を吸収させることが可能となるキャップ及び液体噴射装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明のキャップは、複数の液体吐出用ノズルを一方向に沿って配置した液体吐出ヘッドのノズル形成面と対向する側に、前記複数の液体吐出用ノズルと相対向するように一方向に形成された開口部と、前記開口部に連通形成され前記液体吐出用ノズルから吐出される液体を吸収する吸収材を収容する収容部と、前記収容部に連通形成され前記吸収材に吸収された前記液体が排出される廃液流路とを備えたキャップにおいて、前記収容部の短手方向及び長手方向の少なくともどちらか一方の長さを、前記開口部の短手方向及び長手方向の少なくともどちらか一方の長さよりも長くした。
これによれば、収容部に収容される吸収材の幅を開口部の短手方向や長手方向の長さより広くすることができる。従って、従来の収容部のように、各ノズル列の幅に合わせるようにして幅細に形成されているものに比べて、吸収材の容積を大きくすることが可能となる。この結果、キャップの深さ方向の長さ(キャップの昇降方向に沿った長さ)を長くすることなく、即ち、キャップ全体を大型化することなく、液体の吸収量を大きくすることができる。
また、開口部の短手方向の長さ(開口幅)は従来どおり狭く、その開口面積は比較的小さいことから、収容部内の吸収材に吸収された液体は開口部を介して蒸発しにくい。この結果、吸収材の湿潤が維持されることから、収容部内の吸収材に吸収された液体が変質して固化することによって吸収材の吸収力が低下するのを防止することができる。また、収容部内の湿潤を維持するために、吸収材にインクを吐出しての補給を減らすことができる。
さらに、収容部の幅は開口部の開口幅より広いので、何らかの原因で吸収材に対して開口部側に向かう力が加わった場合、吸収材は開口部を構成する側面に当接する。従って、キャップに吸収材を固定するための固定治具を設けることなく、吸収材が開口部を介して外部へ抜け出すのを防止することができる。この結果、固定治具を設けるスペースを設ける必要がなくなるため収容部及び吸収材を設けるスペースを大きくすることができる。また、前述したように吸収材を固定するための固定治具を設ける必要がないことから、吸収材を収容部内に隙間なく配置することができる。この結果、収容部内にて、収容部内に収容された液体が撹拌されることによって生じる気泡を抑制することができる。
このキャップにおいて、前記吸収材は、前記収容部の容積に応じた容積を有していてもよい。
これによれば、収容部に収容される吸収材の容積は、その吸収材を収容する収容部の短手方向及び長手方向の少なくともどちらか一方の長さを長くした分だけ大きくなる。従って、より多くの液体を吸収することができる。
このキャップにおいて、前記収容部を複数備え、その各収容部には、該収容部の容積に応じた容積を有した吸収材が設けられていてもよい。
これによれば、収容部の容積が大きくなった分だけ該収容部に収容される吸収材の容積も大きくすることができる。従って、例えば、液体の濃度に応じて各収容部の短手方向や
長手方向の長さを適宜設計して各収容部の容積を調整することで、その濃度に応じた各液体を吸収する吸収材の容積を適切な大きさにすることができる。
このキャップにおいて、前記開口部及び該開口部と連通する第1の凹部を備えた上部形成体と、前記第1の凹部に対応した位置に第2の凹部を備えた下部形成体とを備え、前記収容部は、前記上部形成体と前記下部形成体とが連結されて前記第1の凹部と前記第2の凹部とが結合されることによって構成されてもよい。
これによれば、下部形成体の第2の凹部に吸収材を備え、その吸収材の上端部が開口部に至るように、前記下部形成体の第2の凹部を上部形成体の第1の凹部に対して接合する。このようにすることでキャップを構成することが可能となる。
このキャップにおいて、前記上部形成体及び前記下部形成体の少なくとも一方には、前記上部形成体と前記下部形成体とを互いに連結固定するための連結手段が設けられてもよい。
これによれば、連結手段によって下部形成体と上部形成体とを連結固定することが可能となる。
このキャップにおいて、前記上部形成体と前記下部形成体とは溶着によって連結固定されていてもよい。
これによれば、連結手段を使用することなく下部形成体と上部形成体とを密接に連結固定することが可能となる。
本発明の液体噴射装置は、上記記載のキャップを備えている。
これによれば、キャップの深さ方向の長さ(キャップの昇降方向に沿った長さ)を長くすることなく、即ち、キャップ全体を大型化することなく、液体の吸収量を大きくすることが可能なキャップを備えた液体噴射装置を実現できる。また、キャップの開口面積は比較的小さく吸収材の湿潤が維持されることから、キャップに装填された吸収材の吸収力が低下しにくい液体噴射装置を実現することができる。
また、例えば、複数のノズルを一方向に沿って列状に配置したノズル列を複数列並設し、ノズル列毎に濃度の異なった液体を吐出するようにした液体噴射装置に対しては、液体の濃度に応じて各収容部の短手方向または長手方向の長さを適宜設計させることで、濃度に応じた各液体を吸収する各収容部の容積を適切な大きさにすることができる。
(第1実施形態)
以下、本発明をオンキャリッジタイプのプリンタに具体化した第1実施形態を図1〜図6に従って説明する。
図1に示すように、本実施形態における液体噴射装置としてのプリンタ10は、略箱状をなすフレーム11を備え、このフレーム11内の下部には、その長手方向(図1に示す主走査方向X)に沿ってプラテン12が架設されている。プラテン12は、紙Poを支持する支持台として機能するものであって、紙送り機構13が有する紙送りモータ14の駆動力に基づき、紙Poを主走査方向Xと直交する副走査方向Yに沿って給送するようになっている。尚、以下の説明において、前後方向を示す場合は、図1に示すように副走査方向Yで紙Poが給送される手前側を前側とし、左右方向を示す場合は、この図1における前側から見た場合の左側及び右側を基準とする。
フレーム11内においてプラテン12の上方にはガイド軸15が架設され、このガイド軸15にはキャリッジ16が挿通支持されている。また、フレーム11の内面において、ガイド軸15の両端部と対応する位置には、駆動プーリ17と従動プーリ18が回転自在に支持されている。駆動プーリ17にはキャリッジモータ19が連結され、これら一対のプーリ17,18間には、前記キャリッジ16を固定支持したタイミングベルト20が掛装されている。従って、キャリッジ16は、キャリッジモータ19の駆動によりタイミングベルト20を介して、ガイド軸15にガイドされながら主走査方向Xに移動可能となっている。
また、図1に示すように、キャリッジ16の下面側には、液体噴射ヘッドとしての記録ヘッド21が設けられている。この記録ヘッド21の下面にて構成されるノズル形成面21aには、図2に示すように、一方向(前後方向)に沿って延びる複数のノズル列B1,B2,C1,C2,M1,M2,YE1,YE2が左右方向において互いに所定の間隔をおくようにして平行に並設されている。
図2において、左側から右側へ、ブラックインクノズル列B1,B2→シアンインクノズル列C1,C2→マゼンタインクノズル列M1,M2→イエローインクノズル列Y1,Y2の順に配置形成されている。また、本実施形態では、4つのインク色毎にそれぞれ濃度が異なる濃色インクと淡色インクの2種類のインクを有しており、各色につき2列ずつ全体で8列の各ノズル列B1〜Y2が形成されている。
これらの各ノズル列B1〜Y2には、各色のインクを噴射(吐出)する噴射口(吐出口)となる複数(多数)のノズル22にて形成されている。また、記録ヘッド21内には図示しない圧電素子が各ノズル22と個別対応するように配設されている。そして、各圧電素子が駆動制御されることにより、記録ヘッド21の下方に位置する紙Poに向けて、各ノズル22からインク(液体)が噴射されるようになっている。
また、図1に示すように、キャリッジ16上には記録ヘッド21に形成した各ノズル列B1〜Y2毎に対応するそれぞれの色のインクを供給するためのインクカートリッジ23がそれぞれ着脱可能に搭載されている。尚、濃色インクと淡色インクを比較した場合、両者は濃色インクの方が淡色インクよりも粘度が高く、その粘度の高低差によって濃色インクの方が淡色インクよりも乾燥固化し易いという特性を有している。
また、図1に示すように、フレーム11内においてプラテン12の下方には、廃液タンク24がプラテン12と平行に延びるように設けられている。この廃液タンク24には、例えば多孔質のパルプ材等からなるインク吸収材(図示略)が収容されている。従って、周知のクリーニング時、フラッシング時、及びワイピング時には、インクが廃液タンク24内に排出されてインク吸収材に吸収されるようになっている。
一方、プリンタ10の一端部(図1においては右端部)、すなわち、紙Poが至らない非印刷領域には、記録ヘッド21に対してメンテナンスを施す場合にキャリッジ16を停止させるためのホームポジションが設けられている。そして、このホームポジションの下方には、記録ヘッド21のノズル22内に残存したインクを吸引してノズル22の目詰まりを解消するためのクリーニング機構25が設けられている。
図1に示すように、クリーニング機構25は、記録ヘッド21を封止可能に形成された略箱体状のキャップ26と吸引ポンプ27とを備えている。
図3に示すように、キャップ26は、底壁と左右両側壁を有するキャップホルダ28内に収容保持されている。そして、このキャップホルダ28が公知の昇降手段(図示略)によりホームポジションの下方にて上下方向に昇降動作するように構成されている。そして
、キャップホルダ28の上下動により、キャップ26は記録ヘッド21のノズル形成面21aを封止可能な封止位置と当該封止位置から下方に離間した非封止位置との間で昇降可能となっている。
次に、キャップ26の具体的構成について、図3〜図6を参照して詳細に説明する。
図3〜図6に示すように、キャップ26は、記録ヘッド21側に配置された上部形成体30Aと、キャップホルダ28側に配置された下部形成体30BとがゴムシートGSを介して積層された構造を成している。
詳しくは、図4及び図5に示すように、上部形成体30Aは、略長方体形状をしており、ノズル形成面21aと対向する対向面としての上面31a上に、ノズル列B1〜Y2と相対向するように前後方向に沿って形成された開口部Ba,Bb,Ca,Cb,Ma,Mb,Ya,Ybを備えている。図5に示すように、各開口部Ba〜Ybは、その短手方向(左右方向)において隣り合う他の開口部との間に所定の間隔をおくようにして平行に形成されている。これら各開口部Ba〜Ybは、記録ヘッド21の各ノズル列B1〜Y2と個別対応するものであって、開口部Baは濃色のブラックインクノズル列B1に対応し、開口部Bbは淡色のブラックインクノズル列B2に対応している。
また、開口部Caは濃色のシアンインクノズル列C1に対応し、開口部Cbは淡色のシアンインクノズル列C2に対応している。さらに、開口部Maは濃色のマゼンタインクノズル列M1に対応し、開口部Mbは淡色のマゼンタインクノズル列M2に対応している。さらにまた、開口部Yaは濃色のイエローインクノズル列Y1に対応し、開口部Ybは淡色のイエローインクノズル列Y2に対応している。
以下、説明の便宜上、各開口部Ba〜Ybの短手方向(左右方向)に延びる幅(以下、「開口幅」という)Wは、全て等しいものとする。なお、この大きさは、対向する位置に形成されたインクノズル列B1〜Y2の各ノズル22が、記録ヘッドやキャップを構成する各部品の寸法誤差や組立上の誤差、記録ヘッドとキャップの位置ずれなどがあっても、必ず開口部内にくるような大きさに形成されている。
また、図4及び図5に示すように、上部形成体30Aは、その上面31aにおいて、その各開口部Ba〜Ybの開口縁に可撓性材料(例えば、ゴム)からなる四角環状をなすシール部36が突出形成されている。さらに、図3に示すように、各開口部Ba〜Ybは、第1の凹部Gaが凹設され、その第1の凹部Gaによって上部形成体30Aの下面31bまで貫通した第1の空間Sがそれぞれ連通形成されている。
以下、図3の拡大部に示すように、説明の便宜上、各第1の空間Sの左右方向に延びる幅(以下、「収容幅」という)Dは、各開口部Ba〜Ybの開口幅Wよりも長くなるように形成されている。また、各第1の空間Sは、その前後方向の長さ(奥行き)については、各開口部Ba〜Ybの前後方向の長さ(奥行き)と同じである。尚、本実施形態の各第1の空間Sの収容幅Dは、全て等しく、かつ、各開口部Ba〜Ybの開口幅Wの2倍となっている。
また、上部形成体30Aの下面31bには、所定の間隔をおいて複数の嵌入孔Kが設けられている。さらに、図4〜図6に示すように、上部形成体30Aの前側面37a及び後側面37bの各左右両側部には、連結手段としてのネジ受け部38がそれぞれ突設され、そのネジ受け部38には上下方向に沿って孔38aが貫通形成されている。さらにまた、図4及び図5に示すように、上部形成体30Aの前側面37aには、その略中央に連結手段としての係止爪39が突設されている。
一方、下部形成体30Bは、図4及び図5に示すように、略直方形状を成し、前記上部形成体30Aとほぼ同じサイズである。図3に示すように、下部形成体30Bの上面41aには、前記上部形成体30Aに設けられた各第1の空間Sに対向する位置に、略直方体形状をした第2の凹部Gbが凹設され、その第2の凹部Gbによって第2の空間Rが形成されている。図3の拡大部に示すように、各第2の空間Rの収容幅Qは、対向する各第1の空間Sの収容幅Dと同じである。つまり、本実施形態の各第2の空間Rの収容幅Qは、全て等しく、かつ、各開口部Ba〜Ybの開口幅Wの2倍である。
また、下部形成体30Bの上面であって、前記上部形成体30Aの下面31bに形成された嵌入孔Kに対向した位置には、位置決め用ピンPを備えている。各位置決め用ピンPは、その基端部が下部形成体30Bに埋設され、先端部が上面41aから上方向に向かって突設されている。そして、各位置決め用ピンPは、前記上部形成体30Aに形成された嵌入孔Kに嵌入された場合、第2の空間Rが対応する第1の空間SとゴムシートGSを介して連通固定するようになっている。
さらに、図6に示すように、下部形成体30Bの前側面55a及び後側面55bの各左右両側部には、連結手段としてのネジ受け部56が設けられ、そのネジ受け部56には雌ねじが形成されている。さらにまた、図6に示すように、下部形成体30Bの前側面55aの上部の中央には、上部形成体30Aに設けられた係止爪39と係合する連結手段としての係止突部57が突設されている。
また、下部形成体30Bの前側面55aには、図4〜図6に示すように、8個の接続部59が形成されている。各接続部59は、前側からの正面視において同じ高さ位置(上下方向の位置)になるように形成され、それぞれ排出チューブTの上流端が連結されるようになっている。
そして、各接続部59にそれぞれ接続された各排出チューブTは、対応する廃液流路60を介して対応する各第2の空間Rに連通されるようになっている。
さらに、図6に示すように、下部形成体30Bの下面41bには、円環状のばね係止用凸部63が複数箇所に突出形成されている。本実施形態では、下部形成体30Bの下面41bの四隅近傍にそれぞれ1つずつの合計4つのばね係止用凸部63が下方に向けて突出形成されている。
図3に示すように、各ばね係止用凸部63には、下端がキャップホルダ28の内底面28aに取着されたコイルばね(ばね部材)65の上端が取着されている。そして、このコイルばね65は、キャップホルダ28の上昇に伴いキャップ26のシール部36が記録ヘッド21に当接して記録ヘッド21のノズル22(ノズル形成面21a)を封止した際にキャップ26をノズル形成面21a側に向けて押圧付勢するようになっている。
また、図5及び図6に示すように、下部形成体30Bの後側面55bには、8個の連結部66が形成されている。各連結部66には、それぞれ対応する前記第2の空間Rに連通する図示しない貫通流路が形成されている。各連結部66は、図示しない大気連通チューブと連結され、その各大気連通チューブは図示しない大気解放弁をそれぞれ備えている。
図3に示すように、上部形成体30Aと下部形成体30Bとの間に設けられたゴムシートGSは、上部形成体30Aの第1の空間Sと下部形成体30Bの第2の空間Rとを連通させるための開口孔aがそれぞれ形成されている。また、ゴムシートGSには、下部形成体30Bに設けられた位置決め用ピンPが貫通する開口孔bがそれぞれ形成されている。
そして、ゴムシートGSは、その上面が上部形成体30Aの下面31bに貼り合わされ
るとともに、その下面が下部形成体30Bの上面41aに貼り合わされている。そして、各開口孔aを介して第1の空間Sと第2の空間Rとが互いに連結されて、それぞれ、直方形状を成す収容部50が形成されている。つまり、各収容部50は、それぞれ、上部が対応する開口部Ba〜Ybと連通するとともに下部が対応する廃液流路60と連通する。前記したように第1の空間S及び第2の空間Rの各収容幅D,Qは、全て等しく、かつ、各開口部Ba〜Ybの開口幅Wの2倍である。従って、各収容部50の各収容幅は開口部Ba〜Ybの開口幅Wの2倍である。各収容部50には、収容部の容積に応じて各収容部50内に隙間なく吸収材54が収容されている。つまり、各吸収材54は、収容される収容部50の容積に応じた容積を有する。吸収材54は、たとえば、ウレタンで構成されている。
また、上部形成体30Aに設けたネジ受け部38と下部形成体30Bに設けたネジ受け部56とは重ね合わされ、各ネジ受け部38の各孔38aに連結手段としての雄ネジ58を通して該雄ネジ58をネジ受け部56に螺着されている。さらに、上部形成体30Aに設けられた係止爪39に下部形成体30Bに設けられた係止突部57が嵌入されている。これらにより、上部形成体30Aと下部形成体30Bとが互いに密着して貼り合わされている。
次に、前述した構成をしたプリンタ10の作用に関し、特にクリーニング機構25を組み立てる場合のキャップ26の組み付け作業に着目して以下説明する。
さて、クリーニング機構25を組み立てる場合には、まず、キャップホルダ28に対してキャップ26が取り付ける。まず、下部形成体30Bの第2の空間Rにそれぞれ吸収材54を収容し、その後、上部形成体30Aの下面31bと下部形成体30Bの上面41aとをゴムシートGSを介して連結させる。このとき、上部形成体30Aに形成された嵌入孔Kに、下部形成体30Bの位置決め用ピンPをそれぞれ嵌入させる。また、各ネジ受け部38,56に雄ネジ58を通して該雄ネジ58をネジ受け部56の雌ネジに螺着する。これによって、各第1の空間Sが対応した第2の空間Rにそれぞれ結合されて収容部50が形成されたキャップ26が組み立てられる。この時、各収容部50には、吸収材54が収容される。
続いて、下部形成体30Bの下面41bがキャップホルダ28の内底面28aと対向するように、キャップ26をキャップホルダ28内に配置する。この時、キャップ26の下面に形成された各ばね係止用凸部63に対して、キャップホルダ28の内底面28aに取着された各コイルばね65の上端を係止させる。すると、キャップ26は、各コイルばね65により上方への付勢力を与えられた状態で、キャップホルダ28内に収容保持される。なお、その際、下部形成体30Bの下面41bには、ばね係止用凸部65以外には他に突出物が形成されていないため、ばね係止用凸部63に対するコイルばね65の係止作業が容易となる。
次に、下部形成体30Bの前側面55aから突出形成された各接続部59に対して各排出チューブTの上流端が各々接続される。同様に、下部形成体30Bの後側面55bから突出形成された各連結部66に対しても大気連通チューブが各々接続される。
その後、各排出チューブTについては、それらの下流端側が吸引ポンプ27側へ引き回されると共に、その下流端が廃液タンク24内へと導入される。同様に、各大気連通チューブについても、各々対応する大気開放弁側へと引き回される。そして、これらの各排出チューブT及び各大気連通チューブの引き回しに際しては、各チューブが可撓性を有すると共に、キャップ26の各側面37a(55a),37b(55b)側で引き回される構成である。このため、下部形成体30Bの下面41bに配置された各コイルばね65が引き回しの支障とならず、各チューブを所望の方向へ引き回すことが容易となる。
そして、以上のようにキャップ26の組み付け作業が完了したプリンタ10においてはクリーニング機構25により次のようなクリーニング動作が実行される。
すなわち、クリーニング開始時には、まず、キャリッジ16をホームポジションへ移動させ、記録ヘッド21のノズル形成面21aとキャップ26を構成する上部形成体30Aの上面31aとを互いに上下方向で対向する位置関係となるようにする。そして、キャップホルダ28(キャップ26)を図示しない昇降手段により上昇させ、キャップ26のシール部32が記録ヘッド21のノズル形成面21aに当接する位置までキャップ26を上昇させる。なお、この当接時の衝撃はコイルばね65によって吸収される。
そして、キャップ26のシール部36が記録ヘッド21のノズル形成面21aに当接した状態で、キャップホルダ28をさらに僅かに上昇させると、キャップ26はコイルばね65の付勢力によりキャップ26のシール部36と記録ヘッド21のノズル形成面21aとが確実に密着状態となる。すなわち、各ノズル列B1〜Y2は、対応する開口部Ba〜Ybと相対向し、図3に示すように、シール部36にて封止される。
次いで、吸引ポンプ27を駆動させると、各排出チューブT内、各廃液流路60内、及び各収容部50内が減圧されて負圧状態となる。すると、この負圧状態になったことにより、各ノズル列B1〜Y2の各ノズル22内のインクは、それぞれ対応する収容部50に排出される。そして、収容部50に排出されたインクは同収容部50に収容された吸収材54に吸引される。
このとき、各第1の空間Sの収容幅D及び第2の空間Rの収容幅Qは、開口部Ba〜Ybの開口幅Wに比べて2倍幅広いので、深さ方向の長さ(キャップ26の昇降方向に沿った長さ)を長くすることなく収容部50の容積が大きくなる。従って、各収容部50の吸収材54の容積が大きいことから、各インクは十分に吸収される。
そして、各吸収材54内に吸収された廃インクは、各接続部59の廃液流路60、各排出チューブT、吸引ポンプ27を介して廃液タンク24内に回収される。その後、回収された廃インクは、廃液タンク24内の吸収部材(図示略)に吸収される。
クリーニングが終了した後は、吸引ポンプ27の駆動を停止し、大気連通チューブを介して各収容部50内の負圧状態を解消すると共に、キャップ26を図示しない昇降手段により下降させる。尚、その際において、各排出チューブT及び各大気連通チューブは、キャップ26の下部形成体30Bにおける下面41b側ではなく前後の各側面55a,55b側に配置されているため、各チューブの反力によりキャップ26の下降動作を妨げることもない。
以上説明した実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)本実施形態では、各第1の空間Sの収容幅D及び第2の空間Rの収容幅Qを、開口部Ba〜Ybの開口幅Wに比べて幅広くした。従って、各収容部50の各収容幅は開口部Ba〜Ybの開口幅Wに比べて長いことから、従来のような、各収容部の収容幅が各開口部の開口幅と等しいものに比べて、深さ方向の長さ(キャップ26の昇降方向に沿った長さ)を長くすることなく収容部50の容積を大きくすることができる。この結果、キャップ26全体を大型化することなくインクの吸収量を大きくすることができる。
(2)本実施形態では、開口部Ba〜Ybの開口幅Wを広げることはしていないので、吸収材54に吸収されたインク(廃インク)の蒸発が抑制される。従って、吸収材54の湿潤が維持されることから、吸収材54の変質(硬化)を抑制することができる。
(3)本実施形態では、各第1の空間Sの収容幅D及び第2の空間Rの収容幅Qを、開
口部Ba〜Ybの開口幅Wに比べて幅広いことから、吸収材54が開口部Ba〜Ybに当接している。従って、何らかの原因で各収容部50内の吸収材54が対応する開口部Ba〜Yb側に向かう力が加わった場合であっても、吸収材54が開口部Ba〜Ybを介して外部へ抜け出すことはない。この結果、キャップ26に吸収材54を固定するための固定治具を設ける必要はないことから、吸収材54の容積を大きくすることができる。
(4)また、本実施形態では、各収容部50に各収容部内に隙間なく吸収材54を収容したので、インクを吸引した際等に発生する気泡を抑制することができる。
(5)本実施形態では、上部形成体30Aの前側面37a及び後側面37bにネジ受け部38を設けるとともに前側面37aの略中央部に係止爪39を設けた。また、下部形成体30Bの前側面55a及び後側面55bにネジ受け部56を設けるとともに前側面55aの略中央部に係止突部57を設けた。そして、各ネジ受け部38,56の各孔38aに雄ネジ58を通して該雄ネジ58をネジ受け部56の雌ネジに螺着するとともに、係止爪39に係止突部57を嵌入可能とした。この結果、上部形成体30Aと下部形成体30Bとを容易に連結しキャップ26を組み立てることができる。
(6)本実施形態では、各第1の空間Sの収容幅D及び第2の空間Rの収容幅Qを、開口部Ba〜Ybの開口幅Wに比べて幅広いことから、隣合う空間の接続部59や連結部66の距離を大きくとることができ、確実にチューブを接続することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態に係る液体噴射装置としてのインクジェットプリンタについて図7に従って説明する。尚、本実施形態においては、そのキャップの構成のみが上記第1実施形態に係るプリンタと異なっている。従って、上記第1実施形態に係るプリンタと同じ部材については、同じ符号を付してその詳細な説明は省略する。
図7に示すように、本実施形態に係るキャップ26Aの上部形成体30Aは、その前側面37a及び後側面37bに上記したネジ受け部38や係止爪39が設けられていない。また、同様に、下部形成体30Bの前側面55a及び後側面55bにネジ受け部56や係止突部57が設けられていない。
また、本実施形態におけるゴムシートGSoの上下表面には熱溶着材が設けられている。この熱溶着材は、熱が加えられるとその一部が溶融し上部形成体30Aの下面31b及び下部形成体30Bの上面41aに接着する特性を有した材料である。
以上、説明した実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)本実施形態では、ゴムシートGSoの上下表面に、熱が加えられるとその一部が溶融し上部形成体30Aの下面31b及び下部形成体30Bの上面41aに接着する特性を有した熱溶着材を設けた。従って、上部形成体30A及び下部形成体30Bに、上記第1実施形態に係るネジ受け部38,56、係止爪39及び係止突部57を設ける必要なく上部形成体30Aと下部形成体30Bとを密着して連結させてキャップ26Aを組み立てることができる。
尚、上記各実施形態は、以下のような別の実施形態(別例)に変更してもよい。
・ 上記各実施形態では、各第1及び第2の空間S,Rの幅D,Qを全て同じにすることによって収容部50の各収容幅を全て等しくしたが、本発明はこれに限定されない。例えば、各収容部50の各収容幅を、対向する濃色インクと淡色インクとで異ならせることで各収容部50の容積をインクの種類毎に異なるように構成してもよい。つまり、図8に示すように、第1及び第2の空間S,Rのうち、薄いインクが排出される側の第1及び第2の空間S,Rの幅Doを、対向する濃色インクが排出される側の第1及び第2の空間S,Rの幅Dよりも広くする。これにより、淡色インクが排出される収容部50の容積より
大きく設計する。この結果、各インクの濃度(インクの粘度)に応じて適宜容積が異なった収容部50にすることが可能となる。
・ 上記各実施形態において、収容部の幅Dが各開口部の幅Wより大きければよい。そのための形状は各実施形態の形状に限らず任意である。なお、第1の空間Sの幅Dと第2の空間Rの幅Qは同じ大きさである必要はない。また、例えば開口部BaとBbに対して、第2の空間Rを共通の空間として、吸収材を1つにしてもよい。共通の空間とするのは第2の空間Rだけでなく第1の空間Sも共通としてもよい。
・ 上記各実施形態において、各第1の空間S及び第2の空間Rの、短手方向(左右方向)に沿った幅である収容幅D,Qを、開口部Ba〜Ybの開口幅Wに比べて幅広くしたが、本発明はこれに限定されない。例えば、各第1の空間S及び第2の空間Rの、長手方向に沿った幅を、開口部Ba〜Ybの長手方向(前後方向)に沿った幅に比べて広くしてもよい。または、各第1の空間S及び第2の空間Rの、短手方向(左右方向)及び長手方向(前後方向)に沿った各幅を広くしてもよい。このようにすることによっても、上記各実施形態と同様の効果を得ることができる。
・ 上記各実施形態において、ノズル列B1,B2,C1,C2,M1,M2,Y1,E2の数は8つに限定されるものではなく、2つ以上の任意の数であってもよい。
・ 上記各実施形態では、インクカートリッジ23がキャリッジ16に搭載されたオンキャリッジタイプのインクジェット式プリンタに具体化したが、これに限らず、オフキャリッジタイプのインクジェット式プリンタに具体化してもよい。
・ 上記各実施形態において、記録ヘッド21に圧電素子が設けられ、その圧電素子を駆動制御することによってインクが噴射されるプリンタであったが、本発明はこれに限定されない。例えば、各ノズル22毎に加熱手段が設けられ、その加熱手段が加熱することによってインクが噴射されるプリンタに対しても適用可能である。
・ 上記各実施形態においては、液体噴射装置として、インクを吐出するプリンタ10について説明したが、その他の液体噴射装置であってもよい。例えば、ファックス、コピア等を含む印刷装置や、液晶ディスプレイ、ELディスプレイ及び面発光ディスプレイの製造などに用いられる電極材や色材などの液体を噴射する液体噴射装置、バイオチップ製造に用いられる生体有機物を噴射する液体噴射装置、精密ピペットとしての試料噴射装置であってもよい。また、液体もインクに限られず、他の液体に応用してもよい。
本実施形態における液体噴射装置としてのプリンタの斜視図。 記録ヘッドの下面図。 第1実施形態に係るキャップの構成を説明するための図。 第1実施形態に係るキャップを右側前方の斜め上方から見た場合の斜視図。 第1実施形態に係るキャップの平面図。 第1実施形態に係るキャップを右側前方の斜め下方から見た場合の斜視図。 第2実施形態に係るキャップを右側前方の斜め上方から見た場合の斜視図。 別例を説明するための図。
符号の説明
B1,B2…ノズル列としてのブラックインクノズル列、C1,C2…ノズル列としてのシアンインクノズル列、M1,M2…ノズル列としてのマゼンタインクノズル列、Y1,Y2…ノズル列としてのイエローインクノズル列、10…液体噴射装置としてのインクジェットプリンタ、21…液体噴射ヘッド、21a…ノズル形成面、22…液滴吐出用ノズル、26…キャップ、30A…上部形成体、30B…下部形成体、Ba〜Yb…開口部
、60…廃液流路、50…収容部、54…吸収材、38,56…連結手段としてのネジ受け部、39…連結手段としての係止爪、57…連結手段としての係止突部、58…連結手段としての雄ネジ。

Claims (7)

  1. 複数の液体吐出用ノズルを一方向に沿って配置した液体吐出ヘッドのノズル形成面と対向する側に、前記複数の液体吐出用ノズルと相対向するように一方向に形成された開口部と、前記開口部に連通形成され前記液体吐出用ノズルから吐出される液体を吸収する吸収材を収容する収容部と、前記収容部に連通形成され前記吸収材に吸収された前記液体が排出される廃液流路と
    を備えたキャップにおいて、
    前記収容部の短手方向及び長手方向の少なくともどちらか一方の長さを、前記開口部の短手方向及び長手方向の少なくともどちらか一方の長さよりも長くしたことを特徴とするキャップ。
  2. 請求項1に記載のキャップにおいて、
    前記吸収材は、前記収容部の容積に応じた容積を有していることを特徴とするキャップ。
  3. 請求項2に記載のキャップにおいて、
    前記収容部を複数備え、その各収容部には、該収容部の容積に応じた容積を有した吸収材が設けられていることを特徴とするキャップ。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つに記載のキャップにおいて、
    前記開口部及び該開口部と連通する第1の凹部を備えた上部形成体と、
    前記第1の凹部に対応した位置に第2の凹部を備えた下部形成体と
    を備え、
    前記収容部は、前記上部形成体と前記下部形成体とが連結されて前記第1の凹部と前記第2の凹部とが結合されることによって構成されることを特徴とするキャップ。
  5. 請求項4に記載のキャップにおいて、
    前記上部形成体及び前記下部形成体の少なくとも一方には、前記上部形成体と前記下部形成体とを互いに連結固定するための連結手段が設けられていることを特徴とするキャップ。
  6. 請求項4に記載のキャップにおいて、
    前記上部形成体と前記下部形成体とは溶着によって連結固定されていることを特徴とするキャップ。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載のキャップを備えたことを特徴とする液体噴射装置。
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