JP4720210B2 - 液体収容容器及び液体噴射装置 - Google Patents

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Description

本発明は、液体収容容器及び液体噴射装置に関する。
従来、液体噴射装置の1つとして、記録ヘッドのノズルから記録媒体に向けてインクを吐出し、ドットを形成することによって記録を行うインクジェット式記録装置が広く知られている。一般に、インクジェット式記録装置では、インクの吐出不良を低減するために、適宜記録ヘッドのノズルからインクを排出させるクリーニング操作が行われていた。そして、インクジェット式記録装置内には、このクリーニング操作によって記録ヘッドから排出される廃インクを貯留するための廃インクタンクが備えられていた。
通常廃インクタンクは、スポンジ等の多孔質体からなるインク吸収体を備えていて、同インク吸収体に廃インクを吸収保持させることによって、同廃インクタンク内に廃インクを貯留するようになっている。このような廃インクタンクの1つには、同廃インクタンク内を開放する開口部を有するものがあって、同開口部を介してインク吸収体の保持している廃インクを蒸発させることで、同インク吸収体が吸収できる廃インクの容量に余裕を持たせていた。そして、このように構成された廃インクタンクを備えたインクジェット式記録装置が種々提案されている。(例えば、特許文献1)。
特許文献1に記載のインクジェット式記録装置では、同インクジェット式記録装置の下底部を構成する下側ケースの上面に、一連の壁部がほぼ長方形状に立設されている。この壁部に囲まれることによって下側ケースの上面には、廃インクタンクが平面状に形成されている。そして、廃インクタンク内には、同廃インクタンクを占有するように平面状のインク吸収体が収容されている。このインク吸収体は、泡を効果的に解消する第1の吸収体、拡散シートの役目を果たす第2の吸収体、主に廃液を吸収する第3の吸収体から構成されている。
特開2003−285452号公報
しかしながら、特許文献1のインクジェット式記録装置のように平面状に形成された廃インクタンクでは、例えばインクジェット式記録装置を移動させたことによって、同廃インクタンクが傾くと、下側にインク吸収体内の廃インクが集まる。このためインク吸収体内の廃インクの量によっては保持できなくなり、廃インクが前記壁部を乗り越えて前記開口部から漏れてしまいインクジェット式記録装置内を汚染してしまうおそれがあった。
本発明は、上記問題点を解消するためになされたものであって、廃液の漏れを防止することができる液体収容容器及び同液体収容容器を備えた液体噴射装置を提供することにある。
本発明の液体収容容器は、廃液を貯留する本体ケースと、前記本体ケース内に廃液を導入する液体導入部と、前記本体ケース内に収容されるとともに、前記液体導入部から導入された前記廃液を吸収する第1の液体吸収部及び第2の液体吸収部と、前記第1の液体吸収部及び前記第2の液体吸収部に吸収された前記廃液を蒸発させるために前記本体ケースの上面に設けられる開口部とを備えた液体収容容器であって、前記本体ケースは、前記第1の液体吸収部及び前記第2の液体吸収部のうち少なくとも前記第1の液体吸収部を収容する第1の収容空間と、前記第1の収容空間よりも小さく形成され、同第1の収容空間に対して前記本体ケースの底部と直交する垂直方向の下側に並設されるとともに、前記第2の液体吸収部を収容する第2の収容空間と、前記第2の収容空間と前記第1の収容空間との連通箇所に形成される段差部とを備え、前記第2の収容空間には、前記液体導入部から前記廃液が導入されると共に、同第2の収容空間に収容される前記第2の液体吸収部には、前記液体導入部から導入される前記廃液を一時的に留めておくための空間部が形成され、前記第1の液体吸収部は、複数の平板状の第1の液体吸収体が積層されてなり、同第1の液体吸収体の側面のうち最も広い側面が前記本体ケースの底部と直交する方向に配置され、前記第2の液体吸収部は、複数の平板状の第2の液体吸収体が積層されてなり、同第2の液体吸収体の側面のうち最も広い側面が前記本体ケースの底部と平行な方向に配置され、前記第1の液体吸収は、前記第2の液体吸収よりも前記開口部側において前記本体ケース内に隙間なく収容されている。
これによれば、第1の液体吸収体は、その最も広い側面の一つが前記本体ケースの底部と直交する方向に、即ち縦向きに配置される。そして本体ケース内に貯留される廃液は、第1の液体吸収体の毛管力によって吸い上げられた後、同液体吸収体を介して開口部から蒸発することができる。このとき、この廃液は第1の液体吸収体内の重力方向に集中しているので、結果として少しずつ吸い上げられて開口部から蒸発する。従って、例えば、この第1の液体吸収体からなる第1の液体吸収部を第2の液体吸収部よりも開口部側において液体収容容器内に隙間無く収容した場合には、本体ケース内に貯留される廃液を、液体吸収体を介して少しずつ蒸発させるとともに本体ケースの内壁を伝わって廃液が開口部から漏れることを防止することができる。これによって、本体ケースの姿勢が傾いた場合でも、開口部からの廃液の漏れを防止することができる。また、一般に積層される液体吸収体では、隣り合う液体吸収体に廃液が浸透するよりも、自身に浸透する速度の方が速い。従って、積層した各液体吸収体間を浸透する廃液の浸透速度は、同様の容積を持つ1つのブロックに形成した液体吸収体を浸透する廃液の浸透速度に比べて遅くなる。つまり、第1の液体吸収部を、第1の液体吸収体を積層し形成したことで、同液体吸収部を1つのブロックに形成した場合に比べて、廃液の浸透速度を遅くすることができる。これによって、本体ケースの姿勢が傾いた際に、液体吸収体を介して発生する開口部からの廃液の漏れを防止することができる。また、第2の液体吸収体は、第1の液体吸収体が縦向きに配置されるのに対して横向きに配置される。これにより第2の液体吸収体は、その側面方向に廃液が浸透し易くなり、第2の液体吸収部と第1の液体吸収部との組み合わせによって本体ケース内に導入された廃液の液体吸収体全域への浸透を容易にすることができる。従って、例えば、第1の液体吸収部の下方に第2の液体吸収部を設けた場合、本体ケース内に導入された廃液は、第2の液体吸収部にて吸収されるとともに、第1の液体吸収体を介して少しずつ蒸発することができる。また、この第1及び第2の液体吸収部に加え、同様に構成された第3の液体吸収部、第4の液体吸収部等を更に設け、垂直方向に交互に並設するようにしてもよい。
また、液体導入部から導入される廃液が泡立っている場合には、第2の液体吸収部の空間部に一時的に留めておくことで、この泡立ちを解消することができる。また、第1及び第2の液体吸収部の吸収保持能力を超える量の廃液が、本体ケース内に導入された場合であっても、同廃液を空間部に一時的に留めることができる。これによって、泡立ちや、吸収保持能力を超える量の廃液の導入によって吸収時間を余分に要する場合であっても、この吸収に要する時間を稼ぐことができる。これによって、廃液が液体導入部から逆流することを防止することができるとともに、本体ケースが傾いたときの開口部からの廃液の漏れを防止することができる。
さらに、例えば、第2の収容空間の上方に第1の収容空間を並設した場合、第2の収容空間と第1の収容空間の連結箇所には段差部が形成される。そして、この第1の収容空間に第1の液体吸収部及び第2の液体吸収部のうち少なくとも第1の液体吸収部を収容し、第2の収容空間に第2の液体吸収部を収容させた場合、本体ケース内に導入された廃液は、主に下方に位置する第2の収容空間内に留まる。つまり、導入された廃液は、第2の液体吸収部に吸収され保持される。ここで本体ケースが傾くと、第2の収容空間内にて保持されている廃液は、本体ケース内の段差部に沿って第1の収容空間に移動することとなる。従って、第2の収容空間を第1の収容空間と同じ大きさに形成し連通させた段差部のない、即ち第2の収容空間を構成する壁部と第1の収容空間を構成する壁部が同一平面状となるように形成した場合と比べて、廃液の移動距離が長くなり開口部から廃液が漏れることを確実に防止することができる。
この液体収容容器の前記第1の収容空間には前記第1の液体吸収部が収容され、前記第2の収容空間には、前記第2の液体吸収部が収容されている。
これによれば、例えば、第1の収容空間に第1の液体吸収部を収容し、第2の収容空間に第2の液体吸収部を収容させた場合、収容空間に導入された廃液は第2の液体吸収部に吸収された後、第1の液体吸収部を介して開口部から少しずつ蒸発することができる。
本発明の液体噴射装置は、本発明の液体収容容器を装置フレーム内に備えた液体噴射装置であって、液体を噴射する液体噴射ヘッドと、同液体噴射ヘッドから廃液として排出される前記廃液前記液体収容容器内に導入する排出機構とを備えた。
これによれば、本発明の液体収容容器を備えたことによって、液体噴射装置の移動等によって同液体収容容器の姿勢が傾いた場合であっても、その開口部からの廃液の漏れを防止することができる。この結果、液体噴射装置の装置フレーム内を漏れた廃液で汚染することを防止することができる。
(第1実施形態)
以下、本発明を具体化した第1実施形態を図1〜図4に従って説明する。
図1は、本実施形態のプリンタの概略を説明するための斜視図である。
図1に示すように、液体噴射装置としてのプリンタ1は、略直方形状のフレーム2を備えている。このフレーム2の上面には、給紙トレイ3が設けられ、さらに、フレーム2の前面には、排紙トレイ4が設けられている。この給紙トレイ3及び排紙トレイ4は、図示しないヒンジ構造によってフレーム2に対して折り畳み収納可能となるように構成されている。
このフレーム2内には、その長手方向にプラテン5が配設され、このプラテン5上には、図示しない紙送り機構によって、給紙トレイ3からフレーム2内に挿入された記録用紙が給送されるようになっている。そして、この給送された記録用紙は、フレーム2内から排紙トレイ4へ排出されるようになっている。
前記フレーム2内には、プラテン5と平行となるようにガイド部材6が架設されている。このガイド部材6には、同ガイド部材6に沿って移動可能なキャリッジ7が挿通支持されている。また、前記フレーム2には、キャリッジモータが取着され、このキャリッジモータには、一対のプーリに掛け装されたタイミングベルト(いずれも図示しない)を介してキャリッジ7が駆動連結されている。このように構成することによって、キャリッジモータが駆動すると、その駆動力はタイミングベルトを介してキャリッジ7に伝達され、同キャリッジ7は、ガイド部材6に沿ってプラテン5と平行(主走査方向)に往復移動するようになっている。
一方、前記キャリッジ7の下面(プラテン5と対向する面)には、液体噴射ヘッドとしての記録ヘッド8が設けられている。この記録ヘッド8は、前記記録用紙に対向するようにノズル形成面を有し、このノズル形成面には、1列あたりn個(nは自然数)のノズルからなるノズル列(図示せず)が6列形成されている。
この記録ヘッド8には、フレーム2に設けられた液体貯留部としてのインクカートリッジ9から、各チューブT1を介して、各ノズルにそれぞれ対応した色(本実施形態では、ブラック、シアン、マゼンダ、イエロー、ライトシアン、ライトマゼンダ)の液体としてのインクが供給されるようになっている。そして、記録ヘッド8に流入した各インクは、図示しない圧電素子によって加圧され、同記録ヘッド8の前記ノズルからそれぞれインク滴として吐出されることによって記録用紙にドットを形成する。
前記プリンタ1では、キャリッジ7を往復移動させながらインク滴を記録用紙に吐出させ印刷するための領域を印刷領域としている。さらに、プリンタ1には、非印刷時にノズルを封止するための非印刷領域が設けられ、その非印刷領域には、キャップホルダ10が設けられている。
図1に示すように、キャップホルダ10には、記録ヘッド8のノズル形成面と対向するように、可撓性を有するキャップ部材11が設けられている。キャップホルダ10は、図示しない駆動機構を介して、キャップ部材11を記録ヘッド8のノズル形成面に密着させることによって、各ノズルを封止するようになっている。また、キャップホルダ10には、その底部にキャップ部材11と連通する連通口(図示しない)が形成され、この連通口にはチューブT2を介してポンプユニット12が接続されている。さらに、このポンプユ
ニット12には、チューブT3を介して液体収容容器としての廃インクタンク13が接続されている。このキャップ部材11、ポンプユニット12、チューブT2,T3は、排出機構を構成するものであって、同ポンプユニット12は、チューブT2を介してキャップ部材11に負圧をかけるものである。即ち、前記キャップ部材11による前記ノズルの封止時に、ポンプユニット12を駆動させることによって、キャップ部材11と前記記録ヘッド8のノズル形成面によって形成される空間内に負圧をかけることができる。これによって、前記ノズルを介して記録ヘッド8内の気泡及び粘度の高いインクを吸い取ることができ、いわゆるクリーニングを行うことができるようになっている。そして、この吸い取られたインクは、キャップ部材11からチューブT2、ポンプユニット12、チューブT3と流動した後、廃インクタンク13に排出されるようになっている。
次に、廃インクタンク13の構成を図2及び図3に従って説明する。図2は、本実施形態の廃インクタンク13の構成を説明するための斜視図である。図3は、本実施形態のインク吸収体の構成を説明するための斜視図である。
図2に示すように、廃インクタンク13は、本体ケース20を備えている。この本体ケース20は、箱体に形成されていて、同本体ケース20の上面には、同本体ケース20内を大気に開放する開口部21が形成されている。本体ケース20は、従来の平面状に形成された廃インクタンクと同様に排出される廃液としての廃インクを十分に貯留でき、後述するインク吸収ブロック27,28を収容できる容積を備えていて、このように形成したことによって、その壁部22〜25の高さは、従来の廃インクタンクの壁部に比べて高くなっている。この本体ケース20の壁部22には、その一下方隅部に液体導入部としての導入部材26が取り付けられている。この導入部材26は、廃インクを本体ケース20内に導入するためのものであって、前記チューブT3を取り付けるための接続部26aが設けられている。この接続部26aは、前記チューブT3と接続可能となっていて、同接続部26aには、前記本体ケース20内に連通する連通孔26bが形成されている。本体ケース20は、フレーム2に対して着脱可能に構成されている。
このように構成することによって、導入部材26の接続部26aにチューブT3が接続されている状態から、ポンプユニット12が駆動すると、上述したようにキャップ部材11から吸引された廃インクは、同連通孔26bを介して廃インクタンク13(本体ケース20)内に導入されるようになっている。また、壁部22〜25の高さを、従来の廃インクタンクの壁部に比べて高く形成したことで、プリンタ1の移動等によって廃インクタンク13の姿勢が傾いた場合であっても、開口部21からの廃インクの漏れは、壁部22〜25によって阻まれるようになっている。
一方、図3に示すように、前記本体ケース20内には、同本体ケース20の底部側に第2の液体吸収部としての第2のインク吸収ブロック27が、同本体ケース20の上部側に第1の液体吸収部としての第1のインク吸収ブロック28が、それぞれ開口部21から挿入されて収容されている。この第2及び第1のインク吸収ブロック27,28は、前記チ
ューブT3を介して本体ケース20内に導入される廃インクを吸収し保持するためのものである。さらに、この第2及び第1のインク吸収ブロック27,28が、廃インクを吸収
し保持したことによって飽和したときには、本体ケース20がプリンタ1のフレーム2内から取り出され新しい第2及び第1のインク吸収ブロック27,28に交換されるように
なっている。
この第2のインク吸収ブロック27は、L字の平板状に形成された第2の液体吸収体としてのインク吸収板29を4枚積層したものである。詳しくは、各インク吸収板29を構成する側面のうち最も広い側面30を、本体ケース20内の底部としての底面31に対して平行となるように、即ち同インク吸収板29を底面31に対して横向きとなるように積
層して同本体ケース20内に隙間無く収容したものである。このように積層することによって同第2のインク吸収ブロック27には、切欠き部32が形成されている。この切欠き部32は、本体ケース20内の前記導入部材26が取り付けられる位置に空間を形成するためのものであって、第2のインク吸収ブロック27を本体ケース20内に収容した際に、同切欠き部32と同本体ケース20の内壁によって、空間部33を形成するようになっている。
この空間部33は、前記導入部材26を介して本体ケース20内に導入された廃インクを一時的に留めさせておくための空間であって、例えば、導入された廃インクが泡立っていた場合には、同空間部33内に同廃インクを留めさせることで、その泡立ちを解消することができるようになっている。また、第2のインク吸収ブロック27の吸収保持能力(この場合、吸収速度)を超える量の廃インクが導入された場合であっても、同廃インクを空間部33に一時的に留めることができるようになっている。即ち、泡立ちや、吸収保持能力を超える量の廃インクの導入によって吸収時間を余分に要する場合であっても、同廃インクの吸収に要する時間を稼ぐことができるようになっている。これによって、廃インクが廃インクタンク13内から導入部材26を介してチューブT3へ逆流することを防ぐようになっている。さらに、この空間部33に留まる廃インクは、第2のインク吸収ブロック27に接するので、同インク吸収ブロック27は効率よく廃インクを吸収できるようになっている。
他方、前記第1のインク吸収ブロック28は、平板状に形成された第1の液体吸収体としてのインク吸収板34を13枚積層したものである。詳しくは、各インク吸収板34を構成する側面のうち最も広い側面35を、本体ケース20内の底面31及び同本体ケース20の壁部25に対して直交する方向に、即ち同インク吸収板34が底面31に対して縦向きとなるように積層して同本体ケース20内に隙間無く収容したものである。そして、この第1のインク吸収ブロック28は、前記第2のインク吸収ブロック27の上部に収容されていて、同第1のインク吸収ブロック28を構成する各インク吸収板34の側面が、それぞれ第2のインク吸収ブロック27の上面(前記インク吸収板29の側面30)に接するようになっている。
これによって、本体ケース20内に導入された廃インクは、前記第2のインク吸収ブロック27に吸収された後、同第2のインク吸収ブロック27から第1のインク吸収ブロック28に伝わって、前記開口部21から蒸発するようになっている。
上記のように構成された前記廃インクタンク13の前記開口部21には、前記本体ケース20内に収容される第2及び第1のインク吸収ブロック27,28の脱落を防止するた
めのストッパ36が取り付けられている(図2参照。)。このストッパ36は、格子状に形成されていて、その4隅に係止部37を備えている。この係止部37は、枠状に形成されていて、本体ケースの4隅に形成された凸部38とそれぞれ嵌合し係止することによって、ストッパ36を開口部21に取り付けるようになっている。このように構成することによって、ストッパ36は、プリンタ1の移動の際に、本体ケース20が傾いた場合であっても、同本体ケース20内からの第2及び第1のインク吸収ブロック27,28の脱落を防止することができるようになっている。また、上述したように、前記第2及び第1のインク吸収ブロック27,28の交換時には、このストッパ36を取り外すことによって交換が行われる。
次に、上記のように構成した廃インクタンク13の作用について図4に従って説明する。図4は、図2におけるA−A線方向の断面図であって、上述したクリーニング操作によって排出された廃インクが廃インクタンク13内に導入された状態を示している。
図4に示すように、チューブT3及び導入部材26を介して廃インクタンク13内に導入された廃インクは、空間部33に一時的に留められた後、第2のインク吸収ブロック27に吸収される。このとき、廃インクは、各インク吸収板29内を矢印39に示すように浸透する。そして、第2のインク吸収ブロック27の一番上に積層されたインク吸収板29を介して、第1のインク吸収ブロック28に吸収される。この第1のインク吸収ブロック28に吸収される廃インクは、同インク吸収ブロック28の各インク吸収板34の毛管力によって上方向(開口部21方向)に吸い上げられる。このとき、この廃インクは、インク吸収板34内の重力方向(本体ケース20内の底面31方向)に集中している。つまり、廃インクタンク13内に導入された廃インクは、第2及び第1のインク吸収ブロック27,28に吸収されるとともに、同インク吸収ブロック28を介して矢印40の示すように開口部21方向に少しずつ吸い上げられ、同開口部21から少しずつ蒸発する。第1のインク吸収ブロック28は、そのインク吸収板34を縦方向にしたことで、その面35方向に廃インクが浸透しやすくなっているので、第2のインク吸収ブロック27に比べて、高さ方向の広い範囲で廃インクをより吸収し保持することができる。そして、第2のインク吸収ブロック27では、そのインク吸収板29を横向きにしたことで、その面30方向に廃インクが浸透し易くなっているので、第1のインク吸収ブロック28に比べて廃インクをより水平方向の広い範囲で吸収し保持することができる。つまり、第1のインク吸収ブロック28と第2のインク吸収ブロック27とを組み合わせることによって、横向きのインク吸収板29で水平方向に、縦向きのインク吸収板34で高さ方向に広く廃インクを浸透することができるので、本体ケース20内に導入された廃インクの第1及び第2のインク吸収ブロック28,27全域への浸透を容易にしている。また、上述したように、この第1のインク吸収ブロック28は、廃インクタンク13内に隙間無く収容されていて、さらに、従来の廃インクタンクに比べて壁部22〜25は高く形成されているので、同廃インクタンク13の姿勢が傾いた場合であっても、廃インクが本体ケース20内の各内壁を伝って開口部21から漏れることを防ぐことができる。
以上、上記した本実施形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)本実施形態では、廃インクタンク13内に、第2及び第1のインク吸収ブロック27,28をそれぞれ収容した。ところで、一般に、従来のインク吸収体を複数隣り合わせた場合、導入される廃インクの浸透速度は、隣り合うインク吸収体に浸透していく浸透速度よりも、個々のインク吸収体内に浸透していく浸透速度の方が速い。従って、第2のインク吸収ブロック27にて吸収され保持されている廃インクは、第1のインク吸収ブロック28に伝わり吸収されるのに時間がかかる。このため、主に第2のインク吸収ブロック27に廃インクが吸収され保持されているときに、廃インクタンク13の姿勢が傾いた場合では、この廃インクは、第1のインク吸収ブロック28に伝わるのに時間がかかる。即ち、第2及び第1のインク吸収ブロック27,28をそれぞれ分けて収容したことで、同第2及び第1のインク吸収ブロック27,28を1つのブロックで形成した場合に比べ
て、廃インクの浸透速度が遅いので、廃インクが開口部21から漏れることを防止することができる。この結果、フレーム2内を廃インクの漏れによって汚染することを防止することができる。
(2)本実施形態では、第2及び第1のインク吸収ブロック27,28を、それぞれインク吸収板29,34を積層し形成した。これにより、前記浸透速度の理由から各インク吸収板29,34にそれぞれ吸収され保持されている廃インクは、隣り合うインク吸収板29に浸透し難い状態となる。つまり、各インク吸収板29,34にて廃インクは保持されている状態となるので、第2及び第1のインク吸収ブロック27,28をそれぞれ1つ
のブロックで形成した場合に比べてより吸収保持能力を向上することができる。
(第2実施形態)
次に本発明を具体化した第2実施形態について図5〜図7に従って説明する。
本実施形態の廃インクタンクでは、本体ケースの形状が前記第1実施形態と異なるが同実施形態と同様の箇所については同一の符号を付して説明を省略する。
図5に示すように、廃インクタンク51は、前記廃インクタンク13の本体ケース20と同様にフレーム2に対して着脱可能に構成された本体ケース53を備えている。本体ケース53は略直方体形状の第1収容部55を備えている。図6に示すように、第1収容部55の第1底部57(第1外壁底面57a)は略正方形状に形成されている。第1収容部55の垂直下方向であって第1外壁底面57aの中心部には、第1収容部55より小さく形成された略直方体形状の第2収容部59が一体に設けられている。第2収容部59の第2底部61(第2外壁底面61a)は、第1外壁底面57aと同じく略正方形状に形成されている。これにより第1収容部55の4つの第1壁部63(第1外側壁63a)は、第2収容部59の4つの第2壁部65(第2外側壁65a)と垂直方向に水平に位置している。そして、図6に示すように、第1壁部63(第1外側壁63a)は、第2収容部59の4つの第2壁部65(第2外側壁65a)よりも外側に位置している。
図5及び図7に示すように、第1収容部55内には、第1壁部63の第1内側壁63bと、第1底部57の第1内壁底面57bによって略直方体形状の第1の収容空間67が形成されている。また、第2収容部59内には、第2壁部65の第2内側壁65bと第2底部61の第2内壁底面61bによって、第1の収容空間67より小さい略直方体形状の第2の収容空間69が形成されている。第2の収容空間69は、その上面が第1内壁底面57bにて開口し第1の収容空間67に連通している。これにより本体ケース53内の第1の収容空間67と第2の収容空間69の連通箇所には、第1内壁底面57bと第2内側壁65bにて4つの段差部71が形成されている。また第2の収容空間69は、第1の収容空間67を介して開口部21から大気に開放されるようになっている。そして、第1及び第2の収容空間67,69内には、第2収容部59の第2壁部65の一下方隅部に設けられた前記導入部材26を介して廃インクが導入されるようになっている。
このように構成された本体ケース53は、第1収容部55と第2収容部59からなることで、従来の平面状に形成された廃インクタンクと同様に排出される廃インクを十分に貯留でき、本体ケース53の高さ(第1及び第2壁部63,65の高さ)は、従来の廃インクタンクの壁部に比べて高くなっている。
そして図7に示すように、本体ケース53の第2の収容空間69内には第2のインク吸収ブロック27が収容されている。本実施形態における第2のインク吸収ブロック27は、略正方形状に形成された第2の液体吸収体としてのインク吸収板29を3枚積層したものである。各インク吸収板29は、インク吸収板29を構成する側面のうち最も広い側面30を第2内壁底面61bに対して平行に、即ち第2の収容空間69内にて横向きとなるように隙間無く収容されている。これにより、各インク吸収板29(第2のインク吸収ブロック27)は、第2収容部59の4つの第2内側壁65bにそれぞれ当接するようになっている。また第2のインク吸収ブロック27の上方であって、第1の収容空間67内には、第1のインク吸収ブロック28が収容されている。本実施形態における第1のインク吸収ブロック28は、略長方形状に形成された第1の液体吸収体としてのインク吸収板34を11枚積層したものである。そして、各インク吸収板34は、インク吸収板34を構成する側面のうち最も広い側面35を、第1及び第2内壁底面57b,61bに対して直交する方向に、即ち第1の収容空間67内にて縦向きとなるように隙間無く収容されている。これにより、各インク吸収板34(第1のインク吸収ブロック28)は、第1収容部55の4つの第1内側壁63bにそれぞれ当接するとともに、その側面が第2のインク吸収ブロック27の上面(前記インク吸収板29の側面30)にそれぞれ当接している。つまり、第1のインク吸収ブロック28は、第2底部61側の側面が第2のインク吸収ブロック27よりも大きく形成され、第2の収容空間69(第2収容部29の開口部)を封止するようになっている。
このように収容された第2及び第1のインク吸収ブロック27,28は、前記第1実施形態と同様に前記チューブT3を介して前記導入部材26から導入される廃インクを吸収し保持するようになっている。そして本体ケース53内に導入された廃インクは、前記第2のインク吸収ブロック27に吸収された後、同第2のインク吸収ブロック27から第1のインク吸収ブロック28に伝わって、前記開口部21から蒸発するようになっている。
また第2及び第1のインク吸収ブロック27,28が、廃インクを吸収し保持したこと
によって飽和したときには、本体ケース53がプリンタ1のフレーム2内から取り出され新しい第2及び第1のインク吸収ブロック27,28に交換されるようになっている。
次に、上述した廃インクタンク51の作用について図7に従って説明する。
図7に示すように、チューブT3及び導入部材26を介して廃インクタンク51の第2の収容空間69内に導入された廃インクは、第2のインク吸収ブロック27に吸収された後、各インク吸収板29内を矢印39に示すように浸透する。そして、第1のインク吸収ブロック28の毛管力によって上方向(開口部21方向)に吸い上げられる。これにより、この廃インクは、第1のインク吸収ブロック28を介して矢印40の示すように開口部21方向に少しずつ吸い上げられ、同開口部21から少しずつ蒸発する。
以上、上記した本実施形態によれば、第1実施形態の効果である(1)、(2)に加えて以下の効果を奏する。
(3)本実施形態では、第1収容部55を第2収容部59よりも大きく形成することで、本体ケース53内に4つの段差部71を形成した。これにより、廃インクタンク51の本体ケース53が傾いた場合、第2の収容空間69内の廃インクは、段差部71である第2内側壁65bと第1内壁底面57bを順に伝わって移動した後、第1内側壁63bを伝わって移動する。つまり、廃インクタンク51内に導入された廃インクは、第1実施形態における廃インクタンク13の4つの壁部22,23のように平坦面を移動する場合に比べて、移動距離が長く、直ぐに開口部21に向けて移動することを抑制される。そして、4つの段差部71を形成したことで、廃インクタンク51の本体ケース53がどの方向に傾いた場合であっても、廃インクの移動を抑制することができ開口部21からの廃インクの漏れを確実に防止することができる。この結果、廃インクタンク51は、廃インクの漏れによるフレーム2内の汚染を確実に防止することができる。
(4)本実施形態では、第1のインク吸収ブロック28によって、第2収容部59の開口部を封止した。ここで、前記浸透速度の理由から第2のインク吸収ブロック27にて吸収保持されている廃インクは、第1のインク吸収ブロック28に伝わり吸収されるのに時間がかかる。このため、導入された廃インクは、主に第2の収容空間69内に留まることとなる。従って、廃インクタンク51が傾いた場合であっても、本体ケース53の開口部21から廃インクが漏れることを確実に防止することができる。この結果、廃インクタンク51は、廃インクの漏れによるフレーム2内の汚染を確実に防止することができる。
尚、発明の実施の形態は、上記各実施形態に限定されるものではなく、以下のように変更してもよい。
・上記第1実施形態では、廃インクタンク13の本体ケース20内の底部側に第2のインク吸収ブロック27を、上部側に第1のインク吸収ブロック28を収容した。また第2実施形態では、第1及び第2収容部55,59に第1及び第2のインク吸収ブロック28,27をそれぞれ収容したが、この限りではなく、開口部21からの廃インクの漏れを防止することができればどのように収容してもよい。従って、例えば、第1及び第2のインク吸収ブロック28,27を交互に複数層に渡って積層してもよい。
その一例として、図8に示す廃インクタンク81のように、第2収容部59の第2の収容空間69内にインク吸収板29を横向きに3枚積層し、その上部に、第1内壁底面57bに沿った大きさの略正方形状のインク吸収板83を横向きに積層し第2のインク吸収ブロック27を構成してもよい。そして、このように構成された第2のインク吸収ブロック27の上部に、第2実施形態と同様に第1のインク吸収ブロック28を収容してもよい。
また別の例として、図9に示す廃インクタンク91のように、第2収容部59の第2の収容空間69内から第1の収容空間67の途中にかけてインク吸収板29を横向きに4枚積層し、第2のインク吸収ブロック27を構成してもよい。そして、このように構成された第2のインク吸収ブロック27の上方に、第2実施形態と同様に第1のインク吸収ブロック28を収容してもよい。以上のように、これら図8,図9の廃インクタンク81,91のように、第1,第2のインク吸収ブロック28,27が第1及び第2収容部55,59の形状にそれぞれ対応していない状態で収容されていてもよい。
・上記第2実施形態では、導入部材26を介して第2収容部59から廃インクを導入したが、第1収容部55側から導入するようにしてもよい。従って、例えば図10に示す廃インクタンク101のように、第2収容部59に導入部材26を設けず、チューブT3を介して排出される廃インクを開口部21から導入するようにしてもよい。さらに第1のインク吸収ブロック28の上部に、第1内壁底面57bに沿った大きさの略正方形状のインク吸収板103を横向きに収容してもよい。このように横向きに収容することでインク吸収板103は、その面105方向に廃インクが浸透し易くなっている。従って、廃インクタンク101にチューブT3から廃インクが排出されると、この廃インクは矢印107に示すようにインク吸収板103内を拡散して浸透する。そして、廃インクはインク吸収板103から第1のインク吸収ブロック28に吸収され、各インク吸収板34内を矢印109に示すように第2の収容空間69方向に浸透する。このように浸透する廃インクは、第1のインク吸収ブロック28から第2のインク吸収ブロック27に吸収された後、各インク吸収板29内を矢印111に示すように浸透し第2の収容空間69内にて保持される。このように、保持された廃インクは、チューブT3からの廃インクの排出が終了すると時間の経過とともに、第1のインク吸収ブロック28によって反矢印69方向に吸い上げられ、インク吸収板105を介して開口部21から蒸発することができる。また、このように第2の収容空間69内に保持された廃インクは、廃インクタンク101が傾いた場合であっても、段差部71によって第2実施形態の廃インクタンク51と同様に開口部21から漏れることが防止される。また、図示しないが、インク吸収板103の替わりに、第1のインク吸収ブロック28の上部に第1の収容空間107の大きさに沿って形成した第2のインク吸収ブロック27を収容してもよい。
・上記第2実施形態では、第1収容部55を第2収容部59より大きく形成することで、本体ケース53内に段差部71を形成したが、単に略直方体形状の本体ケース内に段差部を形成するようにしてもよい。また、段差部71の数を適宜変更してもよい。
・上記第1及び第2実施形態では、第1及び第2のインク吸収ブロック28,27を、それぞれインク吸収板34,29を積層して形成したが、この積層枚数を適宜変更してもよい。
・上記実施形態の廃インクタンク13では、インク吸収板34を本体ケース20内の底面31及び同本体ケース20の壁部25に対して直交する方向に収容したが、この限りではなく、同インク吸収板34が底面31に対して縦向きとなるように収容できればよい。従って、例えば、インク吸収板34を本体ケース20内の底面31に対して直交、かつ同本体ケース20の壁部25に対して平行となるように収容してもよい。
・上記第1及び第2実施形態では、本発明の液体収容容器を廃インクタンク13,51に具体化し廃インクを貯留したが、この限りではなく、他の液体を貯留してもよい。
・上記実施形態では、液体噴射装置をプリンタ1に具体化したが、この限りではなく、他の液体を噴射する液体噴射装置に具体化するようにしてもよい。例えば、液晶ディスプレイ、ELディスプレイ及び面発光ディスプレイの製造などに用いられる電極材や色材などの液体を噴射する液体噴射装置、バイオチップ製造に用いられる生体有機物を噴射する液体噴射装置、精密ピペットとしての試料噴射装置であってもよい。
第1実施形態のプリンタの概略を説明するための斜視図。 同実施形態の廃インクタンクの構成を説明するための斜視図。 同実施形態のインク吸収体の構成を説明するための斜視図。 同図2におけるA−A線方向の断面図。 第2実施形態の廃インクタンクの構成を説明するための斜視図。 同廃インクタンクの底面図。 図6におけるB−B線方向の断面図。 本発明の液体収容体の変形例を説明するための断面図。 本発明の液体収容体の変形例を説明するための断面図。 本発明の液体収容体の変形例を説明するための断面図。
符号の説明
1…液体噴射装置としてのプリンタ、2…装置フレームとしてのフレーム、13…液体収容容器としての廃インクタンク、20,53…本体ケース、21…開口部、22〜25…壁部、26…液体導入部としての導入部材、27…第2の液体吸収部としての第2のインク吸収ブロック、28…第1の液体吸収部としての第1のインク吸収ブロック、29…第2の液体吸収体としてのインク吸収板、31…本体ケースの底部としての底面、32…切欠き部、33…空間部、34…第1の液体吸収体としてのインク吸収板、35…第1の液体吸収体の側面、67…第1の収容空間、69…第2の収容空間、71…段差部。

Claims (3)

  1. 廃液を貯留する本体ケースと、
    前記本体ケース内に前記廃液を導入する液体導入部と、
    前記本体ケース内に収容されるとともに、前記液体導入部から導入された前記廃液を吸収する第1の液体吸収部及び第2の液体吸収部と、
    前記第1の液体吸収部及び前記第2の液体吸収部に吸収された前記廃液を蒸発させるために前記本体ケースの上面に設けられる開口部とを備えた液体収容容器であって、
    前記本体ケースは、
    前記第1の液体吸収部及び前記第2の液体吸収部のうち少なくとも前記第1の液体吸収部を収容する第1の収容空間と、
    前記第1の収容空間よりも小さく形成され、同第1の収容空間に対して前記本体ケースの底部と直交する垂直方向の下側に並設されるとともに、前記第2の液体吸収部を収容する第2の収容空間と、
    前記第2の収容空間と前記第1の収容空間との連通箇所に形成される段差部とを備え、
    前記第2の収容空間には、前記液体導入部から前記廃液が導入されると共に、同第2の収容空間に収容される前記第2の液体吸収部には、前記液体導入部から導入される前記廃液を一時的に留めておくための空間部が形成され、
    前記第1の液体吸収部は、複数の平板状の第1の液体吸収体が積層されてなり、同第1の液体吸収体の側面のうち最も広い側面が前記本体ケースの底部と直交する方向に配置され、
    前記第2の液体吸収部は、複数の平板状の第2の液体吸収体が積層されてなり、同第2の液体吸収体の側面のうち最も広い側面が前記本体ケースの底部と平行な方向に配置され、
    前記第1の液体吸収は、前記第2の液体吸収よりも前記開口部側において前記本体ケース内に隙間なく収容されていることを特徴とする液体収容容器。
  2. 請求項に記載の液体収容容器において、
    前記第1の収容空間には前記第1の液体吸収部が収容され、前記第2の収容空間には
    前記第2の液体吸収部が収容されていることを特徴とする液体収容容器。
  3. 請求項1又は2に記載の液体収容容器を装置フレーム内に備えた液体噴射装置であって、
    液体を噴射する液体噴射ヘッドと、
    同液体噴射ヘッドから廃液として排出される前記廃液前記液体収容容器内に導入する排出機構とを備えた液体噴射装置。
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