JP4720210B2 - 液体収容容器及び液体噴射装置 - Google Patents
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これによれば、例えば、第1の収容空間に第1の液体吸収部を収容し、第2の収容空間に第2の液体吸収部を収容させた場合、収容空間に導入された廃液は第2の液体吸収部に吸収された後、第1の液体吸収部を介して開口部から少しずつ蒸発することができる。
以下、本発明を具体化した第1実施形態を図1〜図4に従って説明する。
図1は、本実施形態のプリンタの概略を説明するための斜視図である。
ニット12には、チューブT3を介して液体収容容器としての廃インクタンク13が接続されている。このキャップ部材11、ポンプユニット12、チューブT2,T3は、排出機構を構成するものであって、同ポンプユニット12は、チューブT2を介してキャップ部材11に負圧をかけるものである。即ち、前記キャップ部材11による前記ノズルの封止時に、ポンプユニット12を駆動させることによって、キャップ部材11と前記記録ヘッド8のノズル形成面によって形成される空間内に負圧をかけることができる。これによって、前記ノズルを介して記録ヘッド8内の気泡及び粘度の高いインクを吸い取ることができ、いわゆるクリーニングを行うことができるようになっている。そして、この吸い取られたインクは、キャップ部材11からチューブT2、ポンプユニット12、チューブT3と流動した後、廃インクタンク13に排出されるようになっている。
ューブT3を介して本体ケース20内に導入される廃インクを吸収し保持するためのものである。さらに、この第2及び第1のインク吸収ブロック27,28が、廃インクを吸収
し保持したことによって飽和したときには、本体ケース20がプリンタ1のフレーム2内から取り出され新しい第2及び第1のインク吸収ブロック27,28に交換されるように
なっている。
層して同本体ケース20内に隙間無く収容したものである。このように積層することによって同第2のインク吸収ブロック27には、切欠き部32が形成されている。この切欠き部32は、本体ケース20内の前記導入部材26が取り付けられる位置に空間を形成するためのものであって、第2のインク吸収ブロック27を本体ケース20内に収容した際に、同切欠き部32と同本体ケース20の内壁によって、空間部33を形成するようになっている。
めのストッパ36が取り付けられている(図2参照。)。このストッパ36は、格子状に形成されていて、その4隅に係止部37を備えている。この係止部37は、枠状に形成されていて、本体ケースの4隅に形成された凸部38とそれぞれ嵌合し係止することによって、ストッパ36を開口部21に取り付けるようになっている。このように構成することによって、ストッパ36は、プリンタ1の移動の際に、本体ケース20が傾いた場合であっても、同本体ケース20内からの第2及び第1のインク吸収ブロック27,28の脱落を防止することができるようになっている。また、上述したように、前記第2及び第1のインク吸収ブロック27,28の交換時には、このストッパ36を取り外すことによって交換が行われる。
(1)本実施形態では、廃インクタンク13内に、第2及び第1のインク吸収ブロック27,28をそれぞれ収容した。ところで、一般に、従来のインク吸収体を複数隣り合わせた場合、導入される廃インクの浸透速度は、隣り合うインク吸収体に浸透していく浸透速度よりも、個々のインク吸収体内に浸透していく浸透速度の方が速い。従って、第2のインク吸収ブロック27にて吸収され保持されている廃インクは、第1のインク吸収ブロック28に伝わり吸収されるのに時間がかかる。このため、主に第2のインク吸収ブロック27に廃インクが吸収され保持されているときに、廃インクタンク13の姿勢が傾いた場合では、この廃インクは、第1のインク吸収ブロック28に伝わるのに時間がかかる。即ち、第2及び第1のインク吸収ブロック27,28をそれぞれ分けて収容したことで、同第2及び第1のインク吸収ブロック27,28を1つのブロックで形成した場合に比べ
て、廃インクの浸透速度が遅いので、廃インクが開口部21から漏れることを防止することができる。この結果、フレーム2内を廃インクの漏れによって汚染することを防止することができる。
のブロックで形成した場合に比べてより吸収保持能力を向上することができる。
(第2実施形態)
次に本発明を具体化した第2実施形態について図5〜図7に従って説明する。
図5に示すように、廃インクタンク51は、前記廃インクタンク13の本体ケース20と同様にフレーム2に対して着脱可能に構成された本体ケース53を備えている。本体ケース53は略直方体形状の第1収容部55を備えている。図6に示すように、第1収容部55の第1底部57(第1外壁底面57a)は略正方形状に形成されている。第1収容部55の垂直下方向であって第1外壁底面57aの中心部には、第1収容部55より小さく形成された略直方体形状の第2収容部59が一体に設けられている。第2収容部59の第2底部61(第2外壁底面61a)は、第1外壁底面57aと同じく略正方形状に形成されている。これにより第1収容部55の4つの第1壁部63(第1外側壁63a)は、第2収容部59の4つの第2壁部65(第2外側壁65a)と垂直方向に水平に位置している。そして、図6に示すように、第1壁部63(第1外側壁63a)は、第2収容部59の4つの第2壁部65(第2外側壁65a)よりも外側に位置している。
によって飽和したときには、本体ケース53がプリンタ1のフレーム2内から取り出され新しい第2及び第1のインク吸収ブロック27,28に交換されるようになっている。
図7に示すように、チューブT3及び導入部材26を介して廃インクタンク51の第2の収容空間69内に導入された廃インクは、第2のインク吸収ブロック27に吸収された後、各インク吸収板29内を矢印39に示すように浸透する。そして、第1のインク吸収ブロック28の毛管力によって上方向(開口部21方向)に吸い上げられる。これにより、この廃インクは、第1のインク吸収ブロック28を介して矢印40の示すように開口部21方向に少しずつ吸い上げられ、同開口部21から少しずつ蒸発する。
(3)本実施形態では、第1収容部55を第2収容部59よりも大きく形成することで、本体ケース53内に4つの段差部71を形成した。これにより、廃インクタンク51の本体ケース53が傾いた場合、第2の収容空間69内の廃インクは、段差部71である第2内側壁65bと第1内壁底面57bを順に伝わって移動した後、第1内側壁63bを伝わって移動する。つまり、廃インクタンク51内に導入された廃インクは、第1実施形態における廃インクタンク13の4つの壁部22,23のように平坦面を移動する場合に比べて、移動距離が長く、直ぐに開口部21に向けて移動することを抑制される。そして、4つの段差部71を形成したことで、廃インクタンク51の本体ケース53がどの方向に傾いた場合であっても、廃インクの移動を抑制することができ開口部21からの廃インクの漏れを確実に防止することができる。この結果、廃インクタンク51は、廃インクの漏れによるフレーム2内の汚染を確実に防止することができる。
・上記第1実施形態では、廃インクタンク13の本体ケース20内の底部側に第2のインク吸収ブロック27を、上部側に第1のインク吸収ブロック28を収容した。また第2実施形態では、第1及び第2収容部55,59に第1及び第2のインク吸収ブロック28,27をそれぞれ収容したが、この限りではなく、開口部21からの廃インクの漏れを防止することができればどのように収容してもよい。従って、例えば、第1及び第2のインク吸収ブロック28,27を交互に複数層に渡って積層してもよい。
・上記実施形態では、液体噴射装置をプリンタ1に具体化したが、この限りではなく、他の液体を噴射する液体噴射装置に具体化するようにしてもよい。例えば、液晶ディスプレイ、ELディスプレイ及び面発光ディスプレイの製造などに用いられる電極材や色材などの液体を噴射する液体噴射装置、バイオチップ製造に用いられる生体有機物を噴射する液体噴射装置、精密ピペットとしての試料噴射装置であってもよい。
Claims (3)
- 廃液を貯留する本体ケースと、
前記本体ケース内に前記廃液を導入する液体導入部と、
前記本体ケース内に収容されるとともに、前記液体導入部から導入された前記廃液を吸収する第1の液体吸収部及び第2の液体吸収部と、
前記第1の液体吸収部及び前記第2の液体吸収部に吸収された前記廃液を蒸発させるために前記本体ケースの上面に設けられる開口部と、を備えた液体収容容器であって、
前記本体ケースは、
前記第1の液体吸収部及び前記第2の液体吸収部のうち少なくとも前記第1の液体吸収部を収容する第1の収容空間と、
前記第1の収容空間よりも小さく形成され、同第1の収容空間に対して前記本体ケースの底部と直交する垂直方向の下側に並設されるとともに、前記第2の液体吸収部を収容する第2の収容空間と、
前記第2の収容空間と前記第1の収容空間との連通箇所に形成される段差部とを備え、
前記第2の収容空間には、前記液体導入部から前記廃液が導入されると共に、同第2の収容空間に収容される前記第2の液体吸収部には、前記液体導入部から導入される前記廃液を一時的に留めておくための空間部が形成され、
前記第1の液体吸収部は、複数の平板状の第1の液体吸収体が積層されてなり、同第1の液体吸収体の側面のうち最も広い側面が前記本体ケースの底部と直交する方向に配置され、
前記第2の液体吸収部は、複数の平板状の第2の液体吸収体が積層されてなり、同第2の液体吸収体の側面のうち最も広い側面が前記本体ケースの底部と平行な方向に配置され、
前記第1の液体吸収体は、前記第2の液体吸収体よりも前記開口部側において前記本体ケース内に隙間なく収容されていることを特徴とする液体収容容器。 - 請求項1に記載の液体収容容器において、
前記第1の収容空間には前記第1の液体吸収部が収容され、前記第2の収容空間には
前記第2の液体吸収部が収容されていることを特徴とする液体収容容器。 - 請求項1又は2に記載の液体収容容器を装置フレーム内に備えた液体噴射装置であって、
液体を噴射する液体噴射ヘッドと、
同液体噴射ヘッドから廃液として排出される前記廃液を前記液体収容容器内に導入する排出機構とを備えた液体噴射装置。
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