JP2003094692A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JP2003094692A JP2001289864A JP2001289864A JP2003094692A JP 2003094692 A JP2003094692 A JP 2003094692A JP 2001289864 A JP2001289864 A JP 2001289864A JP 2001289864 A JP2001289864 A JP 2001289864A JP 2003094692 A JP2003094692 A JP 2003094692A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インクジェットヘッドの吐出不良を回復する
回復装置を有するインクジェット記録装置において、イ
ンク貯留部のスペースを有効活用する。 【解決手段】 印字待機中インクジェットヘッド14
は、キャッピング手段40でキャッピングされ、吐出口
部を湿潤状態に保つことによりインク乾燥による吐出不
良を防止する。吐出不良が発生した場合、キャッピング
手段40でインクジェットヘッド14の吐出口を密封
し、チューブ41を通して吸引手段42でインクととも
に気泡等を吸い出し、インク導入部43を介してインク
貯留部44の底面に形成されたに凹形状部45へ排出さ
れる。排出された高濃度、高粘度のインクは山形状に溜
まり、非蒸発成分は液体吸収体53に吸収される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェット記
録装置に関し、さらに詳しくは、インクジェット記録を
行うプリンタ、ファクシミリ装置、複写装置等のインク
ジェットヘッドのメンテナンス時に排出される廃インク
を貯留する廃インク貯留部に特徴を有するインクジェッ
ト記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録装置では、記録手段
からのインク吐出を良好に維持するために、吸引手段に
より記録手段からインクを吸引する吸引動作を行った
り、また記録に関わらないインク吐出を行う空吐出動作
等を行う。これらの動作により生じた廃インクは、回復
手段から記録装置内に設けられた廃インク貯留部に導か
れ貯留されるが、記録装置の小型化、薄型化に対応する
ために、記録装置内に廃インク貯留部のスペースを小さ
くしたいという要求がある。
【0003】また、最近高画質を確保するため、高濃度
インクや高粘度インクを使用するケースがある。これら
のインク種によっては、従来廃インク貯留部に用いられ
てきた吸収体では、目詰まり、浸透性の悪さを生じ、廃
インク貯留部のスペースを有効に活用できないという不
具合が生じてきた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】例えば、特開平10−
217511号公報(インクジェットプリンタのメンテ
ナンス装置)の発明では、廃インク吸収シートで廃イン
クを吸収する例が開示されているが、廃インク吸収シー
トロールの駆動装置が必要で、装置が複雑になるという
問題がある。また、特開平10−291328号公報
(インクジェットプリンタの廃液吸収体の構造)の発明
では、廃インク吸収体容器の底面にリブあるいは溝を設
けて、廃インクを底面、溝に沿って流し、吸収体を有効
に使用する例が開示されているが、顔料インクや高粘度
インクではインクの流動性が悪く、空間や溝に沿って良
好に流れないという問題がある。本発明は、前記したよ
うな実情に鑑みてなされたもので、インク貯留部のスペ
ースを有効に使用することができる廃インク貯留部を提
供し、またこれによりインクジェットヘッドの吐出不良
を回復するための回復手段をより小型化したインクジェ
ット記録装置を提供することを目的としてなされたもの
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
された発明は、インクジェットヘッドと、該インクジェ
ットヘッドから排出されたインクを溜めるインク貯留部
と、該インク貯留部へインクを導入するインク導入部を
有し、該インク導入部の下部に対応する前記インク貯留
部の底面が凹形状部に形成されているインクジェット記
録装置であることを特徴とする。
【0006】請求項2に記載された発明は、請求項1記
載のインクジェット記録装置において、前記排出された
インクを溜めるインク貯留部は、インクジェット記録装
置の底面近辺に配置され、前記インクジェット記録装置
の底面を構成する底面部材で形成されていることを特徴
とする。
【0007】請求項3に記載された発明は、請求項1ま
たは2記載のインクジェット記録装置において、前記イ
ンク導入部は、前記インクジェットヘッドからキャッピ
ング手段を介してインクを吸引する吸引手段の排出部で
あることを特徴とする。
【0008】請求項4に記載された発明は、請求項1ま
たは2記載のインクジェット記録装置において、前記イ
ンク導入部は、前記インクジェットヘッドから記録に関
わらないインクを吐出させる空吐出インク排出部である
ことを特徴とする。
【0009】請求項5に記載された発明は、請求項1〜
4記載のインクジェット記録装置において、前記インク
貯留部の底面に形成された凹形状部以外の部分に液体吸
収体を有することを特徴とする。
【0010】請求項6に記載された発明は、請求項1〜
4記載のインクジェット記録装置において、前記インク
貯留部の底面に形成された凹形状部の側面に液体吸収体
を有することを特徴とする。
【0011】請求項7に記載された発明は、請求項1〜
4記載のインクジェット記録装置において、前記インク
貯留部の底面に形成された凹形状部の底面に液体吸収体
を有することを特徴とする。
【0012】請求項8に記載された発明は、請求項1〜
7記載のインクジェット記録装置において、前記排出さ
れたインクを溜めるインク貯留部は、インクジェット記
録装置の底面近辺に配置され、前記インクジェット記録
装置と着脱自在に設置されていることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面を参照して説明する。図1は、本発明が適用される
インクジェット記録装置の要部の構成を示す斜視図、図
2は、同じく側断面図である。図1、図2に示すインク
ジェット記録装置は、記録装置本体1の内部に主走査方
向に移動可能なキャリッジ13、キャリッジ13に搭載
したインクジェットヘッド14からなる記録ヘッド、記
録ヘッドへインクを供給するインクカートリッジ15等
で構成される印字機構部2等を収納し、記録装置本体1
の下方部には前方側から多数枚の用紙3を積載可能な給
紙カセット4(或いは、給紙トレイ)を抜き差し自在に
装着することができ、また用紙3を手差しで給紙するた
めの手差しトレイ5を開倒することができ、給紙カセッ
ト4或いは手差しトレイ5から給送される用紙3を取り
込み、印字機構部2によって所要の画像を記録した後、
後面側に装着された排紙トレイ6に排紙する。
【0014】印字機構部2は、図示しない左右の側板に
横架したガイド部材である主ガイドロッド11と従ガイ
ドロッド12とでキャリッジ13を主走査方向(図2で
紙面垂直方向)に摺動自在に保持し、キャリッジ13に
はイエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブ
ラック(Bk)の各色のインク滴を吐出するインクジェ
ットヘッド14からなる記録ヘッドを、複数のインク吐
出口を主走査方向と交叉する方向に配列し、インク滴吐
出方向を下方に向けて装着している。また、キャリッジ
13にはインクジェットヘッド14に各色のインクを供
給するための各インクカートリッジ15を交換可能に装
着している。
【0015】インクカートリッジ15は上方に大気と連
通する大気口、下方にはインクジェットヘッド14へイ
ンクを供給する供給口を、内部にはインクが充填された
多孔質体を有しており、多孔質体の毛細管力によりイン
クジェットヘッド14へ供給されるインクをわずかな負
圧に維持している。
【0016】また、記録ヘッドとして、本実施例では各
色のインクジェットヘッド14を用いているが、各色の
インク滴を吐出するノズルを有する1個のヘッドでもよ
い。さらに、記録ヘッドとして用いるインクジェットヘ
ッド14は、圧電素子等の電気機械変換素子で液室壁面
を形成する振動板を介してインクを加圧するピエゾ型、
或いは発熱抵抗体により気泡を生じさせてインクを加圧
するバブル型、若しくはインク流路壁面を形成する振動
板とこれに対向する電極との間の静電力で振動板を変位
させてインクを加圧する静電型等を使用することができ
るが、本実施形態では静電型インクジェットヘッドを用
いている。
【0017】ここで、キャリッジ13は後方側(用紙搬
送方向下流側)を主ガイドロッド11に摺動自在に嵌装
し、前方側(用紙搬送方向上流側)を従ガイドロッド1
2に摺動自在に載置している。そして、このキャリッジ
13を主走査方向に移動走査するため、主走査モータ1
7で回転駆動される駆動プーリ18と従動プーリ19と
の間にタイミングベルト20を張装し、このタイミング
ベルト20をキャリッジ13に固定しており、主走査モ
ータ17の正逆回転によりキャリッジ13が往復駆動さ
れる。
【0018】一方、給紙カセット4にセットした用紙3
を記録ヘッドの下方側に搬送するために、給紙カセット
4から用紙3を分離給装する給紙ローラ21及びフリク
ションパッド22と、用紙3を案内するガイド部材23
と、給紙された用紙3を反転させて搬送する搬送ローラ
24と、この搬送ローラ24の周面に押し付けられる搬
送コロ25及び搬送ローラ24からの用紙3の送り出し
角度を規定する先端コロ26とを設けている。搬送ロー
ラ24は副走査モータ27によってギヤ列を介して回転
駆動される。
【0019】そして、キャリッジ13の主走査方向の移
動範囲に対応して搬送ローラ24から送り出された用紙
3を記録ヘッドの下方側で案内する用紙ガイド部材であ
る印写受け部材29を設けている。この印写受け部材2
9の用紙搬送方向下流側には、用紙3を排紙方向へ送り
出すために回転駆動される搬送コロ31、拍車32を設
け、さらに用紙3を排紙トレイ6に送り出す排紙ローラ
33及び拍車34と、排紙経路を形成するガイド部材3
5,36とを配設している。
【0020】記録時には、キャリッジ13を移動させな
がら画像信号に応じて記録ヘッドを駆動することによ
り、停止している用紙3にインクを吐出して1行分を記
録し、用紙3を所定量搬送後次の行の記録を行う。記録
終了信号、または用紙3の後端が記録領域に到達した信
号を受けることにより、記録動作を終了させ用紙3を排
紙する。
【0021】(第1実施例)図3は、本発明の第1実施
例を示す正面図で、インクジェットヘッド14に当接し
たキャッピング手段40、チューブ41、吸引手段4
2、インク導入部43、インク導入部下部のインク貯留
部44、凹形状部45の関係を示している。(請求項
1,3)図1、図2に示すインクジェット記録装置にお
いて、キャリッジ13の移動方向右端側の記録領域を外
れた位置には、インクジェットヘッド14の吐出不良を
回復するための回復装置37を配置している。回復装置
37は、キャッピング手段40、吸引手段42、クリー
ニング手段等を有し、キャリッジ13は印字待機中には
この回復装置37側に移動されてキャッピング手段40
でインクジェットヘッド14をキャッピングし、吐出口
部を湿潤状態に保つことによりインク乾燥による吐出不
良を防止する。また、記録途中等に記録と関係しないイ
ンク56を吐出することにより、全ての吐出口のインク
粘度を一定にし、安定した吐出性能を維持する。
【0022】吐出不良が発生した場合等には、キャッピ
ング手段40でインクジェットヘッド14の吐出口を密
封し、チューブ41を通して吸引手段42で吐出口から
インクとともに気泡等を吸い出し、インクジェットヘッ
ド14の吐出口面に付着したインクやゴミ等はクリーニ
ング手段により除去され、インク導入部43を介してイ
ンク貯留部44の底面に形成された凹形状部45へ排出
され、吐出不良が回復される。
【0023】(第2実施例)図4は、本発明の第2実施
例を示す正面図である。(請求項2)第2実施例のイン
クジェット記録装置は、インクジェット14に対し、キ
ャッピング手段40、チューブ41、吸引手段42、イ
ンク導入部43が設けられ、インクジェットヘッド14
の吐出口からインクとともに気泡等を吸い出し、吐出口
面に付着したインクやゴミ等はクリーニング手段により
除去され吐出不良が回復されるものであるが、インク貯
留部がインクジェット記録装置本体の底面を構成する底
面構成部材46に成されている。インクジェット記録装
置本体の底面を構成する底面構成部材46には、第1実
施例と同様に凹形状部45が形成されている。
【0024】(第3実施例)図5は、本発明の第3実施
例を示す正面図である。(請求項8)第3実施例のイン
クジェット記録装置は、インク貯留部47がインクジェ
ット記録装置の底面構成部材48と着脱自在に構成され
ている。インク貯留部47を底面構成部材48の外方か
ら着脱自在であるように形成しておけば、適宜インク貯
留部47に貯留するインク量を知ることができ、インク
貯留部47の清掃などが適宜可能である。
【0025】(第4実施例)図6は、本発明の第4実施
例を示す正面図である。(請求項4)第4実施例のイン
クジェット記録装置は、インク貯留部49に形成された
凹形状部51へインクを導入するインク導入部が、イン
クジェットヘッド14から記録に関わらないインク56
を吐出させる空吐出インク排出部52によって構成され
ている。なお、図6には、図3〜5に示すような吸引に
より記録手段からインクを吸引する手段と、記録に関わ
らないインク吐出を行う手段が併用されたインクジェッ
ト記録装置の例が示されており、インク貯留部49には
凹形状部51の他に、吸引により記録手段からインクを
吸引する手段から排出されるインクを貯留するための凹
形状部50が形成されている。
【0026】(第5実施例)図7は、本発明の第5実施
例を示す正面図である。(請求項5)第5実施例のイン
クジェット記録装置は、第4実施例のインクジェット記
録装置のインク貯留部49と同様に凹形状部50,51
が形成されているが、インク貯留部49の凹形状部5
0,51以外の底面部に、インク等の液体を吸収可能な
液体吸収体53が配置されている。なお、図7はインク
ジェットヘッド14がキャッピング手段40でキャッピ
ングされる位置にある状態を示している。
【0027】(第6実施例)図8は、本発明の第6実施
例を示す正面図である。(請求項6)第6実施例のイン
クジェット記録装置は、第4実施例のインクジェット記
録装置のインク貯留部49と同様に凹形状部50,51
が形成されているが、インク貯留部49の凹形状部5
0,51のそれぞれの側面に沿う形状に、液体を吸収可
能な液体吸収体54が配置されている。
【0028】(第7実施例)図9は、本発明の第7実施
例を示す正面図である。(請求項7)第7実施例のイン
クジェット記録装置は、第4実施例のインクジェット記
録装置のインク貯留部49と同様に凹形状部50,51
が形成されているが、インク貯留部49の凹形状部5
0,51のそれぞれの凹形状部の底面に沿う形状に、液
体を吸収可能な液体吸収体55が配置されている。(請
求項7)
【0029】図10は、図3に示すインク貯留部44に
廃インクが溜まる様子を示す図である。従来のインクジ
ェット記録装置で用いる低濃度、低粘度インクでは、凹
形状部45にインクが貯留する場合、ほとんど水平に溜
まるが、高濃度、高粘度インク56では、図に示すよう
に固形分、非蒸発成分が山形状に溜まる。
【0030】図11は、図3に示すインク貯留部44に
対し液体吸収体53を図7に示すように設けた場合に、
廃インクが溜まる様子を示す図である。山形状に堆積し
た高濃度、高粘度のインク56がある程度以上大きくな
ると液体吸収体53が、インク56の液体成分を吸収す
る。
【0031】図12は、図3に示すインク貯留部44に
対し液体吸収体54を図8に示すように凹形状部の側面
に沿って設けた場合に、廃インクが溜まる様子を示す図
である。山形状に堆積した高濃度、高粘度のインク56
がある程度以上大きくなると液体吸収体54が、インク
56の液体成分を吸収する。
【0032】図13は、図3に示すインク貯留部44に
対し液体吸収体55を図9に示すように凹形状部の底面
に沿って設けた場合に、廃インクが溜まる様子を示す図
である。山形状に堆積した高濃度、高粘度のインク56
がある程度以上大きくなると凹形状部45の側面、開口
部以外の面の液体吸収体55が、インク56の液体成分
を吸収する。
【0033】以上、図7,8,9に示す第5,6,7実
施例のインクジェット記録装置では、液体吸収体を1個
所に配置したが、各個所の液体吸収体を組み合わせて複
数個所に配置しても同等以上の効果が得られる。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば次のような効果を奏す
る。請求項1の発明は、排出されたインクを溜めるイン
ク貯留部、インク貯留部へインクを導入するインク導入
部を有し、インク導入部の下部に対応するインク貯留部
の底面が凹形状部に形成されているので、排出された高
濃度、高粘度のインクが山形状となっても容易にインク
貯留部から溢れることがないインク貯留部を形成するこ
とができる。
【0035】請求項2の発明は、排出されたインクを溜
めるインク貯留部が、記録装置本体の底面を構成する底
面構成部材で形成されているため、記録装置本体の構成
の簡易化、軽量化を図ることができる。
【0036】請求項3の発明は、インク貯留部へインク
を導入するインク導入部が、インクジェットヘッドから
インクを吸引する吸引手段の排出部であるため、複雑な
経路を経ずにインク貯留部の凹形状部にインクを排出す
ることができ、装置の簡易化を図ることができる。
【0037】請求項4の発明は、インク貯留部へインク
を導入するインク導入部が、インクジェットヘッドから
記録に関わらないインクを吐出させる空吐出インク排出
部であるため、複雑な経路を経ずにインク貯留部の凹形
状部にインクを排出でき、装置の簡易化を図ることがで
きる。
【0038】請求項5の発明は、底面に凹形状部が形成
されているインク貯留部で、凹形状部の開口部以外の底
面部に液体吸収体を有しているので、排出されたインク
が山形状となってもある程度以上大きくなると、液体成
分を液体吸収体が吸収するので、廃インクの流動性を小
さくし、また山形状が大きくなるのを抑制するので、容
易に貯留部から溢れることがないインク貯留部を形成す
ることができる。
【0039】請求項6の発明は、底面に凹形状部が形成
されているインク貯留部で、凹形状部の側面に沿う形状
に液体吸収体を有しているので、排出されたインクが山
形状となっても、ある程度以上大きくなると、液体成分
を液体吸収体が吸収するので廃インクの流動性を小さく
し、また山形状が大きくなるのを抑制するので、容易に
貯留部から溢れることがないインク貯留部を形成するこ
とができる。
【0040】請求項7の発明は、底面に凹形状部が形成
されているインク貯留部で、凹形状部の底面に沿う形状
に液体吸収体を有しているので、排出されたインクが山
形状となっても、ある程度以上大きくなると、液体成分
を液体吸収体が吸収するので廃インクの流動性を小さく
し、また山形状が大きくなるのを抑制するので、容易に
貯留部から溢れることがないインク貯留部を形成するこ
とができる。
【0041】請求項8の発明は、底面が凹形状部となっ
ているインク貯留部が、インクジェット記録装置の底面
近辺に配置され、記録装置から着脱自在に設置されてい
るので、インク貯留部のインク量を適宜検知することが
でき、インク貯留部からインクが溢れる前に交換するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明が適用されるインクジェット記録装置
の要部構成を示す斜視図である。
【図2】 本発明が適用されるインクジェット記録装置
の要部構成を示す側断面図である。
【図3】 本発明の第1実施例を示す正面図である。
【図4】 本発明の第2実施例を示す正面図である。
【図5】 本発明の第3実施例を示す正面図である。
【図6】 本発明の第4実施例を示す正面図である。
【図7】 本発明の第5実施例を示す正面図である。
【図8】 本発明の第6実施例を示す正面図である。
【図9】 本発明の第7実施例を示す正面図である。
【図10】 図3に示すインク貯留部に廃インクが溜ま
る様子を示す図である。
【図11】 図3に示すインク貯留部に対し、図7に示
すように液体吸収体が設けられた場合に、廃インクが溜
まる様子を示す図である。
【図12】 図3に示すインク貯留部に対し、図8に示
すように液体吸収体が設けられた場合に、廃インクが溜
まる様子を示す図である。
【図13】 図3に示すインク貯留部に対し、図9に示
すように液体吸収体が設けられた場合に、廃インクが溜
まる様子を示す図である。
【符号の説明】
1…記録装置本体、2…印字機構部、3…用紙、4…給
紙カセット、5…手差しトレイ、6…排紙トレイ、11
…主ガイドロッド、12…従ガイドロッド、13…キャ
リッジ、14…インクジェットヘッド、15…インクカ
ートリッジ、18…駆動プーリ、19…従動プーリ、2
0…タイミングベルト、21…給紙ローラ、24…搬送
ローラ、25,31…搬送コロ、26…先端コロ、29
…印写受け部材、32,34…拍車、33…排紙ロー
ラ、35,36…ガイド部材、40…キャッピング手
段、41…チューブ、42…吸引手段、43…インク導
入部、44,47…インク貯留部、45,49,50,
51…凹形状部、46,48…底面構成部材、52…空
吐出インク排出部、53,54,55…液体吸収体、5
6…インク。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクジェットヘッドと、該インクジェ
    ットヘッドから排出されたインクを溜めるインク貯留部
    と、該インク貯留部へインクを導入するインク導入部を
    有し、該インク導入部の下部に対応する前記インク貯留
    部の底面が凹形状部に形成されていることを特徴とする
    インクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 前記排出されたインクを溜めるインク貯
    留部は、インクジェット記録装置の底面近辺に配置さ
    れ、前記インクジェット記録装置の底面を構成する底面
    部材で形成されていることを特徴とする請求項1記載の
    インクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】 前記インク導入部は、前記インクジェッ
    トヘッドからキャッピング手段を介してインクを吸引す
    る吸引手段の排出部であることを特徴とする請求項1ま
    たは2記載のインクジェット記録装置。
  4. 【請求項4】 前記インク導入部は、前記インクジェッ
    トヘッドから記録に関わらないインクを吐出させる空吐
    出インク排出部であることを特徴とする請求項1または
    2記載のインクジェット記録装置。
  5. 【請求項5】 前記インク貯留部の底面に形成された凹
    形状部以外の部分に液体吸収体を有することを特徴とす
    る請求項1乃至4いずれかに記載のインクジェット記録
    装置。
  6. 【請求項6】 前記インク貯留部の底面に形成された凹
    形状部の側面に液体吸収体を有することを特徴とする請
    求項1乃至4いずれかに記載のインクジェット記録装
    置。
  7. 【請求項7】 前記インク貯留部の底面に形成された凹
    形状部の底面に液体吸収体を有することを特徴とする請
    求項1乃至4いずれかに記載のインクジェット記録装
    置。
  8. 【請求項8】 前記排出されたインクを溜めるインク貯
    留部は、インクジェット記録装置の底面近辺に配置さ
    れ、前記インクジェット記録装置と着脱自在に設置され
    ていることを特徴とする請求項1乃至7いずれかに記載
    のインクジェット記録装置。
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