JP2000280488A - インクジェット式記録装置のフラッシング方法及びインクジェット式記録装置 - Google Patents

インクジェット式記録装置のフラッシング方法及びインクジェット式記録装置

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JP2000280488A
JP2000280488A JP8692199A JP8692199A JP2000280488A JP 2000280488 A JP2000280488 A JP 2000280488A JP 8692199 A JP8692199 A JP 8692199A JP 8692199 A JP8692199 A JP 8692199A JP 2000280488 A JP2000280488 A JP 2000280488A
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flushing
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和彦 原
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宗秀 金谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録ヘッドから吐出されたインクが固化する
ことなく、インク吸収材による吸収が阻害されないイン
クジェット式記録装置のフラッシング方法およびインク
ジェット式記録装置を提供する。 【解決手段】インクジェット式記録装置のフラッシング
方法おいて、記録ヘッド5の第1のポジションAに第1
のインクのノズル開口列が到達したとき、第1のインク
を吐出するフラッシングを行い、記録ヘッド5の第2の
ポジションBに第2のインクのノズル開口列が到達した
とき、第2のインクを吐出するフラッシングを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェット式
記録装置のフラッシング方法及びインクジェット式記録
装置に関し、詳しくは記録用紙の幅方向に移動するキャ
リッジ上に装填され、ノズル開口からインク滴を吐出し
て記録媒体に画像を形成するインクジェット式記録ヘッ
ドを備え、前記記録ヘッドにフラッシング駆動信号を供
給した時のインク滴を受け止めるフラッシング領域を印
字領域外に配置したインクジェット式記録装置及びフラ
ッシング方法に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット式記録装置は、印刷時の
騒音が比較的小さく、しかも小さなドットを高い密度で
形成できるため、昨今においてはカラー印刷を含めた多
くの印刷に使用されている。このようなインクジェット
式記録装置は、インクカートリッジからのインクの供給
を受けるインクジェット式記録ヘッドと、記録用紙を記
録ヘッドに対して相対的に移動させる紙送り手段とを備
え、記録ヘッドをキャリッジ上で記録用紙の幅方向に移
動させながら記録用紙に対してインク滴を吐出させるこ
とで記録が行われる。そしてキャリッジ上に、ブラック
インクおよびイエロー、シアン、マゼンタの各カラーイ
ンクが吐出が可能な記録ヘッドを搭載し、ブラックイン
クによるテキスト印刷ばかりでなく、各インクの吐出割
合を変えることにより、フルカラー印刷を可能としてい
る。
【0003】前記インクジェット式記録ヘッドは、圧力
発生室で加圧したインクをノズルからインク滴として記
録用紙に吐出させて印刷を行う関係上、ノズル開口から
の溶媒の蒸発に起因するインク粘度の上昇や、インクの
固化により、また塵埃の付着、さらには気泡の混入など
により、印刷不良を起こすという問題を抱えている。
【0004】このために、インクジェット式記録装置に
は、非印刷時に記録ヘッドのノズル開口を封止するため
のキャッピング手段と、必要に応じてノズルプレートを
清掃するクリーニング装置を備えている。このキャッピ
ング手段は、印刷の休止時に前記したノズル開口のイン
クの乾燥を防止する蓋として機能するだけでなく、ノズ
ル開口に目詰まりが生じた場合には、キャッピング手段
によりノズルプレートを封止し、吸引ポンプからの負圧
により、ノズル開口からインクを吸引してノズル開口の
インク固化による目詰まりや、インク流路内への気泡混
入によるインク吐出不良を解消する機能をも備えてい
る。
【0005】記録ヘッドの目詰まりや、インク流路内へ
の気泡の混入状態を解消させるために行うインクの強制
的な吸引排出処理は、通常クリーニング操作と呼ばれ、
装置の長時間の休止後に印刷を再開する場合や、またユ
ーザが記録画像の品質が悪化したのを解消するためにク
リーニングスイッチを操作した場合に実行され、インク
を負圧により排出させた後に、ゴムなどの弾性板からな
るワイピング部材によりヘッド表面のワイピング操作を
伴う処理である。
【0006】また、記録ヘッドに印刷とは関係のない駆
動信号を印加してインク滴を吐出させる機能も備えてお
り、これは通常フラッシング操作と呼ばれ、クリーニン
グ操作時にワイピング等で記録ヘッドのノズル開口近傍
の不揃いのメニスカスを回復させたり、またワイピング
によりノズルから逆流した混色インクを吐出排出した
り、さらに印刷中にインク滴の吐出量の少ないノズル開
口において、インクの増粘による目詰まりを防止する目
的で一定周期ごとに実行させる操作である。
【0007】次に、前記したようなフラッシング操作、
クリーニング操作可能なインクジェット式記録装置の構
成の概略を、図8に基づいて説明する。
【0008】図8において、符号1はキャリッジであ
り、図示せぬキャリッジモータにより駆動されるタイミ
ングベルトを介し、左右のフレーム2,3に支持されて
水平方向に配置されたキャリッジ軸4に案内されて往復
移動されるように構成されている。前記キャリッジ1に
は、下方に向けてインクジェット式記録ヘッド5が搭載
され、またその上部には前記記録ヘッド5にインクを供
給するブラック用インクカートリッジ6、およびカラー
用インクカートリッジ7が着脱可能に装填されている。
前記記録ヘッド5の下方にはその走査方向に対応して紙
案内部材8が配置され、紙案内部材8上には記録媒体と
しての記録用紙9が載置され、この記録用紙9は図示せ
ぬ紙送り手段によって、記録ヘッド5の走査方向に直交
する方向に移動されるように構成されている。
【0009】また、図中符号10は、非印字領域(ホー
ムポジション)に配置されたキャッピング手段であっ
て、前記記録ヘッド5が直上に移動した時に、記録ヘッ
ド5のノズル形成面としてのノズルプレートを封止でき
るように構成されている。そしてキャッピング手段10
の下方には、キャッピング手段10の内部空間に負圧を
与えるための吸引ポンプ11が配置されている。前記キ
ャッピング手段10は記録装置の休止期間中における記
録ヘッド5のノズル開口の乾燥を防止する蓋体として機
能する他、また前記吸引ポンプ11からの負圧を記録ヘ
ッド5に作用させて、インクを吸引する手段としての機
能も兼ね備えている。
【0010】そして、キャッピング手段10の近傍に
は、ゴムなどの弾性板等より構成されるワイピング部材
12が配置されていて、キャリッジ1がキャッピング手
段10側に往復移動する際に、記録ヘッド5のノズル形
成面を払拭するワイピング動作がなされるように構成さ
れている。
【0011】一方、中央の印字領域を介した前記キャッ
ピング手段10と対向した他方の非印字領域には、フラ
ッシング領域13Aが形成されている。このフラッシン
グ領域13Aは、紙案内部材8に形成された開口穴13
aにより構成されている。そして、この開口穴13aの
先方(内底部)には、前記キャッピング手段10の内部
空間をポンプ11で吸引排出したインクを吸収保持する
部材と兼用するインク吸収材14が配置されており、こ
のインク吸収材14は前記紙案内部材8に沿って配置さ
れたインク吸収材収納ケース、すなわち廃インクタンク
15内に納められている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のイン
クジェット装置にあっては、印刷中において所定時間が
経過した段階で記録ヘッド5をキャッピング手段10と
対向した他方の非印刷領域外に設けられているフラッシ
ング領域13Aに移動させて、ノズル開口からインクを
吐出させる、いわゆるフラッシングを行なう。このフラ
ッシングによって、記録ヘッド5のノズル開口から吐出
されたインクは、紙案内部材8に形成された開口穴13
aを通過して、インク吸収材14に吸収される。
【0013】前記インク吸収材14は、前記したように
記録ヘッド5からのインクの吐出を受けるため、フラッ
シング領域13Aと対向した位置に設ける必要がある
が、他の部品などの配置の関係からフラッシング領域1
3Aに対向して設けることができない場合がある。ま
た、装置全体の小型化を図るために、インク吸収材をよ
り小さくしなければならないという要求もある。
【0014】これら課題を解決するために、本願出願人
は、紙案内部材8に形成された開口穴13aとインク吸
収材14との間に、前記吐出されたインクをインク吸収
材14に導くための斜面部を備えた斜面部材を設けるこ
とを既に提案した。
【0015】しかしながら、前記斜面部材を設ける場
合、記録ヘッド5から吐出したインクが前記インク部材
の斜面部において固化し、前記固化したインクがインク
の流れを邪魔し、インク吸収材14に前記インクを導く
ことができないという新たな技術的課題が生じた。特
に、ブラックインクは印字濃度を上げるべく、固形分濃
度が高いため、溶剤が蒸発した際に粘度増加、固化しや
すいという性質を有している。そのため、ブラックイン
クが斜面部において固化し、前記固化したブラックイン
クがその後に吐出されたブラックインク、その他のイン
クの流れを邪魔し、インク吸収材14に前記インクを導
くことができないという弊害が生じた。
【0016】また、前記斜面部材を設けない場合におい
ても、前記したようにブラックインクは溶剤が蒸発した
際に、粘度増加、固化しやすいという性質を有するた
め、インク吸収材内部で固化し、前記固化したブラック
インクがその後に吐出されたブラックインク、その他の
インクの吸収を阻害するという弊害があった。
【0017】本発明は、上記技術的課題を解決するため
になされたものであり、記録ヘッドから吐出されたイン
クが固化することなく、インク吸収材による吸収が阻害
されないインクジェット式記録装置のフラッシング方法
を提供することを目的とするものである。
【0018】また、本発明は、上記技術的課題を解決す
るためになされたものであり、インク吸収材をフラッシ
ング領域と対向した位置に設けることなく、記録ヘッド
からのインクの吐出を受けることができると共に、記録
ヘッドから吐出されたインクが固化することなく、イン
ク吸収材に導かれるインクジェット式記録装置を提供す
ることを目的とするものである。
【0019】
【課題を解決するための手段】前記した目的を達成する
ために成された本発明にかかるインクジェット式記録装
置のフラッシング方法は、記録用紙の幅方向に移動する
キャリッジ上に装填され、ノズル開口からインク滴を吐
出して記録媒体に画像を形成するインクジェット式記録
ヘッドを備え、前記記録ヘッドにフラッシング駆動信号
を供給することによってなされるインクジェット式記録
装置のフラッシング方法おいて、第1のインクを吐出す
るフラッシングを行う記録ヘッドの第1のポジション
と、第2のインクを吐出するフラッシングを行う記録ヘ
ッドの第2のポジションとを備え、夫々のポジションで
異なるインクのフラッシングを行うことを特徴としてい
る。
【0020】このように、第1のインクと第2のインク
のフラッシング位置が異なるため、インク吸収材に導く
斜面部材にインクが堆積することなく、またインク吸収
材による吸収が阻害されることもない。
【0021】ここで、記録ヘッドの第1のポジションで
第1のインクを吐出した後、第2のポジションで第2の
インクを吐出することが望ましい。
【0022】また、記録ヘッドの第1のポジションで第
1のインクを吐出した後、記録ヘッドの第2のポジショ
ンでキャリッジを停止することなく、第2のインクを吐
出することが望ましい。更に、記録ヘッドの第1のポジ
ションでは、キャリッジが停止した時に、またはキャリ
ッジが加速しようとする瞬間に第1のインクを吐出する
ことが望ましい。また、記録ヘッドの第1のポジション
での第1のインクの吐出は、キャリッジを停止しないで
行うことが望ましい。なお、キャリッジが停止しない状
態等でインクを吐出した場合には、インクの累積的堆積
を防止することができるため、特に好ましい。
【0023】また、記録ヘッドの第1のポジションと、
第2のポジションは、固定された位置であることが望ま
しい。
【0024】記録ヘッドの第1、第2のポジションのい
ずれかを固定された位置とし、他方のポジションを移動
可能に構成されていることが望ましい。特に、2列ノズ
ル開口列を3組有する記録ヘッドにおいて、夫々のノズ
ル開口列の組間の距離がL1であり、2列のノズル開口
の列間の距離がL2であるとき、記録ヘッドの第1のポ
ジションと、第2のポジションとの距離Xが、L1−L
2≦X≦L1+L2または、2(L1−L2)≦X≦2
(L1+L2)の範囲内にあることが望ましい。このよ
うに、キャリッジが停止させる場合等においても、その
位置を変えることにより、インクの累積的堆積を防止す
ることができるため、特に好ましい。
【0025】また、前記記録ヘッドを封止するキャッピ
ング手段側の非印字領域に設けられたフラッシング領域
と、中央の印字領域を介して前記キャッピング手段と対
向した他方の非印字領域に設けられたフラッシング領域
とを備え、前記記録ヘッドを封止するキャッピング手段
側の非印字領域に設けられたフラッシング領域における
第1のポジションはキャリッジが移動可能な最右端部に
設定され、第2のポジションは第1のポジションに対し
て印字領域側に設定されていることが望ましい。また、
前記記録ヘッドを封止するキャッピング手段側の非印字
領域に設けられたフラッシング領域と、中央の印字領域
を介して前記キャッピング手段と対向した他方の非印字
領域に設けられたフラッシング領域とを備え、前記キャ
ッピング手段と対向した他方の非印字領域に設けられた
フラッシング領域における第1のポジションは、キャリ
ッジが移動可能な最左端部に設定され、第2のポジショ
ンは第1のポジションに対して印字領域側に設定されて
いることが望ましい。
【0026】また、前記記録ヘッドを封止するキャッピ
ング手段側の非印字領域に設けられたフラッシング領域
における第1のポジションにおいてフラッシングされる
第1のインクはブラックインクであり、第2のポジショ
ンにおいてフラッシングされる第2のインクは、イエロ
ー、シアン、マゼンタであることが望ましい。
【0027】このように、第1のポジションにおいてフ
ラッシングされる第1のインクはブラックインクとし、
第2のポジションにおいてフラッシングされる第2のイ
ンクは、イエロー、シアン、マゼンタとしているため、
ブラックインクの固化を抑制することができる。
【0028】また、前記キャッピング手段と対向した他
方の非印字領域に設けられたフラッシング領域における
第1のポジションにおいてフラッシングされる第1のイ
ンクは、イエロー、シアン、マゼンタであり、前記第2
のインクは、ブラックインクであることが望ましい。
【0029】前記した目的を達成するために成された本
発明にかかるインクジェット式記録装置は、請求項1乃
至請求項12のいずれかに記載されたフラッシング方法
がなされるインクジェット式記録装置において、前記フ
ラッシング領域には、紙案内部材に形成された開口穴
と、前記開口穴の先方に配置されたインク吸収材とを有
することを特徴としている。
【0030】ここで、前記開口穴と前記インク吸収材と
の間に、記録ヘッドから吐出されたインク滴をインク吸
収材に導く斜面部材を形成したことが望ましい。また、
前記開口穴の寸法、形状が、記録ヘッドのノズルプレ−
トより、小さく形成されていることが望ましい。
【0031】以上のように、本発明にかかるフラッシン
グ方法及びそのフラッシング方法がなされるインクジェ
ット式記録装置において、インクジェット式記録装置は
このようにブラックインクが斜面部において固化し、前
記固化したブラックインクがその後に吐出されたブラッ
クインク、その他のインクの流れを邪魔し、インク吸収
材に前記インクを導くことができないという弊害を防止
することができる。
【0032】また、前記斜面部材を設けない場合におい
ても、前記したようにブラックインクは溶剤が蒸発した
際に、粘度増加、固化しやすいという性質を有するた
め、インク吸収材内部で固化し、前記固化したブラック
インクがその後に吐出されたブラックインク、その他の
インクの吸収を阻害するという弊害を防止することがで
きる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかるインクジェ
ット式記録装置の実施形態について図1乃至図6に基づ
いて説明する。図1は本発明が適用された記録装置本体
の構成を示したものであり、図2は、図1に示したフラ
ッシング領域の拡大図である。図3は、前記した構成の
記録装置に搭載された制御回路の例を示すものである。
図4、5はフラッシング動作を説明するための概略図で
ある。また、図6はフラッシング動作における記録ヘッ
ドのポジションを説明するための概略図である。なお、
図1乃至図6において、図8に示した部材と同一あるい
は相当する部材同一符号を付し、その詳細な説明は省略
する。
【0034】図に示すように、前記記録ヘッド5にフラ
ッシング駆動信号を供給した時のインク滴を受け止める
フラッシング領域13B、13Aが、前記記録ヘッドを
封止するキャッピング手段10側の非印字領域と、中央
の印字領域を介して前記キャッピング手段10と対向し
た他方の非印字領域とに設けられている。
【0035】前記キャッピング手段10と対向した他方
の非印字領域のフラッシング領域13Aは、図8に示し
たインクジェット式記録装置にも設けられているもので
あり、フラッシング領域13Aは、紙案内部材8に形成
された開口穴13aにより画定されている。そして、こ
の開口穴13aの先方(内底部)には、前記キャッピン
グ手段10の内部空間をポンプ11で吸引排出したイン
クを吸収保持する部材と兼用するインク吸収材14が配
置されており、このインク吸収材14は前記紙案内部材
8に沿って配置されたインク吸収材収納ケース、すなわ
ち廃インクタンク15内に納められている。
【0036】また、記録ヘッド5を封止するキャッピン
グ手段10側の非印字領域に、新たにフラッシング領域
13Bが設けられ、その構成は、フラッシング領域13
Aと同様であって、紙案内部材8に形成された開口穴1
3bにより画定されている。
【0037】そして、この開口穴13bの先方(内底
部)には、前記した廃インクタンク15内に納められた
前記インク吸収材14が配置されている。即ち、フラッ
シング領域13A、フラッシング領域13Bで記録ヘッ
ドから空吐出されたインクは、前記廃インクタンク15
内に納められた前記インク吸収材14によって吸収され
るように構成されている。
【0038】また、図に示すように、前記フラッシング
領域13A、13Bに設けられた紙案内部材8に形成さ
れた開口穴13a、13bと、この開口穴13a、13
bの先方(内底部)に配置されたインク吸収材14との
間に、印字領域側に傾いた斜面部20aを有する斜面部
材20が形成されている。即ち、この開口穴13a、1
3bの内底部に配置されたインク吸収材14との間に、
印字領域側に傾いた斜面部材20を設けることにより、
記録ヘッド5から吐出されたインクは前記開口穴13
a、13bを通過し、斜面部20aに付着する。そし
て、前記斜面部20aにある程度インクが付着すると、
インクは滴状となってインク吸収材14の方向に落下
し、前記インク吸収材14によって前記インクは吸収さ
れる。
【0039】このように、開口穴13a、13bの内底
部に配置されたインク吸収材14との間に、印字領域側
に傾いた斜面部20aを設け、記録ヘッド5から吐出さ
れたインクを斜面部20aを介して、インク吸収材に導
くように構成されているため、インク吸収材をフラッシ
ング領域13A、13Bに対向した位置に設ける必要が
ない。その結果、他の部品配置について制約を受けるこ
とが少なく、装置設計の自由度を増すことができる。ま
たインク吸収材を装置中央に、より小さく配置すること
ができ、装置全体の小型化を図ことができる。
【0040】また、前記斜面部材20の斜面部20aの
傾斜角θは、0°<θ<90°の範囲に設定される。し
かし、斜面部20aの傾斜角θが0°に近くなるにした
がって、インクが斜面部20aに付着し、インク吸収材
14方向に落下しない場合がある。そのため、斜面部2
0aの傾斜角θは30°以上が好ましい。また、斜面部
20aの傾斜角θが90°に近くなるにしたがって、イ
ンク吸収材14を小さくすることができないため、イン
ク吸収材14をフラッシング領域13A、13Bに対向
した位置に設ける必要がある。前記斜面部20aの傾斜
角θは、30°<θ<60°の範囲で適用することが好
適である。
【0041】また、前記斜面部材20の斜面部20aに
は、シリコ−ン、フッ素、テフロン等の溌水剤がコ−テ
ィングされていることが好ましい。このように斜面部2
0aに溌水処理層が形成されることにより、斜面部20
aに付着したインクが、インク滴状となってインク吸収
材14の方向に落下し易く、付着したインクが斜面部2
0aに固化するのを防止することができる。また、斜面
部20aに溌水処理層が形成されることにより、斜面部
20aの傾斜角θが小さくても、斜面部20aに付着し
たインクが、インク滴状となってインク吸収材14の方
向に落下するため、インク吸収材14をより小さくする
ことができる。
【0042】更に、図2に示すように、前記開口穴13
a(13b)のキャリッジ移動方向の寸法lは、記録ヘ
ッドのノズルプレ−トの寸法Lより、大きく形成されて
いる。また、図示しないが、前記開口穴13a(13
b)のキャリッジ移動方向と直交する方向の寸法におい
ても、記録ヘッドのノズルプレ−ト5eの寸法より、大
きく形成されている。このように、開口穴13a(13
b)の寸法を記録ヘッド5のノズルプレ−ト5eより、
大きく形成することによって、前記記録ヘッド5のノズ
ル開口から吐出されたインクが飛散することなく、前記
開口穴13a(13b)を通過し、インク吸収材14に
インクは吸収させることができる。なお、図2において
開口穴13a側のみ図示し、開口穴13b側は省略され
ている。
【0043】また、図4、5に示すように、前記記録ヘ
ッド5は、2列のノズル開口を3組有する構成を備え、
図2の左側3列(左側1組と1列)のノズル開口5aか
らブラックインクが、また前記ノズル開口5aに隣接し
たノズル開口5bからイエローインクが、更に、前記ノ
ズル開口5bに隣接したノズル開口5cからシアンイン
クが、加えて前記ノズル開口5cに隣接したノズル開口
5dからマゼンタインクが、吐出するように構成されて
いる。
【0044】次に図3に基づいて、前記した構成の記録
装置の制御回路について説明する。
【0045】図3において、符号30は印刷制御手段で
あり、記録装置のホストコンピュータからの印刷データ
に基づいてビットマップデータを生成し、このデータに
基づいてヘッド駆動手段31により駆動信号を発生させ
て、記録ヘッド5からインクを吐出させるものである。
ヘッド駆動手段31は、印刷データに基づく駆動信号の
他に、フラッシング制御手段32からのフラッシング指
令信号を受けてフラッシング操作のための駆動信号を記
録ヘッド5に出力し、印字とは関係のないインクの吐出
を行なうことができるようにも構成されている。
【0046】符号33はクリーニング制御手段であり、
このクリーニング制御手段33からの指令によりポンプ
駆動手段34が動作して、吸引ポンプ11が駆動制御さ
れるように構成されている。またクリーニング制御手段
33には印刷制御手段30、およびクリーニング指令検
知手段(CL指令検知手段)35より、指令信号が供給
されるように構成されている。なお、クリーニング指令
検知手段35には指令スイッチ36が接続されており、
このスイッチ36をユーザがプッシュ操作することによ
り、前記指令検知手段35を動作させてマニュアルによ
るクリーニング操作が実行されるように構成されてい
る。
【0047】前記フラッシング制御手段32にはキャリ
ッジ位置制御手段37が接続されており、フラッシング
操作時において、前記キャリッジ位置制御手段37に対
して制御信号を送出し、キャリッジモータ38を駆動さ
せてキャリッジ1に装填された記録ヘッド5をフラッシ
ング領域13A、13Bに移動させるように制御する。
【0048】このとき、キャリッジ1に装填された記録
ヘッド5をフラッシング領域13Aに移動させるか、あ
るいはフラッシング領域13Bに移動させるかは、印字
領域にある記録ヘッド5との距離、あるいは印字方向を
考慮し、スル−プットが低下しない領域側に移動させる
ように、フラッシング制御手段32が前記キャリッジ位
置制御手段37に対して制御信号を送出する。
【0049】なお、前記フラッシング制御手段32には
ファン駆動制御手段39が接続されており、フラッシン
グ操作時において、前記ファン駆動制御手段39に対し
て制御信号を送出し、記録装置内の温度上昇を抑えるた
めの排気ファン(図示せず)を駆動するファンモータ4
0の駆動を、一時的に停止させるように制御する。
【0050】次に、フラッシング動作について、図3乃
至図6に基づいて詳述する。なお、フラッシング動作
は、フラッシング領域13A、13Bにおいて基本的に
は同様な動作がなされるため、まずフラッシング領域1
3Bでなされる動作について説明する。
【0051】まず、フラッシング制御手段32からの制
御信号を受けて、前記キャリッジ位置制御手段37から
制御信号を送出し、キャリッジ5を移動させるパルスモ
−タを動作させ、キャリッジ5を図4に示すポジション
A(第1のポジション)に移動させ、停止させる。そし
て、キャリッジ5がポジションA(第1のポジション)
に位置するとキャリッジ位置制御手段37から制御信号
がフラッシング制御手段32に対して送出され、ブラッ
クインクに対応するノズル開口5aからブラックインク
が吐出される。このとき、他のイエロー、シアン、マゼ
ンタに対応するノズル開口5b、5c、5dからの各色
のインクの吐出はなされない。
【0052】その結果、ノズル開口5aから吐出された
ブラックインクのみが、斜面部20aに付着する。そし
て斜面部20aに付着したブラックインクは、斜面部2
0aの下方向に落下し、インク吸収材14によって吸収
される。しかし、前記ブラックインクは、イエロー、シ
アン、マゼンタに比べて固形分濃度が高いため、溶剤が
蒸発した際に、粘度増加、更に固化し易い。そのため、
前記ブラックインクの吐出が終了すると、フラッシング
制御手段32から制御信号を受けて、前記キャリッジ位
置制御手段37から制御信号を送出し、キャリッジ5を
移動させるパルスモ−タを動作させ、キャリッジ5を図
4に示すポジションB(第2のポジション)に移動さ
せ、停止させる。なお、前記ポジションA(第1のポジ
ション)はキャリッジが移動可能な最右端に設定され、
ポジションB(第2のポジション)は第1のポジション
に対して印字領域側に設定されている。
【0053】このとき、図4に示すように、ポジション
A(第1のポジション)におけるブラックインクの吐出
するノズル開口の位置上に、ポジションB(第2のポジ
ション)におけるイエロー、シアン、マゼンタの吐出す
るノズル開口が位置するように、ポジションA(第1の
ポジション)とポジションB(第2のポジション)との
位置関係が設定されている。
【0054】そして、キャリッジ5がポジションB(第
2のポジション)に位置するとキャリッジ位置制御手段
37から制御信号がフラッシング制御手段32に対して
送出され、イエロー、シアン、マゼンタに対応するノズ
ル開口5b、5c、5dから各色が吐出される。このと
き、ブラックインクに対応するノズル開口5aからのブ
ラックインクの吐出はなされない。
【0055】その結果、ノズル開口5b、5c、5dか
ら吐出されたイエロー、シアン、マゼンタのみが、斜面
部20aに付着する。そして斜面部20aに付着したイ
エロー、シアン、マゼンタは、斜面部20aの下方向に
落下し、インク吸収材14によって吸収される。
【0056】このとき、ポジションA(第1のポジショ
ン)において吐出されたブラックインクが、斜面部20
aの下方に落下せず、斜面部20aに付着した状態であ
っても、ポジションB(第2のポジション)において吐
出されたイエロー、シアン、マゼンタが斜面部20aに
付着したブラックインクと混じり合い、ブラックインク
の固化が抑えられ、斜面部20の下方向に落下し、イン
ク吸収材14によって吸収される。
【0057】このように、ポジションA(第1のポジシ
ョン)とポジションB(第2のポジション)とが特定な
位置関係に設定されているため、ブラックインクが付着
する部分に他の色のインクを付着させることができ、ブ
ラックインクの固化抑制が図られる。
【0058】なお、上記実施形態では、前記したように
ポジションA(第1のポジション)におけるブラックイ
ンクの吐出するノズル開口の位置上に、ポジションB
(第2のポジション)におけるイエロー、シアン、マゼ
ンタの吐出するノズル開口が位置するように構成されて
いるが、必ずしもこれに限定されるものではない。
【0059】すなわち、図6(a)に示すように、2列
のノズル開口列を3組有する記録ヘッドの夫々のノズル
列をa〜fとし、ノズル開口a、cの間、ノズル開口
c、eの間のノズル列の組間距離をL1とし、ノズル開
口a、bの間、ノズル開口c、dの間ノズル開口e、f
の間のノズル列間距離をL2としたとき、ポジションA
(第1のポジション)とポジションB(第2のポジショ
ン)との距離Xは、 L1−L2≦X≦L1+L2 または、 2(L1−L2)≦X≦2(L1+L2) の範囲内であれば、ポジションB(第2のポジション)
において吐出されたイエロー、シアン、マゼンタが斜面
部20に付着したブラックインクと十分混じり合い、ブ
ラックインクの固化が抑制される。
【0060】したがって、ポジションA(第1のポジシ
ョン)とポジションB(第2のポジション)との距離X
は、L1−L2≦X≦L1+L2または、2(L1−L
2)≦X≦2(L1+L2)の範囲内であれば良い。
【0061】上記実施形態にあっては、ポジションA
(第1のポジション)、ポジションB(第2のポジショ
ン)にキャリッジが停止後、所定のインクを吐出するよ
うに構成されている。
【0062】しかし、特にこれに限定されるものではな
く、ポジションB(第2のポジション)においてなされ
るイエロー、シアン、マゼンタインクの吐出はキャリッ
ジが移動状態において行ってもよい。すなわち、キャリ
ッジポジションB(第2のポジション)を到達した際、
キャリッジを停止することなく、移動状態を維持しつ
つ、イエロー、シアン、マゼンタインクの吐出を行って
もよい。
【0063】このように構成することによって、ポジシ
ョンA(第1のポジション)において吐出されたブラッ
クインクが斜面部20aに広範囲に飛散しても、前記飛
散したブラックインクの固化を抑制し、斜面部20aの
下方向に落下し、インク吸収材14によって吸収され
る。なお、このフラッシュング方法にあっても、ブラッ
クインクの広範囲な飛散を防止するため、ポジションA
(第1のポジション)におけるブラックインクの吐出
は、キャリッジを停止した状態においてなされる。
【0064】また、上記実施形態にあっては、ポジショ
ンA(第1のポジション)、Bは、予め設定された固定
位置におかれるが、特にこれに限定されることはなく、
ポジションB(第2のポジション)を設定した固定位置
とし、ポジションA(第1のポジション)とポジション
B(第2のポジション)との距離Xが、L1−L2≦X
≦L1+L2または、2(L1−L2)≦X≦2(L1
+L2)の範囲内となるように、ポジションA(第1の
ポジション)を随時可変してもよい。また、これとは逆
にポジションB(第1のポジション)を随時可変しても
よい。
【0065】特に、ポジションA(第1のポジション)
を随時可変とする場合には、ポジションA(第1のポジ
ション)で吐出を行うごとにその位置を変化させ、連続
して同一位置をポジションA(第1のポジション)とし
ないように構成するのが良い。この場合、ポジションA
(第1のポジション)で吐出を行うブラックインクが固
化しても、ポジションA(第1のポジション)が移動す
るため、斜面部20aの同一部分にブラックインクが堆
積することはない。
【0066】また、上記実施形態では記録ヘッドの第1
のポジションにおいて、キャリッジが停止した時に第1
のインクが吐出されるように構成されているが、キャリ
ッジが加速しようとする瞬間に第1のインクを吐出する
ように構成してもよい。
【0067】また、ポジションA(第1のポジション)
に到達した時、キャリッジが停止することなくブラック
インクを吐出し、あるいはまたキャリッジが加速しよう
する瞬間に第1のインクを吐出し、そしてポジションB
(第2のポジション)に到達した時、キャリッジを停止
させ、イエロー、シアン、マゼンタインクの吐出を行う
ように構成してもよい。ブラックインクはキャリッジが
移動状態において吐出されるため、斜面部20の同一部
分に重なってブラックインクが堆積することはない。
【0068】次に、フラッシング領域13Aでなされる
動作について説明する。
【0069】まず、フラッシング制御手段32からの制
御信号を受けて、前記キャリッジ位置制御手段37から
制御信号を送出し、キャリッジ5を移動させるパルスモ
−タを動作させ、キャリッジ5を図5に示すポジション
A(第1のポジション)に移動させ、停止させる。そし
て、キャリッジ5がポジションA(第1のポジション)
に位置するとキャリッジ位置制御手段37から制御信号
がフラッシング制御手段32に対して送出され、イエロ
ー、シアン、マゼンタに対応するノズル開口5b、5
c、5dから各インクが吐出される。このとき、ブラッ
クインクに対応するノズル開口5aからのブラックイン
クの吐出はなされない。
【0070】その結果、ノズル開口5b、5c、5dか
ら吐出されたイエロー、シアン、マゼンタの各インク
が、斜面部20aに付着する。そして斜面部20aに付
着した各インクは、斜面部20aの下方向に落下し、イ
ンク吸収材14によって吸収される。そして、前記イエ
ロー、シアン、マゼンタの各インクの吐出が終了する
と、フラッシング制御手段32から制御信号を受けて、
前記キャリッジ位置制御手段37から制御信号を送出
し、キャリッジ5を移動させるパルスモ−タを動作さ
せ、キャリッジ5を図5に示すポジションB(第2のポ
ジション)に移動させ、停止させる。なお、前記ポジシ
ョンA(第1のポジション)はキャリッジが移動可能な
最左端に設定され、ポジションB(第2のポジション)
は第1のポジションに対して印字領域側に設定されてい
る。
【0071】このとき、図5に示すように、ポジション
A(第1のポジション)におけるイエロー、シアン、マ
ゼンタの各インクの吐出するノズル開口の位置上に、ポ
ジションB(第2のポジション)におけるブラックイン
クの吐出するノズル開口が位置するように、ポジション
A(第1のポジション)とポジションB(第2のポジシ
ョン)との位置関係が設定されている。
【0072】そして、キャリッジ5がポジションB(第
2のポジション)に位置するとキャリッジ位置制御手段
37から制御信号がフラッシング制御手段32に対して
送出され、ブラックインクに対応するノズル開口5aか
らブラックインクが吐出される。このとき、イエロー、
シアン、マゼンタの各インクに対応するノズル開口5
b、5c、5dから各インクの吐出はなされない。
【0073】その結果、ノズル開口5aから吐出された
ブラックインクが、斜面部20aに付着する。このと
き、ポジションA(第1のポジション)において吐出さ
れ、斜面部20aに一部残存したイエロー、シアン、マ
ゼンタの各インクと、前記ブラックインクと混じり合
い、ブラックインクの固化が抑えられ、斜面部20の下
方向に落下し、インク吸収材14によって吸収される。
あるいはまた、前記ブラックインク吐出後になされるイ
エロー、シアン、マゼンタの各インクによる溶解によっ
て、ブラックインクは斜面部20aを流れ、インク吸収
材に吸収される。
【0074】このように、ポジションA(第1のポジシ
ョン)とポジションB(第2のポジション)とが特定な
位置関係に設定されているため、ブラックインクが付着
する部分に他の色のインクを付着させることができ、ブ
ラックインクの固化抑制が図られる。
【0075】なお、上記実施形態では、前記したように
ポジションA(第1のポジション)、Bは、予め設定さ
れた固定位置におかれるが、特にこれに限定されること
はなく、ポジションB(第2のポジション)を設定した
固定位置とし、ポジションA(第1のポジション)とポ
ジションB(第2のポジション)との距離Xが、L1−
L2≦X≦L1+L2または、2(L1−L2)≦X≦
2(L1+L2)の範囲内となるように、ポジションA
(第1のポジション)を随時可変してもよい。なお、こ
れとは逆にポジションB(第2のポジション)を随時可
変してもよい。
【0076】特に、ポジションA(第1のポジション)
で吐出を行うごとにその位置を変化させ、連続して同一
位置をポジションA(第1のポジション)としないよう
に構成した場合には、広範囲にイエロー、シアン、マゼ
ンタの各インクを吐出することにより、その後に広範囲
に吐出されたブラックインクと混じり合い、ブラックイ
ンクの固化が抑えられ、斜面部20の下方向に落下し、
インク吸収材14によって吸収される。
【0077】また、逆にポジションA(第1のポジショ
ン)を設定した固定位置とし、ポジションA(第1のポ
ジション)とポジションB(第2のポジション)との距
離Xが、L1−L2≦X≦L1+L2または、2(L1
−L2)≦X≦2(L1+L2)の範囲内となるよう
に、ポジションB(第2のポジション)を随時可変して
もよい。このとき、ポジションA(第1のポジション)
で吐出を行うブラックインクが固化しても、ポジション
A(第1のポジション)が移動するため、斜面部20a
の同一部分にブラックインクが累積的に堆積することは
ない。
【0078】また、上記実施形態では記録ヘッドのポジ
ションA(第1のポジション)では、キャリッジが停止
した時に第1のインクを吐出するように構成されている
が、特にこれに限定されるものではなく、またはキャリ
ッジがキャリッジが、加速しようとする瞬間に第1のイ
ンクを吐出するように構成してもよい。
【0079】あるいはまた、ポジションA(第1のポジ
ション)に到達した時、キャリッジが停止することな
く、イエロー、シアン、マゼンタの各インクを吐出する
ように構成してもよい。
【0080】また、上記実施形態ではポジションB(第
2のポジション)に到達した時、キャリッジを停止さ
せ、ブラックインクの吐出を行うように構成されている
が、特にこれに限定されるものではなく、キャリッジが
キャリッジが停止し、加速しようとする瞬間にブラック
インクを吐出するように構成してもよい。あるいはま
た、ポジションB(第2のポジション)に到達した時、
キャリッジが停止することなく、ブラックインクを吐出
するように構成してもよい。このように、ブラックイン
クはキャリッジが移動状態において吐出されるため、斜
面部20の同一部分に重なってブラックインクが堆積す
ることはない。
【0081】また、上記実施形態では、フラッシング領
域13A、13Bにおける種々のフラッシュング方法を
説明したが、フラッシング領域13Bにおけるフラッシ
ュング方法は、フラッシング領域13Aにおけるフラッ
シュング方法と同一のものであっても良いし、また異な
るフラッシュング方法のものを用いてもよい。
【0082】また、フラッシング領域13Aにおいて、
ポジションA(第1のポジション)、ポジションB(第
2のポジション)において吐出されるインクを上記実施
形態と逆にし、例えばポジションA(第1のポジショ
ン)に到達した時、キャリッジが停止することなくブラ
ックインクを吐出し、そしてポジションB(第2のポジ
ション)に到達した時、キャリッジを停止させ、イエロ
ー、シアン、マゼンタインクの吐出を行うように構成し
ても良い。また、フラッシング領域13Aにおいて、ポ
ジションA(第1のポジション)、ポジションB(第2
のポジション)を設定した固定位置とし、ポジションA
(第1のポジション)においてキャリッジを停止してブ
ラックインクを吐出し、ポジションB(第2のポジショ
ン)においてキャリッジを停止することなく、前記イエ
ロー、シアン、マゼンタインクの吐出を終了するように
構成しても良い。これら以外にも、既に述べたようなフ
ラッシング動作の態様を適用することができる。
【0083】なお、上記したフラッシュング方法におい
て、キャリッジを停止することなく、インクの吐出する
方法を説明したが、このようにキャリッジを停止するこ
となく行うことは、フラッシュングでのスル−プット向
上の面からも好ましい。
【0084】また、上記実施形態にあっては、紙案内部
材8に形成された開口穴13a、13bのキャリッジ移
動方向の長さを、ノズル開口の長さより長く形成した
が、前記したように、ポジションA(第1のポジショ
ン)、ポジションB(第2のポジション)において、ノ
ズル開口のすべての吐出されることはないため、図7に
示すように前記フラッシング領域13A、13Bに設け
られた紙案内部材8に形成された開口穴13a、13b
のキャリッジ移動方向にの長さZは、ノズルプレ−トの
長さYより短い場合にも、周辺部分にインクが飛散する
ことなく、前記開口穴13a、13bを通過し、斜面部
20aに付着させることができる。
【0085】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
かかるインクジェット式記録装置のフラッシング方法に
あっては、記録ヘッドから吐出されたインクの固化が抑
制され、またインク吸収材による吸収が阻害されないと
いう効果を奏する。
【0086】また、本発明にかかるインクジェット式記
録装置は、インク吸収材をフラッシング領域と対向した
位置に設けることなく、記録ヘッドからのインクの吐出
を受けることができると共に、記録ヘッドから吐出され
たインクが斜面部材に固化することなく、吐出されたイ
ンクをインク吸収材に導くことができるという効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を適用したインクジェ
ット式記録装置の本体部分を一部断面状態で示した正面
図である。
【図2】図1に示したフラッシング領域の拡大図であ
る。
【図3】図1に示す記録装置に装填された制御回路の例
を示したブロック図である。
【図4】フラッシング動作を説明するための概念図であ
る。
【図5】フラッシング動作を説明するための概念図であ
る。
【図6】フラッシング動作における記録ヘッドのポジシ
ョンを説明するための概念図である。
【図7】ノズルプレ−トと開口穴の寸法を説明するため
の概念図である。
【図8】従来のインクジェット式記録装置の本体部分を
一部断面状態で示した正面図である。
【符号の説明】
1 キャリッジ 4 キャリッジ軸 5 記録ヘッド 5a ノズル開口 5b ノズル開口 5c ノズル開口 5d ノズルプレ−ト 6 ブラックインクカートリッジ 7 カラーインクカートリッジ 8 紙案内部材 9 記録用紙(記録媒体) 10 キャッピング手段 11 吸引ポンプ 12 ワイピング部材 13A フラッシング領域 13B フラッシング領域 13a 開口穴 13b 開口穴 14 インク吸収材 15 インク吸収材収納ケース(廃インクタンク) 30 印刷制御手段 31 ヘッド駆動手段 32 フラッシング制御手段 33 クリーニング制御手段 34 ポンプ駆動手段 37 キャリッジ位置制御手段 38 キャリッジモータ 39 ファン駆動制御手段 40 ファンモータ l、Y 開口穴の形状寸法 L、Z ノズルプレ−トの形状寸法
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金谷 宗秀 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 (72)発明者 小林 淳 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 Fターム(参考) 2C056 EA14 EA17 EA27 EC24 EC54 FA10 JA13 JB04 JC06 JC10 JC13 JC20 JC23 KC22

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録用紙の幅方向に移動するキャリッジ
    上に装填され、ノズル開口からインク滴を吐出して記録
    媒体に画像を形成するインクジェット式記録ヘッドを備
    え、前記記録ヘッドにフラッシング駆動信号を供給する
    ことによってなされるインクジェット式記録装置のフラ
    ッシング方法おいて、 第1のインクを吐出するフラッシングを行う記録ヘッド
    の第1のポジションと、第2のインクを吐出するフラッ
    シングを行う記録ヘッドの第2のポジションとを備え、
    夫々のポジションで異なるインクのフラッシングを行う
    ことを特徴とするインクジェット式記録装置のフラッシ
    ング方法。
  2. 【請求項2】 記録ヘッドの第1のポジションで第1の
    インクを吐出した後、第2のポジションで第2のインク
    を吐出することを特徴とする請求項1に記載されたイン
    クジェット式記録装置のフラッシング方法。
  3. 【請求項3】 記録ヘッドの第1のポジションで第1の
    インクを吐出した後、記録ヘッドの第2のポジションで
    キャリッジを停止することなく、第2のインクを吐出す
    ることを特徴とする請求項1または請求項2に記載され
    たインクジェット式記録装置のフラッシング方法。
  4. 【請求項4】 記録ヘッドの第1のポジションでは、キ
    ャリッジが停止した時に、またはキャリッジが加速しよ
    うとする瞬間に第1のインクを吐出することを特徴とす
    る請求項1乃至請求項3のいずれかに記載されたインク
    ジェット式記録装置のフラッシング方法。
  5. 【請求項5】 記録ヘッドの第1のポジションでの第1
    のインクの吐出は、キャリッジを停止しないで行うこと
    を特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載さ
    れたインクジェット式記録装置のフラッシング方法。
  6. 【請求項6】 記録ヘッドの第1のポジションと、第2
    のポジションは、固定された位置であることを特徴とす
    る請求項1乃至請求項5のいずれかに記載されたインク
    ジェット式記録装置のフラッシング方法。
  7. 【請求項7】 記録ヘッドの第1、第2のポジションの
    いずれかを固定された位置とし、他方のポジションを移
    動可能に構成されていることを特徴とする請求項1乃至
    請求項5のいずれかに記載されたインクジェット式記録
    装置のフラッシング方法。
  8. 【請求項8】 2列ノズル開口列を3組有する記録ヘッ
    ドにおいて、夫々のノズル開口列の組間の距離がL1で
    あり、2列のノズル開口の列間の距離がL2であると
    き、記録ヘッドの第1のポジションと、第2のポジショ
    ンとの距離Xが、 L1−L2≦X≦L1+L2 または、 2(L1−L2)≦X≦2(L1+L2) の範囲内にあること特徴とする請求項1乃至請求項7の
    いずれかに記載されたインクジェット式記録装置のフラ
    ッシング方法。
  9. 【請求項9】 前記記録ヘッドを封止するキャッピング
    手段側の非印字領域に設けられたフラッシング領域と、
    中央の印字領域を介して前記キャッピング手段と対向し
    た他方の非印字領域に設けられたフラッシング領域とを
    備え、 前記記録ヘッドを封止するキャッピング手段側の非印字
    領域に設けられたフラッシング領域における第1のポジ
    ションはキャリッジが移動可能な最右端部に設定され、
    第2のポジションは第1のポジションに対して印字領域
    側に設定されていることを特徴とする請求項1乃至請求
    項8のいずれかに記載されたインクジェット式記録装置
    のフラッシング方法。
  10. 【請求項10】 前記記録ヘッドを封止するキャッピン
    グ手段側の非印字領域に設けられたフラッシング領域
    と、中央の印字領域を介して前記キャッピング手段と対
    向した他方の非印字領域に設けられたフラッシング領域
    とを備え、 前記キャッピング手段と対向した他方の非印字領域に設
    けられたフラッシング領域における第1のポジション
    は、キャリッジが移動可能な最左端部に設定され、第2
    のポジションは第1のポジションに対して印字領域側に
    設定されていることを特徴とする請求項1乃至請求項9
    のいずれかに記載されたインクジェット式記録装置のフ
    ラッシング方法。
  11. 【請求項11】 前記記録ヘッドを封止するキャッピン
    グ手段側の非印字領域に設けられたフラッシング領域に
    おける第1のポジションにおいてフラッシングされる第
    1のインクはブラックインクであり、第2のポジション
    においてフラッシングされる第2のインクは、イエロ
    ー、シアン、マゼンタであることを特徴とする請求項1
    乃至請求項10のいずれかに記載されたインクジェット
    式記録装置のフラッシング方法。
  12. 【請求項12】 前記キャッピング手段と対向した他方
    の非印字領域に設けられたフラッシング領域における第
    1のポジションにおいてフラッシングされる第1のイン
    クは、イエロー、シアン、マゼンタであり、前記第2の
    インクは、ブラックインクであることを特徴とする請求
    項1乃至請求項10のいずれかに記載されたインクジェ
    ット式記録装置のフラッシング方法。
  13. 【請求項13】 請求項1乃至請求項12のいずれかに
    記載されたインクジェット式記録装置フラッシング方法
    がなされるインクジェット式記録装置において、 前記フラッシング領域には、紙案内部材に形成された開
    口穴と、前記開口穴の先方に配置されたインク吸収材と
    を有することを特徴とするインクジェット式記録装置。
  14. 【請求項14】 前記開口穴と前記インク吸収材との間
    に、記録ヘッドから吐出されたインク滴をインク吸収材
    に導く斜面部材を形成したことを特徴とする請求項13
    に記載されたインクジェット式記録装置。
  15. 【請求項15】 前記開口穴の寸法、形状が、記録ヘッ
    ドのノズルプレ−トより、小さく形成されていることを
    特徴とする請求項13または請求項14に記載されたイ
    ンクジェット式記録装置。
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