JP3997663B2 - インクジェット式記録装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像や文字等を記録紙に記録するため、ノズル開口部からインク滴を吐出するインクジェット式記録ヘッドを有するインクジェット式記録装置に関する。特に、記録ヘッドのノズル面部に付着したインクをワイパー部材によって拭い取るようにしたクリーニング機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の技術を、代表的なインクジェット式記録装置であるインクジェットプリンタを例に挙げて説明する。このインクジェットプリンタは、ノズル開口部からインク滴を吐出するインクジェット式記録ヘッド(以下、記録ヘッドという)を備えており、この記録ヘッドが吐出したインク滴を記録紙(印刷媒体)上に着弾させることで、画像や文字等の印刷データを記録する構成となっている。
【0003】
このようなインクジェットプリンタには、ノズルプレートを掃除するクリーニング機構を備えたものがある。このクリーニング機構は、例えば、主走査方向における端部領域(印字外領域)のホームポジションに配設されており、キャリッジが当該端部領域に移動してくる動作に連動してワイパーブレードがノズルプレートの表面に付着したインクを相対的に拭い取るようになっている。
【0004】
このワイパーブレードは、記録ヘッドのノズルプレートに接触させたり、このノズルプレートから離隔させたりできるように、例えば、上下方向に移動可能に取り付けられている。そして、ノズルプレートのクリーニングを行う場合には、ワイパーブレードを記録ヘッド側である上方に移動させて、ワイパーブレードの上縁部をノズルプレートに接触させる。この接触状態で記録ヘッドを主走査方向に沿って往復移動させることで、ノズルプレートの表面に付着したインク等を拭い取る。
【0005】
このようなクリーニング機構では、ノズルプレートの表面から拭い取ったインクがワイパーブレードに付着して残ってしまう。そして、ワイパーブレードにインクが付着したまま1ヶ月程度の長期間放置してしまうと、付着したインクがそのまま固化することがある。
【0006】
さらに、付着したインクが固化した状態でワイパーブレードをノズルプレートへ擦り付けると、ノズルプレートの表面を傷つけてしまったり、固化したインクがノズル開口部の内部へ擦り込まれて、目づまりを起こしてしまうという問題があった。
【0007】
このような問題を解決するため、特開平4−232754号公報には、記録ヘッドから吐出させたインク滴を溶解液としてワイパーブレードに吹き付け、ワイパーブレードに付着したまま固化したインクを再溶解するように構成したインクジェットプリンタが記載されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、ワイパーブレードに付着したインクの固化の度合いは、時間の経過に伴って変化する。例えば、1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月と放置期間が長くなるにつれてインクの固化が進行する。このため、1ヶ月間放置されたワイパーブレードのインクと、3ヶ月放置されたワイパーブレードのインクとを同じ条件で再溶解すると、次の問題が生じる。
【0009】
例えば、1ヶ月間放置されて固化したインクに必要な溶解液の量よりも、3ヶ月間放置されて固化したインクに必要な溶解液の量の方が多い。このため、1ヶ月間放置された固化インクに溶解液の量をあわせると、3ヶ月間放置された固化インクを十分に溶解できない。一方、3ヶ月間放置された固化インクに溶解液の量をあわせると、1ヶ月間放置された固化インクには溶解液の量が多すぎて溶解液を無駄に消費してしまうことになる。
【0010】
また、上記公報に記載された装置のように、記録に使用するインクを溶解液として使用した場合には、溶解液としてのインクの消費に伴って記録に使用可能なインクの量が減ってしまう。
【0011】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ワイパー部材に付着して残った固化インクを再溶解してワイパー部材による拭い取りを適性、良好に行なえるようにし、さらに、溶解液を効率よく使用できるようにしたインクジェット式記録装置を提供しようとするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するため、本発明の請求項1に記載のものは、ノズル開口部からインク滴を吐出可能な記録ヘッドと、ノズル開口部が開設された記録ヘッドのノズル面部に押し当てられて、記録ヘッドとの間の相対移動に伴ってノズル面部を拭うワイパー部材とを備えたインクジェット式記録装置において、
吐出するインクの色毎に分けられた記録ブロックを複数備え、ノズル面部を拭う前に、インクを溶解し得るインクをワイパー部材に吹き付ける記録ヘッドと、
ワイパー部材の放置期間を計時する放置期間計時手段と、
記録ヘッドによるインクの吹き付け動作を制御する吹付け制御手段とを設け、
前記吹付け制御手段は、放置期間計時手段が計時した放置期間が長くなることに伴いインクの吹き付け量(回数)を増大させるように吹付け量制御手段を備えると共に、
吹付け制御手段は、ワイパー部材に向かってインクを吹き付ける記録ブロックを複数の記録ブロックの中から選択するブロック選択手段を備えることを特徴とするインクジェット式記録装置である。
【0013】
請求項2に記載のものは、前記吹付け制御手段は、放置期間計時手段が計時した放置期間が規定時間未満の場合に溶解液の吹き付けを禁止する吹付け制限手段を備えることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット式記録装置である。
【0016】
請求項3に記載のものは、前記ブロック選択手段は、有彩色のインクを吐出可能な記録ブロックを、インクを吹き付ける記録ブロックとして選択することを特徴とする請求項2に記載のインクジェット記録装置である。
【0017】
請求項4に記載のものは、前記ブロック選択手段は、黄色などの薄色系のインクを吐出可能な記録ブロックを、インクを吹き付ける記録ブロックとして選択することを特徴とする請求項3に記載のインクジェット記録装置である。
【0018】
ここで、「薄色系のインク」とは、例えば、イエローインク、ライトシアンインク、ライトマゼンタインクなど、記録した際に比較的に薄い色を呈するインクのことを意味する。
【0019】
請求項5に記載のものは、複数の記録ブロック毎にインク残量を検出するインク残量検出手段を設け、
前記ブロック選択手段は、残量が最も多い記録ブロックを、インクを吹き付ける記録ブロックとして選択することを特徴とする請求項2から請求項4の何れかに記載のインクジェット記録装置である。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。ここで、図1は代表的なインクジェット式記録装置であるインクジェットプリンタ1の斜視図、図2はインクジェット式記録ヘッド2をノズルプレート3側から見た図、図3はインクジェットプリンタ1の電気的構成を説明するブロック図、図4(A)〜(D)はワイパー機構4及びキャッピング機構5を説明する図である。
【0021】
例示したインクジェットプリンタ1は、カートリッジホルダ部6と記録ヘッド2を設けたキャリッジ7を有する。このキャリッジ7は、ハウジング8の左右方向に架設されたガイド部材9に取り付けられており、記録紙10を副走査方向に移動させるプラテン11と平行に移動できるように取り付けられている。また、キャリッジ7は、駆動プーリー12と遊転プーリー13との間に掛け渡したタイミングベルト14に接続してあり、この駆動プーリー12はパルスモータ15の回転軸に接合されている。従って、キャリッジ7は、パルスモータ15の作動によって記録紙10の幅方向である主走査方向に移動する。
【0022】
キャリッジ7の移動範囲内であって印刷領域よりも外側の端部領域には、ホームポジションが設定されている。このホームポジションには、記録ヘッド2のノズルプレート3の表面(本発明のノズル面部に相当、図2参照)をクリーニングするためのワイパー機構4と、キャッピングするキャッピング機構5とが左右隣り合わせて配設されている。
【0023】
次に、上記したキャリッジ7について説明する。このキャリッジ7は、ベース板部21を備えている。ベース板部21の上側にはこのベース板部21と一体に上記のカートリッジホルダ部6を設け、ベース板部21の下面には上記の記録ヘッド2を設ける。
【0024】
記録ヘッド2は、本発明の溶解液噴射手段としても機能する。この記録ヘッド2は、ノズル開口部を開設したノズルプレート3が記録紙10と対向するように下向きに設けられ、例えば、圧電振動子によって圧力室内を加圧したり減圧したりすることで、この圧力室に連通したノズル開口部22からインク滴を吐出させる構成である。
【0025】
この記録ヘッド2としては、例えば、図2に示すように、異なる複数種類の色が記録可能な多色記録ヘッド2が好適に用いられる。この多色記録ヘッド2は、複数のヘッドユニット23から構成されており、各ヘッドユニット23毎に吐出するインク滴の色が設定される。なお、各ヘッドユニット23は、本発明の記録ブロックに相当する。
【0026】
図2の記録ヘッド2は、4つのヘッドユニット23を備えており、例えば、図中左端がブラックインクを吐出可能なブラックヘッドユニット23Kであり、ブラックヘッドユニット23Kの右隣りがシアンインクを吐出可能なシアンヘッドユニット23Cであり、シアンヘッドユニット23Cの右隣りがマゼンタインクを吐出可能なマゼンタヘッドユニット23Mであり、マゼンタヘッドユニット23Mの右隣りがイエローインクを吐出可能なイエローヘッドユニット23Yである。
【0027】
記録ヘッド2における記録紙10と対向する面には、ノズル開口部22…を開設したノズルプレート3を配設する。ノズル開口部22は各ユニット23K,23C,23M,23Yに対応させて設けてある。例示した記録ヘッド2では、各ユニット毎に、複数(例えば、64個)のノズル開口部22…を副走査方向(記録紙送り方向)に沿って開設したノズル列を、各ユニット毎に設ける。即ち、ブラックヘッドユニット23Kに対応するノズル開口部22Kと、シアンヘッドユニット23Cに対応するノズル開口部22Cと、マゼンタヘッドユニット23Mに対応するノズル開口部22Mと、イエローヘッドユニット23Yに対応するノズル開口部22Yとを設ける。
【0028】
なお、例示した記録ヘッド2は、ノズルプレート3を別部材で構成したものであるが、ノズルプレート3を他の構成部材と一体に設けた記録ヘッド2でも良い。
【0029】
上記のカートリッジホルダ部6は、ベース板部21と、このベース板部21の左右両側縁及び後端縁から上方に延出した区画壁部24とによって区画形成される。そして、ベース板部21の上面には図示しないインク供給針が上方に向けて突設してあり、インクカートリッジ25をベース板部21上に載置してカートリッジホルダ部6にセットすると、インク供給針がカートリッジホルダ部6内に挿入されて、インクカートリッジ25の内部空間とインク供給針内の流路とが連通する。
【0030】
このインク供給針内の流路は上記の記録ヘッド2にも連通されており、インク供給針を通じて、インクカートリッジ25内のインクが記録ヘッド2側に供給される。
【0031】
インクカートリッジ25は、インクの色毎に区画形成された複数のインク室を備えている。例えば、ブラックインクを貯留するブラックインク室、シアンインクを貯留するシアンインク室、マゼンタインクを貯留するマゼンタインク室、イエローインクを貯留するイエローインク室を備えている。
【0032】
なお、使用頻度の高いブラックインクについてはカートリッジを分けて、ブラックインク室を備えたブラックインクカートリッジ25と、シアンインク室、マゼンタインク室、及び、イエローインク室を備えカラーインクカートリッジ25とに分けて構成してもよい。
【0033】
上記のインク供給針もまた各インク室毎に設けられている。そして、ブラックインク室内に挿入されたインク供給針を通じてブラックヘッドユニット23Kにブラックインクが供給される。同様に、シアンインク室内に挿入されたインク供給針を通じてシアンヘッドユニット23Cにシアンインクが供給され、マゼンタインク室内に挿入されたインク供給針を通じてマゼンタヘッドユニット23Mにマゼンタインクが供給され、イエローインク室内に挿入されたインク供給針を通じてイエローヘッドユニット23Yにイエローインクが供給される。
【0034】
そして、画像や文字等を記録紙10上に記録する場合には、キャリッジ7を主走査方向に移動させながら記録ヘッド2のノズル開口部22からインク滴を吐出させる。また、この主走査に連動して、プラテン11を回転させて記録紙10を紙送り方向(副走査方向)に移動させる。
【0035】
次に、キャッピング機構5について説明する。
【0036】
キャッピング機構5は、図4(A)に示すように、上部が開放したカップ状のキャップ部材31と、このキャップ部材31を上下方向に移動させるキャップ昇降機構(図示せず)と、キャップ部材31のカップ状部分に連通した吸引チューブ32と、この吸引チューブ32の途中に設けた吸引ポンプ33とから概略構成される。
【0037】
キャップ部材31は、ゴム等の弾性部材をカップ状に成型した部材であり、カップ状部分にはフェルト等の保湿材を取り付ける。キャリッジ7がホームポジションに位置すると、このキャリッジ7の移動に連動してキャップ昇降機構が作動する。これにより、キャップ部材31が上方に移動して上端部分が記録ヘッド2のノズルプレート3に圧接する[図4(A)の状態]。この圧接状態でノズル開口部22は、キャップ部材31の開口領域内に位置し、キャップ部材31によって封止される。
【0038】
このように、キャップ部材31は、非印刷時に記録ヘッド2のノズル開口部22を封止する構成である。そして、電源オンに伴う吐出能力回復操作時や、インクカートリッジ25が交換された際には、吸引ポンプ33が作動してキャップ部材31内を負圧とし、記録ヘッド2からインクを強制的に吸引するようになっている。
【0039】
ワイパー機構4は、図1に示すように、ワイパーブレード35と、このワイパーブレード35を保持するワイパーホルダ36と、ワイパーホルダ36を上下方向に移動させるワイパー昇降機構37(図3参照)とから概略構成される。
【0040】
ワイパーブレード35は、本発明のワイパー部材として機能するものであり、ゴム等の撥水性を有する弾性部材38とフェルトやスポンジ等の吸液性部材39とを張り合わせた板状部材によって構成されている。
【0041】
ワイパーホルダ36は、例えば、ワイパーブレード35の下半部分を保持する部材である。そして、このワイパーホルダ36に保持された状態で、ワイパーブレード35の弾性部材38と吸液性部材39とは、左右方向に配置される。例えば、左側に吸液性部材39が配置され、右側に弾性部材38が配置される。
【0042】
ワイパー昇降機構37は、ワイパーホルダ36の昇降を電気的に制御可能な構成とされ、本実施形態では電磁石によって昇降状態を制御する。例えば、ワイパーホルダ36側には、鉄等の磁性体によって形成された吸着部(図示せず)を配設し、電磁石を吸着部の上方に吸着部から少し離隔させた位置に取り付ける。
【0043】
このワイパー昇降機構37では、通常は電磁石を消磁状態にする。この消磁状態では、自重によってワイパーホルダ36及びワイパーブレード35は可動範囲の下端に位置する。なお、下端に位置した状態でワイパーブレード35の上端縁の高さは、記録ヘッド2のノズルプレート3の高さよりも少し低い。
【0044】
ワイパー機構4によるワイピング動作を行う場合には、電磁石を励磁状態にする。この励磁状態では、電磁石が発生する磁力によって吸着部が上方に引き寄せられる。これにより、ワイパーホルダ36が上方に移動する。この上方へ移動した状態において、ワイパーブレード35の上端縁の高さは、記録ヘッド2のノズルプレート3よりも僅かに高い。従って、記録ヘッド2をワイパーブレード35の位置に移動させると、ワイパーブレード35の上縁部がノズルプレート3に押し当てられる[図4(C)参照]。そして、この当接状態で記録ヘッド2を左右方向に交互に移動させると、ワイパーブレード35が相対的に移動することになり、ノズルプレート3の表面に付着したインク等を拭い取る。そして、弾性部材38で拭ったインクを吸液性部材39に吸収させる。
【0045】
ワイピング動作が終了したならば、電磁石を消磁状態に戻し、ワイパーホルダ36を自重で可動範囲の下端に位置させて、ワイパーブレード35とノズルプレート3との当接状態を解く。
【0046】
次に、インクジェットプリンタ1の電気的構成について説明する。
【0047】
図3に示すように、このインクジェットプリンタ1は、プリンタコントローラ41と、プリントエンジン42とから概略構成されている。
【0048】
プリンタコントローラ41は、CPUを備えた制御部43と、ワイパーブレード35の放置期間を計時する際に使用されるタイマー44とを備えている。また、このプリンタコントローラ41には、メンテナンススイッチ45の操作信号が入力されている。プリントエンジン42は、パルスモータ15と、ワイパー昇降機構37(つまり、上記の電磁石)と、紙送りモータ46と、吸引ポンプ33と、記録ヘッド2とを備えている。
【0049】
制御部43は、このプリンタ1における制御を行う部分であり、例えば、図示しないホストコンピュータからの印刷データに基づいてドットパターンデータを生成したり、生成したドットパターンデータを記録ヘッド2に転送したり、パルスモータ15を作動させて、キャリッジ7(記録ヘッド2)を所望の位置に移動させたり、紙送りモータ46を作動させて記録紙10を副走査方向に送り出したりする。
【0050】
この制御部43は、メンテナンス制御手段としても機能し、記録ヘッド2のメンテナンス動作も制御する。例えば、電源スイッチ47の投入、インクカートリッジ25の交換、メンテナンススイッチ45の操作等に連動してなされるインクの吸引動作や、インクのダミー吐出、即ち、キャップ部材31に向けて多くのインク滴を吐出させる動作を制御する。また、制御部43は、インク吸引動作やインクのダミー吐出に連動してなされるワイピング動作も制御する。
【0051】
タイマー44は、例えば、1時間に1カウントアップするカウンタによって構成される。このタイマー44のカウント値はワイピング動作の実行に伴ってリセットされる。つまり、このタイマー44は、前回のワイピング動作からの放置時間をカウント(計時)する放置期間計時手段として機能する。なお、このタイマー44は、内蔵電池等の専用電源によって作動し、プリンタ1の電源がオフの期間中も計時動作を行う。
【0052】
次に、インクジェットプリンタ1のメンテナンス動作について説明する。
【0053】
電源スイッチ47がオンされたり、メンテナンススイッチ45が操作されたりすると、制御部43は記録ヘッド2のクリーニング命令がなされたと解釈する。
【0054】
このクリーニング命令に基づき、制御部43は、最初にインク吸引制御を行う。このインク吸引制御では、制御部43は、まず、パルスモータ15を作動させて、キャリッジ7(記録ヘッド2)をキャッピング機構5の直上位置、つまり、ホームポジションに移動させる[図4(A)]。
【0055】
キャリッジ7のホームポジションへの移動に伴ってキャッピング機構5が上方に移動し、記録ヘッド2のノズルプレート3がキャップ部材31により封じられる。キャップ部材31がノズルプレート3を封じたならば、制御部43は、吸引ポンプ33を作動させ、所定時間に亘って記録ヘッド2からインクを強制的に吸引させる。
【0056】
インク吸引動作が行われたならば、制御部43は、必要に応じて、ワイパーブレード35に付着・固化したインクの再溶解制御を行う。このインクの再溶解制御は、後述するように、前回のワイピング動作からの放置期間が例えば1ヶ月以上であった場合に行なわれる。
【0057】
この再溶解制御では、制御部43は、パルスモータ15を作動して記録ヘッド2をワイパー機構4の直上位置に移動させる。なお、ワイパー機構上への移動に伴って、キャッピング機構5は下方に移動して封止状態が解かれる。ここで、ワイパー機構4のワイパーブレード35は可動範囲の下端に位置させておき、ワイパーブレード35の上端縁がノズルプレート3から少し離隔した状態を保つ。
【0058】
記録ヘッド2をワイパー機構4の直上位置に移動させたならば、制御部43(吹付け制御手段)は、インク滴を吐出させるべく記録ヘッド2に作動信号を出力する。この作動信号を受信した記録ヘッド2(溶解液噴射手段)は、ワイパーブレード35へ向かってインクを吐出させる[図4(B)]。これにより、ワイパーブレード35にインクが吹き付けられる。ここで、インクの吹き付け量は、前回のワイピング動作からの放置期間に応じて増減制御される(後述する)。
【0059】
そして、吹き付けられたインク(インク中の溶媒)により、ワイパーブレード35に付着して残り固化したインクが再溶解される。即ち、吹き付けたインクが、固化したインクを溶解する溶解液として機能する。
【0060】
ワイパーブレード35にインクを吹き付けさせたならば、制御部43は、続けてワイピング制御を行う。このワイピング制御では、制御部43は、まず、ワイパー機構4を上方に移動させて、ワイパーブレード35の上端部分をノズルプレート3へ押し当てる。ワイパーブレード35を当接させたならば、制御部43は、キャリッジ7を所定の範囲で往復移動させて、ワイパーブレード35によるノズルプレート3の表面(ノズル面部)に付着したインク等の相対的な拭い取り、つまり、ワイピングを行う[図4(C)]。
【0061】
このワイピング動作では、先に行われた再溶解制御でインクが吹き付けられているため、ワイパーブレード35に付着し固化したインクが溶けた状態でノズルプレート3に残ったインクを払拭することができる。
【0062】
従って、ノズルプレート3の表面が傷つけられてしまう不具合を防止でき、ノズルプレート3の耐久性を高めることができる。また、ノズル開口部22の内部への固化インクの擦り込みも起き難いので、ノズル開口部22の目づまりを防止できる。このように、ワイピング動作による拭い取りを適性,良好に行うことができる。
【0063】
インクを払拭したならば、制御部43(フラッシング制御手段)は、フラッシング制御を行う。このフラッシング制御では、制御部43は、記録ヘッド2をキャッピング機構5の直上位置に移動させる。このとき吸引ポンプ33は作動させずに、キャップ部材31へ向けて記録ヘッド2からインクを吐出させる。即ち、フラッシング動作を行う[図4(D)]。このフラッシング動作では、例えば、インク滴を1000回程度吐出させる。
【0064】
そして、フラッシング動作を行わせたならば、一連のクリーニング動作を終了する。
【0065】
次に、インクの再溶解制御について詳しく説明する。
【0066】
上記したように、インクの再溶解制御は、前回のワイピング動作から例えば1ヶ月以上ワイパーブレード35が放置されていた場合に行われる。このため、制御部43(吹付け制御手段)は、クリーニング命令に伴ってタイマー44のカウント値を参照し、前回のワイピング動作からの放置時間を認識する。
【0067】
ここで、タイマー44のカウント値、つまり、放置期間が規定時間に満たなかった場合、例えば、放置期間が1ヶ月未満であった場合には、制御部43は、吹付け制限手段として機能し、インクの再溶解制御を禁止する。即ち、インク吸引動作が終了すると、インクをワイパーブレード35に吹き付けずに、ワイピング動作を行わせる。
【0068】
これは、放置期間が数週間程度では問題が生じる程にインクが固化することはほとんどないからである。このように、放置期間が短期間の場合において、インクをワイパーブレード35に吹き付けないように制御することで、インクが溶解液として無駄に消費されてしまうことを防止することができる。
【0069】
一方、タイマー44のカウント値、つまり、放置期間が規定時間以上であった場合には、制御部43は、吹付け量制御手段として機能し、放置期間の長さに応じてインク(溶解液)の吹き付け量を増減制御する。例えば、放置期間が1ヶ月〜2ヶ月未満であった場合にはインク滴を1000回程度吐出させ、放置期間が2ヶ月〜3ヶ月未満であった場合にはインク滴を2000回程度吐出させ、放置期間が3ヶ月以上であった場合にはインク滴を3000回程度吐出させる。
【0070】
これは、ワイパーブレード35に付着したインクの固化の度合いは、時間の経過に伴って変化することに起因している。そして、放置期間に応じてインク(溶解液)の量を最適な量に調整することで、固化の度合いが異なっていても固化したインクを確実に溶解することができ、尚且つ、インクが無駄に消費されることがなく有効に使用できる。
【0071】
ところで、図2に例示した記録ヘッド2のように、異なる色を記録可能な複数のヘッドユニット23(23K、23C、23M,23Y)を備えて構成された記録ヘッド2では、再溶解用のインクを吹き付けるヘッドユニット23として、どのヘッドユニット23を用いるかについて考慮する必要がある。これは、特定の色のインクだけが無駄に消費されないようしたり、ワイピング時におけるインクの混色の影響を確実に防止するためである。
【0072】
この点に鑑み、本実施形態では、制御部43(ブロック選択手段)は、複数のヘッドユニット(記録ブロック)23の中から、ワイパーブレード35に対してインクを吹き付けるヘッドユニット23を選択し、この選択したヘッドユニット23をインクの再溶解に使用している。
【0073】
以下、ヘッドユニット23の選択について説明する。
【0074】
本実施形態では、制御部43(ブロック選択手段)は、シアンヘッドユニット23C、マゼンタヘッドユニット23M、イエローヘッドユニット23Yなどの有彩色のインクを吐出可能なヘッドユニット23を、ワイパーブレード35に対してインクを吹き付けるヘッドユニット23として選択する。これは、ブラックインクによる混色の影響は、他の有彩色インクによる混食の影響よりも強いことと、ブラックインクは文書の記録等に使用される機会が多く、消費量が多いことに起因している。
【0075】
そして、有彩色のインクのヘッドユニット23を選択することにより、ワイピング時における混色の影響を少なくすることができる。さらに、消費量の多いブラックインクを専ら記録用に使用できるので、インクカートリッジ25の交換時期を延ばすことができる。
【0076】
なお、有彩色のヘッドユニット23は、通常、複数備えられている。このため、有彩色の各ヘッドユニット23(23C,23M,23Y)を順次選択すると、各ヘッドユニット23を均一に使用できるので、インクカートリッジ25の交換時期を一層延ばすことができる。この場合、例えば、シアンヘッドユニット23C、マゼンタヘッドユニット23M、イエローヘッドユニット23Y、シアンヘッドユニット23C、…というように、順次選択する。
【0077】
また、インクの混色という観点からすれば、ワイパーブレード35に吹き付けるインクは、黄色インクなどの薄色系のインクが好ましい。ここで、薄色系のインクとは、記録した際に比較的に薄い色を呈するインクのことを意味する。従って、ブラック、シアン、ライトシアン、マゼンタ、ライトマゼンタ、イエローの6色インクの場合には、ライトシアン、ライトマゼンタ、及び、イエローの3種類のインクが薄色系インクとなる。
【0078】
この薄色系インクをインクの再溶解に用いると、ワイピング時に混色が生じたとしても、続いて行われるフラッシング動作でインク滴を吐出させることで、少ないインク量で混色をなくすことができる。
【0079】
また、インクカートリッジ25からインクが供給される記録ヘッド2の場合、各インクのインク残量を、ヘッドユニット23毎のインク吐出回数から把握することが可能である。
【0080】
この点に着目して、制御部43(インク残量検出手段)に、最もインク残量の多いインクのインクカートリッジ25をワイパーブレード35に対してインクを吹き付けるヘッドユニット23として選択させるように構成してもよい。
【0081】
すなわち、各ヘッドユニット23(例えば、23C,23M,23Y)毎に吐出回数を計数保持しておき、この吐出回数に基づいてインク毎にインク残量を把握し、最もインク残量の多いヘッドユニット23を選択する。
【0082】
このように構成すると、使用頻度の最も低いヘッドユニット23(インク残量の最も多いヘッドユニット23)が選択されるので、インクカートリッジ25の交換時期を一層延ばすことができる。
【0083】
なお、本実施形態では、記録ヘッド2からワイパーブレード35へインクを吹き付ける構成とし、インクそのものを固化インクを溶解するための溶解液としたが、これに限定されるものではない。
【0084】
例えば、溶解液を噴射するノズル等の噴射手段を、走査のための可動側である記録ヘッド2あるいはキャリッジ7に配設して、その噴射手段からワイパーブレード35へ専用の溶解液をスプレーする構成としてもよい。また、溶解液の噴射手段は、必ずしも記録ヘッド2側に設けなくてもよく、ワイパーブレード35の近辺に固定状態で配設する構成を採ることもできる。
【0085】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、次に示すような優れた効果を奏する。
【0086】
即ち、ノズル面部を拭う前に、インクを溶解する溶解液をワイパー部材に吹き付けるので、固化インクを再溶解させた状態でノズル面部を拭うことができる。従って、ノズル面部を払拭する際にこのノズル面部を傷つけてしまう不具合を防止できる。また、ノズル開口部の内部への固化インクの擦り込みも防止でき、目づまりを防止することができる。その結果、ワイパー部材による払拭を適性,良好に行うことができる。
【0087】
さらに、溶解液の吹き付け量がワイパー部材の放置期間に応じて増減されるので、固化の度合いが異なっていても固化したインクを確実に溶解することができ、尚且つ、インクが無駄に消費されることがなく有効に使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示し、本発明を適用したインクジェットプリンタの斜視図である。
【図2】記録ヘッドをノズルプレート側から見た図である。
【図3】インクジェットプリンタの電気的構成を説明する図である。
【図4】ワイパー機構及びキャッピング機構の動作を説明する図であり、(A)はインク吸引動作を、(B)はインク吹き付け動作を、(C)はワイピング動作を、(D)はフラッシング動作をそれぞれ示す。
【符号の説明】
1 インクジェットプリンタ
2 記録ヘッド
3 ノズルプレート
4 ワイパー機構
5 キャッピング機構
6 カートリッジホルダ部
7 キャリッジ
8 ハウジング
9 ガイド部材
10 記録紙
11 プラテン
12 駆動プーリー
13 遊転プーリー
14 タイミングベルト
15 パルスモータ
21 キャリッジのベース部材
22 ノズル開口部
23 ヘッドユニット
24 区画壁部
25 インクカートリッジ
31 キャップ部材
32 吸引チューブ
35 ワイパーブレード
36 ワイパーホルダー
37 ワイパー昇降機構
38 ワイパーブレードの弾性部材
39 ワイパーブレードの吸液性部材
41 プリンタコントローラ
42 プリントエンジン
43 制御部
44 タイマー
45 メンテナンススイッチ
46 紙送りモータ
47 電源スイッチ
Claims (5)
- ノズル開口部からインク滴を吐出可能な記録ヘッドと、ノズル開口部が開設された記録ヘッドのノズル面部に押し当てられて、記録ヘッドとの間の相対移動に伴ってノズル面部を拭うワイパー部材とを備えたインクジェット式記録装置において、
吐出するインクの色毎に分けられた記録ブロックを複数備え、ノズル面部を拭う前に、インクを溶解し得るインクをワイパー部材に吹き付ける記録ヘッドと、
ワイパー部材の放置期間を計時する放置期間計時手段と、
記録ヘッドによるインクの吹き付け動作を制御する吹付け制御手段とを設け、
前記吹付け制御手段は、放置期間計時手段が計時した放置期間が長くなることに伴いインクの吹き付け量を増大させるようにする吹付け量制御手段を備えると共に、
吹付け制御手段は、ワイパー部材に向かってインクを吹き付ける記録ブロックを複数の記録ブロックの中から選択するブロック選択手段を備えることを特徴とするインクジェット式記録装置。 - 前記吹付け制御手段は、放置期間計時手段が計時した放置期間が規定時間未満の場合に溶解液の吹き付けを禁止する吹付け制限手段を備えることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット式記録装置。
- 前記ブロック選択手段は、有彩色のインクを吐出可能な記録ブロックを、インクを吹き付ける記録ブロックとして選択することを特徴とする請求項2に記載のインクジェット式記録装置。
- 前記ブロック選択手段は、黄色などの薄色系のインクを吐出可能な記録ブロックを、インクを吹き付ける記録ブロックとして選択することを特徴とする請求項3に記載のインクジェット式記録装置。
- 複数の記録ブロック毎にインク残量を検出するインク残量検出手段を設け、
前記ブロック選択手段は、残量が最も多い記録ブロックを、インクを吹き付ける記録ブロックとして選択することを特徴とする請求項2から請求項4の何れかに記載のインクジェット式記録装置。
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