JP3587111B2 - インクジェット式記録装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、記録ヘッドからインク滴を吐出させて画像や文字を記録用紙に記録するインクジェット式記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
インクジェット式記録装置は、インク滴を吐出する複数のノズル開口からなるノズル列を有するインクジェット式の記録ヘッドが用いられ、この記録ヘッドを主走査方向(記録紙の幅方向)に移動させながら記録紙にインク滴を吐出し、ドットマトリックスにより記録紙に画像や文字を印刷するようになっている。
【0003】
このような記録装置では、印刷動作により連続的にインク滴を吐出しているノズル開口では、新しいインクが順次供給されて目詰まりはほとんど生じないが、上端や下端等に位置してインク滴を吐出する機会が低いノズル開口では、印刷中にノズル開口付近のインクが乾燥して増粘し、目詰まりを生じやすい。
【0004】
このような問題に対処するため、連続的に印刷を実行している間定期的に、各ノズル開口から印刷とは無関係に強制的にインク滴を吐出させることにより、ノズル開口の目詰まりを解消してインク滴の吐出能力を回復させるフラッシングが実行されている。
【0005】
上記フラッシングは、図7に示すように、記録ヘッド40を記録紙41への印刷領域外に設けられたフラッシングボックス42まで移動させて停止し、停止させた状態で複数のノズル列を同時にフラッシングし、所定の吐出数を吐出し終えてから記録ヘッド40の移動を再開することが行われている。図において、43はガイドバー44に沿って往復移動して記録ヘッド40を移動させるキャリッジ、45は上記記録ヘッド40にインクを供給するインクカートリッジ、46は装置の休止中に上記記録ヘッド40を封止等するキャップである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記記録装置では、記録ヘッド40を停止させた状態で、全ノズル列を同時にフラッシングさせるため、フラッシングボックス42が、両端に位置するノズル列の列間距離以上の長さが必要で、それ以上小さくできないことから、装置小型化への障壁になっていた。また、記録ヘッド40を停止してフラッシングを行い、フラッシングが終了してから記録ヘッド40を移動させて加速するため、それだけスループットにロスが生じていた。
【0007】
本発明は、このような事情に鑑みなされたもので、装置の小型化に有利であるとともに、スループットのロスが少なくなるインクジェット式記録装置の提供をその目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明のインクジェット式記録装置は、インク滴を吐出する複数のノズル開口からなるノズル列を有する記録ヘッドと、上記記録ヘッドを主走査方向に移動させるキャリッジと、上記ノズル開口から印刷とは無関係にインク滴を吐出してフラッシングを行うフラッシング制御手段とを備え、上記キャリッジの加速域を含む領域に、フラッシングで吐出されたインクを受けるインク受けが設けられたインクジェット式記録装置であって、上記記録ヘッドが、キャリッジの移動方向に並ぶ複数のノズル列を有し、キャリッジの加速移動中において各ノズル列ごとに一定のフラッシング開始位置に到達したときに順次フラッシングを開始するように構成されており、上記キャリッジが移動を開始する方向と反対に位置するノズル列ほど、フラッシング吐出数の少ない種類のインクを吐出するようになっていることを要旨とする。
すなわち、キャリッジが移動を開始する方向と反対に位置するノズル列では、フラッシングが開始される時点で相当に加速され、フラッシング開始から終了までに記録ヘッドが移動する距離が長くなるため、フラッシング吐出数を少なくすることにより、フラッシング開始から終了までに記録ヘッドが移動する距離が短くなり、それだけインク受けを小型化することができる。
本発明のインクジェット式記録装置において、上記記録ヘッドが、キャリッジの移動方向に並ぶ複数のノズル列を有し、インク受けのキャリッジ移動方向における長さ寸法が、キャリッジの加速度と、フラッシングでの吐出数と、フラッシングの周波数と、両端に位置するノズル列間の距離とから決定される値以上である場合には、必要なインク受けの大きさを確保できるとともに、従来の装置よりもインク受けを小型化でき、スループットも向上させることができる。
また、本発明のインクジェット式記録装置は、インク滴を吐出する複数のノズル開口からなるノズル列を有する記録ヘッドと、上記記録ヘッドを主走査方向に移動させるキャリッジと、上記ノズル開口から印刷とは無関係にインク滴を吐出してフラッシングを行うフラッシング制御手段とを備え、上記キャリッジの加速域を含む領域に、フラッシングで吐出されたインクを受けるインク受けが設けられたインクジェット式記録装置であって、上記記録ヘッドが、キャリッジの移動方向に並ぶ複数のノズル列を有し、全ノズル列で同時にフラッシングを開始するとともに、キャリッジの移動を開始するように構成されており、キャリッジが移動を開始する方向に位置するノズル列ほど、フラッシング吐出数の少ない種類のインクを吐出するようになっていることを要旨とする。
すなわち、記録ヘッドを移動し加速しながらフラッシングを行うため、スループットが向上するとともに、インク受けに吐出されたインク分布の偏りが少なくなる。
また、キャリッジが移動を開始する方向に位置するノズル列が、加速されながら吐出を続けると、それだけインク受けが大きくなってしまうため、フラッシング吐出数を少なくすることにより、フラッシングでインク滴が吐出される領域が狭くなり、それだけインク受けを小型化することができる。
本発明のインクジェット式記録装置において、フラッシングでの吐出間隔が、タイマー制御である場合には、記録ヘッドを加速しながらフラッシングしたとしても、エンコーダーによるタイミング等のように、吐出周期が変化してしまうようなことがない。
【0017】
【発明の実施の形態】
つぎに、本発明の実施の形態を詳しく説明する。
【0018】
図1は、本発明が適用されるインクジェット式記録装置の周辺構造の一例を示す図である。この装置は、上部にインクカートリッジ15が搭載され、下面に記録ヘッド16が取り付けられたキャリッジ17とを備えている。
【0019】
上記キャリッジ17は、タイミングベルト18を介してステッピングモータ19に接続され、ガイドバー20に案内されて記録紙21の紙幅方向(主走査方向)に往復移動するようになっている。また、上記キャリッジ17には、記録紙21と対向する面(この例では下面)に、記録ヘッド16が取り付けられている。そして、この記録ヘッド16にインクカートリッジ15からインクが供給され、キャリッジ17を移動させながら記録紙21上面にインク滴を吐出させて記録紙21に画像や文字をドットマトリックスにより印刷するようになっている。
【0020】
上記キャリッジ1の移動範囲内の非印刷領域には、フラッシングによって記録ヘッド16から吐出されたインク滴を受ける容器であるフラッシングボックス(インク受け)22が設けられている。また、上記フラッシングボックス22の外側には、上記フラッシングボックス22と隣接するように、印刷休止中に記録ヘッド16のノズル開口を封止することによりノズル開口の乾燥をできるだけ防ぐキャップ23が設けられている。このキャップ23は、吸引ポンプ24に接続され、クリーニング時に記録ヘッド16のノズル開口に負圧を与えてノズル開口からインクを吸引するようにもなっている。
【0021】
上記記録ヘッド16は、キャリッジ17に搭載され、図2に示すように、移動範囲内の非印刷領域における停止状態から移動を開始して加速し、記録紙21上の印刷領域では等速で移動して印刷を行う。そして、上記フラッシングボックス22は、上記キャリッジ17が加速する加速域を含む領域に設けられている。
【0022】
図3は、上記記録装置に用いられる圧電振動子を利用した記録ヘッド16の一例を示す。この記録ヘッド16は、ノズル開口8と圧力発生室7が形成されたインク流路ユニット1と、圧電振動子6が収容されたヘッドケース2とが接合されて構成されている。
【0023】
上記インク流路ユニット1は、ノズル開口8が穿設されたノズルプレート3と、圧力発生室7と共通のインク室9ならびにこれらを連通させるインク供給口10とに対応する空間が形成された流路構成板4と、上記圧力発生室7の開口を塞ぐ振動板5とが積層されて形成されている。
【0024】
上記圧電振動子6は、駆動信号の入力により、充電状態で長手方向に収縮し、充電状態から放電する過程で長手方向に伸長する、いわゆる縦振動モードの振動子である。上記圧電振動子6は、その先端が圧力発生室7の一部を形成する振動板5の島部5Aに当接された状態で他端が基台11に固定されている。
【0025】
上記記録ヘッド16では、上記圧電振動子6の収縮・伸長を受けて圧力発生室7が膨張・収縮し、圧力発生室7の圧力変動によりインクが吸引されインク滴が吐出されるようになっている。図において12は圧電振動子6に駆動信号を入力するフレキシブル回路板である。
【0026】
上記記録装置は、図4に示すように、ホストからの印刷信号に基づいてビットマップデータを作成する印刷制御手段28と、ステッピングモータ19を制御してキャリッジ17を主走査方向に移動制御するキャリッジ制御手段33と、上記印刷制御手段28からの信号に基づいて圧電振動子6を駆動して記録ヘッド16からインク滴を吐出させるヘッド駆動手段32とを備えている。
【0027】
また、上記記録装置は、記録ヘッド16がフラッシングボックス22と対面する位置にキャリッジ17を移動させるとともに、印刷データとは無関係に記録ヘッド16を駆動してフラッシングを制御するフラッシング制御手段29を備えている。このフラッシング制御手段29は、フラッシングの吐出間隔をタイマ34で制御するようになっている。図において、30はポンプ駆動手段31を制御してクリーニングを制御するクリーニング制御手段である。
【0028】
そして、上記記録装置では、図5に示すように、記録ヘッド16として、複数のノズル開口8からなるノズル列25が、複数列形成されたものが用いられ、上記ノズル列25は、キャリッジ17の移動方向に、A列〜N列が並べて形成されている。
【0029】
そして、上記記録装置では、キャリッジ17の停止状態ではフラッシングが行われず、キャリッジ17が移動を開始し、キャリッジ17の加速域においてフラッシングを行うようになっている。また、上記複数のノズル列25は、A列からN列まで、一定のフラッシング開始点に到達したときに、各ノズル列25ごとに順次フラッシングを開始して所定量のインク滴を吐出するようになっている。
【0030】
このとき、A列から順次N列までフラッシングを行っている間も、キャリッジ17は加速を続けているため、キャリッジ17が移動を開始する側にあるノズル列(A列)のフラッシング開始から終了までに記録ヘッド16が移動する距離(LA)よりも、キャリッジ17が移動を開始する側と反対側にあるノズル列(N列)のフラッシング開始から終了までに記録ヘッド16が移動する距離(LN)の方が長くなる。
【0031】
したがって、この例では、キャリッジ17が移動を開始する方向と反対に位置するN列側のノズル列25ほど、フラッシング吐出数の少ない種類のインクを吐出するようになっている。例えば、ブラック(K),シアン(C),マゼンダ(M),イエロー(Y),ライトマゼンダ(LM),ライトシアン(LC)の6色のインクを用いる場合には、LM<LC<Y<M≒C<Kの順に、フラッシング吐出数を少なくできるため、この順にN列側から配置すればよい。このようにすることにより、N列側のノズル列25において、フラッシング開始から終了までに記録ヘッド16が移動する距離が短くなり、それだけフラッシングボックス22を小型化することができる。
【0032】
また、上記記録装置において、フラッシングボックス22のキャリッジ17移動方向における長さ寸法(LB)は、キャリッジの加速度(a)と、フラッシングでの吐出数(Fc)と、フラッシング周波数(Ff)と、記録ヘッド16の両端に位置するA列とN列とのノズル列間距離(lo)とから、下記の関係式で定められる値L以上になるように設定されている。なお、式中Voはヘッド速度であり、tはフラッシング時間である。これにより、必要なインク受けの大きさを確保できるとともに、従来の装置よりもインク受けを小型化でき、スループットも向上させることができる。
但し t=Fc/Ff
Vo=√2a・lo
【0033】
上記記録装置では、記録ヘッド16を移動させながらフラッシングを行うため、フラッシングボックス22の記録ヘッド16移動方向の長さ(LB)を、記録ヘッド16の両端に位置するA列とN列との列間距離よりも短くすることができる。したがって、それだけ装置自体を小型化することができる。また、記録ヘッド16を移動させながらフラッシングを行う分、それだけスループットのロスが少なくなる。
【0034】
また、上記記録装置では、記録ヘッド16が、各ノズル列25ごとに一定のフラッシング開始点に到達したときに順次フラッシングを開始するようになっているため、フラッシングの際、各ノズル列25が同じ位置から吐出を始めるため、フラッシングでインク滴が吐出される領域が狭くなり、フラッシングボックス22を大幅に小型化することができる。
【0035】
しかも、上記記録装置は、フラッシングでの吐出間隔が、タイマー制御であるため、記録ヘッドを加速しながらフラッシングしたとしても、エンコーダーによるタイミング等のように、吐出周期が変化してしまうようなことがない。
【0036】
図6は、本発明のインクジェット式記録装置の第2の実施の形態を示す。この装置は、全ノズル列25で同時にフラッシングを開始すると同時に、キャリッジ17の移動を開始するようになっている。また、キャリッジ17が移動を開始する方向に位置するノズル列(A列)ほど、フラッシング吐出数の少ない種類のインクを吐出するようになっている。それ以外は、上記第1の実施の形態と同様であり、同様の部分には同じ符号を付している。
【0037】
この記録装置では、記録ヘッド16を移動し加速しながらフラッシングを行うため、スループットが向上するとともに、フラッシングボックス22に吐出されたインク分布の偏りが少なくなる。また、A列側のノズル列25が、加速されながら吐出を続けると、それだけフラッシングボックス22が大きくなってしまうため、A列側においてフラッシング吐出数を少なくすることにより、フラッシングでインク滴が吐出される領域が狭くなり、それだけフラッシングボックス22を小型化することができる。それ以外は、第1の実施の形態と同様の作用効果を奏する。
【0038】
なお、上記各実施の形態では、本発明を縦振動の圧電振動子6を用いたインクジェット式記録装置に適用した例をあげて説明したが、これに限定するものではなく、本発明をたわみ振動の圧電振動子を用いた記録装置に適用してもよいし、いわゆるバブルジェット式のインクジェット式記録装置にも適用することができる。
【0039】
【発明の効果】
以上のように、本発明のインクジェット式記録装置によれば、インク滴を吐出する複数のノズル開口からなるノズル列を有する記録ヘッドと、上記記録ヘッドを主走査方向に移動させるキャリッジと、上記ノズル開口から印刷とは無関係にインク滴を吐出してフラッシングを行うフラッシング制御手段とを備え、上記キャリッジの加速域を含む領域に、フラッシングで吐出されたインクを受けるインク受けが設けられたインクジェット式記録装置であって、上記記録ヘッドが、キャリッジの移動方向に並ぶ複数のノズル列を有し、キャリッジの加速移動中において各ノズル列ごとに一定のフラッシング開始位置に到達したときに順次フラッシングを開始するように構成されており、上記キャリッジが移動を開始する方向と反対に位置するノズル列ほど、フラッシング吐出数の少ない種類のインクを吐出するようになっていることにより、キャリッジが移動を開始する方向と反対に位置するノズル列では、フラッシングが開始される時点で相当に加速され、フラッシング開始から終了までに記録ヘッドが移動する距離が長くなるため、フラッシング吐出数を少なくすることにより、フラッシング開始から終了までに記録ヘッドが移動する距離が短くなり、それだけインク受けを小型化することができる。
また、インク滴を吐出する複数のノズル開口からなるノズル列を有する記録ヘッドと、
上記記録ヘッドを主走査方向に移動させるキャリッジと、上記ノズル開口から印刷とは無関係にインク滴を吐出してフラッシングを行うフラッシング制御手段とを備え、上記キャリッジの加速域を含む領域に、フラッシングで吐出されたインクを受けるインク受けが設けられたインクジェット式記録装置であって、上記記録ヘッドが、キャリッジの移動方向に並ぶ複数のノズル列を有し、全ノズル列で同時にフラッシングを開始するとともに、キャリッジの移動を開始するように構成されており、キャリッジが移動を開始する方向に位置するノズル列ほど、フラッシング吐出数の少ない種類のインクを吐出するようになっていることにより、記録ヘッドを移動し加速しながらフラッシングを行うため、スループットが向上するとともに、インク受けに吐出されたインク分布の偏りが少なくなる。
また、キャリッジが移動を開始する方向に位置するノズル列が、加速されながら吐出を続けると、それだけインク受けが大きくなってしまうため、フラッシング吐出数を少なくすることにより、フラッシングでインク滴が吐出される領域が狭くなり、それだけインク受けを小型化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインクジェット式記録装置の周辺構造を示す斜視図である。
【図2】上記インクジェット式記録装置の要部を示す説明図である。
【図3】上記インクジェット式記録装置に用いる記録ヘッドの一例を示す断面図である。
【図4】上記インクジェット式記録装置の構成を示す説明図である。
【図5】上記インクジェット式記録装置の作用を示す説明図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態のインクジェット式記録装置の作用を示す説明図である。
【図7】従来のインクジェット式記録装置を示す説明図である。
【符号の説明】
16 記録ヘッド
17 キャリッジ
22 フラッシングボックス
Claims (4)
- インク滴を吐出する複数のノズル開口からなるノズル列を有する記録ヘッドと、上記記録ヘッドを主走査方向に移動させるキャリッジと、上記ノズル開口から印刷とは無関係にインク滴を吐出してフラッシングを行うフラッシング制御手段とを備え、上記キャリッジの加速域を含む領域に、フラッシングで吐出されたインクを受けるインク受けが設けられたインクジェット式記録装置であって、
上記記録ヘッドが、上記キャリッジの移動方向に並ぶ複数のノズル列を有し、キャリッジの加速移動中において各ノズル列ごとに一定のフラッシング開始位置に到達したときに順次フラッシングを開始するように構成されており、
上記キャリッジが移動を開始する方向と反対に位置するノズル列ほど、フラッシング吐出数の少ない種類のインクを吐出するようになっていることを特徴とするインクジェット式記録装置。 - 上記記録ヘッドが、キャリッジの移動方向に並ぶ複数のノズル列を有し、インク受けのキャリッジ移動方向における長さ寸法が、キャリッジの加速度と、フラッシングでの吐出数と、フラッシングの周波数と、両端に位置するノズル列間の距離とから決定される値以上である請求項1に記載のインクジェット式記録装置。
- インク滴を吐出する複数のノズル開口からなるノズル列を有する記録ヘッドと、上記記録ヘッドを主走査方向に移動させるキャリッジと、上記ノズル開口から印刷とは無関係にインク滴を吐出してフラッシングを行うフラッシング制御手段とを備え、上記キャリッジの加速域を含む領域に、フラッシングで吐出されたインクを受けるインク受けが設けられたインクジェット式記録装置であって、
上記記録ヘッドが、キャリッジの移動方向に並ぶ複数のノズル列を有し、全ノズル列で同時にフラッシングを開始するとともに、キャリッジの移動を開始するように構成されており、
キャリッジが移動を開始する方向に位置するノズル列ほど、フラッシング吐出数の少ない種類のインクを吐出するようになっていることを特徴とするインクジェット式記録装置。 - フラッシングでの吐出間隔が、タイマー制御である請求項1〜3のいずれか一項に記載のインクジェット式記録装置。
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