JP4760941B2 - インクジェット記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、記録媒体に記録を行うインクジェット記録装置に関する。
インクジェット記録装置は、紙などの記録媒体を搬送する搬送部材を含んだ搬送機構と、この搬送機構により搬送される記録媒体上にインクを吐出するインクジェットヘッドとを有している。そして、記録媒体にジャムが生じる等して、搬送部材がインクで汚れた場合に、搬送部材をクリーニングすることが行われている。
特許文献1には、クリーニングヘッドからクリーニング液体を搬送ベルト上に吐出して、搬送ベルト上のインクをクリーニング液体とともにインク吸収体で吸収することが開示されている。
特開2004−130720号公報
ところで、搬送部材上のインクは、少量であると、ワイパーで拭き取り難いという問題がある。また、特許文献1のように、クリーニング液体を吐出するクリーニングヘッドを設けると、コストが嵩み、構造が複雑になるという問題がある。
本発明の目的は、構造を複雑にすることなく、インク除去性能を向上させることが可能なインクジェット記録装置を提供することである。
本発明のインクジェット記録装置は、インクを吐出する吐出面が形成されたインクジェットヘッドと、前記吐出面と対向する搬送面を表面に有する搬送部材を含み、前記搬送部材を駆動することによって、前記搬送面上において記録媒体を搬送方向に沿って搬送する搬送機構と、前記搬送部材に接触することで、前記搬送部材に付着したインクを除去するワイパーブレードと、前記搬送部材の前記表面のクリーニングを行う必要があるか否かを判断する判断手段と、前記クリーニングを行う必要があると前記判断手段が判断したときに、所定量以上のインクを前記搬送面に吐出する第1動作、及び、前記搬送部材を駆動する第2動作を行わせるように、前記インクジェットヘッドおよび前記搬送機構を制御する制御手段と、を備え、前記インクジェットヘッドを、インクの色が互いに異なるように複数有しており、前記制御手段は、前記第1動作において、最も目立たない色のインクを吐出するインクジェットヘッドがインクを吐出するように、複数の前記インクジェットヘッドを制御し、最も目立たない色のインクを吐出する前記インクジェットヘッドが、前記搬送方向の最下流側に設けられている。
上記の構成によれば、ワイパーブレードで搬送部材に付着したインクを除去する前に、所定量以上のインクを搬送部材に吐出する。すると、搬送部材を駆動してワイパーブレードでインクを除去する際に、インクに生じた表面張力によって、少量のインクを除去するときよりも良好に、搬送部材上のインクを除去することができるようになる。つまり、上記所定量とは、インクを除去可能となる程度の表面張力を搬送部材上のインクに発生させるための単位面積当たりの最低量を意味している。そして、インクジェットヘッドが吐出するインクをクリーニングに利用するので、クリーニング液といったものを別途使用する必要がない。これにより、構造を複雑にすることなく、インク除去性能を向上させることができる。
しかも、上記の構成によれば、最も目立たない色のインクをクリーニングに利用することで、ワイパーブレードでインクを除去しきれず、記録媒体にインクが付着した場合でも、記録媒体の汚れを目立たなくすることができる。つまり、最も目立たない色とは、記録媒体の色に最も近い明度を有している色を意味している。
さらに、上記の構成によれば、最も目立たない色のインクを吐出するインクジェットヘッドが搬送方向の最下流側に設けられているので、搬送部材を搬送方向に駆動させて、インクが吐出された箇所をワイパーブレードが位置する個所まで移動させる際に、最も目立たない色のインクを吐出するインクジェットヘッドが搬送方向の上流側に設けられている場合よりも、搬送部材の駆動量を少なくすることができる。
また、本発明のインクジェット記録装置においては、前記搬送部材から離隔した前記ワイパーブレードを前記搬送部材に接触させること、及び、前記搬送部材に接触した前記ワイパーブレードを前記搬送部材から離隔させることが可能なワイパー移動機構を更に有し、前記制御手段は、前記第1動作および前記第2動作とともに、前記搬送部材から離隔した前記ワイパーブレードを前記搬送部材に接触させる第3動作を行わせるように、前記ワイパー移動機構を制御してよい。上記の構成によれば、クリーニングを行う際に、搬送部材から離隔したワイパーブレードを搬送部材に接触させるので、クリーニングを行わないときには、ワイパーブレードを搬送部材から離隔させることによって、搬送部材の駆動時に、ワイパーブレードの搬送部材への接触によって搬送部材に生じる負荷を低減させることができる。
また、本発明のインクジェット記録装置において、前記制御手段は、前記第1動作において、前記搬送方向と直交する方向における前記ワイパーブレードの幅100mm当たりにつき0.1ml以上の量のインクを吐出するように、前記インクジェットヘッドを制御してよい。上記の構成によれば、ワイパーブレードで搬送部材に付着したインクを除去する前に、搬送方向と直交する方向におけるワイパーブレードの幅100mm当たりにつき0.1ml以上の量のインクを搬送部材に吐出する。これにより、所定量以上のインクが搬送部材に吐出されることになる可能性が高いから、ワイパーブレードで好適にインクを除去することができる。
また、本発明のインクジェット記録装置においては、前記搬送面において、前記搬送方向と直交する方向における前記記録媒体の位置を検出する位置検出手段を更に有し、前記制御手段は、前記位置検出手段の検出結果に基づいて、前記搬送面に付着したインクの位置を推定し、前記第1動作において、前記搬送方向と直交する方向に関して、推定した位置と同じ位置にインクを吐出するように、前記インクジェットヘッドを制御してよい。上記の構成によれば、搬送面において、搬送方向と直交する方向における記録媒体の位置から搬送面に付着したインクの位置を推定し、搬送方向と直交する方向に関して、この位置と同じ位置にインクを吐出することによって、ワイパーブレードで搬送部材に付着したインクを好適に除去することができる。
また、本発明のインクジェット記録装置において、前記搬送部材は、撥水性を有する材料で形成されていてよい。上記の構成によれば、搬送部材が、撥水性を有する材料で形成されているので、ワイパーブレードでインクを除去し易くすることができる。
また、本発明のインクジェット記録装置においては、前記ワイパーブレードよりも前記搬送方向の下流側に設けられ、前記搬送部材に付着したインクを吸収するクリーニングローラを更に有していてよい。上記の構成によれば、ワイパーブレードで除去しきれなかったインクをクリーニングローラで吸収することにより、インク除去性能を更に向上させることができる。
本発明のインクジェット記録装置によると、所定量以上のインクを搬送部材に吐出することにより、少量のインクを除去するときよりも良好に、搬送部材上のインクをワイパーブレードで除去することができる。そして、インクジェットヘッドが吐出するインクをクリーニングに利用するので、クリーニング液といったものを別途使用する必要がない。これにより、構造を複雑にすることなく、インク除去性能を向上させることができる。しかも、最も目立たない色のインクをクリーニングに利用することで、ワイパーブレードでインクを除去しきれず、記録媒体にインクが付着した場合でも、記録媒体の汚れを目立たなくすることができる。さらに、最も目立たない色のインクを吐出するインクジェットヘッドが搬送方向の最下流側に設けられているので、搬送部材の駆動量を少なくすることができる。
本発明の実施形態によるインクジェットプリンタの内部構造を示す概略側面図である。 図1の4つのインクジェットヘッド及びこれらの近傍を上方から見たときの平面図である。 インクジェットプリンタの電気的構成を示す図である。 クリーニング処理ルーチンを示す図である。
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
[実施形態]
(インクジェットプリンタの機械的構成)
本発明の実施形態によるインクジェットプリンタ(インクジェット記録装置)1は、図1に示すように、直方体形状の筐体1aを有し、その内部に、マゼンタ、シアン、イエロー、ブラックのインクをそれぞれ吐出する4つのインクジェットヘッド2を有するカラーインクジェットプリンタである。このインクジェットプリンタ1には、図1中下方に給紙装置10が、図1中上方に排紙部15がそれぞれ設けられており、これらの間に搬送方向Aに沿って用紙(記録媒体)Pを搬送する搬送機構50が設けられている。さらに、インクジェットプリンタ1には、これらの動作を制御する制御部100が含まれている。
4つのインクジェットヘッド2は、主走査方向に長尺な略直方体形状を有しており、副走査方向に沿って互いに隣接配置された状態で、枠状のフレーム7に固定されている。すなわち、このインクジェットプリンタ1は、ライン式プリンタである。なお、本実施形態において、副走査方向とは用紙Pの搬送方向Aと平行な方向であり、主走査方向とは副走査方向に直交する方向であって水平面に沿った方向(図1の紙面垂直方向)である。
インクジェットヘッド2は、圧力室を含むインク流路が形成された流路ユニットと、圧力室のインクに圧力を与えるアクチュエータとが貼り合わされた積層体(ともに図示せず)を有しており、底面はインクを吐出する吐出面2aとなっている。図2に示すように、吐出面2aには、インクを吐出する複数の吐出口2bと、これら吐出口2bを内包する吐出領域2cと、吐出領域2cを取り囲む非吐出領域2dとが形成されている。吐出領域2cは、主走査方向に関して、用紙Pよりも若干長く形成されており、搬送機構50により搬送される用紙Pの全面に画像を形成する(縁なし印刷する)ことが可能となっている。
給紙装置10は、図1に示すように、積層された複数の用紙Pを収納可能な給紙カセット11と、給紙カセット11から用紙Pを送り出す給紙ローラ12と、給紙ローラ12を回転させる図示しない給紙モータとを有している。給紙カセット11は、図1の紙面垂直方向に関して、着脱可能に配置されており、筐体1aに装着されたときに、図1中上下方向に関して搬送機構50と重なる位置に配置される。給紙ローラ12は、最も上方に位置する用紙Pと回転しながら接触することで給紙カセット11から用紙Pを送り出す。なお、給紙ローラ12を回転させる給紙モータは制御部100によって制御される。
図1中左端部側において、給紙カセット11と搬送機構50との搬送経路に沿う間には、給紙カセット11から搬送機構50に向かって湾曲しながら延在する供給ガイド17と、供給ガイド17の下流側に設けられた2つの送りローラ23a,23bとが配置されている。送りローラ23bは、制御部100により制御される送りモータ(図示せず)によって回転駆動される。また、送りローラ23aは、従動ローラであり用紙搬送に伴って回転する。
この構成において、制御部100の制御により、給紙ローラ12が図1中時計回りに回転することによって、給紙ローラ12と接触した用紙Pが供給ガイド17を通って図1中上方に送られる。そして、用紙Pは、送りローラ23a,23bに挟持されながら搬送機構50に供給される。
搬送機構50は、2つのベルトローラ51,52と、両ベルトローラ51,52間に架け渡されるように巻回されたエンドレスの搬送ベルト(搬送部材)53と、搬送ベルト53にテンションを付加するテンションローラ55と、ベルトローラ52を回転させる図示しない搬送モータと、略直方体形状のプラテン61と、を有している。2つのベルトローラ51,52は、搬送方向Aに沿って並設されている。搬送ベルト53は、吐出面2aと対向し、用紙Pを支持する搬送面(外周面)54を表面に有している。搬送ベルト53は、撥水性を有する材料で形成されている。
ベルトローラ52は、駆動ローラであって、図示しない搬送モータにより、図1中時計回りに回転される。ベルトローラ51は、従動ローラであって、ベルトローラ52の回転により搬送ベルト53が走行するのに伴って、図1中時計回りに回転する。また、テンションローラ55は、搬送ベルト53の下側ループにおいてその内周面に接触しつつ搬送ベルト53にテンションを付加した状態で筐体1aに回転可能に支持されており、搬送ベルト53が走行するのに伴って、図1中時計回りに回転する。プラテン61は、主走査方向に関して、用紙P及び搬送ベルト53の長さよりも若干長く形成されている。
また、プラテン61の上面は、搬送ベルト53の上側ループの内周面と接触しており、搬送ベルト53の内周側からこれを支持している。これにより、搬送ベルト53の上側ループの搬送面54とインクジェットヘッド2の吐出面2aとが対向しつつ平行になり、且つ、吐出面2aと搬送ベルト53の搬送面54との間に僅かな隙間が形成されている。この隙間は、用紙搬送経路の一部を構成している。
搬送方向Aに関して最も上流に配置されたインクジェットヘッド2の上流であって、ベルトローラ51と対向する位置には、押さえローラ48が配置されている。押さえローラ48は、バネなどの弾性部材(図示せず)によって搬送面54に対して付勢されており、給紙装置10から送り出された用紙Pを搬送面54に押さえ付ける。また、押さえローラ48は、従動ローラであり、搬送ベルト53の回転に伴って回転する。
また、搬送方向Aに関して最も上流に配置されたインクジェットヘッド2の上流であって、押さえローラ48よりも下流側であり、プラテン61に対向する位置には、押さえローラ49が配置されている。押さえローラ49は、バネなどの弾性部材(図示せず)によって搬送面54に対して付勢されており、用紙Pを搬送面54の所定位置に対向する個所に押さえ付けることによって、用紙Pを間接的にプラテン61に押さえ付けている。これにより、用紙Pが後述する一対の櫛歯電極62a,62bによって静電吸着され易くされている。また、押さえローラ49は、従動ローラであり、搬送ベルト53の回転に伴って回転する。
また、プラテン61の上面には一対の櫛歯電極62a,62bが設けられており、その上面は、搬送ベルト53との接触による摩耗から保護する保護層によりコーティングされている。一対の櫛歯電極62a,62bの各々は、搬送方向Aに沿って設けられ、主走査方向に連設された複数の電極(平行電極部分)を有しており、一方が有する電極と他方が有する電極とは、主走査方向に交互に配置されている。そして、電源(図示せず)により一対の櫛歯電極62a,62b間に電圧が印加されると、隣り合う電極は、電極と搬送ベルト53との隙間、搬送ベルト53、搬送ベルト53と用紙Pとの隙間、及び、用紙Pを経由するコンデンサを構成し、このコンデンサを充電する微小な電流が隣り合う電極に流れることで、電界が発生する。これにより、用紙Pと電極との間にジョンセン・ラーベック力(吸着力)が発生する。この吸着力により、搬送ベルト53上の用紙Pが搬送面54に静電吸着される。なお、一対の櫛歯電極62a,62b間に電圧を印加する電源は、制御部100により制御される。
この構成において、制御部100の制御により、ベルトローラ52を図1中時計回りに回転させることによって、搬送ベルト53が回転する。このとき、搬送ベルト53の回転に伴ってベルトローラ51、テンションローラ55、押さえローラ48、及び、押さえローラ49も回転する。また、このとき、制御部100の制御により、一対の櫛歯電極62a,62b間に電圧が印加されることによって、隣り合う電極が構成するコンデンサを充電する微小電流が隣り合う電極に流れ、ジョンセン・ラーベック力が発生する。これにより、給紙装置10から送り出された用紙Pが搬送面54に静電吸着されながら搬送方向Aに搬送される。さらにこのとき、搬送ベルト53の搬送面54上に保持されつつ搬送されてきた用紙Pが4つのインクジェットヘッド2のすぐ下方を順に通過する際に、制御部100が各インクジェットヘッド2を制御し、用紙Pに向けて各色のインクが吐出される。こうして、用紙Pに所望のカラー画像が形成される。
また、ベルトローラ52とテンションローラ55との間には、搬送ベルト53の下側ループの外周面と接触可能であり、下側ループの外周面と接触した場合には、搬送ベルト53の表面に付着したインクを除去するワイパーブレード81が設けられている。ワイパーブレード81の主走査方向の幅は、搬送ベルト53の主走査方向の幅よりも狭く形成されている。
ワイパーブレード81は、ワイパー移動機構82に接続されている。ワイパー移動機構82は、制御部100の制御により、図1中上下方向に移動することによって、搬送ベルト53から離隔したワイパーブレード81を搬送ベルト53に接触させること、及び、搬送ベルト53に接触したワイパーブレード81を搬送ベルト53から離隔させることが可能である。
また、ベルトローラ52とテンションローラ55との間には、搬送ベルト53の下側ループの内周面と接触した当て板83が設けられている。当て板83は、ワイパーブレード81が搬送ベルト53に接触した際に、搬送ベルト53の内周側からワイパーブレード81を支持することで、搬送ベルト53の表面に付着したインクがワイパーブレード81で好適に除去されるようにしている。
この構成において、搬送ベルト53の表面のクリーニングを行う必要があると制御部100が判断した場合には、制御部100の制御により、まず、搬送ベルト53から離隔していたワイパーブレード81が搬送ベルト53の下側ループの外周面に接触するとともに、搬送ベルト53が1回転する。搬送ベルト53の回転に伴って、搬送ベルト53の回転方向については、搬送ベルト53の表面に付着した除去すべきインクは、搬送ベルト53の表面上のワイパーブレード81との接触個所付近の狭い領域内に集められる。集められたインクは、自重により搬送ベルト53上から滴下し、図示しないインク回収部材に回収される。これにより、搬送ベルト53の表面に付着した除去すべきインクがワイパーブレード81で除去される。ここで、搬送ベルト53の表面上のワイパーブレード81との接触個所付近の狭い領域内に集められたインクは、搬送ベルト53の回転方向と直交する方向については、ワイパーブレード81に沿って除々に拡がっていく。そのため、集められたインクの搬送ベルト53の回転方向に沿ったインク量は、時間の経過に従って変動することとなる。なお、搬送ベルト53の回転量は1回転に限定されない。
このように、クリーニングを行う際に、搬送ベルト53から離隔したワイパーブレード81を搬送ベルト53に接触させるので、クリーニングを行わないときには、ワイパーブレード81を搬送ベルト53から離隔させることによって、搬送ベルト53の回転時に、ワイパーブレード81の搬送ベルト53への接触によって搬送ベルト53に生じる負荷を低減させることができる。
また、ワイパーブレード81によってクリーニングが行われるときに、制御部100の制御により、マゼンタ、シアン、イエロー、ブラックのインクのうち、白色の用紙Pに対して最も明度が近い色、即ち、最も目立たない色であるイエローのインクを吐出するインクジェットヘッド2から、主走査方向におけるワイパーブレード81の幅100mm当たりにつき0.1ml以上の量のイエローのインクが搬送面54に吐出される。ここで、イエローのインクを吐出するインクジェットヘッド2は、搬送方向Aの最も下流側に設けられている。
インクジェットヘッド2から搬送面54に吐出されたイエローのインクは、搬送ベルト53の回転に伴って、搬送ベルト53の回転方向については、搬送ベルト53の表面に付着した除去すべきインクとともに、搬送ベルト53の表面上のワイパーブレード81との接触個所付近の狭い領域内に集められる。インクが集められる前から集められている間中、インクの量は、表面張力を搬送ベルト53上のインクに発生させるための単位面積当たりの最低量である所定量以上である。すると、搬送ベルト53を回転させてワイパーブレード81でインクを除去する際に、インクに生じた表面張力によって、少量のインクを除去するときよりも良好に、搬送ベルト53上のインクを除去することができるようになる。そして、インクジェットヘッド2が吐出するインクをクリーニングに利用するので、クリーニング液といったものを別途使用する必要がない。これにより、構造を複雑にすることなく、インク除去性能を向上させることができる。
また、ワイパーブレード81で搬送ベルト53に付着したインクを除去する前に、主走査方向におけるワイパーブレード81の幅100mm当たりにつき0.1ml以上の量のインクを搬送ベルト53に吐出する。これにより、経験的に所定量以上のインクが搬送ベルト53に吐出されることになる可能性が高いから、ワイパーブレード81で好適にインクを除去することができる。
また、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの4色のうち、白色である用紙Pに対して最も目立たない色であるイエローのインクをクリーニングに利用することで、ワイパーブレード81でインクを除去しきれず、用紙Pにインクが付着した場合でも、用紙Pの汚れを目立たなくすることができる。
また、イエローのインクを吐出するインクジェットヘッド2が搬送方向Aの最下流側に設けられているので、搬送ベルト53を搬送方向Aに回転させて、インクが吐出された箇所をワイパーブレード81が位置する個所まで移動させる際に、インクを吐出するインクジェットヘッド2が搬送方向Aの上流側に設けられている場合よりも、搬送ベルト53の回転量を少なくすることができる。
また、搬送ベルト53が、撥水性を有する材料で形成されているので、ワイパーブレード81でインクを除去し易くすることができる。
なお、搬送ベルト53の表面上のワイパーブレード81との接触個所付近の狭い領域内にインクが集められた際、インクは、搬送ベルト53の回転方向と直交する方向については、ワイパーブレード81に沿って除々に拡がっていく。そのため、集められたインクの搬送ベルト53の回転方向に沿ったインク量は、時間の経過に従って変動することとなる。したがって、ワイパーブレード81によって搬送ベルト53の表面上に付着したインクを良好に除去するためには、搬送ベルト53の表面上に付着した除去すべきインクと、インクジェットヘッド2から搬送面54に吐出されたインクとが一体となる時点まで継続して、集められたインクの搬送ベルト53の回転方向に沿ったインク量が、インクを除去可能となる程度の表面張力を搬送ベルト53上のインクに発生させるための単位面積当たりの最低量である所定量以上となっているように、インク吐出場所をも考慮して、インクジェットヘッド2から搬送面54に吐出するインクの量を決定することが好ましい。また、所定量を少なくする観点からは、インクジェットヘッド2から吐出するインクの吐出場所が搬送ベルト53の表面上に付着した除去すべきインクの場所と一致することが好ましい。
また、ベルトローラ52とテンションローラ55との間であって、ワイパーブレード81よりもテンションローラ55側には、搬送ベルト53の下側ループの外周面と接触可能であり、下側ループの外周面と接触した場合には、搬送ベルト53の表面に付着したインクを吸収するクリーニングローラ84が設けられている。クリーニングローラ84の主走査方向の幅は、搬送ベルト53の主走査方向の幅よりも狭く、ワイパーブレード81の主走査方向の幅よりも広く形成されている。
クリーニングローラ84は、図示しないローラ移動機構に接続されている。ローラ移動機構は、制御部100の制御により、クリーニングローラ84を図1中上下方向に移動させることによって、搬送ベルト53から離隔したクリーニングローラ84を搬送ベルト53に接触させること、及び、搬送ベルト53に接触したクリーニングローラ84を搬送ベルト53から離隔させることが可能である。
また、ベルトローラ52とテンションローラ55との間であって、当て板83よりもテンションローラ55側には、搬送ベルト53の下側ループの内周面と接触した当てローラ85が設けられている。当てローラ85は、クリーニングローラ84が搬送ベルト53に接触した際に、搬送ベルト53の内周側からクリーニングローラ84を支持することで、搬送ベルト53の表面に付着したインクがクリーニングローラ84に好適に吸収されるようにしている。
この構成において、ワイパーブレード81によるクリーニングが行われた後に、制御部100の制御により、ワイパーブレード81が搬送ベルト53から離隔し、その後、搬送ベルト53から離隔していたクリーニングローラ84が搬送ベルト53の下側ループの外周面に接触するとともに、搬送ベルト53が1回転する。これにより、ワイパーブレード81が除去しきれなかったインク、特に、搬送ベルト53の回転方向と直交する方向に関して、ワイパーブレード81に沿って除々に拡がっていき、ワイパーブレード81の両端よりも外側に位置したインクや、ワイパーブレード81が搬送ベルト53に接触していた個所に集まっているインクが、クリーニングローラ84に吸収される。なお、ここでの搬送ベルト53の回転量は1回転に限定されない。
このように、ワイパーブレード81で除去しきれなかったインクをクリーニングローラ84で吸収することにより、インク除去性能を更に向上させることができる。
なお、制御部100がクリーニングを行うと判断する場合としては、印刷開始から所定時間が経過した場合、印刷枚数が所定枚数に達した場合、用紙Pにジャムが生じた場合、インクジェットプリンタ1に電源が投入されてから所定時間が経過した場合などがある。
また、押さえローラ48とインクジェットヘッド2との間、及び、搬送方向Aに関して最も下流にあるインクジェットヘッド2の下流には、その検出面が搬送面54に対向するように、2つのセンサ71,72が設けられている。これらセンサ71,72は、光が用紙Pの表面で反射することによって用紙Pを検出する反射型の光学式センサであり、主走査方向に関して、搬送面54の中央と対向する位置に配置されている。これらのセンサ71,72は、搬送ベルト53によって搬送されてきた用紙Pの前端を検出する。なお、センサ71,72は、反射型の光学式センサに限定されず、透過型の光学式センサ等であってもよい。
ここで、センサ71が用紙Pの前端を検出してから所定時間が経過しても、センサ72が用紙Pの前端を検出しない場合には、制御部100は、搬送機構50上において用紙Pにジャムが生じたと判定する。この場合、制御部100は、搬送ベルト53の回転を停止させるとともに、各インクジェットヘッド2によるインクの吐出を停止させる。
また、図1に示すように、隣り合うインクジェットヘッド2の間には、その検出面が搬送面54に対向するように、CIS(Contact Image Senser)(位置検出手段)73,74,75が設けられている。これらCIS73,74,75は、光が用紙Pの表面で反射することによって用紙Pを検出する反射型の光学式センサである。図2に示すように、CIS73,74,75は、主走査方向に関して、インクジェットヘッド2の幅と略同じ幅を有している。
CIS73,74,75は、搬送機構50上において用紙Pにジャムが生じたと制御部100が判定した場合に、搬送面54において、主走査方向における用紙Pの位置を検出する。CIS73,74,75の検出結果は、制御部100において、搬送面54に付着した除去すべきインクの位置を推定するのに利用される。そして、制御部100は、各インクジェットヘッド2がインクの吐出を停止するまでにインクの推定位置に吐出したインク量を算出し、インク量が所定量以上であるか否かを判断する。そして、制御部100は、算出したインク量が所定量以上でない場合に、ユーザによってジャムが生じた用紙Pが搬送機構50上から取り除かれた後に、主走査方向に関して、インクの推定位置と同じ位置にインクジェットヘッド2からインクを吐出させることにより、主走査方向に関して、インクの推定位置と同じ位置に所定量以上のインクを吐出させる。その後、制御部100は、ワイパーブレード81によるクリーニングを行う。例えば、図2に示すように、ジャムが生じた用紙P’が図2中右側に偏っている場合、制御部100は、CIS73,74,75の検出結果に基づいて、搬送面54の左方にインクが付着していると推定し、インクの推定位置に吐出されたインク量を算出する。そして、制御部100は、算出したインク量が所定量以上であるか否かを判断し、所定量以上でない場合に、最も下流側のインクジェットヘッド2から搬送面54の左方に対向する位置Bにインクを吐出させることにより、搬送面54の左方に所定量以上のインクを吐出させる。これにより、インクを除去可能となる程度の表面張力が搬送ベルト53の左方に付着したインクに発生するので、ワイパーブレード81で良好に除去することが可能になる。
このように、搬送面54において、主走査方向における用紙Pの位置から搬送面54に付着したインクの位置を推定し、主走査方向に関して、この位置と同じ位置にインクを吐出することによって、ワイパーブレード81で搬送ベルト53に付着したインクを好適に除去することができる。
一方、制御部100は、搬送機構50上において用紙Pにジャムが生じたと判断し、搬送面54に付着した除去すべきインクの位置を推定し、各インクジェットヘッド2がインクの吐出を停止するまでに、インクの推定位置に吐出したインク量を算出した結果、算出したインク量が所定量以上であると判定した場合には、インクジェットヘッド2からインクを吐出させない。制御部100がワイパーブレード81によるクリーニングを行うことによって、所定量以上のインクは好適に除去される。
図1に示すように、搬送機構50の搬送方向Aのすぐ下流側には、剥離プレート9が設けられている。剥離プレート9は、その先端が用紙Pと搬送ベルト53との間に入り込むことによって、用紙Pを搬送面54から剥離する。
搬送機構50と排紙部15との搬送経路に沿う間には、4つの送りローラ21a,21b,22a,22bと、送りローラ21a,21bと送りローラ22a,22bとの間に配置された排出ガイド18とが配置されている。送りローラ21b,22bは、制御部100により制御される送りモータ(図示せず)によって回転駆動される。また、送りローラ21a,22aは、従動ローラであり用紙搬送に伴って回転する。
この構成において、制御部100の制御により、送りローラ21b,22bが回転するように送りモータが駆動され、搬送機構50から排出された用紙Pが送りローラ21a,21bに挟持されながら排出ガイド18内を通されて図1中上方に送られる。そして、用紙Pは、送りローラ22a,22bに挟持されながら排紙部15に排出される。
(インクジェットプリンタの電気的構成)
インクジェットプリンタ1は、図3に示すように、制御部100によって動作が制御されている。制御部100は、回路基板上に配置されたマイクロコンピュータ101を主たる構成要素とし、これに各種回路を加えて構成されている。マイクロコンピュータ101は、予め設定されたプログラムに従って制御動作を行うCPU(Central Processing Unit)102と、各種プログラムを格納するROM(Read Only Memory)103と、一時記憶手段としてのRAM(Random Access Memory)104と、を有している。
CPU102には、インクジェットヘッド2を制御するヘッド制御回路106、搬送機構50や送りローラ21b,22b,23b、給紙ローラ12を制御する搬送機構制御回路107、ワイパーブレード81およびクリーニングローラ84でクリーニングを行うようにワイパー移動機構82およびローラ移動機構86を制御するクリーニング制御回路108、一対の櫛歯電極62a,62b間に電圧を印加する電源63を制御する吸着制御回路110、センサ71,72およびCIS73,74,75からの用紙検出信号が入力されるインターフェイス回路111、および、通信部20を介して図示しない汎用パーソナルコンピュータ等との間で通信を行う通信回路112が接続されており、CPU102は、これらを制御している。CPU102とヘッド制御回路106と搬送機構制御回路107とクリーニング制御回路108とは、制御手段を構成している。
ヘッド制御回路106は、図示しない汎用パーソナルコンピュータ等から通信部20を介して転送された印刷データに基づいて、用紙Pに対してインクを吐出するように、各インクジェットヘッド2を制御する。このとき、ヘッド制御回路106は、センサ71が搬送機構50によって搬送されてきた用紙Pの前端を検出してから所定時間経過後に用紙Pに対してインクの吐出を開始するように、各インクジェットヘッド2を制御する。ここでいう所定時間とは、センサ71が用紙Pの前端を検出したときの用紙Pの前端から最も上流にあるインクジェットヘッド2の最も上流にある吐出口までの搬送経路に沿った距離を、用紙Pの搬送速度で割った時間である。
また、ヘッド制御回路106は、クリーニングが行われる際に、搬送面54にインクを吐出するように、インクジェットヘッド2を制御する。さらに、ヘッド制御回路106は、搬送機構50上において用紙Pにジャムが生じ、且つ、各インクジェットヘッド2がインクの吐出を停止するまでにインクの推定位置に吐出したインク量が所定量以上でない場合に、主走査方向に関して、搬送面54においてインクが付着したと推定される位置と同じ位置にインクを吐出するように、インクジェットヘッド2を制御する。
また、搬送機構制御回路107は、給紙装置10から排紙部15まで用紙Pを搬送するように、搬送機構50、送りローラ21b,22b,23b、および、給紙ローラ12を制御する。また、搬送機構制御回路107は、クリーニングが行われる際に、搬送ベルト53を回転させるように、搬送機構50を制御する。
また、クリーニング制御回路108は、クリーニングが行われる際に、ワイパーブレード81およびクリーニングローラ84が搬送ベルト53に接触し、クリーニングが行われないときに、ワイパーブレード81およびクリーニングローラ84が搬送ベルト53から離隔するように、ワイパー移動機構82およびローラ移動機構86を制御する。
また、吸着制御回路110は、一対の櫛歯電極62a,62b間に電圧を印加するように、電源63を制御する。
また、CPU(判断手段)102は、クリーニングを行う必要があるか否かを判断する。また、CPU102は、搬送機構50上において用紙Pにジャムが生じた場合に、CIS73,74,75の検出結果に基づいて、搬送面54に付着したインクの位置を推定するとともに、各インクジェットヘッド2がインクの吐出を停止するまでにインクの推定位置に吐出したインク量を算出する。
(インクジェットプリンタの動作)
上記の構成において、図4に示すクリーニング処理ルーチンを参照して、インクジェットプリンタ1の動作について説明する。
(クリーニング処理ルーチン)
クリーニング処理ルーチンが実行されると、図4に示すように、クリーニングを行うか否かが判定される(S1)。クリーニングを行わないと判定された場合には、ステップS1に戻る。一方、クリーニングを行うと判定された場合には、ヘッド制御回路106によりインクジェットヘッド2が制御されることによって、印刷が停止されるとともに(S2)、搬送機構制御回路107により搬送機構50、送りローラ21b,22b,23b、および、給紙ローラ12が制御されることによって、用紙Pの搬送が停止される(S3)。
そして、開始信号を受信したか否かが判定される(S4)。ここで、ジャム処理後のクリーニングの場合には、開始信号は、ユーザによるジャム処理が終了した旨のジャム処理終了信号の受信により送信される。また、その他の条件によるクリーニングの場合には、開始信号は、用紙Pの搬送停止後に送信される。開始信号を受信していないと判定された場合には、ステップS4が繰り返されることによって、開始信号の受信待ちが行われる。一方、開始信号を受信したと判定された場合には、クリーニング制御回路108によりワイパー移動機構82が制御されることによって、搬送ベルト53から離隔されていたワイパーブレード81が搬送ベルト53の外周面に接触する(S5)。
このように、クリーニングを行う際に、搬送ベルト53から離隔したワイパーブレード81を搬送ベルト53に接触させるので、クリーニングを行わないときには、ワイパーブレード81を搬送ベルト53から離隔させることによって、搬送ベルト53の回転時に、ワイパーブレード81の搬送ベルト53への接触によって搬送ベルト53に生じる負荷を低減させることができる。
そして、ジャムであるか否かが判定される(S6)。ジャムであると判定された場合には、CIS73,74,75の検出結果に基づいて、搬送面54に付着したインクの位置が推定される(S7)。そして、各インクジェットヘッド2がインクの吐出を停止するまでにインクの推定位置に吐出した単位面積当たりのインク量が算出される(S8)。そして、算出したインク量が所定量以上であるか否かが判定される(S9)。
ステップS6において、ジャムでないと判定された場合、または、ステップS9において、算出したインク量が所定量以上でないと判定された場合には、イエローのインクを吐出するインクジェットヘッド2から搬送面54にインクが吐出される(S10)。ここで、ジャムの場合には、主走査方向に関して、インクの推定位置と同じ位置にインクが吐出される。インクの吐出量は、インクを除去可能となる程度の表面張力を搬送ベルト53上のインクに発生させるための単位面積当たりの最低量である所定量以上であり、一例としては、主走査方向におけるワイパーブレード81の幅100mm当たりにつき0.1ml以上の量である。
このように、インクジェットヘッド2から所定量以上のインクを搬送ベルト53に吐出させる。すると、搬送ベルト53を回転させてワイパーブレード81でインクを除去する際に、インクに生じた表面張力によって、少量のインクを除去するときよりも良好に、搬送ベルト53上のインクを除去することができるようになる。そして、インクジェットヘッド2が吐出するインクをクリーニングに利用するので、クリーニング液といったものを別途使用する必要がない。これにより、構造を複雑にすることなく、インク除去性能を向上させることができる。
また、ワイパーブレード81で搬送ベルト53に付着したインクを除去する前に、主走査方向におけるワイパーブレード81の幅100mm当たりにつき0.1ml以上の量のインクを搬送ベルト53に吐出する。これにより、経験的に所定量以上のインクが搬送ベルト53に吐出されることになる可能性が高いから、ワイパーブレード81で好適にインクを除去することができる。
また、ジャムの場合には、搬送面54において、主走査方向における用紙Pの位置から搬送面54に付着したインクの位置を推定し、主走査方向に関して、この位置と同じ位置にインクを吐出することによって、ワイパーブレード81で搬送ベルト53に付着したインクを好適に除去することができる。
また、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの4色のうち、最も目立たない色であるイエローのインクをクリーニングに利用することで、ワイパーブレード81でインクを除去しきれず、用紙Pにインクが付着した場合でも、用紙Pの汚れを目立たなくすることができる。
ステップS10の後に、または、ステップS9において、算出したインク量が所定量以上であると判定された場合には、搬送ベルト53の回転が開始される(S11)。これにより、搬送ベルト53の表面に付着したインクがワイパーブレード81で除去される。
このとき、イエローのインクを吐出するインクジェットヘッド2が搬送方向Aの最下流側に設けられているので、搬送ベルト53を搬送方向Aに回転させて、インクが吐出された箇所をワイパーブレード81が位置する個所まで移動させる際に、インクを吐出するインクジェットヘッド2が搬送方向Aの上流側に設けられている場合よりも、搬送ベルト53の回転量を少なくすることができる。
また、搬送ベルト53が、撥水性を有する材料で形成されているので、ワイパーブレード81でインクを除去し易くすることができる。
なお、ステップS5はステップS10の後であっても、ステップS11の後であってもよい。また、ステップS11はステップS5の前であっても、ステップS10の前であってもよい。また、ステップS11、ステップS6、ステップS10、ステップS5の順番であってもよい。
そして、搬送ベルト53が1回転したか否かが判定される(S12)。搬送ベルト53が1回転していないと判定された場合には、ステップS12が繰り返されることによって、搬送ベルト53の1回転待ちが行われる。一方、搬送ベルト53が1回転したと判定された場合には、搬送ベルト53の回転が停止され(S13)、ワイパーブレード81が搬送ベルト53から離隔される(S14)。
その後、搬送ベルト53から離隔されていたクリーニングローラ84が搬送ベルト53の外周面に接触する(S15)。そして、搬送ベルト53の回転が開始される(S16)。これにより、搬送ベルト53の表面に付着したインク、特に、搬送ベルト53の回転方向と直交する方向に関して、ワイパーブレード81に沿って除々に拡がっていき、ワイパーブレード81の両端よりも外側に位置したインクや、ワイパーブレード81が搬送ベルト53に接触していた個所に集まっているインクがクリーニングローラ84に吸収される。なお、ステップS13およびステップS16を省略してもよい。即ち、搬送ベルト53を回転させたまま、ワイパーブレード81を搬送ベルト53から離隔させ、クリーニングローラ84を搬送ベルト53に接触させてもよい。
このように、ワイパーブレード81で除去しきれなかったインクをクリーニングローラ84で吸収することにより、インク除去性能を更に向上させることができる。
なお、ステップS15とステップS16との順番はこれに限定されず、逆でも同時でもよい。そして、搬送ベルト53が1回転したか否かが判定される(S17)。搬送ベルト53が1回転していないと判定された場合には、ステップS17が繰り返されることによって、搬送ベルト53の1回転待ちが行われる。一方、搬送ベルト53が1回転したと判定された場合には、搬送ベルト53の回転が停止され(S18)、クリーニングローラ84が搬送ベルト53から離隔される(S19)。そして、ステップS1に戻る。
参考例
(インクジェットプリンタの機械的構成)
次に、本発明の参考例によるインクジェットプリンタについて説明する。参考例によるインクジェットプリンタが、上述の実施形態によるインクジェットプリンタ1と異なる点は、クリーニング時に、イエローのインクを吐出するインクジェットヘッド2のみがインクを搬送面54に吐出するのではなく、最もインクの残量が多いインクジェットヘッド2がインクを搬送面54に吐出する点である。例えば、マゼンタのインクを吐出するインクジェットヘッド2のインク残量が、他のインクジェットヘッド2のインク残量よりも多い場合には、クリーニング時に、マゼンタのインクを吐出するインクジェットヘッド2がインクを搬送面54に吐出する。
制御部100は、各インクジェットヘッド2が吐出したインク量に係るデータを累積的に記憶することによって、各インクジェットヘッド2に新しいインクカートリッジがセットされてから現在に至るまでに、各インクジェットヘッド2から吐出されたインクの総量を把握している。これにより、制御部100は、吐出されたインク総量が最も少ないインクジェットヘッド2を、最もインクの残量が多いインクジェットヘッド2として特定することが可能である。なお、各インクジェットヘッド2にセットされているインクカードリッジの重量を測定するセンサを設け、制御部100は、最も重量が重いインクカードリッジがセットされているインクジェットヘッド2を、最もインクの残量が多いインクジェットヘッド2として特定してもよい。
このように、最も残量が多いインクをクリーニングに利用することで、インクを貯留するインクカートリッジの交換頻度を低減させることができる。
その他の構成は、上述の実施形態と同じであるので、その説明を省略する。
(本実施形態の変形例)
以上、本発明の実施形態を説明したが、具体例を例示したに過ぎず、特に本発明を限定するものではなく、具体的構成などは、適宜設計変更可能である。また、発明の実施の形態に記載された、作用及び効果は、本発明から生じる最も好適な作用及び効果を列挙したに過ぎず、本発明による作用及び効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。
例えば、上述の実施形態において、ワイパーブレード81は、ワイパー移動機構82によって搬送ベルト53から離隔される構成にされているが、ワイパーブレード81は、常に搬送ベルト53に接触した構成にされていてもよい。クリーニングローラ84についても同様である。
また、上述の実施形態において、クリーニング時に搬送面54に吐出されるインクの量は、主走査方向におけるワイパーブレード81の幅100mm当たりにつき0.1ml以上の量に限定されない。
また、上述の実施形態において、クリーニング時に搬送面54にインクを吐出するインクジェットヘッド2は、イエローのインクを吐出するインクジェットヘッド2に限定されない
また、上述の実施形態において、CIS73,74,75を有しない構成にされていてもよい。
また、上述の実施形態において、搬送ベルト53は、撥水性を有する材料で形成されていなくてもよい。
また、上述の実施形態において、ワイパーブレード81によるクリーニングと、クリーニングローラ84によるクリーニングとは、別々に行われる構成にされているが、両者が同時に行われる構成にされていてもよい。
また、上述の実施形態において、クリーニングローラ84によるクリーニングは、ワイパーブレード81によるクリーニングの後に必ず行われる構成にされているが、ワイパーブレード81によるクリーニングが複数回行われた後に、クリーニングローラ84によるクリーニングが行われる構成にされていてもよい。
また、上述の実施形態において、クリーニングローラ84を有しない構成にされていてもよい。
本発明によるインクジェット記録装置は、インクジェット式に限定されず、サーマル式にも適用可能であり、またライン式に限定されず、ヘッドが往復移動するシリアル式にも適用可能である。また、プリンタに限定されず、ファクシミリやコピー機などにも適用可能である。また、本実施形態における搬送機構50は、水平方向に用紙Pを搬送しているが、水平方向以外の方向(例えば、斜め方向及び鉛直方向)に用紙Pを搬送することが可能なように、吐出面2aと平行な搬送面54が水平方向に対して傾いて配置されていてもよい。
1 インクジェットプリンタ(インクジェット記録装置)
2 インクジェットヘッド
2a 吐出面
50 搬送機構
53 搬送ベルト
54 搬送面
81 ワイパーブレード
84 クリーニングローラ
100 制御部
102 CPU
106 ヘッド制御回路
107 搬送機構制御回路
108 クリーニング制御回路
P 用紙(記録媒体)

Claims (6)

  1. インクを吐出する吐出面が形成されたインクジェットヘッドと、
    前記吐出面と対向する搬送面を表面に有する搬送部材を含み、前記搬送部材を駆動することによって、前記搬送面上において記録媒体を搬送方向に沿って搬送する搬送機構と、
    前記搬送部材に接触することで、前記搬送部材に付着したインクを除去するワイパーブレードと、
    前記搬送部材の前記表面のクリーニングを行う必要があるか否かを判断する判断手段と、
    前記クリーニングを行う必要があると前記判断手段が判断したときに、所定量以上のインクを前記搬送面に吐出する第1動作、及び、前記搬送部材を駆動する第2動作を行わせるように、前記インクジェットヘッドおよび前記搬送機構を制御する制御手段と、
    備え、
    前記インクジェットヘッドを、インクの色が互いに異なるように複数有しており、
    前記制御手段は、前記第1動作において、最も目立たない色のインクを吐出するインクジェットヘッドがインクを吐出するように、複数の前記インクジェットヘッドを制御し、
    最も目立たない色のインクを吐出する前記インクジェットヘッドが、前記搬送方向の最下流側に設けられていることを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 前記搬送部材から離隔した前記ワイパーブレードを前記搬送部材に接触させること、及び、前記搬送部材に接触した前記ワイパーブレードを前記搬送部材から離隔させることが可能なワイパー移動機構を更に有し、
    前記制御手段は、前記第1動作および前記第2動作とともに、前記搬送部材から離隔した前記ワイパーブレードを前記搬送部材に接触させる第3動作を行わせるように、前記ワイパー移動機構を制御することを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 前記制御手段は、前記第1動作において、前記搬送方向と直交する方向における前記ワイパーブレードの幅100mm当たりにつき0.1ml以上の量のインクを吐出するように、前記インクジェットヘッドを制御することを特徴とする請求項1又は2に記載のインクジェット記録装置。
  4. 前記搬送面において、前記搬送方向と直交する方向における前記記録媒体の位置を検出する位置検出手段を更に有し、
    前記制御手段は、前記位置検出手段の検出結果に基づいて、前記搬送面に付着したインクの位置を推定し、前記第1動作において、前記搬送方向と直交する方向に関して、推定した位置と同じ位置にインクを吐出するように、前記インクジェットヘッドを制御することを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
  5. 前記搬送部材は、撥水性を有する材料で形成されていることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
  6. 前記ワイパーブレードよりも前記搬送方向の下流側に設けられ、前記搬送部材に付着したインクを吸収するクリーニングローラを更に有していることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
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