JP2006150872A - 廃液収容容器及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 吸収部材に対して吸収される記録液の浸透を制御しないために偏って浸透が進み、吸収部材を効率的に使用することができない。
【解決手段】 廃液タンク100は、タンクケース本体101と、このケース本体101内に収納した記録液を吸収する吸収部材102と、ケース本体101の上部を覆う蓋部材103を備え、蓋部材103には吸収部材102を部分的に押圧する押圧部材114を形成し、吸収部材102に圧縮率が他の部分と異なる部分を形成して浸透速度や浸透方向を制御する。
【選択図】 図4

Description

本発明は廃液収容容器及び画像形成装置に関する。
プリンタ、ファクシミリ、複写装置、プロッタ、プリンタ/ファクシミリ/複写機の複合機などの各種画像形成装置において、記録液を吐出する液滴吐出ヘッドを記録ヘッドとして備えたものにあっては、記録液を吐出する記録ヘッドの性能を維持回復する機構が不可欠である。
このヘッドの性能維持回復機構の主な機能は、インクの自然蒸発によるノズル孔付近の記録液の増粘固着を防止するために密閉性の高いキャップ部材で覆うキャップ機能と、ノズル孔内に発生した気泡などによる吐出不良を記録液を排出することで回復したり、キャップ機能を通じてヘッドのノズルから記録液を吸引する吐出回復機能と、ノズル面に付着し液滴の飛翔状態を変化させる原因となる残留記録液を拭き取るためのワイピング機能などで構成される。
そして、このようなヘッドの性能維持回復動作を行うことによって、記録に用いられない記録液が排出されることになり、この記録液の廃液を貯留するための廃液収容容器(廃液タンクともいう。)を備えている。
特開2000−127439号公報 特開2003−165236号公報
このような廃液タンクとしては、特許文献3に記載されているように、廃液を吸収する吸収体内部に廃液をよりよく吸収させるため溝を形成し、廃液を吸収体の隅々まで行き渡らせるように誘導することで、廃液を効率的に吸収できるようにしたものがある。
特開2003−266741号公報
また、特許文献4に記載されているように、密度の異なる吸収体を同一のタンク内で使用し積層することにより、吸収体内の廃液の移動を制御するようにしたものもある。
特開2003−80739号公報
なお、特許文献5に記載されているように、インク(記録液)と処理液を使用した場合に、各液体を吸収体の別々の場所に排出することで、それぞれを効率よく吸収させるようにしたものも知られている。
特開2004−66458号公報
しかしながら、特許文献3に記載の廃液収容容器にあっては、溝によってインクを誘導可能であるが、吸収体に対して吸収される記録液の浸透方向などについては制御しておらず、一方向に偏って浸透が進み、吸収体をすべて使い切らない内に満タンと検知されることがあるという課題がある。
また、特許文献4に記載の廃液収容容器にあっては、2種類以上の吸収体を使用するためコストが高くなるという課題がある。
さらに、いずれの廃液収容容器にあっても、増粘した記録液に対してはいっさい意図されておらず、粘度の異なる記録液が排出される場合に対応することができないという課題もある。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、吸収体を効率的に使用することができる廃液収容容器及びこの廃液収容容器を備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明に係る廃液収容容器は、容器本体内に廃液を吸収する吸収体を備え、この吸収体は部分的な押圧によって圧縮率が他の部分と異なる部分を有している構成とした。
ここで、吸収体を押圧する部材が容器本体又はこの容器本体の開口を覆う蓋部材に一体成形されていることが好ましい。
本発明に係る廃液収容容器は、容器本体内に廃液を吸収する吸収体を備え、吸収体には吸収体内における廃液の移動を遮断又は制御するためのスリットが形成されている構成とした。
ここで、吸収体のスリット壁面同士の接触を防止する仕切り部材を有していることが好ましい。
本発明に係る廃液収容容器においては、廃液が供給される部位に対応して空間が形成されていることが好ましい。この場合、吸収体の空間の壁面の一部を覆う仕切り壁部材が設けられていることが好ましい。また、空間は吸収体に対して一定の比率で設けられていることが好ましい。
本発明に係る画像形成装置は、本発明に係る廃液収容容器を備えたものである。
本発明に係る廃液収納容器によれば、容器本体内に廃液を吸収する吸収体を備え、この吸収体は部分的な押圧によって圧縮率が他の部分と異なる部分を有しているので、単一の吸収体でも部分的に圧縮率を変えて密度を変化させることで、廃液の浸透速度や浸透方向を制御でき、吸収体の隅々まで廃液吸収に使うことができるようになって効率的に吸収体を使用できる。また、異形の吸収体や廃液収容容器のスペースが限られている場合でも吸収体を有効に活用することもできるようになる。
本発明に係る廃液収容容器によれば、容器本体内に廃液を吸収する吸収体を備え、吸収体には吸収体内における廃液の移動を遮断又は制御するためのスリットが形成されているので、吸収体の隅々まで廃液吸収に使うことができて、効率的に吸収体を使用できる。
本発明に係る画像形成装置によれば、本発明に係る廃液収容容器を備えているので、廃液の効率的な収容を行うことができる。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して説明する。図1は本発明に係る廃液収容容器である廃液タンクを備える本発明に係る画像形成装置の一例を示す同画像形成装置を前方側から見た斜視説明図である。
この画像形成装置は、装置本体1と、装置本体1に装着した用紙を装填するための給紙トレイ2と、装置本体1に装着され画像が記録(形成)された用紙をストックするための排紙トレイ3とを備え、さらに、装置本体1の前面4の一端部側には、前面4から前方側に突き出し、上面5よりも低くなったカートリッジ装填部6を有し、このカートリッジ装填部6の上面に操作キーや表示器などの操作部7を配置している。カートリッジ装填部6にはインクカートリッジ10が交換可能に装着され、また、開閉可能な前カバー8を有している。
次に、この画像形成装置の機構部について図2及び図3をも参照して説明する。なお、図2は同機構部の全体構成を説明する概略構成図、図3は同機構部の要部平面説明図である。
フレーム21を構成する左右の側板21A、21Bに横架したガイド部材であるガイドロッド31とステー32とでキャリッジ23を主走査方向に摺動自在に保持し、図示しない主走査モータによって図3で矢示方向(キャリッジ走査方向:主走査方向)に移動走査する。
このキャリッジ33には、記録液の液滴(インク滴)を吐出するための液滴吐出ヘッドであるインクジェットヘッドからなる複数の記録ヘッド34を複数のノズルを主走査方向と交叉する方向に配列し、インク滴吐出方向を下方に向けて装着している。
ここで、記録ヘッド34は、例えば、イエロー(Y)の液滴を吐出する記録ヘッド34y、マゼンタ(M)の液滴を吐出する記録ヘッド34m、シアン(C)の液滴を吐出する記録ヘッド34c、ブラック(Bk)の液滴を吐出する記録ヘッド34bとで構成している。なお、「記録ヘッド34」というときは色を区別しないものとする。なお、ヘッド構成は、これらの例に限るものではなく、1又は複数の色の液滴を吐出する1又は複数のノズル列を有する記録ヘッドを1又は複数用いて構成することもできる。
記録ヘッド34を構成する液滴吐出ヘッドとしては、圧電素子などの圧電アクチュエータ、発熱抵抗体などの電気熱変換素子を用いて液体の膜沸騰による相変化を利用するサーマルアクチュエータ、温度変化による金属相変化を用いる形状記憶合金アクチュエータ、静電力を用いる静電アクチュエータなどを、液滴を吐出するためのエネルギー発生手段として備えたものなどを使用できる。
また、キャリッジ33には、各記録ヘッド34にそれぞれ各色の記録液を供給するための各色のサブタンク35y、35m、35c、35k(色を区別しない場合は「サブタンク35」という。)を搭載している。このサブタンク35には各色の記録液供給チューブ37を介して前述した各色のインクカートリッジ10(各色を区別する場合には、「インクカートリッジ10y、10m、10c、10k」という。)から記録液を供給するようにしている。
ここで、インクカートリッジ10は、図3にも示すように、カートリッジ装填部6に収納され、このカートリッジ装填部6にはインクカートリッジ10内の記録液を送液するための供給ポンプユニット23が設けられている。また、インクカートリッジ装填部6からサブタンク35に至るまでの記録液供給チューブ37は這い回しの途中でフレーム21を構成する後板21Cに本体側ホルダ25にて固定保持されている。さらに、キャリッジ33上でも固定リブ26にて固定されている。
一方、給紙トレイ2の用紙積載部(底板)41上に積載した用紙42を給紙するための給紙部として、用紙積載部41から用紙42を1枚ずつ分離給送する半月コロ(給紙コロ)43及び給紙コロ43に対向し、摩擦係数の大きな材質からなる分離パッド44を備え、この分離パッド44は給紙コロ43側に付勢されている。
そして、この給紙部から給紙された用紙42を記録ヘッド34の下方側で搬送するための搬送部として、用紙42を静電吸着して搬送するための搬送ベルト51と、給紙部からガイド45を介して送られる用紙42を搬送ベルト51との間で挟んで搬送するためのカウンタローラ52と、略鉛直上方に送られる用紙42を略90°方向転換させて搬送ベルト51上に倣わせるための搬送ガイド53と、押さえ部材54で搬送ベルト51側に付勢された先端加圧コロ55とを備えている。また、搬送ベルト51表面を帯電させるための帯電手段である帯電ローラ56を備えている。
ここで、搬送ベルト51は、無端状ベルトであり、搬送ローラ57とテンションローラ58との間に掛け渡されて、図3のベルト搬送方向に周回するように構成している。帯電ローラ56は、搬送ベルト51の表層に接触し、搬送ベルト51の回動に従動して回転するように配置され、加圧力として軸の両端に各2.5Nをかけている。
また、搬送ベルト51の裏側には、記録ヘッド54による印写領域に対応してガイド部材61を配置している。このガイド部材61は、上面が搬送ベルト51を支持する2つのローラ(搬送ローラ57とテンションローラ58)の接線よりも記録ヘッド34側に突出している。これにより、搬送ベルト51は印写領域ではガイド部材61の上面にて押し上げられてガイドされるので、高精度な平面性を維持される。
さらに、記録ヘッド34で記録された用紙42を排紙するための排紙部として、搬送ベルト51から用紙42を分離するための分離爪71と、排紙ローラ72及び排紙コロ73とを備え、排紙ローラ72の下方に排紙トレイ3を備えている。ここで、排紙ローラ72と排紙コロ73との間から排紙トレイ3までの高さは排紙トレイ3にストックできる量を多くするためにある程度高くしている。
また、装置本体1の背面部には両面給紙ユニット81が着脱自在に装着されている。この両面給紙ユニット81は搬送ベルト51の逆方向回転で戻される用紙42を取り込んで反転させて再度カウンタローラ52と搬送ベルト51との間に給紙する。また、この両面給紙ユニット81の上面には手差し給紙部82を設けている。
さらに、図3に示すように、キャリッジ33の走査方向一方側の非印字領域には、記録ヘッド34のノズルの状態を維持し、回復するための維持回復機構91を配置している。
この維持回復機構91には、記録ヘッド34の各ノズル面をキャピングするための各キャップ部材(以下「キャップ」という。)92a〜92d(区別しないときは「キャップ92」という。)と、ノズル面をワイピングするためのブレード部材であるワイパーブレード93と、増粘した記録液を排出するために記録に寄与しない液滴を吐出させる空吐出を行うときの液滴を受ける空吐出受け94及びこの空吐出受け94に一体形成され、ワイパーブレード93に付着した記録液を除去するための清掃部材であるワイパークリーナ95と、ワイパーブレード93のクリーニング時にワイパーブレード93をワイパークリーナ95側に押し付けるクリーナ手段を構成するクリーナコロ96などを備えている。
そして、この維持回復機構91による維持回復動作で生じる記録液の廃液、キャップ92に排出されたインク、あるいはワイパーブレード93に付着してワイパークリーナ95で除去されたインク、空吐出されたインクは、図2に仮想線で示す本発明に係る廃液収容容器である廃液タンク100に排出されて収容される。
また、図3に示すように、キャリッジ33の走査方向他方側の非印字領域には、記録中などに増粘した記録液を排出するために記録に寄与しない液滴を吐出させる空吐出を行うときの液滴を受ける空吐出受け98を配置し、この空吐出受け98には記録ヘッド34のノズル列方向に沿った開口99などを備えている。
このように構成したインクジェット記録装置においては、給紙トレイ2から用紙42が1枚ずつ分離給紙され、略鉛直上方に給紙された用紙42はガイド45で案内され、搬送ベルト51とカウンタローラ52との間に挟まれて搬送され、更に先端を搬送ガイド53で案内されて先端加圧コロ55で搬送ベルト51に押し付けられ、略90°搬送方向を転換される。
このとき、図示しない制御回路によって高圧電源から帯電ローラ56に対してプラス出力とマイナス出力とが交互に繰り返すように、つまり交番する電圧が印加され、搬送ベルト51が交番する帯電電圧パターン、すなわち、周回方向である副走査方向に、プラスとマイナスが所定の幅で帯状に交互に帯電されたものとなる。このプラス、マイナス交互に帯電した搬送ベルト51上に用紙42が給送されると、用紙42が搬送ベルト51に静電的に吸着され、搬送ベルト51の周回移動によって用紙42が副走査方向に搬送される。
そこで、キャリッジ33を移動させながら画像信号に応じて記録ヘッド34を駆動することにより、停止している用紙42にインク滴を吐出して1行分を記録し、用紙42を所定量搬送後、次の行の記録を行う。記録終了信号又は用紙42の後端が記録領域に到達した信号を受けることにより、記録動作を終了して、用紙42を排紙トレイ3に排紙する。
また、印字(記録)待機中にはキャリッジ33は維持回復機構91側に移動されて、キャップ部材92で記録ヘッド34がキャッピングされて、ノズルを湿潤状態に保つことによりインク乾燥による吐出不良を防止する。また、キャップ部材92で記録ヘッド34をキャッピングした状態でノズルから記録液を吸引し(「ノズル吸引」又は「ヘッド吸引」という。)し、増粘した記録液や気泡を排出する回復動作を行う。さらに、記録開始前、記録途中などに記録と関係しないインクを空吐出受け94、98などに向けて吐出する空吐出動作を行う。
これによって、記録ヘッド34の安定した吐出性能を維持する。このとき維持回復機構91から排出される記録液の廃液は廃液タンク100に排出されて収容され、また、空吐出受け98に排出される記録液の廃液は空吐出受け98で収容される。
そこで、本発明に係る廃液タンク100の第1実施形態について図4を参照して説明する。なお、同図は同廃液タンクの概略分解斜視説明図である。
この廃液タンク100は、タンクケース本体(容器本体)101と、このケース本体101内に収納した廃液を吸収する吸収部材(吸収体)102と、ケース本体101の上部を覆う蓋部材103を備えている。
この廃液タンク100には、前述した維持回復機構91のチューブ91aなどから排出される廃液が蓋部材103に設けた廃液供給口104を介して内部に投入(供給)される。そして、廃液供給口104を介して廃液が供給される部位に対応して、吸収部材102に切り欠き部111を形成することで空間105を形成している。
これにより、廃液を吸収部材102に投入しないでケース本体101の底面に直接到達させることができ、高粘度記録液を使用する場合に廃液をケース本体101に保持しつつ吸収部材102も活用できるようになる。
つまり、高画質化、耐光性を向上させた顔料系記録液を使用する場合、記録液は粘度が5mPa・s〜20mPa・sと高くなり、このような高粘度の記録液の廃液を吸収部材102に直接投入すると、吸収部材102に浸透せず、また、流動性も殆どないために、そのままの位置で堆積して吸収効率が極めて低下する。
これに対して、空間105を形成して廃液をケース本体101の底面に直接投入することで、水分のみが吸収部材102に早期に吸収されることが防止されるので、廃液が堆積しにくくなり、吸収部材102全体を使い切ることができるようになって、吸収部材102の使用効率が向上する。
また、ケース本体101には空間105のケース本体101で形成される側壁面を除く三面のうち、二面を囲む仕切り壁部材(囲いリブ)112を底面まで一体に形成している。これにより、吸収部材102の切り欠き部111の空間105に臨む1つの壁面だけが空間105に露出することになり、この露出している壁面部分からしか廃液が浸透しなくなり、吸収部材102内での廃液の流れの方向を制御することができる。
ここで、空間105はケース本体101内の吸収部材102に対して一定の比率で設けるようにする。つまり、吸収部材102の体積に対して空間105の容積を一定の比率で確保することにより、空間105に増粘した廃液が堆積して使用できなくなるまでの寿命と吸収部材102に廃液が吸収されて使用できなくなるまでの吸収部材102の寿命とを合せることができるようにする。この場合、空間を吸収部材に対する比率で設定することにより、ケース本体(容器本体)や吸収部材の形状、大きさの変化にも対応することができる。
一方、蓋部材103には、ケース本体101に装着した状態でケース本体101内の吸収部材102を上方から押圧する1又は複数の押圧部材(押圧リブ)114を一体に形成している。
これにより、蓋部材103をケース本体101に装着して廃液タンク100を構成したとき、蓋部材103の押圧部材114で吸収部材102の対応する領域(例えば図に斜線を施して示す領域A)が押圧されることなり、吸収部材102はこの部分的な押圧により圧縮率が他の部分と異なる部分が形成された状態でケース本体101に収納される。
このように、吸収部材102に部分的な押圧により圧縮率が他の部分と異なる部分を形成することにより、単一の吸収部材102であっても密度が部位によって異なることになるので、廃液の浸透速度や浸透方向を制御することができ、吸収部材の隅々まで廃液を浸透させることができ、効率的に吸収部材を使用することができる。また、異形の吸収部材や、廃液タンクのスペースが限られている場合でも、廃液の浸透方向などを制御することで吸収部材を有効に活用することができる。
この場合、吸収部材を押圧する押圧部材を、収容容器を構成する部材に一体に形成することによって、部品点数の増加を伴うことなく押圧部材を設けられ、また、押圧部材の固定が容易で組み付け忘れも防止できる。なお、本実施形態では収容容器を構成する部材としての蓋部材に押圧部材を設けているが、容器本体(ケース本体)の底部に設ける構成とすることもできるし、或いは、蓋部材や容器本体とは別体で設ける構成とすることもできる。
次に、本発明に係る廃液タンク100の第2実施形態について図5を参照して説明する。なお、同図は同廃液タンクの概略分解斜視説明図である。
この実施形態では、吸収部材102に吸収部材102内における廃液の移動を遮断又は制御するためのスリット115を形成している。
このように、吸収部材103にスリット115を形成することで、スリット部分では廃液の浸透が続かず、廃液は吸収部材103の連続している部分を通じて浸透(移動)することになる。これにより廃液の移動を遮断又は制御することができ、吸収部材103を迷路状などにして、吸収部材103を隅々まで使い切ることができるようになり、効率的に吸収部材を使用することができる。
そして、ケース本体101には吸収部材103のスリット115に対応して仕切り部材116を一体に形成している。この仕切り部材116によって柔らかい吸収部材103のスリット115の壁面同士が接触することが防止されることになり、廃液は常に連続した部分を伝って浸透するようになり、より確実に吸収部材103の全体を使い切ることができるようになる。
また、この実施形態では、蓋部材103には廃液供給口104の周囲に内方に向うリブ117を形成している。
上記実施形態では本発明に係る画像形成装置としてプリンタ構成で説明したが、これに限るものではなく、例えば、プリンタ/ファックス/コピア複合機などの画像形成装置に適用することができる。また、インク以外の液体である記録液や定着処理液などを用いる画像形成装置にも適用することができる。
本発明に係る廃液収容容器を備えた本発明に係る画像形成装置の一例を示す前方側から見た斜視説明図である。 同画像形成装置の機構部の概略を示す構成図である。 同機構部の要部平面説明図である。 本発明に係る廃液収容容器の第1実施形態を説明する概略分解斜視説明図である。 本発明に係る廃液収容容器の第2実施形態を説明する概略分解斜視説明図である。
符号の説明
10…インクカートリッジ
33…キャリッジ
34…記録ヘッド
35…サブタンク
91…維持回復機構
92…キャップ
93…ワイパーブレード
100…廃液タンク
101…タンクケース本体
102…吸収部材
103…蓋部材
104…廃液供給口
105…空間
111…切り欠き部
112…仕切り壁部材
114…押圧リブ
115…スリット
116…仕切り部材

Claims (8)

  1. 画像形成装置の廃液を収容する廃液収容容器において、容器本体内に前記廃液を吸収する吸収体を備え、この吸収体は部分的な押圧によって圧縮率が他の部分と異なる部分を有していることを特徴とする液体収容容器。
  2. 請求項1に記載の廃液収容容器において、前記吸収体を押圧する部材が容器本体又はこの容器本体の開口を覆う蓋部材に一体成形されていることを特徴とする廃液収容容器。
  3. 画像形成装置の廃液を収容する廃液収容容器において、容器本体内に前記廃液を吸収する吸収体を備え、前記吸収体には吸収体内における廃液の移動を遮断又は制御するためのスリットが形成されていることを特徴とする廃液収容容器。
  4. 請求項3に記載の廃液収容容器において、前記吸収体のスリット壁面同士の接触を防止する仕切り部材を有していることを特徴とする廃液収容容器。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載の廃液収容容器において、廃液が供給される部位に対応して空間が形成されていることを特徴とする廃液収容容器。
  6. 請求項5に記載の廃液収容容器において、前記吸収体の前記空間の壁面の一部を覆う仕切り壁部材が設けられていることを特徴とする廃液収容容器。
  7. 請求項5又は6に記載の廃液収容容器において、前記空間は前記吸収体に対して一定の比率で設けられていることを特徴とする廃液収容容器。
  8. 記録液の液滴を吐出して被記録媒体に画像を形成する画像形成装置において、請求項1ないし7のいずれかに記載の廃液収容容器を備えていることを特徴とする画像形成装置。
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