JP2010208095A - 記録剤収容容器及び画像形成装置 - Google Patents
記録剤収容容器及び画像形成装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010208095A JP2010208095A JP2009055418A JP2009055418A JP2010208095A JP 2010208095 A JP2010208095 A JP 2010208095A JP 2009055418 A JP2009055418 A JP 2009055418A JP 2009055418 A JP2009055418 A JP 2009055418A JP 2010208095 A JP2010208095 A JP 2010208095A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- recording agent
- ink
- image forming
- recording
- forming apparatus
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Abstract
【課題】インク袋内のインクの使い残しが生じてインクの使用効率が悪い。
【解決手段】インクカートリッジ1は、インクパック2をカートリッジケース3内に収納して構成し、インク袋11は変形可能な袋状部材であって、画像形成装置本体側の記録剤吸引部材を受け入れる供給口部13が固定され、またインク袋11の対向する側壁面の外面側には第1のプレート21と第2のプレート22が取付けられ、第1、第2のプレート21、22は、インク袋11の供給口部13と反対側の縁部の後ろ側で、支軸23を揺動支点として折り畳み可能とされている。
【選択図】図1
【解決手段】インクカートリッジ1は、インクパック2をカートリッジケース3内に収納して構成し、インク袋11は変形可能な袋状部材であって、画像形成装置本体側の記録剤吸引部材を受け入れる供給口部13が固定され、またインク袋11の対向する側壁面の外面側には第1のプレート21と第2のプレート22が取付けられ、第1、第2のプレート21、22は、インク袋11の供給口部13と反対側の縁部の後ろ側で、支軸23を揺動支点として折り畳み可能とされている。
【選択図】図1
Description
本発明は記録剤収容容器及び画像形成装置に関する。
プリンタ、ファクシミリ、複写装置、プロッタ、これらの複合機等の画像形成装置として、例えばインク液滴を吐出する記録ヘッドを用いた液体吐出記録方式の画像形成装置としてインクジェット記録装置が、また電子写真方式で画像を形成する画像形成装置が知られている。
例えば、液体吐出記録方式の画像形成装置は、記録ヘッドからインク滴を、搬送される用紙(紙に限定するものではなく、OHPなどを含み、インク滴、その他の液体などが付着可能なものの意味であり、被記録媒体あるいは記録媒体、記録紙、記録用紙などとも称される。)に対して吐出して、画像形成(記録、印字、印写、印刷も同義語で使用する。)を行なうものであり、記録ヘッドが主走査方向に移動しながら液滴を吐出して画像を形成するシリアル型画像形成装置と、記録ヘッドが移動しない状態で液滴を吐出して画像を形成するライン型ヘッドを用いるライン型画像形成装置がある。
なお、本願において、液体吐出方式の「画像形成装置」は、紙、糸、繊維、布帛、皮革、金属、プラスチック、ガラス、木材、セラミックス等の媒体に液滴を吐出する装置を意味し、また、「画像形成」とは、文字や図形等の意味を持つ画像を媒体に対して付与することだけでなく、パターン等の意味を持たない画像を媒体に付与すること(単に液滴を媒体に着弾させること、すなわち、液体吐出装置)をも意味する。また、「インク」とは、インクと称されるものに限らず、記録液、定着処理液、液体などと称されるものなど、画像形成を行うことができるすべての液体の総称として用い、例えば、DNA試料、レジスト、パターン材料、樹脂なども含まれる。なお、以下では、主として、記録剤がインクである例について説明するが、現像剤(トナー)である場合に本願発明の記録剤収容容器及び画像形成装置を適用することができる。
このような画像形成装置において、例えば記録ヘッドを搭載したキャリッジ上に、記録ヘッドにインクを供給するサブタンク(バッファタンク、ヘッドタンクとも称される。)を搭載し、メインのインクカートリッジ(メインタンクとも称される)を画像形成装置本体(以下、単に「装置本体」という。)側に着脱自在に装着し、サブタンクに装置本体側のインクカートリッジからインクを補充供給するようにしたものが知られている。
インクカートリッジとしては、例えば、筐体内にインク袋が収納されて、インク袋を挟んで配置された2つの電極を挟み込む補強部材を有し、インク袋内のインクの増減にかかわらず互いに略平行に電極が移動するようにしたものもある(特許文献1)。
また、トナーを収容するトナー容器としては、例えばトナーの吸引と同時に容器を折り畳んで減容できるようにしたものがある(特許文献2)。
しかしながら、上記特許文献1記載のインクカートリッジにあっては、インク袋を減容するときに補強部材によって押圧されないが箇所がインク袋に供給側とは反対の筐体奥側に生じて、減容の際に一部供給部から奥側にインクが逃げてしまい、インクカートリッジを最後まで使いきったときにインク袋に残るインク残量が増加してしまうという課題がある。
また、特許文献2記載のトナーカートリッジにあっては、トナー出力部が下方で、剛性部材が重力方向上方にあって、トナーが出力される際に重力で自然とトナー出力側(上から下)に搬送される作用があって成立するもので、横置きで使用することができない。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、記録剤収容容器の低コスト化を図りつつ安定した記録剤の供給を行えるようにすることを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明に係る記録剤収容容器は、
画像形成用記録剤を収納し、かつ画像形成装置内で使用される記録剤収納容器であって、
少なくとも2つの対向する側壁面を有する変形可能な袋状の記録剤収容部と、
前記記録剤収容部に取付けられて、前記画像形成装置側の記録剤吸引部材を受け入れる記録剤供給部と、
前記記録剤収容部の各側壁面の外面に取付けられた板状部材と、を有し、
前記各板状部材は前記記録剤供給部と反対側の端部を支点として折り畳み可能である
構成とした。
画像形成用記録剤を収納し、かつ画像形成装置内で使用される記録剤収納容器であって、
少なくとも2つの対向する側壁面を有する変形可能な袋状の記録剤収容部と、
前記記録剤収容部に取付けられて、前記画像形成装置側の記録剤吸引部材を受け入れる記録剤供給部と、
前記記録剤収容部の各側壁面の外面に取付けられた板状部材と、を有し、
前記各板状部材は前記記録剤供給部と反対側の端部を支点として折り畳み可能である
構成とした。
ここで、前記記録剤収容部及び各板状部材は外箱部材内に収納されている構成とできる。
本発明に係る記録剤収容容器は、
画像形成用記録剤を収容し、かつ画像形成装置本体内で使用される記録剤収納容器であって、
少なくとも2つの対向する側壁面を有する変形可能な袋状の記録剤収容部と、
前記記録剤収容部に取付けられて、前記画像形成装置側の記録剤吸引部材を受け入れる記録剤供給部と、
前記記録剤収容部の一側壁面の外面に取付けられた板状部材と、
前記記録剤収容部及び前記板状部材を収納する外箱部材と、を有し、
前記板状部材は前記記録剤供給部と反対側の端部を支点として前記外箱部材の内壁面に対して折り畳み可能である
構成とした。
画像形成用記録剤を収容し、かつ画像形成装置本体内で使用される記録剤収納容器であって、
少なくとも2つの対向する側壁面を有する変形可能な袋状の記録剤収容部と、
前記記録剤収容部に取付けられて、前記画像形成装置側の記録剤吸引部材を受け入れる記録剤供給部と、
前記記録剤収容部の一側壁面の外面に取付けられた板状部材と、
前記記録剤収容部及び前記板状部材を収納する外箱部材と、を有し、
前記板状部材は前記記録剤供給部と反対側の端部を支点として前記外箱部材の内壁面に対して折り畳み可能である
構成とした。
これらの本発明に係る現像剤収容容器においては、前記記録剤収容部の対向する側壁面にはそれぞれ検知電極が設けられて、前記画像形成装置本体側と電気的に接続する端子が設けられている構成とできる。
また、前記記録剤がインク又はトナーである構成とできる。
本発明に係る画像形成装置は、本発明に係る記録剤収容容器を備えたものである。
本発明に係る記録剤収容容器によれば、少なくとも2つの対向する側壁面を有する変形可能な袋状の記録剤収容部と、記録剤収容部に取付けられて、画像形成装置側の記録剤吸引部材を受け入れる記録剤供給部と、記録剤収容部の各側壁面の外面に取付けられた板状部材とを有し、各板状部材は記録剤供給部と反対側の端部を支点として折り畳み可能である構成としたので、構成が簡単で記録剤収容容器の低コスト化を図りつつ、記録剤の使い残しが少なく、安定した記録剤の供給を行うことができる。
本発明に係る記録剤収容容器によれば、少なくとも2つの対向する側壁面を有する変形可能な袋状の記録剤収容部と、記録剤収容部に取付けられて、画像形成装置側の記録剤吸引部材を受け入れる記録剤供給部と、記録剤収容部の一側壁面の外面に取付けられた板状部材と、記録剤収容部及び板状部材を収納する外箱部材とを有し、板状部材は記録剤供給部と反対側の端部を支点として外箱部材の内壁面に対して折り畳み可能である構成としたので、構成が簡単で記録剤収容容器の低コスト化を図りつつ、記録剤の使い残しが少なく、安定した記録剤の供給を行うことができる。
本発明に係る画像形成装置によれば、本発明に係る記録剤収容容器を備えているので、安定した画像品質で画像形成を行うことができる。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。まず、本発明に係る記録剤収容容器の第1実施形態について図1及び図2を参照して説明する。なお、図1は同記録剤収容容器としてのインクカートリッジの斜視説明図、図2は同インクカートリッジの断面説明図である。
このインクカートリッジ1は、インクパック2を外箱部材であるカートリッジケース3(図1では透過状態で図示している。)内に収納して構成している。
このインクカートリッジ1は、インクパック2を外箱部材であるカートリッジケース3(図1では透過状態で図示している。)内に収納して構成している。
インクパック2のインク袋11は、記録剤収容部であり、ポリエチレン、ナイロン、PETなどの柔軟性のあるシート材料で形成された変形可能な袋状部材である。このインク袋11内にはインク10が充填されている。そして、このインク袋11には、内部のインクを画像形成装置本体側の記録剤吸引部材、例えば中空ノズル部材を受け入れる記録剤供給部である供給口部13が熱溶着で固定されている。供給口部13内には、画像形成装置本体に装着されているとき、着脱時、取り外している状態において内部のインクを漏れないようにするための弾性部材、例えばゴムシール14が配置されている。また、インク袋11の供給口部13はカートリッジケース2の一側壁部に取付けられている。
インク袋11の対向する側壁面の外面側には板状部材である第1のプレート21と第2のプレート22が取付けられている。第1、第2のプレート21、22のインク袋11の外面への取付けは、熱溶着、接着剤、両面テープなどで行うことができる。そして、第1、第2のプレート21、22は、インク袋11の供給口部13と反対側の縁部の後ろ側で、支軸23を揺動(又は回動)支点として折り畳み可能とされている。
ここで、インク袋11の第1、第2のプレート21,22の揺動支点側(奥側)の縁部2aは、袋側面の折り畳みによる稜線又は側面の貼り合わせによる稜線を有している。これにより、インク袋11内のインク10が吸引されて減圧されるときに、インク袋11は方向性を持って収縮することになり、インクの使い残しが少なくなる。
また、第1、第2のプレート21、22には、それぞれ第1の電極板25と第2の電極板26が設けられ、2つの電極板25、26からリード線27にてカートリッジケース2の外壁面に設けた基板28に接続している。この基板28と画像形成装置本体とはバネ接点等を利用して画像形成装置本体内の図示しない検知電極に導通される。
なお、画像形成装置本体では、第1の電極板25と第2の電極板26間の静電容量を検出し、検出した静電容量が所定値となったときに図示しない制御部によって表示手段やホスト側を通じてインクエンド又はインクニアエンドになったことをユーザに通知する。
このように構成したインクカートリッジ1においては、画像形成装置本体に装着されてインク袋11内のインク10が使用されるに従って、インク袋11内は減圧されて、図2に示す満タン状態から図3(a)、(b)に示すようにインク袋11が収縮する。
このとき、インク袋11の対向する側壁面には第1、第2のプレート21,22が設けられて、これらの第1、第2のプレート21、22は、供給口部13と反対側を支点として回転するので、図3(a)、(b)に示すように、インク袋11を供給口部13の容積よりも反対側である奥側の容積を常に小さくするようにインク袋11を押圧規制する。
これにより、インク袋11内のインクは奥側から供給口部13側に効率よく移動し、インク袋11内のインクの使い残し量が低減する。
また、第1、第2のプレート21,22の対向距離が変化することで電極板25,26間の静電容量が変化するので、一定印加電圧に対する抵抗変化が生じるので、装置本体側ではこの抵抗変化を検知してインク袋11内のインク残量を検知してインクエンドやインクニアエンドを検出する。
このように、少なくとも2つの対向する側壁面を有する変形可能な袋状の記録剤収容部と、記録剤収容部に取付けられて、画像形成装置側の記録剤吸引部材を受け入れる記録剤供給部と、記録剤収容部の各側壁面の外面に取付けられた板状部材とを有し、各板状部材は記録剤供給部と反対側の端部を支点として折り畳み可能である構成とすることで、構成が簡単で記録剤収容容器の低コスト化を図りつつ、記録剤の使い残しが少なく、安定した記録剤の供給を行うことができる。
次に、本発明に係る記録剤収容容器の第2実施形態について図4を参照して説明する。
この実施形態は、前記第1実施形態のインクパック2をカートリッジケース3に収納しないで、そのまま記録剤収容容器(インクカートリッジ)として使用する形態である。なお、インクパック2の構成は前記第1実施形態と同様であるので、その説明を省略する。
この実施形態は、前記第1実施形態のインクパック2をカートリッジケース3に収納しないで、そのまま記録剤収容容器(インクカートリッジ)として使用する形態である。なお、インクパック2の構成は前記第1実施形態と同様であるので、その説明を省略する。
次に、本発明に係る記録剤収容容器の第3実施形態について図5及び図6を参照して説明する。
この実施形態では、前記第1実施形態の第1のプレート21、第2のプレート22の一方をカートリッジケース3の壁面部31で構成したものであり、この例では第1のプレート21がカートリッジケース3の壁面部31の支軸24で揺動可能に支持されている。
この実施形態では、前記第1実施形態の第1のプレート21、第2のプレート22の一方をカートリッジケース3の壁面部31で構成したものであり、この例では第1のプレート21がカートリッジケース3の壁面部31の支軸24で揺動可能に支持されている。
この場合には、インク袋11内のインクが使用されるに従って図5の満タン状態から図6(a)、図6(b)に示すように第1のプレート21が支軸23を支点としてカートリッジケース3の壁面部31に近づくように揺動するので、前記第1実施形態と同様の作用効果を得ることができるとともに、プレートが1枚で済み、構成が簡単になる。
次に、本発明に係る記録剤収容容器の第4実施形態について図7を参照して説明する。
この実施形態は、前記第3実施形態において、第1のプレート21が傾斜して配置されることによって生じる空間に対応してインク袋カートリッジケース3の一部の凹部32を設けたものであり、この凹部32に指などを掛けてインクカートリッジ1を装置本体に対して着脱することができ、操作性を向上することができる。
この実施形態は、前記第3実施形態において、第1のプレート21が傾斜して配置されることによって生じる空間に対応してインク袋カートリッジケース3の一部の凹部32を設けたものであり、この凹部32に指などを掛けてインクカートリッジ1を装置本体に対して着脱することができ、操作性を向上することができる。
次に、本発明に係る記録剤収容容器を使用する本発明に係る画像形成装置の一例について図8ないし図10を参照して説明する。なお、図8は同画像形成装置の外観斜視説明図、図9は同画像形成装置の機構部の概要を示す側面説明図、図10は同じく要部平面説明図である。
この画像形成装置は、シリアル型インクジェット記録装置であり、装置本体201と、装置本体201に装着したまま所定の用紙補給位置まで引出し可能な給紙カセット202と、給紙カセット202の蓋部材を兼ね、装置本体201に揺動可能に装着されて給紙カセット202の上方を開閉可能な排紙トレイ203とを備えている。給紙カセット202は装置本体1内に給紙する用紙がストックされ、排紙トレイ203には画像が記録(形成)された用紙がストックされる。さらに、装置本体201の前面の一端部側には、本発明に係る記録剤収容容器であるインクカートリッジを装填するためのカートリッジ装填部204を有し、このカートリッジ装填部204の上面は操作ボタンや表示器などを設ける操作/表示部205としている。
この画像形成装置は、シリアル型インクジェット記録装置であり、装置本体201と、装置本体201に装着したまま所定の用紙補給位置まで引出し可能な給紙カセット202と、給紙カセット202の蓋部材を兼ね、装置本体201に揺動可能に装着されて給紙カセット202の上方を開閉可能な排紙トレイ203とを備えている。給紙カセット202は装置本体1内に給紙する用紙がストックされ、排紙トレイ203には画像が記録(形成)された用紙がストックされる。さらに、装置本体201の前面の一端部側には、本発明に係る記録剤収容容器であるインクカートリッジを装填するためのカートリッジ装填部204を有し、このカートリッジ装填部204の上面は操作ボタンや表示器などを設ける操作/表示部205としている。
そして、装置本体201内では、左右の側板201A、201Bに横架したガイド部材である主従のガイドロッド231、232でキャリッジ233を主走査方向に摺動自在に保持し、図示しない主走査モータによってタイミングベルトを介して矢示方向(キャリッジ主走査方向)に移動走査する。
このキャリッジ233には、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)の各色のインク滴を吐出するための本発明に係る液体吐出ヘッドからなる記録ヘッド234a、234b(区別しないときは「記録ヘッド234」という。)を複数のノズルからなるノズル列を主走査方向と直交する副走査方向に配列し、インク滴吐出方向を下方に向けて装着している。
記録ヘッド234は、それぞれ2つのノズル列を有し、記録ヘッド234aの一方のノズル列はブラック(K)の液滴を、他方のノズル列はシアン(C)の液滴を、記録ヘッド234bの一方のノズル列はマゼンタ(M)の液滴を、他方のノズル列はイエロー(Y)の液滴を、それぞれ吐出する。
また、キャリッジ233には、記録ヘッド234のノズル列に対応して各色のインクを供給するためのヘッドタンク235a、235b(区別しないときは「ヘッドタンク235」という。)を搭載している。このサブタンク235には各色の供給チューブ236を介して、本発明に係る各色の記録剤収容容器であるインクカートリッジ210(第1実施形態で図示)から各色のインクが補充供給される。
一方、給紙カセット202の用紙積載部(圧板)241上に積載した用紙242を給紙するための給紙部として、用紙積載部241から用紙242を1枚ずつ分離給送する半月コロ(給紙コロ)243及び給紙コロ243に対向し、摩擦係数の大きな材質からなる分離パッド244を備え、この分離パッド244は給紙コロ243側に付勢されている。
そして、この給紙部から給紙された用紙242を記録ヘッド234の下方側に送り込むために、用紙242を案内するガイド部材245と、カウンタローラ246と、搬送ガイド部材247と、先端加圧コロ249を有する押さえ部材248とを備えるとともに、給送された用紙242を静電吸着して記録ヘッド234に対向する位置で搬送するための搬送手段である搬送ベルト251を備えている。
この搬送ベルト251は、無端状ベルトであり、搬送ローラ252とテンションローラ253との間に掛け渡されて、ベルト搬送方向(副走査方向)に周回するように構成している。また、この搬送ベルト251の表面を帯電させるための帯電手段である帯電ローラ256を備えている。この帯電ローラ256は、搬送ベルト251の表層に接触し、搬送ベルト251の回動に従動して回転するように配置されている。この搬送ベルト251は、図示しない副走査モータによってタイミングを介して搬送ローラ252が回転駆動されることによってベルト搬送方向に周回移動する。
さらに、記録ヘッド234で記録された用紙242を排紙するための排紙部として、搬送ベルト251から用紙242を分離するための分離爪261と、排紙ローラ262及び排紙コロ263とを備え、排紙ローラ262の下方に排紙トレイ203を備えている。
また、装置本体201の背面部には両面ユニット271が着脱自在に装着されている。この両面ユニット271は搬送ベルト251の逆方向回転で戻される用紙242を取り込んで反転させて再度カウンタローラ246と搬送ベルト251との間に給紙する。また、この両面ユニット271の上面は手差しトレイ272としている。
さらに、キャリッジ233の走査方向一方側の非印字領域には、記録ヘッド234のノズルの状態を維持し、回復するための回復手段を含む本発明に係るヘッドの維持回復装置である維持回復機構281を配置している。この維持回復機構281には、記録ヘッド234の各ノズル面をキャピングするためのキャップ282a、282b(区別しないときは「キャップ282」という。)と、ノズル面をワイピングするためのブレード部材であるワイパーブレード283と、増粘した記録液を排出するために記録に寄与しない液滴を吐出させる空吐出を行うときの液滴を受ける空吐出受け284などを備えている。
また、キャリッジ233の走査方向他方側の非印字領域には、記録中などに増粘した記録液を排出するために記録に寄与しない液滴を吐出させる空吐出を行うときの液滴を受ける液体回収容器であるインク回収ユニット(空吐出受け)288を配置し、このインク回収ユニット288には記録ヘッド234のノズル列方向に沿った開口部289などを備えている。
このように構成したこの画像形成装置においては、給紙カセット202から用紙242が1枚ずつ分離給紙され、略鉛直上方に給紙された用紙242はガイド245で案内され、搬送ベルト251とカウンタローラ246との間に挟まれて搬送され、更に先端を搬送ガイド237で案内されて先端加圧コロ249で搬送ベルト251に押し付けられ、略90°搬送方向を転換され、帯電した搬送ベルト251上に吸着され、搬送ベルト251の周回移動によって用紙242が副走査方向に搬送される。
そこで、キャリッジ233を移動させながら画像信号に応じて記録ヘッド234を駆動することにより、停止している用紙242にインク滴を吐出して1行分を記録し、用紙242を所定量搬送後、次の行の記録を行う。記録終了信号又は用紙242の後端が記録領域に到達した信号を受けることにより、記録動作を終了して、用紙242を排紙トレイ203に排紙する。
この画像形成装置は、本発明に係る記録剤収容容器を着脱自在に装着しているので、インク消費の無駄がなくなり、コストの低減を図ることができる。
なお、上記各実施形態では記録剤がインクである例で説明しているが、前述したように記録剤としては電子写真方式の画像形成装置で使用される現像剤、トナーを用いる場合にも同様に適用することができる。
1 インクカートリッジ
2 インクパック
3 カートリッジケース
11 インク袋
13 供給口部
21 第1のプレート
22 第2のプレート
201 装置本体
202 給紙カセット
203 排紙トレイ
204 カートリッジ装填部
210 インクカートリッジ
233 キャリッジ
234 記録ヘッド
2 インクパック
3 カートリッジケース
11 インク袋
13 供給口部
21 第1のプレート
22 第2のプレート
201 装置本体
202 給紙カセット
203 排紙トレイ
204 カートリッジ装填部
210 インクカートリッジ
233 キャリッジ
234 記録ヘッド
Claims (6)
- 画像形成用記録剤を収納し、かつ画像形成装置内で使用される記録剤収納容器であって、
少なくとも2つの対向する側壁面を有する変形可能な袋状の記録剤収容部と、
前記記録剤収容部に取付けられて、前記画像形成装置側の記録剤吸引部材を受け入れる記録剤供給部と、
前記記録剤収容部の各側壁面の外面に取付けられた板状部材と、を有し、
前記各板状部材は前記記録剤供給部と反対側の端部を支点として折り畳み可能である
ことを特徴とする記録剤収容容器。 - 前記記録剤収容部及び各板状部材は外箱部材内に収納されていることを特徴とする請求項1に記載の記録剤収容容器。
- 画像形成用記録剤を収容し、かつ画像形成装置本体内で使用される記録剤収納容器であって、
少なくとも2つの対向する側壁面を有する変形可能な袋状の記録剤収容部と、
前記記録剤収容部に取付けられて、前記画像形成装置側の記録剤吸引部材を受け入れる記録剤供給部と、
前記記録剤収容部の一側壁面の外面に取付けられた板状部材と、
前記記録剤収容部及び前記板状部材を収納する外箱部材と、を有し、
前記板状部材は前記記録剤供給部と反対側の端部を支点として前記外箱部材の内壁面に対して折り畳み可能である
ことを特徴とする記録剤収容容器。 - 前記記録剤収容部の対向する側壁面にはそれぞれ検知電極が設けられて、前記画像形成装置本体側と電気的に接続する端子が設けられていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の記録剤収容容器。
- 前記記録剤がインク又はトナーであることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の記録剤収容容器。
- 請求項1ないし5のいずれかに記載の記録剤収容容器を備えることを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009055418A JP2010208095A (ja) | 2009-03-09 | 2009-03-09 | 記録剤収容容器及び画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009055418A JP2010208095A (ja) | 2009-03-09 | 2009-03-09 | 記録剤収容容器及び画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010208095A true JP2010208095A (ja) | 2010-09-24 |
Family
ID=42968825
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009055418A Pending JP2010208095A (ja) | 2009-03-09 | 2009-03-09 | 記録剤収容容器及び画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010208095A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014140976A (ja) * | 2013-01-22 | 2014-08-07 | Roland Dg Corp | インクパックアダプターおよびインクジェットプリンタ |
CN104070816A (zh) * | 2013-03-28 | 2014-10-01 | 京瓷办公信息系统株式会社 | 墨水盒以及喷墨式图像形成装置 |
WO2014196205A1 (ja) * | 2013-06-06 | 2014-12-11 | セイコーエプソン株式会社 | 液体収容体 |
JP2016215407A (ja) * | 2015-05-15 | 2016-12-22 | 株式会社ミマキエンジニアリング | インク供給装置及びインクジェットプリンタ |
US10800176B2 (en) | 2015-12-11 | 2020-10-13 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Collapsible container and sensor |
-
2009
- 2009-03-09 JP JP2009055418A patent/JP2010208095A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014140976A (ja) * | 2013-01-22 | 2014-08-07 | Roland Dg Corp | インクパックアダプターおよびインクジェットプリンタ |
CN104070816A (zh) * | 2013-03-28 | 2014-10-01 | 京瓷办公信息系统株式会社 | 墨水盒以及喷墨式图像形成装置 |
US9144990B2 (en) | 2013-03-28 | 2015-09-29 | Kyocera Document Solutions Inc. | Ink container and inkjet image forming apparatus |
EP2783861A3 (en) * | 2013-03-28 | 2016-08-31 | Kyocera Document Solutions Inc. | Ink container and inkjet image forming apparatus |
WO2014196205A1 (ja) * | 2013-06-06 | 2014-12-11 | セイコーエプソン株式会社 | 液体収容体 |
US9701127B2 (en) | 2013-06-06 | 2017-07-11 | Seiko Epson Corporation | Liquid container |
JP2016215407A (ja) * | 2015-05-15 | 2016-12-22 | 株式会社ミマキエンジニアリング | インク供給装置及びインクジェットプリンタ |
US10800176B2 (en) | 2015-12-11 | 2020-10-13 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Collapsible container and sensor |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5995187B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2010208095A (ja) | 記録剤収容容器及び画像形成装置 | |
JP4762001B2 (ja) | 液滴を吐出する装置及び画像形成装置 | |
JP2010000671A (ja) | インクカートリッジ及び画像形成装置 | |
JP4841217B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP3933660B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2011183729A (ja) | 画像形成装置 | |
JP5359722B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2007130979A (ja) | 画像形成装置 | |
JP4662841B2 (ja) | 記録液収容袋、記録液収納容器、画像形成装置、記録液収容袋の製造方法 | |
JP2007223211A (ja) | 画像形成装置 | |
JP5201078B2 (ja) | 記録剤収容容器及び画像形成装置 | |
JP5754621B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2009172967A (ja) | 画像形成装置 | |
JP5121583B2 (ja) | 液滴吐出装置、画像形成装置 | |
JP4791154B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2007062247A (ja) | 記録液カートリッジ及び画像形成装置 | |
JP2012192646A (ja) | 画像形成装置 | |
JP4671884B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2012035526A (ja) | 液体収容袋、液体カートリッジ、画像形成装置 | |
JP5561574B2 (ja) | 廃液収容容器及び画像形成装置 | |
JP4799447B2 (ja) | 画像形成装置におけるヘッド保存用液体の封入方法、画像形成装置の輸送・保管方法 | |
JP2012192642A (ja) | 画像形成装置及びヘッドタンク | |
JP2014054755A (ja) | 液体吐出装置及び画像形成装置 | |
JP2012121215A (ja) | 画像形成装置及びプログラム |