JP5618733B2 - 半導体装置及びこれを用いたスイッチングレギュレータ - Google Patents

半導体装置及びこれを用いたスイッチングレギュレータ Download PDF

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Description

本発明は、出力トランジスタのスイッチング駆動制御を行う半導体装置、及び、これを用いたスイッチングレギュレータに関するものである。
図11は、スイッチングレギュレータの一従来例を示す回路ブロック図である。図11に示したように、本従来例のスイッチングレギュレータでは、出力トランジスタとして、Nチャネル型MOS[Metal Oxide Semiconductor]電界効果トランジスタ201aが用いられており、このトランジスタ201aをオンさせるためには、入力電圧Vinよりも高いゲート電圧が必要であった。そこで、本従来例のスイッチングレギュレータには、ブートストラップ回路(ダイオード203と容量C2)が設けられており、トランジスタ201aのゲート電圧を生成するドライバ202aには、スイッチ端子SWに現れるスイッチ電圧Vswよりも容量C2の充電電圧分(定電圧Vregからダイオード203の順方向降下電圧Vfを差し引いた電圧分)だけ高いブースト電圧Vbstが供給されていた。
なお、スイッチングレギュレータに関連する従来技術の一例としては、特許文献1や特許文献2を挙げることができる。
特開2009−108115号公報 特開平10−14217号公報
図12は、ブートストラップ動作の一従来例を示す波形図である。なお、図12中の実線はスイッチ電圧Vswを示しており、破線はブースト電圧Vbstを示している。
通常動作時には、ブートストラップ端子BSTとスイッチ端子SWとの間に、定電圧Vreg(例えば5V)以上の電位差が生じることはないので、ドライバ202aを高耐圧設計する必要はない。
しかしながら、例えば、ブートストラップ端子BSTと入力端子VINとの間がショートした場合、ブートストラップ端子BSTとスイッチ端子SWとの間には、入力電圧Vinに相当する電位差(例えば12V)が生じるため、この時点でドライバ202aの破壊を生じるおそれがあった。また、この時点でドライバ202aの破壊を免れたとしても、トランジスタ201aがオンされた時点で、ブートストラップ端子BSTとスイッチ端子SWとの間には、ブートストラップ動作により入力電圧Vinの約2倍に相当する電位差(例えば24V)が生じるため、ドライバ202aを高耐圧設計しておかない限り、ドライバ202aの破壊を免れることはできなかった。このように、ドライバ202aの破壊が生じると、トランジスタ201aを正常にオン/オフさせることができなくなるため、最悪の場合には、発煙や発火に至るおそれもあった。
なお、入力電圧Vinの2倍に相当する電位差にも耐え得るように、ドライバ202aを高耐圧設計すると、ドライバ202aの占有面積が非常に大きくなってしまうため、スイッチング電源IC200の大型化やコストアップを招くという問題があった。
本発明は、上記の問題点に鑑み、装置の大型化やコストアップを抑えつつ、装置全体としての高耐圧化を実現することが可能な半導体装置、及び、これを用いたスイッチングレギュレータを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る半導体装置は、ドレインまたはコレクタに入力電圧が印加され、ソースまたはエミッタから自身のスイッチング駆動に応じたパルス状のスイッチ電圧が引き出されるNチャネル型またはnpn型の出力トランジスタと;前記スイッチ電圧よりも所定電位分だけ嵩上げされたブースト電圧を生成するブートストラップ回路と;前記ブースト電圧の供給を受けてスイッチング駆動信号を生成し、これを前記出力トランジスタのゲートまたはベースに供給する内部回路と;前記スイッチ電圧と前記ブースト電圧との電位差を監視して過電圧検出信号を生成する過電圧保護回路と;前記過電圧検出信号に応じて前記ブースト電圧の印加端と前記内部回路との間を導通/遮断するスイッチ素子と;を有する構成(第1の構成)とされている。
なお、上記第1の構成から成る半導体装置において、前記スイッチ素子は、前記スイッチ電圧と前記ブースト電圧との間に前記入力電圧の2倍に相当する電位差が生じても破壊されることのない高耐圧素子である構成(第2の構成)にするとよい。
また、上記第1または第2の構成から成る半導体装置にて、前記ブートストラップ回路は、アノードが定電圧の印加端に接続され、カソードが前記スイッチ素子を介して前記ブースト電圧の印加端に接続されたダイオードを有する構成(第3の構成)にするとよい。
また、上記第1〜第3いずれかの構成から成る半導体装置において、前記過電圧保護回路は、ソースまたはエミッタが前記ブースト電圧の印加端に接続され、ドレインまたはコレクタが前記スイッチ素子のオン/オフ制御端に接続されたPチャネル型またはpnp型のトランジスタと;アノードが前記スイッチ電圧の印加端に接続された第1ツェナダイオードと;前記スイッチ素子のオン/オフ制御端と前記スイッチ電圧の印加端との間に接続された第1抵抗と;前記トランジスタのゲートまたはベースと前記第1ツェナダイオードのカソードとの間に接続された第2抵抗と;前記第1ツェナダイオードのカソードと前記ブースト電圧の印加端との間に接続された第3抵抗と;を有する構成(第4の構成)にするとよい。
また、上記第4の構成から成る半導体装置において、前記過電圧保護回路は、さらに、アノードが前記トランジスタのゲート又はベースに接続された第2ツェナダイオードと;前記第2ツェナダイオードのカソードと前記ブースト電圧の印加端との間に接続された第4抵抗と;を有する構成(第5の構成)にするとよい。
また、上記第1〜第5いずれかの構成から成る半導体装置は、前記スイッチ電圧の印加端と接地電圧の印加端との間に接続され、前記出力トランジスタと相補的にスイッチング駆動される同期整流トランジスタを有する構成(第6の構成)にするとよい。
また、上記第1〜第6いずれかの構成から成る半導体装置は、前記過電圧保護回路による過電圧保護動作が所定時間に亘って繰り返し継続されたときに、前記半導体装置の動作を強制的に停止させるシャットダウン回路を有する構成(第7の構成)にするとよい。
また、上記第7の構成から成る半導体装置において、前記シャットダウン回路は、前記スイッチ電圧と前記ブースト電圧との電位差を監視するレベルシフト回路と、前記レベルシフト回路からの入力信号を監視し、その論理レベルが所定期間に亘って断続的にハイレベルとローレベルを繰り返しているとき、シャットダウン信号を異常時の論理レベルとして前記半導体装置の動作を強制的に停止させるタイマラッチ回路と、を含む構成(第8の構成)にするとよい。
また、上記第1〜第8いずれかの構成から成る半導体装置において、前記内部回路は、所定の開閉制御信号に基づいて前記スイッチング駆動信号を生成するレベルシフタ及びドライバである構成(第9の構成)にするとよい。
また、上記第9の構成から成る半導体装置は、前記スイッチ電圧を整流・平滑して得られる出力電圧に応じた帰還電圧と所定の目標電圧との差分を増幅して誤差電圧を生成する誤差増幅器と;所定周波数のクロック信号を生成する発振器と;前記クロック信号に基づいて三角波形、ランプ波形、ないしは、鋸波形のスロープ電圧を生成するスロープ電圧生成回路と;前記誤差電圧と前記スロープ電圧とを比較してパルス幅変調信号を生成するPWMコンパレータと;前記クロック信号と前記パルス幅変調信号に基づいて前記開閉制御信号を生成する駆動制御回路と;を有する構成(第10の構成)にするとよい。
また、本発明に係るスイッチングレギュレータは、上記第10の構成から成る半導体装置と;前記スイッチ電圧を整流・平滑して所望の出力電圧を生成する整流・平滑回路と;前記出力電圧に応じた前記帰還電圧を生成する帰還電圧生成回路と;前記スイッチ電圧の印加端と前記ブースト電圧の印加端との間に接続され、前記ブートストラップ回路を形成する容量と;を有する構成(第11の構成)とされている。
本発明に係る半導体装置であれば、装置の大型化やコストアップを抑えつつ、装置全体としての高耐圧化を実現することができるので、延いては、これを用いたスイッチングレギュレータの小型化やコストダウンに貢献することが可能となる。
スイッチングレギュレータの第1実施形態を示すブロック図 ソフトスタート制御回路6の一構成例を示す回路図 過電圧保護回路19の一構成例を示す回路図 過電圧保護動作を説明するためのタイミングチャート スイッチングレギュレータの第2実施形態を示すブロック図 スイッチングレギュレータの第3実施形態を示すブロック図 PWM/PFM併用のメリットを説明するためのテーブル スイッチングレギュレータの第4実施形態を示すブロック図 電流/電圧変換回路25の一構成例を示す回路図 誤差電圧Verrのプルアップ動作を説明するためタイミングチャート スイッチングレギュレータの一従来例を示す回路ブロック図 ブートストラップ動作の一従来例を示す波形図 シャットダウン回路28の一構成例を示す回路図
以下では、ブートストラップ方式の降圧型スイッチングレギュレータに本発明を適用した構成を例に挙げて、詳細な説明を行う。
(第1実施形態)
図1は、スイッチングレギュレータの第1実施形態を示す回路ブロック図である。本図に示したように、第1実施形態のスイッチングレギュレータは、スイッチング電源IC100のほか、外付けのインダクタL1、ダイオードD1、抵抗R1〜R3、及び、容量C1〜C5を有して成り、入力電圧Vinから所望の出力電圧Voutを生成する降圧型のスイッチングレギュレータ(チョッパ型レギュレータ)である。
スイッチング電源IC100は、Nチャネル型MOS電界効果トランジスタ1a及び1bと、ドライバ2a及び2bと、レベルシフタ3a及び3bと、駆動制御回路4と、誤差増幅器5と、ソフトスタート制御回路6と、pnp型バイポーラトランジスタ7と、スロープ電圧生成回路8と、PWM[Pulse Width Modulation]コンパレータ9と、基準電圧生成回路10と、発振器11と、抵抗12a及び12bと、ブースト用定電圧生成回路13と、ダイオード14と、低電圧ロックアウト回路15と、サーマルシャットダウン回路16と、入力バイアス電流生成回路17と、過電流保護回路18と、過電圧保護回路19と、Pチャネル型MOS電界効果トランジスタ20と、を有する。
また、スイッチング電源IC100は、外部との電気的な接続手段として、イネーブル端子ENと、帰還端子FBと、位相補償端子CPと、ソフトスタート端子SSと、ブートストラップ端子BSTと、入力端子VINと、スイッチ端子SWと、グランド端子GNDと、を有する。
スイッチング電源IC100の外部において、入力端子VINは、入力電圧Vin(例えば12V)の印加端に接続される一方、容量C1を介して接地端にも接続されている。スイッチ端子SWは、ダイオードD1のカソードとインダクタL1の一端にそれぞれ接続されている。ダイオードD1のアノードは、接地端に接続されている。インダクタL1の他端は、出力電圧Voutの引出端に接続される一方、容量C3の一端と抵抗R1の一端にもそれぞれ接続されている。容量C3の他端は、接地端に接続されている。抵抗R1の他端は、抵抗R2を介して接地端に接続されている。抵抗R1と抵抗R2との接続ノードは、帰還電圧Vfbの引出端として、帰還端子FBに接続されている。スイッチ端子SWとブートストラップ端子BSTとの間には、容量C2が接続されている。イネーブル端子ENは、スイッチング電源IC100の駆動可否を制御するためのイネーブル信号が印加される端子である。位相補償端子CPは、容量C4及び抵抗R3を介して接地端に接続されている。ソフトスタート端子SSは、容量C5を介して接地端に接続されている。
なお、上記のインダクタL1、ダイオードD1、及び、容量C3は、スイッチ端子SWから引き出されるスイッチ電圧Vswを整流・平滑して所望の出力電圧Voutを生成する整流・平滑回路として機能する。また、上記の抵抗R1、R2は、出力電圧Voutに応じた帰還電圧Vfbを生成する帰還電圧生成回路(抵抗分圧回路)として機能する。また、上記の容量C2は、スイッチング電源IC100に内蔵される後述のダイオード14とともに、ブートストラップ回路を形成する。
次に、スイッチング電源IC100の内部構成について説明する。
トランジスタ1a、1bは、入力端子VIN(入力電圧Vinの印加端)とグランド端子GNDとの間に直列接続された一対のスイッチ素子であり、これらを相補的にスイッチング駆動することにより、入力電圧Vinからパルス状のスイッチ電圧Vswが生成される。なお、トランジスタ1aは、大きなスイッチ電流Iswを流すための大型の出力トランジスタ(パワートランジスタ)であり、トランジスタ1bは、軽負荷時(電流不連続モード時)に発生するリンギングノイズをグランド端子GNDに逃がすための小型の同期整流トランジスタである。両素子の接続関係についてより具体的に述べると、トランジスタ1aのドレインは、入力端子VINに接続されている。トランジスタ1aのソース及びバックゲートは、スイッチ端子SWに接続されている。トランジスタ1bのドレインは、スイッチ端子SWに接続されている。トランジスタ1bのソース及びバックゲートは、グランド端子GNDに接続されている。
なお、本明細書中で用いられている「相補的」という文言は、トランジスタ1a、1bのオン/オフが完全に逆転している場合のほか、貫通電流防止の観点からトランジスタ1a、1bのオン/オフ遷移タイミングに所定の遅延が与えられている場合も含む。
ドライバ2a、2bは、それぞれ、レベルシフタ3a、3bの出力信号に基づいて、トランジスタ1a、1bのゲート電圧(スイッチング駆動信号)を生成する。なお、ドライバ2aの上側電源端は、ダイオード14のカソードとトランジスタ20のドレインとの接続ノード(駆動電圧Vxの印加端)に接続されている。ドライバ2aの下側電源端とドライバ2bの上側電源端は、いずれも、スイッチ端子SWに接続されている。ドライバ2bの下側電源端は、グランド端子GNDに接続されている。なお、トランジスタ1aに与えられるゲート電圧のハイレベルは駆動電圧Vxとなり、ローレベルは接地電圧となる。また、トランジスタ1bに与えられるゲート電圧のハイレベルは入力電圧Vinとなり、ローレベルは接地電圧となる。
レベルシフタ3a、3bは、それぞれ、駆動制御回路4から入力される開閉制御信号の電圧レベルを引き上げてドライバ2a、2bに供給する。なお、レベルシフタ3aの上側電源端は、ダイオード14のカソードとトランジスタ20のドレインとの接続ノード(駆動電圧Vxの印加担)に接続されている。レベルシフタ3aの下側電源端とレベルシフタ3bの上側電源端は、いずれもスイッチ端子SWに接続されている。レベルシフタ3bの下側電源端は、グランド端子GNDに接続されている。
駆動制御回路4は、クロック信号CLKとパルス幅変調信号PWMに基づいて、トランジスタ1a、1bの開閉制御信号を生成するロジック回路である。
誤差増幅器5は、帰還電圧Vfbと所定の目標電圧Vtgとの差分を増幅して誤差電圧Verrを生成する。接続関係について述べると、誤差増幅器5の反転入力端(−)は、帰還端子FBに接続されており、帰還電圧Vfb(出力電圧Voutの実際値に相当)が印加されている。誤差増幅器5の非反転入力端(+)は、抵抗12aと抵抗12bとの接続ノードに接続されており、所定の目標電圧Vtg(出力電圧Voutの目標設定値に相当)が印加されている。
ソフトスタート制御回路6は、図2に例示した回路構成から成り、スイッチングレギュレータの起動とともに、抵抗6aを介してソフトスタート端子SSに接続される容量C5の充電を開始し、トランジスタ7の導通度を制御することにより、誤差電圧Verrを所定のソフトスタート電圧Vss(容量C5の充電電圧+トランジスタ7のベース・エミッタ間電圧)にクランプする。このようなソフトスタート制御により、起動時における容量C3への充電電流に制限をかけながら、緩やかに出力電圧Voutが立ち上がるため、出力電圧Voutのオーバーシュートや、負荷への突入電流を未然に防止することが可能となる。なお、誤差電圧Verrがソフトスタート電圧Vssよりも低下した時点で、トランジスタ7が非動作状態となるので、ソフトスタート制御は終了される。
トランジスタ7は、ソフトスタート制御回路6の指示に基づき、スイッチングレギュレータの起動時に、誤差電圧Verrをソフトスタート電圧Vssにクランプする。接続関係について具体的に述べると、トランジスタ7のエミッタは、誤差増幅器5の出力端に接続されている。トランジスタ7のコレクタは、グランド端子GNDに接続されている。トランジスタ7のベースは、ソフトスタート制御回路6を介して、ソフトスタート端子SSに接続されている。
スロープ電圧生成回路8は、発振器11で生成されるクロック信号CLKに基づいて、三角波形、ランプ波形、ないしは、鋸波形のスロープ電圧Vslopeを生成し、これをPWMコンパレータ9に送出する。
PWMコンパレータ9は、誤差電圧Verrとスロープ電圧Vslopeとを比較することで、スイッチングデューティを決定するためのパルス幅変調信号PWMを生成し、これを駆動制御回路4に送出する。ただし、スイッチングデューティの上限は、回路内部で定められる最大デューティに制限されるものであって、100%となることはない。接続関係について具体的に述べると、PWMコンパレータ9の非反転入力端(+)は、スロープ電圧生成回路8の出力端に接続されている。PWMコンパレータ9の反転入力端(−)は、誤差増幅器5の出力端と位相補償端子CPにそれぞれ接続されている。
基準電圧生成回路10は、入力電圧Vinから基準電圧Vref(例えば4.1V)を生成し、内部駆動電圧としてスイッチング電源IC100の各部に供給する。
発振器11は、基準電圧Vrefの供給を受けて、所定周波数を有する矩形波状のクロック信号CLKを生成し、これを駆動制御回路4とスロープ電圧生成回路8に供給する。
抵抗12a及び12bは、基準電圧Vrefを分圧することで、所望の目標電圧Vtgを生成し、これを誤差増幅器5の非反転入力端(+)に印加する。接続関係について具体的に述べると、抵抗12a及び12bは、基準電圧生成回路10の出力端(基準電圧Vrefの印加端)とグランド端子GNDとの間に直列接続されており、互いの接続ノードが誤差増幅器5の非反転入力端(+)に接続されている。
ブースト用定電圧生成回路13は、入力電圧Vinから所定の定電圧Vreg(例えば5V)を生成する。
ダイオード14は、定電圧生成回路13の出力端(定電圧Vregの出力端)とブートストラップ端子BSTとの間に接続され、容量C2とともにブートストラップ回路を構成する素子であり、そのカソードからは、ドライバ2a及びレベルシフタ3aの駆動電圧Vxが引き出される。なお、後述の過電圧保護動作が発動されておらず、トランジスタ20がオンされている場合、駆動電圧Vxは、ブートストラップ端子BSTに現れるブースト電圧Vbst(スイッチ電圧Vswよりも容量C2の充電電圧分(定電圧Vregからダイオード14の順方向降下電圧Vfを差し引いた電圧分)だけ高い電圧値)と一致する。一方、後述の過電圧保護動作が発動され、トランジスタ20がオフされた場合、駆動電圧Vxは、定電圧Vregからダイオード14の順方向降下電圧Vfを差し引いた電圧値となる。これについては、後ほど図面を交えながら詳細に説明する。
低電圧ロックアウト回路15は、基準電圧Vrefの供給を受けて動作し、入力電圧Vinの異常な低下を検出したときに、スイッチング電源IC100をシャットダウンする異常保護手段である。
サーマルシャットダウン回路16は、基準電圧Vrefの供給を受けて動作し、監視対象温度(スイッチング電源IC100のジャンクション温度)が所定の閾値(例えば、175℃)に達したときに、スイッチング電源IC100をシャットダウンする異常保護手段である。
入力バイアス電流生成回路17は、基準電圧Vrefの供給を受けて動作し、誤差増幅器5の入力バイアス電流を生成する。
過電流保護回路18は、入力電圧Vinの供給を受けて動作し、出力トランジスタ1aのオン時に流れるスイッチ電流Iswを監視して、過電流検出信号OCPを生成する。なお、過電流検出信号OCPは、駆動制御回路4及びソフトスタート制御回路6のリセット信号として用いられる。具体的に述べると、過電流保護回路18において、スイッチ電流Iswが過電流状態であると判定された場合、駆動制御回路4は、トランジスタ1a及び1bのスイッチング動作を停止し、ソフトスタート制御回路6は、トランジスタ6b(図2を参照)をオンとして、容量C5のディスチャージを行う。
過電圧保護回路19は、ブートストラップ端子BSTとスイッチ端子SWとの間に印加される端子間電圧Vy(=Vbst−Vsw、容量C2の充電電圧に相当)を監視して、過電圧検出信号OVPを生成する。なお、過電圧検出信号OVPは、トランジスタ20のゲート信号として用いられる。
トランジスタ20は、過電圧検出信号OVPに応じてブートストラップ端子BSTと内部回路(ドライバ2a及びレベルシフタ3aの上側電源端)との間を導通/遮断するスイッチ素子である。接続関係について具体的に述べると、トランジスタ20のドレインは、ダイオード14のカソードに接続されている。トランジスタ20のソース及びバックゲートは、ブートストラップ端子BSTに接続されている。トランジスタ20のゲートは、過電圧保護回路19の出力端(過電圧検出信号OVPの出力端)に接続されている。なお、トランジスタ20としては、ブートストラップ端子BSTとスイッチ端子SWとの間に、入力電圧Vinの2倍に相当する電位差(例えば24V)が生じても破壊されることのない高耐圧素子(例えば30V耐圧素子)を用いる必要がある。
以下では、まず、上記構成から成るスイッチングレギュレータのブートストラップ動作について説明する。トランジスタ1aがオフとされて、スイッチ端子SWに現れるスイッチ電圧Vswがローレベル(0V)になっているときには、ブースト用定電圧生成回路13からダイオード14及び容量C2を介する経路で電流が流れるため、ブートストラップ端子BSTとスイッチ端子SWとの間に接続された容量C2に電荷が充電される。このとき、ブートストラップ端子BSTに現れるブースト電圧Vbst(すなわち、容量C2の充電電圧)は、定電圧Vregからダイオード14の順方向降下電圧Vfを差し引いた電圧値(Vreg−Vf)となる。
一方、容量C2に電荷が充電されている状態で、トランジスタ1aがオンとされて、スイッチ電圧Vswがローレベル(0V)からハイレベル(Vin)に立ち上げられると、ブースト電圧Vbstは、スイッチ電圧Vswのハイレベル(Vin)よりもさらに容量C2の充電電圧分(Vreg−Vf)だけ高い電圧値(Vin+(Vreg−Vf))まで引き上げられる。従って、このようなブースト電圧Vbstをドライバ2a及びレベルシフタ3aの駆動電圧Vxとして供給することにより、トランジスタ1aのオン/オフ駆動を行うことが可能となる。
次に、上記構成から成るスイッチングレギュレータの出力帰還動作について説明する。
スイッチング電源IC100において、誤差増幅器5は、帰還電圧Vfbと目標電圧VTgとの差分を増幅して誤差電圧Verrを生成する。PWMコンパレータ9は、誤差電圧Verrとスロープ電圧Vslopeを比較してパルス幅変調信号PWMを生成する。このとき、パルス幅変調信号PWMの論理は、誤差電圧Verrがスロープ電圧Vslopeよりも高電位であればローレベルとなり、その逆であればハイレベルとなる。すなわち、誤差電圧Verrが高電位であるほど、パルス幅変調信号PWMの一周期に占めるローレベル期間が長くなり、逆に、誤差電圧Verrが低電位であるほど、パルス幅変調信号PWMの一周期に占めるローレベル期間が短くなる。
駆動制御回路4は、クロック信号CLKとパルス幅変調信号PWMに基づき、トランジスタ1a、1bの同時オンを防止しつつ、パルス幅変調信号PWMのローレベル期間にはトランジスタ1aをオンとし、トランジスタ1bをオフとするように、逆に、パルス幅変調信号PWMのハイレベル期間には、トランジスタ1aをオフとし、トランジスタ1bをオンとするように、トランジスタ1a、1bの開閉制御信号を生成する。
上記の出力帰還制御により、トランジスタ1aは、帰還電圧Vfbが目標電圧Vtgと一致するように、言い換えれば、出力電圧Voutが所望の目標設定値と一致するようにスイッチング制御されることになる。
また、トランジスタ1aとは相補的にトランジスタ1bの開閉制御が行われるので、軽負荷時や無負荷時にスイッチ電流Iswが低下して、スイッチ電圧Vswにリンギングノイズが生じる状態(いわゆる電流不連続モード)に陥った場合でも、そのリンギングノイズをトランジスタ1b経由でグランド端子GNDに逃がすことが可能となる。すなわち、トランジスタ1aのオフ時には、トランジスタ1bを介してスイッチ電圧Vswをローレベル(0V)まで引き下げ、ブートストラップ端子BSTとスイッチ端子SWとの間に接続された容量C2を十分に充電することができるので、続くトランジスタ1aのオン時には、ブースト電圧Vbstを所望の電圧レベル(入力電圧Vinよりも高い電圧レベル)まで確実に引き上げることが可能となり、延いては、トランジスタ1aの誤動作(オン不能)を回避して、安定した降圧動作を実現することが可能となる。
次に、誤差増幅器5の位相補償方法について説明する。スイッチングレギュレータのレスポンス速度と安定性は、ゲインが1となる周波数Fcによって決定される。この周波数Fcは、位相補償端子CP(誤差増幅器5の出力端)に外部接続された抵抗R3の抵抗値によって調整することができる。周波数Fcを高くすることで、スイッチングレギュレータのレスポンス速度を高めることができるが、安定性(位相マージン)が悪くなり、発振のおそれが高まる。逆に、周波数Fcを低く設定し過ぎると、十分なレスポンス速度を得ることができなくなる。また、位相補償によって安定性を確保するためには、出力段のLC共振によって生じる位相遅れを、零点による位相進みによりキャンセルすることが必要である。零点による位相進みは、位相補償端子CPに外部接続された容量C4と抵抗R3によって調整することができる。このとき、容量C4の容量値は、零点による位相進みがLC共振周波数の3分の1程度となるように決定することが望ましい。なお、スイッチングレギュレータにおいて、負帰還が帰るフィードバック系の安定条件は、ゲインが1(0dB)のときの位相遅れが150°以下(すなわち、位相マージン30°以上)となる。
次に、過電圧保護回路19の構成及び動作について、図3及び図4を参照しながら詳細に説明する。図3は、過電圧保護回路19の一構成例を示す回路図であり、図4は、過電圧保護動作を説明するためのタイミングチャートである。なお、図4の上段には、スイッチ電圧Vsw、ブースト電圧Vbst、及び、駆動電圧Vxの各電圧波形が描写されており、図4の下段には、トランジスタ20のオン/オフ状態が描写されている。
図3に示すように、本構成例の過電圧保護回路19は、Pチャネル型MOS電界効果トランジスタ19aと、ツェナダイオード19b及び19cと、抵抗19d〜19gと、を有する。トランジスタ19aのソース及びバックゲートは、ブートストラップ端子BSTに接続されている。トランジスタ19aのドレインは、抵抗19dを介してスイッチ端子SWに接続される一方、過電圧検出信号OVPの出力端として、トランジスタ20のゲートにも接続されている。トランジスタ19aのゲートは、ツェナダイオード19cのアノードに接続される一方、抵抗19eを介して、ツェナダイオード19bのカソードにも接続されている。ツェナダイオード19cのカソードは、抵抗19gを介してブートストラップ端子BSTに接続されている。ツェナダイオード19bのカソードは、抵抗19fを介して、ブートストラップ端子BSTに接続されている。ツェナダイオード19bのアノードは、スイッチ端子SWに接続されている。
上記構成から成る過電圧保護回路19において、ブートストラップ端子BSTとスイッチ端子SWとの間に印加される端子間電圧Vyが正常値(Vreg−Vf、ないし、その近傍値)である場合、トランジスタ19aのゲート・ソース間電圧(抵抗19fの両端間電圧)がトランジスタ19aのオンスレッショルド電圧を上回ることはなく、トランジスタ19aは、オフ状態となる。その結果、トランジスタ20のゲートは、抵抗19dを介してスイッチ端子SWに接続され、トランジスタ20のゲート・ソース間には、ブートストラップ端子BSTとスイッチ端子SWとの間に印加される端子間電圧Vyと同電圧が印加される。従って、トランジスタ20は常にオン状態となり、ドライバ2a及びレベルシフタ3aの上側電源端に供給される駆動電圧Vxは、ブースト電圧Vbstと一致する。
一方、例えば、入力端子VINとブートストラップ端子BSTとの間がショートして、ブートストラップ端子BSTとスイッチ端子SWとの間に印加される端子間電圧Vyが過電圧状態となった場合、トランジスタ19aのゲート・ソース間電圧(抵抗19fの両端間電圧)がトランジスタ19aのオンスレッショルド電圧を上回り、トランジスタ19aがオン状態となる。その結果、トランジスタ20のゲートは、トランジスタ19aを介してブートストラップ端子BSTに接続され、トランジスタ20のゲート・ソース間がショートされる。従って、トランジスタ20はオフ状態となり、ドライバ2a及びレベルシフタ3aの上側電源端に供給される駆動電圧Vxは、ブースト電圧Vbstに依らず、定電圧Vregからダイオード14の順方向降下電圧Vfを差し引いた電圧値に固定される。
このように、ブートストラップ端子BSTから内部回路(ドライバ2a及びレベルシフタ3a)への給電経路上に、過電圧保護用のトランジスタ20(高耐圧スイッチ)を接続しておき、ブートストラップ端子BSTとスイッチ端子SWとの間に印加される端子電圧Vyが過電圧状態となったときに、トランジスタ20をオフさせる構成であれば、内部回路の素子耐圧を不要に高める必要がなくなるので、内部回路(ドライバ2a及びレベルシフタ3a)の占有面積を縮小して、スイッチング電源IC100の小型化やコストダウンを実現することが可能となる。
なお、トランジスタ20のゲート・ソース間には、入力電圧Vinの2倍に相当する電位差(例えば24V)が生じるため、トランジスタ20としては素子サイズの大きい高耐圧素子を用いる必要があるが、内部回路(ドライバ2a及びレベルシフタ3a)を高耐圧設計せずに済むので、スイッチング電源IC100全体として、チップサイズのシュリンクに貢献することができる。
また、トランジスタ19aのゲート・ソース間電圧は、ツェナダイオード19bによって所定のツェナ電圧(例えば5V)にクランプされているので、トランジスタ19aとして高耐圧素子を用いる必要はなく、過電圧防止回路19を追加しても、スイッチング電源CI100全体として、チップサイズのシュリンク効果が損なわれることはない。
(第2実施形態)
ところで、図11に示した従来例のスイッチングレギュレータ(ブートストラップ形式を採用したBUCKコンバータ)は、トランジスタ201aとは相補的に、スイッチ端子SWとグランド端子GNDとの間に接続されたトランジスタ201bの開閉制御を行う構成とされていた。
確かに、上記の従来構成であれば、軽負荷時や無負荷時にスイッチ電流Iswが低下してスイッチ電圧Vswにリンギングノイズが生じる状態(いわゆる電流不連続モード)に陥った場合でも、そのリンギングノイズをトランジスタ201b経由でグランド端子GNDに逃がすことができる。すなわち、トランジスタ201aのオフ時には、トランジスタ201bを介してスイッチ電圧Vswをローレベル(0V)まで引き下げて、ブートストラップ端子BSTとスイッチ端子SWとの間に接続された容量C2を十分に充電することができるので、続くトランジスタ201aのオン時には、ブースト電圧Vbstを所望の電圧レベル(入力電圧Vinよりも高い電圧レベル)まで確実に引き上げることが可能となり、延いては、トランジスタ201aの誤動作(オン不能)を回避して、安定した降圧動作を実現することが可能となる。
しかしながら、上記の従来構成では、トランジスタ201aをオフする度にスイッチ端子SWの電荷をグランド端子GNDに捨てていたため、軽負荷時の効率に問題があった。また、上記従来構成では、トランジスタ201aとトランジスタ201bの同時オンを避けるために、適切なタイミング制御を行う必要があり、駆動制御回路204の回路設計が複雑になるという問題もあった。
第2実施形態の技術的特徴は、上記の問題点に鑑み、簡易な構成でありながら、軽負荷時におけるスイッチング動作の安定性向上と変換効率の向上を両立することが可能なスイッチングレギュレータを提供することを目的とする。
図5は、スイッチングレギュレータの第2実施形態を示すブロック図である。なお、先述の第1実施形態と同様の構成要素については、図1と同一の符号を付すことで重複した説明を割愛し、以下では、第2実施形態に特有の構成要素について重点的な説明を行う。
第2実施形態のスイッチングレギュレータでは、スイッチ端子SWとグランド端子GNDとの間に接続されたNチャネル型MOS電界効果トランジスタ1bを取り除き、代わりに、スイッチ端子SWと入力端子VINとの間に接続されたPチャネル型MOS電界効果トランジスタ1cを設けた点に特徴を有している。
言い換えれば、第2実施形態のスイッチングレギュレータは、入力端子VINとスイッチ端子SWとの間に接続される出力トランジスタとして、Nチャネル型MOS電界効果トランジスタ1aと、Pチャネル型MOS電界効果トランジスタ1cとを並列に設けた構成であると言える。
具体的な接続関係を述べると、トランジスタ1cのドレインは、スイッチ端子SWに接続されている。トランジスタ1cのソース及びバックゲートは、入力端子VINに接続されている。トランジスタ1cのゲートは、ドライバ2bの出力端に接続されている。
上記構成から成るスイッチングレギュレータにおいて、トランジスタ1aがオンされているときにはトランジスタ1cもオンされ、逆に、トランジスタ1aがオフされているときにはトランジスタ1cもオフされる。従って、スイッチ端子SWからIC外部に出力されるスイッチ電流Iswは、トランジスタ1aに流れる第1スイッチ電流Isw1とトランジスタ1cに流れる第2スイッチ電流Isw2を足し合わせた電流となる。
ただし、トランジスタ1cは、軽負荷時に小さな第2スイッチ電流Isw2を流すことができれば足りるため、その素子サイズは、トランジスタ1aより小さい素子サイズ(例えば、第2実施形態で取り除かれたトランジスタ1bと同程度)に設計されている。従って、通常動作時(重負荷時)には、トランジスタ1aに流れる第1スイッチ電流Isw1がトランジスタ1cに流れる第2スイッチ電流Isw2よりも支配的となる。
このような構成とすることにより、軽負荷時や無負荷時にスイッチ電流Iswが低下してスイッチ電圧Vswにリンギングノイズが生じる状態(いわゆる電流不連続モード)に陥り、トランジスタ1aをオンさせることができなくなった場合であっても、トランジスタ1cについては何ら支障なくオンさせることができるので、第2スイッチ電流Iswを出力して、出力電圧Voutを所望値に維持することが可能となる。
また、トランジスタ1bを取り除いたことにより、トランジスタ1aをオフする度に、スイッチ端子SWの電荷をグランド端子GNDに捨てることがなくなるので、軽負荷時の効率を向上させることが可能となり、延いては、軽負荷モード(パルススキップ機能やPFMへの切り替え機能など)を実装したセットにも、好適に利用することが可能となる。
また、第2実施形態のスイッチングレギュレータであれば、トランジスタ1aとトランジスタ1cの同時オンを避ける必要はなく、また、トランジスタ1aとトランジスタ1cのオン/オフタイミングが多少ずれたとしても、その動作には全く支障がないので、駆動制御回路204の回路設計を容易とすることが可能となる。
(第3実施形態)
ところで、図11に示した従来例のスイッチングレギュレータでは、負荷が変動したときに、まず出力電圧Voutの変動が誤差増幅器205で捉えられ、誤差電圧Verrの上昇に伴ってパルス幅変調信号PWMのデューティが広がることにより、出力電圧Voutが目標値に維持されていた。
確かに、上記の従来構成でも、負荷の変動が比較的緩やかであれば、出力電圧Voutの変動を小さく抑えることが可能である。
しかしながら、上記の従来構成では、出力電圧Voutの変動を誤差増幅器205で捉えてからPWM方式の出力帰還制御が行われていたので、負荷応答速度が遅く、負荷の急変時には、出力電圧Voutが大きく変動してしまうという問題があった。なお、負荷応答速度を高めるためには、出力帰還制御の動作周波数を上げなければならず、その背反事象として、変換効率の悪化を招くという問題があった。
また、PFM[Pulse Frequency Modulation]方式(コンパレータ方式)の出力帰還制御を行うスイッチングレギュレータは、負荷応答速度が速いが、(1)定常時におけるリップル電圧が大きい、(2)出力コンデンサとして高価なOSコンデンサなどを使用しなければならない、(3)出力帰還制御の動作周波数が負荷に応じて変動するため、EMI[Electro-Magnetic Interference]対策が難しい、という様々な問題を有していた。
第3実施形態の技術的特徴は、上記の問題点に鑑み、高速な負荷応答特性と定常時の低リップル特性を同時に実現することが可能なスイッチングレギュレータを提供することを目的とする。
図6は、スイッチングレギュレータの第3実施形態を示すブロック図である。なお、先述の第1実施形態と同様の構成要素については、図1と同一の符号を付すことで重複した説明を割愛し、以下では、第3実施形態に特有の構成要素について重点的な説明を行う。
第3実施形態のスイッチングレギュレータにおいて、スイッチング電源IC100は、オン用コンパレータ21と、オフ用コンパレータ22と、論理和演算器23と、論理積演算器24と、をさらに有する。
オン用コンパレータ21とオフ用コンパレータ22の反転入力端(−)は、いずれも帰還端子FBに接続されている。オン用コンパレータ21の非反転入力端(+)は、第1基準電圧Vref1(出力電圧Voutの下限設定値に相当)の印加端に接続されている。オフ用コンパレータ22の非反転入力端(+)は、第2基準電圧Vref2(出力電圧Voutの上限設定値に相当)の印加端に接続されている。なお、目標電圧Vtg、第1基準電圧Vref1、及び、第2基準電圧Vref2の間には、Vref1<Vtg<Vref2という関係が成立する。
論理和演算器23の第1入力端は、駆動制御回路4の出力端(Q)に接続されている。論理和演算器23の第2入力端は、オン用コンパレータ21の出力端に接続されている。論理積演算器24の第1入力端は、論理和演算器23の出力端に接続されている。論理積演算器24の第2入力端は、オフ用コンパレータ22の出力端に接続されている。論理積演算器24の出力端は、レベルシフタ3aの入力端に接続されている。
上記構成から成るスイッチングレギュレータにおいて、負荷の急変により出力電圧Voutが急低下して、帰還電圧Vfbが第1基準電圧Vref1を下回った場合、オン用コンパレータ21の出力信号がローレベルからハイレベルに立ち上がり、論理和演算器23の出力信号は、駆動制御回路4から出力される開閉制御信号に依ることなく、ハイレベルに固定される。なお、当然のことながら、このとき帰還電圧Vfbは第2基準電圧Vref1も下回っているため、オフ用コンパレータ22の出力信号は、必ずハイレベルに立ち上がっている。従って、トランジスタ1aに入力されるゲート電圧がハイレベルとなり、トランジスタ1aが強制的にオンされる。その結果、出力電圧Voutは遅滞なく上昇に転じるので、出力電圧Voutがその下限設定値を大きく下回ることはない。
一方、上記構成から成るスイッチングレギュレータにおいて、負荷の急変により出力電圧Voutが急上昇して、帰還電圧Vfbが第2基準電圧Vref2を上回った場合、オフ用コンパレータ22の出力信号がハイレベルからローレベルに立ち下がり、論理積演算器24の出力信号は、論理和演算器23の出力信号に依ることなく、ローレベルに固定される。従って、トランジスタ1aに入力されるゲート電圧がローレベルとなり、トランジスタ1aが強制的にオフされる。その結果、出力電圧Voutは遅滞なく低下に転じるので、出力電圧Voutがその上限設定値を大きく上回ることはない。
また、上記構成から成るスイッチングレギュレータにおいて、負荷の急変が生じておらず、帰還電圧Vfbが第1基準電圧Vref1よりも高く、第2基準電圧Vref2よりも低い電圧範囲に収まっている場合、オン用コンパレータ21の出力信号はローレベルとなり、オフ用コンパレータ22の出力信号はハイレベルとなる。その結果、論理和演算器23及び論理積演算器24の出力信号は、いずれも駆動制御回路4の出力信号と一致するので、トランジスタ1aは、駆動制御回路4から出力される開閉制御信号に応じてPWM方式によりスイッチング制御され、出力電圧Voutがその目標設定値に維持される。
すなわち、第3実施形態のスイッチングレギュレータでは、帰還電圧Vfbが第1基準電圧Vref1よりも高く、第2基準電圧Vref2よりも低い電圧範囲に収まっている場合、従前の通りにPWM方式によるスイッチング制御が行われ、帰還電圧Vfbが上記の電圧範囲に収まっていなければ、オン用コンパレータ21とオフ用コンパレータ22を用いたPFM方式(コンパレータ方式)によるスイッチング制御が行われる。
このような構成とすることにより、PWM方式のメリットはそのままに、PFM方式のメリットを享受することができるので、高速な負荷応答特性と定常時の低リップル特性を同時に実現することが可能となる。
図7は、PWM/PFM併用のメリットを説明するためのテーブルである。図7に示した通り、第3実施形態のスイッチングレギュレータであれば、PWM/PFM併用方式を採用したことにより、(1)定常時におけるリップル電圧が小さい、(2)出力コンデンサとして安価なセラミックコンデンサなどを使用することができる、(3)出力帰還制御の動作周波数が負荷に依らず固定となるため、EMI対策が容易である、(4)負荷応答速度が速い、という様々なメリットを享受することが可能となる。
(第4実施形態)
ところで、先にも述べたように、図11に示した従来例のスイッチングレギュレータでは、負荷が変動したときにまず出力電圧Voutの変動が誤差増幅器205で捉えられ、誤差電圧Verrの上昇に伴ってパルス幅変調信号PWMのデューティが広がることにより、出力電圧Voutが目標値に維持されていた。なお、誤差増幅器205の出力端には位相補償用の抵抗R3と容量C4が接続されており、負荷応答速度は誤差増幅器205の出力帯域に制限されていた。
確かに、上記の従来構成でも、負荷の変動が比較的緩やかであれば、出力電圧Voutの変動を小さく抑えることが可能である。
しかしながら、上記の従来構成では、出力電圧Voutの変動を誤差増幅器205で捉えてからPWM方式の出力帰還制御が行われていたので、負荷応答速度が遅く、負荷の急変時には、出力電圧Voutが大きく変動してしまうという問題があった。なお、負荷応答速度を高めるためには、出力帰還制御の動作周波数を上げなければならず、その背反事象として、変換効率の悪化を招くという問題があった。また、上記の従来構成では、負荷応答速度の向上と出力帰還制御の安定性向上がトレードオフの関係にあるため、出力帰還制御の安定性を維持したまま、誤差増幅器205の出力帯域を高めて、負荷応答速度を向上することには、自ずと限界が生じていた。
第4実施形態の技術的特徴は、上記の問題点に鑑み、負荷応答速度の向上と出力帰還制御の安定性向上を同時に実現することが可能なスイッチングレギュレータを提供することを目的とする。
図8は、スイッチングレギュレータの第4実施形態を示すブロック図である。なお、先述の第1実施形態と同様の構成要素については、図1と同一の符号を付すことで重複した説明を割愛し、以下では、第4実施形態に特有の構成要素について重点的な説明を行う。
第4実施形態のスイッチングレギュレータにおいて、スイッチング電源IC100は、電流/電圧変換回路25と、微分回路26と、スイッチ27と、をさらに有する。
電流/電圧変換回路25は、スイッチ端子SWに流れるスイッチ電流Iswを電圧信号V1に変換する。なお、電流/電圧変換回路25の回路構成については後ほど詳述する。
微分回路26は、抵抗、容量、及び、オペアンプを有し、電圧信号V1に応じた微分電圧信号V2を生成する。なお、微分電圧信号V2は、スイッチ27のオン/オフ制御信号として用いられる。
スイッチ27は、誤差増幅器5の出力端と基準電圧Vrefの印加端の間に接続され、微分電圧信号V2に応じてオン/オフ制御される。
図9は、電流/電圧変換回路25の一構成例を示す回路図である。本構成例の電流/電圧変換回路25は、pnp型バイポーラトランジスタ25a及び25bと、スイッチ25cと、定電流源25dと、抵抗25e〜25gと、を有する。
トランジスタ25aのエミッタは、スイッチ25cを介してスイッチ端子SWに接続される一方、抵抗25eを介して入力電圧Vinの印加端(入力端子VIN)にも接続されている。トランジスタ25bのエミッタは、抵抗25f(抵抗値:Rf)を介して入力電圧Vinの印加端(入力端子VIN)に接続されている。トランジスタ25a及び25bのベースは、いずれも、トランジスタ25aのコレクタに接続されている。トランジスタ25aのコレクタは、定電流源25dを介して接地端子GNDに接続されている。トランジスタ25bのコレクタは、電圧信号V1の出力端として、微分回路26(図8を参照)の入力端に接続される一方、抵抗25g(抵抗値:Rg)を介して接地端子GNDにも接続されている。
図10は、誤差電圧Verrのプルアップ動作を説明するためタイミングチャートであり、上から順に、出力電流Iout、スイッチ電流Isw、トランジスタ25aのエミッタ電圧Va、トランジスタ25bのエミッタ電圧Vb、スイッチ電圧Vsw、トランジスタ25bのコレクタ電流Ib、電圧信号V1、及び、微分電圧信号V2が示されている。
図9の電流/電圧変換回路25において、スイッチ25cは、トランジスタ1aがオンされているときにオンとされ、オフされているときにオフとされる。従って、トランジスタ25aのエミッタ電圧Vaは、トランジスタ1aのオン時にはスイッチ電圧Vswと一致し、トランジスタ1aのオフ時には、入力電圧Vinとなる。
ここで、トランジスタ1aのオン時に得られるスイッチ電圧Vsw(すなわち、トランジスタ25aのエミッタ電圧Va)は、入力電圧Vinから、トランジスタ1aに流れるスイッチ電流Iswとトランジスタ1aのオン抵抗Ronの積算値ΔV(=Isw×Ron)を差し引いた電圧値(=Vin−ΔV=Vin−(Isw×Ron))となるので、トランジスタ1aのオン抵抗Ronを一定値とみなせば、その電圧値はスイッチ電流Iswが大きいほど低下することになる。
また、トランジスタ25aのコレクタ電流Iaは、定電流源25dによって所定値に維持されていることから、トランジスタ25aのエミッタ電圧Vaが変動することに伴い、トランジスタ25bのエミッタには、トランジスタ25aのエミッタ電圧Vaと同一のエミッタ電圧Vbが生じる。
その結果、トランジスタ25bのコレクタ電流Ibは、トランジスタ25bのエミッタ電圧Vbと抵抗25fの抵抗値Rfによって定まる電流値(=(Vin−Vb)/Rf=(Vin−Va)/Rf)となる。
すなわち、トランジスタ25bのコレクタ電流Ibは、トランジスタ1aのオフ時(Va=Vin)にはゼロとなり、トランジスタ1aのオン時(Va=Vin−(Isw×Ron))には、スイッチ電流Iswに応じた電流値(=Isw×Ron/Rf)となる。
また、トランジスタ25bのコレクタから引き出される電圧信号V1は、トランジスタ25bのコレクタ電流Ibと抵抗25gの抵抗値Rgによって定まる電圧値(=Ib×Rg={(Vin−Va)/Rf}×Rg)となる。
すなわち、電圧信号V1は、トランジスタ1aのオフ時(Va=Vin)にはゼロとなり、トランジスタ1aのオン時(Va=Vin−(Isw×Ron))には、スイッチ電流Iswに応じた電圧値(=(Isw×Ron/Rf)×Rg)となる。
このように、スイッチ電流Iswの検出手段として、トランジスタ1aのオン抵抗を利用し、トランジスタ1aのオン時に得られるスイッチ電圧Vsw(=Vin−(Isw×Ron))を監視して、スイッチ電流Iswに応じた電圧信号V1を生成する構成であれば、スイッチ電流Iswの検出手段として、スイッチ電流Iswが流れる電流経路上に、別途のセンス抵抗を挿入する必要がないため、コストダウンや出力効率の向上を実現することが可能となる。
なお、上記の電圧信号V1を微分して得られる微分電圧信号V2は、電圧信号V1の立上がりエッジ/立下がりエッジ毎に、電圧信号V1の電圧値に応じた微分波形を生じる。
負荷の急変が生じていないときには、スイッチ電流Iswの電流値が小さく、電圧信号V1の電圧値が低いため、微分電圧信号V2の電圧値がスイッチ27のオンスレッショルド電圧Vth(on)に達することはなく、スイッチ27はオフ状態に維持される。従って、誤差増幅器5の出力端が基準電圧Vrefの印加端にプルアップされることはなく、帰還電圧Vfbに応じた通常通りの出力帰還制御が行われる。
一方、負荷が急変してスイッチ電流Iswが急激に大きくなり、電圧信号V1の電圧値が急激に高まったときには、微分電圧信号V2の電圧値がスイッチ27のオンスレッショルド電圧Vth(on)を上回り、スイッチ27がオン状態に遷移される。その結果、誤差電圧器5の出力端が基準電圧Vrefの印加端にプルアップされ、帰還電圧Vfbに応じた出力帰還制御を待つことなく、誤差電圧Verrが意図的に高められる。
すなわち、第4実施形態のスイッチングレギュレータは、誤差増幅器5を介する出力帰還経路に加えて、高速応答用の補助帰還経路(電流/電圧変換回路25、微分回路26、及び、スイッチ27)を有しており、負荷急変時にのみ、上記高速応答用の補助帰還経路を用いて、誤差増幅器5の動作スピードを補助する構成とされている。
このような構成とすることにより、誤差増幅器5を介する出力帰還経路の動作周波数を不要に高める必要がなくなるので、変換効率の悪化や出力帰還制御の不安定化を招くことなく、負荷応答速度を十分に高めることが可能となる。
なお、高速応答用の補助帰還経路としては、スイッチ電流Iswを検出して微分電圧信号V2を生成する構成のほかにも、出力電流Ioutや出力電圧Voutを検出して微分電圧信号V2を生成する構成が考えられる。
(その他の変形例)
また、本発明の構成は、上記実施形態のほか、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えることが可能である。すなわち、上記実施形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきであり、本発明の技術的範囲は、上記実施形態の説明ではなく、特許請求の範囲によって示されるものであり、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内に属する全ての変更が含まれると理解されるべきである。
例えば、Nチャネル型MOS電界効果トランジスタをnpn型バイポーラトランジスタに置き換えることや、Pチャネル型MOS電界効果トランジスタをpnp型バイポーラトランジスタに置き換えることは任意である。このような置換を行う場合、MOS電界効果トランジスタのゲート、ドレイン、ソースがそれぞれバイポーラトランジスタのベース、コレクタ、エミッタに対応するように接続を行えばよい。
また、先出の図3で示した過電圧保護回路19と共に、過電圧保護動作が所定時間に亘って繰り返し継続されたときに、スイッチング電源IC100(より具体的には、誤差増幅器5、スロープ電圧生成回路8、PWMコンパレータ9、駆動制御回路4、レベルシフタ3a及び3b、並びに、ドライバ2a及び2b)の動作を強制的に停止させるシャットダウン回路28を設けることも有用である。
図13は、シャットダウン回路28の一構成例を示す回路図である。本構成例のシャットダウン回路28は、レベルシフト回路29と、タイマラッチ回路30と、を含む。
レベルシフト回路29は、Pチャネル型MOS電界効果トランジスタ29aと、抵抗29bと、ツェナダイオード29cと、を含む。トランジスタ29aのソース及びバックゲートは、ブートストラップ端子BSTに接続されている。トランジスタ29aのドレインは、抵抗29bの第1端、ツェナダイオード29cのカソード、及び、タイマラッチ回路30の入力端にそれぞれ接続されている。トランジスタ29aのゲートは、トランジスタ19aのゲートに接続されている。抵抗29bの第2端とツェナダイオード29cのアノードは、いずれも接地端に接続されている。
上記構成から成るレベルシフト回路29において、トランジスタ29aは、過電圧保護回路19に含まれるトランジスタ19aと同様のオン/オフ挙動を示す。すなわち、ブートストラップ端子BSTとスイッチ端子SWとの間に印加される端子間電圧Vyが正常状態である場合には、トランジスタ29aがオフ状態となり、タイマラッチ回路30への入力信号がローレベルとなる。一方、端子間電圧Vyが過電圧状態となった場合には、トランジスタ29aがオン状態となり、タイマラッチ回路30への入力信号がハイレベルとなる。ただし、このときのハイレベル電位は、ツェナダイオード29cによって所定値(例えば5V)にクランプされる。
タイマラッチ回路30は、レベルシフト回路29からの入力信号を監視し、その論理レベルが所定期間に亘って断続的にハイレベルとローレベルを繰り返しているとき、すなわち、端子間電圧Vyが過電圧状態となった後、過電圧保護動作によって端子間電圧Vyが一旦正常状態に復帰したものの、過電圧の発生原因が根本的に解消されていないために、端子間電圧Vyが再び過電圧状態に戻るという悪循環に陥り、過電圧保護動作が所定期間に亘って繰り返し継続されているとき、シャットダウン信号STDを異常時の論理レベル(例えばハイレベル)としてスイッチング電源IC100の動作を強制的に停止させる。
このようなシャットダウン回路28を有する構成であれば、ブートストラップ端子BSTとスイッチ端子SWとの間に印加される端子間電圧が正常状態と過電圧状態との間で揺れ動き、トランジスタ19aのオン/オフが繰り返されるような状態が所定時間に亘って継続した場合、これを検知してスイッチング電源IC100の動作を強制的に停止させることが可能となる。
また、上記の説明では、第1〜第4実施形態を個別に採用した構成を例に挙げて説明を行ったが、これらの実施形態を重複的に採用しても構わない。
本発明は、例えば、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、パソコン用電源(DDR[Double-Data-Rate]メモリ用電源など)、DVD[Digital Versatile Disc]プレーヤ/レコーダなどの電源装置として広く一般的に用いられるスイッチングレギュレータの性能を高める上で有用な技術である。
100 スイッチング電源IC
1a Nチャネル型MOS電界効果トランジスタ(出力用)
1b Nチャネル型MOS電界効果トランジスタ(リンギングノイズ放電用)
1c Pチャネル型MOS電界効果トランジスタ(軽負荷用)
2a、2b ドライバ
3a、3b レベルシフタ
4 駆動制御回路
5 誤差増幅器
6 ソフトスタート制御回路
6a 抵抗(C5充電用)
6b Nチャネル型MOS電界効果トランジスタ(C5放電用)
7 pnp型バイポーラトランジスタ
8 スロープ電圧生成回路
9 PWMコンパレータ
10 基準電圧生成回路
11 発振器
12a、12b 抵抗
13 ブースト用定電圧生成回路
14 ダイオード
15 低電圧ロックアウト回路
16 サーマルシャットダウン回路
17 入力バイアス電流生成回路
18 過電流保護回路
19 過電圧保護回路
19a Pチャネル型MOS電界効果トランジスタ
19b、19c ツェナダイオード
19d〜19g 抵抗
20 Pチャネル型MOS電界効果トランジスタ
21 オン用コンパレータ
22 オフ用コンパレータ
23 論理和演算器
24 論理積演算器
25 電流/電圧変換回路
25a、25b pnp型バイポーラトランジスタ
25c スイッチ
25d 定電流源
25e〜25g 抵抗
26 微分回路
27 スイッチ
28 シャットダウン回路
29 レベルシフト回路
29a Pチャネル型MOS電界効果トランジスタ
29b 抵抗
29c ツェナダイオード
30 タイマラッチ回路
L1 インダクタ
D1 ダイオード
R1〜R3 抵抗
C1〜C5 容量
EN イネーブル端子
FB 帰還端子
CP 位相補償端子
SS ソフトスタート端子
BST ブートストラップ端子
VIN 入力端子
SW スイッチ端子
GND グランド端子

Claims (11)

  1. ドレインまたはコレクタに入力電圧が印加され、ソースまたはエミッタから自身のスイッチング駆動に応じたパルス状のスイッチ電圧が引き出されるNチャネル型またはnpn型の出力トランジスタと;
    前記スイッチ電圧よりも所定電位分だけ嵩上げされたブースト電圧を生成するブートストラップ回路と;
    前記ブースト電圧の供給を受けてスイッチング駆動信号を生成し、これを前記出力トランジスタのゲートまたはベースに供給する内部回路と;
    前記スイッチ電圧と前記ブースト電圧との電位差を監視して過電圧検出信号を生成する過電圧保護回路と;
    前記過電圧検出信号に応じて前記ブースト電圧の印加端と前記内部回路との間を導通/遮断するスイッチ素子と;
    を有することを特徴とする半導体装置。
  2. 前記スイッチ素子は、前記スイッチ電圧と前記ブースト電圧との間に前記入力電圧の2倍に相当する電位差が生じても破壊されることのない高耐圧素子であることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記ブートストラップ回路は、
    アノードが定電圧の印加端に接続され、カソードが前記スイッチ素子を介して前記ブースト電圧の印加端に接続されたダイオードを有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の半導体装置。
  4. 前記過電圧保護回路は、
    ソースまたはエミッタが前記ブースト電圧の印加端に接続され、ドレインまたはコレクタが前記スイッチ素子のオン/オフ制御端に接続されたPチャネル型またはpnp型のトランジスタと;
    アノードが前記スイッチ電圧の印加端に接続された第1ツェナダイオードと;
    前記スイッチ素子のオン/オフ制御端と前記スイッチ電圧の印加端との間に接続された第1抵抗と;
    前記トランジスタのゲートまたはベースと前記第1ツェナダイオードのカソードとの間に接続された第2抵抗と;
    前記第1ツェナダイオードのカソードと前記ブースト電圧の印加端との間に接続された第3抵抗と;
    を有することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の半導体装置。
  5. 前記過電圧保護回路は、さらに、
    アノードが前記トランジスタのゲートまたはベースに接続された第2ツェナダイオードと;
    前記第2ツェナダイオードのカソードと前記ブースト電圧の印加端との間に接続された第4抵抗と;
    を有することを特徴とする請求項4に記載の半導体装置。
  6. 前記スイッチ電圧の印加端と接地電圧の印加端との間に接続され、前記出力トランジスタと相補的にスイッチング駆動される同期整流トランジスタを有することを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の半導体装置。
  7. 前記過電圧保護回路による過電圧保護動作が所定時間に亘って繰り返し継続されたときに、前記半導体装置の動作を強制的に停止させるシャットダウン回路を有することを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の半導体装置。
  8. 前記シャットダウン回路は、
    前記スイッチ電圧と前記ブースト電圧との電位差を監視するレベルシフト回路と、
    前記レベルシフト回路からの入力信号を監視し、その論理レベルが所定期間に亘って断続的にハイレベルとローレベルを繰り返しているとき、シャットダウン信号を異常時の論理レベルとして前記半導体装置の動作を強制的に停止させるタイマラッチ回路と、
    を含むことを特徴とする請求項7に記載の半導体装置。
  9. 前記内部回路は、所定の開閉制御信号に基づいて前記スイッチング駆動信号を生成するレベルシフタ及びドライバであることを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれかに記載の半導体装置。
  10. 前記スイッチ電圧を整流・平滑して得られる出力電圧に応じた帰還電圧と所定の目標電圧との差分を増幅して誤差電圧を生成する誤差増幅器と;
    所定周波数のクロック信号を生成する発振器と;
    前記クロック信号に基づいて三角波形、ランプ波形、ないしは、鋸波形のスロープ電圧を生成するスロープ電圧生成回路と;
    前記誤差電圧と前記スロープ電圧とを比較してパルス幅変調信号を生成するPWMコンパレータと;
    前記クロック信号と前記パルス幅変調信号に基づいて前記開閉制御信号を生成する駆動制御回路と;
    を有することを特徴とする請求項9に記載の半導体装置。
  11. 請求項10に記載の半導体装置と;
    前記スイッチ電圧を整流・平滑して所望の出力電圧を生成する整流・平滑回路と;
    前記出力電圧に応じた前記帰還電圧を生成する帰還電圧生成回路と;
    前記スイッチ電圧の印加端と前記ブースト電圧の印加端との間に接続され、前記ブートストラップ回路を形成する容量と;
    を有することを特徴とするスイッチングレギュレータ。
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