JPH1014217A - スイッチング電源回路 - Google Patents
スイッチング電源回路Info
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- JPH1014217A JPH1014217A JP8155676A JP15567696A JPH1014217A JP H1014217 A JPH1014217 A JP H1014217A JP 8155676 A JP8155676 A JP 8155676A JP 15567696 A JP15567696 A JP 15567696A JP H1014217 A JPH1014217 A JP H1014217A
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- switching
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 軽負荷時の効率を改善したスイッチング電源
回路を提供する。 【解決手段】 負荷の大きさに連動するフィードバック
電圧Ｖｆｂを、ＰＷＭ制御用の単安定マルチバイブレー
タ１４０と、ＰＦＭ制御用のＶＣＯ１３０に選択的に供
給し、重負荷時にはＰＷＭ制御を、軽負荷時にはＰＦＭ
制御を行う。 【効果】 軽負荷時にＰＦＭ制御を行うことにより、ス
イッチング周波数を低下させて、スイッチング損失を低
減させ、スイッチング電源回路の効率を改善することが
できる。
回路を提供する。 【解決手段】 負荷の大きさに連動するフィードバック
電圧Ｖｆｂを、ＰＷＭ制御用の単安定マルチバイブレー
タ１４０と、ＰＦＭ制御用のＶＣＯ１３０に選択的に供
給し、重負荷時にはＰＷＭ制御を、軽負荷時にはＰＦＭ
制御を行う。 【効果】 軽負荷時にＰＦＭ制御を行うことにより、ス
イッチング周波数を低下させて、スイッチング損失を低
減させ、スイッチング電源回路の効率を改善することが
できる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、スイッチング電源
回路に関する。
回路に関する。
【０００２】
【従来の技術】スイッチング電源回路では、直流電圧を
スイッチング素子を使って一定の周波数でスイッチング
した後、そのまま平滑化したり、変圧器で電圧変換した
後で整流・平滑化したりして負荷に供給する。この時、
入力電圧や負荷の変動によって出力電圧が変化するのを
補正するために、スイッチングのＯＮ時間とＯＦＦ時間
の比率（以下、デューティー比と記す）を変えるＰＷＭ
（Ｐｕｌｓｅ Ｗｉｄｔｈ Ｍｏｄｕｌａｔｉｏｎ：パ
ルス幅変調）制御が一般的である。
スイッチング素子を使って一定の周波数でスイッチング
した後、そのまま平滑化したり、変圧器で電圧変換した
後で整流・平滑化したりして負荷に供給する。この時、
入力電圧や負荷の変動によって出力電圧が変化するのを
補正するために、スイッチングのＯＮ時間とＯＦＦ時間
の比率（以下、デューティー比と記す）を変えるＰＷＭ
（Ｐｕｌｓｅ Ｗｉｄｔｈ Ｍｏｄｕｌａｔｉｏｎ：パ
ルス幅変調）制御が一般的である。
【０００３】理想的なスイッチング電源回路では、スイ
ッチングが切り換え時間ゼロで行われているため、スイ
ッチング素子での損失はゼロである。しかし、実際には
スイッチング時間はゼロではないため、スイッチング素
子のＯＮとＯＦＦが互いに切り換わる時に、スイッチン
グ素子に電圧が加わり、かつ電流も流れるという過渡的
な状態が存在する。この時スイッチング素子内で消費さ
れる電力をスイッチング損失といい、これはスイッチン
グの回数、つまりスイッチング周波数にほぼ比例する。
ッチングが切り換え時間ゼロで行われているため、スイ
ッチング素子での損失はゼロである。しかし、実際には
スイッチング時間はゼロではないため、スイッチング素
子のＯＮとＯＦＦが互いに切り換わる時に、スイッチン
グ素子に電圧が加わり、かつ電流も流れるという過渡的
な状態が存在する。この時スイッチング素子内で消費さ
れる電力をスイッチング損失といい、これはスイッチン
グの回数、つまりスイッチング周波数にほぼ比例する。
【０００４】スイッチング電源回路では、用途によって
は軽負荷で長時間使用される場合が多い。スイッチング
周波数が一定の場合、軽負荷ではスイッチング損失は少
なくなるが、大幅な低減は望めない。そのため、軽負荷
においてはスイッチング電源回路全体の損失に対するス
イッチング損失の割合が大きく、改善が望まれる。
は軽負荷で長時間使用される場合が多い。スイッチング
周波数が一定の場合、軽負荷ではスイッチング損失は少
なくなるが、大幅な低減は望めない。そのため、軽負荷
においてはスイッチング電源回路全体の損失に対するス
イッチング損失の割合が大きく、改善が望まれる。
【０００５】軽負荷での効率を向上させるために、軽負
荷時にスイッチング周波数を低くする方法が提案されて
いる。例えば、特開平７−５９３４６号公報では、一定
以下の負荷のときに、スイッチング周波数決定用発振回
路の共振容量を２段階に切り換えることにより、軽負荷
時でのスイッチング周波数を下げている。また、特開平
７−１７０７２９号公報でも、一定以下の負荷のとき
に、周波数切り換え回路により発振回路を制御し、スイ
ッチング周波数を少なくとも２段階に切り換えている。
荷時にスイッチング周波数を低くする方法が提案されて
いる。例えば、特開平７−５９３４６号公報では、一定
以下の負荷のときに、スイッチング周波数決定用発振回
路の共振容量を２段階に切り換えることにより、軽負荷
時でのスイッチング周波数を下げている。また、特開平
７−１７０７２９号公報でも、一定以下の負荷のとき
に、周波数切り換え回路により発振回路を制御し、スイ
ッチング周波数を少なくとも２段階に切り換えている。
【０００６】これらの構成において、負荷電流Ｉｏｕｔ
とスイッチング周波数ｆｓｗの関係を図６に示す。図６
で分かるように、軽負荷でスイッチング周波数を段階的
に切り換えることにより、軽負荷時のスイッチング損失
を小さくしている。
とスイッチング周波数ｆｓｗの関係を図６に示す。図６
で分かるように、軽負荷でスイッチング周波数を段階的
に切り換えることにより、軽負荷時のスイッチング損失
を小さくしている。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】上記のスイッチング電
源回路では、軽負荷時のスイッチング周波数の切り換え
を、通常のスイッチング周波数から、ある決まった別の
周波数へ段階的に行っている。この場合、スイッチング
損失の改善は固定的で、更なる軽負荷時には効率の低下
が見られる。
源回路では、軽負荷時のスイッチング周波数の切り換え
を、通常のスイッチング周波数から、ある決まった別の
周波数へ段階的に行っている。この場合、スイッチング
損失の改善は固定的で、更なる軽負荷時には効率の低下
が見られる。
【０００８】本発明の目的は、軽負荷時の効率をさらに
改善するスイッチング電源回路を提供することである。
改善するスイッチング電源回路を提供することである。
【０００９】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明のスイッチング電源回路は、スイッチング信
号のパルス幅を制御するＰＷＭ制御回路によって、出力
電圧を一定の値に保つように制御を行うスイッチング電
源回路において、負荷の大きさを検知する回路と、発振
周波数を連続的に変えることのできる発振回路を有し、
前記発振回路は前記ＰＷＭ制御回路に接続され、軽負荷
時に、負荷の大きさに応じてスイッチング周波数を連続
的に変化させるＰＦＭ制御機能を有することを特徴とす
る。
め、本発明のスイッチング電源回路は、スイッチング信
号のパルス幅を制御するＰＷＭ制御回路によって、出力
電圧を一定の値に保つように制御を行うスイッチング電
源回路において、負荷の大きさを検知する回路と、発振
周波数を連続的に変えることのできる発振回路を有し、
前記発振回路は前記ＰＷＭ制御回路に接続され、軽負荷
時に、負荷の大きさに応じてスイッチング周波数を連続
的に変化させるＰＦＭ制御機能を有することを特徴とす
る。
【００１０】また、負荷の大きさに連動するフィードバ
ック電圧を発生するフィードバック回路と、スイッチン
グ周波数設定用ＶＣＯと、ＰＷＭ制御用の単安定マルチ
バイブレータと、前記フィードバック電圧を前記ＶＣＯ
と前記単安定マルチバイブレータとに選択的に供給する
電圧セレクタを有し、前記フィードバック電圧の値に応
じてＰＷＭ制御をＰＦＭ制御に切り換えることを特徴と
する。
ック電圧を発生するフィードバック回路と、スイッチン
グ周波数設定用ＶＣＯと、ＰＷＭ制御用の単安定マルチ
バイブレータと、前記フィードバック電圧を前記ＶＣＯ
と前記単安定マルチバイブレータとに選択的に供給する
電圧セレクタを有し、前記フィードバック電圧の値に応
じてＰＷＭ制御をＰＦＭ制御に切り換えることを特徴と
する。
【００１１】また、負荷の大きさに連動するフィードバ
ック電圧を発生するフィードバック回路と、スイッチン
グ周波数設定用発振回路と、定電流回路と、ＰＷＭ制御
用のコントロール回路を有し、前記定電流回路は、前記
発振回路の時定数決定用抵抗接続端子に接続され、前記
フィードバック電圧で、スイッチング周波数を連続的に
変化させるＰＦＭ制御を行うことを特徴とする。
ック電圧を発生するフィードバック回路と、スイッチン
グ周波数設定用発振回路と、定電流回路と、ＰＷＭ制御
用のコントロール回路を有し、前記定電流回路は、前記
発振回路の時定数決定用抵抗接続端子に接続され、前記
フィードバック電圧で、スイッチング周波数を連続的に
変化させるＰＦＭ制御を行うことを特徴とする。
【００１２】
【発明の実施の形態】本発明のスイッチング電源回路の
実施例を図１に示す。図１において、スイッチング電源
回路１００は、負荷の大きさを検知するフィードバック
回路１１０、電圧セレクタ１２０、スイッチング周波数
を提供し、またＰＦＭ（ＰｕｌｓｅＦｒｅｑｕｅｎｃｙ
Ｍｏｄｕｌａｔｉｏｎ：パルス周波数変調）制御を行
うための発振回路としてのＶＣＯ１３０、ＰＷＭ制御を
行う単安定マルチバイブレータ１４０で構成される。こ
のうち電圧セレクタ１２０は、基準電圧設定用のツェナ
ーダイオード１２１と直流電源１２２、及び３個のダイ
オードで構成される。
実施例を図１に示す。図１において、スイッチング電源
回路１００は、負荷の大きさを検知するフィードバック
回路１１０、電圧セレクタ１２０、スイッチング周波数
を提供し、またＰＦＭ（ＰｕｌｓｅＦｒｅｑｕｅｎｃｙ
Ｍｏｄｕｌａｔｉｏｎ：パルス周波数変調）制御を行
うための発振回路としてのＶＣＯ１３０、ＰＷＭ制御を
行う単安定マルチバイブレータ１４０で構成される。こ
のうち電圧セレクタ１２０は、基準電圧設定用のツェナ
ーダイオード１２１と直流電源１２２、及び３個のダイ
オードで構成される。
【００１３】フィードバック回路１１０はスイッチング
電源回路１００の出力側に接続され、その出力は電圧セ
レクタ１２０に接続されている。電圧セレクタ１２０は
２つの出力を備え、第１の出力はＶＣＯ１３０に、第２
の出力は単安定マルチバイブレータ１４０に接続されて
いる。ＶＣＯ１３０の出力は、単安定マルチバイブレー
タ１４０に接続されている。単安定マルチバイブレータ
１４０の出力はスイッチング信号としてスイッチング素
子に接続されている。
電源回路１００の出力側に接続され、その出力は電圧セ
レクタ１２０に接続されている。電圧セレクタ１２０は
２つの出力を備え、第１の出力はＶＣＯ１３０に、第２
の出力は単安定マルチバイブレータ１４０に接続されて
いる。ＶＣＯ１３０の出力は、単安定マルチバイブレー
タ１４０に接続されている。単安定マルチバイブレータ
１４０の出力はスイッチング信号としてスイッチング素
子に接続されている。
【００１４】次に回路の動作を説明する。フィードバッ
ク回路１１０は、負荷電流を監視し、負荷電流の大きさ
に対応するフィードバック電圧Ｖｆｂを電圧セレクタ１
２０に入力する。
ク回路１１０は、負荷電流を監視し、負荷電流の大きさ
に対応するフィードバック電圧Ｖｆｂを電圧セレクタ１
２０に入力する。
【００１５】電圧セレクタ１２０において、まず、フィ
ードバック電圧Ｖｆｂがツェナーダイオード１２１の降
伏電圧Ｖｏ以上の場合、第１の出力の電圧Ｖ１は、ツェ
ナーダイオード１２１の働きによって固定の電圧Ｖｏと
なり、第２の出力の電圧Ｖ２は、フィードバック電圧Ｖ
ｆｂと同じになる。逆に、フィードバック電圧Ｖｆｂが
ツェナーダイオード１２１の降伏電圧Ｖｏ以下の場合、
第１の出力の電圧Ｖ１はフィードバック電圧Ｖｆｂがそ
のまま出力され、第２の出力の電圧Ｖ２はツェナーダイ
オード１２１の降伏電圧Ｖｏと同じ値に設定した、固定
の直流電源１２２の電圧Ｖｏとなる。フィードバック電
圧Ｖｆｂと、電圧セレクタ１２０の２つの出力電圧Ｖ１
およびＶ２との関係を図２（ａ）、（ｂ）に示す。
ードバック電圧Ｖｆｂがツェナーダイオード１２１の降
伏電圧Ｖｏ以上の場合、第１の出力の電圧Ｖ１は、ツェ
ナーダイオード１２１の働きによって固定の電圧Ｖｏと
なり、第２の出力の電圧Ｖ２は、フィードバック電圧Ｖ
ｆｂと同じになる。逆に、フィードバック電圧Ｖｆｂが
ツェナーダイオード１２１の降伏電圧Ｖｏ以下の場合、
第１の出力の電圧Ｖ１はフィードバック電圧Ｖｆｂがそ
のまま出力され、第２の出力の電圧Ｖ２はツェナーダイ
オード１２１の降伏電圧Ｖｏと同じ値に設定した、固定
の直流電源１２２の電圧Ｖｏとなる。フィードバック電
圧Ｖｆｂと、電圧セレクタ１２０の２つの出力電圧Ｖ１
およびＶ２との関係を図２（ａ）、（ｂ）に示す。
【００１６】ＶＣＯ１３０は、電圧セレクタ１２０から
の出力の電圧Ｖ１の変化によって発振周波数を変化させ
る。電圧Ｖ１が上がると発振周波数も高くなるように設
定されている。電圧Ｖ１は、図２（ａ）のようになるの
で、フィードバック電圧ＶｆｂがＶｏ以上のときは固定
発振を行い、Ｖｏ以下のときはフィードバック電圧Ｖｆ
ｂに従って発振周波数が変化する。
の出力の電圧Ｖ１の変化によって発振周波数を変化させ
る。電圧Ｖ１が上がると発振周波数も高くなるように設
定されている。電圧Ｖ１は、図２（ａ）のようになるの
で、フィードバック電圧ＶｆｂがＶｏ以上のときは固定
発振を行い、Ｖｏ以下のときはフィードバック電圧Ｖｆ
ｂに従って発振周波数が変化する。
【００１７】単安定マルチバイブレータ１４０は、ＶＣ
Ｏ１３０の発振周波数に従ってスイッチング信号を出力
する。また、電圧セレクタ１２０からの第２の出力の電
圧Ｖ２に従って、スイッチング信号のデューティー比を
変えるＰＷＭ制御を行う。電圧Ｖ２は図２（ｂ）のよう
になるので、フィードバック電圧ＶｆｂがＶｏ以上のと
きはＰＷＭ制御が行われ、Ｖｏ以下のときはスイッチン
グ信号のパルスのデューティー比は固定になる。そし
て、この時ＶＣＯ１２０の方はフィードバック電圧Ｖｆ
ｂに従って発振周波数が変化するので、スイッチング信
号はＰＦＭ制御される。
Ｏ１３０の発振周波数に従ってスイッチング信号を出力
する。また、電圧セレクタ１２０からの第２の出力の電
圧Ｖ２に従って、スイッチング信号のデューティー比を
変えるＰＷＭ制御を行う。電圧Ｖ２は図２（ｂ）のよう
になるので、フィードバック電圧ＶｆｂがＶｏ以上のと
きはＰＷＭ制御が行われ、Ｖｏ以下のときはスイッチン
グ信号のパルスのデューティー比は固定になる。そし
て、この時ＶＣＯ１２０の方はフィードバック電圧Ｖｆ
ｂに従って発振周波数が変化するので、スイッチング信
号はＰＦＭ制御される。
【００１８】以上の構成において、負荷電流Ｉｏｕｔと
スイッチング周波数ｆｓｗの関係を図３に示す。図３で
分かるように、軽負荷でスイッチング周波数が連続的に
低下し、軽負荷時のスイッチング損失を最小限にしてい
る。
スイッチング周波数ｆｓｗの関係を図３に示す。図３で
分かるように、軽負荷でスイッチング周波数が連続的に
低下し、軽負荷時のスイッチング損失を最小限にしてい
る。
【００１９】次に別の実施例を図４に示す。図４におい
て、スイッチング電源回路２００は、フィードバック回
路としての負荷電流検知回路２１０、定電流回路２２
０、スイッチング周波数設定用発振回路２３０、コント
ロール回路２４０、及び時定数設定用コンデンサ２０
１、時定数設定用抵抗２０２で構成されている。
て、スイッチング電源回路２００は、フィードバック回
路としての負荷電流検知回路２１０、定電流回路２２
０、スイッチング周波数設定用発振回路２３０、コント
ロール回路２４０、及び時定数設定用コンデンサ２０
１、時定数設定用抵抗２０２で構成されている。
【００２０】負荷電流検知回路２１０はスイッチング電
源回路の１次側あるいは２次側に接続され、その出力は
定電流回路２２０に接続される。定電流回路２２０は、
オペアンプ２２１、トランジスタ２２２、ダイオード２
２３、抵抗２２４で構成されている。発振回路２３０に
は、２つの端子があり、第１の端子はコンデンサ２０１
を介してグランドに、第２の端子は抵抗２０２を介して
定電流回路２２０に接続されている。発振回路２３０の
出力はコントロール回路２４０に入力される。コントロ
ール回路２４０からはスイッチング信号が出力される。
源回路の１次側あるいは２次側に接続され、その出力は
定電流回路２２０に接続される。定電流回路２２０は、
オペアンプ２２１、トランジスタ２２２、ダイオード２
２３、抵抗２２４で構成されている。発振回路２３０に
は、２つの端子があり、第１の端子はコンデンサ２０１
を介してグランドに、第２の端子は抵抗２０２を介して
定電流回路２２０に接続されている。発振回路２３０の
出力はコントロール回路２４０に入力される。コントロ
ール回路２４０からはスイッチング信号が出力される。
【００２１】次に回路の動作を説明する。負荷電流検知
回路２１０は、スイッチング電源回路の１次側あるいは
２次側に接続され、負荷電流の大きさを検知し、これを
電圧に変換して定電流回路２２０に入力する。
回路２１０は、スイッチング電源回路の１次側あるいは
２次側に接続され、負荷電流の大きさを検知し、これを
電圧に変換して定電流回路２２０に入力する。
【００２２】定電流回路２２０は、負荷電流検知回路２
１０から入力された電圧に応じた電流を、内部のトラン
ジスタ２２２に流す。この際、トランジスタ２２２のコ
レクタ−エミッタ間の抵抗は流れる電流に応じて決ま
る。負荷電流が増加し、負荷電流検知回路からの電圧が
ある程度以上になると、トランジスタ２２２に流れる電
流は飽和し、一定になる。この結果、トランジスタ２２
２のコレクタ−エミッタ間抵抗も一定になる。
１０から入力された電圧に応じた電流を、内部のトラン
ジスタ２２２に流す。この際、トランジスタ２２２のコ
レクタ−エミッタ間の抵抗は流れる電流に応じて決ま
る。負荷電流が増加し、負荷電流検知回路からの電圧が
ある程度以上になると、トランジスタ２２２に流れる電
流は飽和し、一定になる。この結果、トランジスタ２２
２のコレクタ−エミッタ間抵抗も一定になる。
【００２３】発振回路２３０は、第１の端子に接続され
たコンデンサ２０１と、第２の端子に接続された抵抗の
時定数によって、発振周波数が決まる。そして第２の端
子に接続される抵抗は、抵抗２０２と、定電流回路２２
０内のトランジスタ２２２のコレクタ−エミッタ間抵抗
と、同じく定電流回路２２０内の抵抗２２４が、直列に
合成されたものになる。発振回路２３０の発振信号はコ
ントロール回路２４０に加えられ、スイッチング信号の
周波数決定に使用される。
たコンデンサ２０１と、第２の端子に接続された抵抗の
時定数によって、発振周波数が決まる。そして第２の端
子に接続される抵抗は、抵抗２０２と、定電流回路２２
０内のトランジスタ２２２のコレクタ−エミッタ間抵抗
と、同じく定電流回路２２０内の抵抗２２４が、直列に
合成されたものになる。発振回路２３０の発振信号はコ
ントロール回路２４０に加えられ、スイッチング信号の
周波数決定に使用される。
【００２４】この結果、負荷電流がある程度以上の場合
は、発振回路２３０の時定数は一定になり、一定の周波
数で発振し、通常のＰＷＭ制御が行われる。また、負荷
電流がある程度以下になると、発振回路２３０の第２端
子に接続される抵抗の値が連続的に変化し、抵抗値の変
化に応じて発振周波数が連続的に変化するようになる。
このため、スイッチングの制御にはＰＦＭ制御が行われ
るようになる。
は、発振回路２３０の時定数は一定になり、一定の周波
数で発振し、通常のＰＷＭ制御が行われる。また、負荷
電流がある程度以下になると、発振回路２３０の第２端
子に接続される抵抗の値が連続的に変化し、抵抗値の変
化に応じて発振周波数が連続的に変化するようになる。
このため、スイッチングの制御にはＰＦＭ制御が行われ
るようになる。
【００２５】以上の構成において、負荷電流Ｉｏｕｔと
スイッチング周波数ｆｓｗの関係を図５に示す。図５で
分かるように、軽負荷でスイッチング周波数が連続的に
低下し、軽負荷時のスイッチング損失を最小限にしてい
る。
スイッチング周波数ｆｓｗの関係を図５に示す。図５で
分かるように、軽負荷でスイッチング周波数が連続的に
低下し、軽負荷時のスイッチング損失を最小限にしてい
る。
【００２６】
【発明の効果】本発明のスイッチング電源回路では、軽
負荷時におけるスイッチングの制御方法を、ＰＷＭ制御
からＰＦＭ制御に切り換える。これにより、軽負荷時の
スイッチング損失を低減させ、スイッチング電源回路の
効率を改善する事ができる。
負荷時におけるスイッチングの制御方法を、ＰＷＭ制御
からＰＦＭ制御に切り換える。これにより、軽負荷時の
スイッチング損失を低減させ、スイッチング電源回路の
効率を改善する事ができる。
【００２７】また、請求項２に示した回路構成では、フ
ィードバック電圧の値に応じてＰＷＭ制御、ＰＦＭ制御
を行うもので、そのための特別な検出装置は必要無く、
最小限のコストで軽負荷時の定損失が実現できる。そし
て、請求項３に示した回路構成では、負荷電流検出装置
を別途必要とするものであるが、この場合、発振回路の
時定数設定部分を変更しただけであるため、従来のＰＷ
Ｍ制御ＩＣをそのまま使うことにより簡単に作る事がで
きる。
ィードバック電圧の値に応じてＰＷＭ制御、ＰＦＭ制御
を行うもので、そのための特別な検出装置は必要無く、
最小限のコストで軽負荷時の定損失が実現できる。そし
て、請求項３に示した回路構成では、負荷電流検出装置
を別途必要とするものであるが、この場合、発振回路の
時定数設定部分を変更しただけであるため、従来のＰＷ
Ｍ制御ＩＣをそのまま使うことにより簡単に作る事がで
きる。
【図１】本発明の一実施例のスイッチング電源回路の回
路図である。
路図である。
【図２】図１のスイッチング電源回路で、セレクタ回路
の入力と出力の関係を示す特性図である。
の入力と出力の関係を示す特性図である。
【図３】図１のスイッチング電源回路で、負荷電流とス
イッチング周波数との関係を示す特性図である。
イッチング周波数との関係を示す特性図である。
【図４】本発明の別の実施例のスイッチング電源回路の
回路図である。
回路図である。
【図５】図４のスイッチング電源回路で、負荷電流とス
イッチング周波数との関係を示す特性図である。
イッチング周波数との関係を示す特性図である。
【図６】従来のスイッチング電源回路で、負荷電流と回
路全体の損失、及びスイッチング損失との関係を示す特
性図である。
路全体の損失、及びスイッチング損失との関係を示す特
性図である。
１００…スイッチング電源回路 １１０…フィードバック回路 １２０…電圧セレクタ １２１…ツェナーダイオード １２２…直流電源 １３０…ＶＣＯ １４０…単安定マルチバイブレータ
Claims (3)
- 【請求項１】 スイッチング信号のパルス幅を変えるＰ
ＷＭ制御回路によって、出力電圧を一定の値に保つよう
に制御を行うスイッチング電源回路において、 負荷の大きさを検知する回路と、発振周波数を連続的に
変えることのできる発振回路を有し、前記発振回路は前
記ＰＷＭ制御回路に接続され、軽負荷時に負荷の大きさ
に応じて発振周波数を連続的に変化させるＰＦＭ制御機
能を有することを特徴とする、スイッチング電源回路。 - 【請求項２】 負荷の大きさに連動するフィードバック
電圧を発生するフィードバック回路と、スイッチング周
波数設定用ＶＣＯと、ＰＷＭ制御用の単安定マルチバイ
ブレータと、前記フィードバック電圧を前記ＶＣＯと前
記単安定マルチバイブレータとに選択的に供給する電圧
セレクタを有し、 前記フィードバック電圧の値に応じてＰＷＭ制御とＰＦ
Ｍ制御を切り換えることを特徴とする、請求項１に記載
のスイッチング電源回路。 - 【請求項３】 負荷の大きさに連動するフィードバック
電圧を発生するフィードバック回路と、スイッチング周
波数設定用発振回路と、定電流回路と、ＰＷＭ制御用の
コントロール回路を有し、 前記定電流回路は、前記発振回路の時定数決定用抵抗接
続端子に接続され、前記フィードバック電圧で、スイッ
チング周波数を連続的に変化させるＰＦＭ制御を行うこ
とを特徴とする、請求項１に記載のスイッチング電源回
路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8155676A JPH1014217A (ja) | 1996-06-17 | 1996-06-17 | スイッチング電源回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8155676A JPH1014217A (ja) | 1996-06-17 | 1996-06-17 | スイッチング電源回路 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1014217A true JPH1014217A (ja) | 1998-01-16 |
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-
1996
- 1996-06-17 JP JP8155676A patent/JPH1014217A/ja active Pending
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