JPH07288976A - 多出力コンバータ - Google Patents

多出力コンバータ

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JPH07288976A
JPH07288976A JP7860194A JP7860194A JPH07288976A JP H07288976 A JPH07288976 A JP H07288976A JP 7860194 A JP7860194 A JP 7860194A JP 7860194 A JP7860194 A JP 7860194A JP H07288976 A JPH07288976 A JP H07288976A
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voltage
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rectifying
output voltage
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JP7860194A
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Takeshi Yamashita
剛 山下
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Denso Corp
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NipponDenso Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 構成が簡単であり、各出力に接続された負荷
の変動によらず、全ての出力で安定した出力電圧が得ら
れる多出力コンバータを提供する 【構成】 複数の二次巻線2bを有するトランス2と、
二次巻線2bに誘起される出力を直流出力に変換して外
部負荷8a,8b,8cに供給する複数の二次側回路1
0a,10b,10cと、二次側回路10aの出力電圧
が一定となるよう二次巻線2bに供給する電力を制御す
る一次側回路6とからなる。二次側回路10aに、安定
化抵抗22が設けられていることにより、負荷8aが無
負荷状態にあっても、各二次巻線2bには所定電力が供
給されるため、二次側回路10b,10cの出力電圧は
維持され、また二次側回路10b,10cに、ツェナー
ダイオード24が設けられていることにより、各二次巻
線2bに過大な電力が供給されても、二次側回路10
b,10cの出力電圧は所定値に制限される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、直流電源から複数の直
流出力を得る多出力コンバータに関し、特に出力電圧を
制御可能な多出力コンバータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の装置として、例え
ば、図4に示すように、トランス30と、トランスの一
次巻線30aと直流電源32との通電・非通電を切り換
えるスイッチング素子34と、二次巻線30bからの出
力を整流する整流用ダイオード36と、コイルとコンデ
ンサとからなり整流された出力を平滑化して負荷38に
供給するための直流出力を得る平滑回路40と、整流用
ダイオード36のオフ期間中に平滑回路40を構成する
コイルに蓄積されたエネルギーを放出するためのフライ
ホイールダイオード42と、平滑回路40の出力電圧を
検出して、この出力電圧が所定値となるように、スイッ
チング素子34を所定周期でオン/オフして二次巻線3
0bに供給する電力を制御する制御回路44とを備えた
コンバータを複数(ここでは3個)並列に設けた多出力
コンバータが知られている。
【0003】この装置では、出力各相で負荷38の変動
が夫々異なる場合であっても、出力各相毎に出力電圧を
検出し、その出力電圧が所定値となるように個別に供給
する電力を制御しているので、他相の出力がどのような
状態にあっても、所定の出力電圧を得ることができるの
であるが、出力各相毎にスイッチング素子34や制御回
路44を設ける必要があるため部品点数が多くなり、装
置が大型化してしまうという問題があった。
【0004】これに対して、図5に示すように、単一の
一次巻線46aと複数の二次巻線46bとを有するトラ
ンス46を用い、スイッチング素子34と制御回路44
とからなる単一の一次側回路により、出力のいずれか1
相のみから検出した出力電圧に応じて、二次巻線46b
に供給する電力を一括して制御する多出力コンバータも
知られている。
【0005】なお、このように出力のいずれか1相のみ
から検出した出力電圧に応じて、二次巻線46bに供給
する電力を一括して制御する多出力コンバータとして、
特開昭54−12407号公報に示されているように、
スイッチング素子34を制御するための信号として、平
滑回路40の出力電圧を検出する代わりに、整流・平滑
回路の入力側の電圧を検出する多出力コンバータも知ら
れている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、スイッチング
素子34を制御するための信号を検出する位置に関わら
ず、出力のいずれか1相のみから検出した出力電圧によ
り二次巻線46bへ供給する電力を制御するように構成
された多出力コンバータでは、出力電圧が検出されない
非センシング相の負荷がどのような状態にあっても、出
力電圧が検出されるセンシング相の負荷状態のみに応じ
て、二次巻線46bに供給される電力が制御されるため
次のような問題があった。
【0007】即ち、出力電圧が検出されるセンシング相
の負荷に比較的大きな負荷電流Icが流れている場合、
負荷電流Icの時に出力電圧が所定値Voとなるような
電力が二次巻線46bに供給されるため、二次巻線46
b側における出力電流と出力電圧の関係を表すトランス
特性曲線は、図6(a)に示すようなものとなる。な
お、1次側が共通であるため、どの出力相も同じトラン
ス特性曲線となる。このとき、出力電圧が検出されない
非センシング相において負荷38に流れる負荷電流Id
が小さい場合には、図から明かなように、過大な電圧V
dが負荷38に印加されることになる。
【0008】逆に、センシング相の負荷に流れる負荷電
流Icが比較的小さい場合、センシング相においては、
少ない電力でも所定の電圧値Voを維持できるため、二
次巻線46bに供給される電力は低下し、図6(b)に
示すようなトランス特性曲線となる。このとき、非セン
シング相の負荷38において比較的大きな負荷電流Ie
を必要とした場合、図から明かなように、その非センシ
ング相においては所定の出力電圧Voを維持することが
できず、所定値より△Vだけ低下した電圧Veが負荷3
8に印加されることになる。
【0009】このように、各相の負荷状態に応じて非セ
ンシング相の出力電圧は大きく変動してしまうため、負
荷を駆動できなかったり、逆に負荷を破壊してしまった
り、また、負荷として電子回路等が接続されている場合
には誤動作の原因にもなるといった問題があった。
【0010】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたもので、構成が簡単で、しかも各出力に接続され
た負荷の変動によらず全ての出力で安定した出力電圧が
得られる多出力コンバータを提供することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
になされた請求項1に記載の発明は、複数の二次巻線を
有するトランスと、該トランスの一次巻線と直流電源と
の接続を断続するスイッチング手段と、前記各二次巻線
毎に接続され、前記二次巻線の出力を整流平滑化して外
部負荷に電源供給する整流平滑手段と、該整流平滑手段
のいずれか一つに接続され、当該整流平滑手段の出力電
圧を検出し、該出力電圧が所定値となるように前記スイ
ッチング手段を制御する制御手段と、を備えた多出力コ
ンバータであって、前記制御手段が接続されていない前
記整流平滑手段の出力側に、夫々、該整流平滑手段の出
力電圧が所定値以上になることを防止する電圧制限手段
を接続したことを特徴とする。
【0012】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の多出力コンバータであって、制御手段が接続された前
記整流平滑手段の出力側に、所定の電気抵抗を有する負
荷手段を設けたことを特徴とする。請求項3に記載の発
明は、請求項1または請求項2に記載の多出力コンバー
タであって、前記電圧制限手段は、前記整流平滑手段と
並列に接続されたツェナーダイオードであることを特徴
とする。
【0013】請求項4に記載の発明は、請求項1または
請求項2に記載の多出力コンバータであって、前記電圧
制限手段は、三端子レギュレータであることを特徴とす
る。
【0014】
【作用】上記のように構成された請求項1に記載の多出
力コンバータにおいては、スイッチング手段がトランス
の一次巻線と直流電源とを断続することにより、断続に
応じた所定の電力を二次巻線に供給する。そして、電力
が供給された二次巻線の出力を整流平滑手段が整流平滑
化することにより、外部負荷に供給する直流出力が得ら
れる。
【0015】なお、制御手段は、複数の整流平滑手段の
うち、いずれか一つの出力電圧を検出しており、その出
力電圧が所定値となるように、スイッチング手段を制御
する。ここで、制御手段が接続され出力電圧が検出され
ている二次側をセンシング相と呼び、その他の二次側を
非センシング相と呼ぶ。
【0016】即ち、二次巻線に供給される電力が一定で
あれば、負荷の消費電流が大きくなるほど負荷に印加さ
れる出力電圧は小さくなってしまうのであるが、出力電
圧を検出して、出力電圧が所定値となるような電力が二
次巻線に供給されるように、スイッチング手段を制御す
ることにより、センシング相では、負荷の変動によらず
常に所定の電圧が印加される。
【0017】そして、センシング相の負荷が大きい場
合、それに応じて、センシング相の出力電圧を所定値に
維持するために各二次巻線には大きな電力が供給される
ため、負荷が小さい非センシング相では、当然過大な出
力電圧が発生することになるが、電圧制限手段が、負荷
に印加される出力電圧が所定値以上になることを防止す
る。
【0018】請求項2に記載の多出力コンバータにおい
ては、センシング相に設けられた負荷手段が常に所定の
電力を消費しているため、センシング相に接続される外
部負荷の消費電力がどんなに小さくても、最低限、負荷
手段で消費される分の電力は各二次巻線に供給されるこ
とになる。このため、非センシング相の負荷で消費され
る電力が大きくなっても、非センシング相の出力電圧は
極端に低下することがない。
【0019】請求項3に記載の多出力コンバータにおい
ては、電圧制限手段がツェナーダイオードで構成されて
いるため装置構成を簡単にすることができる。請求項4
に記載の多出力コンバータにおいては、電圧制限手段が
三端子レギュレータで構成されているため、出力電圧の
安定性が良い。
【0020】即ち、ツェナーダイオードの場合、印加さ
れる電圧が大きくなるに従い、僅かであるが出力電圧が
大きくなるのであるが、三端子レギュレータの場合、ト
ランジスタ等により帰還制御を行っているため、ツェナ
ーダイオードのように素子の特性によらず、より安定し
た出力電圧が得られる。
【0021】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面と共に説明す
る。図1は、本発明が適用された実施例である3つの負
荷に対して同時に電源の供給が可能な多出力コンバータ
を示す回路図である。
【0022】図1に示すように、本実施例の多出力コン
バータは、単一の一次巻線2aと複数の二次巻線2bと
を有するトランス2と、トランス2の一次巻線2aと直
流電源4との接続を断続して二次巻線2bに供給する電
力を制御する一次側回路6と、二次巻線2bに誘起され
る出力を所定電圧を有する直流出力に変換して外部負荷
8a,8b,8cに供給する複数の二次側回路10a,
10b,10cとからなる。なお、直流電源4には、平
滑コンデンサ5が並列に接続されている。
【0023】一次側回路6は、バイポーラトランジスタ
またはMOS型トランジスタ等からなり、トランス2の
一次巻線2aと直流電源4との接続を断続して、一次巻
線2aの通電・非通電を切り換えるスイッチング素子1
2と、二次側回路10aの出力電圧を検出し、スイッチ
ング素子12のオン/オフ状態のデューティを変化させ
ることにより、二次巻線2bに供給する電力を制御する
制御回路14と、からなる。なお、以下では出力電圧が
検出される二次側をセンシング相と呼び、その他の二次
側を非センシング相と呼ぶ。
【0024】一方、各二次巻線2b毎に設けられた二次
側回路10a,10b,10cは、スイッチング素子1
2がオンする時に、二次巻線2bに誘起される電圧に対
して順方向となるように接続され、二次巻線2bからの
出力を整流する整流用ダイオード16と、コイルとコン
デンサとにより構成された周知のLCローパスフィルタ
からなり、整流用ダイオード16からの出力を平滑化し
て外部負荷8a,8b,8cに供給可能な直流出力とす
る平滑回路18と、整流用ダイオード16のオフ期間中
に平滑回路18を構成するコイルに蓄積されたエネルギ
ーを放出させるために平滑回路18と並列に接続された
フライホイールダイオード20と、を備え、更に、セン
シング相の二次側回路10aには、所定の電気抵抗値を
有する安定化抵抗22、また、非センシング相の二次側
回路10b,10cには、ツェナーダイオード24が、
出力端子と並列に接続されている。
【0025】以上のように構成された多出力コンバータ
においては、負荷8aの動作状態に応じて二次側回路1
0a(センシング相)の出力電圧が変動すると、制御回
路14がこれを検出してスイッチング素子12のオン/
オフ状態のデューティを変化させ、センシング相の出力
電圧が常に所定値Voとなるように、二次巻線2bに供
給する電力を制御する。
【0026】ここで、二次側回路10aに接続された安
定化抵抗22および二次側回路10b,10cに接続さ
れたツェナーダイオード24の動作を図2に沿って詳細
に説明する。なお、図2は、センシング相の負荷8aが
動作していない(無負荷)状態における、各二次巻線2
b側の出力電圧と出力電流の関係を表したトランス特性
曲線である。
【0027】図2に示すように、センシング相において
は、無負荷状態であっても安定化抵抗22に電流Ioが
流れて電力を消費しているため、トランス特性曲線は負
荷電流Ioの時に出力電圧が所定値Voとなるようなも
のとなっている。このように、センシング相が無負荷状
態の時に、二次側回路10b,10c(非センシング
相)の負荷8b,8cに流れる負荷電流Iaが、安定化
抵抗22に流れる電流Ioより小さい場合、トランス特
性曲線によれば、負荷8b,8cに印加される出力電圧
は所定値Voより大きな過大値Vaとなるのであるが、
出力端子と並列に接続されたツェナーダイオード24
が、図中一点鎖線で示すように、出力電圧を所定値Vo
または所定値Voより僅かに大きな値に制限する。
【0028】また逆に、非センシング相の負荷8b,8
cに流れる負荷電流Ibが、安定化抵抗22に流れる電
流Ioより大きい場合、当然、出力電圧は所定値Voよ
り下がってしまうのであるが、安定化抵抗22で消費さ
れる分の電力は供給されているため、図に示すように極
端な電圧降下を起こすことはない。
【0029】一方、センシング相の負荷8aにおいて比
較的大きな電力が消費されている場合は、センシング相
の出力電圧を所定値Voに維持できるように一次側より
十分な電力が供給されるため、トランス特性曲線も図2
に示したものより上方にシフトしたようなものとなり、
非センシング相には過大な電力が供給されることになり
易いが、上述したようにツェナーダイオード24が出力
電圧を制限して、負荷8b,8cに安定した出力を供給
する。
【0030】以上説明したように、本実施例の多出力コ
ンバータによれば、センシング相のみから出力電圧を検
出し、二次側に供給する電力の制御を一括して行ってい
るため、電力の供給を制御する一次側回路を複数設ける
必要がなく、回路構成を簡単にすることができ、装置を
小型化することができる。
【0031】また、センシング相に安定化抵抗22が接
続されていることにより、各二次巻線2bには、安定化
抵抗22で消費される分だけ底上げされた電力が常に供
給されるので、センシング相の負荷8aの消費電力が小
さい時に、非センシング相の負荷8b,8cでの消費電
力が大きくなっても、ある程度の電力の供給は確保され
ているため、非センシング相の出力電圧が極端に低下す
ることがない。
【0032】更に、非センシング相にツェナーダイオー
ド24が接続されていることにより、非センシング相の
出力電圧は、所定電圧に制限されるので、センシング相
の負荷8aの消費電力が大きく、非センシング相の負荷
8b,8cにとっては過剰な電力が二次巻線2bに供給
されている場合であっても、負荷8b,8cに過大な電
圧が印加されることがない。
【0033】即ち、本実施例の多出力コンバータによれ
ば、出力各相に接続された各負荷8a,8b,8cが夫
々に変動しても、各負荷8a,8b,8cに出力電圧の
安定した電源を供給することができる。なお、上記実施
例においては、非センシング相の出力電圧を制限する出
力電圧制限手段としてツェナーダイオード24を使用し
ているが、図3に示すように三端子レギュレータ26を
用いてもよい。
【0034】この三端子レギュレータ26は、トランジ
スタ等により構成される電圧安定化回路が集積された周
知のものである。三端子レギュレータ26では、出力電
圧を帰還制御しているため、入力電圧が所定値以上であ
れば、入力電圧の変動に関わらず一定の出力電圧を得る
ことができ、高度に安定化された電源が必要な場合に
は、特に有効である。
【0035】なお、三端子レギュレータ26の代わり
に、三端子レギュレータと同様の働きをする電圧安定化
回路をディスクリート素子で構成したものを用いてもよ
い。上記実施例では、3種類の直流出力を得る多出力コ
ンバータを示したが、2種類以上の直流出力を得るため
のものであれば何出力のものでもよい。
【0036】また、上記実施例では、トランスの一次巻
線2aの通電・非通電の制御を、単独のスイッチング素
子12にて行なうコンバータに適用した例を示したが、
4つのスイッチング素子を用いたブリッジ型のスイッチ
ング回路や、2つのスイッチング素子を用いたプッシュ
プル型のスイッチング回路にてこの制御を行なうコンバ
ータに適用してもよい。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
多出力コンバータにおいては、非センシング相に電圧制
限手段が接続されていることにより、非センシング相の
出力電圧は所定電圧に制限される。従って、センシング
相の負荷における消費電力が大きく、非センシング相の
負荷にとっては過剰な電力が二次巻線に供給されている
場合であっても、非センシング相の負荷に過大な電圧が
印加されることがなく、出力電圧の安定した電源を供給
することができる。
【0038】特に、各負荷の使用状態が予め分かってい
る場合には、定常的に使用され、しかも消費される電力
が比較的大きい負荷が接続された出力をセンシング相と
すれば、非センシング相には常に十分な電力が供給され
るので、非センシング相において電圧降下を起こすこと
もなく効果的に使用することができる。
【0039】請求項2に記載の多出力コンバータにおい
ては、センシング相に負荷手段が接続されていることに
より、各二次巻線には、負荷手段で消費される分だけ底
上げされた電力が常に供給されるので、センシング相の
負荷での消費電力が小さい時に、非センシング相の負荷
での消費電力が大きくなっても、ある程度の電力の供給
は確保されるため、非センシング相の出力電圧が極端に
低下することがなく、出力電圧の安定した電源を供給す
ることができる。
【0040】特に請求項3に記載のように、電圧制限手
段としてツェナーダイオードを使用した場合、装置構成
が簡単になるため、装置を小型化することができる。ま
た請求項4に記載のように、電圧制限手段として三端子
レギュレータを使用した場合、素子の特性に左右される
ことなく、非常に安定した電源を得ることができる。ま
た、三端子レギュレータは1チップで構成されているた
め、取扱や組立も容易であり、装置を小型化することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施例の多出力コンバータを表す回路図
である。
【図2】 第1実施例の多出力コンバータの動作を表す
説明図である。
【図3】 第2実施例の多出力コンバータを表す回路図
である。
【図4】 従来の多出力コンバータを表す回路図であ
る。
【図5】 従来の多出力コンバータを表す回路図であ
る。
【図6】 図5に示した多出力コンバータの動作を表す
説明図である。
【符号の説明】
2…トランス 4…直流電源 5…平滑
コンデンサ 6…一次側回路 10a,10b,10c…二次側
回路 12…スイッチング素子 14…制御回路 16…
整流用ダイオード 18…平滑回路 20…フライホイールダイオード
22…安定化抵抗 24…ツェナーダイオード 26…三端子レギュレー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の二次巻線を有するトランスと、 該トランスの一次巻線と直流電源との接続を断続するス
    イッチング手段と、 前記各二次巻線毎に接続され、前記二次巻線の出力を整
    流平滑化して外部負荷に電源供給する整流平滑手段と、 該整流平滑手段のいずれか一つに接続され、当該整流平
    滑手段の出力電圧を検出し、該出力電圧が所定値となる
    ように前記スイッチング手段を制御する制御手段と、 を備えた多出力コンバータであって、 前記制御手段が接続されていない前記整流平滑手段の出
    力側に、夫々、該整流平滑手段の出力電圧が所定値以上
    になることを防止する電圧制限手段を接続したことを特
    徴とする多出力コンバータ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の多出力コンバータであ
    って、 制御手段が接続された前記整流平滑手段の出力側に、所
    定の電気抵抗を有する負荷手段を設けたことを特徴とす
    る多出力コンバータ。
  3. 【請求項3】 前記電圧制限手段は、前記整流平滑手段
    と並列に接続されたツェナーダイオードであることを特
    徴とする請求項1または請求項2に記載の多出力コンバ
    ータ。
  4. 【請求項4】 前記電圧制限手段は、三端子レギュレー
    タであることを特徴とする請求項1または請求項2に記
    載の多出力コンバータ。
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