JP5603418B2 - 動力伝達装置 - Google Patents

動力伝達装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5603418B2
JP5603418B2 JP2012514869A JP2012514869A JP5603418B2 JP 5603418 B2 JP5603418 B2 JP 5603418B2 JP 2012514869 A JP2012514869 A JP 2012514869A JP 2012514869 A JP2012514869 A JP 2012514869A JP 5603418 B2 JP5603418 B2 JP 5603418B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pin
lubricant
gear
tooth
power transmission
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012514869A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012529606A (ja
JP2012529606A5 (ja
Inventor
ホ イム,ソン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SEJIN−IGB.CO., LTD.
Sejin IGB Co Ltd
Original Assignee
SEJIN−IGB.CO., LTD.
Sejin IGB Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SEJIN−IGB.CO., LTD., Sejin IGB Co Ltd filed Critical SEJIN−IGB.CO., LTD.
Publication of JP2012529606A publication Critical patent/JP2012529606A/ja
Publication of JP2012529606A5 publication Critical patent/JP2012529606A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5603418B2 publication Critical patent/JP5603418B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H55/00Elements with teeth or friction surfaces for conveying motion; Worms, pulleys or sheaves for gearing mechanisms
    • F16H55/02Toothed members; Worms
    • F16H55/10Constructively simple tooth shapes, e.g. shaped as pins, as balls
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H1/00Toothed gearings for conveying rotary motion
    • F16H1/02Toothed gearings for conveying rotary motion without gears having orbital motion
    • F16H1/24Toothed gearings for conveying rotary motion without gears having orbital motion involving gears essentially having intermeshing elements other than involute or cycloidal teeth
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H19/00Gearings comprising essentially only toothed gears or friction members and not capable of conveying indefinitely-continuing rotary motion
    • F16H19/02Gearings comprising essentially only toothed gears or friction members and not capable of conveying indefinitely-continuing rotary motion for interconverting rotary or oscillating motion and reciprocating motion
    • F16H19/04Gearings comprising essentially only toothed gears or friction members and not capable of conveying indefinitely-continuing rotary motion for interconverting rotary or oscillating motion and reciprocating motion comprising a rack
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H55/00Elements with teeth or friction surfaces for conveying motion; Worms, pulleys or sheaves for gearing mechanisms
    • F16H55/02Toothed members; Worms
    • F16H55/26Racks
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T74/00Machine element or mechanism
    • Y10T74/18Mechanical movements
    • Y10T74/18568Reciprocating or oscillating to or from alternating rotary
    • Y10T74/1876Reciprocating or oscillating to or from alternating rotary including inertia device
    • Y10T74/18768Reciprocating or oscillating to or from alternating rotary including inertia device with rack and pinion
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T74/00Machine element or mechanism
    • Y10T74/18Mechanical movements
    • Y10T74/18568Reciprocating or oscillating to or from alternating rotary
    • Y10T74/188Reciprocating or oscillating to or from alternating rotary including spur gear
    • Y10T74/18808Reciprocating or oscillating to or from alternating rotary including spur gear with rack
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T74/00Machine element or mechanism
    • Y10T74/19Gearing
    • Y10T74/19642Directly cooperating gears
    • Y10T74/19647Parallel axes or shafts
    • Y10T74/19651External type
    • Y10T74/19656Pin teeth

Description

本発明は、動力伝達装置に係り、より詳細には、ピン歯車と相対移動可能に噛み合い結合される平歯車の鋸歯歯形を、トロコイド歯形に比べて、歯の大きさが高くて、十分な歯接触率を保持させうるサイクロイド歯形に適用しつつも、歯元部分のアンダーカットによる歯厚の減少と、ピンの嵌まり込み現象とを解消することができる動力伝達装置に関する。
動力伝達装置は、回動を直線運動に、または直線運動を回動に転換させるラックとピニオン、回動のみを伝達するが、回転速度とトルクとを変換させるギア列に大別される。
通常、動力伝達装置の動力伝達体系は、インボリュート曲線を原理とした歯形が主に使われているが、珍しくサイクロイド曲線を原理とした歯形とピン歯車とを使う場合もある。
図1及び図2は、従来技術によるインボリュート歯形を利用したラックとピニオンとの部分構造図である。
インボリュート歯形を利用したラックとピニオンは、図1に示したように、予圧(pre−load)が加えられれば、ラックJ1の鋸歯J2と鋸歯J2との間にピニオンJ3の鋸歯J4が蚕食するように入り込んで接触するために、大きな摩擦力が発生して顕著に効率が低下する。
したがって、設計段階では、図2に示したように、鋸歯J2と鋸歯J4との間に隙間であるバックラッシュを形成して、ラックJ1の鋸歯J2と鋸歯J2との間にピニオンJ3の鋸歯J4が蚕食するように入り込む現象を回避しなければならない。
しかしながら、図2のようにバックラッシュを形成すれば、運動伝達が有機的に柔軟ではなく、鋸歯J2から鋸歯J4に断続的になされるために、ノイズや振動が誘発される問題点がある。また、反転時にガタツキの要因となる。
図3は、サイクロイド曲線を利用したラックとピニオンとの部分構造図であり、図4は、図3のアンダーカットについての図であり、図5は、図4の拡大構造図であり、図6は、図3で予圧を加えた状態の構成図である。
前述したインボリュート歯形が有する問題点を解決するための手段として、図3に示したように、ピニオンJ3の鋸歯J4(図1参照)をローラー形態のピンJ5にし、ラックJ1の鋸歯J2をサイクロイド曲線を基準とする歯形に作ったラックとピニオンとを考慮することができる。
図3のようなタイプのラックとピニオンは、ピンJ5が自転しながら、すなわち、ピンJ5が転がり運動しながら、ラックJ1の歯面を移動して運動を伝達するために、伝達抵抗が少なく、また、ピンJ5何個が鋸歯J2何個に同時に噛み合うことが可能になることによって、運動伝達が連続してなされ、反転時にガタツキの発生を沮止することができる。
しかし、サイクロイド曲線を基準としたラックJ1の鋸歯J2は、ピンJ5が歯元J6に到逹した時、ピンJ5の中心軌跡の曲率半径がゼロ(zero)になるために、この部分のラックJ1加工時、図4でハッチングされた部分のようなアンダーカットAが引き起こされる問題点がある。
このようなアンダーカットAは、精度を要しない装置に利用する場合には、それほど大きな問題にはならないが、図5のように、アンダーカットA部分では、ピンJ5がラックJ1の鋸歯J2から離脱して、ピンJ5が定められたサイクロイド軌跡に沿わず、トルクを伝達することができないために、精密機械のように高精度が要求される装置に適用しにくい問題点がある。
また、アンダーカットAによってラックJ1の鋸歯J2でピンJ5の離脱と噛み合いとが発生することによって、ノイズと振動問題とが誘発されるために、歯面の寿命に悪影響を与える問題点が発生する。
これについて敷衍すれば、前述したように、図3のようなサイクロイド曲線を基準としたラックJ1の鋸歯J2は、ピンJ5が歯元J6に到逹した時に、ピンJ5の中心軌跡の曲率半径がゼロになり、これにより、ピンJ5の直径と歯元J6の直径とが一致する。したがって、ピンJ5が、歯元J6に到達された時は、ピンJ5の外面のあらゆる周りの中で、例えば、半分程度が歯元J6と密着されるために、ピンJ5が回転することができない。
したがって、歯元J6部分でピンJ5の回転と停止とが発生すると共に、ピンJ5が歯元J6と衝突するために、ノイズと振動とが発生する。特に、剛性を高めるために、バックラッシュを無くした後に、ラックJ1とピニオンJ3との間に予圧を加えて使う場合には、前述した問題点が著しく発生する。
結果的に、サイクロイド曲線を基準としたラックJ1の鋸歯J2では、前述したように、アンダーカットAが発生するために、ピンJ5の個数が少なければ、多数の鋸歯J2を常に噛み合うようにできない状態が発生し、また、この領域では、正逆方向へのバックラッシュが発生するしかないが、このような事項は、現在まで見逃されてきたことが事実である。
代案として、すなわち、鋸歯J2とピンJ5との間の隙間であるバックラッシュを無くすために、ラックJ1とピニオンJ3との間に予圧を加える方法を考慮しうる。予圧を加える方法は、ピンJ5と鋸歯J2との面に力が加えられるために、隙間が全くなく、また部品の初期反りを消去することができて、剛性が非常に強化される利点がある。
サイクロイド曲線の適用された歯形は、ピニオンJ3を転がした時のピンJ5の中心が描く軌跡(サイクロイド曲線)にピンJ5の半径寸法を付け加えたものなので、このような事実に基づいて理論的に転がり接触による円滑な動力伝達ができると報告されている。
しかしながら、ラックJ1とピニオンJ3との間に予圧を加えて使えば、図6に示したように、ラックJ1の鋸歯J2とピンJ5との噛み合い開始時と離脱時とに予圧分ほど衝突と開放とがなされるので、このような衝突と開放とによっても、衝突によるノイズや振動が発生する問題点が引き起こされる。特に、このような衝突と開放は、ピンJ5や鋸歯J2の疲れに繋がって、ラックとピニオンとの寿命低下の原因となる。
このように、ラックとピニオンとの構造において、ピン歯車とそれに対応する平歯車に予圧が加えられ、平歯車の歯形が、図3のようなサイクロイド曲線の歯形を成す時に発生する問題点である歯元部分のアンダーカットと、ピンと鋸歯との嵌まり込み現象を回避するためには、鋸歯歯形をトロコイド歯形に変更するための方案が提案されうる。
しかし、トロコイド歯形の場合、歯の大きさ(歯幅及び歯高さ)の縮小、歯一つの動力伝達領域の減少による歯形接触率の減少、歯元部分の歯厚の減少による強度の著しい低下、定電位によるピン歯車のピッチ径の減少で同じトルク適用時に、個々のピン歯車に加えられる法線力の増加によるピン支持軸受の寿命短縮などの問題点が発生しうる。
結果的に、ピン歯車と相対移動可能に噛み合い結合される平歯車の鋸歯歯形を、トロコイド歯形に比べて、歯の大きさが高くて、十分な歯接触率を保持させうるサイクロイド歯形に適用しつつも、歯元部分のアンダーカットによる歯厚の減少と、ピンの嵌まり込み現象とを解消するための方案が要求される。
本発明の目的は、ピン歯車と相対移動可能に噛み合い結合される平歯車の鋸歯歯形を、トロコイド歯形に比べて、歯の大きさが高くて、十分な歯接触率を保持させうるサイクロイド歯形に適用しつつも、歯元部分のアンダーカットによる歯厚の減少と、ピンの嵌まり込み現象とを解消することができる動力伝達装置を提供することである。
本発明の目的は、本発明によって、転がり運動可能な多数のピンを備えるピン歯車と、多数の鋸歯を備え、前記ピン歯車と相対移動可能に噛み合い結合される平歯車と、を含み、前記平歯車の鋸歯歯形は、サイクロイド歯形に形成されるが、前記鋸歯歯形の歯元部分には、多角状の歯元空間部が形成されることを特徴とする動力伝達装置によって達成される。
ここで、前記歯元空間部は、角部がラウンド処理された四角状を有しうる。
前記歯元空間部は、前記ピンの円周方向に沿う逃げ空間は許容するが、半径方向は、前記ピンと前記歯元とが相互拘束されるように設けられうる。
前記ピン歯車に設けられて、前記多数のピンに潤滑剤を供給する潤滑剤供給ユニットをさらに含みうる。
前記ピン歯車は、ピニオン型の駆動歯車であり、前記平歯車は、ラック型の動歯車であり得る。
前記ピン歯車は、相互平行に離隔配され、その間で前記多数のピンが円周方向に沿って等間隔に結合される第1及び第2円形板部と、前記第1及び第2円形板部の露出面にそれぞれ結合される第1及び第2円形キャップと、前記第1及び第2円形キャップと前記第1及び第2円形板部とを締結させる多数の締結部材と、を含みうる。
前記ピン歯車は、前記第1及び第2円形板部にそれぞれ結合されて、前記多数のピンの両端部を転がり運動可能に支持する多数のピン支持軸受をさらに含みうる。
前記潤滑剤供給ユニットは、前記ピンの内部に設けられて、前記潤滑剤が貯蔵される潤滑剤袋と、前記潤滑剤袋と連通されるように、前記ピンの側壁に形成され、前記潤滑剤袋内の潤滑剤を前記ピンの外側に噴射させる潤滑剤噴射孔と、前記第1及び第2円形キャップのうち何れか一つの円形キャップの内部に設けられて、前記ピンの潤滑剤袋側に潤滑剤を供給する潤滑剤供給部と、を含みうる。
前記潤滑剤供給部は、前記何れか一つの円形キャップの内面に溝状に加工されるが、半径方向外側に行くほどその断面積が漸進的に減る放射形構造を有しうる。
前記潤滑剤噴射孔は、一本のピンで前記ピンの長手方向に沿って互いに対称になる位置に2個設けられうる。
前記潤滑剤供給ユニットは、前記潤滑剤噴射孔より相対的に大きいサイズを有し、前記ピンの両端部に配されて、前記ピンの摩擦面積を減少させる多数のボールをさらに含みうる。
前記平歯車は、曲線状を有し、前記ピン歯車は、前記平歯車に部分的に内接または外接されうる。
前記ピン歯車は、ラック型の動歯車であり、前記平歯車は、ピニオン型の駆動歯車であり得る。
前記ピン歯車は、前記多数のピンが等間隔で一例に結合される歯車本体と、前記多数のピンの外側にそれぞれ結合されるブッシングと、を含みうる。
前記潤滑剤供給ユニットは、前記ピンの内部に設けられて潤滑剤が収容される潤滑剤袋と、前記潤滑剤袋と連通されるように、前記ピンの外側に形成されて、前記潤滑剤袋からの潤滑剤を前記ピンと前記ブッシングとの間に噴射する少なくとも一つの潤滑剤噴射孔と、を含みうる。
前記潤滑剤供給ユニットは、前記潤滑剤噴射孔が形成された領域から前記ピンの円周方向に沿って半径方向内側に陥没するように形成される潤滑剤溝をさらに含みうる。
前記潤滑剤供給ユニットは、前記潤滑剤袋の一側開口部に着脱自在に結合されるキャップをさらに含みうる。
本発明によれば、ピン歯車と相対移動可能に噛み合い結合される平歯車の鋸歯歯形を、トロコイド歯形に比べて、歯の大きさが高くて、十分な歯接触率を保持させうるサイクロイド歯形に適用しつつも、歯元部分のアンダーカットによる歯厚の減少と、ピンの嵌まり込み現象とを解消することができる。
従来技術によるインボリュート歯形を利用したラックとピニオンとの部分構造図である。 従来技術によるインボリュート歯形を利用したラックとピニオンとの部分構造図である。 サイクロイド曲線を利用したラックとピニオンとの部分構造図である。 図3のアンダーカットについての図である。 図4の拡大構造図である。 図3で予圧を加えた状態の構成図である。 本発明の第1実施形態による動力伝達装置についての斜視図である。 図7の側面図である。 図8の要部拡大図である。 図7に示されたピン歯車の分解斜視図である。 本発明の第2実施形態による動力伝達装置についての斜視図である。 本発明の第3実施形態による動力伝達装置についての斜視図である。 本発明の第4実施形態による動力伝達装置についての斜視図である。 図13に示されたピン歯車の背面斜視図である。 図13に示されたピン歯車でピン領域の分解斜視図である。 図15の結合状態の断面図である。
本発明と本発明の動作上の利点及び本発明の実施によって達成される目的を十分に理解するためには、本発明の望ましい実施形態を例示する添付図面及び添付図面に記載の内容を参照しなければならない。
以下、添付図面を参照して、本発明の望ましい実施形態を説明することによって、本発明を詳しく説明する。各図面に付された同じ参照符号は、同じ部材を表わす。
図7は、本発明の第1実施形態による動力伝達装置についての斜視図であり、図8は、図7の側面図であり、図9は、図8の要部拡大図であり、図10は、図7に示されたピン歯車の分解斜視図である。
これら図面に示したように、本実施形態による動力伝達装置は、転がり運動可能な多数のピン110を備えるピン歯車100と、多数の鋸歯310を備え、ピン歯車100と相対移動可能に噛み合い結合される平歯車300とを備える。
本実施形態の場合、ピン歯車100は、ピニオン型の駆動歯車として、平歯車300は、ラック型の動歯車として設けられる。すなわち、ピン歯車100にモーターなどが連結されて、ピン歯車100が回動することによって、これと噛み合った平歯車300が直線運動をする動力伝達体系がなされる。しかし、本発明の権利範囲が、これに制限されず、その逆の場合も可能である。
このようなラックとピニオン構造の動力伝達装置で、図8及び図9に示したように、平歯車300の鋸歯310歯形は、前述した図3のようなサイクロイド歯形に形成されるが、鋸歯310歯形の歯元310a部分には、多角状の歯元空間部320が形成される。
本実施形態で、歯元空間部320は、角部320a、320bがラウンド処理された四角状を有する。このような歯元空間部320は、ピン110の円周方向に沿う逃げ空間を許容することによって、半径方向は、ピン110と歯元310aとが相互拘束されるように設けられる。
これについてより具体的に説明すれば、まず、平歯車300の鋸歯310歯形を前述した図3のようなサイクロイド歯形に基本設定すれば、トロコイド歯形に比べて、歯の大きさが大きく、高くて十分な歯接触率を保持することができる。
特に、歯端310b部分の歯厚を最小限トロコイド歯形の2倍以上を保持することができて、歯の強度及び寿命改善も図ることができる利点がある。
次いで、平歯車300の鋸歯310歯形の歯元310a部分に角部320a、320bがラウンド処理された四角状の歯元空間部320を形成すれば、従来のように凹状のアンダーカットA(図4参照)による歯の強度低下を減らしうる利点がある。
このような歯元空間部320を形成するに当って、重要な点は、四角状のピッチ円法線(円周)方向は、歯の強度と歯幅などを考慮した範囲内でピン110の嵌まり込み現象が起こらないように、ピン110の直径に比べて十分な公差領域を確保させなければならず、半径方向は、ピン110と歯元310aとが相互拘束されて係合公差を保持しなければならない。
これについて説明すれば、ピン歯車100の入力角が90°になる時、当該ピン110は、動力を伝達することができず、その周辺のピン110によってのみ動力を伝達することができるが、アンダーカットが円弧(または、曲線)である場合には、アンダーカットが組立距離保持の難易度を高くし、予圧適用を難しくして、実際の具現においては、バックラッシュなどの精度の低下に直接的な原因として作用する可能性が高かったためである。
したがって、本実施形態の場合、角部320a、320bがラウンド処理された四角状を有する歯元空間部320を設けることはするが、ピン110の円周方向に沿う逃げ空間は許容するが、半径方向は、ピン110と歯元310aとが相互拘束されるように設けている。
このように設ける場合、ピン110と鋸歯310との半径方向組立距離を基準に予圧を印加して、多数のピン110が鋸歯310に接触されるようになり、これにより、バックラッシュなどが除去でき、かつ組み立てが容易であり、嵌まり込み現象は克服しながらも、アンダーカットは排除できる利点がある。
一方、前記のような構造が適用される本実施形態による動力伝達装置は、ピン歯車100に設けられて、多数のピン110に潤滑剤を供給する潤滑剤供給ユニット200をさらに備えている。
まず、図10を参照して、ピン歯車100の構造について説明すれば、ピン歯車100は、相互平行に離隔配され、その間で多数のピン110が円周方向に沿って等間隔に結合される第1及び第2円形板部111、112と、第1及び第2円形板部111、112の露出面にそれぞれ結合される第1及び第2円形キャップ113、114と、第1及び第2円形キャップ113、114と第1及び第2円形板部111、112とを締結させる多数の締結部材115と、第1及び第2円形板部111、112にそれぞれ結合されて、多数のピン110の両端部を転がり運動可能に支持する多数のピン支持軸受116とを備える。本実施形態で、ピン110は、円周方向に沿って等角度間隔を有して12個設けられているので、ピン支持軸受116も12個が設けられる。ピン支持軸受116とピン110との間には、オイルシール117がさらに設けられる。
一方、潤滑剤供給ユニット200は、ピン110の内部に設けられて潤滑剤が貯蔵される潤滑剤袋210と、潤滑剤袋210と連通されるようにピン110の側壁に形成され、潤滑剤袋110内の潤滑剤をピン110の外側に噴射させる潤滑剤噴射孔220と、第2円形キャップ114の内部に設けられてピン110の潤滑剤袋210側に潤滑剤を供給する潤滑剤供給部230とを備える。
潤滑剤袋110は、潤滑剤が貯蔵されうるピン110の内部空間を示す。したがって、潤滑剤袋110とは、ピン110の内部空間のその自体になり、あるいはピン110の内部空間に別途に設けられて潤滑剤を貯蔵する別途の袋形態になることもある。
潤滑剤噴射孔220は、ピン110の内部にある潤滑剤がピン110の外部に噴射されるための場所である。図10の拡大図示したように、本実施形態で、潤滑剤噴射孔220は、一本のピン110で相異なる位置に2個設けられている。もちろん、これは、一つの実施形態に過ぎないので、潤滑剤噴射孔220が、必ずしも2個設けなければならないのではない。
しかし、本実施形態のように、潤滑剤噴射孔220がピン110の長手方向に沿って互いに対称になる位置に2個設ければ、ピン110の転がり運動時に潤滑剤が円滑に噴射されうる利点がある。
潤滑剤供給部210は、第2円形キャップ114の内面に溝状に加工されるが、半径方向外側に行くほどその断面積が漸進的に減る放射形構造を有し、転がり運動を行う電動体であるピン110とピン支持軸受116側に潤滑剤を直接供給する役割を果たす。
ピン110とピン支持軸受116側への潤滑剤供給は、自重や流体の流れの以外にも、別途の動力なしも圧力が加えられて供給される。すなわち、ピン歯車100に連結されたモーターなどの駆動源の加速または減速によってピン歯車100が回転すれば、遠心力によって潤滑剤が潤滑剤供給部210の半径方向外側、言い換えれば、断面が漸進的に減る放射形構造の先端に追われるようになるが、体積が縮まれば、圧力が高くなる流体の特性上(pv=k)、潤滑剤の流れが加速化されて、この際に生成された圧力で潤滑剤は、ピン110とピン支持軸受116側に供給されるようになる。
特に、本実施形態の場合、転がり運動を行うピン110が完全な円運動を具現しているために、潤滑が必ず必要な部分であるピン支持軸受116側に潤滑剤が循環され、潤滑が必要ない部分は乾式運転を行うように区分されて効果的である。
本実施形態で、潤滑剤供給ユニット200は、潤滑剤噴射孔230より相対的に大きいサイズを有し、ピン110の両端部に配される多数のボール240をさらに備えている。
このようなボール240は、鋼球で製作されうるが、ピン110自体の自重による落下時に、ピン110の両端部のピン支持軸受116の詰まり現象と、ピン110の摩擦面積を最小化させる役割を果たす。参考までに、従来技術の場合、長期間使用や高速運転時に、劣化現象や潤滑剤の発振による潤滑剤量の減少問題などが引き起こされていたが、本実施形態のようにボール240がさらに設けられれば、発熱減少及び効率増大を追求するのに十分である。
このような構成によって、ピン歯車100にモーターなどが連結されてピン歯車100が回動を行えば、ピン歯車100と噛み合った平歯車300が直線運動をする。
このように、ピン歯車100が回動を行えば、遠心力によって潤滑剤が潤滑剤供給部210の半径方向外側、言い換えれば、断面が漸進的に減る放射形構造の先端に追われるようになり、このような潤滑剤の流れの加速で生成された圧力によって、潤滑剤は、ピン110とピン支持軸受116側に供給されるようになる。
ピン110内の潤滑剤袋210側に供給された潤滑剤は、ピン110の転がり運動時に潤滑剤噴射孔220を通じて吐き出されることによって、ピン110の転がり面を潤滑させるのに役に立つ。
このように、本実施形態によれば、ピン歯車100と相対移動可能に噛み合い結合される平歯車300の鋸歯310歯形を、トロコイド歯形に比べて、歯の大きさが高くて、十分な歯接触率を保持させうるサイクロイド歯形に適用しつつも、歯元310a部分のアンダーカットによる歯厚の減少と、ピン110の嵌まり込み現象とも解消させうる。
図11は、本発明の第2実施形態による動力伝達装置についての斜視図であり、図12は、本発明の第3実施形態による動力伝達装置についての斜視図である。
第2及び第3実施形態の場合も第1実施形態と同様に、ピン歯車100は、ピニオン型の駆動歯車として、平歯車300a、300bは、ラック型の動歯車として設けられる。
しかし、第2及び第3実施形態で、平歯車300a、300bは、前述した実施形態とは異ならせて曲線状を有している。図11の場合には、曲線型の平歯車300aにピン歯車100が内接され、図12の場合には、曲線型の平歯車300bにピン歯車100が外接されている。
このような場合、ピン歯車100にモーターなどが連結されてピン歯車100が回動することによって、これと噛み合った平歯車300a、300bが回動をする動力伝達体系がなされうる。
図11及び図12のような構造でも、前述した図8及び図9のように、平歯車300a、300bの鋸歯310歯形をサイクロイド歯形に形成するが、鋸歯310歯形の歯元310a部分には、多角状の歯元空間部320を形成し、このような構造が適用されれば、歯元310a部分のアンダーカットによる歯厚の減少と、ピン110の嵌まり込み現象とが解消される効果を提供することができる。
そして、図11及び図12のような構造を有するとしても、ピン歯車100に、前述した第1実施形態の潤滑剤供給ユニット200が適用される場合、潤滑剤の周期的な塗布による外部ホコリの吸着、潤滑剤の発振などの問題発生を解消し、特に、ピン歯車100に設けられる多数のピン110に潤滑剤が自体的に供給されて、従来とは異なって、潤滑剤の塗布作業を容易に行える。
図13は、本発明の第4実施形態による動力伝達装置についての斜視図であり、図14は、図13に示されたピン歯車の背面斜視図であり、図15は、図13に示されたピン歯車でピン領域の分解斜視図であり、図16は、図15の結合状態の断面図である。
これら図面に示したように、本実施形態による動力伝達装置は、転がり運動可能な多数のピン410を備えるピン歯車400と、多数の鋸歯610を備え、ピン歯車400と相対移動可能に噛み合い結合される平歯車600と、ピン歯車400に設けられて多数のピン410に潤滑剤を供給する潤滑剤供給ユニット500とを含む。
本実施形態の場合、ピン歯車400は、ラック型の動歯車として、平歯車600は、ピニオン型の駆動歯車として設けられる。すなわち、平歯車600の中央非円形ボス溝620にモーターなどが連結されて平歯車600が回動することによって、これと噛み合ったピン歯車400が直線運動をする動力伝達体系がなされる。しかし、本発明の権利範囲が、これに制限されず、その逆の場合も可能である。
図13ないし図16のような構造でも、前述した図8及び図9のように、平歯車300a、300bの鋸歯310歯形をサイクロイド歯形に形成するが、鋸歯310歯形の歯元310a部分には、多角状の歯元空間部320を形成し、このような構造が適用されれば、歯元310a部分のアンダーカットによる歯厚の減少と、ピン110の嵌まり込み現象とが解消される効果を提供することができる。
これについての図示及び説明は、第1実施形態のものに代替することにし、以下では、潤滑部分について説明する。
本実施形態の場合、ピン歯車400がラック型の動歯車であるために、前述した第1実施形態とは異なる側面の考慮が必要である。もちろん、第1実施形態と同じ構造が適用されることもあるが、ピン410の個数が多いために、各ピン410に対応して弁をいずれも適用する場合、製造費の上昇に繋がることができるので、本実施形態では、下記のような構造を適用している。
本実施形態で、ピン歯車400は、多数のピン410が等間隔で一例に結合される歯車本体420と、多数のピン410の外側にそれぞれ結合されるブッシング430とを含む。
歯車本体420は、四角ブロック構造を有する。このような歯車本体420の下部領域には、長孔の通孔421が形成されている。そして、ブッシング430は、ピン410の外側に結合されるものであって、実質的に平歯車600の多数の鋸歯610と相互作用しながら噛み合う部分である。
このように、本実施形態では、動の場合が駆動に比べて、その回転速度が低く、ブッシング430個々の回転頻度も著しく低いという点に着眼して、第1実施形態のようなピン支持軸受116(図10参照)の代りに、ブッシング430構造で噛み合い回動手段を代替している。すなわち、ピン410が支持構造物になり、そのピン410を中心に円周方向回転が可能なブッシング430を設置している。
但し、このような構造が適用されれば、ピン歯車400と平歯車600との噛み合いが始まる時、ピン歯車400の起動摩擦が大きくなるという短所があるので、ブッシング430の円滑な回転のために潤滑剤供給ユニット500を設けており、これを通じて起動摩擦を最小化している。
潤滑剤供給ユニット500は、図15及び図16に示したように、ピン410の内部に設けられて潤滑剤が収容される潤滑剤袋510と、ピン410の外側に形成されて潤滑剤袋510からの潤滑剤をピン410とブッシング430との間に噴射する潤滑剤噴射孔520と、潤滑剤袋510の一側開口部に着脱自在に結合されるキャップ540とを備える。
前述したように、潤滑剤袋510は、潤滑剤が貯蔵されうるピン410の内部空間を示す。したがって、潤滑剤袋510とは、ピン410の内部空間のその自体になり、あるいはピン410の内部空間に別途に設けられて潤滑剤を貯蔵する別途の袋形態になることもある。
潤滑剤噴射孔520は、潤滑剤袋510からの潤滑剤をピン410とブッシング430との間に噴射する役割を果たす。
潤滑剤噴射の効率が高くなるように、本実施形態の潤滑剤供給ユニット500は、潤滑剤噴射孔520が形成された領域からピン410の円周方向に沿って半径方向内側に陥没するように形成される潤滑剤溝530をさらに含んでいる。本実施形態で、潤滑剤溝530は、2行の形態になっているが、潤滑剤噴射孔520を通じて噴射された潤滑剤は、潤滑剤溝530に沿って流動しながら、ピン410とブッシング430との間に噴射されることによって、潤滑の効率を高めうる。
本実施形態のように、ピン410の外側にブッシング430を結合させた後、潤滑剤供給ユニット500によってピン410とブッシング430との間に潤滑剤を供給させれば、既存のラックとピニオンの場合に存在したまた他の問題、すなわち、潤滑剤が表面に直接露出されることによって、外部ホコリや異物の落下時に、潤滑剤粘度によって歯面などの動力伝達部に貼り付いて積層される問題点も解消することができる。なぜならば、本実施形態の場合、潤滑剤は、外部に直接露出されず、ピン410とブッシング430との間にのみ存在し、ブッシング430は、自然にホコリ膜の役割をしながら周期的に回転するためである。
但し、本実施形態の場合、第1実施形態のように、潤滑剤を圧力噴射することはできないが、ピン410の転がり運動時にピン410とブッシング430との間に潤滑剤が自然に塗布されて、潤滑の効果に十分に寄与させうる。参考までに、ピン410の一側に結合されたキャップ540は、潤滑剤の充填後に密封される部分やピン歯車400の一部の破損または保持補修時に破損ピン410除去用の抜き出しタップとしての役割も兼ねることができる。
特に、本実施形態のような構造は、第1実施形態の構造に適用されることもあるが、本実施形態の構造が第1実施形態に適用されれば、原価節減に寄与できるだけではなく、ホコリ吸着及び積層の最小化、自重の軽量化を具現することができる。
このように、本実施形態によれば、潤滑剤の周期的な塗布による外部ホコリの吸着、潤滑剤の発振などの問題発生を解消し、特に、ピン歯車に設けられる多数のピンに潤滑剤が自体的に供給されて、従来とは異なって、潤滑剤の塗布作業を容易に行える。
このように、本発明は、記載の実施形態に限定されるものではなく、本発明の思想及び範囲を外れずに多様に修正及び変形できるということは、当業者に自明である。したがって、そのような修正例または変形例は、本発明の特許請求の範囲に属すると言わなければならない。
本発明は、回動を直線運動に、または直線運動を回動に転換させるための動力伝達体系が要求される多様な分野、例えば、自動車分野、船舶分野、機械工作分野、一般工作機械分野などに利用されうる。

Claims (5)

  1. 転がり運動可能な多数のピンを備えるピン歯車と、
    多数の鋸歯を備え、前記ピン歯車と相対移動可能に噛み合い結合される平歯車と、
    前記ピン歯車に設けられて、前記多数のピンに潤滑剤を供給する潤滑剤供給ユニットと、を含む動力伝達装置であって、
    前記平歯車の鋸歯歯形は、サイクロイド歯形に形成されるが、前記鋸歯歯形の歯元部分には、多角状の歯元空間部が形成され、
    前記歯元空間部は、角部がラウンド処理された四角状を有し、アンダーカットの断面が直線状であり、
    前記ピン歯車は、ピニオン型の駆動歯車であり、前記平歯車は、ラック型の従動歯車であり、
    前記ピン歯車は、
    相互平行に離隔配され、その間で前記多数のピンが円周方向に沿って等間隔に結合される第1及び第2円形板部と、
    前記第1及び第2円形板部の露出面にそれぞれ結合される第1及び第2円形キャップと、
    前記第1及び第2円形キャップと前記第1及び第2円形板部とを締結させる多数の締結部材と、
    前記第1及び第2円形板部にそれぞれ結合されて、前記多数のピンの両端部を転がり運動可能に支持する多数のピン支持軸受と、を含み、
    前記潤滑剤供給ユニットは、
    前記ピンの内部に設けられて、前記潤滑剤が貯蔵される潤滑剤袋と、
    前記潤滑剤袋と連通されるように、前記ピンの側壁に形成され、
    前記潤滑剤袋内の潤滑剤を前記ピンの外側に噴射させる潤滑剤噴射孔と、
    前記第1及び第2円形キャップのうち何れか一つの円形キャップの内部に設けられて、前記ピンの潤滑剤袋側に潤滑剤を供給する潤滑剤供給部と、を含み、
    前記潤滑剤供給部は、前記何れか一つの円形キャップの内面に溝状に加工されるが、半径方向外側に行くほどその断面積が漸進的に減る放射形構造を有することを特徴とする動力伝達装置。
  2. 前記歯元空間部は、前記ピンの円周方向に沿う逃げ空間は許容するが、半径方向は、前記ピンと前記歯元とが相互拘束されるように設けられることを特徴とする請求項1に記載の動力伝達装置。
  3. 前記潤滑剤噴射孔は、一本のピンで前記ピンの長手方向に沿って互いに対称になる位置に2個設けられることを特徴とする請求項に記載の動力伝達装置。
  4. 前記潤滑剤供給ユニットは、前記潤滑剤噴射孔より相対的に大きいサイズを有し、前記ピンの両端部に配されて、前記ピンの摩擦面積を減少させる多数のボールをさらに含むことを特徴とする請求項に記載の動力伝達装置。
  5. 前記平歯車は、曲線状を有し、前記ピン歯車は、前記平歯車に部分的に内接または外接されることを特徴とする請求項に記載の動力伝達装置。
JP2012514869A 2009-06-10 2010-05-04 動力伝達装置 Active JP5603418B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
KR10-2009-0051657 2009-06-10
KR1020090051657A KR100945193B1 (ko) 2009-06-10 2009-06-10 동력전달장치
PCT/KR2010/002827 WO2010143814A2 (ko) 2009-06-10 2010-05-04 동력전달장치

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2012529606A JP2012529606A (ja) 2012-11-22
JP2012529606A5 JP2012529606A5 (ja) 2013-12-19
JP5603418B2 true JP5603418B2 (ja) 2014-10-08

Family

ID=42182876

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012514869A Active JP5603418B2 (ja) 2009-06-10 2010-05-04 動力伝達装置

Country Status (6)

Country Link
US (1) US8893569B2 (ja)
EP (1) EP2441979B1 (ja)
JP (1) JP5603418B2 (ja)
KR (1) KR100945193B1 (ja)
CN (1) CN102459955B (ja)
WO (1) WO2010143814A2 (ja)

Families Citing this family (34)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101009742B1 (ko) * 2010-10-29 2011-01-19 주식회사 세진아이지비 동력전달장치
CA2824276C (en) * 2011-01-07 2019-01-29 Nexen Group, Inc. Motion control apparatus
US9169961B1 (en) * 2011-01-24 2015-10-27 Jeng-Kai Jiang Lifting apparatus for gasless laparoscopic surgery
CN102678880A (zh) * 2011-03-08 2012-09-19 苏州晓宇宙齿条科技有限公司 超高精密复杂曲面齿条的加工方法及其配套齿轮
KR101101900B1 (ko) * 2011-04-18 2012-01-02 주식회사 세진아이지비 동력전달장치
JP2013019435A (ja) * 2011-07-08 2013-01-31 Kamo Seiko Kk ピニオン給油型動力伝達装置
FR2990488A1 (fr) * 2012-05-10 2013-11-15 4Mc Mecanisme de transformation d'un mouvement lineaire en rotatif par l'intermediaire d'un pignon elliptique engrainant sur des axes cylindriques
CN102913730B (zh) * 2012-10-26 2015-04-15 深圳市华星光电技术有限公司 一种齿条自动注油装置
CN103062348A (zh) * 2013-01-02 2013-04-24 北京工业大学 可消隙锥形齿滚销-次摆线齿条传动装置
CN103089920B (zh) * 2013-02-20 2015-08-26 浙江大学 一种纯滚动齿轮机构
GB2524246A (en) * 2014-03-17 2015-09-23 Airbus Operations Ltd Roller gear for a drive system
DE102014208418B4 (de) 2014-05-06 2016-07-28 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Wälzgetriebe
CN103982610B (zh) * 2014-05-07 2016-07-27 武汉理工大学 一种转盘滚子弧形齿升降机构
KR101640835B1 (ko) * 2014-08-21 2016-07-19 이병성 동력변환장치
CN104373538A (zh) * 2014-10-16 2015-02-25 武汉理工大学 一种复合摆线发生装置
CN106795957B (zh) * 2014-10-24 2019-09-06 维斯塔斯风力系统有限公司 修复风轮机中的齿轮部分
FR3032678A1 (fr) * 2015-02-17 2016-08-19 Peugeot Citroen Automobiles Sa Direction assistee electrique de vehicule, a cremaillere translatee par une piece a galets
KR101706985B1 (ko) 2015-03-12 2017-02-16 주식회사 세진아이지비 동력전달장치
KR101702909B1 (ko) * 2015-04-22 2017-02-06 김신오 초정밀 위치제어용 핀 롤러형 구동 기어장치
KR101746599B1 (ko) * 2015-06-08 2017-06-14 주식회사 세진아이지비 내접식 유성치차 감속기
JP6639328B2 (ja) * 2016-05-25 2020-02-05 トヨタ自動車株式会社 動力伝達装置の潤滑構造
KR101805576B1 (ko) * 2016-09-01 2017-12-07 주식회사 세진아이지비 초고 감속용 유성치차 감속장치
FR3059385B1 (fr) * 2016-11-28 2019-05-10 Safran Landing Systems Procede de generation d'un profil de dent d'une roue engrenant avec un pignon a rouleaux
JP6139810B1 (ja) * 2017-01-05 2017-05-31 加茂精工株式会社 ピンローラ形ピニオン装置
KR101758288B1 (ko) * 2017-02-08 2017-07-14 이기상 캐리지 서포트 유닛 및 로봇 캐리지
KR101904117B1 (ko) * 2017-03-14 2018-10-04 주식회사 세진아이지비 가이드 모듈 및 그를 구비하는 구동장치
FR3064326B1 (fr) * 2017-03-22 2021-08-13 Safran Landing Systems Element d'engrenage a rouleaux
KR101853462B1 (ko) * 2017-09-29 2018-04-30 주식회사 의성기어 롤 랙 앤 피니언
CA3098764C (en) 2018-04-30 2023-08-08 Nexen Group, Inc. Rotary to linear torque transmission device
CN108500450A (zh) * 2018-06-01 2018-09-07 温州大学激光与光电智能制造研究院 一种大幅面激光高速加工机构
CN109281988A (zh) * 2018-11-30 2019-01-29 电子科技大学 新型圆弧齿齿轮-滚动轴齿轮传动装置
DE102018131100A1 (de) 2018-12-06 2020-06-10 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Gleitreibungsfreies Planetengetriebe
CN114165571A (zh) * 2022-02-11 2022-03-11 北京芯士联半导体科技有限公司 传动组件和具有该传动组件的搬运装置
CN115723932A (zh) * 2022-12-23 2023-03-03 江苏华阳重工股份有限公司 一种船用连杆襟翼舵

Family Cites Families (37)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2502160A (en) 1946-10-01 1950-03-28 Weston Electrical Instr Corp Filar gearing
JPS60190845A (ja) 1984-03-10 1985-09-28 Jeol Ltd 核磁気共鳴装置における高周波磁場分布測定装置
JPS60190845U (ja) * 1984-05-28 1985-12-18 小松造機株式会社 モ−タグレ−ダのサ−クル回転装置
KR900002353B1 (ko) * 1984-09-14 1990-04-12 니뽕 빅터 가부시끼 가이샤 이송 기구
NL9200238A (nl) 1992-02-10 1993-09-01 Marinus Jan Severijn Inrichting voor het overbrengen van een kracht of koppel.
CN1079281A (zh) 1992-05-26 1993-12-08 李斓 离心润滑方式
US5540111A (en) * 1992-08-03 1996-07-30 Franklin E. Barnett Drive apparatus and method
JP2567928Y2 (ja) * 1992-08-11 1998-04-08 日本精工株式会社 ラック一体型リニアガイド装置
JP2984967B2 (ja) 1992-12-04 1999-11-29 良忠 越原 転動噛み合い駆動装置の回転駆動車
CN2152046Y (zh) * 1993-02-13 1994-01-05 王善德 一种带滚珠的活叶
US5704248A (en) * 1993-06-10 1998-01-06 Knotts; Stephen E. Bearing tooth gear
JPH0733358A (ja) * 1993-07-20 1995-02-03 Techman:Kk 荷物用エレベータの注油装置
US5537889A (en) * 1993-11-30 1996-07-23 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Gear device having tooth profile improved in reducing local frictional heat value and method of producing such a gear device
US5470286A (en) * 1994-07-29 1995-11-28 General Motors Corporation Reaction carrier assembly having zero relative pin deflection
US5582070A (en) * 1995-07-06 1996-12-10 Dominguez; Armando Mechanical limiting device for rack travel
JP3133005B2 (ja) * 1996-12-25 2001-02-05 加茂精工株式会社 回転運動と直線運動の変換装置
US5836205A (en) * 1997-02-13 1998-11-17 Steven M. Meyer Linear actuator mechanism
JPH1113426A (ja) * 1997-06-23 1999-01-19 Daido Metal Co Ltd ローラ支持装置
JPH11210986A (ja) 1998-01-22 1999-08-06 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 潤滑油スプレイ方法及び装置
US6113118A (en) * 1998-09-30 2000-09-05 Dana Corporation Closed cell foam insert for a king pin/knuckle arm assembly
KR100301120B1 (ko) * 2000-04-27 2001-09-22 박용수 내접식 유성치차 감속기
DE10059417A1 (de) * 2000-11-30 2002-06-13 Daimler Chrysler Ag Gangsprungsichere Formschlusskupplung
JP2002340142A (ja) 2001-05-18 2002-11-27 Akihisa Yamaguchi ローラチェーン用のスプロケット
US7377731B1 (en) * 2002-12-05 2008-05-27 Arvin Joseph L Chamfering cutting tool or grinding wheel and method of making and use thereof
DE10328421A1 (de) 2003-06-25 2005-01-20 Sauer, Marcus, Dipl.-Kaufm. Hochleistungs-Abrollgetriebe
JP3895714B2 (ja) * 2003-08-28 2007-03-22 本田技研工業株式会社 歯車伝動機構
US7195578B2 (en) * 2004-12-03 2007-03-27 Axiom Automotive Technologies, Inc. Automatic transmission and gear train
FR2867543A1 (fr) 2004-03-12 2005-09-16 Centre Nat Rech Scient Engrenage a lanterne
DE202004021273U1 (de) 2004-07-27 2007-07-12 Fraunhofer-Gesellschaft zur Förderung der angewandten Forschung e.V. Gebautes Zahnrad
JP4640777B2 (ja) * 2005-01-31 2011-03-02 株式会社エンプラス 樹脂製歯車装置
DE202005014699U1 (de) 2005-09-16 2005-12-08 Baier & Köppel GmbH & Co Pitcheinstellvorrichtung für eine Windkraftanlage
ITBS20060041A1 (it) * 2006-02-28 2007-09-01 Gimatic Spa Attuatore rotante pneumatico
DE202006011330U1 (de) * 2006-05-16 2006-09-28 Lincoln Gmbh & Co. Kg Schmiereinrichtung mit Schmierritzel
DE202007004103U1 (de) * 2007-03-16 2007-06-06 Lincoln Gmbh Schmierritzel und Schmiereinrichtung
US7794355B2 (en) * 2007-05-15 2010-09-14 Snap-On Incorporated Planetary gear set centering ring
CN201048712Y (zh) * 2007-06-29 2008-04-23 东莞市石龙万通实业有限公司 两折自锁滑轨
JP5391396B2 (ja) * 2008-11-28 2014-01-15 株式会社エンプラス 歯車

Also Published As

Publication number Publication date
WO2010143814A3 (ko) 2011-03-10
EP2441979B1 (en) 2014-03-19
US8893569B2 (en) 2014-11-25
KR100945193B1 (ko) 2010-03-03
JP2012529606A (ja) 2012-11-22
EP2441979A4 (en) 2013-03-06
CN102459955A (zh) 2012-05-16
CN102459955B (zh) 2014-12-03
EP2441979A2 (en) 2012-04-18
US20120090415A1 (en) 2012-04-19
WO2010143814A2 (ko) 2010-12-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5603418B2 (ja) 動力伝達装置
JP2012529606A5 (ja)
JP5680717B2 (ja) 動力伝達装置
JP2012529605A5 (ja)
JP4025806B2 (ja) 歯車機構、遊星歯車装置、および回転軸受装置並びに不思議遊星歯車減速装置
JPH07243486A (ja) 内接噛合遊星歯車構造
JP7160413B2 (ja) 完全閉ループ制御を実現できる遊星減速モータ及び多関節ロボット
WO2018147200A1 (ja) 遊星歯車装置
WO2011083640A1 (ja) 歯車伝動装置
US11473653B2 (en) Fixed ratio traction or friction drive
JP2017501360A (ja) トランスミッション及びその部品
JP2007120616A (ja) 遊星式ギア減速器の遊星ギア潤滑装置
JP2010249164A (ja) 鉄道車両駆動ユニット
TWM545851U (zh) 差動減速機構
WO2009134169A2 (ru) Реечное зацепление для линейного привода (варианты)
JP2018091414A (ja) 撓み噛合い式歯車装置
CA2387678A1 (en) Worm/worm gear transmission
RU170915U1 (ru) Зубчатая передача
US8328677B2 (en) Robust tooth forms for gearing systems
CN117249208A (zh) 大承载力径向内外摆线活齿减变速器装置
JP2017172632A (ja) 歯車及び動力伝達機構
JP2018040381A (ja) ハイポサイクロイド歯車減速装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130612

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130730

A524 Written submission of copy of amendment under article 19 pct

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A524

Effective date: 20131029

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140401

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140701

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140805

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140821

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5603418

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250