JP5602277B2 - 食品を揚げ調理するシステム - Google Patents

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Description

[0001] 本発明は、レストラン用として適した食品を揚げるシステムおよび方法に関し、より具体的には、フライヤーバットを使用する商業レストラン業務における製品の品質および調理油の使用量を最適化する装置および方法に関する。
[0002] フライヤーは、フレンチフライ、フライドチキン、チキンナゲット、魚フライなどの様々な食料製品を調理するため、レストランで広く使用されている。一般的なフライヤーは、各バットが油を調理温度まで加熱するバーナーまたは発熱体を有する、調理油を収容する1つもしくは複数のフライヤーバットを含む。一般的に、食料製品を熱した油に浸して調理し、次に取り出し、余分な油を切り、提供することができるように、バットは、食料製品を収容するフライバスケットを受け入れるように適合される。調理中、食料製品は一定量の油を吸収する。吸収された油、すなわち吸収油は、食品の後続のバッチを調理するため、交換油または補給油をバットに周期的に追加することによって補償される。
[0003] 揚げ調理によって食料製品を調理する過程において、油は、粒子状の食物および他の残滓で汚染される。時間とともに、調理プロセスは、油の中に蓄積する不純物の量が増加することによって、例えば、油の中の遊離脂肪酸および全体的な極性化合物のレベルが増加することなどによって、油の劣化の増大を引き起こす。それに加えて、調理油は、高い加熱温度に晒されていることによって、一定期間にわたって劣化する。油は、特に魚などの風味の強い食品を調理するとき、食料製品から風味および匂いも吸収することがある。劣化したバット油を用いて調理し続けると、望ましくない嫌な匂いが食料製品に付いて、調理済みの食料製品の品質に影響する。最も顕著には、完成した食料製品の味および外見が容認できる品質基準よりも落ちる。したがって、最適な食品品質にとって、フライヤーバット内の油を新しい油と周期的に交換することが必要である。商業レストランの揚げ調理業務における交換油と廃棄油のコストを併せたものは、調理済みの食料製品の合計コストの著しい割合を占める場合がある。油使用量に関する別のコスト検討は、油の取替えに労力がかかり、したがって時間と費用がかかる作業となることである。
[0004] 調理油の使用寿命を延長し、時間と費用がかかる油の取替えの必要性を低減するため、粒子状物質を油から濾過することが知られている。従来の方策は、調理油をバットから排出し、次に、バットに戻す前に手作業で濾過するバッチ濾過である。バットを空にした後、さらに、それを手作業で拭いて、バットの底に蓄積していることがあるあらゆる残滓を取り除いてもよい。この方法はいくつかの不利な点を有する。第1に、バットを使用停止にしなければならず、次にバットを完全に空にしなければならない。油を濾過しバットに戻すと、次に調理温度まで再加熱しなければならない。これには時間がかかり、非効率的であるとともに、実際問題として、レストランの営業日が終了した後にしか油を濾過できないことを意味していた。さらに、手作業での油の濾過は面倒で不便な仕事である傾向がある。
[0005] これらの不利な点に対処するため、半自動濾過方法が提案されてきた。これらの方法により、使用済みの油がそこを介してバットからフィルタへ、また濾過済みの油をフライヤーバットに戻すポンプまたは他の手段へと導かれる油出口を設けることによって、手作業での濾過が不要になる。一般的に、食料製品のバッチ数が計数され、予め定められたバッチ数に達すると、油が濾過される。しかし、調理している食料製品の種類、油の温度、および他の要因に応じて、バッチ数だけでは油の濾過が必要か否かの正確な指標とならないことがある。食品を熱した油の中で調理するのにつれて、遊離脂肪酸および全体的な極性化合物のレベルが増加することに起因して油が劣化する。バッチ計数のみを使用すると、例えば、1日に比較的少数のバッチを調理した場合、その日に1回だけ油が濾過されることがあるが、他の要因が油の質に悪影響を及ぼすことがあるので、油がより頻繁に濾過されない場合、食料製品の品質が損失を被ることがある。また、実際問題として、レストランの職員が営業日の終了時にのみ半自動濾過を行うように選択することがあり、そのことも、濾過サイクルの間の食料製品の品質劣化をもたらすことがある。
[0006] したがって、フライヤー内の調理油を自動で濾過する改善された装置および方法が必要とされている。
[0007] また、調理した食料製品のバッチ数または分量に加えて、フライヤー内の調理油を前回濾過してからの経過時間を監視するとともに、前回濾過してからの経過時間およびバッチまたは分量の計数に基づいて、油を自動的に濾過するシステムおよび方法が必要とされている。
[0008] さらに、食料製品を揚げるための油使用量を低減して、バット油の取替えを実施することと関連する油使用コストおよび労力を低減することが必要とされている。
[0009] 本発明の1つの態様によれば、食品の個別バッチを効率的に揚げる商用方法は、一定量の調理油を収容するフライバットを提供する工程と、次に、未調理の食品の個別バッチを別個にかつ連続的に調理する工程とを含む。各個別バッチにおける食品の量は調理油の量に対する重量基準で約0.0375〜約0.1の範囲内であり、一方、任意の1回にフライバット内で調理されている食品の合計量はフライバット内の油の合計量に対して重量基準で約0.1以下である。食品を調理油の中で調理することにより、一般的に、未調理の食品の約5.5重量%〜約13重量%の量の油が食品によって吸収され、フライバット内の油の油ターンオーバー比(oil turnover ratio)は、フライバット内に存在する油の量に対するバッチ当たりの油吸収の重量基準で個別バッチ当たり約0.0026〜約0.007である。各個別バッチは調理後にフライバットから取り出される。食品の吸収油を補うため、交換油がフライバットに周期的に追加される。油を取り替えることなく、長期間にわたって十分なバッチ数が調理されるとともに、約60時間未満のフライパッドの稼動時間でバット内の油の量に等しい油ターンオーバーが達成される。
[0010] 本発明の別の態様によれば、個別バッチサイズは調理油の量に対する重量基準で約0.05である。
[0011] 本発明の別の態様では、調理される食品はフレンチフライであり、食品による油の吸収は冷凍の未調理状態基準で食品の約7重量%である。
[0012] 本発明の別の態様によれば、油ターンオーバー時間は約16時間のフライバット稼動時間である。
[0013] 本発明の別の態様によれば、油を廃棄し新しい油と交換する前に、油は、少なくとも112時間のフライバット稼動時間の間使用される。
[0014] 本発明の別の態様によれば、油消費量は最小限に抑えられる。調理される食品1ポンド当たりに消費される油の量は、調理されるフレンチフライ1ポンド当たり約0.10ポンド以下であり、別の実施形態では約0.087ポンド以下である。一般的に、これは、結果として得られる調理済みの食料製品の高品質を維持すると同時に、約0.0026〜約0.007の油ターンオーバー比を用いながら遂行される。
[0015] 本発明の別の態様によれば、フライバット内の油は周期的に濾過される。
[0016] 本発明の別の態様によれば、交換油は、フライバット内の油1ガロン当たり、交換油が毎分約0.008〜約0.08ガロンの範囲の流量でバットに追加される。
[0017] 本発明のさらに別の態様の方法によれば、予め定められた分量の食品を揚げた後、および/または調理を開始してから予め定められた期間後に、フライバット油を周期的かつ頻繁に濾過する工程をさらに含むことができる。一般的に、本発明による頻繁で周期的な濾過とは、揚げた食品の量とフライバット内の油の量との比が、約0.7(例えば、約30ポンドの油を用いるフライバットを使用して約21ポンドのフライ食品を揚げた後)、より好ましくは約0.4以下(例えば、約30ポンドの油を用いるフライバットを使用して約12ポンドの食品を揚げた後)、最も好ましくは約0.33以下に達すると、油の中で一定量の食品を揚げた直後に(一般的に、フライバット内で追加の食品バッチをさらに揚げることなく)揚げ油を濾過することを意味する。それに加えて、最初の食料製品を油の中で調理してから約2時間以下の後、より好ましくは最初の食料製品を油の中で調理してから約1時間以下の後、周期的な濾過を交互に生じさせることができる。
[0018] 本発明の別の態様によれば、個別の食品バッチを効率的に揚げる商用方法が提供される。方法は、一定量の調理油を収容するフライバットを提供する工程と、各個別バッチにおける食品の量が調理油の量に対する重量基準で約0.0375〜約0.1の範囲内であり、任意の時にフライバット内で調理されている食品の合計量がフライバット内の油の合計量に対して約0.1以下であり、食品を調理油の中で調理することにより、未調理の食品の約5.5重量%〜約13重量%の量の油が食品によって吸収され、油ターンオーバー比が個別バッチ当たり約0.0026〜約0.007である、未調理の食品の個別バッチを別個にかつ連続的に調理する工程と、各個別バッチを調理後にフライバットから取り出す工程と、フライバット内の油を頻繁に周期的に濾過し、濾過された油をフライバットに戻す工程とを含む。
[0019] 本発明の別の態様によれば、揚げ調理される食品の量とフライバット内の油の量との比が約0.7以下、より好ましくは約0.4以下、最も好ましくは約0.33以下である際、揚げ油の中で食品を揚げた直後に濾過が生じる。方法は、約60時間未満のフライパッドの稼動時間でバット内の油の量に等しい油ターンオーバーを達成するため、油を取り替えることなく、長期間にわたって十分なバッチ数を調理する工程をさらに含んでもよい。それに加えて、方法は、食品の吸収油を補うため、交換油をフライバットに周期的に追加する工程をさらに含んでもよい。
[0020] 本発明の別の態様によれば、調理油を前回濾過してからの経過時間を監視する工程と、油の中で調理された食料製品のバッチ数を監視する工程と、前回濾過してからの経過時間と調理されたバッチ数とに基づいて、予め定められた閾値に達すると油を濾過する工程とを含む、調理油の中で食料製品を調理する改善された方法が提供される。
[0021] 本発明のさらに別の態様によれば、予め定められた閾値に達したときに濾過する前に、人間の操作者に対する入力要求が提供される。
[0022] 本発明の別の態様では、調理された食品のバッチ数と前回濾過してからの経過時間との関数として閾値を定義する方程式に基づいて、油が濾過される。
[0023] 本発明の別の態様によれば、食料製品を揚げるのに使用した調理油を処理する方法は、油を前回濾過してからの経過時間を監視する工程と、油の中で調理された食品の量を監視する工程と、前回濾過してからの経過時間と油の中で調理された食料製品の量とに基づいて、予め定められた閾値に達すると調理油を濾過する工程とを含む。
[0024] 本発明の別の態様によれば、食料製品を揚げるのに使用した調理油を処理する方法は、油を前回濾過してからの経過時間を監視する工程と、油の中で調理された食品の量を監視するため、調理前に食料製品を秤量する工程と、前回濾過してからの経過時間と油の中で調理された食料製品の量とに基づいて、予め定められた閾値に達すると調理油を濾過する工程とを含む。
[0025] 本発明の別の態様によれば、フライヤー内の油を濾過するシステムは、フライヤーバット、フライヤーバット内の油出口および油戻し口(oil return inlet)、油フィルタ、出口からフィルタへの油の流れを可能にする弁、油戻し口を通してフィルタからフライヤーバットに油を戻すポンプ、調理油を前回濾過してからの経過時間を監視する手段、油の中で調理された食料製品のバッチ数を監視する手段、ならびに、前回濾過してからの経過時間と調理された食品のバッチ数とに基づいて、予め定められた閾値に達すると油を濾過するように弁およびポンプを制御する手段を含む。
[0026] 本発明の別の態様によれば、油を前回濾過してからの経過時間を監視する手段は、バッチセンサおよびコンピュータを備える。
[0027] 本発明の別の態様では、コンピュータは、調理された食品の量および油を前回濾過してからの経過時間の関数として閾値を定義する方程式を使用して、閾値を計算するようにプログラムされる。
[0028] 本発明の別の態様によれば、システムは、油戻し口に隣接して、バットをすすぐための濾過された油の流れを形成するバッフルを含む。
[0029] 本発明の別の態様によれば、フライバット装置内の油面を自動的に監視する工程と、フライバット内の油面を感知する工程とを含む、一定体積を有するフライバット内の油面を維持する自動方法が提供される。感知された油面が第1の予め定められたレベル以下であるとき、フライバット内の油の体積に対して低い平均流量で油がフライバット内に自動的に追加される。低い平均流量は、第1の予め定められたレベルでフライバット内に存在する油1ポンド当たり毎分約0.008〜約0.08ポンドの範囲内である。油を追加した結果として、フライバット内に存在する多量の油における約15°Fを超える、好ましくは約10°Fまたは5°Fを超える温度降下を回避するため、油は低い平均流量で追加される。
[0030] 本発明の別の態様の方法によれば、例えばフライバットの側壁に沿っていてもよい、所望の1つまたは複数の位置で、油がフライバットに入るようにする工程を含む。
[0031] 本発明の別の態様によれば、油を追加するとき、フライバット内の油における、約15°F、好ましくは約10°F、より好ましくは約5°Fの多量の温度降下を回避するため、油は低い平均流量で追加される。
[0032] 本発明の別の態様によれば、補給油は、第1の予め定められたレベルでフライバット内に存在する油1ガロン当たり毎分約0.008〜約0.08ガロンの平均流量でフライバットに追加される。
[0033] 本発明の別の態様によれば、油は、フライバット内の油面が第2の予め定められたレベルに達するまで継続する低い平均流量で追加される。
[0034]濾過装置を含むフライヤーの一実施形態の正面斜視図である。 [0035]本発明による自動油濾過システムの概略図である。 [0036]本発明による断続自動油濾過方法のフローチャートである。 [0037]本発明によるフィルタの要求があった場合の濾過方法のフローチャートである。 [0038]フライヤーのフライバットの正面斜視図である。
[0039] 図面全体を、特に図1および2を参照すると、本発明によるフライヤー10が示される。フライヤー10は、図示されるように、ハウジング12および2つのフライバット14A、14Bを含む。フライバット14A、14Bはそれぞれ、2つのフライバスケット16を同時に収容するように構成される。当該分野で知られているように、フライバスケット1は、手作業または自動でフライ位置に入れ、またバット14A、14Bから取り出すことができる。フライバスケット1はそれぞれ、各々のブラケット17によって、バット14A、14B内の油よりも上方の保持位置で保持することができる。そのような配置は当該分野において良く知られている。単一のバット、図示されるような2つのバット、3つのバット、または4つ以上のバットなど、フライヤーの他のフライバット構成が所望のように考慮される。バット14A、14Bはそれぞれ適切な発熱体15を備え、その発熱体は、ガスバーナーまたは当該分野で知られている電気発熱体であることができる。フライヤー10のハウジング12は前面パネル18を有し、その前面パネルは、フライバット14A、14B用の制御表示パネル20を含む。制御表示パネル20は、より詳細に後述するように、様々な機能を制御し、フライヤー10の状態を監視するため、入力キーまたはボタンと英数字表示(LEDもしくはLCD表示など)とを含む。
[0040] ハウジング12の下側部分は、ハウジング12の下側部分の内部へのアクセスを提供する1つまたは複数のドア22を有する。油受け24は、ハウジング12の下側部分の内部でドア22の後ろに位置付けられる。油受け24は、好ましくは、清掃のためのアクセスおよび取出しを容易にするため、スライド式の引出し26に嵌め込まれる。フライバット油を周期的に選別し濾過して、食料製品の揚げ調理からの不要な食品滓を取り除くため、フィルタスクリーン28およびフィルタ要素30が油受け24の上方またはその中の上側位置に設けられる。
[0041] 図1、2、および5を参照すると、バット14A、14Bはそれぞれ、油出口32に向かって傾斜しているその底部33に油出口すなわち油ドレン32と、油出口32の下に位置する電磁弁34とを有する。バット14A、14Bそれぞれの底部33は、好ましくは、油および残滓をバット14A、14Bから排出するのを容易にするため、油出口32に向かって傾斜している表面を含むほぼ平坦面である。バット14A、14Bの一方の油を濾過すべきとき、関連する弁34が開かれて、油が油出口32を通してバット14Aから排出され、大きな残滓粒子を取り除くために配管36を通してフィルタスクリーン28に導かれ、次に小さな粒子を取り除くためにフィルタ要素30に通される。フィルタ要素30は、ステンレス鋼製の金網または他の適切なフィルタ材料を含んでもよい。あるいは、使い捨ての紙製のフィルタもしくはパッド(図示なし)がフィルタスクリーン28またはフィルタ要素30の上に置かれてもよく、また、所望に応じて、当該技術において知られているように、珪藻土を含有するものなどの濾過粉末が紙の上に撒かれてもよい。バット14Bについては、例えば、図2に示されるような、同じ油受け24、フィルタスクリーン28、フィルタ要素30、および他の機器を使用して、同様の配置が提供される。
[0042] フィルタ要素30を通り抜けた後、濾過された油は、ポンプ38によって油戻し配管40を通してバット14Aまたは14Bに戻される。弁41は、濾過された油を配管40および43を通してバット14Aまたは14Bに導く。油は油戻し口42を通してバット14Aに戻される。好ましくは、図5に示されるように、油の流れをそらしてより広範な流れまたは霧にして、バット14Aおよび14Bの底に残滓が残っている場合にそれをすすぐため、バット14Aおよび14Bそれぞれの中に、油戻し口42に隣接してそらせ板44が設けられる。
[0043] 図2および5を参照すると、バスケット16がバット14Aおよび14Bの一方に入れられ、またそこから取り出されるごとにそれを検出するため、バスケットセンサ50が、任意に、バット14Aおよび14Bそれぞれの中に位置してもよい。バスケットセンサ50は、例えば、光学装置または電気機械装置であってもよい。温度センサ52(熱電対またはRTD(抵抗温度検知器)など)および油面センサ54も、バット14Aおよび14Bそれぞれの中に設けられる。給油源66から電磁弁80および配管72を介してポンプ68によって給送されて、バット14内の所望のような位置でその中に放出される新しい油で、バット14A、14Bを充填、再充填、または満杯にするため、自動注油システム55も設けられてもよい。フライヤー10に使用する油は、一般的に食料製品の調理に使用することができる、あらゆる適切な種類の調理油であってもよい。一般的な使用の際、揚げるべき食品の各バッチは、一般に、均一であって予め定められているか、または予め計量されており、したがって、調理された食品の合計重量は、調理されたバッチ数を単に計数することによって計算することができる。あるいは、食料製品が調理される前にそれらを秤量して、調理済みの食品の重量を監視するための秤56が設けられてもよい。
[0044] 食料製品の調理サイクルを制御して、調理油の加熱履歴(すなわち、食品の調理が始まってからの時間)と、バット14Aおよび14Bそれぞれで調理された食料製品のバッチ数とを監視し、濾過プロセスを制御し、かつ油を満杯にするプロセスを制御するコントローラ60が設けられる。図2に示されるように、コントローラ60は、バット14A、14Bそれぞれのバスケットセンサ50、温度センサ52、および油面センサ54と、秤56(存在する場合)とから入力を受け取るとともに、制御表示パネル20上のキーまたはボタンからの人間の操作者による入力を受け取る。コントローラ60は、制御表示パネル20に対して表示信号を出力するとともに、バーナーまたは発熱体15、弁34、41、および80、ポンプ38および68、ならびにフライヤー10の他の部品に対して制御信号を出力する。コントローラ60は、例えば、PC(パーソナルコンピュータ)、専用マイクロコントローラ(所望のように各バット向けになど)、マイクロプロセッサ、またはカスタム用論理回路であってもよい。
[0045] 図3は、本発明による自動断続濾過(AIF)方法のフローチャートである。バット14を油で充填し、適切な調理温度まで加熱する。食料製品をバスケット16に入れ、バスケット16をバット14内の熱した油に入れる。任意のバスケットセンサ50を有する実施形態では、バスケット16がバット14に入ると、それによってバスケットセンサ50が起動されて、センサ50がコントローラ60に信号を送る。バスケットセンサがない場合、例えば、操作者が制御表示パネル20上の製品キーを押して、食料製品、例えばフレンチフライ用にプログラムされた調理サイクルを開始させる。プログラムされた調理サイクルは、選択された食料製品に対する適切な調理時間および温度を含む。
[0046] 製品キーの作動に応答して、システムは、制御表示パネル20上の特別な種類のキーが選択されたかを確認する。例えば、魚製品は他の多くの食料製品とは異なる特性を有するので、魚製品専用のバットを利用し、濾過が望ましいであろうと操作者が考えるときに(フレンチフライなど、より軽い風味の食品の場合よりも頻繁なことがある)、要求があった場合にのみ調理油を濾過することが望ましいことがある。したがって、「魚」製品キーが選択された場合、システムはAIFモードを使用不能にし、手動でそのように命令されたときにのみ濾過する。
[0047] 特別な種類のキーが作動していない場合、バッチカウンタが設定され増分される。バッチは、操作者が制御表示パネル20上のキーを押して、食品のバッチに対する調理サイクルを開始するごとに計数される。あるいは、バッチは、バスケット16がバット14に入れられる際に、バスケット16がバスケットセンサ50を通過すると計数されてもよい。所望に応じて、現在のバッチ計数が制御表示パネル20上に表示されてもよい。システムはまた、油が調理温度まで加熱されてからの経過時間を監視する。カウンタが、予め定められた数、例えば、10バッチの食料製品が調理されたことを示す10に達すると、および/または、油が調理温度もしくは別の予め定められた温度である間に予め定められた時間、例えば1時間が経過すると、濾過手順が開始される。
[0048] コントローラ60は、濾過手順をいつ開始するかを決定するため、時間およびバッチ計数の情報を格納する。油を前回濾過してからの経過時間、ならびにバッチ数および/または油の中で調理された食品の重量は、最適な調理性能のために油をいつ濾過すべきか、また、油の延長使用寿命に関して、バッチ計数のみよりも有益な指標となる。
[0049] 上述したように、一般的なレストランでは、揚げ調理すべき食品の各バッチは予め計量されているので、調理された食品の合計重量は、単に調理されたバッチ数を計数することによって計算できる場合が多い。例えば、フレンチフライのバッチは約1.5ポンドで標準化されてもよい。
[0050] 濾過を起動させるための閾値は、閾値Fthを、調理された食品の量および経過時間の関数として定義する、例えば次式のような方程式で表されてもよい。
b+kt=Fth
式中、bは、調理された食品のバッチ数、
kは、所望の濾過頻度を達成するように選択された定数、
tは、前回濾過してから経過した時間単位である。
代表的な一実施形態では、時間単位tは数分の1時間として表されてもよい。例えば、1単位tは、1/10時間(6分)として定義されてもよく、定数kは1であってもよい。閾値Fは10で設定されてもよい。この例では、前回の濾過以降のバッチ数bと1/10時間間隔の数との合計が10に等しいとき、濾過手順が起動される。食品の各バッチが約3分で調理される事実上継続的な調理期間(例えば、レストランが混雑する時間の間)において、10バッチごとに(すなわち、約30分ごとに)油を濾過することによって、良好な油の質と均一性が維持され、それによって、1日を通して食品を揚げ調理してその日の終わりに濾過するような濾過頻度が少ない場合に比べて、調理結果が改善されるとともにより均一になることが分かっている。1時間に数バッチしか調理されないような、より断続的な調理期間の間(例えば、レストランが暇な時間の間)は、いくらかの食品滓(例えば、パン粉のくずなど)が熱した油の中に残り、炭化し続けるので、油の質が時間とともに劣化することが分かっている。経過時間単位tをバッチ数bと組み合わせて使用することによって、断続的な調理期間の間であっても確実に適切な間隔で油が濾過され、その結果として油の質が維持される。したがって、本発明のシステムおよび方法は、継続的および断続的両方の調理期間を考慮し、改善された油および食品の品質を実現させる。方程式および定数kは、コントローラ60にプログラムされてもよく、そのコントローラ60は、制御表示パネル20、バスケットセンサ50(使用される場合)、および/または秤56からのデータを使用して、閾値を計算する。
[0051] 濾過プロセスの間、濾過すべきバット14のバーナーまたは発熱体15はオフにする。バット14の底部33にある電磁弁34を開き、油が、出口またはドレンの開口部32および配管36を介して、フィルタスクリーン28およびフィルタ要素30へと流れ、そこで残滓が油から取り除かれる。
[0052] 次に、ポンプ38をオンにして、濾過された一定分量の油を油戻し口42を通してバット14に送って、バット14をすすぐ。このようにして、濾過された油を充填する前に、食品、残留しているくず、および他の残滓をバット14から取り除くことができる。弁34は開いたままである。予め定められたすすぎ時間、例えば1分間の後、弁34を閉じ、ポンプ38は、バット14を再充填するためにオンのままであることができ、あるいは、ポンプ38をオフにし、すすぎ油がバット14から、残滓がそこで取り除かれるフィルタに戻り、所望に応じて、バット14を再充填する前にすすぎサイクルを繰り返してもよい。一実施形態では、油が発熱体15のレベルに達すると、バット14内の油を再加熱するために発熱体15を作動させる。
[0053] あるいは、濾過およびすすぎサイクルが完了すると、弁34を閉じ、ポンプ38をオンにする。濾過された油はバット14に再び給送し、必要に応じて、油面センサ54によって検出される適切な油面に達するように、手動でまたは自動注油システム55によって新しい油を追加する。バーナーまたは発熱体15を再びオンにし(例えば、油面が発熱体15に及んだとき)、油を再び調理温度にする。特定の濾過実施形態にかかわらず、上述の工程はすべて、コントローラ60上で動作するソフトウェアによって自動的に制御される。
[0054] 任意に、濾過手順が開始される前に、人間の操作者に対して入力要求が行われ、その時点で油を濾過したいか否かを尋ねられる。操作者は、例えば、レストランが非常に混雑している時間であり、バットを使用停止にしたくない場合、濾過を延期することを選択してもよい。操作者が制御パネル20上の「no」ボタンを押した場合、濾過は延期され、調理を継続することができる。しかし、製品の計数が2で割られ、カウンタがリセットされるので、濾過に対する次の入力要求はより早く起こる。任意に、計数が1に達すると、制御パネル20上の赤色光もしくはLEDまたは他のインジケータが起動されて、次の調理サイクルで濾過の期限が来ることを操作者に警告してもよい。任意に、システムは、その時点で濾過するか否かに関して操作者がコマンドを入力した後に、「本当によろしいですか?(Are you sure?)」などのメッセージに対するyesまたはnoの応答をするように操作者に入力要求してもよい。
[0055] 図4で分かるように、手動濾過方法も提供されてもよい。手動濾過プロセスは、操作者が制御表示パネル20上で「濾過」キーを押し続けると開始される。好ましくは、濾過サイクルが偶発的に起動されるのを回避するため、操作者は、規定の時間、例えば5秒間、キーを押し下げ続けなければならない。システムは、濾過したいと考えていることを操作者に確認するための入力要求をし、操作者が確認すると、選択されたバット14のバーナーまたは発熱体15をオフにする。次に、システムは、油を落としたいかを尋ねることによって操作者に入力要求する。操作者が、「yes」キーを押すことによって応答した場合、弁34が開かれ、上述したように、濾過のために油がバット14から油受け24に排出される。任意の時点で、入力要求に応答して操作者が「no」を選択した場合、バーナーまたは発熱体15が再びオンになり、システムは調理モードに戻る。
[0056] 次に、システムは、操作者がバット14をすすぎたいか否かについて入力要求する。yesの場合、弁34は開いたままにされ、ポンプ38がオンにされて、きれいな油でバット14がすすがれる。予め定められたすすぎ時間(例えば、1分)後、弁34が閉じられ、ポンプ38がオンにされて、バット14が再充填される。図4に示されるように、所望に応じて、すすぎサイクルが繰り返されてもよい。最終すすぎが完了した後、バーナーまたは発熱体15がオンにされて、油が再び調理温度まで戻され、システムは調理モードに戻る。このすすぎ動作により、ドレン32を介して食品くずおよび他の食品滓がバットから洗い流される。
[0057] 一実施形態では、油を前回濾過してからの経過時間と、調理された食料製品のバッチ数とを併せて監視することによって、油の質がより正確に判断され、最適な時点で確実に濾過が行われる。このようにして行われる自動濾過プロセスは、非常に迅速に遂行することができ、例えば、一般的なサイズのフライヤーバットの場合、15ポンドまたは30ポンドの油バットなど、フライバットのサイズに応じて、約3分または4分程度の短い時間で濾過を完了することができることが分かっている。結果として、レストランでの操作者は、営業日であったとしても、より頻繁にかつより便利に油を濾過し、その結果、油の使用寿命を延長し、相当な経費削減をもたらし、廃棄油の量を低減することができる。
[0058] 次に、本発明の追加の態様を参照すると、調理作業を始める前に、予め定められた油の重量および/または深さを提供するため、調理油64の予め定められた公称レベルまでバット14を充填することに留意されたい。詳細に後述するように、本発明は、調理すべき食品の種類、食品の一般的な個別バッチサイズ、任意の所与の時点でバット14内で調理される食品の最大量、調理中に食料製品が吸収する油の量、調理される食品のバッチに対する油のターンオーバー比、ならびに、調理油64の少なくとも1ターンオーバーを達成するように、所与の延長された作業期間にわたって調理されることが予測されるバッチ数に応じて、予め定められた油の量を選択することによって、油使用量を最適にする。本発明のこの態様に従って動作させることによって、フライヤー10の商用稼動の延長された期間にわたる油使用が最小限に抑えられると同時に、完成した調理済み食料製品の高品質が維持される。
[0059] 食料製品を調理するプロセスの間、一定量の油が食品によって吸収される。吸収される油の量は油吸収と呼ばれる。バット14の油64のレベルを、本発明に従って選択された予め定められた公称レベルまたはその付近で保つため、交換油をバット14に周期的に追加することが必要である。上述したように、油吸収を自動的に補充するため、給油源66、油面センサ54、およびポンプ68が設けられて、油が給油源66からバット14に給送される。油面センサ54は、一例として、光学的感知、重量感知、または油面センサ54に隣接して測定された温度と加熱された調理油64の温度との温度差に基づくレベル感知に基づく感知を含む、油面を感知するあらゆる適切な装置であってもよい。後者の感知方法に関して、加熱された調理油64のレベルが油面センサ54の位置よりも下に下がると、センサ54位置での温度も下がることに留意されたい。この温度差は、調理油64が所望のレベルに戻ったときにセンサ54において予期される温度を油面センサ54が示すまで、コントローラ60が交換油をバット14に追加し始める基準となり得る。
[0060] 給油源66は、例えば、ジャグインボックス(jug-in-box)容器70または遠隔位置で格納される大容量の給油源(図示なし)など、あらゆる適切な容器内に保持することができる。容器70は、ハウジング12内に、または遠隔位置で格納されてもよい。油交換配管72は、油容器70からバット14への流体通路となり、また、後述するように交換油を加熱するため、それと関連付けられた発熱体73を有してもよい。図示される実施形態では、配管72は、図5に示されるような後側壁78など、バット14の側壁の1つの上にある油入口74で終端する。油入口は、交換油または補給油がフライバット14内に放出されるように、あらゆる所望の位置に配置することができることを理解されたい。油面センサ54が、バット14内の油面が公称の油量から予め定められた量だけ下がったことを感知すると常に、コントローラ60はポンプ68を作動させて、交換油を配管72を通して油容器70からバット14に給送する。図1および2に示されるように、電磁弁80または他の適切な弁を介して油の流れを導くことによって、バット14Aおよび14Bの両方に交換油を供給するのに、単一の油容器70および単一の油ポンプ68が使用されてもよい。弁80は、コントローラ60によって制御され、センサ54によって感知された交換油の必要性に応じて、配管82を介して油の交換流をバット14Aおよび14B両方に、バット14Aのみに、またはバット14Bのみに導くように、様々な弁位置の間で移動可能である。交換油がバット14Aまたは14Bのどちらにも不要である場合、弁80を通る流れを防ぐため、弁80は閉じられる。あるいは、バット14Aおよび14Bはそれぞれ、それ自体の専用の油供給源、弁80、および/またはポンプ68を有してもよい。
[0061] 交換油、すなわち継足し油の給送は、低い平均流量で行われ、バット14内の油面が限界または公称の油面まで継ぎ足されるまで継続する。これが遂行されたことを油面センサ54が感知すると、コントローラ60はポンプ68を非活性化して、交換油のさらなる流れを停止する。交換油は、継続的な流れで追加されてもよく、あるいは、個々の用量、例えば、限界または公称の油面に達するまで60秒またはより長い期間ごとに油入口74において分配される、約1/2ポンドの交換油の1回量を給送することなどによって、断続的な流れで追加することができる。
[0062] 周囲温度の交換油(および公称の調理油温度よりも低い温度の油)を追加することによって、バット14内の加熱された調理油64の温度が降下する。容認できない温度の低下を回避し、一定した高品質の食料製品を製造するため、食料製品の調理サイクルにわたって、調理油64の比較的一定した調理温度を維持することが有利である。したがって、本発明によれば、交換油の追加は、加熱された多量のバット油の調理能力に悪影響を及ぼす温度降下を回避するようなやり方で行われる。好ましくは、交換油の導入は、フライバット内の加熱された多量の油の温度降下が約10°F超過になるのを回避し、より好ましくは約5°F以下になるような形で行われる。交換油がこのような形で追加されると、揚げ調理の性能は悪影響を受けない。具体的には、交換油を追加している間に揚げ調理されている食品のバッチは悪影響を受けず、新しい食品のバッチを受け入れるフライヤーの能力も悪影響を受けない。
[0063] 経験される温度降下は、主に、(1)バット内の加熱された調理油の温度、(2)追加される交換油の温度、および(3)交換油とバット内に存在する油の量との相対量に応じて変わる。加熱されたバット油の大きな温度降下を制限することに関する本発明の目的は、バット内に存在する油の感知量に対して低い平均流量で交換油を追加することによって、および/または公称レベルから比較的少量の油面の降下が起こるか、もしくは検出されると常に、交換油の追加を開始することによって遂行される。
[0064] 後者に関して、コントローラ60は、油の降下の量が予め定められた設定点に達すると常に、ポンプ68を作動させることによって交換油の流れを開始する。好ましくは、この設定点は、油の降下が、フライバットの公称の油1ポンド当たり約0.02ポンド以下の交換油の降下を表すとき、交換油の流れを作動させるように選択される。より好ましくは、設定点は、公称のバット油1ポンド当たり、周囲温度の交換油約0.015ポンドである。したがって、調理油64の公称量が、例えば30ポンドである場合、好ましくは、周囲温度の交換油の追加を開始する設定点は、油面の降下が約0.6ポンド以下のときであり、周囲温度の交換油の流れを開始するより好ましい設定点は、調理用の公称の油面からの油面の降下が約0.45ポンド以下のときである。
[0065] 本発明の別の実施形態では、交換油は、交換油の追加分が加えられるときにバット内に存在する油の量に比べて、低い平均流量でバット14に追加される。周囲温度で追加される油の場合、好ましくは、平均流量は、バット油1ポンド当たり毎分約0.008ポンドから、バット油1ポンド当たり毎分約.08ポンドの上限までの範囲内、またはそれよりも少ない。例えば、交換油が追加されるときに30ポンドのバット油がバット14内に存在するバット14の場合、交換油の平均流量は、毎分約0.24ポンドの交換油から、毎分約2.4ポンドの上限範囲の交換油までの好ましい範囲内、またはそれよりも少ない。油は、より速い平均流量で追加することができ、交換油が周囲温度を超えて加熱されるとき、交換油の流れを開始する設定点は、バット油のより大きな降下で設定することができる。
[0066] 本発明のさらに別の実施形態では、交換油または補給油は、油交換配管72と関連付けられてもよい電気抵抗発熱体73など、適切な熱源によって加熱することができる。油は、所望のように、例えば、約100°F、200°F、300°F、またはそれ以上など、一般に、油の調理温度以下、また、約100°Fからバット14のほぼ調理油温度までの温度範囲内の温度まで加熱されてもよい。より高い交換油温度(一般に、公称の調理油温度以下)により、フライバット内の油を過度に冷却することなく(好ましくは10°F以下の温度降下、最も好ましくは5°F以下の温度降下)、交換油のより高い流量が可能になる。
[0067] 上述した流量は平均流量であり、したがって、短期間、例えば5秒間にわたる実際の流量は、時には、より長期間、例えば1分間にわたって得られた交換油の平均流量よりも高いことがあることに留意されたい。例えば、0.5ポンドの交換油を6秒間にわたって追加し、次の54秒は交換油を追加しなければ、毎分0.5ポンドの平均流量であり、すなわち、交換油が追加されるときに30ポンドのバット油がバット14内に存在するバット14の場合、存在するバット油1ポンド当たり毎分0.016ポンドの平均流量であると見なされる。同様に、1/4分後に停止される毎分2.5ポンドの交換油の連続流は、毎分0.625ポンドの平均流量として、すなわち、交換油が追加されるときに30ポンドの油が存在するバットの場合、存在するバット油1ポンド当たり毎分0.0208ポンドの交換油の平均流量として見なされる。
[0068] 周囲温度の交換油が追加されると、加熱された調理油64の温度は降下するので、交換油の追加を予測して、および/または追加中、発熱体15が既に作動されていない場合はそれを作動させるように、コントローラ60をプログラムすることができる。また、調理油64の約5度を超える温度降下が交換油の追加によって引き起こされていることが検出されると、交換油の流れを停止し、少なくとも予め定められた量だけ増加させることによってバット油の温度が回復すると、交換油の追加を再開するように、コントローラ60をプログラムすることができる。
[0069] 大型クイックサービスレストランなどの商業調理業務では、調理油の質の変化に対して特別に考慮する必要もある。これは、一定期間にわたって調理油64に蓄積する不純物の量が増加することに起因して、調理プロセスが油の劣化を引き起こすためであることがある。例えば、上述したように、食料製品の調理によって、油の中の遊離脂肪酸および全体的な極性化合物の量が増加する。それに加えて、調理油は、高い調理温度に晒されていることに起因して、一定期間にわたって劣化することがある。理由にかかわらず、長期使用後、油の質は、劣化した油が調理された食料製品の品質に顕著に影響し始める段階まで低下する。最も著しくは、完成した食料製品の味および外見が容認できる品質基準よりも低下する。したがって、高品質な食品の製造を維持するため、調理油64を周期的に取り替えることが必要である。調理油64の取替えは、一般的に、調理油64をほぼすべて回収または排出し、次に、予め定められた油面までバット14に新しい油を再充填することによって遂行される。調理油64の排出は、便利には、弁34を開いて、出口32および配管36を介して油受け24内へと調理油64を排出し、その後、油受け24から油を廃棄することによって遂行されてもよい。油を取り替えるプロセスの間、バット14の表面からも、手作業または別の形で、あらゆる残留物もしくは残滓および/または廃棄油を取り除いてもよい。バット14に調理油64を再充填することは、手作業でバット14に新しい油を充填することによって、または、大容量の給油源からもしくは給油源66から油入口74においてバット14内へと新しい油を給送することによって遂行されてもよい。
[0070] バット14の油を取り替えることが必要になる時点の決定は、当業者には良く知られているような様々な試験方法によって確認することができる。簡潔には、これらの試験としては、調理済みの食品の味の試験、調理中の油の特性の検査、調理中に放出される煙の量の観察、使用済みの調理油64の色と既知の色標準との比較などが挙げられる。味の試験では、焦げた味、苦味、または悪臭のする味について、調理済みの食料製品を試食する。いずれかのそのような味が認められる場合、油は取り替える必要がある。容認できる質の油で調理すると、食料製品を調理する際に勢いの良い泡(比較的速く上昇する)が食料製品から出る。遅く緩慢な泡(比較的遅く上昇する)が観察されることは、油の分解が起こっており、調理油64を廃棄する必要があることを示す。また、過度の黄色い泡を生じる油は取り替える必要がある。それに加えて、調理中の過度の煙は、黄色い発泡と古くなった味とを伴う場合が多いが、油を廃棄して交換すべき程度まで油が劣化していることの表れである。
[0071] 比色試験も、油の交換が必要か否かを判断するのに利用することができる。油は、通常、古くなり、調理に使用されるにつれて色が濃くなる。使用済みのバット油の油の色を試験し、容認できる質の色標準と比較することができる。色試験は、一般的に、目薬容器または他の適切な装置を使用してバット油の少量のサンプルを取り出し、次に、バットサンプルを油の色標準の隣に置いて、バットサンプルの色を色標準と比較することを含む。油の色標準は、新しい油の色であるか、または長時間使用した油の色のような別の標準色であるが、廃棄を必要とする段階にまだ達していない油の色を有するように選択することができる。バット油の色の変化は調理される食品の種類に応じて変わるので、食品の各種類が、試験されるバットサンプルの色と比較するため、それ自体のガイド標準を有してもよいことに留意されたい。バットから取り出された油のサンプルの色が色標準の濃い色よりも明らかに薄い場合、油の取替えは示唆されない。油が色標準の濃い色に近いか、それよりもわずかに濃い場合、そのような結果は、上述の試験方法でさらに試験することなどによって、油の質をさらに精査することを促す。サンプルの色が標準色よりも大幅に濃い場合、一般的に油を取り替えることが当然である。
[0072] 本発明の1つの態様によれば、油の質をサンプリングし試験する必要性は、予め定められた量の食品が調理されおよび/または使用時間に達した後に油を取り替えることによって、低減または排除することができる。
[0073] 調理済みの食品の品質を維持するために油の質を監視する労力および費用に加えて、長時間にわたって使用される調理油のコストは、商業レストランの揚げ調理業務において非常に重要である。これは、レストランにおける大量調理の用途で消費される大量の調理油を考慮するときに特に当てはまる。フレンチフライおよび鶏肉などの食品を揚げる際、例えば、調理油のコストは、調理済みの製品を製造する総コストの顕著な割合であり、したがって、調理油に費やされる年額は相当であり得る。したがって、本発明によって達成される重要な目的は、調理済みの製品の品質を犠牲にすることなく、調理油の所与の使用量に対して長時間にわたって調理することができる食品の量を増加させることによって、油のコストを低減することである。
[0074] 低減された油の使用量は、本発明による調理作業を実施することによって遂行される。好ましくは、食料製品は、1バッチまたはバスケット1つごとに調理される食品の重量当たり比較的少量のバット油を使用することによって、個別の予め定められたバッチサイズで、または一般に予め定められた均一な重量のバッチサイズで調理される。一般的には、これらの量は、加熱処理済み食品の重量と油の重量との比として予め定められる。他の態様は、調理中の油吸収を補償するため、交換油をバットに周期的に追加し、指定の範囲内にある調理される食品のバッチ当たりの油ターンオーバー(油ターンオーバー比)を比較的高くし、指定の作業期間内で十分なバッチ数を調理して、油の少なくとも1ターンオーバーを達成するものである。より詳細に後述するように、一定期間にわたって調理された食物の合計量による油吸収の重量が、フライバットの公称の油重量の重量に等しいとき、油ターンオーバーが発生しているものと見なされる。したがって、揚げ調理の間30ポンドの油を保持するバットの場合、30ポンドの油が消費されるか、またはその中で調理された食品によって吸収されている。例えば、蒸発するか、あるいは別の形で、例えばバットから飛び散ることなどによって失われる油の量は、比較的少量であり、一般的に無視することができる。
[0075] 本発明により、高品質の食品を製造することが現実的になり、フレンチフライおよびチキンナゲット、チキンストリップ、チキンブレスト、チキンピースなどを含む、クイックサービス食品を調理する高品質の方法が提供される。本発明によるクイックサービスレストランの場合、高品質のフレンチフライは、一般的に、バッチ当たり約1.125ポンド〜3.0ポンドの重量がある冷凍フレンチフライの個別バッチ単位で調理され、例えば、1.5ポンドのバッチであってもよい。フレンチフライは、一般的に、約320〜約335°F(168℃)の範囲であってもよい、または別の形で所望のような、所望の温度まで加熱されたバット油の中で調理される。コントローラ60は、発熱体15を動作させて、この範囲内で、または別の形で所望のように温度を維持することができる。合計量が1.5ポンドを超える一定量の冷凍フレンチフライを同時に調理するとき、好ましくは、バット14(作業中、30ポンドの調理油を収容するように構成されたバット)は2つのフライバスケット16を備えることに留意されたい。したがって、例えば、3ポンドのフレンチフライを同時に調理すべき場合、好ましくは、約1.5ポンドのサイズのバッチが2つのフライバスケット16それぞれに入れられる。また、複数のフライバスケット16を使用して調理するとき、フライバスケット16は、望ましくは、少なくとも30秒間隔でバットに連続して入れられることに留意されたい。これは、冷凍フレンチフライの第1のフライバスケット16を沈めることによって引き起こされる温度降下から、第2のフライバスケット16に収容された次のバッチを沈める前に、油の温度が回復できるようにするために行われる。一般的に、高品質のフレンチフライを調理するとき、油の深さは、好ましくは、最初に油に入れたとき、バッチの最上部が好ましくは油の表面よりも下に沈められるように、冷凍フレンチフライのバッチを沈めることができるようなものである。代表的な1.5ポンドのバッチサイズでは、バット油の深さは、一般的に、約3.8インチまたは約4インチ程度であってもよい。フレンチフライは、火が通るにつれて水分を失い、最終的には油に浮かぶ傾向がある。各バッチは、好ましくは、食料製品の種類およびサイズに応じて予め定められた時間だけ調理される。例えば、1つの種類のフレンチフライは約3分間調理される。調理時間の設定は当該分野において良く知られており、食品の種類、食品の質量に対する食品の表面積を含む食料製品の形態、バットに入れられたときの食料製品の温度、および他の要因に応じて変わる場合がある。
[0076] 本発明を実施して油使用量を低減する際、バット14内で使用される調理油64の量は、未調理の食品の個別バッチサイズ、およびあらゆる所与の時点において調理されるべき食品の合計量に対して最適化される。例えば、フライヤー10が、約1.125ポンド〜約3.0ポンドの重さのバッチサイズの冷凍フレンチフライを調理するのに使用される場合、未調理の目的とするバッチサイズの重量が、バット14内の調理油64の重量の約0.0375〜約0.1であるようにして、予め定められた公称量の調理油64がバット14に入れられる。したがって、約1.5ポンドのバッチサイズの場合、好ましくは、約15〜約40ポンドのバット油がバット14内での調理に使用される。それに加えて、好ましくは、あらゆる所与の時点においてバット14内で調理される食品の最大合計量は、調理油64の重量の0.1倍以下であることに留意されたい。例えば、調理油64の量が30ポンドである場合、約3ポンド以下の冷凍フレンチフライまたは他の食料製品が同時に調理される。これは、例えば、バスケット1つ当たり1.5ポンドのフレンチフライまたは他の食品をそれぞれ保持する、2つのフライバスケットのための空間を有する30ポンドの油バットで遂行することができる。
[0077] 冷凍フレンチフライの調理は、一般的に、未調理の冷凍フレンチフライの約5.5重量%〜約8重量%の範囲内の、食品による油吸収をもたらす。鶏肉および魚の切り身など、タンパク質タイプの食料製品の調理は、一般的に、未調理の食品の約5.5重量%〜約13重量%の範囲内の、食品による油吸収をもたらす。
[0078] 食品調理作業の種類に応じて、単一を超える種類の食品に単一のバット14が使用されてもよい。例えば、1つのタイプの作業では、バットは、冷凍フレンチフライのみまたはチキンピースのみを調理する専用のものであってもよい。他の例では、バットは、フレンチフライとチキンピース両方を調理するのに使用されてもよい。そのような例では、一定期間にわたって、調理中に達する油吸収は加熱処理済み食品の約5.5重量%〜約13重量%に及ぶ場合がある。したがって、様々な種類の食品を調理する際、調理中に吸収される量、すなわち油吸収量によって達する一般的なターンオーバー比は、バット内の約30ポンドの調理油を使用する1.5ポンドの個別バッチ当たり約0.0026〜0.007の範囲内である。調理油が高い調理温度となる作業時間の間に十分なバッチ数を調理することによって、調理油64の十分なターンオーバー率が達成されて、本発明の非常に有効な油使用量によって、油の取替えが必要になるか望ましくなるまでの油の寿命を増加させることが可能になる。例えば、調理油64の少なくとも1ターンオーバーが得られるように、約60時間以内などの作業期間内で十分なバッチ数が調理される。これは、例えば、10時間の労働シフトが6回完了した後に起こる場合がある。より具体的な代替例として、平均の油吸収が未調理のフレンチフライの約7重量%である、1.5ポンドの冷凍フレンチフライのバッチを調理するとき、約285バッチの調理によって調理油64の1ターンオーバー(30ポンドの油)が達成される。
[0079] 以下の実施例によって例示されるように、本発明に従って調理しフライヤー10を動作させることによって、食品の品質が顕著に低下することなく、油の総使用量の大幅な低減を達成することができる。
[0080] 従来の食品の揚げ調理
[0081] フライヤー装置のフライバットを、調理油約50ポンドの従来の最初の公称調理レベルまで充填した。1日当たり連続約10時間の毎日の作業期間の間、油を約335°F(168℃)の目標調理温度まで加熱した。フライバットを使用して、各バッチが調理前に約1.5ポンドの重さである、冷凍フレンチフライの多数のバッチを連続して揚げた。バット油の重量に対する冷凍フレンチフライのバッチ重量は0.030であった。1.5ポンドのフライのバッチ2つを同時に調理すべきときは常に、第1のバッチを保持する第1のフライバスケットと、冷凍フライの第2のバッチを保持する第2のフライバスケットとを沈める間に、少なくとも30秒の遅延を設けた。冷凍フレンチフライの合計が約3ポンドである2つのバッチよりも多数は同時に調理しなかった。したがって、あらゆる所与の時点で調理される食品の最大重量は、バット内の調理油の重量50ポンドの0.06倍であった。フライをフライバットに入れ、約3分の調理期間だけ調理した。1日約100ポンドの冷凍フレンチフライが調理されるように、追加のバッチを同様の形で連続して調理した。各営業日は、レストランが営業している間の継続的な作業期間からなった。食料製品の調理が行われない期間を含む毎日の作業期間の間、油を約320°F〜約335°Fの範囲内で継続的に維持した。毎日の営業期間の終了時に、加熱をオフにし、バット油を濾過し、翌日のレストランの営業期間を始めるために加熱するまで、室温に冷ましておいた。調理中、冷凍フレンチフライは、平均して未調理の冷凍フレンチフライの約7重量%の量で調理油の重量を吸収した。調理されるフレンチフライの1.5ポンドのバッチ当たりの平均ターンオーバー比は、約0.0021であった。油面が下がるにつれて、補給油を周期的にバットに追加して、バット内の油の量を約50ポンドで維持した。フライヤー装置を同様のやり方で連続6日間使用した。各営業日に約100ポンドの冷凍フレンチフライを、合計で約600ポンドのフレンチフライを調理した。この間、調理済みのフレンチフライを周期的に試食し、容認できる味および品質のレベルを有していたことを判断した。油の質も監視した。6日間の揚げ調理後、調理油の質は、バット内の約50ポンドの調理油全体を新しい油と交換する必要がある段階まで劣化していた。6営業日後、バット内の調理油のレベルを約50ポンドで維持するため、約42ポンドの補給調理油を追加した。この6日間の間、1日平均14%のターンオーバー率に一致する、公称50ポンドのバット調理油の約84%のターンオーバーが達成された。6日間にわたって使用された合計の油は約92ポンドであり、それには、約50ポンドの最初の調理油量と約42ポンドの追加された補給油が含まれていた。100ポンドのフレンチフライを揚げるのに使用される調理油の平均重量は、15.33ポンドと計算された。
[0082] 本発明による食品の揚げ調理
[0083] フライヤー装置のフライバットを、調理油約30ポンドの最初の公称調理レベルまで充填した。作業期間の間、油を約335°F(168℃)の目標調理温度まで加熱した。フライバットを使用して、各バッチが調理前に約1.5ポンドの重さである、冷凍フレンチフライの多数のバッチを連続して揚げた。バット油の重量に対する冷凍フレンチフライのバッチ重量は0.05であった。1.5ポンドのフライのバッチ2つを同時に調理すべきときは、第1のバッチを保持する第1のフライバスケットと、冷凍フライの第2のバッチを保持する第2のフライバスケットとを沈める間に、少なくとも30秒の遅延を設けた。冷凍フレンチフライの合計が約3ポンドである2つのバッチよりも多数は同時に調理しなかった。したがって、あらゆる所与の時点で調理される食品の最大重量は、バット内の調理油の重量30ポンドの0.1倍であった。フライをフライバットに入れ、約3分の調理期間だけ調理した。1日約100ポンドの冷凍フレンチフライが調理されるように、追加のバッチを同様の形で連続して調理した。各営業日は、実施例1のような継続的な作業期間からなった。作業期間の間、油を約320°F〜約335°Fの範囲内で継続的に維持し、食料製品の調理が行われない期間を含めて、所望の範囲内の油温度を維持するように必要に応じて加熱した。10時間の営業期間の終了時に、加熱をオフにし、翌日の営業期間を始めるために加熱するまで、バット油を室温に冷ましておいた。調理中、冷凍フレンチフライは、平均して未調理の冷凍フレンチフライの約7重量%の量で調理油の重量を吸収した。調理される冷凍フレンチフライの1.5ポンドのバッチ当たりの平均ターンオーバー比は、0.0035((1.5ポンドのバッチ×.07)/バット内の油30ポンド)であった。油面が下がるにつれて、補給油を周期的にバットに追加して、バット内の油の量を約30ポンドで維持した。フライヤー装置を同様のやり方で連続12日間使用した。毎日約100ポンドの冷凍フレンチフライを、合計で約1200ポンドのフレンチフライを調理した。この作業時間の間、調理済みのフレンチフライを周期的に試食し、容認できる味および品質のレベルを有していたことを判断した。油の質も監視した。12日間の揚げ調理後、すなわち約120時間の作業期間後、調理油の質は依然として調理を継続できるような十分に良好なものであった。この12日間の間、バット内の調理油のレベルを約30ポンドで維持するため、約84ポンドの補給調理油をバットに追加した。この12日間の間、1日平均23.33%のターンオーバー率に一致する、公称30ポンドのバット調理油の約280%のターンオーバーが達成された。つまり、1.5ポンドの重さのバッチ429個が調理される、約43時間程度のバット作業で1ターンオーバーが達成された。12日間にわたって使用された合計の油は約114ポンドであり、それには、約30ポンドの最初の調理油量と約84ポンドの追加された補給油が含まれていた。100ポンドのフレンチフライを揚げるのに使用される調理油の平均重量は、9.50ポンドと計算された。
[0084] 実施例1および実施例2の結果を比較すると、本発明に従って100ポンドの冷凍フレンチフライを揚げるのに使用される調理油の平均量は、約15.33ポンドから約9.50ポンドに低下した。これにより、調理される冷凍フレンチフライ100ポンド当たり5.80ポンドの油が低減され、非常に顕著なことに油使用量の少なくとも38%の低減であった。1日当たり100ポンドの冷凍フレンチフライを調理するクイックサービスレストランでは、年間で、実施例2の本発明の方法は約3,467ポンドの調理油を使用する。一方、実施例1の従来の調理方法は、同様の量のフレンチフライを調理するために年間約5,595ポンドの油を使用する。これは、年間で少なくとも約2,128ポンド、すなわち少なくとも約38%の調理油使用量の低減が見積もられることを表す。
[0085] 上記に示した実施例では、油の取替えが必要となる間の期間が、従来の調理方法の場合の6日から、本発明に従った調理による12日まで延長された。年間基準では、これは、必要な油の取替え回数が30回低減されることであり、油の取替えを実施することと関連付けられた労働コストが大幅に低減されるというさらなる利益がもたらされる。低減された労働および油のコストに加えて、本発明は環境に対する影響も減少させる。使用される油がより少なく、廃棄される劣化した油がより少ないだけではなく、それに対応して油容器の包装の低減も達成される。これにより、ジャグインボックス容器から廃棄されるジャグおよび厚紙包装の形態の廃棄物がより少なくなる。
[0086] 必要な油の取替えの間の使用期間が増加する主な要因は、実施例1の従来の調理方法によって達成される1日14%のターンオーバー率に対して、実施例2において使用される最適化された調理油方法によってもたらされる、1日23.33%であった増加した油ターンオーバー率によるものであると考えられる。さらに、本明細書で使用されるとき、100%のターンオーバーという用語は、油吸収を補償するため、最初にバット14に入れられた、予め定められた公称量の調理油64の100%の量に等しい量で、補給油の追加を遂行することを指すことに留意されたい。100%の油ターンオーバーを遂行するとき、100%のターンオーバー後のままである期間の開始時におけるバット14内の油の元の正確な公称量は、補給油がどのように追加されるか、完全に混合されているかなどの様々な要因に依存するので、ある程度可変である。例えば、交換油が0.5ポンドずつ60回追加された場合、バット内に残っている元の油の量は約(29.5/30)60、すなわち36%である。いずれにしても、増加したターンオーバー率によって、吸収油として吸収され、バット14から取り除かれる前に調理油64がバット14に留まっている期間は、より低いターンオーバー率の場合に比べて短くなる。
[0087] したがって、本発明の方法によって増加したターンオーバー率が達成されるので、調理油がバット14内に留まっている期間は一般に短い。また、バット14内に調理油64が長期間留まると、そのような油は著しく劣化するが、油が留まる割合がより低い。つまり、本発明の増加した油ターンオーバー率によって、従来の調理に比べてバット油の回転期間が低減される。したがって、従来の調理方法と比較すると、本発明の方法により、バット油は、比較的最近追加された交換油のより高い割合と、大幅に古く劣化した油のより低い割合を含む、比較的古い油のより低い割合とを有する。
[0088] このため、本発明を実施する際における必要な油の取替えの間の作業時間を、調理される食品の種類、調理済みの食料製品のスループット、および他の調理条件に応じて、油の取替えの間12日〜17日に延長することができる。例えば、本発明の最適化された油使用方法によって、油の取替えを一般的に行うべきときまでに、約14日にわたって毎日8時間作業するなど、約112時間の作業期間で、約1750ポンド以上の食料製品を調理することができる。本発明の最適化された油使用方法は、加熱処理済み食料製品1バット当たり50ポンド以上のスループットを有する場合など、大量調理作業の場合に特に有利であることに留意されたい。大量調理では、1ターンオーバーを達成するための時間は比較的速く、例えば、約16〜60作業時間の範囲内などである。例えば、約30ポンドの公称量のバット油で調理し、1.5ポンドの冷凍フレンチフライのバッチを調理して、油吸収が冷凍フレンチフライの約7重量%であるとき、1時間当たり約17.9、11.9、8.2、または4.8バッチの平均速度で調理することによって、それぞれ、16作業時間、24作業時間、35作業時間、または60作業時間で1ターンオーバーを達成することができる。
[0089] 本発明の油濾過方法、低い平均流量の油交換方法、および最適化された油使用方法はすべて、食料製品を調理するために同時に利用することができる。ただし、1つのそのような方法を、本発明の他の方法の1つまたは両方とは独立に実施することによっても、利点を得ることができる。
[0090] 当業者には理解されるように、本発明を特定の好ましい実施形態に関して記載してきたが、本発明は、様々に変更、修正、および再構成することができ、そのような変更、修正、および再構成は以下の請求項に包含されるものであることを理解されたい。

Claims (9)

  1. 調理油を収容する少なくとも1つのバットであって、油出口および油戻し口を有するバットを有するフライヤーと、
    前記調理油を高温に加熱する加熱手段と、
    油フィルタと、
    前記油出口から前記フィルタへと油が流れるようにする弁と、
    濾過された調理油を前記フィルタから前記油戻し口に戻すポンプと、
    前記調理油を前回濾過してからの、前記調理油が調理温度又は別の予め定められた温度まで加熱された経過時間を監視する手段と、
    前記経過時間を監視する手段が前記経過時間を同時に監視している間、前記調理油を前回濾過してから前記調理油の中で調理された食品の量を監視する手段と
    め定められた閾値に達したとき前記弁およびポンプを制御して前記調理油を濾過する手段であって、前記予め定められた閾値に達したかどうかが、前回濾過してからの、前記調理油が調理温度又は別の予め定められた温度まで加熱された同時に監視された経過時間と、前回濾過してから調理された食品の量との両方の組み合わせに基づいて決定される、手段を備える、食品を揚げ調理するシステム。
  2. 前記調理された食品の量を監視する手段調理前の前記食品を秤量する手段を備える、請求項1に記載のシステム。
  3. 調理サイクルを開始する制御装置をさらに備え、前記調理された食品の量を監視する手段が、開始された調理サイクルの数を監視する手段を含み、および、調理されたバッチ数が、前記制御装置によって調理サイクルが開始された回数によって決定され、前記予め定められた閾値に達したかどうかの決定が、食品のバッチの予め定められた重量に、調理されたバッチ数を掛け合わせて、前記予め定められた重量の食品のバッチにおいて調理された食品の量を決定することを含む、請求項に記載のシステム。
  4. 前記調理油の中で調理された食品のバッチ数を監視する手段が、食品のバッチが前記バットにいつ入れられたを検出するバッチセンサを備えおよび、前記予め定められた閾値に達したかどうかの決定が、食品のバッチの予め定められた重量に、調理されたバッチ数を掛け合わせて、前記予め定められた重量の食品のバッチにおいて調理された食品の量を決定することを含む、請求項に記載のシステム。
  5. 前記バット内で揚げ調理するために食品のバッチを保持する少なくとも1つのバスケットをさらに備え、前記バッチセンサが、前記バスケットが前記バットに挿入されたことを検出する、請求項4に記載のシステム。
  6. バッチデータを受け取り、前記バッチデータおよび前記経過時間から、前回濾過してから調理された食品の量を計算し格納し、前記バッチデータおよび前回濾過してからの前記経過時間の組み合わせ前記予め定められた閾値と比較し、前記予め定められた閾値に達したとき前記弁およびポンプを制御して前記調理油を濾過するコンピュータをさらに備える、請求項に記載のシステム。
  7. 前記コンピュータが、前回濾過してからの前記経過時間および前回濾過してからの前記調理された食品のの関数として、前記閾値を計算するようにプログラムされ、請求項6に記載のシステム。
  8. 前記調理された食品の量が調理された食品の重量を含む、請求項1に記載のシステム。
  9. 過された調理油を前記バットに再充填する前に濾過された調理油で前記バットをすすぐため、調理油の流れをそらしてより広範な流れにする、前記油戻し口に隣接して配置されたそらせ板をさらに備える、請求項1に記載のシステム。
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