JP2553956Y2 - 玉子焼き用調理器 - Google Patents

玉子焼き用調理器

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JP2553956Y2
JP2553956Y2 JP1991061574U JP6157491U JP2553956Y2 JP 2553956 Y2 JP2553956 Y2 JP 2553956Y2 JP 1991061574 U JP1991061574 U JP 1991061574U JP 6157491 U JP6157491 U JP 6157491U JP 2553956 Y2 JP2553956 Y2 JP 2553956Y2
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JP
Japan
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steam
heating
plate
heating plate
heated
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JP1991061574U
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JPH0518429U (ja
Inventor
雅文 中塚
Original Assignee
株式会社品川工業所
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  • Baking, Grill, Roasting (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、均一な温度で玉子焼き
を製造し得る玉子焼き用調理器に関する。
【0002】
【従来の技術】玉子焼きを製造する玉子焼き用調理器で
は、通常、平板状の加熱プレートの表面に、玉子が載置
されて、この加熱プレートを、裏面から、ガスバーナ
ー、電熱、炭火等の熱源にて加熱することにより、玉子
焼きが製造されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】このような玉子焼き用
調理器では、加熱プレートが裏面からガスバーナー等の
熱源によって加熱されているために、熱源の温度むらに
より加熱プレート全体が均一に加熱されず、加熱プレー
トに温度むらが発生するおそれがある。玉子焼きを製造
する場合には、このような加熱プレートの温度むらによ
り、加熱プレート上に載置された玉子に部分的に焼き焦
げが生じるおそれがあり、玉子焼きを製造するに際し
て、焼き焦げが生じないように細心の注意を払う必要が
ある。
【0004】本考案はこのような問題点を解決するもの
であり、その目的は、加熱プレート上に載置される玉子
を均一に加熱することができる玉子焼き用調理器を提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案の玉子焼き用調理
器は、表面に加熱調理される玉子が載置される加熱プレ
ートと、内部に加熱蒸気が通流されるように、該加熱プ
レートの裏面を覆うように配置された蒸気ジャケット
と、該加熱プレートの周縁部に相当する該蒸気ジャケッ
トの周縁部に連通され、外部から供給される該加熱蒸気
を該蒸気ジャケット内に導く蒸気供給管と、該蒸気ジャ
ケットの内底面における該蒸気供給管の吐出口近傍であ
って、該吐出口よりも周縁側に基端部が取り付けられ、
該基端部から延出された先端側が該吐出口の前方を覆う
ように配置され、該蒸気供給管から該蒸気ジャットの周
縁部に向けて吐出される該加熱蒸気を該加熱プレートの
裏面略全面に向けて拡散させる拡散板とを具備してな
り、そのことにより、上記目的が達成される。
【0006】
【作用】本考案では、まず、第1に、拡散板(後述の実
施例では邪魔板と称している)によって蒸気供給管から
蒸気ジャケットの周縁部に向けて吐出される加熱蒸気を
加熱プレートの裏面略全面に向けて拡散させており、加
熱プレートを均一に加熱できるので、玉子に焼き焦げが
発生することがない。 第2に、加熱プレートを均一に加
熱させる手段として、蒸気ジャケットの内部及びその周
囲に小面積の拡散板と蒸気供給管を設けるだけでよいの
で、蒸気ジャケットの内部及びその周囲の構造が簡潔で
済む。 第3に、拡散板の真上に位置する加熱プレートの
一周縁部はあまり加熱されないが、通常の玉子焼き工程
において、この部分には玉子は載置されず、玉子焼き工
程に寄与しない部分であるので、このようなデッドスペ
ースがあったとしても、玉子焼き用調理器としての機能
が損なわれることがない。
【0007】
【実施例】以下に本考案を実施例について説明する。本
考案の玉子焼き用調理器は、図1および図2に示すよう
に、円形状をした鉄板製の加熱プレート10を有してい
る。該加熱プレート10の表面上に、例えば溶き玉子が載
置されて玉子焼きが調理されるようになっている。
【0008】この加熱プレート10の裏面には、該加熱プ
レート10裏面とは適当な空間11が形成されるように、該
加熱プレート裏面を覆う蒸気ジャケット20が設けられて
いる。この蒸気ジャケット20は、鉄板をプレス加工して
ドーム状に形成されており、加熱プレート10の全周縁部
にわたって、該蒸気ジャケット20の周縁部が連続的に溶
接されている。蒸気ジャケット20の外周部には、蒸気供
給パイプ23が接続されており、該蒸気供給パイプ23には
外部から、熱源として、高圧、かつ高温の加熱蒸気が供
給されている。この蒸気供給パイプ23に供給される加熱
蒸気は、通常は100℃〜180℃程度になっており、玉子の
加熱に最も適した温度になっている。
【0009】蒸気ジャケット20内には、該蒸気供給パイ
プ22の端部開口に対向するように、邪魔板25が配置され
ており、該蒸気供給パイプ22から供給される加熱蒸気
が、該邪魔板25に衝突して、蒸気ジャケット20内に拡散
するようになっている。また、蒸気ジャケット20の中央
部には、ドレンパイプ24が接続されており、該ドレンパ
イプ24は、蒸気ジャケット20内の空間11内に発生する凝
縮水を外部へ排出するようになっている。
【0010】このような構成の玉子焼き用調理器では、
蒸気供給パイプ23から供給される高圧、高温の加熱蒸気
は、蒸気ジャケット20内に設けられた邪魔板25に衝突し
て、該蒸気ジャケット20内の空間11全体に拡散される。
このように、空間11内に均一に流入した加熱蒸気は、蒸
気ジャケット20内の空間11全体に広がり、加熱プレート
10全体を均一に加熱する。蒸気ジャケット20内に流入す
る加熱蒸気は、玉子焼きに最も適した100℃〜180℃程度
であるために、加熱プレート10は、このような温度に均
一に加熱されて、該加熱プレート10表面に載置された玉
子を、焼き焦げが生じることなく、均一に加熱し得る。
【0011】このように、蒸気ジャケット20内の空間11
内にて、加熱蒸気の熱が加熱プレート10へ伝えられる
と、加熱蒸気は冷却されて凝縮し、その凝縮水がドレン
パイプ24から外部へ排出される。
【0012】
【考案の効果】以上の本考案によれば、まず、第1に、
拡散板によって蒸気供給管から蒸気ジャケットの周縁部
に向けて吐出される加熱蒸気を加熱プレートの裏面略全
面に向けて拡散させており、加熱プレートを均一に加熱
できるので、玉子に焼き焦げが発生することがない。
2に、加熱プレートを均一に加熱させる手段として、蒸
気ジャケットの内部及びその周囲に小面積の拡散板と蒸
気供給管を設けるだけでよいので、蒸気ジャケットの内
部及びその周囲の構造が簡潔で済む。 第3に、拡散板の
真上に位置する加熱プレートの一周縁部はあまり加熱さ
れないが、通常の玉子焼き工程において、この部分には
玉子は載置されず、玉子焼き工程に寄与しない部分であ
るので、このようなデッドスペースがあったとしても、
玉子焼き用調理器としての機能が損なわれることがな
い。 このように、本考案によれば、蒸気ジャケット内の
構造が簡潔であって、玉子焼き用調理器としての機能を
損なうことなく、加熱プレートを均一に加熱できる、と
いった異質の3つの効果を同時に奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例にかかる玉子焼き用調理器の
縦断面図である。
【図2】図1の玉子焼き用調理器の平面図である。
【符号の説明】 10 加熱プレート 11 空間 20 蒸気ジャケット 23 蒸気供給パイプ 24 ドレンパイプ 25 邪魔板

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に加熱調理される玉子が載置される
    加熱プレートと、 内部に加熱蒸気が通流されるように、該加熱プレートの
    裏面を覆うように配置された蒸気ジャケットと、該加熱プレートの周縁部に相当する該蒸気ジャケットの
    周縁部に連通され、外部から供給される該加熱蒸気を該
    蒸気ジャケット内に導く蒸気供給管と、 該蒸気ジャケットの内底面における該蒸気供給管の吐出
    口近傍であって、該吐出口よりも周縁側に基端部が取り
    付けられ、該基端部から延出された先端側が該吐出口の
    前方を覆うように配置され、該蒸気供給管から該蒸気ジ
    ャットの周縁部に向けて吐出される該加熱蒸気を該加熱
    プレートの裏面略全面に向けて拡散させる拡散板と を具
    備する玉子焼き用調理器。
JP1991061574U 1991-08-05 1991-08-05 玉子焼き用調理器 Expired - Lifetime JP2553956Y2 (ja)

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