JPH0714322B2 - 食料の調整と調理の方法及び装置 - Google Patents

食料の調整と調理の方法及び装置

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JPH0714322B2
JPH0714322B2 JP63507621A JP50762188A JPH0714322B2 JP H0714322 B2 JPH0714322 B2 JP H0714322B2 JP 63507621 A JP63507621 A JP 63507621A JP 50762188 A JP50762188 A JP 50762188A JP H0714322 B2 JPH0714322 B2 JP H0714322B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は食料の調整と調理の方法及び装置に関する。さ
らに詳細には、しかし専用というわけではないが、本発
明は野菜、特にじゃがいもの自動的なスライスカットと
ディープフライのための方法及び装置に関する。
〔背景技術〕
以下の説明において、ポテトチップという用語は、じゃ
がいもを比較的に薄く(例えば1ないし2mm)スライス
したものを全体的に適切な高温の油に浸し、或いはじゃ
がいもをスライスしたものを十分に調理してぱりぱりに
なるようにしたものを言うことにする。(疑問を解消す
るために、英国でポテトクリスプと呼ばれるものが米国
ではポテトチップと呼ばれており、このポテトチップは
英国で一般にチップと呼ばれるものと混同しないように
すべきである。英国で単にチップと呼ばれるものはポテ
トチップよりも大きな厚さのいわゆるフレンチフライド
ポテトであり、シート状のスライスと比較してほとんど
四角な断面をもつものである。) 現在では、ポテトチップは英国で大規模に商業的に生産
されており、それは基本的に工業的なプロセスであっ
て、実際に家庭的な環境に適用されるほどにスケールダ
ウンされることができない。ポテトチップの工業的な生
産に存在する考慮すべき事項は、ポテトチップが安価に
包装され、普通に発送分配され、周囲の屋内条件で数週
間又は数月間の最低耐久期間目立った品質低下なしに棚
上で長い寿命を保つように、良好な貯蔵の品質を備える
必要性である。この考慮すべき事項は、製品が実質的に
完全に脱水されなければならないことを必要とする。さ
らに、この要求は予備調理及び家庭的なスケールでは実
質的ではない調理処理をともに行うことを必要とする。
よって工業的なポテトチップの生産は食材及び製造方法
に次の制限をもたらしていた。
(A)糖分が高いと必要とされる高温度(次を参照)に
おいてカルメリセーションのためにポテトチップを変色
させ、さらに望ましくない焦げた味を与えるので、低自
由糖分(例えば、0.25パーセントよりも小さい)のじゃ
がいもを選択しなければならない。
(B)低温度は自由糖分の形成を助長するので、じゃが
いもをセ氏9度(カ氏48度)以上で貯蔵しなければなら
ない。
(C)スライス表面に澱粉があると調理の間にポテトチ
ップ同志がくっつくので、澱粉を除去するために、スラ
イス作業と調理の間にじゃがいもスライスを洗って乾燥
させなければならない。
(D)代表的な商業用のじゃがいものスライスの厚さは
約1.55mmであり、これは調理の間に膨らむ傾向があっ
て、じゃがいもスライスの一部の両面側がこれらの間に
形成された蒸気の泡によって分離し、製品の品質を低下
させる。
(E)調理はじゃがいもスライスを少なくともセ氏185
度(カ氏365度)の温度に油の約4分間浸すことによっ
て行われ、高い温度が過度の調理や焦げその他のリスク
を増加させる中で焦げが生じなく完全な脱水を達成する
ように調理時間を制御しなければならず、また家庭的な
環境では受容できないような多量の悪臭を高温油蒸気を
生成する。
厳しい工業上の要求と比べて、ポテトチップの家庭内で
の製造は理想的には次の基準を満たすべきである。
(1)家庭のユーザーにとって普通に入手可能なあらゆ
るタイプのじゃがいもが(貯蔵条件にかかわらず)使用
できること。すなわち、自由糖分が重要とされるべきで
ない(生のじゃがいもスライスが密着し、分解しないと
いう可能性の制限とともに)。
(2)ナイフを操作する労力や技術がなくても、一様な
スライスを作ることができるようにスライス作業が機械
化されること。
(3)じゃがいもスライスの洗浄と乾燥は(きっと複雑
になる)機械によって実施されるのでなければとりわけ
労力を要し時間を消費するため中止されること。
(4)ポチトチップが焦げる危険を低減し、好ましくは
解消し、油の臭いを低減するために、調理温度を低下す
ること。
(5)望みにより低下した調理温度にもかかわらず、知
覚された遅延を最小にし、消費者の焦慮を解消するため
に、調理時間も好ましくは低下させること。同時に、調
理時間が時間エラーにより品質制御に問題を生じさせる
ほどに重要性をもたないようにすべきである。例えば、
最適な調理時間は使用されるじゃがいもの変化に従って
変わるが、調理はそのような変化の差に対応できず、そ
のような差を認めることができない。さらに、ポテトチ
ップまたはその一部分が調理サイクルを終わりに調理用
油から除去されず、次の調理サイクルにさらされる場
合、これが二重に調理されたポテトチップを焦がすこと
なく、好ましくはそのようなポテトチップを食べること
ができなくなるようにすべきでない。好ましくは、長時
間の、又は漠然と長い調理がポテトチップの品質を低下
すべきでない。
公知の家庭用調理装置として、油を満たし、調理された
食品を取り出すための取り外し可能なワイヤバスケット
を備え、外側からあるいは内側から加熱されるパンの形
体のものがある。そのような装置は普通、チップ(英国
的使用法、米国的にはフレンチフライ)を製造するため
に比較的に厚いじゃがいものストリップをフライにする
のに使用される。せいぜい、普通に調理されたときには
そのようなチップの比較的に薄い外皮部分のみがぱりぱ
りするようになるにすぎない。しかしながら、そのよう
な装置は家庭でのポテトチップの製造に適したものでは
ない。何故なら、薄い生のじゃがいもスライスが個別に
洗浄して乾燥されるか、互いにくっつくのを避けるため
にパンに別個に継続的に挿入されるかしなければなら
ず、この場合調理時間がすぐに不均一になる。さらに、
放っておくと片側のみが調理されて、数秒後に、半生の
スライスが表面に浮き上がる。両面を均等に調理するた
めには強制的に沈めておくか、定常的なひっくりかえし
が必要である。よって公知の装置はポテトチップの半自
動、又は完全自動調理には適していなかった。
スライスし、フライにし、そしてポテトチップを分配す
る提案はなされてきている。この従来の機械の基本は、
レース場の形体でエンドレスループを形成する大きな油
のトラフである。高温の油が連続的な流れとしてループ
の回りを流れるよう強制的に循環される。ポテトスライ
サーが断続的に作動されてい生のじゃがいもスライスを
油の流れの中に落とし、そこでじゃがいもスライスはラ
ンダム状に運ばれる。調理プロセスのほとんどを通し
て、あらゆるスライスの位置は制御されない。ある不定
時間経過後に、フライとなったじゃがいもスライスが機
械から取り出される。この機械は測定された量のポテト
チップを排出すると言われているが、実際にはその量は
基本的にいわゆる連続的なプロセスを開始し、及び停止
することによってセットされるものである。本発明と比
較して、従来の機械はバッチ式の調理装置ではない。従
来の機械は、本発明で重要になっているスライス及び調
理の開始から終わりまでのスライスの位置の連続且つ積
極的な制御を欠くものである。さらに、従来の機械は、
実際的な家庭用ポテトチップ製造装置よりも非常に大き
く且つ重い床置き式の機械である。従来の機械は、ファ
ーストフードショップで使用されるようにデザインされ
た商業システムであり、キッチンのワークトップ又はそ
の他の家庭の便利な位置で使用されるようにデザインさ
れた本発明のものとは全く異なっているものである。
従って、本発明の目的は、上記問題点を解消、或いは緩
和する食料の調整と調理の方法及び装置を提供すること
である。本発明の主な目的は家庭でポテトチップを製造
するのに適した方法及び装置を提供することであるが、
本発明の目的はさらに、それ自体で、又は応用又は修正
とともに(例えば、異なった厚さのスライスの製造によ
るもの等)じゃがいも以外の野菜や、果物や、ぱん生地
等のその他の食料の調整と調理に適した方法及び装置を
提供することでもある。後者の場合には、準備され、混
合されているが、また調理されていないぱん生地がロー
ルされ、或いは薄いシートに形成され、そのシートの厚
さがさらなる厚さの予備低下を行うことなくぱりぱりし
たものを形成するために調理するのに適したものとされ
る。そのような場合には、規則的な、或いは不規則的な
適切な大きさの小片が調理の前に切断されて装置に供給
され、その場合に、装置のスライス機構又は同等物がバ
イパスされ、或いは装置から部分的に又は全体的に除去
され、或いは組み立てられ且つ使用者に供給されるとき
に装置から削除される。適切なぱん生地混合物は小麦
や、トウモロコシや、カッサバや、その他の食用粉物
(又はそれらの混合物)で形成された粉に基づくもので
あり、風味をつけるものや着色料を含むことができる。
そのようなぱん生地混合物から形成されるポテトチップ
状の食品は工業的に製造され、伝統的なポテトチップと
競争しながら市販される。
この明細書において、食料という用語は、未調理で食べ
られる材料ばかりでなく、未調理では口に合わず、又は
食べられないが調整され且つ調理されたときにはポテト
チップ状の食品として食べることができる材料を含むも
のとする。本発明の調整と調理処理によって形成された
ポテトチップ又はポテトチップ状の食品は、概してここ
ちよい菓子の形体で、かなりの栄養価をもち、或いは栄
養価をもたないものとすることができる。
〔発明の開示〕
本発明の第1の特徴によれば、食料の洗わずまた乾燥し
てない個別のスライスを形成する段階と、これら個別の
スライスを洗浄したり乾燥したりせずに限られた数のス
ライスの群で熱い調理油の槽の中に1つずつ落下供給し
て、スライスを槽の表面に自由に浮かせるとともに、調
理油を、食料を調理できる最低温度より低くなくかつス
ライスを所要程度まで調理するのに必要な最低時間を超
えて調理が続いた場合に食料が焦げ又は損われもしくは
品質が低下する最高温度よりも高くない所定温度に維持
し、それにより次の調理処理の段階でスライスが相互に
又は調理器具に付着しないようにスライスの表面を焼く
段階と、調理の間、スライスの実質的連続制御を維持し
て、スライス上に水蒸気の泡が形成されることにより落
下供給された後に油の表面に浮く又は浮くような傾向を
示すスライスを表面から強制的に沈め、それら沈められ
たスライスを、スライスの調理が実質的に完了してスラ
イスにチップの堅さを与えるさらなる時間に亙って沈み
状態に維持し、かつ調理されたスライスを調理油から最
後に取り出してそれら調理されたスライスを分配する段
階とを含んでなる食料の調整と調理の方法が提供され
る。
食料がこの調整と調理の処理の一部としてスライスされ
るかどうかによらず、未調理のスライスを高温の調理用
油に予備的に沈めることは、調理処理のメーンステージ
のための調整の一形体として見做され、これは、最初に
生のスライスが、後でスライスが調理のメーンステージ
の間及び関連する処理操作の間に相互に及び調理装置に
くっつくのを解消するためにスライスの表面を焼くため
という調整又は予備処理されることである。食料が最初
にスライスされていない場合には、食料の調整と調理の
方法はさらに、食料のかたまり体から該制限された数の
スライスを個別にスライスし、そして好ましくは新しく
形成されたスライスを重力によって高温の調理用油の槽
の選択された部分に落とすことによって実質的にただち
にスライスを高温の調理用油の槽に移送する、ステップ
を備える。各群のスライスの数の上限は、調理される食
料、高温の調理用油の槽の寸法(及び可能的に温度)、
及び非くっつき性の受容できる可能性の関数として実験
的に、又は計算により定められ、例えば取り出されると
きの完全に調理された製品の知覚された品質の変動(あ
れば)にてらして結果としての調理時間の変動が受容で
きるように、高温の調理用油に入る群の最初のスライス
と最後のスライスとの間の時間に従った調理時間の差の
ファクターを含む可能性がある。
各スライスの厚さは完全に調理された製品の一様性を高
めるためにスライスを横断して実質的に一定であるのが
好ましいが、例えば完全に調理された製品に分別的な特
徴を生成するためにスライスを横断する厚さの変動を意
図的に形成することもできる。スライスは切断されたと
きに(すなわち、平坦な刃又はそれと機能的に同等物に
よって切断されたときに)フラットであるが、非フラッ
トなスライスを形成することもできる(例えば、波形、
或いはいわゆるクリンクルカットスライス)。いずれに
しても、スライス作業は、製品の品質の一様性を高める
ためにスライスの厚さの特徴がスライス間で不変である
ようにするのが好ましい。(スライスのアウトライン
は、例えばじゃがいもをスライスするときに大きさ及び
形状について実質的に変わるが、スライスの厚さが調理
の特性を支配するファクターであるので、スライスの横
方向の寸法は調理の処理にほとんど影響を与えることな
く広く変化させることができる)。この方法がポテトチ
ップの製造に適用される特定の場合には、生のじゃがい
ものスライスの好ましい厚さは、膨らんだり割れたりす
る過度の厚さと不格好な形状のもろいポテトチップを形
成する過度の薄さとの間の最適値として約1mmである。
調理用油の上記最低及び最大温度の実際の値は、調理さ
れる特定の食料に大きく、又は全体的に依存する。ポテ
トチップを製造する特定の場合には、自由糖分の高いじ
ゃがいものスライスは、セ氏175度(カ氏347度)以上の
温度でディープフライされるときに変色する。調理用油
をセ氏175度を越えない温度、好ましくはセ氏165度(カ
氏329度)の上又は下に約セ氏5度(カ氏9度)以上と
ならない温度に維持することによって、じゃがいもの薄
いスライス(約1mm厚さを有する)が適切に脱水され、
良好なぱりぱりした特徴と色を有して満足できるように
調理されることが分かった。油の臭いは、工業的なポテ
トチップの製造で採用される比較的に高い温度の代わり
に約セ氏165度で調理することによって低下することが
分かった。さらに、ポテトチップを調理するためにはわ
ずかに75から120秒が要求されるにすぎないけれども、
セ氏175度では15分間、セ氏165度ではさらに延長された
時間、続けることなく調理を続けることができることが
分かった。これは、工業的なポテトチップの調理の実質
的に高い温度における過大調理及び焼けの性癖と対照的
である。
さらに、ポテトチップの調理の場合において、且つ特に
調理のステージを参照すると、調理用油の槽をセ氏165
度に維持することによって、槽に落とされた1mmの厚さ
の生のじゃがいものスライスは、底部に沈み且つそこに
約5から10秒間留まることが分かった。それから蒸気の
泡がスライスの表面に形成され(これは予備的な乾燥処
理がないことによって助けられ)、且つ槽の表面に上昇
し、さらに30から45秒そこに留まる。この結果スライス
の焼けが生じ、これは各スライスの表面の澱粉が調理さ
れてスライスがもはや相互に及び調理装置にくっつくこ
とがなくなることを意味する。この焼けは調理のメーン
ステージのためにスライスを調整するものであり、調整
のメーンステージは最低で約30秒間のスライスの全体油
中沈下、好ましくは35から55秒間の全体油中沈下を含
む。上記したように、ポテトチップの合計調理サイクル
は75から120秒間続くが、出来上がったポテトチップの
品質の悪化なしにかなり延長することができる。
本発明の第2の特徴によれば、熱い調理油の槽と、槽内
の調理油を、食料を調理できる所定の最低温度より低く
なくかつスライスを所要程度に調理するのに必要な最低
時間を超えて調理が続いた場合に食料が焦げ又は損われ
もしくは品質が低下する所定の最高温度より高くない温
度に維持する加熱手段と、洗わず乾燥してない限られた
数のスライスの群を、槽の表面に自由に浮かせるように
槽の中に1つずつ落下供給するスライス供給手段と、調
理の間、スライスの実質的連続制御を維持して、槽内で
自由に浮かぶスライスを表面から強制的に沈め、スライ
スの沈漬を所定の時間より少なくない時間維持し、調理
されたスライスを最後に調理油から取り出し、かつこれ
ら調理されたスライスを分配するスライス処理手段と、
スライス供給手段及びスライス処理手段の作動を制御す
る制御手段する制御手段とを具備してなる食料の調整と
調理の装置が提供される。
食料が最初にスライスされていない場合には、装置は好
ましくはさらに、食料を継続的に実質的に変動のない厚
さのスライスに切断し、そして該スライスを洗浄及び乾
燥することなく該槽に供給するための薄切り手段又はそ
れと機能的に同等物を備える。制御手段は好ましくは、
上記限られた数を超えない数のスライスを含む群を生成
するように薄切り手段を制御する。該薄切り手段が1又
は複数の刃を設けた回転スライサーの場合には、該制御
手段は好ましくは該回転スライサーを予め定められた角
度(これは数回転かもしれない)回転せしめ、刃を未ス
ライスの食料に予め定められたスライス数と等しい多数
回当てさせる。回転スライサーが3個の刃を設けた切断
用ディスクの場合には、切断用ディスクの完全な2回転
は6個のスライスの群を生成し、切断用ディスクの完全
な3回転は9個のスライスの群を生成する。
装置が上記薄切り手段を含む場合には、装置は好ましく
は未スライスの食料を該薄切り手段の作動の間に該薄切
り手段に向かって実質的に一定の速度で供給するための
供給手段を含む。該薄切り手段が回転スライサーの特定
の場合には、供給手段は好ましくは回転スライサーと同
期して回転するためにギヤ伝動されるリードねじを含
み、該リードねじは未スライスの食料を回転スライサー
に積極的に押しつける積極的な押しつけ手段に連結さ
れ、使用時に回転スライサーの作動速度がどのようであ
っても(停止を含む)、回転スライサーの未スライスの
食料を横断する刃の単位時間当たりの通過の数に比例す
る直線的な割合で、未スライスの食料が回転スライサー
に積極的に押しつけられるようになっており、よって、
スライス製造の速度と実質的に独立的な、相互に一様な
厚さの特徴を有する連続的な食料のスライスを形成す
る。積極的な押しつけ手段は好ましくは使用時にその一
部であるリードナットを介してリードねじと結合される
プランジャの形体をとり、該プランジャは未スライスの
食料を横方向に拘束する案内溝に沿って回転スライサー
に向かう通路内を移動し、未スライスの食料が該案内溝
内で該プランジャと該回転スライサーの間に置かれ、装
置の作動時に、比例的な直線的な割合で回転スライサー
に積極的に押しつけられる。リードナットは好ましく
は、プランジャが該案内溝に沿って一杯に移動したと
き、例えばリードナットがリードねじのねじが絶える部
分に達したときに、リードねじから自動的に係合を解か
れる。このリードナットは好ましくはリードねじのまわ
りでリードねじをクランプして作動的に係合する位置に
弾性的に付勢されるスプリットナットであり、該プラン
ジャは好ましくは対抗付勢手段を含み、それによってス
プリットナットが対抗付勢手段を手動操作することによ
って選択的に対抗付勢されてあらゆる選択されたときに
スプリットナットをリードねじから係合を解くことがで
き、プランジャの回転スライサーに向かう運動の終わり
に又はその他のあらゆる選択されたときにプランジャが
案内溝から取り出され、よって未スライスの食料を案内
溝から取り出したり、補給したりすることができる。
本発明の第2の特徴の装置においては、スライス処理手
段は好ましくは複数の穴を設けた杓又は櫂からなり、該
穴は食料のスライスの代表的な最低の横方向寸法よりも
実質的に小さい横方向の寸法を有して該穴を通して調理
用油を比較的自由に通過せしめるがスライスの通過は防
止する。スライス処理手段はさらに杓又は櫂駆動手段を
備え、新しく焼けた群のスライスを集め、集められた群
のスライスを高温の調理用油にスライスをぱりぱりする
性質をもつのに必要な最低時間よりも少なくない期間強
制的に沈めさせ、最後に調理されたスライスを調理用油
から取り出して調理されたスライスを好ましくは装置か
らプレートや、皿や、ボール等の別のリセプタクルに排
出することによって分配するために杓又は櫂を駆動する
作用をする。杓又は櫂駆動手段は好ましくは調理用油の
槽のうち、スライス供給手段が未スライスの食料を供給
する槽の部分から別の位置にある部分で強制的に沈めさ
せるようになっており、よって未スライスの食料を供給
する槽の部分を御の群のスライスの供給のために自由に
しておく。
杓又は櫂駆動手段は杓又は櫂を水平及び垂直方向の混合
運動を生じさせるように作用可能であり、その結果、新
しく焼けて浮き上がったスライスの群がスライス供給手
段によって供給された槽の部分から集められ、水平及び
垂直方向の混合運動によってスライスを強制的に沈めさ
せる槽の比較的にずらされた別の部分へ移動され、その
後でさらに引き続く水平及び上方方向の混合運動によっ
て調理されたスライスを取り出す位置へ動かされる。杓
又は櫂駆動手段ははさらに作動して杓又は櫂を運動の完
了する位置及びその後の群のスライスを処理するために
杓又は櫂が運動を繰り返す位置へ駆動する。杓又は櫂は
好ましくは次のようにして上記水平及び垂直方向の混合
運動を行う。すなわち、杓又は櫂の水平方向の運動の少
なくとも一側の調理用油の槽の上縁部又はそれに隣接す
る表面に実質的に一対の案内面を設け、これらの案内面
が2つの異なった高さを有するとともに水平運動のいず
れかの端部において転移可能であり、杓又は櫂をこの案
内面に杓又は櫂のそれぞれの側の案内滑り子によって連
結し、前記駆動手段は杓又は櫂を水平方向に移動させる
ように駆動し、案内滑り子の案内面との協働作用及びそ
れらの間の転移が杓又は櫂の必要な垂直方向の運動を生
じさせ且つ案内滑り子を水平方向の運動の方向に従って
異なった高さでそれぞれの案内面に沿って移動させる。
前記駆動手段は調理処理の間に断続的に駆動されて杓又
は櫂を異なったインターバルで必要な位置で保持し、且
つ該必要な位置の間で必要なときに動かし、よって食料
のスライスを調理処理に従って拘束したり、移動させた
りする。前記転移をもった実質的に水平な案内面はカム
の表面と機能的に同等物によって形成され、該カムが調
理用油の槽と前記駆動手段との中間に位置し、前記案内
滑り子がカムフォロアとなる。或いは、カムフォロア
(又は機械的な同等物)とカム(又は機械的な同等物)
の上面の上方水平案内面との協働作用によって一方向の
水平運動の間に杓又は櫂を比較的に高い位置を維持する
ようにし、杓又は櫂を調理用油の槽の底部(上記低い方
の水平な案内面と機能的に同等な物)に載せ且つそれに
沿って動かすことによって比較的に低い位置に維持する
ようになることができる。
料理用油の槽は平面図的にはほぼ矩形状であり、この場
合には、駆動手段は杓又は櫂の水平往復運動を与えるよ
うに2個のストリップによって杓又は櫂に連結され、、
これらのストリップは実質的に延びるものではなく且つ
横に柔軟性があり、これらのストリップのそれぞれの他
端部がドラム又はプーリに連結されてその上に一緒に巻
かれ、それからドラム又はプーリの一回転方向又は他の
回転方向の回転によってドラム又はプーリから一緒に引
き出されて杓又は櫂の必要な水平運動を行わせる。
調理用油の槽は好ましくは平面図的にはほぼ弧状であ
り、杓又は櫂の水平方向の運動成分は使用時に実質的に
垂直な軸線からの半径が一定な実質的に円である。駆動
手段は実質的に垂直な軸線のまわりで回転往復を行うよ
うに駆動されるシャフトであり、そのような駆動手段は
該シャフトに枢着されたアームによって軸線まわりで円
弧水平往復運動を与えるように杓又は櫂に連結され、こ
のシャフトは該アームが上昇及び下降するのを許容し、
前記案内滑り子又はカムフォロアは該アームに設けられ
てアームの角度位置及びアームの回転運動の方向に従っ
てアームが上昇及び下降させ、従って杓又は櫂に必要な
垂直方向の運動を行わせる。
スライス片の供給手段、及び杓又は櫂の駆動手段(又は
他のスライス片操作手段)は、調整及び調理の各段階を
同時に行なうためにいずれも連動操作用の制御手段によ
ってコントロールされることが好ましい。本装置はこの
制御手段のコントロールのもとに一個の可逆電動回転モ
ータを備えてもよい。このモータはスライス片供給手段
(リードねじ及び回転式スライサを含む)及び杓又は櫂
駆動手段(又は他のスライス片処理手段)を起動するた
めに、ギアボックス及び1個又はそれ以上の単一方向ク
ラッチを通して連結される。ギアボックスは装置の作用
的に異なる部分を同時に作動させるために、これらの部
分の間に機械的な結合をもたらす。またその代わりに、
本装置は前記の制御手段のコントロールのもとで2個の
電動モータを備えてもよい。この電動モータの1個は各
々の減速歯車を通して前記のスライス片供給手段に作動
的に連結され、この電動モータの他の1個は各減速歯車
及びクランク装置を通して前記のスライス片処理手段に
作動的に連結される。スライス片供給手段が通常は単一
方向に駆動されるため、そしてクランク装置が前記の処
理手段の不可欠な周期的反転を各電動モータの同時反転
を伴わずに実行するよう配置できるため、これらの電動
モータはいずれも通常作動時に反転しない単一方向回転
モータでよい。
本装置はスライス片一回分量の形成、調理及び処理に含
まれる作動周期を自動的に繰り返して、短時間の作動で
少量を生産するとともにより長時間の作動が有効に連続
するように設定されることが望ましい。
本発明の第二態様による装置において、スライス片処理
手段は、上記の概略(往復式)直線動又は円弧動の形式
とは異なり、その代わりに概略回転形式で作動してもよ
い。回転式スライス片処理手段を組込んだ調整及び調理
装置において、油槽は少なくとも水平又はほぼ水平な軸
を持つ円筒形又は円錐台形ハウジングの下方部分として
形成されることが好ましい。油は使用時には、このハウ
ジングと同軸中心の円筒形又は円錐台形ハブとの間の環
状部分に収容される。ほぼ等角の間隔を持つ複数の櫂か
らなる櫂装置は、前記ハブの回りを回転するようにハブ
上に取付けられる。これらの複数の櫂は環状部分を、櫂
装置の回転と同時に環状部分をぐるりと移動する複数の
小室に分割する。そして薄切り及び供給手段は、使用時
に適所にある小室にスライス片を供給するよう配置され
る。ここではこの小室は、装置が通常量の調理油を収容
している場合に完全には調理油で満たされておらず、そ
のため前記の櫂装置を部分的に漸時回転させることで、
一小室の角張った内包区画によって、前述の直線又は円
弧式駆動形成の装置の集合及び水没段階が実行される。
そして櫂装置の一回又はそれ以上の連続する部分的漸時
回転により、前記の小室は調理済のスライス片を排出し
分配するために油の高さが上昇する。櫂装置の部分的漸
時回転は、環状部分周辺の各小室が後に続くスライス片
一回分量の調理を実行するように、薄切り及び供給手段
の引続きの作動に同時に代わることが望ましい。このよ
うにして持続する作動のあらゆる時間において、環状部
分周辺の各小室は続いて起こる調製及び調理段階の一つ
を実行している。本装置の直線及び円弧式駆動形式にお
けるように、回転形式の装置は共通の制御手段と、装置
の多様な作動部分を連結するとともにそれら各々の作動
の正確な相対的タイミングを確実にするための適切なギ
ア装置を備えた一個の電動モータ(又は2個の電動モー
タ)とを備えることが望ましい。回転形式の装置におい
て、薄切り及び供給手段は直線形式におけるものと同じ
であってもよいし、又はその通常機能が意味をなすほど
には変化しなければ大なり小なりの変形は可能である。
回転形式の調整及び調整装置において、調整及び調理方
法は直線形式の調整及び調整装置と実質的に同じであ
る。
本発明の実施態様を、添付図面を参照して以下に実施例
として説明する。図面については: 第1図は生の丸ごとのジャガイモを完全調理済のポテト
チップスに変えるためのポテトチップス製造機の第一実
施例の断面立面図、第2図は第1図のポテトチップス製
造機で使われる油槽の断面立面図で明瞭化のため独立し
た単体の構成要素として示す図、第3図は第2図の油槽
の上方からの平面図、第4図は第2図の油槽の下方から
の平面図、第5図、第6図及び第7図はそれぞれ第3図
の線V−V、線VI−VI及び線VII−VIIに沿った横断面
図、第8図は第3図の線VIII−VIIIに沿ったわずかに拡
大した部分断面図、第9図は第1図のポテトチップス製
造機のデッキ成形品の平面図で明瞭化のため独立した単
体の構成要素として示す図、第10図は第9図の線X−X
に沿った部分縦断面図、第11図は第9図の線XI−XIに沿
った縦断面図、第12図は第1図のポテトチップス製造機
で使われるポテトチップス製造機を蓋部とこれに一体の
ジャガイモ案内部との断面立面図で明瞭化のため独立し
た単体の構成要素として示す図、第13図は第12図のポテ
トチップス製造機の蓋部の上方からの平面図、第14図は
第1図のポテトチップス製造機に組込まれた押込供給装
置のピストン形成部の断面立面図、第15図は第14図のピ
ストンを第14図と同方向から見た外側の正面図、第16図
は第15図のピストンを左側から見た側面図、第17図は第
14図〜第16図のピストンに(上方からの)平面図、第18
図は第1図のポテトチップス製造機で使われるスライス
ディスクの(上方からの)平面図、第19図は第18図の線
XIX−XIXの沿った第18図のスライスディスクの直径断面
立面図、第20図は第18図の線XX−XXに沿った拡大断面図
で第18図のスライスディスクの部分円断面立面図、第21
図は第18図の線XXI−XXIに沿った拡大断面図で第18図の
スライスディスクの縁から中心までの曲線断面立面図、
第22図は第1図のポテトチップス製造機で使われる櫂ラ
ンナの上方からの平面図、第23図は第22図の櫂ランナの
下方からの平面図、第24図は第22図の櫂ランナの側面
図、第25図は第22図の櫂ランナの端面図、第26図は第22
図の線XXVI−XXVIに沿った第22図の櫂ランナの断面立面
図、第27図は第24図の線XXVII−XXVIIに沿った第22図の
櫂ランナの断面立面図、第28図は第1図のポテトチップ
ス製造機の上方からの平面図で通常は隠されている下方
に配置した他の構成要素を明示するためいくつかの部分
を切除して示す図、第29図は生の丸ごとのジャガイモを
完全調理済のポテトチップスに変えるためのポテトチッ
プス製造機の第二実施例の断面立面図、第30図の第29図
の第二実施例の上方からの平面図で上蓋部及び関連要素
を除去して示す図、第31図は生の丸ごとのジャガイモを
完全調理済のポテトチップスに変えるためのポテトチッ
プス製造機の第三実施例の主要構成要素の直交分解図、
第32図は生の丸ごとのジャガイモを完全調理済のポテト
チップスに変えるポテトチップス製造機の第四実施例の
斜視図、第33図〜第39図は第32図のポテトチップス製造
機の下方部分をその連続する作動の様々な段階において
示す斜視図、第40図は生の丸ごとのジャガイモを完全調
理済のポテトチップスに変えるポテトチップス製造機の
第五実施例の正面からの斜視図、第41図は第40図のポテ
トチップス製造機の正面図、第43図は第40図のポテトチ
ップス製造機の左側面図、第44図は第40図のポテトチッ
プス製造機の背面図、第45図は第40図のポテトチップス
製造機の右側面図、第46図は第40図のポテトチップス製
造機の上方からの平面図、第47図は第40図のポテトチッ
プス製造機の上方からの平面図で上部カバーを除去して
示す図、第48図は第47図の線XLVIII−XLVIIIに沿った第
40図のポテトチップス製造機の上部カバーを除去した際
の縦断面図、第49図は第40図のポテトチップス製造機の
下方からの平面図で底部ハウジングを除去して示す図、
第50図は第47図を作成するために第46図から除去された
上部カバー(一体式のスライス及び供給装置付)の下方
からの平面図、第51図は第46図の線LI−LIに沿った第50
図の上部カバー(特にスライス及び供給装置)の部分縦
断面図、第52図は第47図に示されたカムの上方からの拡
大平面図、第53図は第52図の線LIII−LIIIに沿った第52
図のカムの縦断面図、第54図は第52図の線LIV−LIVに沿
った第52図のカムの縦断面図、第55図は第52図の線LV−
LVに沿った第52図のカムの縦断面図、第56図は第40図の
ポテトチップス製造機で使われるカムフォロアの側面
図、第57図及び第58図は第56図のカムフォロアのそれぞ
れ左側面図及び右側面図、第59図及び第60図は第56図の
カムフォロアのそれぞれ上方からの平面図及び下方から
の平面図である。
まず第1図を参照すると、ポテトチップス製造機10の第
一実施例の主要構成要素が作動配置に組立てられて断面
立面図に示されている。ポテトチップス製造機10の主要
構成要素は、以下のような3つの構成要素ないし構成要
素群に容易に分割される。
(A):種々の装置(以下で詳記する)を搭載し、かつ
加熱された油槽14を吊下げるデッキ12; (B):デッキ12の下側を包囲し、かつ使用時にポテト
チップス製造機が置かれるワーク表面ないしテーブル表
面(図示せず)の上にデッキ12を支持する下部ケーシン
グ16; (C):デッキ12の上部に取付けら、かつジャガイモ供
給及び薄切り装置20(詳細は以下で述べる)を一体に組
込んた取外し可能な蓋18。
下部ケーシング16は耐熱性及び耐衝撃性のポリマー、例
えば「ポカン(Pocan)」又は「プロコム(Procom)」
(いずれも商標名)のいずれかで販売されているポリマ
ーによる、比較的単純な一部材成形品である。下部ケー
シング16はデッキ12を支持するだけでなく、油槽14の高
温の外装に誤まって触れることを防ぎ、さらに電気的及
び機械的構成要素(第1図には詳記しない)を包囲する
不可欠な安全保持器として役立つ。
油槽14はポテトチップス製造機10の調理機能における主
要なアイテムであり、したがって第2図〜第8図に単体
として詳細に示される。油槽14はアルミニウム合金「LM
16」の単一加圧ダイカスト成形品であるか、あるいは金
属圧縮成形で作られても良い。油槽14は平坦な床22(第
2図参照)と、床22から上から巻込んだ形の前部クリッ
プ26まで上方に延びた傾斜面である前壁24と、それ以外
のほぼ直立した複数の壁面とを備えて形成される。油槽
の床22の下側には平面図的にU字形の溝28が不可欠に形
成される(第4図参照)。溝28は、耐熱性の電気絶縁体
34に包囲されて外側の保護シース36に封入された抵抗線
32からなる電熱部材30を保持する(第1図)。ポテトチ
ップス製造機10の作動の間に、電熱部材30は油槽14内の
調理油を所望の温度範囲内に維持するように電力を与え
られる。温度の測定は、サーミスタ又は他の温度センサ
(図示せず)によって容易に実行できる。こういったセ
ンサは油槽の床22の下側に鋳造されたボス40の凹部38の
内部に取付けられる。
油槽14の両側壁は、一組の水平な棚部42及び44を各側壁
上の異なる高さに備える。(これらの棚部42及び44の目
的及び作用はこのあと本説明の中で詳記する。)下方側
の棚部42(第2図及び第3図)は、各側壁上を同じ高さ
で油槽14の後部から水平に油槽14の前部方向へ延び、そ
して上り傾斜の前壁24に平行に上方へ湾曲して延びる。
最終的に棚部42は上方側の棚部44の高さ、すなわち油槽
14のへりのすぐ下まで達する。これは第2図に概略で、
かつ第8図に拡大部分断面図として示される。
上方側の棚部44は(各側壁においていずれも同じ高さ
で)、油槽14の前部から後部へと戻って延び、点46と点
48との間で幅が無くなるまで徐々に細くなる。(上方側
棚部44の同じ高さにおける油槽14のへりの残された幅部
分は、第1図に示したように、油槽14をデッキ12の下側
に密封するガスケット50の台座である。) 上方棚部44が幅を失うまでせばめられた油槽14の後方部
分は、第5図に(第3図の線V−Vに沿った)断面図で
示される。
二組の棚部42及び44が同時に存在しかつ各々が異なる高
さで水平に延びる油槽14の中間部分は、第6図に(第3
図の線VI−VIに沿った)断面図で示される。
棚部42及び44が共通の高さに合体した点(第2図、第3
図及び第8図)の前方では、棚部42及び44は上方に傾斜
する前壁24の主要部分の上で終了している。これは第7
図に(第3図の線VII−VIIに沿った)断面図で示され
る。上方に傾斜して合体した棚部42及び44は、デッキ要
素12の傾斜部分として連続する。これは第9図及び特に
第10図と、以下の関連説明を参照せよ。
油槽14はデッキ12の下側に、四個の孔付きブラケット52
(第3図及び第4図)を貫通してねじ(図示せず)によ
って固定される。
第9図はデッキ成形品12の平面図で、ポテトチップス製
造機10の他の構成要素から分離した状態で示す。大まか
な輪郭ではデッキ成形品12は直角「U」字形であり、油
槽14が、上から巻込んだ形のリップ26を「U」字の頂部
を横切って置くことにより「U」字の開口部の下に取付
けられる(第1図参照)。
デッキ成形品12の「U」字の脚部の自由端に向けて、こ
れらの脚部の内縁部は傾斜部54を形成する。傾斜部54
は、油槽14の両側壁に設けた下方棚部42の上向き傾斜部
分に円滑に連続する(第1図参照)。これらの傾斜部は
第9図に平面図で、そして第10図に(第9図の線X−X
に沿った)部分縦断面図で示される。
デッキ成形品12の「U」字の比較的深い底部には(第9
図参照)、デッキ12の中心線から外れて円形の穴ないし
凹部56が設けられる。凹部56から接線方向に細い溝58及
び60が延び、そして滑らかにカーブして、(第1図のよ
うに作動するよう組立てたときに)油槽14の互いに平行
な側壁の横側にあって各側壁に平行なそれぞれの軌道へ
と続く。溝58は特に第11図に(第9図の線XI−XIに沿っ
た)縦断面図で示される。続いて詳記すれば、溝58及び
60は横方向に柔軟性を持つが長手方向に非弾力性のスト
リップ(第9図及び第11図に図示せず)を保持しかつ誘
導して、それにより杓ないし櫂を油槽14を通って往復移
動させる。これらのストリップは(使用時には)ドラム
(第9図に図示せず)に連結される。このドラムは凹部
56内で有角往復運動して、凹部56の中心で一体的な中空
ブッシュを通って鉛直上方に延びるシャフトによって両
方向に駆動される。(ドラム及びその駆動機構の詳細は
以下で説明する。) 第12図及び第13図を参照すると、ポテトチップ製造機10
の蓋成形品18がポテトチップ製造機10の他の構成要素か
ら分離され独立した単体の構成要素として図示されてい
る。第12図は蓋18の長手中央部における縦断面図(第1
図に一致する)であり、一方第13図は蓋18の平面図(デ
ッキ成形品12の平面図である第9図に相似する)であ
る。
大まかな輪郭では(第13図参照)蓋18はデッキ12に合致
するが、ただしデッキ12の「U」字形状(第9図参照)
よりも蓋18は(第13図)、(第1図のように組立てたと
きに)油槽のリップ26の上方の横方向に凹んだ部分を除
いて油槽14を完全に覆うように広がる。蓋18はデッキ12
上に降ろされてデッキ12の上部に有効に組立てられ、そ
してそこで突起を係合させることにより配置されるとと
もに好ましくは即時解除式ラッチによって保持される。
蓋成形品18の中央部に直立した中空のシュート64が一体
的に組込まれる。シュート64は油槽14の後部(すなわち
油槽のリップ26に対向する端部;第1図参照)の上方地
点で、蓋18の下側の空間に開口する。シュート64は、典
型的寸法の皮をむいた丸ごとのジャガイモを受け入れる
に適した寸法をもったほぼ楕円形の内部断面を備える
(第13図参照)。シュート64が(使用時に)押込供給装
置(供給及び薄切り装置の一部として以下に詳記する)
の案内器具として作用するために、その内部側面は実質
的に平行であり、その内部断面は至るところで対応して
均一である。
押込供給装置は、シュート64の内部で鉛直方向に摺動す
る(第1図参照)カップ状の中空ピストン66(第1図乃
至第14〜17図)を含む。ピストン66は下方面68(第14
図)とそれに一体のスカート70とを備える。スカート70
は、その外部断面がシュート64の内部断面に適合するよ
うに形成される(第13図と第17図を見比べよ)。ピスト
ン66は、ピストン66の上端部に一体に形成された側方延
設部72に加えられる下向きの力によって、シュート64の
内部で鉛直方向に駆動される。
ピストンの延設部72は、シュト64の後壁において全高に
亙る溝74をを通ってシュート64から突出する。(溝74は
第13図に特に明確に示され、かつ溝74を通るピストンの
延設部72の突起は第1図に最も明確に示される。) シュート64の溝74の後方に隣接して、蓋18に一体に成形
された鉛直主軸用軸受76が設けられる(第1図、第12図
及び第13図参照)。軸受76は鉛直主軸78を回転可能に担
持する。主軸78の下端部は軸受76の内部で自由に回転す
るように外側が滑らかになっており、主軸78の底部に一
体に形成された肩部80が、第1図に示したように主軸78
の上方への移動を制限する。作動配置に組立てられたポ
テトチップ製造機10(第1図)において、主軸78の下方
向への移動はデッキ成形品12に一体に形成された上向き
突起82によって妨げられる(第1図及び第9図参照)。
主軸78の上方部分、すなわち通常は軸受76の上方に突出
する部分には、リードねじとして作用するねじ山84が形
成される。ピストン延設部72に設けた一組のはさみ状の
下向き突出部86(第14図〜第17図)は、リードねじ84の
右ねじ形状に適合するそれぞれの雌ねじコードラント88
で各々末端をなす。主軸78が上方から見て左回り方向に
回転するとき、リードねじ84が突出部86の部分ねじ末端
部88に係合して、ピストン66をシュート64の鉛直下方に
駆動する。ピストン66の誘導は、溝74の縁で内側に曲っ
た突起(第13図参照)によって補助される。この突起
は、ピストン延設部72とピストンスカート70との接合部
に形成された適合溝90(第15図及び第17図参照)に係合
する。
主軸78の回転は(連続的であろうが断続的であろう
が)、部分ねじ88がリードねじ84の底端部の下に落ちる
までピストン66をシュート64内で降下させる。これは主
軸78が軸受76に入り込んだ地点よりわずかに上方で終了
する(第1図参照)。この終了地点において(又はピス
トン66の降下時の他のあらゆる所望の時点において)、
ピストン66はリードねじ84から取外すことができるが、
これは突出部86の上方延長部92の各上端部(第16図参
照)に対して同時に内部方向への手による圧力を加え
て、部分ねじ88をリードねじ84から半径方向に外れるよ
うにてこの作用で動かすことによって為される。これに
よって、ピストン66をシュート64から取外して、他のジ
ャガイモを再充填するためにシュート64を解放しておく
ことが可能となる。
再び第1図を参照すれば、円形のスライスディスク94は
主軸78の底部に、スライスディスク94を主軸の肩部80に
留めるナット96によって固定される。スライスディスク
94は中心穴98を備える(第18図参照)。中心穴98はスラ
イスディスク94が主軸78と共に回転するように、主軸78
にスライスディスク94をキー止めするように形成され
る。スライスディスク94はステンレス鋼板から圧縮成形
され、そして第18図の平面付からわかるように、等角に
間隔を開けた3枚の湾曲スライス刃100を備える。3枚
の刃100の中間にスライスディスク94は3個のアームを
持つ沈降部102を備え、圧力が作動時にディスク表面に
加わる際(以下に詳記する)の望ましくないゆがみに対
するスライスディスク94の剛性を高めている。沈降部10
2の3個のアームは擬似スポークとして作用する。これ
は第19図に示した(第18図の線XIX−XIXに沿った)直径
断面図、及び第20図に拡大して示した(第18図の曲線XX
−XXに沿った)半円断面図から理解できる。
第20図はさらに2枚のスライス刃100の縦断面を含み、
スライスディスク94の主要面に対して直立したこれらの
外形を明確に示している。刃100はそれぞれ、湾曲溝の
打ち抜き加工と溝の前縁の(左回りの)折り曲げ加工の
組合せで形成される。上向きに曲げられた縁部(第20図
に点線で示す)は、スライスディスク94の主要面に平行
にすり切られて、第20図に実線で示すように鋭い切断エ
ッジを形成する。第21図は第18図の線XXI−XXIに沿った
スライスディスク94の縁から中心までの湾曲拡大断面図
で、1枚のスライス刃100の前縁を示し、特に刃100がス
ライスディスク94の主要面からいかにして立ち上がって
いるかを示す。
第1図に戻れば、スライスディスク94のフランジ状の周
縁が成形ポリマーの環104に埋め込まれていることがわ
かる。環104は外側に歯を備え、そして(第1図の作動
組立位置にあるときに)デッキ12上に取付けられた駆動
ピニオン106とかみ合う。駆動ピニオン106の回転は、環
104及びそれとともにスライスディスク94を回転させ
る。スライスディスク94が主軸にキー止めされているた
め、リードねじ84はスライスディスク94と同時に回転す
る。
シュート64を解放するために押込供給用のピストン68が
取外され、かつ駆動ピニオン106が静止しているものと
して、皮をむいた丸ごとの生のジャガイモがスライスデ
ィスク94の上に置かれるようにシュート64内に落とされ
る。それからピストン66が取上げられ、突出部86の部分
ねじ部88を広げるために延長部92が手によって共に押し
つけられる。この状態でピストン66は、ピストン面68が
ジャガイモに接触すると同時に側方延設部72が主軸78の
嵌合するまでシュート64内で降ろされ、それから延長部
92が解放されて突出部86が再び共に動くことができ、そ
れにより部分ねじ88がリードねじ84に係合する。次に駆
動ピニオン106が起動され、環104とそれと共にスライス
ディスク94及び主軸78の双方を、上方から見て左回り方
向に所定量だけ回転させる。例えばスライスディスク94
を左回りに正確に完全に2回転させると、その3枚のス
ライス刃100は(通常状態では)各々実質的に均一な厚
さの6個のスライス片を生産する。ここで各々の厚さ
は、ジャガイモのスライスディスク94の上に降下させる
リードねじ84のピッチによって決められる。同様に、ス
ライスディスク94を左回りに正確に完全に3回転させる
ことによって、3枚のスライス刃100は(通常状態で
は)各々実質的に均一な厚さの9個のスライス片を生産
する。(6個又は9個のスライス片は以下に述べる調理
工程に適した一回分の量をはかる試験から発見され
た。)生のジャガイモスライス片の一回分量は、いかな
る洗浄又は乾燥の工程をも受けることなく油槽14の後端
部に個別に直接落下する。(通常の作動時には、油槽14
はほぼ下方棚部42の水平部分の深さまで適切な調理油を
満たしており、この調理油は加熱部材30によって以下に
詳記する所定の狭い範囲内の温度にあらかじめ加熱され
ている。)以下に続く説明は、上記の装置及び方法によ
って調整された生のジャガイモスライス片の適切な調理
及びポテトチップ製造を確実にするための装置及びその
操作方法に関する。
再び第1図に戻れば、調理工程間に油槽14を通すジャガ
イモスライス片の正確な操作に、及びその後調理済のポ
テトチップスを油槽14から取出すために欠くことのでき
ない装置は、移動自在に杓又は櫂108を含んでなる。櫂1
08は穿孔付きのステンレス鋼板を、比較的大きい水平上
方部分110と比較的小さい鉛直後方部分112とを備えた
「L」字形状に折曲げて形成される。(ここで「水平」
及び「鉛直」という言葉は、櫂108が第1図に示した位
置にあるときだけに適用されることに注意を要する。な
ぜなら櫂108は完全に一回転する間にその姿勢が様々な
変動を被るからである。)櫂108の幅は油槽14の下方棚
部42(第5図及び第6図参照)の下側の内部幅よりわず
かに短かく、それにより櫂108は油槽14に沿って側方の
隙間を最小限にして自由に移動することができる。櫂10
8の穿孔は、調理油は比較的自由に櫂108を通り抜けられ
る一方で、最小の食料断片以外はこれらの穿孔を通過で
きないような大きさと数からなる。
櫂108は、第22図から第27図に詳細に示される一対の櫂
滑り子すなわち櫂ランナ114により槽14内に懸架され
る。櫂ランナ114の各々は、櫂部110の縁部内の対応した
一対の横スリット内に留められる。ランナ群114は実際
互いに鏡像関係にあり、第22図から第27図に示されるラ
ンナ114は第1図に示されるランナ114と同じ“側”のも
のである。(一対のランナ114の内、第1図に示されて
いない方のランナは、第22図から第27図に示されるラン
ナの鏡像関係になるものである)。
各ランナ114は弾性を有する重合体からなる一部材成形
品である。ランナ114は、隆起した中央部116と下側部群
118とからなる基部を有する(第22図、第23図、第24図
及び第26図)。櫂部110の側面内の一対のスリットは中
央基部116の下を摺動する舌状片を形成し、一方側方基
部群118はスリット群により形成された舌状片の両側に
おいて櫂部110の縁部の下に設置される。ランナ114が櫂
の舌状片上に摺動した時、中央基部116上の中央突出部1
20は、ランナを櫂の舌状片上に錠止するために、櫂の舌
状片内の対応する穴の中に収容される(第23図、第24
図、第26図及び第27図)。組立てられたときに櫂部110
の外縁部上に位置するランナ114の側部には、斜めの補
強部124により支えられた起立ブラケット122が組込まれ
る(第22図、第24図、第25図及び第27図)。ブラケット
122の頂部はアーム126を支持し、このアーム126は、基
部116及び118に対しほぼ平行をなし、従って組立時には
櫂部110に対し平行をなす(第22図、第23図、第24図及
び第25図)。アーム126は、櫂部110の外方向に向けて付
勢する性質を有するように形成され、従って非拘束時に
は、第22図及び第23図に図示されるように外方に湾曲し
た形状をとる。しかしながら、アーム126は、少なくと
もアーム126が直線状になるまでその自由端部(ブラケ
ット122から離れている方の端部)が内方に押込まれう
る弾性を有する。アーム126の両端部(即ち自由端部
と、ブラケット122の頂部上の根元端部)はそれぞれ、
湾曲した下面を有する外方突出部128及び130を有する
(第22図、第23図、第24図、第25図及び第27図)。突出
部128及び130、特にそれらの湾曲した下面が、櫂108を
その作動サイクルの種々の段階に適した所望の高さ及び
姿勢に支持するように、以下に詳述するように棚部24及
び44上で種々の動きをする。(例えば、第1図は、双方
の突出部128及び130が下方棚部42の水平部上に載置され
ている場合における櫂108の位置を示している)。
ブラケット122の内側に、ランナ114は上方に突出した留
め具132を有する(第22図、第25図、第26図及び第27
図)。組立てられたポテトチップ製造機10(第1図)に
おいて、櫂108の両側のランナ114の留め具132は肉太の
ワイヤのループ134に対し旋回自在に連結される。一
方、ワイヤのループ134の外側両端部は、前述した可撓
性を有するが伸張性を有さない帯部材に結合される。こ
の帯部材は、溝58及び60(第9図及び第11図)内を走行
し、凹部56(第9図)内にて回転するドラムにより往復
動せしめられる。以下、これらの構成要素群について第
28図を参照しながら詳述する。
第28図は第1図に示した組立てられたポテトチップ製造
機10の平面図である。但し、標準的には視界から隠れて
いる下層の構成要素群を現わし、構成要素群間の相互関
係を明らかにするために、種々の構成要素を多少取り除
いたり、或いはそのアウトラインのみを示すようにして
ある。
第1図及び第28図は共に、櫂108を駆動する肉太のワイ
ヤループ134の全体形状を示しており、また、ランナ114
上の留め具132を介してワイヤループと櫂とが旋回自在
に連結する方法を示している。第28図はまた、直線状の
形態になるように力を受けている櫂ランナのアーム126
を示しており、このアーム126は、下方棚部42のすぐ上
の槽14の側壁と接触することにより内方に向けて力を受
けた突出部128の外方端部にて力を受けている。
第28図において、デッキ12の凹部56(第9図)にはドラ
ム136が備えられ、このドラム136は、駆動ピニオン106
と同軸をなすように配置されるが、駆動ピニオン106と
は独立して回転する。溝58及び60(第9図)は、可撓性
を有するが伸張性を有さない細長い帯部材138及び140を
保持し、これらの帯部材138及び140はそれぞれ、ドラム
136の回りに周辺の溝内に部分的に巻かれており、次い
でスリット142内に留められている。帯部材138及び140
はドラム136からそれぞれの対応する溝状スリット58及
び60に沿って延びており、油槽14の横側にて互いに反対
の位置にて終わっている。(ポテトチップ製造機10の中
線からのドラム136軸線の横方向偏倚量よるが、帯部材1
38及び140は、ドラム136から離れている方の端が相互に
ちょうど対向するように、異なる長さを有することが必
要である。) 第1図及び第28図においては可撓性を有する帯部材138
のドラムと反対側の終端のみが示されている。この終端
は一体成形された突出部144を具備する。この突出部144
は、帯スリット58から上方に延びており(第11図と比較
せよ)、次いでスリット58の内側にて中空の円筒状のソ
ケット146内に終わっている。(可撓性を有する帯部材1
40の対応する終端は、突出部144及びソケット146と鏡像
関係をなす)。肉太のワイヤループ134の両端部は、ソ
ケット146及び帯部材140の端部における対応するソケッ
ト(図示しない)に差し込まれる。このワイヤ134は弾
性を有し、その両端部がこれらのソケット内にしっかり
と保持されるようにわずかに外方に付勢されている。こ
こにおいてワイヤ134は、櫂108と帯部材138及び140との
間において二重の旋回自在の連結を与える。従って、ド
ラム136の回転往復動が櫂108の水平往復動に変換され
る。しかしながら、以下に詳述するように、櫂ランナ群
114上の突出部群128及び130と棚部42及び44(及び傾斜
延長面54)との相互作用の結果、櫂108はその前部及び
後部において、異なる水平方向位置において異なる絶対
高さ及び相対高さをとる。
第1図に示される櫂108の位置(この位置は第28図に示
されている位置からわずかに前進している。)から始ま
って、ドラム136の時計方向の回転(上から見た場合)
により、帯部材138及び140、ワイヤループ134、及び櫂1
08が前方(第1図及び第28図における右方向)に移動せ
しめられる。第1図の位置から前進すると間もなく、ま
ずランナの突出部130が、次いでランナ突出部128が下方
棚部42の前方傾斜面を上り始め、その結果、櫂108が油
槽14の前方上昇傾斜壁24に沿って追従する。櫂108が前
方に移動し続けるにつれて、まず突出部130次いで突出
部128が、棚部42の前方端部を離れるが、引き続いてデ
ッキ12上に形成された傾斜表面54上を上り続ける。この
移動は、櫂部112が傾斜部24の頂部における唇状部26に
到達するまで継続される。この結果、櫂108の下部のポ
テトチップ又は他の物体は油槽14からその前方縁部26上
に掃き出される。一方、料理油は、櫂108内の穴群及び
櫂の縁部と槽の側壁と間の隙間を通って油槽14内へ流れ
戻る。この時点においてドラム136の時計方向の回転は
停止せしめられる。好ましくは、新たに調理されたポテ
トチップスから余剰料理油がほぼ完全に流出させるため
に、少なくとも5秒間に渡り回転を停止させる。
次いで、ドラム136は反時計方向に回転するように反転
せしめられ、櫂108を傾斜面54を下って戻るように引張
る。突出部群128が傾斜面54の足部即ち上方棚部44の開
始部(第8図参照)に到達した時、前述した弾性を有す
るアーム群126の外方への付勢力により、突出部群128が
外方へ開がり、その結果、突出部群128は上方棚部44上
に載る。櫂108が全体的に後方(第1図及び第28図にお
ける左方向)に移動し続けるにつれて、突出部群128は
上方棚部44上をより広い相互間隔にて走行する。一方、
突出部群130は下方棚部42上を下方に戻り続ける。なぜ
ならば、突出部群130は一定の分離にて剛固に装着され
ているからである(第6図参照)。この結果、櫂部112
は槽の床部22からかなり上方に持ち上げられ、櫂部112
の下方縁部が標準的な状況下の料理油の最高高さの上方
を移動する。同時に、櫂108の全体的な傾斜によって櫂
部110の他端縁部が下降せしめられ、標準的状況下にお
いて料理油を掃流する。このことは、槽14内の料理油の
表面上を浮遊している部分的に調理されたポテトチップ
スを、槽14の後方に向けて掃き戻す効果を有する。これ
については以下に詳述する。
櫂108が更に後方に移動すると、突出部群128は上方棚部
44に沿って移動し、槽14が効果的に広がる(第6図と第
5図を比較せよ)移行点46を通過する。突出部群128が
槽が最大幅となる点48に接近または到達した時、突出部
群128は、櫂108及びその協働要素群の重量により、下方
棚部42上に下降して戻る。留め具132及びソケット146に
おけるワイヤループ134の旋回自在の連結が、重力下に
おいて構成要素群の所要の回転を要する再整列を許容す
る。
櫂108が油槽14の後部に到達し、その下方高さ位置に再
び下降したとき、ドラム136の反時計方向に回転が終了
される。次いで、ドラム136の時計方向の回転により、
櫂108は、櫂108全体が標準的状況下の料理油内に沈むよ
うな高さにて、第1図に示される位置に向けて水平に戻
される。櫂108の移動サイクルの後者の段階において、
櫂108の下のじゃがいものスライス片群は強制的に熱い
料理油内に沈めて保持される。なお、他の方法では、ス
ライス片群は表面上に浮遊してしまうであろう。
櫂108の動きは基本的に連続的には行なわれない。なぜ
ならば、調理操作は、ひとまとまりのじゃがいものスラ
イス片群を油槽14内の一つの場所からもう一つの場所へ
間欠的に移動させることにより容易化され、実施される
調理過程の種々の段階において休止期間が設けられ、最
後に調理されたポテトチップが槽14から外部に移動さ
れ、消費者に分配される。櫂108の運動の或る段階の期
間中又は段階群の間において、じゃがいもの供給及び薄
切り装置20が作動されて、必要な分量のじゃがいものス
ライス片群が作られる。
以下に作用及び動作の好ましい順序及びタイミングにつ
いて説明する。なお、油槽14には適切な料理油がほぼ下
方棚部42の高さまで満ちており、この油は、加熱部材30
によって好ましい温度165℃からプラス/マイナス5℃
以内の温度に維持されていると仮定する。槽14の油に浸
っている部分は名目上、後部と前部(“後”とは第1図
及び第28図における左側であり、“前”とは前方フリッ
プ部26に向かう右側である。)とに分割される。前部と
は、櫂108が第1図及び第28図に示される位置にある場
合に、おおよそ櫂108により占められる部分である。
段階1:櫂108は第1図及び第28図に示される位置におい
て静止している。生の完全に皮をむかれたじゃがいもが
シュート64内に入っており、ピストン66は頂部位置に止
められている。スライスディスク94が正確にちょうど2
回転するように駆動ピニオン106が回転され、生のじゃ
がいもの洗浄されておらず且つ乾いていない6片のスラ
イス片が、油槽14の後部内へ直接かつ即ちに落下する。
段階1は約10秒間かかる。(この代りに、約15秒かけ
て、スライスディスク94をちょうど3回転させて9片ス
ライス片群を形成してもよい)。
段階2:櫂108は依然とし第1図及び第28図に示される位
置に静止している。生のじゃがいもの6片(又は9片)
のスライス片が最初に槽14の後部の熱い調理油の底に落
下する。そこにおいて、じゃがいものスライス片群の調
理が開始され、まずスライス片群表面の澱粉が半ば調理
された状態になる。これにより、じゃがいものスライス
片群は互いに付着したり、ポテトチップ製造機10の構成
要素群に付着したりする元々の傾向を失い、一種の焼灼
がじゃがいも片に施されたと見なすことができる。段階
2は約30秒間から約45秒間かかる(これは、スライス片
がいつ油内へ落下したかによる。)段階2の後半では、
“焼灼された”じゃがいもスライス片群は、内部の水分
が沸騰するにつれて、ごく小さい水蒸気の泡で覆われる
ようになり、その結果、スライス片群は熱い調理油の表
面へ浮き上がる。
段階3:櫂108が上述したちょうど1サイクルの運動を受
ける。櫂108が槽14の前部から戻る期間中、櫂部112は持
ち上げられており、次いで櫂108が槽14の後部に到達し
たときに櫂部112が下降せしめられ、櫂108が第1図に示
す初期位置まで前方へ戻る間、櫂部112は下降した状態
に保たれる。この結果、上述の段階2で生成された浮遊
している半調理じゃがいもスライス片群がすくわれ、こ
れらのスライス片群が熱い調理油の中に強制的に浸さ
れ、槽14の前述した前部に強制的に移送されることとな
る。段階3は約10秒間かかり、標準的作動において、油
槽4の後部からじゃがいも片を取り除く。(段階2の準
備調理局面は、段階3以降の主調理局面の間においてス
ライス片群が互いに付着しないことを確保する)。
段階4は段階1の繰返しである。段階4において、洗浄
されておらず且つ乾いていない生のじゃがいものスライ
ス片が更に6片(又は9片)切断されて、油槽14の後部
内に直接落下する(油槽14の後部内は段階3により先行
するスライス片群が取り除かれている。)。段階1と同
様に、段階4は約10秒間又は約15秒間かかる。
段階5は、油槽14の後部内の最後に切断されたじゃがい
もスライス片群に関しては、段階2の繰返しである。し
かしながら段階5は、先に切断されたじゃがいもスライ
ス片群が、櫂108によって油槽14の前部内の熱い調理油
の表面下に保持されることにより、依然として調理され
ている点において、段階2となっている。段階2と同様
に、段階5は約30秒間から約45秒間かかる。しかしなが
ら、段階3と段階5の結合した期間において、油に浸っ
ている全体の調理時間は約35秒間から約55秒間になる。
段階6は段階3の繰返しであり、櫂108はちょうど1サ
イクルの運動を受ける。この結果、油槽14の前部内にお
いて櫂108の下に保持されていた新たに調理されたポテ
トチップスは槽14から前方リップ部26を越えて取り除か
れ(好ましくは、適切に置かれた皿又は容器上へ収容さ
れる。)、余剰の調理油は槽14内へ流れ戻る。好ましく
は、余剰の調理油の流出を助けるために、櫂108は約5
秒間静止状態に保持される。櫂108の戻り運動部分にお
いて、最後に切断されたひとまとまりのポテトチップス
が、油槽14の後部からすくわれ、油槽14の前部内の浸さ
れる位置に強制的に移送される。段階6は約10秒間かか
る。
適切な間隔でシュート64内に更にじゃがいもを補充し、
また必要であれば時々槽14内の油を補給して一杯にする
ことにより、上述の段階4、段階5及び段階6のサイク
ルを無期限に繰返すことが可能である。斯くして標準的
状況下において(そして始動後において)、ほぼ55秒か
ら80秒毎に、6片又は9片の完全に調理されたポテトチ
ップスひとまとまりがポテトチップ製造機10から与えら
れる。所与のひとまとまりのポテトチップスの調理に要
する完全な調理時間は約95秒から約140秒である。油槽1
4の後部およひ前部において二つの順送りのじゃがいも
スライス片のまとまり群を同時に調理することにより、
調理サイクルが重なりを持ち、その結果、55秒から80秒
毎にひとまとまりの生産がなされる。この15分毎に約10
5片のポテトチップスを生産する生産率は、商業生産さ
れるポテトチップスの標準サイズの4袋に相当する。
櫂108の完全な運動サイクルを間断なく実施する代わり
に、櫂108は、油槽14の上り勾配を有する前方面24上で
1回又は数回の休止を受けてもよく(これは、新たに調
理されたポテトチップからの油の流出を改良するためで
ある。)、及び/又は、前方リップ部26上で櫂部112が
しばらくの間休止してもよい(これは、調理されたポテ
トチップスが櫂108から自由に落下することを確実にす
るためである。)。上述の調理サイクルの種々の段階の
持続時間は、完全に調理されたポテトチップの品質を消
費者の好みに合わせるために、適切なタイミング制御手
段(図示しない)の操作により選択的に変更することが
できる。
ポテトチップ製造機の第2実施例210が第29図及び第30
図に示されている。第29図は第1図に対応した断面立面
図であり、一方第30図は第2実施例210をふたを取り除
いて示した上から見た平面図である。
ポテトチップ製造機の第2実施例210は第1実施例10
(第1図から第28図)と全体的に同様のものである。従
って以下の説明では、第2実施例と第1実施例10との主
要な相違点について集中的に説明する。二つの実施例間
における相互参照を容易にするために、第1実施例10の
対応する部分と構造的および/または機能的に同等であ
る第2実施例210の部分には、同じ参照番号を付け、但
し番号の先頭に“2"又は“3"を付けるようにした(即
ち、第2実施例の参照番号は、第1実施例における対応
する参照番号に200を加えた番号である。)。以下にお
いて特別に説明しない第2実施例210の部分に関しで
は、第1実施例10の相当部分についての対応した説明を
参照せよ。
ポテトチップ製造機の第2実施例210は以下のように、
三つの構成要素、又は構成要素グループから構成され
る。
(A):種々の機構(これについては以下に詳述される
か、又は第1実施例10を参照せよ。)を装着すると共
に、加熱された油槽214を懸架するデッキ212、 (B):デッキ212の下側を囲うと共に、また、ポテト
チップ製造機210が使用中に載置される作業表面又はテ
ーブル表面の上方にデッキ212を支持する下部ケーシン
グ216、 (C):デッキ212の上に装着されると共に、また、じ
ゃがいもの供給及び薄切り機構220が一体的に組込まれ
た、着脱自在の蓋218。
第1実施例10に対するポテトチップ製造機210の明白な
相違点は、全体的に供給及び薄切り機構220に、特にそ
のスピンドル278にある。スピンドル278は垂直ではな
く、ポテトチップ製造機210の前方に向かって傾いてい
る(第29図及び第30図における右方向)。また、スピン
ドル278は、切断ディスク(第1図における参照番号9
4)の周辺駆動により間接的に駆動される代わりに、三
辺にて楔着された駆動軸207上に嵌合せしめられること
により直接的に駆動される。駆動軸207はギヤボックス4
00から垂直ではない適切な角度にて突出している。ギヤ
ボックス400は、電気モータ(図示しない)により駆動
される水平入力軸401を有し、第1段のウォーム減速歯
車装置に動力が供給されると共に、また水平軸から垂直
軸への軸交換がなされる。第1段の減速歯車装置の出力
部をなす垂直軸線を有するウォームホイール403は、一
体的に形成された偏心部405を担持する。この偏心部405
は、ギヤボックス400の第2の減速段階を入力部として
の機能を果たす。偏心部405は太陽歯車407の回りを軌道
に沿って回転する。この太陽歯車407は止め部材409によ
って自由に回転しないように留められている。太陽歯車
407は外側のリングギヤ411内にて軌道に沿って回り、リ
ングギヤ411はギヤボックス400の第2減速段階の出力部
をなす。止め部材409がギヤボックス400のフレーム内の
スリット413の中に留められているので、偏心部405及び
太陽歯車407は、実質的な減速減少率及びトルク増加率
を伴ってリングギヤ411を内転サイクロイド状に駆動す
る。内歯を有する冠かさ歯車415がリングギヤ411と一体
的に形成され、この冠かさ歯車415が、駆動軸207の下端
部上かさ小歯車417を駆動する。
第1実施例10に対するポテトチップ製造機210のもう一
つの細部の変更点は、連結ワイヤ334が櫂ランナ314の第
1図に示されるような前端部よりもむしろ)後端部に留
められている点である。
また、油槽214などの種々の構成要素の詳細な寸法に関
して、いくつかの小さな相違点がある。また油槽214
は、リップ部226がデッキ212の前方縁部から引っ込めら
れている(第1図及び第28図参照)の代わりにデッキ21
2の前方縁部に位置するように、デッキ212上のより前方
に懸架される。蓋218の前端部は通常は補助蓋219によっ
て閉鎖されており、この補助蓋219は重力下で閉まるよ
うに蝶着されている。補助蓋219は、櫂308がそのサイク
ル運動における前方最先端位置に来たときに、櫂308に
よって一時的に押し開かれる。
ポテトチップ製造機の第2の実施例210の作動は、基本
的な点に関してはすべて第1実施例10の作動と同じであ
る。
第31図は、本発明に係わるポテトチップ製造機の第3実
施例の主要な構成要素群を示している。第31図において
第3実施例は、これらの構成要素群が分解した等角図の
形態にて示されている。なお実際の使用時には、これら
の構成要素群が一つの組体として組込まれ且つ相互に嵌
め込まれる。前述の第1及び第2実施例においてはポテ
トチップ用の櫂の動作は直線状であり且つ往復動してい
たが、第3実施例においては複数羽根を有する櫂が用い
られ、この複数羽根を有する櫂は非連続的な工程群にお
いて一方向に回転する。
第31図を詳細に参照すると、ポテトチップ製造機の第3
実施例は主ハウジング516を有し、この主ハウジング516
は、全体的に円錐台形状をなす金属製の油タンク514を
保持する。タンク514は一体的な電気ヒータ530を有す
る。タンク514の上面は、開口部515を形成するように切
除されており、この開口部515は、主ハウジング516内の
対応する開口部517に対して整列される。タンク514の前
面の上半分がまた開口部を形成するように切除されてお
り、作動組体においてこの開口部内にモータハウジング
519が嵌め込まれる。モータハウジング519は平坦な前方
板521を有し、モータハウジング519はこの前方板521に
より主ハウジング516の前方上方面に対して装着され
る。モータハウジング519または円筒状をなすモータ室5
23を有し、このモータ室523は平坦な前方板521の背後に
嵌め込まれる。構成要素群が作動的に組立てられた場
合、円筒状をなすモータ室523はタンク514内に同軸的に
配置される。
モータハウジング523の後端部上に櫂組体508が装着さ
れ、この櫂組体508は、4枚の櫂羽根510,511,512及び51
3を対称的に担持するハブ509を具備する。櫂羽根510〜5
13の各々は、ハブ509から半径方向外方に延び、次いで
ハブ509の軸線方向に沿って延びている。櫂組体508は円
筒状をなすモータハウジング523の端面上に同心をなす
ように嵌め込まれ、従ってハブ509とハウジング523とは
同軸的に配置される。櫂組体508が回転されるとき、櫂
羽根510〜513は、油タンク514とモータハウジング523及
び櫂ハブ509との間の環状空間を掃流せしめる。
この環状空間には、整列された開口部群515及び517を介
して、また前方板521内の扇形形状をなす穴520を介して
接近可能である。
主ハウジングの前方頂部は通常の作動時において、蝶着
された蓋518によって閉鎖されている。この蓋518には両
端が開いているシュート564が組込まれており、シュー
ト564の下端部は穴520に対して整列され、従って環状空
間内へ整列される。
前方板521の外側表面にはモータ駆動スピンドル578上に
スライスディスク594が担持される。ディスク594はシュ
ート564の下端部の下にて穴520を横切るように動く。
第31図に示される第3実施例を使用する場合、構成要素
群は作動的に組立てられ、油タンク514には適切な料理
油が適切な深さ(おおよそ真中の高さ)まで充填され、
この料理油は約165℃という正規の温度まで加熱され
る。清潔で皮をむかれた生のじゃがいもが丸ごとシュー
ト564内へ落下せしめられ、その結果、そのじゃがいも
は重力によりスライスディスク594上に保持される。デ
ィスク594は、じゃがいもから必要な数のスライス片の
まとまりを形成するようにスライスする分だけ回転され
る。(この第3実施例におけるひとまとまりの片数は好
ましくは4スライス片である。)このひとまとまりの生
のじゃがいものスライス片群は、穴520を通って櫂羽根5
10と511の間の空間内へ落下し、そこにおいてスライス
片群は、この空間を部分的に充填している熱い料理油内
へ落下する。この結果、じゃがいものスライス片群は、
第1実施例において詳述したように焼灼せしめられ、そ
の結果、相互に付着する傾向がなくなる。
この最初の期間の終わりに当たって、櫂組体508は1/4回
転だけ回転せしめられ、その結果、櫂510と櫂511との間
の空間が油タンク514内の環状空間の底に持ってこられ
る。この結果、焼灼されたじゃがいもスライス片群が完
全な調理を受けるように強制的に沈められる。同時に、
次の櫂羽根群510と513との間の空間が、穴520に対して
整列するように回転されて、シュート564内のじゃがい
もの次のひとまとまりのスライス片群を受容する。
調理期間の終わりに当たって、櫂組体508は前回と同じ
方向に更に1/4回転だけ回転せしめられ、その結果、櫂
羽根群510と511との間の空間は油タンク514内における
真中の高さに再び移行するが、但し穴520とは反対側に
くる。調理およびかりかりに揚げることは、この位置に
おいて終了される。同時に、第2のスライス片群のまと
まりがタンク514の底部に完全に沈められ、櫂羽根群512
と513との間の次の空間が、穴520に対して整列されるよ
うになり、生のじゃがいもスライス片の次のひとまとり
を受容する。
サイクルを完了させるために、櫂組体508は前述の方向
と同じ方向に更に1/4回転だけ回転され、櫂群510及び51
1間の空間が、開口部群515及び517に対し整列された頂
部へ移行する。完全に調理され且つかりかりに揚げられ
たじゃがいもスライス片群が、ハウジング523及びハブ5
09の傾斜した上部表面を摺動して排出され、タンクの開
口部515を通って主ハウジングの開口部517から外部へ分
配される。
櫂組体508が約30秒毎の一定間隔で割出しをされ、1/4回
転の割出し運動に約3秒かかると仮定する。更に、スラ
イス作業が割出し直後に10秒間かかって行われると仮定
する。こうすると、準備の約灼期間として最小時間の20
秒が与えられ、引き続いて、約60秒間の調理時間が与え
られる。この調理時間の内の初めの30秒間は、スライス
片群が熱い調理油内に強制的に完全に沈められた条件下
にある。
第1実施例および第2実施例において調理時間の全体の
長さを変えるために櫂運動のサイクル間の間隔を変更す
ることができたように、第3実施例においても同様に、
調理時間の全体の長さを変更するために、消費者の好み
に合せるために、及び/又は、調理されるじゃがいも又
は他の食料に関する調理および揚げ方の要件に合わせる
ために、櫂組体の回転割出しの間の間隔を変更すること
ができる。櫂組体の回転の枚数は4枚以外でもよく、例
えば5枚(等しい間隔で)でもよい。
次に第32図を参照すると、これは生のじゃがいも全体
を、完全に調理されたポテトチップに変えるためのポテ
トチップ製造機の第4の実施態様の斜視図である。第32
図で示すように、上側のじゃがいも供給及び薄切り機構
610は、その使用可能な位置に、下側油槽と櫂機構上
に、ケース側面を取り外して取り付けられる。じゃがい
も供給及び薄切り機構610の全体の詳細は、本明細書の
第1、12〜21、28図で与えられる(そこでは、供給及び
薄切り機構が矩形の油槽に合うまっすぐなカバー上に取
り付けられ、それに反して本第32図の第4の実施態様に
おいて、相当するカバーが、この第4の実施態様の弓形
の油槽に合うほぼ扇形状である)。
第33図は、下側油槽と櫂機構612を上側機構610を取り外
して示す(第32図において、図はポテトチップ製造機の
出口端部へ向けられており、それに反して第33図におい
て、図は第32図に図示されたポテトチップ製造機の左側
面へ向けられている)。第33図に示すように、金属の油
槽614はプラスチック後甲板616から吊される。油槽614
と、その甲板616は、油槽の長手軸が櫂を動かす機構
(以下に詳記した)に合った円弧に曲げられることを除
き、第1〜28図上の相当する油槽及び取り付け甲板と全
体的に同じである。甲板616は油槽614の現在の弓形に合
う計画に直される。油槽614は、第1〜28図上で述べら
れたと同じ方法で下側床の抵抗要素(見えない)によっ
て電気的に加熱される。油槽614は、アルミニウム又は
ステンレス鋼又はP.T.F.Eでおおわれた任意の適する金
属のシートから作られている。
第1〜28図上で述べた櫂を動かす機構の連続動作と類似
の連続動作の角度上の往復運動をする縦の運転軸は、甲
板616を通して突き出ている。軸618の回転は、アーム62
0の長さに対して約直角にほぼ水平軸回りに、軸618に連
動されて回動するアーム620を振らす(この回転軸は櫂6
22の幾何学的な動きを変えるために多少水平ではな
い)。運転軸618へのアーム620の回転接続は、有極クリ
ップで止める形式の接続によってであり、この接続は清
掃のためにアーム620が外れることを可能とし、正確な
直線に対して180゜での軸618へアーム620の再取り付け
を防ぐ。
アーム620の板外端部は、その軸が運転軸618へのアーム
620の回転接続とほぼ一直線となる支点上に、櫂622がそ
の動作方向に傾けられることを可能とするために、貫通
穴のある櫂622を担持する(第1〜28図上で述べたよう
な櫂の傾けと同様に)。
運転軸618の角度上の位置は、油槽614に櫂622の水平位
置を制御する。アーム620へ取り付けられた位置での櫂6
22の縦位置は、軸618と油槽614の近い縁の間に取り付け
られた又は甲板616と一体のカム面624によって制御され
る。アーム620は、アーム620に取り付けらえた回転する
カムフォロア626によって、カム面624と当接し、それで
アーム620が右方向又は左方向へ振れることに応じて、
カムフォロア626の底部と先端部が交互にカム面624の上
部及び遠い側面へ互いに接触する(第33図で示したよう
に)。カムフォロア626は、アーム620の長さに対して直
角に、水平軸回りに回転され、その回転動作の範囲が制
限されるような形状をしている。
第33図において、この第4の実施態様の櫂622は、第1
図上の櫂の位置に相当する。“停止”又は“油中の調
理”位置を示す。
“油中の調理”工程(ここでは櫂622は第33図の位置に
ある)の終りに引き続き、運転軸618は、上から見て反
時計方向に回転される。この軸618の回転は、相対的に
アーム620を櫂622と共に振らす。第33図の“油中の調
理”位置から前方への櫂動作の第1段階において、櫂62
2は、第34図に示すように、油槽614の坂道のような傾斜
する前面を上る。櫂622の下にかけられた調理された及
びチップ化された薄切りじゃがいもは、櫂622の縦の引
きずり縁によって前方に一掃され、油槽614の前面を上
り、その場所で余分な、吸収されない油が槽614へ流れ
もどる。櫂622の連続の動作は、好ましくは調理された
ポテトチップから余分な調理油の排出を強めるために、
この位置での一時停止を含む。
運転軸618の反時計方向動作は、第35図に示した位置で
止まり、その位置で、櫂622がポテトチップを箱又は他
の容器(図示していない)に落とすために、油槽614の
前縁を越えて完全に一掃する。第35図の位置において、
櫂622は、油槽614の前縁の板内側に、甲板616上に形成
された坂道628によって上げられる。櫂622の板内の引き
ずり縁とアーム620へのその回転接続を、第34図の位置
から第35図の位置へ変えることにおいて、収容するため
に、油槽614の内側の曲がった縁は広い縦の切欠き630に
よって、その真円形から除去される。
第35図の最も反時計方向位置から、運転軸618は第36,37
図に示すように、油槽614の上部を横切って櫂622も引き
もどすために反転される。アーム620は、第37図で最も
明らかにわかるように、カム624の反時計方向縁上の坂
道のような面を上るカムフォロア626の底部によって、
油槽614の前端部から後端部へのこの戻りの間持ち上げ
られる。これは、カムフォロア626が上方向動作の限界
に回転することを引き起こす(第37図に見られるような
時計方向)。櫂622のこの戻り動作の間、一方で櫂622の
後縁は、ちょうど述べられたように持ち上げられ、櫂62
2の前縁は落ち、油槽614の床を横断して引きずられるこ
とを可能とする(腕620の回転接続によって)。それに
より、部分的に調理される槽614の熱い油の中へ落とさ
れる薄切り機構610により切られたじゃがいもの生の薄
切りの次のひとまとまりが、油槽614の後ろへ、櫂622に
よって一掃され、必ずそうしている間に、油の表面に浮
び、それにより油槽614中に分散される。
櫂622の後縁が、油槽614の後縁に到着する時に、カムフ
ォロア626はカム624の上面を動くことをやめ、アーム62
0が落ちることを可能とする。これは、第38図で示すよ
うに、油槽614の床上に櫂622を低くした状態で置く結果
を生じ、引き続き部分的に調理されたじゃがいもの薄切
りのひとまとまりをつかみ、強制的に油中に入れる。第
38図の位置で、運転軸618の時計方向の回転は止めら
れ、反時計方向の回転が始まり、櫂622が動作周期を完
成する第33図で示した“油中の調理”位置へ戻るまで、
第39図で示すように続く。
運転軸618の反時計方向の動作の開始時、カムフォロア6
26の先端は、カム624の時計方向縁を形成する縦のくさ
び形面の板内を動く。これは、その回転軸の他の限界へ
フォロア動部626を傾け(第37図対照)、カム620の時計
方向の動作の間、カム624の上部上を運く代わりに、カ
ムの従動部は、アーム620の反時計方向の動作の間、ア
ーム620が持ち上げられるのを避けるために、カム624の
板内を動く。アーム620が持ち上がらないことは、櫂622
が油槽614の床に沿って動き、部分的に調理されたじゃ
がいもの薄切りを油中に留めることを保証する。
運転軸618は、電動モータ(図示されていない)によっ
て、上述のような角度上の往復運動が行なわれ、このモ
ータは減速ギヤによって一方向だけに動き、たとえモー
タの動きが反転しなくても軸618が反転動作を受けるこ
とを引き起こすような軸618が結がれた最後のクランク
機構(図示されていない)と共に甲板616の下に取り付
けられている。もしこの運転モータが一方向のクラッチ
(回転歯止め及びつめ車のような)によってクランク機
構の入力装置が結がれるならば、与えられた一方向のク
ランクの回転は、櫂運転軸618の必要な角度上の往復動
作を結果として生じる。もし同じ運転モータがもう1つ
の及び反対の一方向クラッチ(及び減速ギヤ)によっ
て、薄切り機運転小歯車632へ連結されるならば、運転
モータの反転(すなわち上述で述べた方向と反対)は、
櫂622を同時に動かすことなしに、供給及び薄切り機構6
10を運転し、又正転もまた同じである。第1及び2の実
施態様(第1〜30図)に関して上述したように、このよ
うな櫂及び薄切り機の二者択一の操作は実行可能であ
り、このような交互の操作は完全に、本発明の準備及び
調理手順に適している。二者択一的に、櫂運転軸618と
薄切り機運転軸小歯車632は、それぞけ分けることによ
って独立して運転可能であり、それぞれ一方向に回転す
る電動モータに動かされる。
運転モータの始動は、タイマー回路によって制御可能
で、一方停止は、櫂運転及び薄切り機運転の凸子によっ
て操作されるリミットスイッチ及び/又は磁石動作のリ
ードスイッチのような位置センサーによって制御可能で
ある。
櫂622が静止している第33図で示した“油中の調理”段
階の間、薄切り機運転小歯車632は、油槽614へまっすぐ
落ちる次の生の薄切りじゃがいものひとまとまりを供給
する必要な量によって回転される(第32図に示した油槽
上の薄切り機610と櫂機構612の直線配置から明らかであ
るように)。これらの薄切りは、第34図及び第35図に図
示された分配段階の間、油槽614の外へポテトチップを
押し出す櫂622の下向きに突き出ている後縁に上向きに
連続するような櫂622の主(水平な及び貫通穴がある)
面の上向きの突き出ている櫂622の後壁によって、油槽6
14の後(前調理)位置から、前(油中の調理及びチップ
化)位置へ、浮くことを妨げられる。
添付第32〜39図を参照して示され又述べられた実施態様
は、特に家庭内の使用に適する一方で、本発明は、家庭
内の使用に限定せず、工業用として利用される。工業の
食品(及び飲物も可能)販売会社において、時々その事
務所や売店で消費のために利用される時、本発明は添付
図面に示した大きさ又は、ポテトチップ又は他の食用の
ポテトチップのような製品の要求を実行できるいかなる
大きさにも拡大した機械で具体化される。ポテトチップ
のかなりの数のひとまとまりが、いかなる時間に必要と
される事態において、じゃがいも供給及び薄切り機構は
応答し、したがって1つ以上のじゃがいもが同時に薄切
りにされ、任意の単一の供給及び薄切り機構なしに短期
間の薄切りの生産を増す。たとえば、第32図に示した好
適な大形のポテトチップ製造機において、供給及び薄切
り機構610は、3つのじゃがいもが同時に薄切りされる
ように3倍とすることができ、これは、任意の単一の供
給落としが、薄切りの生産を全く中断することなしに、
さらにじゃがいもで再び満たされることを可能とする。
たとえ本発明の工程及び装置が好ましくない油蒸気の量
を限定したとしても、より長期以上の使用及び/又は代
表的な家庭で使用されるものより大きいものの使用は、
本発明によるポテトチップ製造機により作られる蒸気の
満足の限度を越えて使用する傾向にある。その結果ポテ
トチップ製造機からの蒸気が、ポテトチップ製造機の回
りを取り巻く大気に排出される前にフィルターを通過さ
せることは、本発明に実行できる。このようなフィルタ
ーは活性化炭素から作ることができ、ポテトチップ製造
機の一体部品として組み込まれる。
第40〜60図を参照して、これらは本発明によるポテトチ
ップ製造機の第5の実施態様を図示する。第40〜46図
は、色々な方向からの完全なポテトチップ製造機の外形
を示し、第5の実施態様の著しく非対称の形状のために
特に同封される。
一般的に、第5の実施態様は、第5の実施態様が弓形又
は扇形の油槽(上部カバーと底部収納部のために第40〜
46図では見られない)を基本としていることにおいて、
第32〜39図の第4の実施態様と似てないこともない。し
かし、第5の実施態様は、第4の実施態様と共通の多く
の技術的な特徴を有するけれども、第5の実施態様は、
第5の実施態様の時計方向及び反時計方向の構成及び機
能が、第4の実施態様に関して仮定の中央近くの縦軸の
回りに反転されることにおいて、第4の実施態様の鏡像
である。
今第40〜46図を詳細に参照して、第5の実施態様710
は、以下の構成要素の3つのグループに容易に分けられ
る主な構成要素を有する。
(A):色々な機構(以下に詳細に記する)を取り付
け、加熱された油槽(これも以下に詳細に記する)を吊
す甲板712 (B):甲板712の下側を囲み、さらに調理作業面、テ
ーブル面、又はポテトチップ製造機710が使用時置かれ
る他の面(第42〜45図の足に水平線のように図示されて
いる)上に甲板712を支持する下側収納部716 (C):甲板712の上部に取り付けられた、さらにじゃ
がいも供給及び薄切り機構(以下により詳細に与えられ
る)を一体で組み込む取り外し可能なふた718 下側収納部716は、比較的簡単な、本質的に耐熱及び耐
衝撃正の重合体の単一の注形品である。甲板712を支持
するほかに、収納部716は、油槽の熱い外部との思いが
けない接触を避ける働きがあり、又さらに、電気的及び
機械的な構成要素(下側収納部716の除去によって明ら
かとなるような構成要素を下から見た第49図によってわ
かる)の回りの本質的な安全障壁として働く。収納部71
6の上側の縁は、甲板712の下側の縁と重なるのに適した
多数の規則的に配置された切り抜き720を、狭間が付け
られた外観と、熱の出口(地の熱の出口は次に述べられ
る)の機能を与えるために有する。甲板712と下側収納
部716、正常に永久に共に固定される。
ふた718は、甲板712にクリップで止められるが、道具を
使用しない他の方法で容易に取り外すことができる。中
空の落とし722は、ふた718の左側から突き出し、第1,1
2,13,28図の落とし64と同様の機能、すなわち生のじゃ
がいも(又は他の野菜又は果物)をポテトチップ製造機
710の内部へ入れることを可能とする。じゃがいも(又
は他の食用品)は、第1,14〜17,18図のピストン66と同
様のピストン724によって、制御された速度で落とし722
に押し込まれる。ピストン724は、リードネジ726が以下
に詳細に述べる理由のため左ネジを有することを除い
て、第1,28図のリードネジ78と同様なリードネジ726に
よって動かされる。ピストン724は、第14〜17図で詳細
に述べたものと本質的に同様の弾力により取り外し可能
なクリップ機構728によってリードネジ726と結ながれて
いる。このように寸法及び形状の小さな詳細の違いから
離れると、第5の実施態様のじゃがいもの供給機構722
〜728は、参照が全体の構成及び機能の詳細からできて
いる第1〜28図の第1実施態様で述べられたものと、あ
まり違いはない。じゃがいも供給機構722〜728の斜視及
び側面図は、第40〜45図に示されており、一方平面図は
第46図に縦断面図は第51図に示されている。
第51図の断面図は、第1図のリードネジ78へ、スライス
ディスク94が固定されているのと同様の一般的な方法
で、スライスディスク730がリードネジ726の下側端部へ
固定される方法を図示する。第50図は、所定の位置のじ
ゃがいも供給及び薄切り機構722〜730と共に、ポテトチ
ップ製造機のふた718を下方から示し、又三枚刃のスラ
イスディスク730が第18〜21図で詳細に述べた三枚刃の
スライスディスク94と大体同じである範囲を示す。しか
し注意すると、第18図はスライスディスク94を上から示
し、ところが第50図はスライスディスク730を下から示
し、スライスディスク730がスライスディスク94と反対
方向に回り、すなわちスライスディスク730が上から見
て時計方向に回ることがわか。
もしスライスディスク730が2つの等しく配置された切
り刃を持つように変更され、しかしポテトチップ製造機
に他の変更がなされないならば(特に、リードネジ726
のネジピッチには変更がない)、50%より薄い厚さの薄
切りが生産される。
このように、第46図に示すような完全なポテトチップ製
造機の第1の平面図を考慮すること、及び落とし722の
下のスライスディスク(第46図では見られない)の時計
方向(上から見て)の動作を見ることによって、スライ
スディスク730から離れる新しい形状の生のじゃがいも
の薄切りが、甲板712に取り付けられた油槽732の左端部
へ直接落ちることは、次の第47図(これは第46図のポテ
トチップ製造機からふた718を取ったものである)から
容易に理解される。油槽732は、第47図において上から
又第49図において下から見られるように、図面において
一般的に弓形である。第48図は、第47図の線XLVIII−XL
VIII上を切るような油槽732の横断面を示す。
第48,49図は、油槽732が、溶接されたチャンネルストラ
ップ736によって油槽732の下側へ取り付けられた一般的
なU形電気抵抗要素734によって加熱される方法を示
す。温度調節器(示されていない)は、油槽732の下側
と密接な温度接触で、要素734へ電力のスイッチ形の制
御によっで槽732の調理油の温度を制御するために、U
形加熱要素734の足の間に固定されている。光る金属
(アルミニウム板のような)の鍔板738は、熱の反射鏡
として働き又要素734による放射熱から下側収納部716の
底部を保護するために、油槽732の下の柱740に取り付け
られ、しかし下側収納部716とは接触しない。
第47図に戻り、弓形油槽732の左又は反時計方向の端部
は、新しく切られた生のじゃがいもの薄切りを受け取る
槽の位置を考慮して、第1図の油槽14の後端部に相当す
る。同様に、油槽732の右又は時計方向の端部は、第1
図の油槽14の前又は放出端部に相当する。油槽732の右
端部は、槽732の前縁744へ導く坂道742を形成する傾斜
床を有する(これは第1図の坂道24と前縁26に相当す
る)。槽732の前縁744を越えて押し出される調理された
ポテトチップは、箱748に収集されるために、傾斜面746
を滑り落ちる。箱748は、第40,45,47図において、下側
収納部716及び甲板712の右端部に閉じた状態でたたまれ
でいるが、箱748はポテトチップ製造機710から調理され
たポテトチップを取ることを可能とするために、その下
側の縁の回りに下方への蝶番が取り付けられている。
油槽732へ引き渡される生のじゃがいもの薄切り(又は
他の食用品)のひとまとまりは、第1〜28図又に特に第
32〜39図を参照して詳細に述べられたと実質的に同様の
手動及び調理工程に従う。じゃがいもの薄切りのひとま
とまりは、第48図で最も明確にわかるように、油槽732
の幅内に横にぴったり合った貫通穴のある櫂750によっ
て、槽732を動かされる。
第32〜39図の第4の実施態様におかれるように、第5の
実施態様の櫂750は、アーム752(第47,48図)によって
担持され又制御される。アーム752の板外端部は、ほぼ
縦の面に傾いた角度で、蝶番754によって櫂750に回転可
能に接続されている。アーム752の板内端部は、縦の運
転軸758へ水平方向に回転する支点756によって接続され
ている。アーム752は、支点756から冤罪し板外蝶板754
と櫂750にとどくために、甲板712の上部を越えて又油槽
732へ入るようにいくらか曲げられている。
縦運転軸758は、第49図で示したポテトチップ製造機710
のカバーを外した下面図で示される機構によって、角度
上の往復運動を行なう。第1の電気モータ760(停止し
た端面図で示されている)は、減速ギヤ(この最終段階
は762で表わされる)のいくつかの段階を通して、クラ
ンク車764を回転するために操作される。接続ロッド766
は、クランク車764を縦運転軸758の底端部へ固定された
アーム768へ接続する。モータ760の一方向の回転は、縦
運転軸758の二方向の回転へ、クランク機構によって変
えられる(角度上の往復運動の形において、油槽732の
一端から他端へ及び再び戻る櫂750の必要な動作)。制
御機構(示されていない)は、本発明の先行する実施態
様に関係して詳細に述べられた好適な調理手順の要求に
合うように、軸758及びゆえに櫂750の断続する動作のタ
イミングを制御する。制御機構の一部は、クランク車76
4が先決された角度位置に達することにより操作される
電気スイッチ(図示されていない)を含む。
依然として第49図を参照して、第2の電気モータ770
(停止した端面図で示されている)は、甲板712の上面
を通して突き出している縦軸772(第47図)の先決され
た断続回転を引き起こす制御機構の制御のもとに、減速
ギヤ(見えない)の各段階を通して操作される。ふた71
8が、それに取り付けられた供給及び薄切り機構722〜73
0と共に、甲板718の上部の所定の位置のクリップで止め
られている時に、縦軸772の上端部は、切り円板730の回
りに固定されたリングギヤ774(第50図)とかみ合う小
歯車(図示されていない)を担持する。リングギヤ774
と軸772の上端部上の小歯車は、構造的に又機能的に第
1図で示すような、第1の実施態様のリングギヤ104と
切刃を動かす小歯車106に相当する。切り円板730(第50
図)の断続回転は、前の実施態様に関して詳細に述べた
ような正確の連続のじゃがいも薄切りと、薄切りの手動
動作を保証する軸758を動かす櫂の断続の角度上の動作
と共に、同時に起こる。
磁力で操作されるリードスイッチ776(第47図)は、軸7
72の近くの甲板712にはめ込まれ、小さな永久磁石778
(第50図)は、ポテトチップ製造機710の制御機構が、
スライスディスク730の完全な回転が起こる時を見つけ
ることを可能にするために、スライスディスクリングギ
ヤ774に埋め込まれている。(各時間、磁石778はリード
スイッチ776上を通過し、スイッチ776は磁力で作用され
る。)このように(たとえば)スライスディスク730の
2回又は3回のどちらかの回転を数えることにより、生
のじゃがいもの6又は9枚の薄切り(それぞれに)のひ
とまとまりは、落とし722がじゃがいもで満たされない
ことを仮定し、三枚刃のスライスディスク730から油槽7
32へ引き渡たされる。このようなひとまとまりの数(薄
切の数)の数の制御は、比較的簡単及び正確である。
第47図に戻り、第47図の上から見られるような櫂750の
時計方向又は左から右への動作の間、油槽732の最左端
部で櫂750の下方への薄切り収集動作の後、櫂750は、第
48図で示したように、油槽732の底部に位置する。これ
は、前に述べたように、櫂750の水平方向動作の必要な
下の縦の高さを決定する。特に第47図で示した位置にお
いて、櫂750での油中の調理工程の完了に続き、縦運転
軸758は、櫂750を右方向へ運び、前端部坂道742に上げ
るために、時計方向の回転を再開する。これは、完全に
調理されたポテトチップを前側槽縁744を越えて一掃し
(必要があれば、余分な調理油を排出するための前もっ
ての一時停止を有する)、斜面746を落とす。櫂750の前
(右方向又は時計方向)端部が、前側槽縁744を通り抜
ける時、第47,48図で最も明らかに示されたように、櫂7
50は甲板718の上面と一体に形成された上側に突き出て
いる坂道780によって、正確な姿勢に支持され続ける。
上に述べられた連続の操作は、第34,35図に関して示さ
れた又前に述べられることと直接比較できる。
縁744と坂道746を越えた最も右方向/時計方向のポテト
チップ分配位置からの櫂750の戻りの間、現在の後方の
先端の縁が、反対方向の水平動作中より高い縦の高さで
水平方向に動くことが必要であり、このことは、第1〜
28図の第1の実施態様に関して述べたように、櫂750の
立っている縁が、油槽732の左側/反時計方向の端部へ
浮かんでいる部分的に調理された薄切りを一掃する。櫂
750の縦の位置のこの必要な変更は、板内支点756の回り
にアーム752を上げることによって達成され、引き続き
アーム752の板外端部を持ち上げ、これによりさらに中
間の蝶板754によっ櫂750の反時計方向端部も持ち上げ
る。アーム752のこの持ち上げは、第47図で部分的に見
られ、第52図で拡大して完全に又個別に示されているカ
ム782との、アーム752の相互作用によって引き起こされ
る。カム782は甲板712の上面と一体で形成される(だ
が、第33図の相当する構成要素624で示されているよう
に分割した構成要素のように形成され、甲板面に固定さ
れることも可能である)。
カム782の本質的な特徴は、上るのを導く坂道786と共に
全体に水平の背784と、下る坂道面788とを具備する(こ
の機能は以下に説明される)。第52図で詳細に示したカ
ム782の色々な縦断面は、カム782の上述されら構成の詳
細を説明するために、第53,54,55図に分割して示され
る。特に、第53図に示した断面LIII−LIIIは、縦の櫂運
転軸758が、使用できるよう組立てられたポテトチップ
製造機710において、通して延在する甲板712に開口部79
0を含んで延在する。
櫂担持アーム752はカム782に直接当接せず、第56〜60図
に第52図と合致する拡大図で詳細に記載されているカム
フォロア792を介してカム782と相互に作用する。このカ
ムフォロア792は適度の弾性の重合体の一部成形品であ
る。特に第56,57,58図及び第59図を参照すると、カムフ
ォロア792は面取りされた上方縁を有する、横に延びる
対の枢軸794を有し、これら数軸は、カム782(第47図)
の上に位置するアーム752の下側に形成された対応の対
の枢軸ホルダ(図示しない)の中にはまり込む。第56〜
60図の各々はカムフォロア792の本体と一体成形された
弾性2重片持ち梁796の異なった態様を示している。片
持ち梁796の自由端798は、枢軸794が所定位置に挾持さ
れた時アーム752の下側に当接するよう配置されてお
り、2つ折り形状の片持ち梁796と結合された、カムフ
ォロア792を形成する重合体の弾性は、カムフォロア792
にアーム752の下側への回動取付け部の軸線周りの回転
付勢力を与えることになり、この回転付勢力は第56図に
見られるように時計方向である。(この時計方向回転付
勢力は、フォロア792がアーム752の下側に固定され、そ
のため片持ち梁796がカムフォロア枢軸794の内側寄りに
位置し、すなわちアーム752が枢軸794とアーム752が櫂
駆動シャフト758に取付けられている内側寄り蝶着軸756
との間に位置するようになることから生じる。)片持ち
梁796から枢軸794の反対側で、一対の比較的堅い突起80
0が、片持ち梁796によってひき起こされるカムフォロア
792の回動運動を制限するが、それはこれら突起800が最
後にアーム752の下側に当接してカムフォロア792のばね
付勢運動を制限するようになるからである。これらの突
起800は第56,59及び60図に最も明瞭に見られる。カムフ
ォロア792がアーム752の下側のその作動位置に回動自在
に固定された時、カムフォロア792は、アーム752の下側
から離れて下側に向って突出するほぼU字形の本体802
を有している。このカムフォロア本体802の反時計方向
底隅部は45度面取り部804を有し、この面取り部804は、
櫂アーム752が反時計方向に走行して櫂750を第47図に見
られるように左側に動かしている時、カムフォロア792
がカム782の先導面786に乗り上げるのを助ける。面取り
部804は第56,57,58及び60図に最も明瞭に見られる。
カムフォロア本体802の時計方向垂直縁806は本体802の
内側寄りに後側が面取りされる。これは、第47図は見ら
れるようにその最も左側の位置から櫂アーム752の右側
(時計方向)への運動で縁806がカム782の面788と接触
するようになった時、カムフォロア本体802が後方に
(内側寄りに)回動するのを助ける。この垂直面取り部
806は第57,58及び60図に最も明瞭に見られる。
その水平運動の方向(垂直櫂駆動シャフト758の周りの
時計方向又は反時計方向)に従う櫂750の上昇及び下降
の一般原理は、第1〜28図の実施態様に対しまた第32〜
39図の実施態様に対し(同様に水平及び垂直方向に往復
動する櫂を用いる本発明の他の実施態様に対し)すでに
詳細に記載されているが、カムフォロア792とカム782の
精密な相互作用が以下に詳細に説明される。
(A)櫂アーム752が第47図に見られるようにその最も
遠い時計方向位置にあったとすると、カムフォロア本体
802はカム782からは自由であり、弾性片持ち梁796はカ
ムフォロア792を櫂アーム軸758に対し外側に向ってばね
付勢する。これはカムフォロア本体802をカム782の先導
傾斜面786と半径方向に整列させる。
(B)櫂アーム752が、一回分の十分に調理されたポテ
トチップをトレイ748の中に放出するのに続いて反時計
方向に動き始めるに従って、カムフォロア面取り部804
がカム傾斜面786に接触し傾斜面786の面に取り上げアー
ム752の反時計方向運動を増大させる。これはカムフォ
ロア792を上昇し、その結果アーム752をその内側寄り蝶
着軸756の周りに上方に向って回動させ、それから外側
寄りの蝶番754と櫂750の反時計方向縁とを持ち上げる。
(C)カムフォロア本体802の底縁がカム隆起部784に到
達した時、カムフォロア792はその一定の最大高さでカ
ム782の頂端に沿って進む。片持ち梁796によってカムフ
ォロアに加えられ、突起800によって制限される外側に
向って回転させるばね付勢力は、カム隆起部784と整列
されたカムフォロア本体802の下縁を保持する。
(D)アーム752が十分に反時計方向に動かされ櫂750が
油槽732の反時計方向端部にほぼ到達した時、カムフォ
ロア本体802の反時計方向垂直縁806が切断線LV−LVにほ
ぼ接続するカム隆起部784上の1つの位置に到達するよ
うになる。櫂750をその末端反時計方向位置に持ってく
るよう櫂アーム752をさらにわずかに反時計方向に動か
すことにより、カムフォロア本体802が、切断線LIV−LI
Vによって示される位置の近くでカム隆起部784から降り
るようになる。
(E)アーム752のさらなる運動はここでは、クランク
機構764+766+768によって生じた逆転運動のため、第4
7図に見られるように時計方向である。カムフォロア本
体802はここで第54図に断面で見られるようにカム782の
内側に位置しており、そして櫂750は第48図に示される
ように油槽732の底によって支持される。垂直面取り部8
06によって助けられ、カム面788は、アーム752の連続し
た時計方向運動の間はカムフォロア792をカム782の内側
で回動し、弾性片持ち梁796によって生じた外側への回
動付勢力に打ち勝つようにする。したがって、カムフォ
ロア792は、チップの放出が完了し上記のサイクルが開
始のため準備されるまで、櫂アーム752の時計方向運動
の間はいかなる上昇作用からも解放された状態を保持す
る。(すでに述べたように、アーム752と櫂750の運動は
連続的でなく、本発明の前記実施態様を参照して詳細に
記載されたように、種種の持続時間の休止が運動範囲全
体にわたって種々の点で生じる。運動休止の位置と持続
時間は任意の所望の方法で変えることができる。) 下方ハウジング716の上縁の通気用切り抜き部720はすで
に述べられており、下方ハウジング716(第42〜45図参
照)の下側に取付けられた装着脚808により支持表面
(台所の作業頂面等)から離れて保持されているハウジ
ング716の底面によって効果的となるような、ハウジン
グ716の底面における多数の小さな通気溝は図示されて
いない。
蓋718は、櫂750をその最高チップ放出位置(第4の実施
態様について第34図と第35図に示されているものと均等
である)に収容するため上昇ペント810を含んでいる。
この上昇ペント810の傾斜面は規則正しい列の多数の小
通気溝812を含み、ポテトチップ製造器710の作動中水蒸
気と油煙霧の自然対流放出ができるようにする。ペント
810は第40〜46図に最も明瞭に見られ、また通気溝812は
第40,41,43,46及び50図(第50図は下側からの図)に最
も明瞭に見られる。したがって下側ハウジング716の通
気部と蓋718の通気部812との組合せは煙霧と通風空気が
ポテトチップ製造器710を通過できるようにする。ろ過
器(例えば活性炭素のシート)がペント810の内部に
(又は任意のその他適当な位置に)取付けられ、通気溝
812を通って放出される煙霧と蒸気とをきれいにする。
デッキ712の前方右側隅部は蓋718によって覆われず、特
に第40図と第46図に示されるように、ポテトチップ製造
器710の制御作動のための種々の制御装置814にとって適
当な位置にある。制御装置814は、主オンオフスイッチ
と、ポテトチップ製造器710の作動の種々の態様を調節
するための速度及び時機制御装置とを含むことができ
る。
デッキ712はポテトチップ製造器710がさらに容易かつ安
全に所定位置から所定位置へと持ち上げられる側部ハン
ドル816が設けられ、このハンドル816は第40,41,42,43,
46,47及び49図(第49図は下側からの図)に見られる。
第40〜60図に示される家庭用ポテトチップ製造器は商業
的ポテトチップ製造器を形成するため寸法を大きくする
ことができ、この寸法拡大は(例えば)、ポテトチップ
製造器の他の部分の単純な寸法増加と共に、じゃがいも
供給及びスライス機構722〜730を2倍又は3倍にして生
産性を増大させたものを含むことができる。
他の変更及び変形が特許請求の範囲に規定された本発明
の範囲から逸脱することなく、実施できるものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 8807853.0 (32)優先日 1988年4月5日 (33)優先権主張国 イギリス(GB) (56)参考文献 実開 昭52−118391(JP,U) 米国特許2207316(US,A) 米国特許4001451(US,A) 米国特許4488478(US,A) 米国特許3026885(US,A)

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】食料の調整及び調理方法であって、 食料の洗わずまた乾燥してない個別のスライスを形成す
    る段階と、 前記個別のスライスを洗浄したり乾燥したりせずに限ら
    れた数のスライスの群で熱い調理油の槽の中に1つずつ
    落下供給して、該スライスを該槽の表面に自由に浮かせ
    るとともに、該調理油を、食料を調理できる最低温度よ
    り低くなくかつスライスを所要程度まで調理するのに必
    要な最低時間を超えて調理が続いた場合に食料が焦げ又
    は損われもしくは品質が低下する最高温度よりも高くな
    い所定温度に維持し、それにより次の調理処理の段階で
    前記スライスが相互に又は調理器具に付着しないように
    前記スライスの表面を焼く段階と、 調理の間、前記スライスの実質的連続制御を維持して、
    該スライス上に水蒸気の泡が形成されることにより前記
    落下供給された後に油の表面に浮く又は浮くような傾向
    を示す該スライスを該表面から強制的に沈め、それら沈
    められたスライスを、スライスの調理が実質的に完了し
    てスライスにチップの堅さを与えるさらなる時間に亙っ
    て沈み状態に維持し、かつ調理されたスライスを調理油
    から最後に取り出してそれら調理されたスライスを分配
    する段階、 とを含んでなる食料の調整及び調理方法。
  2. 【請求項2】調整及び調理方法がさらに、食料のかたま
    りから前記限られた数のスライスに個々に薄切りする段
    階と、それらのスライスを実質的に直ちに前記熱い調理
    油の槽に1つずつ移送する段階とを含む、食料が最初に
    薄切りされない場合に適用する請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】前記スライスが、前記油槽の選択された部
    分の中に落下供給される請求項1又は2に記載の方法。
  4. 【請求項4】スライスの厚さ特性が各スライス毎に実質
    的に変わらないようにし、それにより製品の品質の均質
    性を高めるようにする薄切り工程を含む請求項1〜3の
    いずれかに記載の方法。
  5. 【請求項5】前記調理油の槽を175℃を超えない温度に
    維持する段階を含む、じゃがいもに適用される請求項1
    〜4のいずれかに記載の方法。
  6. 【請求項6】前記調理油の槽を165℃の上下5℃の範囲
    内の温度に維持する請求項5に記載の方法。
  7. 【請求項7】生のじゃがいもの約1mmの厚さのスライス
    が前記油槽の中に落とされ、その底に沈み、そこで約5
    秒間とどまり、次いで該油槽の表面に上昇し、ここで該
    スライスがさらに30〜45秒間とどまるようにされて焼き
    を生じ、その後、35〜55秒の全浸漬が行われる請求項5
    又は6に記載の方法。
  8. 【請求項8】ポテトチップのための全調理サイクルが60
    秒から140秒の範囲である請求項7に記載の方法。
  9. 【請求項9】食料の調整及び調理のための装置であっ
    て、熱い調理油の槽と、 前記槽内の前記調理油を、食料を調理できる所定の最低
    温度より低くなくかつスライスを所要程度に調理するの
    に必要な最低時間を超えて調理が続いた場合に食料が焦
    げ又は損われもしくは品質が低下する所定の最高温度よ
    り高くない温度に維持する加熱手段と、 洗わず乾燥してない限られた数のスライスの群を、前記
    槽の表面に自由に浮かせるように該槽の中に1つずつ落
    下供給するスライス供給手段と、 調理の間、スライスの実質的連続制御を維持して、前記
    槽内で自由に浮かぶ前記スライスを表面から強制的に沈
    め、該スライスの沈漬を所定の時間より少なくない時間
    維持し、調理された該スライスを最後に前記調理油から
    取り出し、かつこれら調理されたスライスを分配するス
    ライス処理手段と、 前記スライス供給手段及び前記スライス処理手段の作動
    を制御する制御手段、 とを具備してなる食料の調整及び調理装置。
  10. 【請求項10】食料を、実質的に変わらない厚さ特性を
    有するスライスに連続して個別に切断する薄切り手段又
    はこれと作動上の同等手段を具備する、食料が最初に薄
    切りされていない場合に用いる請求項9に記載の装置。
  11. 【請求項11】前記制御手段が、前記限られた数を超え
    ない数のスライスを含むスライスの群を生産するように
    前記薄切り手段を制御する請求項10に記載の装置。
  12. 【請求項12】前記薄切り手段が1つ又は複数の刃を備
    える回転スライサーであり、前記制御手段が、前記回転
    スライサーを所定の角度にわたって回転させ、前記1つ
    又は複数の刃を前記スライスの限られた数に等しい回数
    だけ前記薄切りされていない食料に当てがわせる請求項
    11に記載の装置。
  13. 【請求項13】前記薄切り手段の作動中に、薄切りされ
    ていない食料を実質的に一定の速度で該薄切り手段に向
    って供給する供給手段を具備する請求項10〜12のいずれ
    かに記載の装置。
  14. 【請求項14】前記薄切り手段が回転スライサーであ
    り、前記供給手段は該回転スライサーと同期して回転す
    るよう連動されるリードねじを備え、該リードねじが、
    零速度から最高速度までの範囲の該回転スライサのあら
    ゆる作動速度において、使用時に、薄切りされていない
    食料を、それを横切る該回転スライサーの前記1つ又は
    複数の刃の各々の単位時間当たりの通過数に比例する線
    形速度で、該回転スライサに積極的に押し込む積極的押
    込手段に連結され、それにより、スライス生産の速度に
    実質的無関係に相互に均一な厚さ特性を有する食料の連
    続スライスを形成する請求項13に記載の装置。
  15. 【請求項15】前記積極的押込手段が、使用時にそれ自
    体のリードナット形成部分を介して前記リードねじに結
    合されるプランジャの形式を採り、該プランジャが使用
    時に、薄切りされていない食料を横方向に拘束する案内
    溝に沿って、前記回転スライサーに向かう1つの通路の
    中で移動し、該プランジャと該回転スライサーとの間の
    該案内溝に置かれた薄切りされていない食料を、作動時
    に、前記比例線形速度で該回転スライサーに積極的に押
    し込む請求項14に記載の装置。
  16. 【請求項16】前記リードナットは、前記プランジャが
    前記案内溝に沿って十分に移動したとき、前記リードね
    じから自動的にはずれるようになっている請求項15に記
    載の装置。
  17. 【請求項17】前記リードねじが不連続なねじ部分を備
    え、前記リードナットは、該リードねじの該部分に到達
    したときに自動的に該リードねじからはずれる請求項16
    に記載の装置。
  18. 【請求項18】前記リードナットは、前記リードねじに
    作動的に係合してその周囲を固定する位置に弾性的に付
    勢される割りナットであり、前記プランジャが対抗付勢
    手段を備え、該割りナットは、該対抗付勢手段の手動操
    作により選択的に反対方向に付勢されて、任意の選択さ
    れた時期に前記リードねじからはずされ、それにより前
    記プランジャを、回転スライサーに向かうその運動の終
    期又は任意の他の選択された時期に前記案内溝から取り
    出し可能として、該案内溝内の薄切りされていない食料
    の取り出し又は補充を可能にする請求項15〜17のいずれ
    かに記載の装置。
  19. 【請求項19】前記スライス処理手段は、杓又は櫂と、
    該杓又は櫂を駆動して、焼かれたばかりのスライスの群
    を集めさせ、これら集めたスライスの群を、チップ状の
    堅さに調理するのに必要な最低時間よりも少なくない所
    定時間に亙り前記熱い調理油の中に強制的に沈めさせ、
    かつ調理された該スライスを最後に該調理油から取り出
    して分配させる杓又は櫂駆動手段とを具備する請求項9
    〜18のいずれかに記載の装置。
  20. 【請求項20】前記杓又は櫂駆動手段は、前記調理され
    たスライスを、前記装置から浅ざら、深ざら、又はボウ
    ル等の別の容器上に又はその中に放出することによって
    分配する請求項19に記載の装置。
  21. 【請求項21】前記杓又は櫂駆動手段は、前記スライス
    供給手段が食料の未調理のスライスを供給する前記熱い
    調理油の槽の一部分から変位した該油槽の他部分に、該
    スライスを強制的に沈め、それにより該油槽の前記未調
    理スライス供給部位を、後続する該スライスの群を自由
    に受け入れる状態にする請求項19又は20に記載の装置。
  22. 【請求項22】前記杓又は櫂駆動手段は、前記杓又は櫂
    を水平往復運動と垂直往復運動との組合せで駆動し、以
    て、焼かれたばかりの浮かんだスライスの群を、それら
    スライスが前記スライス供給手段によって供給された前
    記油槽の一部分から集め、かつそれらスライスを強制的
    に沈める該油槽の相対変位した他部分に水平及び垂直運
    動の組合せによって移動し、次いで該他部分からそれら
    スライスを連続する水平運動と上方運動との組合せによ
    って調理済スライスの分配位置に移動し、その後さらに
    前記杓又は櫂駆動手段が、前記杓又は櫂を、運動のサイ
    クルを終了する1つの位置に駆動しかつ該位置に位置決
    めし、該運動のサイクルを繰返して後続のスライスの群
    を処理する請求項21に記載の装置。
  23. 【請求項23】前記杓又は櫂は、前記油槽の上縁又はこ
    れに近接する表面を、該杓又は櫂の前記水平運動方向の
    少なくとも一方の側に、該水平運動のいずれかの端部に
    相互間の変移部を有する一対の実質的水平な案内表面を
    2つの異なる高さに備えて形成するとともに、該杓又は
    櫂をそれ自体の各側において案内滑り子によって該案内
    表面に連結することによって、前記水平往復運動と垂直
    往復運動との組合せで駆動し、前記杓又は櫂駆動手段は
    前記杓又は櫂を水平往復運動させるよう励起され、前記
    案内滑り子と前記案内表面及びその間の前記変移部との
    相互作用は、前記杓又は櫂の必要な前記垂直運動を生じ
    させるとともに、該案内滑り子を前記水平方向の運動に
    従って各々の該案内表面に沿って異なった高さで走行さ
    せ、前記杓又は櫂駆動手段は、調理工程の間、間欠的に
    励起されて、前記杓又は櫂を所要位置に所要時間間隔で
    保持しかつ所要時期に該所要位置間で駆動し、それによ
    り食料の前記スライスを所定の調理工程に実質的に従っ
    て制止又は移動する請求項22に記載の装置。
  24. 【請求項24】前記杓又は櫂は、前記油槽の上縁又はこ
    れに近接する表面を、該杓又は櫂の前記水平運動方向の
    少なくとも一方の側に、一方向の該水平運動の間、比較
    的高い垂直位置に該杓又は櫂を保持する高さに実質的水
    平な案内表面を備えて形成するとともに、該杓又は櫂
    を、他方向の該水平運動の間、該油槽の床上に載せかつ
    該床に沿って移動させることにより比較的低い垂直位置
    に保持し、該水平運動の各端部又はその近くで該比較的
    高い垂直位置と該比較的低い垂直位置との間で移動され
    ることによって、前記水平往復運動と垂直往復運動との
    組合せで駆動され、前記杓又は櫂は、前記一方向の水平
    運動の間、案内滑り子によって該杓又は櫂の各側にて前
    記実質的水平な案内表面に連結され、該案内滑り子が、
    前記他方向の水平運動の間、該実質的水平な案内表面か
    らはずされて、該杓又は櫂を前記油槽の床に下降させ、
    前記杓又は櫂駆動手段は、前記杓又は櫂を水平往復運動
    させるよう励起され、前記杓又は櫂を前記水平運動の各
    端部又はその近くで前記比較的高い垂直位置と前記比較
    的低い垂直位置との間で移動させることは、該杓又は櫂
    の必要な垂直運動を生じさせるとともに、前記案内滑り
    子を前記実質的水平な案内表面に沿って走行させるか該
    杓又は櫂を該水平運動に従って前記油槽の床に沿って移
    動させ、前記杓又は櫂駆動手段は、調理工程の間、間欠
    的に励起されて、前記杓又は櫂を所要位置に所要時間間
    隔で保持しかつ所要時期に該所要位置間で駆動し、それ
    により食料の前記スライスを所定の調理工程に実質的に
    従って制止又は移動する請求項22に記載の装置。
  25. 【請求項25】前記実質的水平な案内表面が、カム上の
    作動上同等表面によって構成され、該カムが前記油槽と
    前記杓又は櫂駆動手段との中間に配置され、かつ前記案
    内滑り子がカムフォロアである請求項24に記載の装置。
  26. 【請求項26】前記油槽が略弓形の平面形状を有し、前
    記杓又は櫂の運動の水平方向成分が、使用時に実質的垂
    直な軸線からの実質的一定の半径を有する実質的円形を
    呈する請求項19〜25のいずれかに記載の装置。
  27. 【請求項27】前記杓又は櫂駆動手段は、実質的垂直な
    軸線の周りで角往復運動するように駆動されるシャフト
    を具備し、該杓又は櫂駆動手段が、その弓形水平往復運
    動が得られるように、それ自体の昇降軸線の周りで回動
    自在に該シャフトに連結されたアームにより前記杓又は
    櫂に結合され、前記カムフォロアは、該アームに取付け
    られて、該アームをその角度位置と角運動方向とに従っ
    て上昇又は下降させ、かつそれにより前記杓又は櫂の必
    要な垂直往復運動を生じさせる請求項26に記載の装置。
  28. 【請求項28】前記スライス供給手段と前記スライス処
    理手段とが、いずれも前記制御手段により制御されて、
    調整段階と調理段階とのそれぞれを同時に行うよう協働
    して作動する請求項9〜27のいずれかに記載の装置。
  29. 【請求項29】前記制御手段の制御下に置かれる1つの
    可逆電動回動モータをさらに具備し、該モータは、ギア
    ボックス及び1つ又は複数の単一方向クラッチを介して
    連結されて、前記スライス供給手段及び前記スライス処
    理手段を駆動し、該ギアボックスが当装置の作動的に異
    なる部分間に機械的連動を形成して、これら異なる部分
    の同期作動を達成する請求項28に記載の装置。
  30. 【請求項30】前記制御手段の制御下に置かれる2つの
    電動回転モータをさらに具備し、該モータの一方は、対
    応する減速歯車装置を介して前記スライス供給手段に作
    動的に連結され、該モータの他方は、対応する減速歯車
    装置及びクランク機構を介して前記スライス処理手段に
    作動的に連結される請求項28に記載の装置。
  31. 【請求項31】短時間の作動によって小さなスライス群
    を生産するとともに、長時間の作動が効果的に連続する
    ように、スライスの一群を形成し調理し処理するための
    作動サイクルを繰返す請求項9〜30のいずれかに記載の
    装置。
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