JP5601566B2 - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体装置およびその製造方法に関し、特に、金属抵抗素子層を有する半導体装置およびその製造方法に関するものである。
従来、マイコン製品と発振子とは別構造であったが、近年、マイコンチップ内に発振子を内蔵することで、レイアウト面積の縮小、コスト低減等が図られるようになってきている。マイコンチップ内に発振子を内蔵するには、あらゆる環境下(電圧・温度)で安定した発振周波数を出力する必要があり、マイコン製品の高速OCO(On Chip Oscillator)回路では、目標精度として、たとえば40MHz±1%を達成することが求められている。
ここで、アナログ回路である高速OCO(On Chip Oscillator)回路内の定電流発生回路の抵抗体には、ポリシリコン抵抗が用いられている。しかし、ポリシリコン抵抗はいわゆるピエゾ抵抗効果に起因して、応力により抵抗値が変動する。特に、パッケージング工程以降のモールド応力による抵抗値の変動が顕著である。そのため、高速OCO回路の周波数変動が大きくなり、高速OCO回路の目標精度を達成することが困難となる場合が考えられる。
なお、低抵抗素子による定電流回路の実現によって、レイアウト面積の縮小、電源電圧依存性の低減、さらに起動時の立ち上がり時間の短縮が可能な発振回路を開示する先行技術文献として、下記特許文献1が挙げられる。
また、チップ上に不均一に分布するモールド応力のストレスによるピエゾ抵抗効果に起因する抵抗値変化が生じても、検出電圧設定値変動を引き起こさない構造を有する半導体集積回路を開示する先行技術文献として、下記特許文献2が挙げられる。
また、金属抵抗素子の形成位置を画定するための写真製版技術における露光時に、レジスト膜中に定在波が発生するのを防止して金属抵抗素子の寸法バラツキを低減する構成を備える半導体装置を開示する先行技術文献として、下記特許文献3が挙げられる。
また、寄生容量が低く、かつ、熱処理による抵抗値の変動が小さい抵抗素子を有する半導体装置を開示する先行技術文献として、下記特許文献4が挙げられる。
特開平09−64699号公報 特開平11−17113号公報 特開2008−251616号公報 特開2009−021509号公報
本発明が解決しようとする課題は、半導体装置内の回路にポリシリコン抵抗を用いた場合に、ポリシリコン抵抗はいわゆるピエゾ抵抗効果に起因して、応力により抵抗値が変動する点にある。したがって、この発明の目的は、応力が加わった場合であっても、抵抗値が変動しない構造を備える半導体装置およびその製造方法を提供することにある。
本発明の一実施例による半導体装置は以下の構成を備えている。第1層間絶縁膜と、第1層間絶縁膜の上に設けられ、第1の方向において相互に所定の間隙を有するように配置され、第1の方向に対して直交する第2の方向に延びる複数の第1ダミー層とを備える。第1ダミー層を覆い、表面が平坦化された第2層間絶縁膜を備える。第2層間絶縁膜の上に設けられ、第の方向に延びる金属抵抗素子層を備える。
本実施例によれば、応力が加わった場合であっても、抵抗値が変動しない構造を備える半導体装置およびその製造方法を提供することを可能とする。
本発明の実施の形態1における半導体装置を搭載したマイコンチップの全体構造を示す平面図である。 図1中のIIで囲まれた領域の拡大平面図である。 図2中のIII−III線矢視断面図である。 本発明の実施の形態1における半導体装置の製造方法の第1工程を示す概略断面図である。 本発明の実施の形態1における半導体装置の製造方法の第2工程を示す概略断面図である。 本発明の実施の形態1における半導体装置の製造方法の第3工程を示す概略断面図である。 本発明の実施の形態1における半導体装置の製造方法の第4工程を示す概略断面図である。 本発明の実施の形態1における半導体装置の製造方法の第5工程を示す概略断面図である。 本発明の実施の形態1における半導体装置の製造方法の第6工程を示す概略断面図である。 本発明の実施の形態1における半導体装置の製造方法の第7工程を示す概略断面図である。 本発明の実施の形態1における半導体装置の製造方法の第8工程を示す概略断面図である。 本発明の実施の形態1における半導体装置の製造方法の第9工程を示す概略断面図である。 本発明の実施の形態1における半導体装置の製造方法の第10工程を示す概略断面図である。 背景技術における半導体装置の構造を示す概略断面図である。 発振回路の一例を示す回路図である。 本発明の実施の形態2における半導体装置の平面構造を示す図である。 図16中のXVII−XVII線矢視断面図である。 本発明の実施の形態2における半導体装置の製造方法の第1工程を示す概略断面図である。 本発明の実施の形態2における半導体装置の製造方法の第2工程を示す概略断面図である。 本発明の実施の形態2における半導体装置の製造方法の第3工程を示す概略断面図である。 本発明の実施の形態2における半導体装置の製造方法の第4工程を示す概略断面図である。 本発明の実施の形態2における半導体装置の製造方法の第5工程を示す概略断面図である。 本発明の実施の形態2における半導体装置の製造方法の第6工程を示す概略断面図である。 本発明の実施の形態2における半導体装置の製造方法の第7工程を示す概略断面図である。 本発明の実施の形態2における半導体装置の製造方法の第8工程を示す概略断面図である。 本発明の実施の形態2における半導体装置の製造方法の第9工程を示す概略断面図である。 本発明の実施の形態2における半導体装置の製造方法の第10工程を示す概略断面図である。 本発明の実施の形態2における半導体装置の製造方法の第11工程を示す概略断面図である。 本発明の実施の形態2における半導体装置の製造方法の第12工程を示す概略断面図である。 本発明の実施の形態3における半導体装置の平面構造を示す図である。 図30中のXXXI−XXXI線矢視断面図である。 本発明の実施の形態3における半導体装置の製造方法の第1工程を示す概略断面図である。 本発明の実施の形態3における半導体装置の製造方法の第2工程を示す概略断面図である。 本発明の実施の形態3における半導体装置の製造方法の第3工程を示す概略断面図である。 本発明の実施の形態3における半導体装置の製造方法の第4工程を示す概略断面図である。 本発明の実施の形態3における半導体装置の製造方法の第5工程を示す概略断面図である。 本発明の実施の形態3における半導体装置の製造方法の第6工程を示す概略断面図である。 本発明の実施の形態3における半導体装置の製造方法の第7工程を示す概略断面図である。 本発明の実施の形態3における半導体装置の製造方法の第8工程を示す概略断面図である。 本発明の実施の形態3における半導体装置の製造方法の第9工程を示す概略断面図である。 本発明の実施の形態3における半導体装置の製造方法の第10工程を示す概略断面図である。 本発明の各実施の形態における半導体装置の金属抵抗素子層の配線パターンを示す模式図であり、(A)は金属抵抗素子層の配線パターンの平面図、(B)は電流流れを示す図である。 本発明の各実施の形態の他の形態における半導体装置の金属抵抗素子層の配線パターンを示す模式図であり、(A)は金属抵抗素子層の配線パターンの平面図、(B)は電流流れを示す図である。
以下、本発明に基づいた各実施の形態における半導体装置について、図に基づいて説明する。まず、図1を参照して、以下に説明する各実施の形態における半導体装置が搭載されるマイコンチップの全体構造の概略について説明する。なお、各図において省略箇所は破線で示している。
マイコンチップMC1は、RAM形成領域MC11、CPU形成領域MC12、周辺回路形成領域MC13,MC15、ROM形成領域MC14、および電源回路領域MC16などを含む。電源回路領域MC16は、高速OCO回路を含んでいる。なお、本レイアウト構成はあくまでマイコンチップの一例であり、これに限定したものではない。
(実施の形態1)
次に、図2および図3を参照して、半導体装置の一例として、高速OCO回路の一部構造について説明する。なお、図3は、図2中のIII−III線矢視断面を示している。
図3を参照して、この半導体装置は、基板SUBの上方に設けられた第1層間絶縁膜SO11と、この第1層間絶縁膜SO11の上に設けられ、第1の方向(図2中のX方向)において相互に所定の間隙を有するように配置され、第1の方向(X方向)に対して直交する第2の方向(図2中のY方向)に延びる複数のダミー層Mdを有する。
第1層間絶縁膜SO11の上には、複数のダミー層Mdを第1の方向(X方向)において両側から挟む位置に、第2の方向(Y方向)において所定の間隙を隔てて配置されるタップ層Ma,Mbが設けられている。図2に示す平面視においては、タップ層Mi,Ma〜Mc,Moが設けられている。
図3を参照して、第1層間絶縁膜SO11の上には、ダミー層Mdおよびタップ層Ma,Mbと同一工程で製造されたパッド層MPが設けられている。
複数の第1ダミー層Mdおよびタップ層Ma,Mbは、表面が平坦化された第2層間絶縁膜SO12に覆われ、この第2層間絶縁膜SO12の上には、第の方向(方向)に延びる金属抵抗素子層Rm2が設けられている。金属抵抗素子層Rm2は、金属配線層Rmと酸化防止膜層SN1との2層構造を有している。なお、金属とは、遷移金属および遷移金属以外の金属を含み、かつ、半金属、半導体、および、非金属を含まない。
図2に示す平面視においては、金属抵抗素子層Rm1〜Rm4は、それぞれ第1の方向(X方向)に延び、第2の方向(Y方向)において相互に所定の間隙を有するように配置されている。金属抵抗素子層Rm1〜Rm4は、それぞれの両端部において、第2層間絶縁膜SO12を貫通しタップ層Mi,Ma〜Mb,Moに連結するコンタクトプラグCP1が設けられている。
なお、写真製版技術における製造精度を向上させる観点から、金属抵抗素子層Rm1およびRm4のそれぞれの外側には、ダミー金属抵抗素子層Rmd、およびダミータップ層Mdeが設けられている。
これにより、金属抵抗素子層Rm1〜Rm4は、タップ層Mi→コンタクトプラグCP1→金属抵抗素子層Rm1→コンタクトプラグCP1→タップ層Ma→コンタクトプラグCP1→金属抵抗素子層Rm2→コンタクトプラグCP1→タップ層Mb→コンタクトプラグCP1→金属抵抗素子層Rm3→コンタクトプラグCP1→タップ層Mc→コンタクトプラグCP1→金属抵抗素子層Rm4→コンタクトプラグCP1→タップ層Moと電気的に接続された直列接続となる。
図3を参照して、金属抵抗素子層Rm2は、表面が平坦な第3層間絶縁膜SO13に覆われ、この第3層間絶縁膜SO13は、表面が平坦なパッシベーション膜SN12により覆われ、このパッシベーション膜SN12は、表面が平坦な保護膜PFにより覆われている。
複数のパッド層MPの上方に位置する第2層間絶縁膜SO12、第3層間絶縁膜SO13、パッシベーション膜SN12、および保護膜PFには、開口部が設けられ、パッド層MPの表面が露出するパッド開口部SPが規定される。第2層間絶縁膜SO12および第3層間絶縁膜SO13の開口端面SPe、パッシベーション膜SN12の開口エッジSNe、および保護膜PFの開口端面PFeは、それぞれ内部側に位置するように設けられている。
第2層間絶縁膜SO12および第3層間絶縁膜SO13の開口端面SPeと、金属抵抗素子層Rm1〜Rm4との距離(S1)は、開口端面SPeからの水分の浸入による金属抵抗素子層Rm1〜Rm4の耐湿劣化を阻止する観点から、100μm以上離れるように設けられている。
なお、第1層間絶縁膜SO11の下層には、公知の構造の多層配線構造が採用されている。
(製造方法)
次に、図4〜図13を参照して、図2および図3に示す半導体装置の製造方法について説明する。以下に示す製造方法は、図2中のIII−III線矢視断面に対応する製造工程を示している。
図4を参照して、基板SUBの上に、公知の多層配線構造が形成された後、表面が平坦化された第1層間絶縁膜SO11を形成する。第1層間絶縁膜SO11には、シリコン酸化膜を用いる。シリコン酸化膜には段差被覆性の良いHigh Density Plasma CVD法により成膜したUSG(Undope Silicate Glass)膜(HDP−USG)およびプラズマCVD法により成膜したTEOS膜(P−TEOS)を用いる。なお、基板SUBは、半導体素子が作り込まれた半導体基板でもよく、また、半導体以外の材質よりなる基板であってもかまわない。
次に、第1層間絶縁膜SO11の上に配線層Mを形成する。配線層Mは、最上層アルミ配線であり、スパッタリング法で成膜する。配線層Mは、下層M1としてTiN/Ti膜、配線本体M2として銅添加アルミ(Al−Cu)膜、上層M3としてTiN/Ti膜からなる積層構造である。配線層Mの膜厚は、数百nmから1μm程度である。
次に、配線層Mの上に、反射防止膜SON11を形成する。反射防止膜SON11として、プラズマ酸窒化膜(P-SiON)をCVD法により形成する。
次に、図5を参照して、配線層Mおよび反射防止膜SON11のパターニングを行なう。パターニングには、写真製版技術およびドライエッチング処理を用いる。これにより、第1の方向(X方向)において相互に所定の間隙を有するように配置され、第1の方向(X方向)に対して直交する第2の方向(Y方向)に延びる複数のダミー層Mdと、複数のダミー層Mdを第1の方向(X方向)において両側から挟む位置に配置されるタップ層Ma,Mbと、パッド領域層Mpとが形成される。
次に、図6を参照して、ダミー層Md、タップ層Ma,Mb、およびパッド領域層Mpを覆う第2層間絶縁膜SO12を形成する。第2層間絶縁膜SO12には、HDP−USGおよびP−TEOSからなるシリコン酸化膜を用いる。シリコン酸化膜の表面は、CMP(Chemical Mechanical Polishing)法により平坦化処理を行なう。
ここで、HDP−USG膜としてはアルミ配線段差を被覆するために1μm以上の膜厚が必要であり、また平坦化研磨量としては段差の約1.5倍が必要となる。このとき上記ダミー層Mdは、後に成膜される金属抵抗素子層Rmの平坦性を良好にするために同一間隔、たとえば約3μmのライン幅、約3μmのスペースとしている。
次に、図7を参照して、写真製版技術およびドライエッチング処理を用いて、タップ層Ma,Mbのそれぞれに連通するコンタクトホールVa1を、第2層間絶縁膜SO12に形成する。コンタクトホールVa1は、コンタクト抵抗の安定性を確保するため、片側に2箇所以上設けることが好ましい。
次に、図8を参照して、コンタクトホールVa1内に、コンタクトプラグCP1を形成する。コンタクトホールVa1内には、バリアメタルとしてTiN/Ti積層膜CP11をスパッタリング法により成膜し、その後、タングステン(W)膜CP12をCVD法により成膜する。その後、CMP法により、TiN/Ti積層膜CP11およびタングステン(W)膜CP12の上面を平坦にする。
次に、図9を参照して、第2層間絶縁膜SO12の上に金属抵抗素子層Rm2を形成する。金属抵抗素子層Rm2は、金属配線層Rmと酸化防止膜層SN1との2層構造を有している。金属配線層Rmには、高融点金属の一例として、TiN膜をスパッタリング法により形成する。抵抗素子として約40Ω/□の抵抗値を得るために、たとえば約30nmの膜厚に成膜する。
酸化防止膜層SN1には、プラズマ窒化(P−SiN)膜を用い、CVD法により成膜する。膜厚は、たとえば約45mmである。
次に、図10を参照して、写真製版技術およびドライエッチング処理を用いて、金属抵抗素子層Rm2のパターニングを行なう。
この工程により、図2の平面図に示すように、金属抵抗素子層Rm1〜Rm4(ダミー金属抵抗素子層Rmdを含む)は、ストライプ状にパターニングが行なわれるとともに、金属抵抗素子層Rm1〜Rm4は、コンタクトプラグCP1を介在させてタップ層Mi,Ma,Mb,Mc,Moと電気的に接続されることにより直列接続となる。
金属抵抗素子層Rmの幅としては、加工寸法安定性向上の要求、およびレイアウト面積縮小の要求から、本実施の形態では約0.8μmとしている。また、抜き幅(抵抗間隔)は、約0.6μmである。
直列に繋ぐ単位抵抗の本数、および単位抵抗の長さは必要抵抗値から決まるが、単位抵抗長に関しては極端に短いと、総抵抗にしめるタップ層の影響が大きくなりすぎ抵抗精度が悪くなる。よって、金属抵抗素子層(単位抵抗)の長さは、約40μm以上にすることが望ましい。
なお、酸化防止膜層SN1は酸素プラズマ雰囲気でレジスト除去を行なう際に、金属抵抗素子層Rm2の表面が酸化雰囲気にさらされるのを防止している。
次に、図11を参照して、金属抵抗素子層Rm2を覆うように、第2層間絶縁膜SO12の上に第3層間絶縁膜SO13を形成する。第3層間絶縁膜SO13には、P−TEOS膜からなるシリコン酸化膜を用い、CVD法により形成する。
次に、第3層間絶縁膜SO13の上にパッシベーション膜SN12を形成する。パッシベーション膜SN12には、P−SiN膜を用い、CVD法により成膜する。パッシベーション膜SN12は、配線工程が完了した後に、半導体装置の表面を外的な損傷から保護するための被膜である。
次に、図12を参照して、写真製版技術およびドライエッチング処理により、第2層間絶縁膜SO12、第3層間絶縁膜SO13、およびパッシベーション膜SN12を選択的に除去し、パッド領域層MPの一部が露出するパッド開口部SPを形成する。パッシベーション膜SN12のドライエッチング処理においては、等方性エッチングを用いていることから、パッシベーション膜SN12の開口エッジSNeの方が、第2層間絶縁膜SO12および第3層間絶縁膜SO13の開口端面SPeよりも後退している。
次に、図13を参照して、パッシベーション膜SN12の上に、保護膜PFとして感光性ポリイミド膜を塗布し、写真製版処理を経てポリイミドパターンが形成される。保護膜PFの開口端面PFeは、パッシベーション膜SN12の開口エッジSNeよりも後退している。
以上の工程により、図2および図3に示す半導体装置が完成する。ここで、図14を参照して、最上層アルミ配線である配線層Mの上に金属抵抗素子層Rmを設けない、既存構造の最上層アルミ配線周りの構造を説明する。
0.15μmクラス以降の半導体装置では最上層アルミ配線Mの膜厚や配線ピッチの関係から、パッシベーションSNとしてP−SiN膜を形成する前に、最上層アルミ配線Mの段差を埋める目的で、HDP−USG膜SOを形成するのが一般的である。しかしながら、最上層アルミ配線Mの段差が大きいため、パッシベーション膜SNおよび保護膜PFにも段差が残存する。
図13と図14を比較すると分かるが、本実施の形態の構造では、パッシベーション膜SN12と最上層アルミ配線Mとの間の領域に、金属抵抗素子層Rmを形成している。また、金属抵抗素子層Rmを形成する前に第2層間絶縁膜SO12の表面を、CMP法により平坦化処理を行なっている。これにより、パッシベーション膜SN12の平坦性も向上している。
なお、図14に示す既存構造に比較して、図13に示す本実施の形態における構造では、パッド開口部SPの側壁からチップ内部に向けて酸化膜(第2層間絶縁膜SO12、第3層間絶縁膜SO13)が一繋がりとなることから、パッド開口部SPからの水分進入による金属抵抗素子層Rmの耐湿劣化が生じ易い構造となっている。
したがって、金属抵抗素子層Rmの耐湿劣化を防止する目的で、第2層間絶縁膜SO12および第3層間絶縁膜SO13の開口端面SPeと、金属抵抗素子層Rm1〜Rm4との距離(S1)は、開口端面SPeからの水分の浸入による金属抵抗素子層Rm1〜Rm4の耐湿劣化を阻止する観点から、100μm以上離れるように設けることが好ましい。
この耐湿劣化を阻止する構造は、本発明の構造に限らず、半導体装置の構造において、パッド開口部からの水分進入による金属抵抗素子層等の耐湿劣化が課題となる場合には、この課題を有効に解決することができる。
なお、本実施の形態では図3に示すように、最上層アルミ配線から説明したが、その下層は公知の構造および形成方法によりタングステンプラグ等で接続され多層配線構造を有している。また、アルミ配線構造にて説明したが、昨今先端デバイスで使用されている銅配線構造においても同様な金属抵抗素子層を実現することができる。
また、先にも説明したが、金属抵抗素子層Rmの平坦性を向上し抵抗精度を向上する目的で、金属抵抗素子層Rmのアレイ配置の下に直交する構造で、約3μmのライン幅、約3μmのスペースのダミー層Mdを配置している。このダミー層Mdは接地し、GND線として使用している。
ここで、上記においては、金属配線層Rmの一例として、高融点金属材料であるTiNを用いた場合について説明しているが、この材料に限定されるものではない。一般に金属配線層に用いられる抵抗材料はポリシリコンなどの半導体材料と比較して比抵抗が低い。よって、ある程度高抵抗を必要とする回路(たとえばOCO回路等)では、従来ポリシリコンで形成していた。
しかし、回路(たとえばOCO回路等)に金属の抵抗材料を使用すると、ポリシリコンと同等の抵抗値を得るために、シート数を非常に大きくする必要があり、レイアウト面積が非常に大きくなるデメリットがある。そこで、金属の抵抗材料としては、中でも比較的比抵抗の高い材料が望ましい。一方、高精度素子として使用する場合、半導体装置製品の温度保証範囲内で抵抗値の変動が小さい方が、回路の温度間精度を向上することができる。
よって、金属の抵抗材料としては、抵抗温度係数(TCR:Temperature Coefficient of Resistance)がなるべく小さい材料が望ましい。
これらの要求を満たす高融点金属材料として、本実施の形態では、窒化チタン(TiN)を用いている。抵抗値の調整のために、Tiとの積層膜にしたり、窒素濃度を変更させるのもよい。また、上記要求を満たすものとして、窒化チタン(TiN)に代わり窒化タンタル(TaN)などの他材料でも適用は可能である。
以上、本実施の形態における半導体装置およびその製造方法によれば、半導体装置内のパッシベーション膜SN12と最上層アルミ配線Mとの間の領域に、金属抵抗素子層Rmを形成している。これにより、パッケージング工程以降のモールド応力による抵抗値の変動が少ない高精度抵抗素子が実現でき、高精度なアナログ回路を形成することができる。
また、最上層アルミ配線Mの上部を平坦化するため、パッシベーション膜SN12の平坦性が向上し、パッシベーションクラックなどの機械的不良に対する耐性が向上し、半導体装置製品として信頼性が向上する。
また、通常比較的シート抵抗値の低い金属の抵抗材料を用いてレイアウトすると面積が増大し、かつその金属材料の抵抗素子を回避して他の素子をレイアウトするため、チップ面積が大きくなる。しかし、本実施の形態では、最上層アルミ配線Mの上に金属抵抗素子層Rmを配置しているため、パッド開口部の配置以外は、殆ど自由に使用できる領域であり、チップ面積を増大することなく、金属抵抗素子層Rmを形成することを可能としている。
(具体的な回路構成)
図15を参照して、上述した金属抵抗素子層Rmを採用した具体的な発振回路構成について説明する。この発振回路は、たとえば容量素子の充電と放電との繰り返しによる発振動作により所定の発振周期の出力信号を発生する発振回路である。
デプレッション型の第1MOSFETQ1、抵抗値の小さい抵抗R1(上述の金属抵抗素子層Rmに構成する)、エンハンスメント型の第2MOSFETQ2、第3MOSFETQ3、および第4MOSFETQ4からなる定電流回路CVCと、エンハンスメント型のMOSFETQ5〜MOSFETQ7と、コンデンサC1(容量素子)と、差動増幅回路DACと、遅延回路DCと、昇圧回路PRCとから構成されている。
定電流回路CVCにおいては、MOSFETQ1のソースと抵抗R1の一端、MOSFETQ1のドレインとMOSFETQ2のドレイン、MOSFETQ2のゲートおよびドレインとMOSFETQ3のゲート、MOSFETQ3のドレインとMOSFETQ4のドレイン、MOSFETQ4のゲートおよびドレインとMOSFETQ1のゲート、MOSFETQ2,Q3のソースと電源電圧Vcc、抵抗R1の他端およびMOSFETQ4のソースと接地電圧とがそれぞれ接続されている。
この回路構成により、定電圧レベルの信号が出力されるようになっている。なお、MOSFETQ1、およびMOSFETQ4は、NチャネルMOS構造であり、またMOSFETQ2、およびMOSFETQ3はPチャネルMOS構造である。
この定電流回路CVCのMOSFETQ2のゲートとMOSFETQ3のゲートとの接続ノードには、ソースが電源電圧Vccに接続されたMOSFETQ5のゲートが接続され、さらにこのMOSFETQ5のドレインはMOSFETQ6のソース、MOSFETQ6のドレインはMOSFETQ7のドレイン、MOSFETQ7のソースは接地電圧にそれぞれ接続されている。
さらに、MOSFETQ6のゲートとMOSFETQ7のゲートとは、共通接続されて遅延回路DCの出力端に接続されている。またMOSFETQ6のドレインとMOSFETQ7のドレインとの接続ノードからコンデンサC1の一端、差動増幅回路DACの正入力端子にそれぞれ接続されている。
差動増幅回路DACでは、定電流回路CVCで発生する定電圧レベルとコンデンサC1の電圧レベルとが比較され、この比較結果に応じてコンデンサC1が充電または放電されるようになっている。
昇圧回路PRCは、インバータIV1、エンハンスメント型nチャネルのMOSFETQ12,Q13、およびコンデンサC2,C3を有し、起動信号CLKが入力され、昇圧された出力電圧が定電流回路CVCのMOSFETQ4のゲートとMOSFETQ1のゲートとの接続ノードに印加されている。
この昇圧回路PRCにおいては、起動信号CLKがインバータIV1およびMOSFETQ12のゲートに入力され、このインバータIV1の出力端子とコンデンサC2の一端、コンデンサC2の他端とMOSFETQ12のドレイン、MOSFETQ13のゲートおよびドレイン、MOSFETQ13のソースとコンデンサC3の一端とがそれぞれ接続され、さらにMOSFETQ12のソースおよびコンデンサC3の他端は接地電圧に接続されている。
(実施の形態2)
次に、図16および図17を参照して、半導体装置の一例として、高速OCO回路の一部構造について説明する。マイコンチップの全体構造は、図1と同じである。なお、図17は、図16中のXVII−XVII線矢視断面を示している。
図17を参照して、この半導体装置は、基板SUBの上方に設けられた第1層間絶縁膜SO21と、この第1層間絶縁膜SO21の上に設けられ、第1の方向(図17中のX方向)において相互に所定の間隙を有するように配置され、第1の方向(X方向)に対して直交する第2の方向(図16中のY方向)に延びる複数の第1ダミー層MLdを有する。
第1層間絶縁膜SO21の上には、複数の第1ダミー層MLdを第1の方向(X方向)において両側から挟む位置に、第2の方向(Y方向)において所定の間隙を隔てて配置されるタップ層MLa,MLbが設けられている。図16に示す平面視においては、タップ層MLi,MLa〜MLc,MLoが設けられている。
図17を参照して、第1層間絶縁膜SO21の上には、第1ダミー層MLdおよびタップ層MLa,MLbと同一工程で製造された下層配線層MLが設けられている。
複数の第1ダミー層MLd、タップ層MLa,MLb、および下層配線層MLは、表面が平坦化された第2層間絶縁膜SO22に覆われ、この第2層間絶縁膜SO22の上には、第の方向(方向)に延びる金属抵抗素子層RLm2が設けられている。金属抵抗素子層RLm2は、金属配線層RLmと酸化防止膜層SN21との2層構造を有している。
図16に示す平面視においては、金属抵抗素子層RLm1〜RLm4は、それぞれ第1の方向(X方向)に延び、第2の方向(Y方向)おいて相互に所定の間隙を有するように配置されている。金属抵抗素子層RLm1〜RLm4は、それぞれの両端部において、第2層間絶縁膜SO22を貫通しタップ層MLi,MLa〜MLc,MLoに連結するコンタクトプラグCP21が設けられている。
なお、写真製版技術における製造精度を向上させる観点から、金属抵抗素子層RLm1およびRLm4のそれぞれの外側には、ダミー金属抵抗素子層RLmd、およびダミータップ層MLdeが設けられている。
これにより、金属抵抗素子層RLm1〜RLm4は、タップ層MLi→コンタクトプラグCP21→金属抵抗素子層RLm1→コンタクトプラグCP21→タップ層MLa→コンタクトプラグCP21→金属抵抗素子層RLm2→コンタクトプラグCP21→タップ層MLb→コンタクトプラグCP21→金属抵抗素子層RLm3→コンタクトプラグCP21→タップ層MLc→コンタクトプラグCP21→金属抵抗素子層RLm4→コンタクトプラグCP21→タップ層MLoと電気的に接続された直列接続となる。
図17を参照して、金属抵抗素子層RLm2は、表面が平坦な第3層間絶縁膜SO23に覆われている。第3層間絶縁膜SO23の上には、第1の方向(図16中のX方向)において相互に所定の間隙を有するように配置され、第1の方向(X方向)に対して直交する第2の方向(図16中のY方向)に延びる複数の第2ダミー層Mhdが設けられている。
複数の第1ダミー層MLdと複数の第2ダミー層Mhdとは、平面視において、隣接する第1ダミー層MLdの間に第2ダミー層Mhdが位置するように配置されている。第1ダミー層MLdと複数の第2ダミー層Mhdとは接地し、GND線として使用している。
また、第3層間絶縁膜SO23の上には、第2ダミー層Mhdと同一工程で製造された上層配線層Mhが設けられている。下層配線層MLと上層配線層Mhとは、第2層間絶縁膜SO22および第3層間絶縁膜SO23を貫通するコンタクトプラグCP22により、電気的に接続されている。
なお、本実施の形態における構成は、金属抵抗素子層RLmを多層アルミ配線構造の中間層の層間膜中に形成する構造であるから、第1層間絶縁膜SO21の下層、および第3層間絶縁膜SO23の上層には、公知の構造の多層配線構造が採用されている。
(製造方法)
次に、図18〜図29を参照して、図16および図17に示す半導体装置の製造方法について説明する。以下に示す製造方法は、図16中のXVII−XVII線矢視断面に対応する製造工程を示している。
図18を参照して、基板SUBの上に公知の多層配線構造が形成された後、表面が平坦化された第1層間絶縁膜SO21を形成する。第1層間絶縁膜SO21には、HDP−USGおよびP−TEOSからなるシリコン酸化膜を用いる。なお、基板SUBは、半導体素子が作り込まれた半導体基板でもよく、また、半導体以外の材質よりなる基板であってもかまわない。
次に、第1層間絶縁膜SO21の上に中間配線層MLを形成する。配線層MLは、中間アルミ配線であり、スパッタリング法で成膜する。配線層MLは、下層ML1としてTiN/Ti膜、配線本体ML2として銅添加アルミ(Al−Cu)膜、上層ML3としてTiN/Ti膜からなる積層構造である。配線層MLの膜厚は、約300nmから約400nm程度である。
次に、中間配線層MLの上に、反射防止膜SON21を形成する。反射防止膜SON21として、プラズマ酸窒化膜(P-SiON)をCVD法により形成する。
次に、図19を参照して、中間配線層MLおよび反射防止膜SON21のパターニングを行なう。パターニングには、写真製版技術およびドライエッチング処理を用いる。これにより、第1の方向(X方向)において相互に所定の間隙を有するように配置され、第1の方向(X方向)に対して直交する第2の方向(Y方向)に延びる複数の第1ダミー層MLdと、複数の第1ダミー層MLdを第1の方向(X方向)において両側から挟む位置に配置されるタップ層MLa,MLbと、所定形状の中間配線層MLとが形成される。
次に、図20を参照して、第1ダミー層MLd、タップ層MLa,MLb、および中間配線層MLを覆う第2層間絶縁膜SO22を形成する。第2層間絶縁膜SO22には、HDP−USGおよびP−TEOSからなるシリコン酸化膜を用いる。シリコン酸化膜の表面は、CMP法により平坦化処理を行なう。
ここで、HDP−USG膜としてはアルミ配線段差を被覆するために約500nm以上の膜厚が必要であり、また平坦化研磨量としては段差の約1.5倍が必要となる。このとき第1ダミー層MLdは、後に成膜される金属抵抗素子層RLmの平坦性を良好にするために同一間隔、たとえば約3μmのライン幅、約3μmのスペースとしている。
次に、図21を参照して、写真製版技術およびドライエッチング処理を用いて、タップ層MLa,MLbのそれぞれに連通するコンタクトホールVLa1を、第2層間絶縁膜SO22に形成する。コンタクトホールVLa1は、コンタクト抵抗の安定性を確保するため、片側に2箇所以上設けることが好ましい。
次に、図22を参照して、コンタクトホールVLa1内に、コンタクトプラグCP21を形成する。コンタクトホールVLa1内には、バリアメタルとしてTiN/Ti積層膜CP211をスパッタリング法により成膜し、その後、タングステン(W)膜CP212をCVD法により成膜する。その後、CMP法により、TiN/Ti積層膜CP211およびタングステン(W)膜CP212の上面を平坦にする。
次に、図23を参照して、第2層間絶縁膜SO22の上に金属抵抗素子層RLm2を形成する。金属抵抗素子層RLm2は、金属配線層RLmと酸化防止膜層SN21との2層構造を有している。金属配線層RLmには、高融点金属の一例として、TiN膜をスパッタリング法により形成する。抵抗素子として約40Ω/□の抵抗値を得るために、たとえば約30nmの膜厚に成膜する。
酸化防止膜層SN21には、プラズマ窒化(P−SiN)膜を用い、CVD法により成膜する。膜厚は、たとえば約45mmである。
次に、図24を参照して、写真製版技術およびドライエッチング処理を用いて、金属抵抗素子層RLm2のパターニングを行なう。
この工程により、図16の平面図に示すように、金属抵抗素子層RLm1〜RLm4(ダミー金属抵抗素子層RLmdを含む)は、ストライプ状にパターニングが行なわれるとともに、金属抵抗素子層RLm1〜RLm4は、コンタクトプラグCP21を介在させてタップ層MLi,MLa,MLb,MLc,MLoと電気的に接続されることにより直列接続となる。
金属抵抗素子層RLmの幅としては、加工寸法安定性向上の要求、およびレイアウト面積縮小の要求から、本実施の形態では約0.8μmとしている。また、抜き幅(抵抗間隔)は、約0.6μmである。
直列に繋ぐ単位抵抗の本数、および単位抵抗の長さは必要抵抗値から決まるが、単位抵抗長に関しては極端に短いと、総抵抗にしめるタップ層の影響が大きくなりすぎ抵抗精度が悪くなる。よって、金属抵抗素子層(単位抵抗)の長さは、約40μm以上にすることが望ましい。
なお、酸化防止膜層SN21は酸素プラズマ雰囲気でレジスト除去を行なう際に、金属抵抗素子層RLm2の表面が酸化雰囲気にさらされるのを防止している。
次に、図25を参照して、金属抵抗素子層RLm2を覆うように、第2層間絶縁膜SO22の上に第3層間絶縁膜SO23を形成する。第3層間絶縁膜SO23には、P−TEOS膜からなるシリコン酸化膜を用い、CVD法により形成する。
次に、図26を参照して、写真製版技術およびドライエッチング処理を用いて、第2層間絶縁膜SO22および第3層間絶縁膜SO23に、中間配線層MLに連通するコンタクトホールVh1を形成する。コンタクトホールVh1は、コンタクト抵抗の安定性を確保するため、2箇所以上設けることが好ましい。
次に、図27を参照して、コンタクトホールVh1内に、コンタクトプラグCP22を形成する。コンタクトホールVh1内には、バリアメタルとしてTiN/Ti積層膜CP221をスパッタリング法により成膜し、その後、タングステン(W)膜CP222をCVD法により成膜する。その後、CMP法により、TiN/Ti積層膜CP221およびタングステン(W)膜CP222の上面を平坦にする。
次に、図28を参照して、第3層間絶縁膜SO23の上に上層配線層Mhを形成する。上層配線層Mhは、上層アルミ配線であり、スパッタリング法で成膜する。上層配線層Mhは、下層Mh1としてTiN/Ti膜、配線本体Mh2として銅添加アルミ(Al−Cu)膜、上層Mh3としてTiN/Ti膜からなる積層構造である。上層配線層Mhの膜厚は、Mhが最上層配線層でなければ、300nmから400nm程度であり、Mhが最上層配線層の場合は、数百nmから1μm程度である。
次に、上層配線層Mhの上に、反射防止膜SON22を形成する。反射防止膜SON22として、プラズマ酸窒化膜(P-SiON)をCVD法により形成する。
次に、図29を参照して、上層配線層Mhおよび反射防止膜SON22のパターニングを行なう。パターニングには、写真製版技術およびドライエッチング処理を用いる。これにより、第1の方向(X方向)において相互に所定の間隙を有するように配置され、第1の方向(X方向)に対して直交する第2の方向(Y方向)に延びる複数の第2ダミー層Mhd、所定形状の上層配線層Mhとが形成される。
複数の第1ダミー層MLdと複数の第2ダミー層Mhdとは、平面視において、隣接する第1ダミー層MLdの間に第2ダミー層Mhdが位置するようにパターニングされている。ここで、たとえば、配線層間膜中の水素が下方に位置する基板側のMOSトランジスタ等へ拡散してくると素子特性を劣化させる課題がある。しかし、平面視において、第1ダミー層MLdと第2ダミー層Mhdとが交互に配置されていることで、上方からの水素進入を抑制することが期待できる。
以上の工程により、図16および図17に示す半導体装置が完成する。本実施の形態における半導体装置においても、金属配線層RLmの一例として、高融点金属材料であるTiNを用いた場合について説明しているが、この材料に限定されるものではなく、金属の抵抗材料としては、抵抗温度係数(TCR)がなるべく小さい材料が望ましく、窒化チタン(TiN)に代わり窒化タンタル(TaN)などの他材料でも適用は可能である。
以上、本実施の形態における半導体装置およびその製造方法によれば、半導体装置内の中間配線層MLと上部配線層Mhとの間の領域に、金属抵抗素子層RLmを形成している。これにより、パッケージング工程以降のモールド応力による抵抗値の変動が少ない高精度抵抗素子が実現でき、高精度なアナログ回路を形成することができる。なお、上述した金属抵抗素子層RLmを採用した具体的な発振回路構成については、図15に示した発振回路と同じである。
(実施の形態3)
次に、図30および図31を参照して、半導体装置の一例として、高速OCO回路の一部構造について説明する。マイコンチップの全体構造は、図1と同じである。なお、図31は、図30中のXXXI−XXXI線矢視断面を示している。
図31を参照して、この半導体装置は、基板SUBの上方に設けられた第1層間絶縁膜SO21と、この第1層間絶縁膜SO21の上に設けられ、第1の方向(図30中のX方向)において相互に所定の間隙を有するように配置され、第1の方向(X方向)に対して直交する第2の方向(図30中のY方向)に延びる複数の第1ダミー層MLdを有する。
また、第1層間絶縁膜SO21の上には、第1ダミー層MLdと同一工程で製造された下層配線層MLが設けられている。
複数の第1ダミー層MLdおよび下層配線層MLは、表面が平坦化された第2層間絶縁膜SO22に覆われ、この第2層間絶縁膜SO22の上には、第の方向(方向)に延びる金属抵抗素子層RLm2が設けられている。金属抵抗素子層RLm2は、金属配線層RLmと酸化防止膜層SN21との2層構造を有している。
図30に示す平面視においては、金属抵抗素子層RLm1〜RLm4は、それぞれ第1の方向(X方向)に延び、第2の方向(Y方向)おいて相互に所定の間隙を有するように配置されている。
なお、写真製版技術における製造精度を向上させる観点から、金属抵抗素子層RLm1およびRLm4のそれぞれの外側には、ダミー金属抵抗素子層RLmdが設けられている。
図31を参照して、金属抵抗素子層RLm2は、表面が平坦な第3層間絶縁膜SO23に覆われている。第3層間絶縁膜SO23の上には、第1の方向(図30中のX方向)において相互に所定の間隙を有するように配置され、第1の方向(X方向)に対して直交する第2の方向(図30中のY方向)に延びる複数の第2ダミー層Mhdが設けられている。
複数の第1ダミー層MLdと複数の第2ダミー層Mhdとは、平面視において、隣接する第1ダミー層MLdの間に第2ダミー層Mhdが位置するように配置されている。第1ダミー層MLdと複数の第2ダミー層Mhdとは接地し、GND線として使用している。
また、第3層間絶縁膜SO23の上には、複数の第2ダミー層Mhdを第1の方向(X方向)において両側から挟む位置に、第2の方向(Y方向)において所定の間隙を隔てて配置されるタップ層Mha,Mhbが設けられている。図30に示す平面視においては、タップ層Mhi,Mha〜Mhc,Mhoが設けられている。また、写真製版技術における製造精度を向上させる観点から、ダミータップ層Mhdeが設けられている。
金属抵抗素子層RLm1〜RLm4は、それぞれの両端部において、第3層間絶縁膜SO23を貫通しタップ層Mhi,Mha〜Mhc,Mhoに連結するコンタクトプラグCP31が設けられている。
これにより、金属抵抗素子層RLm1〜RLm4は、タップ層Mhi→コンタクトプラグCP31→金属抵抗素子層RLm1→コンタクトプラグCP31→タップ層Mha→コンタクトプラグCP31→金属抵抗素子層RLm2→コンタクトプラグCP31→タップ層Mhb→コンタクトプラグCP31→金属抵抗素子層RLm3→コンタクトプラグCP31→タップ層Mhc→コンタクトプラグCP31→金属抵抗素子層RLm4→コンタクトプラグCP31→タップ層Mhoと電気的に接続された直列接続となる。
また、第3層間絶縁膜SO23の上には、第2ダミー層Mhdと同一工程で製造された上層配線層Mhが設けられている。下層配線層MLと上層配線層Mhとは、第2層間絶縁膜SO22および第3層間絶縁膜SO23を貫通するコンタクトプラグCP32により、電気的に接続されている。
なお、本実施の形態における構成は、金属抵抗素子層RLmを多層アルミ配線構造の中間層の層間膜中に形成する構造であるから、第1層間絶縁膜SO21の下層、および第3層間絶縁膜SO23の上層には、公知の構造の多層配線構造が採用されている。
(製造方法)
次に、図32〜図41を参照して、図30および図31に示す半導体装置の製造方法について説明する。以下に示す製造方法は、図30中のXXXI−XXXI線矢視断面に対応する製造工程を示している。
図32を参照して、基板SUBの上に公知の多層配線構造が形成された後、表面が平坦化された第1層間絶縁膜SO21を形成する。第1層間絶縁膜SO21には、HDP−USGおよびP−TEOSからなるシリコン酸化膜を用いる。なお、基板SUBは、半導体素子が作り込まれた半導体基板でもよく、また、半導体以外の材質よりなる基板であってもかまわない。
次に、第1層間絶縁膜SO21の上に中間配線層MLを形成する。配線層MLは、中間アルミ配線であり、スパッタリング法で成膜する。配線層MLは、下層ML1としてTiN/Ti膜、配線本体ML2として銅添加アルミ(Al−Cu)膜、上層ML3としてTiN/Ti膜からなる積層構造である。配線層Mの膜厚は、約300nmから約400nm程度である。
次に、中間配線層MLの上に、反射防止膜SON21を形成する。反射防止膜SON21として、プラズマ酸窒化膜(P-SiON)をCVD法により形成する。
次に、図33を参照して、中間配線層MLおよび反射防止膜SON21のパターニングを行なう。パターニングには、写真製版技術およびドライエッチング処理を用いる。これにより、第1の方向(X方向)において相互に所定の間隙を有するように配置され、第1の方向(X方向)に対して直交する第2の方向(Y方向)に延びる複数のダミー層MLdと、所定形状の中間配線層MLとが形成される。
次に、図34を参照して、ダミー層MLdおよび中間配線層MLを覆う第2層間絶縁膜SO22を形成する。第2層間絶縁膜SO22には、HDP−USGおよびP−TEOSからなるシリコン酸化膜を用いる。シリコン酸化膜の表面は、CMP法により平坦化処理を行なう。
ここで、HDP−USG膜としてはアルミ配線段差を被覆するために500nm以上の膜厚が必要であり、また平坦化研磨量としては段差の約1.5倍が必要となる。このとき上記ダミー層MLdは、後に成膜される金属抵抗素子層RLmの平坦性を良好にするために同一間隔、たとえば約3μmのライン幅、約3μmのスペースとしている。
次に、図35を参照して、第2層間絶縁膜SO22の上に金属抵抗素子層RLm2を形成する。金属抵抗素子層RLm2は、金属配線層RLmと酸化防止膜層SN21との2層構造を有している。金属配線層RLmには、高融点金属の一例として、TiN膜をスパッタリング法により形成する。抵抗素子として約40Ω/□の抵抗値を得るために、たとえば約30nmの膜厚に成膜する。
酸化防止膜層SN21には、プラズマ窒化(P−SiN)膜を用い、CVD法により成膜する。膜厚は、たとえば約45mmである。
次に、図36を参照して、写真版技術およびドライエッチング処理を用いて、金属抵抗素子層RLm2のパターニングを行なう。
この工程により、図30の平面図に示すように、金属抵抗素子層RLm1〜RLm4(ダミー金属抵抗素子層RLmdを含む)は、ストライプ状にパターニングが行なわれる。
金属抵抗素子層RLmの幅としては、加工寸法安定性向上の要求、およびレイアウト面積縮小の要求から、本実施の形態では約0.8μmとしている。また、抜き幅(抵抗間隔)は、約0.6μmである。
なお、酸化防止膜層SN21は酸素プラズマ雰囲気でレジスト除去を行なう際に、金属抵抗素子層RLm2の表面が酸化雰囲気にさらされるのを防止している。
次に、図37を参照して、金属抵抗素子層RLm2を覆うように、第2層間絶縁膜SO22の上に第3層間絶縁膜SO23を形成する。第3層間絶縁膜SO23には、P−TEOS膜からなるシリコン酸化膜を用い、CVD法により形成する。
次に、図38を参照して、写真製版技術およびドライエッチング処理を用いて、第2層間絶縁膜SO22に金属配線層RLmに通じるコンタクトホールVha1と、第2層間絶縁膜SO22および第3層間絶縁膜SO23に、中間配線層MLに連通するコンタクトホールVh1を同時に形成する。コンタクトホールVha1およびコンタクトホールVh1は、コンタクト抵抗の安定性を確保するため、2箇所以上設けることが好ましい。
なお、コンタクトホールVha1とコンタクトホールVh1とは、エッチング深さが異なるが、プラズマ窒化(P−SiN)膜を用いた酸化防止膜層SN21およびプラズマ酸窒化膜(P-SiON)SON22が、エッチングストッパーとして作用するために、コンタクトホールVha1およびコンタクトホールVh1を同時に開口することが可能となる。
次に、図39を参照して、コンタクトホールVha1内に、コンタクトプラグCP31を形成し、コンタクトホールVh1内に、コンタクトプラグCP32を、同時に形成する。コンタクトホールVha1、Vh1内に、バリアメタルとしてそれぞれTiN/Ti積層膜CP311、CP321をスパッタリング法により同時に成膜する。
次に、コンタクトホールVha1,Vh1内に、それぞれタングステン(W)膜CP312、CP322をCVD法により同時に成膜する。その後、CMP法により、TiN/Ti積層膜CP311,CP321およびタングステン(W)膜CP312,CP322の上面を平坦にする。
次に、図40を参照して、第3層間絶縁膜SO23の上に上層配線層Mhを形成する。上層配線層Mhは、上層アルミ配線であり、スパッタリング法で成膜する。上層配線層Mhは、下層Mh1としてTiN/Ti膜、配線本体Mh2として銅添加アルミ(Al−Cu)膜、上層Mh3としてTiN/Ti膜からなる積層構造である。上層配線層Mhの膜厚は、Mhが最上層配線層でなければ、300nmから400nm程度であり、Mhが最上層配線層の場合は、数百nmから1μm程度である。
次に、上層配線層Mhの上に、反射防止膜SON22を形成する。反射防止膜SON22として、プラズマ酸窒化膜(P-SiON)をCVD法により形成する。
次に、図41を参照して、上層配線層Mhおよび反射防止膜SON22のパターニングを行なう。パターニングには、写真製版技術およびドライエッチング処理を用いる。これにより、第1の方向(X方向)において相互に所定の間隙を有するように配置され、第1の方向(X方向)に対して直交する第2の方向(Y方向)に延びる複数の第2ダミー層Mhdと、複数のダミー層Mhdを第1の方向(X方向)において両側から挟む位置に配置されるタップ層Mha,Mhbと、所定形状の上層配線層Mhとが形成される。
これにより、金属抵抗素子層RLm1〜RLm4は、コンタクトプラグCP31を介在させてタップ層Mhi,Mha,Mhb,Mhc,Mhoと電気的に接続されることにより直列接続となる。
直列に繋ぐ単位抵抗の本数、および単位抵抗の長さは必要抵抗値から決まるが、単位抵抗長に関しては極端に短いと、総抵抗にしめるタップ層の影響が大きくなりすぎ抵抗精度が悪くなる。よって、金属抵抗素子層(単位抵抗)の長さは、約40μm以上にすることが望ましい。
複数の第1ダミー層MLdと複数の第2ダミー層Mhdとは、平面視において、隣接する第1ダミー層MLdの間に第2ダミー層Mhdが位置するようにパターニングされている。ここで、たとえば、配線層間膜中の水素が下方に位置する基板側のMOSトランジスタ等へ拡散してくると素子特性を劣化させる課題がある。しかし、平面視において、第1ダミー層MLdと第2ダミー層Mhdとが交互に配置されていることで、上方からの水素進入を抑制することが期待できる。
以上の工程により、図30および図31に示す半導体装置が完成する。本実施の形態における半導体装置においても、金属配線層RLmの一例として、高融点金属材料であるTiNを用いた場合について説明しているが、この材料に限定されるものではなく、金属の抵抗材料としては、抵抗温度係数(TCR:Temperature Coefficient of Resistance)がなるべく小さい材料が望ましく、窒化チタン(TiN)に代わり窒化タンタル(TaN)などの他材料でも適用は可能である。
以上、本実施の形態における半導体装置およびその製造方法によれば、半導体装置内の中間配線層MLと上部配線層Mhとの間の領域に、金属抵抗素子層RLmを形成している。これにより、パッケージング工程以降のモールド応力による抵抗値の変動が少ない高精度抵抗素子が実現でき、高精度なアナログ回路を形成することができる。
また、タップ層Mhi,Mha,Mhb,Mhc,Mhoを、第3層間絶縁膜SO23の上に設ける構成を採用することで、コンタクトプラグCP31とコンタクトプラグCP32とを同時に形成することができるため、プロセスフローを簡略することができ、製品としての歩留向上も期待できる。なお、上述した金属抵抗素子層RLmを採用した具体的な発振回路構成については、図15に示した発振回路と同じである。
(金属抵抗素子層の他の配置形態)
上記各実施の形態においては、図42に示すように、金属抵抗素子層は、相互に並行に配置された端部を交互に電気的に接続することにより、直列接続を実現させている。図42(A)は、実施の形態1における金属抵抗素子層の配置を模式的に示している。その結果、図42(B)に示すように、電流の流れは平面視においてはジグザグとなる。しかし、金属抵抗素子層の配置および接続形態はこれに限定されるものではない。
たとえば、図43(A)に示すように、相互に並行に配置された金属抵抗素子層Rm1〜Rm4において、金属抵抗素子層Rm1と金属抵抗素子層Rm3とを、タップ層Ma1を用いて接続し、金属抵抗素子層Rm2と金属抵抗素子層Rm4とを、タップ層Mc1を用いて接続し、金属抵抗素子層Rm3と金属抵抗素子層Rm4とを、タップ層Mb1を用いて接続する直列接続構造を採用することも可能である。
具体的には、タップ層Mi→コンタクトプラグCP1→金属抵抗素子層Rm1→コンタクトプラグCP1→タップ層Ma1→コンタクトプラグCP1→金属抵抗素子層Rm3→コンタクトプラグCP1→タップ層Mb1→コンタクトプラグCP1→金属抵抗素子層Rm4→コンタクトプラグCP1→タップ層Mc1→コンタクトプラグCP1→金属抵抗素子層Rm2→コンタクトプラグCP1→タップ層Moと電気的に接続された直列接続となる。この場合の電流の流れは、平面視においては図43(B)に示すものとなる。
以上、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明は、金属抵抗素子層を有する半導体装置およびその製造方法に特に有利に適用され得る。
C1,C2,C3 コンデンサ、CLK 起動信号、CP1,CP21,CP22,CP31,CP32 コンタクトプラグ、CP11,CP211,CP221,CP311,CP321 TiN/Ti積層膜、CP12,CP212,CP222,CP312,CP322 タングステン(W)膜、MC12 CPU形成領域、CVC 定電流回路、DAC 差動増幅回路、DC 遅延回路、IV1 インバータ、M 配線層、M1,Mh1,ML1 下層、M2,Mh2,ML2 配線本体、M3,Mh3,ML3 上層、MC1 マイコンチップ、MC11 RAM形成領域、MC13,MC15 周辺回路形成領域、MC14 ROM形成領域、MC16 電源回路領域、ML 下層配線層、MLd 第1ダミー層、MP パッド層、Md ダミー層、Mde,MLde,Mhde ダミータップ層、Mh 上層配線層、Mhd 第2ダミー層、Mi,Ma〜Mc,Mo,MLi,MLa〜MLc,MLo,Mhi,Mha〜Mhc,Mho タップ層、PF 保護膜、PFe,SPe 開口端面、PRC 昇圧回路、Q1 第1MOSFET、Q2 第2MOSFET、Q3 第3MOSFET、Q4 第4MOSFET、Q5,Q6,Q7,Q12,Q13 MOSFET、R1 抵抗、Rm1〜Rm4,RLm1〜RLm4 金属抵抗素子層、Rm,RLm 金属配線層、Rmd,RLmd ダミー金属抵抗素子層、SN1,SN21 酸化防止膜層、SN12 パッシベーション膜、SNe 開口エッジ、SO11,SO21 第1層間絶縁膜、SO12,SO22 第2層間絶縁膜、SO13,SO23 第3層間絶縁膜、SON11,SON21,SON22 反射防止膜、SP パッド開口部、SUB 基板、Va1,Vh1,Vha1,VLa1 コンタクトホール。

Claims (14)

  1. 基板上に設けられた第1層間絶縁膜と、
    前記第1層間絶縁膜の上に設けられ、第1の方向において相互に所定の間隙を有するように配置され、前記第1の方向に対して直交する第2の方向に延びる複数の第1ダミー層と、
    前記第1ダミー層を覆い、表面が平坦化された第2層間絶縁膜と、
    前記第2層間絶縁膜の上に設けられ、前記第1の方向に延びる金属抵抗素子層と、
    複数の前記金属抵抗素子層を覆う第3層間絶縁膜と、
    前記第3層間絶縁膜の上に、前記第1の方向において相互に所定の間隙を有するように配置され、前記第2の方向に延びる複数の第2ダミー層と、を備え、
    複数の前記第1ダミー層は、前記第1層間絶縁膜の上に形成される第1配線層と同一の製造工程により形成された層であり、
    複数の前記第2ダミー層は、前記第3層間絶縁膜の上に形成される第2配線層と同一の製造工程により形成された層である、半導体装置。
  2. 前記第3層間絶縁膜を覆うパッシベーション膜と、を備え、
    複数の前記第1ダミー層は、当該半導体装置の最上層配線層と同一の製造工程により形成された層である、請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記金属抵抗素子層は、金属配線層と酸化防止膜層との2層構造である、請求項2に記載の半導体装置。
  4. 前記パッシベーション膜は、その表面が平坦である、請求項2または3に記載の半導体装置。
  5. 前記第1層間絶縁膜の上に設けられ、複数の前記第1ダミー層を前記第1の方向において両側から挟む位置に配置され、前記第2の方向において所定の間隙を隔てて配置される複数のタップ層を含み、
    前記金属抵抗素子層は、前記第1の方向に延び、それぞれ前記第2の方向おいて相互に所定の間隙を有するように複数配置され、
    複数の前記金属抵抗素子層は、直列接続となるように前記第2層間絶縁膜を貫通するコンタクトプラグにより前記タップ層と電気的に接続される、請求項2から4のいずれか1項に記載の半導体装置。
  6. 当該半導体装置は、前記最上層配線層の表面が露出する複数のパッド開口部を含み、
    複数の前記パッド開口部の縁部と、前記金属抵抗素子層との距離が、100μm以上離れている、請求項2から5のいずれか1項に記載に半導体装置。
  7. 前記金属抵抗素子層は、金属配線層と酸化防止膜層との2層構造である、請求項1に記載の半導体装置。
  8. 前記第1層間絶縁膜の上に設けられ、複数の前記第1ダミー層を前記第1の方向において両側から挟む位置に配置され、前記第2の方向において所定の間隙を隔てて配置される複数のタップ層を含み、
    前記金属抵抗素子層は、前記第1の方向に延び、それぞれ前記第2の方向において相互に所定の間隙を有するように複数配置され、
    複数の前記金属抵抗素子層は、直列接続となるように前記第2層間絶縁膜を貫通するコンタクトプラグにより前記タップ層と電気的に接続される、請求項1または7に記載の半導体装置。
  9. 複数の前記第1ダミー層と複数の前記第2ダミー層とは、平面視において交互に配置されている、請求項8に記載の半導体装置。
  10. 前記第3層間絶縁膜の上に設けられ、複数の前記第2ダミー層を前記第1の方向において両側から挟む位置に配置され、前記第2の方向において所定の間隙を隔てて配置される複数のタップ層を含み、
    前記金属抵抗素子層は、前記第1の方向に延び、それぞれ前記第2の方向において相互に所定の間隙を有するように複数配置され、
    複数の前記金属抵抗素子層は、直列接続となるように前記第3層間絶縁膜を貫通するコンタクトプラグにより前記タップ層と電気的に接続される、請求項1または7に記載の半導体装置。
  11. 複数の前記第1ダミー層と複数の前記第2ダミー層とは、平面視において交互に配置されている、請求項10に記載の半導体装置。
  12. 基板上に第1層間絶縁膜を形成する工程と、
    前記第1層間絶縁膜の上に配線層を形成する工程と、
    前記配線層のパターニングを行ない、第1の方向において相互に所定の間隙を有するように配置され、前記第1の方向に対して直交する第2の方向に延びる複数の第1ダミー層と、複数の前記1ダミー層を前記第1の方向において両側から挟む位置に配置され、前記
    第2の方向において所定の間隙を隔てて配置される複数のタップ層と、複数のパッド領域層とを形成する工程と、
    複数の前記第1ダミー層、複数の前記タップ層、および複数の前記パッド領域層を覆う第2層間絶縁膜を形成する工程と、
    複数の前記タップ層のそれぞれに連通するコンタクトホールを、前記第2層間絶縁膜に形成する工程と、
    前記コンタクトホール内に、コンタクトプラグを形成する工程と、
    前記第2層間絶縁膜の上に金属抵抗素子層を形成する工程と、
    前記金属抵抗素子層を、前記第1の方向に延び、それぞれ前記第2の方向おいて相互に所定の間隙を有し、前記コンタクトプラグを介在させて前記タップ層と電気的に接続されることにより直列接続となるように複数のストライプ状にパターニングを行なう工程と、
    複数の前記金属抵抗素子層を覆うように、前記第2層間絶縁膜の上に第3層間絶縁膜を形成する工程と、
    前記第3層間絶縁膜の上にパッシベーション膜を形成する工程と、
    前記第2層間絶縁膜、前記第3層間絶縁膜、および前記パッシベーション膜を選択的に除去し、前記パッド領域層の一部が露出するパッド開口部を形成する工程と、
    を備える、半導体装置の製造方法。
  13. 基板上に第1層間絶縁膜を形成する工程と、
    前記第1層間絶縁膜の上に第1配線層を形成する工程と、
    前記第1配線層のパターニングを行ない、第1の方向において相互に所定の間隙を有するように配置され、前記第1の方向に対して直交する第2の方向に延びる複数の第1ダミー層と、複数の前記第1ダミー層を前記第1の方向において両側から挟む位置に配置され、前記第2の方向において所定の間隙を隔てて配置される複数のタップ層と、を形成する工程と、
    複数の前記第1ダミー層および複数の前記タップ層を覆う第2層間絶縁膜を形成する工程と、
    複数の前記タップ層のそれぞれに連通するコンタクトホールを、前記第2層間絶縁膜に形成する工程と、
    前記コンタクトホール内に、コンタクトプラグを形成する工程と、
    前記第2層間絶縁膜の上に金属抵抗素子層を形成する工程と、
    前記金属抵抗素子層を、前記第1の方向に延び、それぞれ前記第2の方向において相互に所定の間隙を有し、前記コンタクトプラグを介在させて前記タップ層と電気的に接続されることにより直列接続となるように複数のストライプ状にパターニングを行なう工程と、
    複数の前記金属抵抗素子層を覆うように、前記第2層間絶縁膜の上に第3層間絶縁膜を形成する工程と、
    第3層間絶縁膜の上に、第2配線層を形成する工程と、
    前記第2配線層のパターニングを行ない、平面視において前記第1ダミー層と交互に配置される、前記第2の方向に延びる複数の第2ダミー層を形成する工程と、
    を備える、半導体装置の製造方法。
  14. 基板上に第1層間絶縁膜を形成する工程と、
    前記第1層間絶縁膜の上に第1配線層を形成する工程と、
    前記第1配線層のパターニングを行ない、第1の方向において相互に所定の間隙を有するように配置され、前記第1の方向に対して直交する第2の方向に延びる複数の第1ダミー層を形成する工程と、
    複数の前記第1ダミー層を覆う第2層間絶縁膜を形成する工程と、
    前記第2層間絶縁膜の上に金属抵抗素子層を形成する工程と、
    前記金属抵抗素子層を、前記第1の方向に延び、それぞれ前記第2の方向において相互に所定の間隙を有する複数のストライプ状にパターニングを行なう工程と、
    複数の前記金属抵抗素子層を覆うように、前記第2層間絶縁膜の上に第3層間絶縁膜を形成する工程と、
    複数の前記金属抵抗素子層のそれぞれに連通するコンタクトホールを、前記第3層間絶縁膜に形成する工程と、
    前記コンタクトホール内に、コンタクトプラグを形成する工程と、
    第3層間絶縁膜の上に、第2配線層を形成する工程と、
    第2配線層のパターニングを行ない、平面視において、下層に位置する前記第1ダミー層と交互に配置される、前記第2の方向に延びる複数の第2ダミー層と、複数の前記第1ダミー層を前記第1の方向において両側から挟む位置に配置され、前記第2の方向において所定の間隙を隔てて配置される複数のタップ層とを形成する工程と、を備え、
    複数の前記金属抵抗素子層は、前記コンタクトプラグを介在させて前記タップ層と電気的に接続されることにより直列接続となる、半導体装置の製造方法。
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