JP5590755B1 - ポリウレタン系弾性繊維用処理剤、ポリウレタン系弾性繊維の処理方法及びポリウレタン系弾性繊維 - Google Patents

ポリウレタン系弾性繊維用処理剤、ポリウレタン系弾性繊維の処理方法及びポリウレタン系弾性繊維 Download PDF

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Abstract

【課題】優れた捲形状を有するパッケージを得ることができ、また後加工でのスカムの発生や解舒時の糸切れが少なく、結果として近年の高度な要求に応える優れた加工品位のポリウレタン系弾性繊維を得ることができるポリウレタン系弾性繊維用処理剤、ポリウレタン系弾性繊維の処理方法及びポリウレタン系弾性繊維を提供する。
【解決手段】ポリウレタン系弾性繊維用処理剤として、特定の平滑剤と特定のアミノ変性シリコーンを含有して成るものを用いた。
【選択図】なし

Description

本発明は、後加工でのスカムの発生や解舒時の糸切れが少なく、優れた加工品位のポリウレタン系弾性繊維を得ることができるポリウレタン系弾性繊維用処理剤、ポリウレタン系弾性繊維の処理方法及びポリウレタン系弾性繊維に関する。
従来、ポリウレタン系弾性繊維用処理剤として、鉱物油及び/又はポリジオルガノシロキサンにアミノ変性シリコーンを配合して成るもの(例えば、特許文献1参照)、ポリオルガノシロキサン、エーテル変性ポリオルガノシロキサン及びアミノ変性ポリオルガノシロキサンから成るもの(例えば、特許文献2参照)等が提案されているが、これらの従来提案には、近年の製織工程の高速化における高度な加工品位の要求には十分応えられないという問題が有る。また従来、ポリウレタン系弾性繊維用処理剤として、ポリジメチルシロキサン、アミノ変性シリコーン及び特定の粒径のステアリン酸マグネシウムを含有して成るもの(例えば、特許文献3参照)等も提案されているが、この従来提案には、加工品位はある程度改善されるものの、ステアリン酸マグネシウムに起因する捲き形状の不良が生じ易く、要求される高度の加工品位と捲き形状を両立するポリウレタン系弾性繊維が得られないという問題がある。
特開昭61−97471号公報 特開平5−5277号公報 特開2000−144578号公報
本発明が解決しようとする課題は、後加工でのスカムの発生や解舒時の糸切れが少なく、近年の高度な要求に応える優れた加工品位のポリウレタン系弾性繊維を得ることができるポリウレタン系弾性繊維用処理剤、ポリウレタン系弾性繊維の処理方法及びポリウレタン系弾性繊維を提供する処にある。
本発明者らは、前記の問題を解決すべく研究した結果、ポリウレタン系弾性繊維用処理剤としては、特定の平滑剤と特定のアミノ変性シリコーンとを含有して成るものが正しく好適であることを見出した。
すなわち本発明は、下記の平滑剤及び下記の化1で示されるアミノ変性シリコーンを含有して成ることを特徴とするポリウレタン系弾性繊維用処理剤に係る。
平滑剤:シリコーンオイル、鉱物油、脂肪酸エステル及び液状ポリオレフィンから選ばれる一つ又は二つ以上からなり、且つ25℃における動粘度が5〜50mm/sのもの




Figure 0005590755
化1において、
,X:メチル基、炭素数1〜4のアルコキシ基又は水酸基であり、且つX及びXのうち少なくとも一つは炭素数1〜4のアルコキシ基又は水酸基
:下記の化2で示されるアミノ変性基
:炭素数1〜5のアルキル基
p:4〜1200の整数
q:1〜100の整数
Figure 0005590755
化2において、
,R:炭素数2〜5のアルキレン基
r:0又は1
先ず、本発明に係るポリウレタン系弾性繊維用処理剤(以下、本発明の処理剤という)について説明する。本発明の処理剤は、前記の平滑剤及び前記の化1で示されるアミノ変性シリコーンを含有して成るものである。
本発明の処理剤に供する平滑剤は、シリコーンオイル、鉱物油、脂肪酸エステル及び液状ポリオレフィンから選ばれる一つ又は二つ以上からなり、且つ25℃における動粘度が5〜50mm/sのものである。シリコーンオイルとしては、例えば、1)繰り返し単位がジメチルシロキサン単位から成るポリジメチルシロキサン類、2)繰り返し単位がジメチルシロキサン単位と炭素数2〜4のアルキル基を含むジアルキルシロキサン単位とから成るポリジアルキルシロキサン類、及び3)繰り返し単位がジメチルシロキサン単位とメチルフェニルシロキサン単位とから成るポリシロキサン類等が挙げられる。また鉱物油としては、パラフィン成分、ナフテン成分及びアロマ成分等を含有する一般的な石油留分が挙げられる。更に脂肪酸エステルとしては、例えば、1)ブチルステアラート、オクチルステアラート、オレイルラウラート、オレイルオレアート、イソトリデシルステアラート、イソペンタコサニルイソステアラート等の、脂肪族1価アルコールと脂肪族モノカルボン酸とのエステル、2)1,6−ヘキサンジオールジデカノアート、トリメチロールプロパンモノオレアートモノラウラート、トリメチロールプロパントリラウラート、ひまし油等の天然油脂等の、脂肪族多価アルコールと脂肪族モノカルボン酸とのエステル、3)アジピン酸ジラウリル、アゼライン酸ジオレイル等の、脂肪族1価アルコールと脂肪族多価カルボン酸とのエステル等が挙げられる。更にまた液状ポリオレフィンとしては、1−ブテン、1−ヘキセン、1−デセン等を重合して得られるポリαオレフィン等が挙げられる。なかでも、平滑剤としては、ポリジメチルシロキサン等のシリコーンオイルを含有するものが好ましい。かかる平滑剤としては、25℃における動粘度が5〜50mm/sのものを用いる。本発明において動粘度は、JIS−K2283(石油製品動粘度試験方法)に記載されたキャノンフェンスケ粘度計を用いた方法により求められる値である。
本発明の処理剤に供するアミノ変性シリコーンは前記の化1で示されるものである。化1中のX、Xは、メチル基、メトキシ基、エトキシ基、プロトキシ基、ブトキシ基等の炭素数1〜4のアルコキシ基又は水酸基であり、且つX及びXのうち少なくとも一つは炭素数1〜4のアルコキシ基又は水酸基であるが、なかでもX及びXがメチル基又は水酸基であり、且つX及びXのうち少なくとも一つは水酸基である場合が好ましく、X及びXが共に水酸基である場合がより好ましい。
化1中のXは、前記の化2で示されるアミノ変性基である。化2中のR、Rは、エチレン基、プロピレン基、ブチレン基、ペンチレン基等の炭素数2〜5のアルキレン基であり、rは0又は1である。
化1中のRは、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基等の炭素数1〜5のアルキル基である。pは4〜1200の整数であり、qは1〜100の整数であるが、なかでもpが15〜700の整数であり、またRがメチル基である場合が好ましく、pが100〜500の整数であり、またqが1〜10の整数である場合がより好ましい。
具体的に化1で示されるアミノ変性シリコーンとしては、側鎖に3−アミノプロピル基、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピル基を有する両末端水酸基変性アミノ変性シリコーン等が挙げられるが、なかでも側鎖にN−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピル基を有する両末端水酸基変性アミノ変性シリコーンがより好ましい。
本発明の処理剤に供するアミノ変性シリコーンとしては、アミノ当量が3000〜30000g/モルである場合のものが好ましい。本発明において、アミノ当量は、イソプロピルアルコールとキシレンの1:1混合溶媒中に試料を精秤し、0.1N塩酸水溶液で滴定を行う滴定法により求められる値である。
本発明の処理剤としては、いずれも以上説明したような、平滑剤を80〜99.9質量%及び化1で示されるアミノ変性シリコーンを0.1〜20質量%(合計100質量%)の割合で含有して成るものが好ましく、平滑剤を95〜99.9質量%及び化1で示されるアミノ変性シリコーンを0.1〜5質量%(合計100質量%)の割合で含有して成るものがより好ましい。
次に、本発明に係るポリウレタン系弾性繊維の処理方法(以下、本発明の処理方法という)について説明する。本発明の処理方法は、前記した本発明の処理剤を希釈することなくニート給油法によって、ポリウレタン系弾性繊維に対し0.1〜10質量%の割合となるよう付着させることを特徴とする処理方法である。付着方法としては、ガイド給油法、ローラー式給油法、スプレー給油法等、公知の方法を用いることができる。
最後に、本発明に係るポリウレタン系弾性繊維について説明する。本発明に係るポリウレタン系弾性繊維は、以上説明した本発明の処理方法によって得られるポリウレタン系弾性繊維である。
本発明において、ポリウレタン系弾性繊維は、実質的にポリウレタンを主構成部とする弾性繊維を意味し、通常はセグメント化したポリウレタンを85質量%以上含有する長鎖の重合体から紡糸されるものを意味する。
長鎖の重合体は、所謂ソフトセグメントとハードセグメントとを有する。ソフトセグメントは、ポリエーテル、ポリエステル、ポリエーテルエステル等の比較的長鎖のセグメントであり、ハードセグメントはイソシアナートとジアミン又はジオール鎖伸長剤との反応により誘導される比較的短鎖のセグメントである。かかる長鎖の重合体は通常、ヒドロキシル末端のソフトセグメント前駆体を有機ジイソシアネートでキャッピングしてプレポリマを生成させ、このプレポリマをジアミン又はジオールで鎖伸長させて製造する。
ソフトセグメントについて、前記のポリエーテルには、テトラメチレングリコール、3一メチル−1,5−ペンタンジオール、テトラヒドロフラン、3−メチルテトラヒドロフラン等から誘導されるものが含まれるが、なかでもテトラメチレングリコールから誘導されるものが好ましい。また前記のポリエステルには、エチレングリコール、テトラメチレングリコール、2,2−ジメチル−1,3−プロパンジオール等と、アジピン酸、コハク酸等の二塩基酸とから誘導されるものが含まれる。更に前記のポリエーテルエステルには、ポリエーテルとポリエステル等とから誘導されるものが含まれる。
ソフトセグメント前駆体のキャッピングに用いる前記の有機ジイソシアネートとしては、ビス−(p−イソシアナートフェニル)−メタン(MDI)、トリレンジイソシアネート(TDI)、ビス−(4−イソシアナートシクロヘキシル)−メタン(PICM)、へキサメチレンジイソシアネート、3,3,5−トリメチル−5−メチレンシクロヘキシルジイソシアネート等が挙げられるが、なかでもMDIが好ましい。
プレポリマの鎖伸長に用いる前記のジアミンとしては、エチレンジアミン、1,3−シクロヘキサンジアミン、1,4−シクロヘキサンジアミン等が挙げられる。
プレポリマの鎖伸長に用いる前記のジオールとしては、エチレングリコール、1,3−プロパンジオール、4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、1,2−プロピレングリコール、1,4−シクロヘキサンジメタノ一ル、1,4−シクロヘキサンジオール、1,4−ビス(β−ヒドロキシエトキシ)ベンゼン、ビス(β−ヒドロキシエチル)テレフタレートおよびパラキシリレンジオール等が挙げられる。以上、ポリウレタン系弾性繊維の原料となる長鎖の重合体について説明したが、本発明において、かかる長鎖の重合体の重合方法は特に制限されない。
ポリウレタン系弾性繊維の原料となる長鎖の重合体は、ベンゾトリアゾール系等の紫外線吸収剤、ヒンダードアミン系等の耐候剤、ヒンダードフェノール系等の酸化防止剤、酸化チタン、酸化鉄等の各種顔料、硫酸バリウム、酸化亜鉛、酸化セシウム、銀イオン等の機能性添加剤等を含有することができる。
長鎖の重合体を原料として用いてポリウレタン系弾性繊維を紡糸するときに用いる溶媒としては、N,N−ジメチルアセトアミド(DMAc)、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、N−メチルピロリドン等が挙げられるが、DMAcが好ましい。溶液の全質量を基準にして、長鎖の重合体の濃度を30〜40質量%、特に35〜38質量%とするのが、溶媒を用いた乾式紡糸法に好適である。
通常、鎖伸長剤としてジオールを用いた場合、ポリウレタン系弾性繊維は溶融紡糸法、乾式紡糸法又は湿式紡糸法等により紡糸され、また鎖伸長剤としてジアミンを用いた場合、ポリウレタン系弾性繊維は乾式紡糸法により紡糸される。本発明において、紡糸法は特に制限されないが、溶媒を用いた乾式紡糸法が好ましい。
以上説明した本発明によると、後加工でのスカムの発生や解舒時の糸切れが少なく、近年の高度な要求に応える優れた加工品位のポリウレタン系弾性繊維を得ることができるという効果がある。
以下、本発明の構成及び効果をより具体的にするため、実施例等を挙げるが、本発明がこれらの実施例に限定されるというものではない。尚、以下の実施例及び比較例において、部は質量部を、また%は質量%を意味する。
試験区分1(平滑剤の調製)
2成分以上で構成される場合には、それらを表1に記載の割合(質量比)で混合して、表1に記載の平滑剤を調製した。
Figure 0005590755
表1において、
S5:25℃における動粘度が5mm/sであるポリジメチルシロキサン(信越化学工業株式会社製の商品名KF−96L−5cs)
S10:25℃における動粘度が10mm/sであるポリジメチルシロキサン(信越化学工業株式会社製の商品名KF−96−10cs)
S20:25℃における動粘度が20mm/sであるポリジメチルシロキサン(信越化学工業株式会社製の商品名KF−96−20cs)
S30:25℃における動粘度が30mm/sであるポリジメチルシロキサン(信越化学工業株式会社製の商品名KF−96−30cs)
S50:25℃における動粘度が50mm/sであるポリジメチルシロキサン(信越化学工業株式会社製の商品名KF−96−50cs)
M6:25℃における動粘度が6mm/sである鉱物油(Witoco社製の商品名Semtol40)
M10:25℃における動粘度が10mm/sである鉱物油(コスモ石油ルブリカンツ株式会社製の商品名コスモピュアスピンD)
M15:25℃における動粘度が15mm/sである鉱物油(富士興産株式会社製の商品名フッールNT−60)
M21:25℃における動粘度が21mm/sである鉱物油(Witoco社製の商品名Carnation)
M40:25℃における動粘度が40mm/sである鉱物油(富士興産株式会社製の商品名フッコールNT−100)
試験区分2(アミノ変性シリコーンの合成)
・アミノ変性シリコーン(AS−1)の合成
化1中のp=360である両末端水酸基変性ポリジメチルシロキサン27000g、N−[3−(ジメトキシメチルシリル)プロピル]エチレンジアミン206g及び水酸化カリウムの40%水溶液3.3gをガラス製の反応容器内に入れ、撹拌しつつ90℃まで昇温し、4時間反応を行った。その後、水32gを添加し、減圧で脱水操作を行い、セライトを用いて濾過し、アミノ変性シリコーン(AS−1)27000gを得た。
・アミノ変性シリコーン(AS−2)〜(AS−11)の合成
アミノ変性シリコーン(AS−1)と同様にして、表2に記載のアミノ変性シリコーン(AS−2)〜(AS−11)を合成した。
・アミノ変性シリコーン(AS−12)の合成
化1中のp=12である両末端シラノール変性ポリジメチルシロキサン924g、N−[3−(ジメトキシメチルシリル)プロピル]エチレンジアミン206g及び水酸化カリウムの40%水溶液0.8gをガラス製の反応容器内に入れ、撹拌しつつ90℃まで昇温し、4時間反応を行った。その後、水32gを添加し、減圧で脱水操作を行なった後、ジメチルジメトキシシラン120gを添加して、撹拌しつつ90℃で2時間反応を行い、減圧下に脱メタノール処理を行って、セライトを用いて濾過して、アミノ変性シリコーン(AS−12)900gを得た。
・アミノ変性シリコーン(as−1)の合成
ヘキサメチルジシロキサン162g、水18g、水酸化カリウムの40%水溶液10.3g、オクタメチルシクロテトラシロキサン13320g及びN−[3−(ジメトキシメチルシリル)プロピル]エチレンジアミン206gをガラス製の反応容器に入れ、撹拌しつつ90℃まで昇温し、4時間反応を行った後、減圧で脱水し、減圧下に脱メタノール処理を行い、セライトを用いて濾過し、アミノ変性シリコーン(as−1)13000gを得た。
・アミノ変性シリコーン(as−2)の合成
ヘキサメチルジシロキサン162g、水18g、水酸化カリウムの40%水溶液0.4g、ジメチルジメトキシシラン120g及びN−[3−(ジメトキシメチルシリル)プロピル]エチレンジアミン206gをガラス製の反応容器に入れ、撹拌しつつ90℃まで昇温し、4時間反応を行った後、減圧下に脱水及び脱メタノール処理を行い、セライトを用いて濾過し、アミノ変性シリコーン(as−2)300gを得た。
以上で合成したアミノ変性シリコーンの内容を表2にまとめて示した。
















Figure 0005590755
表2において、各記号は化1及び化2中の対応する各記号に相当する。
試験区分3(弾性繊維用処理剤の調製)
・実施例1{弾性繊維製造用改質剤(P−1)の調製}
表1に記載の平滑剤(L−1)99部及び表2に記載のアミノ変性シリコーン(AS−1)1部を、20〜35℃の範囲内の温度で均一になるまで混合して、弾性繊維用処理剤(P−1)を調製した。
・実施例2〜17及び比較例1〜3{弾性繊維用処理剤(P−2)〜(P−17)及び(R−1)〜(R−3)の調製}
実施例1の弾性繊維用処理剤(P−1)と同様にして、実施例2〜17の弾性繊維用処理剤(P−2)〜(P−17)及び比較例1〜3の弾性繊維用処理剤(R−1)〜(R−3)を調製した。これらの内容を表3にまとめて示した。















Figure 0005590755
表3において、
L−1〜L−9:表1に記載の平滑剤
AS−1〜AS−12,as−1,as−2:表2に記載のアミノ変性シリコーン
・試験区分4(ポリウレタン系弾性繊維へのポリウレタン系弾性繊維用処理剤の付着及び評価)
・ポリウレタン系弾性繊維へのポリウレタン系弾性繊維用処理剤の付着
ビス−(p−イソシアネートフェニル)−メタン/テトラメチレンエーテルグリコール(数平均分子量1800)=1.58/1(モル比)の混合物を常法により90℃で3時間反応させ、キャップドグリコールを得た後、このキャップドグリコールをN,N’−ジメチルアセトアミド(以下、DMAcという)で希釈した。次にエチレンジアミン及びジエチルアミンを含むDMAc溶液を前記のキャップドグリコールのDMAc溶液に加え、室温で高速攪拌装置を用いて混合し、鎖伸長させてポリマを得た。更にDMAcを加えて前記のポリマ濃度が約35%のDMAc溶液とし、このDMAc溶液に、ポリマに対して酸化チタンを4.7%、ヒンダードアミン系耐侯剤を3.0%及びヒンダードフェノール系酸化防止剤を1.2%となるように添加し、混合して均一なポリマ混合溶液とした。このポリマ混合溶液を用いて、公知のスパンデックスで用いられる乾式紡糸方法により、単糸数4本からなる44dtexの弾性糸を紡糸し、巻き取り前のオイリングローラーから各例のポリウレタン系弾性繊維用処理剤をそのままニートの状態でローラー給油した。かくしてローラー給油したものを、巻き取り速度550m/分で、長さ57mmの円筒状紙管に、巻き幅42mmを与えるトラバースガイドを介して、サーフェイスドライブの巻取機を用いて巻き取り、乾式紡糸ポリウレタン系弾性繊維のパッケージを得た。ポリウレタン系弾性繊維用処理剤の付着量の調節は、オイリングローラーの回転数を調整することで行い、目標値7.0%で付着させた。
・測定及び評価
前記で得た乾式紡糸ポリウレタン系弾性繊維パッケージを下記の測定及び評価に供し、結果を表4にまとめて示した。
・捲糸体の形状の評価
前記のパッケージ(500g巻き)について、捲き幅の最大値(Wmax)と最小幅(Wmin)を計測し、双方の差(Wmax−Wmin)からバルジを求め、下記の基準で評価した。
◎:バルジが4mm未満
○:バルジが4〜7mm
・加工時のスカム発生の評価
前記のパッケージ(500g巻き)巻糸体をミニチュア整経機に10本仕立て、25℃で65%Hの雰囲気下に糸速度300m/分で100km巻き取った。このとき、ミニチュア整経機のクシガイドでのスカムの蓄積状態を肉眼観察し、下記の基準で評価した。
◎:スカムの付着がほとんどなかった。
○:スカムがやや付着しているが、糸の安定走行に問題はなかった。
×:スカムの付着および蓄積が多く、糸の安定走行に大きな問題があった。
・加工時の解舒性の評価
片側に第1駆動ローラーとこれに常時接する第1遊離ローラーとで送り出し部を構成し、また反対側に第2駆動ローラーとこれに常時接する第2遊離ローラーとで巻き取り部を構成して、該送り出し部に対し該巻き取り部を水平方向で20cm離して設置した。第1駆動ローラーに前記と同様のパッケージ(500g巻き)を装着し、糸巻の厚さが2mmになるまで解舒して、第2駆動ローラーに巻き取った。第1駆動ローラーからのポリウレタン系弾性繊維の送り出し速度を50m/分で固定する一方、第2駆動ローラーへのポリウレタン系弾性繊維の巻き取り速度を50m/分より徐々に上げて、ポリウレタン系弾性繊維をパッケージから強制解舒した。この強制解舒時において、送り出し部分と巻き取り部分との間でポリウレタン系弾性繊維の踊りがなくなる時点での巻き取り速度V(m/分)を測定し、次の数1から解舒性(%)を求め、下記の基準で評価した。
◎:解舒性が120%未満(全く問題なく、安定に解舒できる)
○:解舒性が120%以上180%未満(糸の引き出しにやや抵抗があるものの、糸切れの発生は無く、安定に解舒できる)
×:解舒性が180%以上(糸の引き出しに抵抗があり、糸切れもあって、操業に問題がある)
Figure 0005590755
・加工時の加工品位の評価
前記のパッケージ(500g巻き)の試料糸を用いて織物ストレッチ布帛を作製し、染色等の後加工を行い、その外観品位を評価した。先ず、試料糸を、カチオン可染ポリエステル糸(168dtex/48fil)でカバリング加工した。その際のカバリング機での条件を、撚り数=450t/m、ドラフト=3.0として得られたカバリング糸をヨコ糸用とし、また撚り数700T/M、ドラフト=3.5として得られたカバリング糸をタテ糸用とした。次に、得られたカバリング糸をそれぞれヨコ糸、タテ糸として用い、タテ糸を5100本(荒巻整経1100本)で糊付け整経した後、レビアー織機を用いて2/1綾組織で製織した。そして製織で得られた生機を常法に従い精練加工、中間セット(185℃)、減量加工を行ない、更にカチオン染料を用いた染色加工、乾燥、仕上げ剤処理、及び180℃、布帛20m/分、セットゾーン24mの条件で仕上げセットを行った。このように後加工を行った後のストレッチ布帛の外観品位を、主に生地の波打ちに注目して、次の3段階で評価した。
◎:波打ちが全くない
○:波打ちがあるがほとんど気にならない
×:波打ちが気になる
Figure 0005590755
表4の結果からも明らかなように、本発明の処理剤及び処理方法によると、ポリウレタン系弾性繊維の製造において、優れた捲形状を有するパッケージを得ることができ、また後加工でのスカム発生や解舒時の糸切れが少なく、結果として編地の表面が滑らかで加工品位に優れたポリウレタン系弾性繊維を得ることができるのである。

Claims (11)

  1. 下記の平滑剤及び下記の化1で示されるアミノ変性シリコーンを含有して成ることを特徴とするポリウレタン系弾性繊維用処理剤。
    平滑剤:シリコーンオイル、鉱物油、脂肪酸エステル及び液状ポリオレフィンから選ばれる一つ又は二つ以上からなり、且つ25℃における動粘度が5〜50mm/sのもの
    Figure 0005590755
    (化1において、
    ,X:メチル基、炭素数1〜4のアルコキシ基又は水酸基であり、且つX及びXのうち少なくとも一つは炭素数1〜4のアルコキシ基又は水酸基
    :下記の化2で示されるアミノ変性基
    :炭素数1〜5のアルキル基
    p:4〜1200の整数
    q:1〜100の整数)
    Figure 0005590755
    (化2において、
    ,R:炭素数2〜5のアルキレン基
    r:0又は1)
  2. 化1で示されるアミノ変性シリコーンが、化1中のX及びXがメチル基又は水酸基であり、且つX及びXのうち少なくとも一つは水酸基である場合のものである請求項1記載のポリウレタン系弾性繊維用処理剤。
  3. 化1で示されるアミノ変性シリコーンが、化1中のX及びXが水酸基である場合のものである請求項1又は2記載のポリウレタン系弾性繊維用処理剤。
  4. 化1で示されるアミノ変性シリコーンが、化1中のpが15〜700の整数であり、またRがメチル基である場合のものである請求項1〜3のいずれか一つの項記載のポリウレタン系弾性繊維用処理剤。
  5. 化1で示されるアミノ変性シリコーンが、化1中のpが100〜500の整数であり、またqが1〜10の整数である場合のものである請求項1〜4のいずれか一つの項記載のポリウレタン系弾性繊維用処理剤。
  6. 化1で示されるアミノ変性シリコーンが、そのアミノ当量が3000〜30000g/モルである場合のものである請求項1〜5のいずれか一つの項記載のポリウレタン系弾性繊維用処理剤。
  7. 平滑剤が、シリコーンオイルを含有するものである請求項1〜6のいずれか一つの項記載のポリウレタン系弾性繊維用処理剤。
  8. 平滑剤を80〜99.9質量%及び化1で示されるアミノ変性シリコーンを0.1〜20質量%(合計100質量%)の割合で含有して成る請求項1〜7のいずれか一つの項記載のポリウレタン系弾性繊維用処理剤。
  9. 平滑剤を95〜99.9質量%及び化1で示されるアミノ変性シリコーンを0.1〜5質量%(合計100質量%)の割合で含有して成る請求項1〜7のいずれか一つの項記載のポリウレタン系弾性繊維用処理剤。
  10. 請求項1〜9のいずれか一つの項記載のポリウレタン系弾性繊維用処理剤を希釈することなくニート給油法によって、ポリウレタン系弾性繊維に対し0.1〜10質量%の割合となるよう付着させることを特徴とするポリウレタン系弾性繊維の処理方法。
  11. 請求項10記載のポリウレタン系弾性繊維の処理方法によって得られるポリウレタン系弾性繊維。
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