JP5586998B2 - 上吊式引戸装置 - Google Patents
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Description
また、引戸Dは、上枠85に固定されたレール2に戸車82を介して取り付けられたブラケット81とビス等の適宜手段で連結するようにしている(例えば、特許文献1〜2参照)。
そして、引戸Dを開閉動作するときは、通常、引戸Dの取っ手をもって行うが、使用者が取っ手にかける力は、必ずしも引戸Dの開閉方向と平行(水平方向)とはならず、若干上下に傾くこととなる。
そのため、図8に示すように、引戸Dの開閉動作のときに、引戸Dにかかる斜め方向の力によって、レール2内を走行する戸先側又は戸尻側の戸車82の一方はレールの走行面2Aと当接するものの、他方はレール2の走行面2Aから浮き上がることとなる。
これによって、引戸Dは傾いた状態で開閉動作されることとなり、異音が発生したり、戸車82やレール2が破損したりするという問題があった。
この上吊式引戸装置1は、引戸Dの上部に配設した吊具ユニット10をレール2に走行自在に取り付けて引戸Dを開閉するようにし、吊具ユニットの本体11に、レール2の走行面2Aを走行する走行用戸車3と、レール2の内天面2Bに当接可能にしたガイド用戸車4と、走行用戸車3とガイド用戸車4との高さ方向の間隔を調整するレベル調整機構5とを備えるようにしている。
走行用戸車3及びガイド用戸車4の吊具ユニットの本体11への配設数は、特に限定されるものではないが、本実施例においては、走行用戸車3を吊具ユニットの本体11の上部両端に1つずつ、ガイド用戸車4を走行用戸車3の間に1つ配設するようにしている。
第1の移動ブロック50及び傾斜ブロック51は、吊具ユニットの本体11の走行用戸車3、3間の切り欠かれた部分(上部の中央部)に配置し、傾斜ブロック51のねじ孔51Bは、ねじ部材S1と螺合し、ガイド用戸車4を配設した第1の移動ブロック50は、吊具ユニットの本体11の上部の切り欠いた中央部の側面との間で、図2(a)に示すように、蟻溝とほぞによって、上下方向の変位を許容して、抜け落ちることを防止するとともに、摺接面50Aを傾斜ブロック51の第1の傾斜面51Aに当接するよう配置されている。
ねじ部材S1は、ドライバ等の工具によって回動させることができるとともに、第1の移動ブロック50を相対的に移動させることができるよう、回動させても頭部が移動しないように、図2、図3に示すように、半面を開放するように、U字状に切り欠いたねじ部材収納空間12Aに収納し、ドライバ等の工具による回動作業は許容するために、外部からねじ部材S1頭部の十字穴やすりわり部分(本実施例では十字穴)を覗かせるものの、吊具ユニットの本体11の突起部13Aによって、頭部の軸方向の移動を規制するようにしている。
そして、ねじ部材S1を回動させることによって傾斜ブロック51が、引戸Dの開閉方向と平行に変位し、図例右側に変位することによって、第1の傾斜面51Aに摺接する摺接面50Aが上方向への力を受けて、第1の移動ブロック50は上方に変位する。
これにより、走行用戸車3とガイド用戸車4との高さ方向の間隔が調整されることとなり、レール2の走行面2Aに載置されている走行用戸車3に対して、ガイド用戸車4が上下方向に移動し、ガイド用戸車4とレール2の内天面2Bとの間隔が調整される。
これにより、引戸Dにかかる力が、引戸Dの開閉方向と平行にならずに傾くこととなっても、ガイド用戸車4が、すぐにレール2の内天面2Bと当接し、引戸Dの傾きを最小限に抑え、走行用戸車3やレール2の破損を有効に防止することができる。
貫通孔22は、ねじ部材S2が挿通され移動する空間として機能する。
そして、傾斜空間21内に、第2の移動ブロック61を備え、第2の移動ブロック61を第2の傾斜面60に沿って相対的に移動させるようにしている。
第2の傾斜面60は、本実施例においては、図に示すように、平行に対向するように形成しているが、取付部材20が引戸Dの自重を受けるため、図例左側に設けるだけで引戸Dを上下方向に変位させることができる。
そして、取付部材20を取付部14に位置させるときに、ねじ部材S2をフランジ11A、11Aに形成したねじ部材収納空間12Bの奥に位置させる。
ねじ部材収納空間12Bは、ねじ部材収納空間12Aと同様に、半面を開放するように、U字状に切り欠いて構成し、ねじ部材S1と同様に、吊具ユニットの本体11の突起部13Bによって、ドライバ等の工具による回動作業は許容するものの、ねじ部材S2の軸方向の移動を規制するようにしている。
このように、ねじ部材収納空間12Bを水平方向に切り欠いても、第2の移動ブロック61は、第2の傾斜面60から鉛直方向にしか力が加わらないため、取付部材20の上下方向の変位には問題は生じない。
貫通孔24は、ねじ部材S3が挿通され移動する空間として機能する。
そして、傾斜空間23内に、第3の移動ブロック71を備え、第3の移動ブロック71を第3の傾斜面70、70に沿って相対的に移動させるようにしている。
水平方向調整機構7の取付部材20に形成する第3の傾斜面70、70は、引戸Dの自重による作用を受けないため、第2の傾斜面60と異なり、平行に対向して設ける必要がある。
ねじ部材収納空間12Cは、上下方向調整機構6と同様に、半面を開放するように、U字状に切り欠いて構成し、ねじ部材S1、S2と同様に、吊具ユニットの本体11の突起部13Cによって、ドライバ等の工具による回動作業は許容するものの、ねじ部材S3の軸方向の移動を規制するようにしている。
このように、ねじ部材収納空間12Cを水平方向に切り欠いた場合、第2の移動ブロック61とは異なり、第3の移動ブロック71は、第3の傾斜面70、70から水平方向の力が加わるため、取付部材20の水平方向の一方の変位に支障をきたすこととなる。
そのため、図3(c)に示すように、ねじ部材S3の頭部近傍を塞ぐ蓋部材74を配設し、第3の移動ブロック71を介して、ねじ部材S3にかかる水平方向の力を受けるようにして、第3の移動ブロック71の水平方向の変位に支障をきたさないようにしている。
これによって、吊具ユニットの本体11において、上下方向の位置が固定されているねじ部材S2と螺合している第2の移動ブロック61よりも取付部材20が上方に移動することとなり、引戸Dも上方に移動し、レール2の下面と引戸Dの上面との間に生じる隙間を可及的に小さくすることができ、引戸Dによって仕切られる室内から室外又は室外から室内への明かり漏れを最小限に抑えることができる。
これによって、側面視して若干左肩上がりに傾いているレール2の走行面2Aに対応し、レール2の走行面2Aに、対向する一対の走行用戸車3を均等に当接させることができ、レールの破損や異音の発生を抑えることができる。
10 吊具ユニット
11 吊具ユニットの本体
2 レール
2A 走行面
2B 内天面
3 走行用戸車
4 ガイド用戸車
5 レベル調整機構
50 第1の移動ブロック
51 傾斜ブロック
51A 第1の傾斜面
6 上下方向調整機構
60 第2の傾斜面
61 第2の移動ブロック
7 水平方向調整機構
70 第3の傾斜面
71 第3の移動ブロック
20 取付部材
S1 第1のねじ部材
S2 第2のねじ部材
S3 第3のねじ部材
Claims (1)
- 引戸の上部に配設した吊具ユニットをレールに走行自在に取り付けて引戸を開閉するようにした上吊式引戸装置において、前記吊具ユニットの本体に、前記レールの走行面を走行する走行用戸車と、前記レールの内天面に当接可能にしたガイド用戸車と、走行用戸車とガイド用戸車との高さ方向の間隔を調整する、引戸の開閉方向に漸次高さが変わる第1の傾斜面に沿って、前記ガイド用戸車を配設した第1の移動ブロックを第1のねじ部材により、吊具ユニットの本体に対して相対的に移動させることによって、上下方向に変位させるように構成したレベル調整機構とを備え、かつ、前記吊具ユニットの本体を、引戸に固定した内部に引戸の開閉方向に漸次高さが変わる第2の傾斜面及び引戸の木口面に対して角度をもった鉛直方向の平行に対向する第3の傾斜面を形成した取付部材に、前記第2の傾斜面に摺接する第2の移動ブロック及び第2のねじ部材並びに前記第3の傾斜面に摺接する第3の移動ブロック及び第3のねじ部材を介して取り付け、前記第2の移動ブロックを第2のねじ部材により、取付部材に対して相対的に移動させることによって、上下方向に変位させる上下方向調整機構を、前記第3の移動ブロックを第3のねじ部材によって相対的に移動させることによって、引戸の木口面と平行方向に変位させる水平方向調整機構を、それぞれ構成するようにしたことを特徴とする上吊式引戸装置。
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