JP5586819B2 - 半導体装置 - Google Patents

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    • H01L27/0266Particular design considerations for integrated circuits for electrical or thermal protection, e.g. electrostatic discharge [ESD] protection for MOS devices using field effect transistors as protective elements

Description

本発明は、半導体装置に関し、特に、静電気保護回路を有する半導体装置に関する。
半導体装置には、外部からの静電気の印加に対してトランジスタ等の内部回路を保護するため、外部端子には静電気保護回路が接続されている。そして、この静電気保護回路は、入力信号端子やデータ出力端子ばかりでなく電源端子にも接続されている。代表的な静電気保護回路としてはNMOSトランジスタを電源端子、接地端子間に接続したものがある(例えば、特許文献1〜4参照)。
図9は、そのような静電気保護回路の等価回路図であり、N1が電源端子、N2が接地端子でQ51が静電気保護回路、Q4が内部回路である。静電気保護回路Q51は、NMOSトランジスタで形成されている。静電気保護回路に要求される特性としては、静電気の印加に対して、すばやく応答し、十分な放電能力で内部回路に加わる電圧を低く抑えることにある。
図10(A)は、静電気保護回路の動作状態を表した電流電圧特性である。図10(A)において、Vは動作開始電圧であり、It2は破壊時の電流である。図10(A)において、外部から静電気ストレスが印加されると、ドレイン−ゲート間にかかる電界強度が大きくなってドレインのゲート側空乏層が曲げられて電界が強くなり、P型基板にブレイクダウンして半導体基板に向かって電流が流れる。すると、基板電位が上昇し、NMOSトランジスタのドレインのN型不純物領域で形成されるコレクタ、P型基板で形成されるベース、ソースのN型不純物領域で形成されるエミッタからなるラテラルバイポーラが導通してスナップバックに入り、静電気保護素子が動作する(図10(A)のV参照)。一度スナップバック状態に入って動作すると、大電流を流せるようになり、印加された静電気ストレスを接地側(GND側)に放電させることができる。そして、印加される静電気ストレスが大きくなると、静電気保護回路を流れる電流も増加し、ついには静電気保護回路自身が破壊する(It2参照)。
このような特性を示す静電気保護回路は、まず、動作開始電圧、すなわちスナップバック開始電圧を低くし、理想的には、内部回路のトランジスタのゲート絶縁膜耐圧(図10(A)の「Vox」参照)よりも低くなるように設定しておく。更に、スナップバック後に内部に発生する電圧も内部回路のトランジスタのゲート絶縁膜耐圧よりも低くなるように、十分な放電能力を有するようにしておく。
ここで、静電気保護回路の放電能力を大きくするには、保護回路自身の寸法を大きくすることや、放電先である接地端子の配線抵抗を小さくすることが有効である。一方、動作開始電圧を低くするには、静電気保護回路のNMOSトランジスタのゲート絶縁膜の厚さを薄くする事が考えられる。ゲート絶縁膜を薄くすると、静電気ストレス印加時のドレイン−ゲート間にかかる電界強度が大きくなり、低い印加電圧でブレイクダウンするからである。
図10(B)は、NMOSトランジスタのブレイクダウン電圧Vbdとゲート絶縁膜の厚さToxとの関係を示した図であり、ゲート絶縁膜厚が薄くなるとブレイクダウン電圧が下がることを示している。静電気保護回路用に特別にゲート絶縁膜を設定する事は、製造工程を複雑にするため、通常は、半導体装置内部で使用しているいくつかのNMOSトランジスタから最適なトランジスタを選んで静電気保護回路に使用している。
半導体基板上には回路動作時の電源電位、接地電位の変動を抑えるために、複数個の電源端子、接地端子が配置されている。また、ある回路が動作する際のノイズが別の回路の動作に影響するのを防ぐために、特定回路専用の電源端子、接地端子を専用に設ける場合がある。さらに、半導体装置の集積度の上昇に伴い、半導体基板上に配置される電源端子、接地端子は数が増える傾向にある。
電源端子には、他の信号端子やデータ入出力端子同様、外部からの静電気印加に対する対策として、静電気保護回路が接続されている。そして、電源端子数が増えていることにより、半導体装置全体では、非常に大きな寸法の静電気保護回路を接続することになる。静電気保護回路の寸法は、それが接続された外部端子に静電気ストレスが印加された場合に、内部に接続された回路を保護するのに十分な放電能力を有するとともに、静電気保護回路自身が破壊しないような大きさに設計される。静電気ストレスは、半導体装置の外部から印加されるため、パッケージの外部に配置された1個の端子に対し、半導体基板上に設けられた複数個の電源端子が接続されている場合には、印加された静電気ストレスが分散されると考えて、半導体基板上の1個の電源端子に接続する静電気保護回路の寸法を小さくすることも可能である。
特開平8−204176号公報 特開平8−288404号公報 特開平11−87727号公報 特開平9−36242号公報(図12)
しかしながら、近年、異なる半導体装置を、同一パッケージに組み立てることが行われており、このような場合には、ウエハ状態で顧客へ出荷し、顧客の方で、他の半導体装置と組み合わせて組み立てており、半導体基板上の電源端子がパッケージの端子にどのように接続されるかがわからない。このため、このような場合には、半導体基板上の各電源端子それぞれには、十分な寸法の静電気保護回路を接続しておく必要がある。例えば、ダイナミックランダムアクセスメモリ(以下DRAM)を例にとると、その寸法は、5000から10000マイクロメートルにも達する。このように寸法の大きな静電気保護回路を接続する場合、半導体装置の待機電流のうち、静電気保護回路で流す待機電流の割合が無視できない大きさまで増大してくる場合がある。
最も一般的な静電気保護回路として、NMOSトランジスタで構成された場合を考えると、この待機電流は、NMOSトランジスタがオフ状態にある時のリーク電流が合算されたものとなる。このリーク電流はNMOSトランジスタの閾値電圧に関係している。図10(C)は、NMOSトランジスタがオフ状態にある時のリーク電流Ileakと閾値電圧Vthとの関係を示した図であり、閾値電圧が低くなるとリーク電流が大きく増加してくる。
近年、半導体装置の消費電流を小さくするため、電源電圧が下がってきている。そして、電源電圧が下がっても、十分な電流能力を有するように、MOSトランジスタのゲート絶縁膜を薄くするとともに閾値電圧も下がってきている。図10(D)は、NMOSトランジスタのゲート絶縁膜の厚さToxと閾値電圧Vthの関係を示した図である。このことは、NMOSトランジスタのリーク電流増加をもたらし、小さな待機電流が要求される半導体装置では、NMOSトランジスタがオフ状態にある時のリーク電流をいかに小さくするかが、トランジスタ開発の要件になっている。
しかるに、上述したように電源端子に接続される保護素子の寸法は非常に大きいため、NMOSトランジスタ単体のリーク電流を小さくしても、半導体装置全体では、無視できない大きさのリーク電流になる可能性がある。この対策としては、ゲート絶縁膜が厚く、閾値電圧の大きなトランジスタを保護素子として使用することが考えられる。DRAMの場合では、メモリセルのワード線を駆動する信号は、通常の電源電圧以上の高電圧に昇圧しており、これら昇圧回路、ワード線駆動回路には、ゲート絶縁膜の厚いNMOSトランジスタを使用し、高電圧でもブレイクダウンしないようにしている。このように、ゲート絶縁膜の厚いNMOSトランジスタは閾値電圧も高く、その結果、オフ状態のリーク電流も小さくなっている。リーク電流だけに着目すれば、ゲート絶縁膜の厚いNMOSトランジスタを電源端子の静電気保護回路として使用することが待機電流を小さくすることには有効であるが、もともとブレイクダウン電圧を高くするためにゲート絶縁膜を厚くしているため、静電気保護回路としての動作開始電圧も高くなり、内部回路を十分保護しきれなくなるおそれが出てくる。
入力信号端子の場合には、静電気保護回路の動作開始電圧が上昇したことに対する対策として、内部回路への静電気ストレスの伝播を遅らせるために、入力信号端子と内部回路との間に抵抗素子を接続することができるが、電源端子の場合には、内部回路の動作速度に大きく影響するため、そのような対策も採用できない。
リーク電流を減らす別の対策としては、複数個のNMOSトランジスタを直列に接続することが考えられる。図11では、2個のNMOSトランジスタQ51、Q52を直列に接続している。ここで、2個のNMOSトランジスタは同じトランジスタでも、また、ゲート絶縁膜の厚いNMOSトランジスタと、薄いNMOSトランジスタとを組み合わせても構わない。
しかしながら、このように2個の直列接続したNMOSトランジスタで静電気保護回路を構成すると、静電気保護回路として動作するためには2個のNMOSトランジスタが動作しなければならず、動作開始電圧の上昇や放電能力の低下をもたらし、内部回路を保護しきれなくなるという問題が生じる。
本発明の主な課題は、リーク電流を抑えるとともに、保護素子としての動作開始電圧を下げ、静電気保護回路としての十分な能力を発揮させることである。
本発明の第1の視点においては、半導体装置において、第1の電圧が印加される第1の端子と、前記第1の電圧と異なる第2の電圧が印加される第2の端子と、ドレイン電極が前記第1の端子に接続されるとともに、ソース電極およびゲート電極が前記第2の端子に接続され、第1の閾値電圧を有し、かつ、第1のチャネル長を有する第1のMOSトランジスタと、ドレイン電極が前記第1のMOSトランジスタのドレイン電極と同電位となるように前記第1の端子に接続されるとともに、ソース電極およびゲート電極が前記第1のMOSトランジスタのソース電極およびゲート電極と同電位となるように前記第2の端子に接続され、前記第1の閾値電圧よりも高い第2の閾値電圧を有し、かつ、前記第1のチャネル長と同じかそれよりも小さい第2のチャネル長を有する第2のMOSトランジスタと、を有し、前記第1の電圧は、前記第2の電圧よりも高い電圧であり、前記第1のMOSトランジスタのゲート絶縁膜の膜厚は、前記第2のMOSトランジスタのゲート絶縁膜の膜厚よりも薄いことを特徴とする。
本発明の第2の視点においては、半導体装置において、第1の外部端子と第2の外部端子との間に、第1の閾値電圧を有する第1のMOSトランジスタと、前記第1の閾値電圧よりも低い第2の閾値電圧を有する第2のMOSトランジスタとを並列に接続して構成された静電気保護回路を有し、前記第1のMOSトランジスタのゲート電極、及び、前記第2のMOSトランジスタのゲート電極は、前記第2外部端子と電気的に接続され、前記第1のMOSトランジスタのチャネルの導電型は、前記第2のMOSトランジスタのチャネルの導電型と同じであり、前記第1の外部端子に印加された静電気ストレスは、前記第1のMOSトランジスタ及び前記第2のMOSトランジスタの両方を通じて前記第2の外部端子に放電され、前記第2のMOSトランジスタにおけるゲート絶縁膜の膜厚は、前記第1のMOSトランジスタにおけるゲート絶縁膜の膜厚よりも薄く、前記第1の外部端子は、前記第2の外部端子よりも高い電圧であることを特徴とする。
本発明の第3の視点においては、半導体装置において、第1の閾値電圧を有する第1のMOSトランジスタと、前記第1の閾値電圧よりも低い第2の閾値電圧を有する第2のMOSトランジスタと、電源端子と接地端子との間に接続されるとともに前記第1のMOSトランジスタと前記第2のMOSトランジスタとを並列に接続して構成された静電気保護回路と、前記電源端子と前記接地端子との間にて前記静電気保護回路と並列に接続されるとともに複数の第3のMOSトランジスタを備える内部回路と、を備え、前記第1のMOSトランジスタのゲート電極、及び、前記第2のMOSトランジスタのゲート電極は、前記電源端子及び前記接地端子の一方と電気的に接続され、前記第1のMOSトランジスタのチャネルの導電型は、前記第2のMOSトランジスタのチャネルの導電型と同じであり、前記電源端子及び前記接地端子の他方に印加された静電気ストレスは、前記第1のMOSトランジスタ及び前記第2のMOSトランジスタの両方を通じて前記電源端子及び前記接地端子の前記一方に放電され、前記第2のMOSトランジスタにおけるゲート絶縁膜の膜厚は、前記第1のMOSトランジスタにおけるゲート絶縁膜の膜厚よりも薄いことを特徴とする。
本発明(請求項1−10)によれば、閾値電圧の高いMOSトランジスタで電源端子の静電気保護回路を構成することで、待機電流の小さな半導体装置を提供することができる。また、閾値電圧の低いMOSトランジスタを前記電源端子の静電気保護回路に並列に接続することで、静電気ストレス印加時に低い電圧で静電気保護回路を動作させることができ、静電気保護回路としての機能を損なうことのない半導体装置を提供することができる。
(実施形態1)
本発明の実施形態1に係る半導体装置について図面を用いて説明する。図1は、本発明の実施形態1に係る半導体装置の構成を模式的に示した図面であり、(A)は回路図、(B)は静電気保護回路における部分断面図である。
図1(A)を参照すると、この半導体装置は、例えば、非常に小さな待機電流を要求される、携帯電話や携帯用端末などに使用される半導体装置である。半導体装置は、電源(電源配線VDD)と接地(接地配線GND)の間にMOSトランジスタを直列に接続した内部回路Q4を有し、かつ、電源と接地の間に、ゲート絶縁膜の厚いNMOSトランジスタQ1と、ゲート絶縁膜の薄いNMOSトランジスタQ2とを並列に接続した静電気保護回路Qを有する。静電気保護回路Qは、電源と接地の間に内部回路Q4と並列に接続されている。電源配線VDDの一端には、外部端子となる電源端子N1を有する。接地配線GNDの一端には、外部端子となる接地端子N2を有する。
2種類のNMOSトランジスタQ1、Q2の合計寸法は、静電気保護回路Qが十分な放電能力を有するように決定され、それぞれのNMOSトランジスタQ1、Q2の寸法比は、電源端子N1に接続された静電気保護回路すべてのリーク電流との関係で決定される。すなわち、ゲート絶縁膜の厚いNMOSトランジスタQ1の寸法比を大きくすれば、静電気保護回路Qのリーク電流は減少する。
図1(B)を参照すると、半導体装置の静電気保護回路Qの主な構成部として、P型半導体基板1と、第1ゲート絶縁膜3と、第2ゲート絶縁膜4と、第1ゲート電極5aと、第2ゲート電極5bと、N型不純物領域7a、7b、7c、7dと、を有する。なお、図1(B)では、配線構成をわかりやすくするため、層間絶縁膜、配線、およびビアを省略している。
P型半導体基板1は、P型の半導体基板(シリコン基板)であり、接地(GND)と電気的に接続されている。なお、P型半導体基板1の代わりにP型ウェルであってもよい。第1ゲート絶縁膜3は、少なくともNMOSトランジスタQ1における第1ゲート電極5aとチャネルの間に配された絶縁膜(例えば、シリコン酸化膜、シリコン酸窒化膜等)であり、第2ゲート絶縁膜4の膜厚よりも厚く構成されている。第2ゲート絶縁膜4は、少なくともNMOSトランジスタQ2における第2ゲート電極5bとチャネルの間に配された絶縁膜(例えば、シリコン酸化膜、シリコン酸窒化膜等)であり、第1ゲート絶縁膜3の膜厚よりも薄く構成されている。
第1ゲート電極5aは、NMOSトランジスタQ1における第1ゲート絶縁膜3上に配された導電体(例えば、ポリシリコン、金属等)よりなるゲート電極であり、接地(GND)と電気的に接続されている。第2ゲート電極5bは、NMOSトランジスタQ2における第2ゲート絶縁膜4上に配された導電体(例えば、ポリシリコン、金属等)よりなるゲート電極であり、接地(GND)と電気的に接続されている。
N型不純物領域7a、7b、7c、7dは、P型半導体基板1と逆導電型のN型の不純物が拡散された不純物拡散領域である。N型不純物領域7a、7bは、NMOSトランジスタQ1におけるチャネルの両側に配され、NMOSトランジスタQ1のソース/ドレイン領域となる。N型不純物領域7aは接地(GND)と電気的に接続されており、N型不純物領域7bは電源(VDD)と電気的に接続されている。N型不純物領域7c、7dは、NMOSトランジスタQ2におけるチャネルの両側に配され、NMOSトランジスタQ2のソース/ドレイン領域となる。N型不純物領域7cは接地(GND)と電気的に接続されており、N型不純物領域7dは電源(VDD)と電気的に接続されている。
次に、本発明の実施形態1に係る半導体装置の静電気保護回路の電流、電圧特性について説明する。図2は、本発明の実施形態1に係る半導体装置の静電気保護回路の電流、電圧特性を模式的に示した図である。
半導体装置の静電気保護回路の電流、電圧特性の測定では、TLP(Transmission Line Pulsing)という評価装置で、一定の時間幅の電流パルスを静電気保護回路に印加したときの電流、電圧特性を測定したものである。
図2において、右寄りの実線(比較例1)はゲート絶縁膜の厚いNMOSトランジスタQ1のみで構成された静電気保護回路の特性であり、破線(比較例2)はゲート絶縁膜の薄いNMOSトランジスタQ2のみで構成された静電気保護回路の特性である。図2から明らかなように、ゲート絶縁膜の薄いNMOSトランジスタQ2で構成された静電気保護回路の方が低い電圧で動作を開始していることがわかる。言い換えると、静電気保護回路として使用しているNMOSトランジスタのリーク電流を減らすために、ゲート絶縁膜の厚いNMOSトランジスタQ1を使用すると、静電気保護回路としての動作開始電圧が上がって、内部回路に加わる静電気ストレスが増大する。
これに対し、図2の左寄りの実線(実施形態1)はゲート絶縁膜の厚いNMOSトランジスタQ1と薄いNMOSトランジスタQ2の2種類のMOSトランジスタを並列に接続した静電気保護回路の特性である。2種類のNMOSトランジスタの寸法比は1対1とし、合計寸法はQ1及びQ2と一致させている。図2から明らかなように、ゲート絶縁膜の薄いNMOSトランジスタQ2のみから構成された静電気保護回路(比較例2)の動作開始電圧とほぼ同じ動作開始電圧が得られている。すなわち、外部から静電気ストレスが印加されると、まずゲート絶縁膜の薄いNMOSトランジスタQ2でP型半導体基板にブレイクダウンして、基板電位を上昇させスナップバック状態に入り、大電流を流せるようになる。更に静電気ストレスが増大すると、ゲート絶縁膜の厚いNMOSトランジスタQ1が動作を開始するが、すでに基板電位が上がっているため、ゲート絶縁膜の厚いNMOSトランジスタQ1本来の動作開始電圧より低い電圧で動作を開始する。このゲート絶縁膜の厚いNMOSトランジスタQ1の動作開始電圧については、基板電位の上がり具合に依存し、それは、ゲート絶縁膜の薄いNMOSトランジスタQ2の寸法や配置方法が関係してくる。基板電位が十分上がれば、ゲート絶縁膜の厚いNMOSトランジスタQ1は薄いNMOSトランジスタQ2と殆ど同時に動作を開始することもありうる。このため、ゲート絶縁膜の薄いNMOSトランジスタQ2の寸法や配置方法は、静電気保護回路としての動作特性とリーク電流との関係で決定すればよく、本実施形態に限定されるものではない。
実施形態1によれば、以下のような効果を奏する。第1の効果は、ゲート絶縁膜厚が厚く、閾値電圧の高いNMOSトランジスタQ1で電源端子N1の静電気保護回路を構成することで、待機電流の小さな半導体装置を提供することができる。第2の効果はゲート絶縁膜厚が薄く、閾値電圧の低いNMOSトランジスタQ2を電源端子N1の静電気保護回路に並列に接続することで、静電気ストレス印加時に低い電圧で静電気保護回路を動作させることができ、静電気保護回路としての機能を損なうことのない半導体装置を提供することができる。
(実施形態2)
本発明の実施形態2に係る半導体装置について図面を用いて説明する。図3は、本発明の実施形態2に係る半導体装置の構成を模式的に示した図面であり、(A)は回路図、(B)は静電気保護回路における部分平面図、(C)はX−X´間の部分断面図である。
図3(A)を参照すると、実施形態2に係る半導体装置は、電源(電源配線VDD)と接地(接地配線GND)の間にMOSトランジスタを直列に接続した内部回路Q4を有し、かつ、電源と接地の間に、厚いゲート絶縁膜を有するNMOSトランジスタQ11、Q12と、薄いゲート絶縁膜を有するNMOSトランジスタQ21、Q22とを並列に接続した静電気保護回路Qを有する。静電気保護回路Qは、電源と接地の間に内部回路Q4と並列に接続されている。静電気保護回路Qは、電源と接地の間に内部回路Q4と並列に接続されている。電源配線VDDの一端には、電源端子N1を有する。接地配線GNDの一端には、接地端子N2を有する。ゲート絶縁膜の厚いNMOSトランジスタQ11、12は、薄いNMOSトランジスタQ21、Q22の寸法と同じになっている。
図3(B)、(C)を参照すると、半導体装置の静電気保護回路Qの構成部として、P型半導体基板1と、素子分離領域2と、第1ゲート絶縁膜3と、第2ゲート絶縁膜4と、第1ゲート電極5a、5cと、第2ゲート電極5b、5dと、N型不純物領域8a〜8eと、ビア9a〜9hと、層間絶縁膜10と、電源配線VDDと、接地配線GNDと、を有する。
P型半導体基板1は、P型の半導体基板(シリコン基板)であり、図示されていないが接地(GND)と電気的に接続されている。なお、P型半導体基板1の代わりにP型ウェルであってもよい。素子分離領域2は、絶縁物(例えば、シリコン酸化膜等)によって素子間を電気的に分離する領域であり、例えば、LOCOS型、STI型等の構造を用いることができる。素子分離領域2は、N型不純物領域8a〜8eのユニットの外周にて他の素子(図示せず)と素子分離する。
第1ゲート絶縁膜3は、少なくともNMOSトランジスタQ11における第1ゲート電極5aとチャネルの間、及び、NMOSトランジスタQ12における第1ゲート電極5cとチャネルの間に配された絶縁膜(例えば、シリコン酸化膜、シリコン酸窒化膜等)であり、第2ゲート絶縁膜4の膜厚よりも厚く構成されている。第2ゲート絶縁膜4は、少なくともNMOSトランジスタQ21における第2ゲート電極5bとチャネルの間、及び、NMOSトランジスタQ22における第2ゲート電極5dとチャネルの間に配された絶縁膜(例えば、シリコン酸化膜、シリコン酸窒化膜等)であり、第1ゲート絶縁膜3の膜厚よりも薄く構成されている。
第1ゲート電極5aは、NMOSトランジスタQ11における第1ゲート絶縁膜3上に配された導電体(例えば、ポリシリコン、金属等)よりなるゲート電極であり、ビア9bを介して接地配線GNDと電気的に接続されている。第2ゲート電極5bは、NMOSトランジスタQ21における第2ゲート絶縁膜4上に配された導電体(例えば、ポリシリコン、金属等)よりなるゲート電極であり、第2ゲート電極5dと一体に構成され、ビア9eを介して接地配線GNDと電気的に接続されている。第1ゲート電極5cは、NMOSトランジスタQ12における第1ゲート絶縁膜3上に配された導電体(例えば、ポリシリコン、金属等)よりなるゲート電極であり、ビア9hを介して接地配線GNDと電気的に接続されている。第2ゲート電極5dは、NMOSトランジスタQ22における第2ゲート絶縁膜4上に配された導電体(例えば、ポリシリコン、金属等)よりなるゲート電極であり、第2ゲート電極5bと一体に構成され、ビア9eを介して接地配線GNDと電気的に接続されている。
N型不純物領域8a〜8eは、P型半導体基板1と逆導電型のN型の不純物が拡散された不純物拡散領域である。N型不純物領域8a、8bは、NMOSトランジスタQ11におけるチャネルの両側に配され、NMOSトランジスタQ11のソース/ドレイン領域となる。N型不純物領域8b、8cは、NMOSトランジスタQ21におけるチャネルの両側に配され、NMOSトランジスタQ21のソース/ドレイン領域となる。N型不純物領域8c、8dは、NMOSトランジスタQ22におけるチャネルの両側に配され、NMOSトランジスタQ22のソース/ドレイン領域となる。N型不純物領域8d、8eは、NMOSトランジスタQ12におけるチャネルの両側に配され、NMOSトランジスタQ12のソース/ドレイン領域となる。N型不純物領域8aは、ビア9aを介して接地配線GNDと電気的に接続されている。N型不純物領域8bは、NMOSトランジスタQ11とNMOSトランジスタQ21それぞれの片側のソース/ドレイン領域として共通し、ビア9cを介して電源配線VDDと電気的に接続されている。N型不純物領域8cは、NMOSトランジスタQ21とNMOSトランジスタQ22それぞれの片側のソース/ドレイン領域として共通し、ビア9dを介して接地配線GNDと電気的に接続されている。N型不純物領域8dは、NMOSトランジスタQ22とNMOSトランジスタQ12それぞれの片側のソース/ドレイン領域として共通し、ビア9fを介して電源配線VDDと電気的に接続されている。N型不純物領域8eは、ビア9gを介して接地配線GNDと電気的に接続されている。
ビア9a〜9hは、素子分離領域2、第1ゲート絶縁膜3、第2ゲート絶縁膜4、第1ゲート電極5a、5c、及び第2ゲート電極5b、5d上の層間絶縁膜10に形成された下穴に埋め込まれた導体である。ビア9aは、接地配線GNDとN型不純物領域8aとを電気的に接続する。ビア9bは、接地配線GNDと第1ゲート電極5aとを電気的に接続する。ビア9cは、電源配線VDDとN型不純物領域8bとを電気的に接続する。ビア9dは、接地配線GNDとN型不純物領域8cとを電気的に接続する。ビア9eは、接地配線GNDと第2ゲート電極5b、5dとを電気的に接続する。ビア9fは、電源配線VDDとN型不純物領域8dとを電気的に接続する。ビア9gは、接地配線GNDとN型不純物領域8eとを電気的に接続する。ビア9hは、接地配線GNDと第1ゲート電極5cとを電気的に接続する。
層間絶縁膜10は、素子分離領域2、第1ゲート絶縁膜3、第2ゲート絶縁膜4、第1ゲート電極5a、5c、及び第2ゲート電極5b、5d上に形成された絶縁膜(例えば、シリコン酸化膜等)である。層間絶縁膜10は、所定の位置にビア9a〜9hを形成するための下穴が形成されている。電源配線VDDは、層間絶縁膜10上に配された導電体(例えば、金属)よりなる電源用の配線であり、ビア9cを介してN型不純物領域8bと電気的に接続されており、ビア9fを介してN型不純物領域8dと電気的に接続されている。接地配線GNDは、層間絶縁膜10上に配された導電体(例えば、金属)よりなる接地用の配線であり、ビア9aを介してN型不純物領域8aと電気的に接続されており、ビア9bを介して第1ゲート電極5aと電気的に接続されており、ビア9dを介してN型不純物領域8cと電気的に接続されており、ビア9eを介して第2ゲート電極5b、5dと電気的に接続されており、ビア9gを介してN型不純物領域8eと電気的に接続されており、ビア9hを介して第1ゲート電極5cと電気的に接続されている。
次に、本発明の実施形態2に係る半導体装置における静電気保護回路の製造方法について図面を用いて説明する。図4は、本発明の実施形態2に係る半導体装置における静電気保護回路の製造方法を模式的に示した工程断面図である。
まず、P型半導体基板1に素子分離領域2を形成し、その後、熱酸化等の方法により厚い第1ゲート絶縁膜3を形成する(ステップA1;図4(A)参照)。
次に、薄いゲート絶縁膜を有するNMOSトランジスタ(図3(C)のQ21、Q22)となる領域の第1ゲート絶縁膜3を選択的に除去した開口部3aを形成する(ステップA2;図4(B)参照)。なお、開口部3aの形成は、例えば、第1ゲート絶縁膜3上にフォトレジストを形成し、当該フォトレジストをマスクとしてエッチングすることにより形成することができる。
次に、開口部3aの領域に薄い第2ゲート絶縁膜4を形成する(ステップA3;図4(C)参照)。この時、厚い第1ゲート絶縁膜3の領域にもある程度絶縁膜が形成されるが、最初に形成する厚い第1ゲート絶縁膜3の厚さを、薄い第2ゲート絶縁膜4の成膜時に追加される膜厚を考慮に入れて設定しておけばよい。
次に、ゲート電極5a〜5dを形成する(ステップA4;図4(D)参照)。なお、ゲート電極5a〜5dの形成は、例えば、第1ゲート絶縁膜3および第2ゲート絶縁膜4上にポリシリコンを成膜し、当該ポリシリコン上にフォトレジストを形成し、当該フォトレジストをマスクとしてエッチングすることにより形成することができる。
次に、N型不純物領域8a〜8eを形成する(ステップA5;図4(E)参照)。それ以降は、通常のMOSトランジスタの製造工程にしたがって、層間絶縁膜10、ビア9a〜9h、電源配線VDD、接地配線GNDを製造することで、図3(C)の構造の静電気保護回路ができる。
実施形態2によれば、実施形態1と同様な効果を奏するとともに、異なるゲート絶縁膜厚を有する複数のMOSトランジスタを製造する従来の方法をそのまま採用しているので、新たな製造工程を追加したり、製造条件を変更したりする必要がないという利点が得られる。
(実施形態3)
本発明の実施形態3に係る半導体装置について図面を用いて説明する。図5は、本発明の実施形態3に係る半導体装置の構成を模式的に示した部分断面図である。
静電気保護回路(図3(A)のQ)の周囲には一般の内部回路(図3(A)のQ4)が配置されるが、静電気放電時にP型半導体基板1を介して、周囲の内部回路との間に不所望の放電が生じて内部回路を破壊することがある。そのため、実施形態3では、静電気保護回路に係るPウェル1b全体をP型半導体基板1とは反対導電型のNウェル1aで囲んで、静電気保護回路に係るPウェル1bをP型半導体基板1から電気的に分離している。実施形態3に係る半導体装置の静電気保護回路では、P型半導体基板1から電気的に分離されたPウェル1b領域に、実施形態2と同様なゲート絶縁膜の厚いNMOSトランジスタQ11、Q12と薄いNMOSトランジスタQ21、Q22とが形成されている。
なお、Pウェル1bは、高濃度のP型不純物領域11a、11bを介して接地(GND)と電気的に接続されており、接地(GND)と同じ電位となる。また、Nウェル1aは、高濃度のN型不純物領域8f、8gを介して電源(VDD)と電気的に接続されており、電源(VDD)と同じ電位となる。また、P型半導体基板1は、P型不純物領域11cを介して接地(GND)と電気的に接続されており、接地(GND)と同じ電位となる。
実施形態3によれば、静電気保護回路に係るPウェル1bがP型半導体基板1から電気的に分離されることにより、ゲート絶縁膜の厚いNMOSトランジスタQ11、Q12と、薄いNMOSトランジスタQ21、22とを同じPウェル1b領域に配置することで、ゲート絶縁膜の薄いNMOSトランジスタQ21、Q22による基板電位上昇の効果がゲート絶縁膜の厚いNMOSトランジスタQ11、Q12に有効に働くようになる。
(実施形態4)
本発明の実施形態4に係る半導体装置について図面を用いて説明する。図6は、本発明の実施形態4に係る半導体装置の構成を模式的に示した図面であり、(A)は静電気保護回路における部分平面図、(B)はY−Y´間の部分断面図である。
ゲート絶縁膜の厚いNMOSトランジスタQ11と薄いNMOSトランジスタQ21を隣接して形成(ゲート絶縁膜の厚いNMOSトランジスタQ12と薄いNMOSトランジスタQ22を隣接して形成)すると、製造条件によっては、実施形態2の製造工程ステップA2(図4(B)参照)のように厚い第1ゲート絶縁膜3を部分的に除去する際、その境界部でP型半導体基板1や素子分離領域2に段差などの形状異状が生じるおそれがある。そして、この形状異状は、静電気印加時に、放電電流の集中をもたらし、静電気保護回路を破壊してしまうおそれがある。
そこで、これを防ぐために、実施形態4では、ゲート絶縁膜の厚いNMOSトランジスタQ11、Q12を形成する領域と、ゲート絶縁膜の薄いNMOSトランジスタQ21、Q22を形成する領域を分けている。
ゲート絶縁膜の厚いNMOSトランジスタQ11とゲート絶縁膜の薄いNMOSトランジスタQ21の間に素子分離領域2bを形成し、ゲート絶縁膜の厚いNMOSトランジスタQ12とゲート絶縁膜の薄いNMOSトランジスタQ22の間に素子分離領域2cを形成している。また、NMOSトランジスタQ11とNMOSトランジスタQ21それぞれの片側のソース/ドレイン領域は共通しておらず、素子分離領域2bによってN型不純物領域13bとN型不純物領域13cに分離している。NMOSトランジスタQ22とNMOSトランジスタQ12それぞれの片側のソース/ドレイン領域は共通しておらず、素子分離領域2cによってN型不純物領域13eとN型不純物領域13fに分離している。
なお、NMOSトランジスタQ11では、チャネル上に厚い第1ゲート絶縁膜3を介して第1ゲート電極5aが形成され、当該チャネルの両側にN型不純物領域13a、13bが形成されている。第1ゲート電極5aは、ビア12aを介して接地配線GNDに電気的に接続されている。N型不純物領域13aは、ビア12bを介して接地配線GNDに電気的に接続されている。N型不純物領域13bは、ビア12cを介して電源配線VDDに電気的に接続されている。NMOSトランジスタQ12では、チャネル上に厚い第1ゲート絶縁膜3を介して第1ゲート電極5cが形成され、当該チャネルの両側にN型不純物領域13f、13gが形成されている。第1ゲート電極5cは、ビア12jを介して接地配線GNDに電気的に接続されている。N型不純物領域13fは、ビア12hを介して電源配線VDDに電気的に接続されている。N型不純物領域13gは、ビア12iを介して接地配線GNDに電気的に接続されている。NMOSトランジスタQ21では、チャネル上に薄い第2ゲート絶縁膜4を介して第2ゲート電極5bが形成され、当該チャネルの両側にN型不純物領域13c、13dが形成されている。第2ゲート電極5bは、第2ゲート電極5dと一体に構成され、ビア12fを介して接地配線GNDに電気的に接続されている。N型不純物領域13cは、ビア12dを介して電源配線VDDに電気的に接続されている。N型不純物領域13dは、NMOSトランジスタQ21とNMOSトランジスタQ22それぞれの片側のソース/ドレイン領域として共通し、ビア12eを介して接地配線GNDに電気的に接続されている。NMOSトランジスタQ22では、チャネル上に薄い第2ゲート絶縁膜4を介して第2ゲート電極5dが形成され、当該チャネルの両側にN型不純物領域13d、13eが形成されている。第2ゲート電極5dは、第2ゲート電極5bと一体に構成され、ビア12fを介して接地配線GNDに電気的に接続されている。N型不純物領域13dは、NMOSトランジスタQ21とNMOSトランジスタQ22それぞれの片側のソース/ドレイン領域として共通し、ビア12eを介して接地配線GNDに電気的に接続されている。N型不純物領域13eは、ビア12gを介して電源配線VDDに電気的に接続されている。P型半導体基板1は、P型の半導体基板(シリコン基板)であり、図示されていないが接地(GND)と電気的に接続されている。素子分離領域2a、2dは、絶縁物(例えば、シリコン酸化膜等)によって素子間を電気的に分離する領域であり、例えば、LOCOS型、STI型等の構造を用いることができる。素子分離領域2a、2dは、N型不純物領域13a〜13gのユニットの外周にて他の素子(図示せず)と素子分離し、素子分離領域2b、2cと一体に構成される。
なお、実施形態4では、ゲート絶縁膜の厚いNMOSトランジスタQ11、Q12を形成する領域と、ゲート絶縁膜の薄いNMOSトランジスタQ21、Q22を形成する領域を分離するため、静電気保護領域の面積が若干増加するが、一般に静電気保護回路では多数のNMOSトランジスタが並列に接続されており、その中で分離領域は2箇所しか存在しないため、実際の面積への影響はごくわずかである。
(実施形態5)
本発明の実施形態5に係る半導体装置について図面を用いて説明する。図7は、本発明の実施形態5に係る半導体装置の構成を模式的に示した回路図である。
実施形態5に係る半導体装置は、実施形態1と同様な静電気保護回路に他の静電気保護回路を組み合わせたものである。図7を参照すると、実施形態5に係る半導体装置は、接地端子N2と、2種類の電源端子N1、N3とが存在する半導体装置である。接地端子N2には、接地配線GNDが電気的に接続されている。第1電源端子N1には、第1電源配線VDD1が電気的に接続されている。第2電源端子N3には、第2電源配線VDD2が電気的に接続されており、第1電源端子N1の電位以上の電位が印可される。静電気保護回路Qは、第1電源配線VDD1と接地配線GNDの間に、ゲート絶縁膜の厚いNMOSトランジスタQ1と、ゲート絶縁膜の薄いNMOSトランジスタQ2とを並列に接続した静電気保護回路を有するとともに、第1電源配線VDD1と第2電源配線VDD2の間にPMOSトランジスタQ3を接続した静電気保護回路を有する。
なお、PMOSトランジスタQ3では、ゲート電極が第2電源配線VDD2と電気的に接続され、ソース/ドレイン領域の一方が第2電源配線VDD2と電気的に接続され、ソース/ドレイン領域の他方が第1電源配線VDD1と電気的に接続され、チャネルを構成するNウェルが第2電源配線VDD2と電気的に接続されている。また、電源端子N3に対して、実施形態1の静電気保護回路を接続することもできる。
実施形態5によれば、2種類の電源端子N1、N3とが存在する半導体装置においても適用することができる。
(実施形態6)
本発明の実施形態6に係る半導体装置について図面を用いて説明する。図8は、本発明の実施形態6に係る半導体装置の構成を模式的に示した回路図である。
実施形態1〜5では、電源端子N1と接地端子N2の間に、ゲート絶縁膜の厚いNMOSトランジスタQ1と、ゲート絶縁膜の薄いNMOSトランジスタQ2とを並列に接続した静電気保護回路を有するが、入力信号端子N4に対してリーク電流を小さくする必要がある場合には、入力信号端子N4と接地端子N2の間に、ゲート絶縁膜の厚いNMOSトランジスタQ1と、ゲート絶縁膜の薄いNMOSトランジスタQ2とを並列に接続した静電気保護回路を有する構成にしてもよい。なお、入力信号端子N4に代えてデータ出力端子であってもよい。
実施形態6では、実施形態1と同様な構成の静電気保護回路を入力信号端子N4と接地端子N2の間に接続し、NMOSトランジスタQ1、Q2のソース/ドレイン領域の一方を、入力信号端子N4と電気的に接続される信号配線SIGに接続している。NMOSトランジスタQ1、Q2のゲート電極、ソース/ドレイン領域の他方、及び、チャネルを構成するP型半導体基板(又はPウェル)は、接地端子N2と電気的に接続される接地配線GNDに接続している。また、電源端子N1と入力信号端子N4の間にPMOSトランジスタQ3を接続している。PMOSトランジスタQ3では、ゲート電極が電源配線VDDと電気的に接続され、ソース/ドレイン領域の一方が電源配線VDDと電気的に接続され、ソース/ドレイン領域の他方が信号配線SIGと電気的に接続され、チャネルを構成するNウェルが電源配線VDDと電気的に接続されている。信号配線SIGは、抵抗素子R1を介して内部回路Q4のゲート電極と接続されている。抵抗素子R1は、内部回路Q4を保護するために接続したものである。
実施形態6によれば、入力信号端子N4に対してリーク電流を小さくする必要がある場合にも適用することができる。
なお、実施形態5、6において、NMOSトランジスタQ1、Q2に組み合わせる他の静電気保護回路Q3は、必ずしもPMOSトランジスタに限るものではなく、ダイオードなど他の構造の静電気保護回路を使用することも可能であり、また、接続先も種々の変更が可能である。
本発明の実施形態1に係る半導体装置の構成を模式的に示した図面であり、(A)は回路図、(B)は静電気保護回路における部分断面図である。 本発明の実施形態1に係る半導体装置の静電気保護回路の電流、電圧特性を模式的に示した図である。 本発明の実施形態2に係る半導体装置の構成を模式的に示した図面であり、(A)は回路図、(B)は静電気保護回路における部分平面図、(C)はX−X´間の部分断面図である。 本発明の実施形態2に係る半導体装置における静電気保護回路の製造方法を模式的に示した工程断面図である。 本発明の実施形態3に係る半導体装置の構成を模式的に示した部分断面図である。 本発明の実施形態4に係る半導体装置の構成を模式的に示した図面であり、(A)は静電気保護回路における部分平面図、(B)はY−Y´間の部分断面図である。 本発明の実施形態5に係る半導体装置の構成を模式的に示した回路図である。 本発明の実施形態6に係る半導体装置の構成を模式的に示した回路図である。 1個の静電気保護回路を含む半導体装置の構成を模式的に示した回路図である。 静電気保護回路の電気特性を模式的に示した図面であり、(A)は静電気保護回路の動作状態を表した電流電圧特性図、(B)はNMOSトランジスタのブレイクダウン電圧とゲート絶縁膜の厚さとの関係図、(C)はNMOSトランジスタがオフ状態にある時のリーク電流と閾値電圧との関係図、(D)はNMOSトランジスタのゲート絶縁膜の厚さと閾値電圧の関係図である。 2個のNMOSトランジスタを直列に接続した静電気保護回路を含む半導体装置の構成を模式的に示した回路図である。
符号の説明
1 P型半導体基板
1a Nウェル
1b Pウェル
2、2a、2b、2c、2d 素子分離領域
3 第1ゲート絶縁膜
3a 開口部
4 第2ゲート絶縁膜
5a、5c 第1ゲート電極
5b、5d 第2ゲート電極
7a、7b、7c、7d N型不純物領域
8a、8b、8c、8d、8e、8f、8g N型不純物領域
9a、9b、9c、9d、9e、9f、9g、9h ビア
10 層間絶縁膜
11a、11b、11c P型不純物領域
12a、12b、12c、12d、12e ビア
12f、12g、12h、12i、12j ビア
13a、13b、13c、13d、13e、13f、13g N型不純物領域
Q 静電気保護回路
Q1、Q11、Q12 NMOSトランジスタ(厚膜型)
Q2、Q21、Q22 NMOSトランジスタ(薄膜型)
Q3 PMOSトランジスタ
Q4 内部回路
Q5、51、52 NMOSトランジスタ
VDD 電源配線
GND 接地配線
VDD1 第1電源配線
VDD2 第2電源配線
SIG 信号配線
N1 電源端子(第1電源端子)
N2 接地端子
N3 第2電源端子
N4 信号端子

Claims (28)

  1. 第1の電圧が印加される第1の端子と、
    前記第1の電圧と異なる第2の電圧が印加される第2の端子と、
    ドレイン電極が前記第1の端子に接続されるとともに、ソース電極およびゲート電極が前記第2の端子に接続され、第1の閾値電圧を有し、かつ、第1のチャネル長を有する第1のMOSトランジスタと、
    ドレイン電極が前記第1のMOSトランジスタのドレイン電極と同電位となるように前記第1の端子に接続されるとともに、ソース電極およびゲート電極が前記第1のMOSトランジスタのソース電極およびゲート電極と同電位となるように前記第2の端子に接続され、前記第1の閾値電圧よりも高い第2の閾値電圧を有し、かつ、前記第1のチャネル長と同じかそれよりも小さい第2のチャネル長を有する第2のMOSトランジスタと、を有し、
    前記第1の電圧は、前記第2の電圧よりも高い電圧であり、
    前記第1のMOSトランジスタのゲート絶縁膜の膜厚は、前記第2のMOSトランジスタのゲート絶縁膜の膜厚よりも薄いことを特徴とする半導体装置。
  2. 前記第1の端子と、前記第1のMOSトランジスタ及び前記第2のMOSトランジスタのそれぞれの前記ドレイン電極とは、抵抗素子を介さずに接続されていることを特徴とする請求項記載の半導体装置。
  3. 前記第1のMOSトランジスタのチャネル領域と、前記第2のMOSトランジスタのチャネル領域とは同一の半導体領域に含まれることを特徴とする請求項1又は2記載の半導体装置。
  4. 前記第2の電圧は接地電位であることを特徴とする請求項1乃至のいずれか一に記載の半導体装置。
  5. 前記第1のMOSトランジスタおよび前記第2のMOSトランジスタはNチャネル型のMOSトランジスタであることを特徴とする請求項記載の半導体装置。
  6. ソース電極が前記第1の端子に接続されたPMOSトランジスタと、ソース電極が前記第2の端子に接続されたNMOSトランジスタと、を含む内部回路であって、互いのドレイン電極が接続された前記PMOSトランジスタおよび前記NMOSトランジスタを含む内部回路を更に有することを特徴とする請求項4又は5記載の半導体装置。
  7. 前記第1のMOSトランジスタおよび前記第2のMOSトランジスタのチャネル領域は、前記第2の端子に接続されていることを特徴とする請求項4乃至6のいずれか一に記載の半導体装置。
  8. 前記第1の電圧よりも高い第3の電圧が印加される第3の端子と、
    ドレイン電極が前記第1の端子に接続され、ソース電極およびゲート電極が前記第3の端子に接続された第3のMOSトランジスタと、を更に有することを特徴とする請求項4乃至7のいずれか一に記載の半導体装置。
  9. 前記第3のMOSトランジスタはPチャネル型のMOSトランジスタであることを特徴とする請求項記載の半導体装置。
  10. 第1の外部端子と第2の外部端子との間に、第1の閾値電圧を有する第1のMOSトランジスタと、前記第1の閾値電圧よりも低い第2の閾値電圧を有する第2のMOSトランジスタとを並列に接続して構成された静電気保護回路を有し、
    前記第1のMOSトランジスタのゲート電極、及び、前記第2のMOSトランジスタのゲート電極は、前記第2外部端子と電気的に接続され、
    前記第1のMOSトランジスタのチャネルの導電型は、前記第2のMOSトランジスタのチャネルの導電型と同じであり、
    前記第1の外部端子に印加された静電気ストレスは、前記第1のMOSトランジスタ及び前記第2のMOSトランジスタの両方を通じて前記第2の外部端子に放電され、
    前記第2のMOSトランジスタにおけるゲート絶縁膜の膜厚は、前記第1のMOSトランジスタにおけるゲート絶縁膜の膜厚よりも薄く、
    前記第1の外部端子は、前記第2の外部端子よりも高い電圧であることを特徴とする半導体装置。
  11. 前記第1のMOSトランジスタと前記第2のMOSトランジスタとは、同一基板上に形成されていることを特徴とする請求項10記載の半導体装置。
  12. 前記第1の外部端子は、電源端子、入力信号端子、及びデータ出力端子のいずれか一つであり、
    前記第2の外部端子は、接地端子であることを特徴とする請求項10又は11記載の半導体装置。
  13. 前記第1の外部端子及び前記第2の外部端子以外の第3の外部端子を有し、
    前記第1の外部端子と前記第3の外部端子の間に他の静電気保護回路が接続されていることを特徴とする請求項12記載の半導体装置。
  14. 前記第1のMOSトランジスタ及び前記第2のMOSトランジスタは、NMOSトランジスタであり、
    前記他の静電気保護回路は、PMOSトランジスタであることを特徴とする請求項13記載の半導体装置。
  15. 前記第1のMOSトランジスタのソースとドレインの一方を前記第1の外部端子に接続し、
    前記第2のMOSトランジスタのソースとドレインの一方を前記第1の外部端子に接続し、
    前記第1のMOSトランジスタのソースとドレインの他方および前記ゲート電極を前記第2の外部端子に接続し、
    前記第2のMOSトランジスタのソースとドレインの他方および前記ゲート電極を前記第2の外部端子に接続し、
    前記第1のMOSトランジスタの前記チャネル及び前記第2のMOSトランジスタの前記チャネルを構成する基板又はウェルを前記第2の外部端子に接続したことを特徴とする請求項12記載の半導体装置。
  16. 前記第1のMOSトランジスタの前記チャネル、及び、前記第2のMOSトランジスタの前記チャネルは、ウェルに形成され、
    前記ウェルは、前記第2の外部端子に接続されることを特徴とする請求項15記載の半導体装置。
  17. 前記第1のMOSトランジスタと前記第2のMOSトランジスタは隣り合い、
    前記第1のMOSトランジスタのソースとドレインの一方と前記第2のMOSトランジスタのソースとドレインの一方が共通していることを特徴とする請求項10記載の半導体装置。
  18. 前記第1のMOSトランジスタと前記第2のMOSトランジスタは隣り合い、
    前記第1のMOSトランジスタのソースとドレインの一方と前記第2のMOSトランジスタのソースとドレインの一方とを分離する素子分離領域を有することを特徴とする請求項10記載の半導体装置。
  19. 第1の閾値電圧を有する第1のMOSトランジスタと、
    前記第1の閾値電圧よりも低い第2の閾値電圧を有する第2のMOSトランジスタと、
    電源端子と接地端子との間に接続されるとともに前記第1のMOSトランジスタと前記第2のMOSトランジスタとを並列に接続して構成された静電気保護回路と、
    前記電源端子と前記接地端子との間にて前記静電気保護回路と並列に接続されるとともに複数の第3のMOSトランジスタを備える内部回路と、
    を備え、
    前記第1のMOSトランジスタのゲート電極、及び、前記第2のMOSトランジスタのゲート電極は、前記電源端子及び前記接地端子の一方と電気的に接続され、
    前記第1のMOSトランジスタのチャネルの導電型は、前記第2のMOSトランジスタのチャネルの導電型と同じであり、
    前記電源端子及び前記接地端子の他方に印加された静電気ストレスは、前記第1のMOSトランジスタ及び前記第2のMOSトランジスタの両方を通じて前記電源端子及び前記接地端子の前記一方に放電され、
    前記第2のMOSトランジスタにおけるゲート絶縁膜の膜厚は、前記第1のMOSトランジスタにおけるゲート絶縁膜の膜厚よりも薄いことを特徴とする半導体装置。
  20. 前記第2の外部端子は、接地端子であることを特徴とする請求項10記載の半導体装置。
  21. 前記第1のMOSトランジスタの寸法は、前記第2のMOSトランジスタの寸法と同じであることを特徴とする請求項10又は19記載の半導体装置。
  22. 前記第2の外部端子は、接地配線(GND)の一端に設けられ、
    前記第1の外部端子は、電源配線(VDD)の一端に設けられることを特徴とする請求項10記載の半導体装置。
  23. 前記第1のMOSトランジスタの前記チャネルは、P型のチャネルを備え、
    前記第2のMOSトランジスタの前記チャネルは、P型のチャネルを備えることを特徴とする請求項10記載の半導体装置。
  24. 前記第1のMOSトランジスタの前記ゲート絶縁膜は、前記第1のMOSトランジスタの前記チャネル上に形成され、
    前記第2のMOSトランジスタの前記ゲート絶縁膜は、前記第2のMOSトランジスタの前記チャネル上に形成されることを特徴とする請求項10記載の半導体装置。
  25. 前記第1のMOSトランジスタの前記チャネルの導電型、及び、前記第2のMOSトランジスタの前記チャネルの導電型と同じ第1導電型の基板をさらに備え、
    第2導電型の第1のウェルは、前記基板中に形成され、
    前記第1導電型の第2のウェルは、前記第1のウェル中に形成され、
    前記第1のMOSトランジスタの前記チャネル、及び、前記第2のMOSトランジスタの前記チャネルは、前記第2のウェル中に形成されることを特徴とする請求項10記載の半導体装置。
  26. 基板と、
    前記基板上に形成された絶縁層と、
    をさらに備え、
    前記第1のMOSトランジスタの前記ゲート絶縁膜は、前記絶縁層の第1の部分を備え、
    前記第2のMOSトランジスタの前記ゲート絶縁膜は、前記絶縁層の第2の部分を備えることを特徴とする請求項10記載の半導体装置。
  27. 前記絶縁層上に形成された層間絶縁膜と、
    前記層間絶縁膜上に形成されるとともに前記第1の外部端子と接続される電源配線と、
    前記層間絶縁膜上に形成されるとともに前記第2の外部端子と接続される接地配線と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項26記載の半導体装置。
  28. 前記絶縁層及び前記層間絶縁膜中に形成されるとともに、前記第1のMOSトランジスタの前記ゲート電極、及び、前記第1のMOSトランジスタのソース及びドレインの一方を前記接地配線に接続する第1ビアと、
    前記絶縁層及び前記層間絶縁膜中に形成されるとともに、前記第1のMOSトランジスタのソース及びドレインの他方を前記電源配線に接続する第2ビアと、
    をさらに備えることを特徴とする請求項27記載の半導体装置。
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