JP5575235B2 - 電力変換装置 - Google Patents

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Description

この発明は、入力力率を改善する回路を備えて交流電力を直流電力に変換した後、所望の直流出力を得る電力変換装置に関するものである。
従来の電力変換装置は、商用交流電源を高力率制御して交流/直流変換を行う高力率コンバータ部と、その後段に配置され、トランスによって一次側と二次側とが絶縁されたDC/DCコンバータ部とを備えて、それぞれ絶縁された主バッテリと副バッテリとを充電する。主バッテリを優先的に充電する際には、トランス一次側のスイッチング回路のデューティ比が一定となると共に、トランス二次側のスイッチング回路のデューティ比を可変となるように制御する。副バッテリを優先的に充電する際には、トランス一次側および二次側のスイッチング回路のデューティ比を可変となるように制御する(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−118727号公報
上記従来の電力変換装置では、主バッテリ、副バッテリを充電する際、DC/DCコンバータ部のトランス二次側スイッチング回路のデューティ比を制御するか、トランス一次側および二次側のスイッチング回路のデューティ比を制御する。このように所望の直流出力を得る制御をスイッチング回路のデューティ制御にて行っていたため、デューティ比の変化幅が必然的に大きくなってデューティ比が低い期間に電力損失が大きくなり電力損失低減化には限界があった。
この発明は、上記のような問題点を解消するために成されたものであって、入力力率を改善する回路を備えて交流電力を直流電力に変換した後、所望の直流出力を得る電力変換装置において、電力損失を低減して電力変換効率を向上させることを目的とする。
この発明に係る第1の電力変換装置は、交流電圧を直流電圧に変換するAC/DCコンバータ部と、上記AC/DCコンバータ部の直流側に接続された平滑コンデンサと、半導体スイッチ素子を備えて上記平滑コンデンサの直流電力をDC/DC変換して負荷に接続するDC/DCコンバータ部と、交流の力率を制御しつつ上記AC/DCコンバータ部の直流電圧が目標値に追従するように上記AC/DCコンバータ部を制御すると共に、上記DC/DCコンバータ部と上記負荷との間の直流入出力が指令値に追従するように上記半導体スイッチ素子へのDuty指令を演算して該半導体スイッチ素子のDuty制御により上記DC/DCコンバータ部を制御する制御装置とを備える。そして、該制御装置は、上記Duty指令が予め設定された設定値に近づくように上記AC/DCコンバータ部の上記直流電圧目標値を調整するものである。
またこの発明に係る第2の電力変換装置は、交流電圧を直流電圧に変換するAC/DCコンバータ部と、上記AC/DCコンバータ部の直流側に接続された平滑コンデンサと、半導体スイッチ素子を備えて上記平滑コンデンサの直流電力をDC/DC変換して負荷に接続するDC/DCコンバータ部と、交流の力率を制御しつつ上記AC/DCコンバータ部の直流電圧が目標値に追従するように上記AC/DCコンバータ部を制御すると共に、上記DC/DCコンバータ部と上記負荷との間の直流入出力が指令値に追従するように上記半導体スイッチ素子へのDuty指令を演算して該半導体スイッチ素子のDuty制御により上記DC/DCコンバータ部を制御する制御装置とを備える。そして、該制御装置は、上記DC/DCコンバータ部内の上記半導体スイッチ素子がソフトスイッチングできるように上記AC/DCコンバータ部の上記直流電圧目標値を調整するものである。
上記第1の電力変換装置によると、制御装置は、DC/DCコンバータ部を制御するDuty指令が予め設定された設定値に近づくように上記AC/DCコンバータ部の上記直流電圧目標値を調整するため、DC/DCコンバータ部内の半導体スイッチ素子のDuty比を適切に制御してDC/DCコンバータ部での電力損失の低減を図ることができ、電力変換効率を向上できる。
上記第2の電力変換装置によると、DC/DCコンバータ内の半導体スイッチ素子がソフトスイッチングできるようにAC/DCコンバータ部の直流電圧目標値を調整するため、DC/DCコンバータ内の半導体スイッチ素子のスイッチング損失が低減できて、DC/DCコンバータ部での電力損失の低減が図れ、電力変換効率を向上できる。
この発明の実施の形態1による電力変換装置の構成図である。 この発明の実施の形態1による高力率コンバータ部の動作を説明する各部の波形図である。 この発明の実施の形態1による高力率コンバータ部の動作を説明する図である。 この発明の実施の形態1による高力率コンバータ部の動作を説明する図である。 この発明の実施の形態1による高力率コンバータ部の動作を説明する図である。 この発明の実施の形態1による高力率コンバータ部の制御を示す制御ブロック図である。 この発明の実施の形態1によるDC/DCコンバータ部の動作を説明する各部の波形図である。 この発明の実施の形態1によるDC/DCコンバータ部の制御ブロック図である。 この発明の実施の形態1によるDC/DCコンバータ部の動作を説明する平滑用リアクトルの電流波形である。 この発明の実施の形態1による平滑コンデンサの目標電圧の制御を示す制御ブロック図である。 この発明の実施の形態1の別例による電力変換装置の構成図である。 この発明の実施の形態1の別例によるDC/DCコンバータ部の制御ブロック図である。 この発明の実施の形態1の第2の別例による高力率コンバータ部の構成図である。 この発明の実施の形態2による電力変換装置の構成図である。 この発明の実施の形態2によるDC/DCコンバータ部のゼロ電圧スイッチング動作を説明する図である。 この発明の実施の形態2によるDC/DCコンバータ部のゼロ電圧スイッチング動作を説明する図である。 この発明の実施の形態2によるDC/DCコンバータ部のゼロ電圧スイッチング動作を説明する図である。 この発明の実施の形態2によるDC/DCコンバータ部のゼロ電圧スイッチング動作を説明する図である。 この発明の実施の形態2の別例によるDC/DCコンバータ部の構成図である。 この発明の実施の形態3によるDC/DCコンバータ部の電力損失を説明する図である。 この発明の実施の形態3による平滑コンデンサの目標電圧の制御を示す制御ブロック図である。 この発明の実施の形態4によるDC/DCコンバータ部の構成図である。 この発明の実施の形態4によるDC/DCコンバータ部のゼロ電流スイッチング動作を説明する波形図である。 この発明の実施の形態4によるDC/DCコンバータ部の制御を説明する波形図である。 この発明の実施の形態5による電力変換装置の構成図である。
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1について説明する。
図1は、この発明の実施の形態1による電力変換装置の回路構成を示した図である。図1に示すように、電力変換装置の主回路は、交流電圧源1に接続され、入力交流の力率を高力率に制御して交流電圧を直流電圧に変換するAC/DCコンバータ部としての高力率コンバータ部100と、高力率コンバータ部100の直流出力を平滑する平滑コンデンサ10と、平滑コンデンサ10の電圧をトランス12で絶縁された二次側直流電圧に変換するDC/DCコンバータ部200とを備える。また、DC/DCコンバータ部200の出力には例えばバッテリ等の負荷2が接続される。
高力率コンバータ部100は、交流電圧源1に接続されて入力交流を全波整流するダイオードブリッジ3と、その後段にリアクトル4を介して直列接続されたインバータ回路300と、その後段に半導体スイッチ素子から成る短絡用スイッチ8およびダイオード9が直列接続されたブリッジ回路とを備える。インバータ回路300は、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)等の自己消弧型半導体スイッチ素子からなる半導体スイッチ素子5a、5bおよびダイオード6a、6bと、コンデンサから成る直流電圧源7とで構成された単相インバータの交流側を1以上(この場合は1個)直列接続して構成される。また、インバータ回路300の出力には一端をダイオードブリッジ3の出力に接続した短絡用スイッチ8と、カソード側を出力側の平滑コンデンサ10に接続したダイオード9が接続される。
DC/DCコンバータ部200は、絶縁されたトランス12と、該トランス12の一次側に接続され、半導体スイッチ素子11a〜11dで構成されるフルブリッジコンバータで平滑コンデンサ10の直流電圧を交流電圧に変換するコンバータ部11と、トランス12の二次側に接続された整流回路であるダイオードブリッジ13とを備える。また、ダイオードブリッジ13の出力には出力平滑用のリアクトル14とコンデンサ15が接続され、負荷2へ直流電圧が出力される。
更に、主回路の外部には制御装置としての制御回路16が配置され、高力率コンバータ部100内の半導体スイッチ素子5a、5bおよび短絡用スイッチ8への駆動信号30a、30bとDC/DCコンバータ部200内の半導体スイッチ素子11a〜11dへの駆動信号30cとを出力する。また、平滑コンデンサ10の電圧Vdcは電圧センサ17で、コンデンサ15の電圧Voutは電圧センサ18で、直流電圧源7の電圧Vsubは電圧センサ19でそれぞれモニタされ、制御回路16へ入力される。
次に動作について説明する。
まず、高力率コンバータ部100では、交流電圧源1からの入力をダイオードブリッジ3にて全波整流し、ダイオードブリッジ3の後段の電圧Vin、電流Iinは、図2に示すような波形となる。Vdcは一定の出力電圧目標値としての目標電圧Vdcに制御される平滑コンデンサ10の直流電圧であり、電圧センサ17によってセンシングされる。
インバータ回路300は、交流電圧源1からの入力力率が概1になるようにPWM制御により電流Iinを制御して出力し、交流側の発生電圧をダイオードブリッジ3後段の電圧Vinに重畳する。インバータ回路300内の電流は、図3〜図5に示すように、半導体スイッチ素子5a、5bがオフの時には、ダイオード6aを通って直流電圧源7を充電し、ダイオード6bを通って出力される。また、半導体スイッチ素子5aのみをオンした時には、電流は半導体スイッチ素子5aとダイオード6bとを通って出力される。また同様に、半導体スイッチ素子5bのみをオンした時には、電流はダイオード6aと半導体スイッチ素子5bを通って出力される。また、半導体スイッチ素子5a、5bを同時にオンした時には、半導体スイッチ素子5aを通って直流電圧源7を放電し、半導体スイッチ素子5bを通って出力される。このような4種の制御の組み合わせにて半導体スイッチ素子5a、5bを制御してインバータ回路300をPWM制御する。
交流電圧源1からの入力電圧位相をθとし、電圧Vinが平滑コンデンサ10の目標電圧Vdcと等しくなる時の位相θ=θ(0<θ<π/2)とし、位相θ=0から所定位相θ(0<θ<θ)まで、短絡用スイッチ8をオン状態とする。この場合、図3に示すように、交流電圧源1からの電流は、交流電圧源1→ダイオードブリッジ3→リアクトル4→インバータ回路300→短絡用スイッチ9→ダイオードブリッジ3→交流電圧源1の経路で流れる。短絡用スイッチ8はオン状態なので、ダイオード9および出力段の平滑コンデンサ10には電流が流れない。
インバータ回路300は、PWM制御により、例えば、半導体スイッチ素子5a、5bがオフの場合と、半導体スイッチ素子5aのみをオンの場合とを組み合わせて電圧Vinの逆極性にほぼ等しい電圧を発生させつつ、入力力率が概1になるように電流Iinを制御して出力し、この間、インバータ回路300の直流電圧源7にはエネルギが充電される。
次に、位相θ=θの時、短絡用スイッチ8をオフすると、図4に示すように、交流電圧源1からの電流は、交流電圧源1→ダイオードブリッジ3→リアクトル4→インバータ回路300→ダイオード9→平滑コンデンサ10→ダイオードブリッジ3→交流電圧源1の経路で流れる。
位相θが、θ≦θ≦θである時、インバータ回路300はPWM制御により、例えば、半導体スイッチ素子5a、5bが同時にオンの場合と、半導体スイッチ素子5aのみがオンの場合とを組み合わせて出力する。この時、平滑コンデンサ10の直流電圧Vdcが目標電圧Vdcに維持できるように、Vdc−Vinにほぼ等しい電圧を発生させつつ、入力力率が概1になるように電流Iinを制御して出力する。この間、インバータ回路300が発生する電圧極性と電流Iinの極性は等しくなるので、インバータ回路300の直流電圧源7は放電される。
次に、位相θ=θにて電圧Vinが平滑コンデンサ10の直流電圧Vdcと等しくなると、短絡用スイッチ8はオフ状態を継続するが、インバータ回路300での動作が変わる。
即ち位相θが、θ≦θ≦π/2である時、図5に示すように、交流電圧源1からの電流は、交流電圧源1→ダイオードブリッジ3→リアクトル4→インバータ回路300→ダイオード9→平滑コンデンサ10→ダイオードブリッジ3→交流電圧源1の経路で流れる。また、インバータ回路300はPWM制御により、例えば、半導体スイッチ素子5a、5bがオフの場合と、半導体スイッチ素子5aのみをオンの場合とを組み合わせて出力する。この時、平滑コンデンサ10の目標電圧Vdc≦電圧Vinであり、インバータ回路300は、平滑コンデンサ10の直流電圧Vdcが目標電圧Vdcに維持できるように、Vin−Vdcにほぼ等しい電圧をVinの極性に対して逆極性に発生させつつ、入力力率が概1になるように電流Iinを制御して出力する。この間、インバータ回路300が発生する電圧極性と電流Iinの極性は逆になるので、インバータ回路300の直流電圧源7は充電される。
図2に示すように、π/2≦θ≦πの位相期間では、上述した0≦θ≦π/2の位相期間と対称の動作をし、π≦θ≦2πの位相期間では、0≦θ≦πの位相期間と同様である。
即ち、交流電圧源1からの入力電圧の位相θのゼロクロス位相(θ=0、π)±θにて短絡用スイッチ8を切り換え、該ゼロクロス位相を中央として±θの位相範囲(以下、短絡位相範囲50と称す)でのみ、短絡用スイッチ8をオン状態として平滑コンデンサ10をバイパスさせる。このとき、インバータ回路300は、電圧Vinの逆極性にほぼ等しい電圧を発生させつつ、入力力率が概1になるように電流Iinを制御して出力し、直流電圧源7は充電される。そして、短絡位相範囲50以外の位相では、インバータ回路300は、平滑コンデンサ10の直流電圧Vdcを目標電圧Vdcに維持し、また入力力率が概1になるように電流Iinを制御して出力する。このとき、電圧Vinが平滑コンデンサ10の目標電圧Vdc以下の時、直流電圧源7は放電され、電圧Vinが目標電圧Vdc以上の時は、直流電圧源7は充電される。
θを大きくすると、直流電圧源7に充電されるエネルギが増大し、その後の放電時に、高い電圧領域の電圧Vinに発生電圧を重畳できるとともに、放電されるエネルギを大きくできる。このため、平滑コンデンサ10の直流電圧Vdc(目標電圧Vdc)を高くできる。
0≦θ≦π/2の位相期間では、インバータ回路300の直流電圧源7は、上述したように、0≦θ≦θ、θ≦θ≦π/2の期間で充電され、θ≦θ≦θの期間で放電される。
次に、平滑コンデンサ10の直流電圧Vdcを目標電圧Vdcに維持し、また入力力率が概1になるように電流Iinを制御する詳細について、以下に説明する。
高力率コンバータ部100は、図6に示すような制御ブロックで制御される。図6(a)は、インバータ回路300の制御を示す図であり、図6(b)は、ブリッジ回路の短絡用スイッチ8の制御を示す図である。
図6(a)に示すようにインバータ回路300の制御では、電圧センサ17にて検出された平滑コンデンサ10の直流電圧Vdcと予め設定された平滑コンデンサの目標電圧Vdcとの差51を0に近づけるように、フィードバック制御(PI制御)して電流Iinの振幅目標値52を決定する。そして、この振幅目標値52に基づいて、電圧Vinに同期した正弦波の電流指令Iinを生成する。
次に、電流指令Iinと検出された電流Iinとの差53を0に近づけるようにフィードバック制御(PI制御)して、インバータ回路300の発生電圧の目標値となる電圧指令54を出力する。この時、短絡用スイッチ8のオン/オフ切り替え時に同期したフィードフォワード補正電圧ΔVを加算して電圧指令54を補正する。
上述したように短絡用スイッチ8をオンからオフに切り替えるとインバータ回路300のコンデンサ7は充電から放電に切り替わり、短絡用スイッチ8がオフからオンに切り替わるとコンデンサ7は放電から充電に切り替わる。このオン/オフ切り替え時にフィードフォワード制御を用いることで、フィードバック制御の応答時間分の制御遅れ、および限流用のリアクトル4の両端に発生する電圧をキャンセルすることができる。これにより、短絡用スイッチ8のオン/オフに起因する電流の急激な変化を緩和することができる。
なお、フィードフォワード補正電圧ΔVは、半導体スイッチ素子8をオンからオフにする際には正極性の電圧で、半導体スイッチ素子8をオフからオンにする際には負極性の電圧である。
そして、補正後の電圧指令55を用いて、PWM制御によりインバータ回路300の各半導体スイッチ素子5a、5bへの各駆動信号30aを生成し、インバータ回路300を動作させる。
一方、図6(b)に示すように短絡用スイッチ8の制御では、電圧センサ19にて検出されたインバータ回路300のコンデンサ7の電圧Vsubを監視し、電圧Vsubと予め設定された電圧指令値としての直流電圧源7の目標電圧Vsubとの差56を0に近づけるように、フィードバック制御(PI制御)した出力57を用いて、PWM制御により短絡用スイッチ8への駆動信号30bを生成する。これにより、短絡用スイッチ8がオン状態となる位相、即ち短絡位相範囲50も制御される。
このような短絡用スイッチ8の制御では、直流電圧源7の電圧Vsubを目標電圧Vsubから減算した電圧値が高いほど、短絡用スイッチ8のオン期間が長くなる。このため、過渡的な負荷変動や交流電圧源1の変動によって電圧Vsubが変動した場合でも、直流電圧源7を充電する期間を制御する事ができ、直流電圧源7の電圧Vsubを一定に制御する事が可能となる。
従って、外部に別の直流電圧源を要することなく、交流電圧源1および負荷の過渡的な変化に対しても、インバータ回路300の直流電圧源7の電圧を安定化でき、インバータ回路300の直流母線電圧を一定に保つ事でき、高力率コンバータ部100を安定して動作させることができる。
次に、DC/DCコンバータ部200の動作について以下に説明する。
DC/DCコンバータ部200では、トランス12の一次側のコンバータ部11を構成する半導体スイッチ素子11a〜11dのうち、半導体スイッチ素子11a、11dが同時にオンする期間と、半導体スイッチ素子11b、11cが同時にオンする期間にトランス12の一次側に電圧が発生し、二次側に電力が伝えられる。半導体スイッチ素子11a〜11dのスイッチングは、一般的には高周波PWM動作にて行い、半導体スイッチ素子11a、11dが同時にオンする期間と、半導体スイッチ素子11b、11cが同時にオンする期間を等しくする。
2つの半導体スイッチ素子11a、11d(または11b、11c)が同時にオンする際に、トランス二次側に発生する電圧、電流を図7に示す。トランス12の一次側巻線数をN、二次側巻線数をNとすると、図7に示すように、2つの半導体スイッチ素子11a、11d(または11b、11c)が同時にオンする期間に、二次側巻線にはVdc・N/Nの電圧が発生する。すると、平滑用リアクトル14には、二次側巻線に電圧発生する期間で増加し、その後減少する電流が流れる。なお、Tは半導体スイッチ素子11a〜11dのスイッチング周期、Δtは半導体スイッチ素子11a、11d(または11b、11c)が同時にオンするオン時間、Δiは平滑用リアクトル14に流れる電流の増加分である。
この時、平滑用リアクトル14のインダクタンスをL、出力用のコンデンサ15の電圧である直流出力電圧をVoutとすると、以下の式(1)が成り立つ。
Figure 0005575235
半導体スイッチ素子11a、11dの同時オンと、半導体スイッチ素子11b、11cの同時オンとの間の期間では、トランス二次側の電流は、平滑用リアクトル14→コンデンサ15→ダイオードブリッジ13→平滑用リアクトル14の経路で還流し、電流は減少する。
次に、直流出力電圧Voutを電圧指令値Voutに制御するDC/DCコンバータ部200の制御について図8に基づいて以下に説明する。
コンデンサ15の電圧Voutは、電圧センサ18によってセンシングされ、制御回路16に入力される。制御回路16では、図8に示すように、電圧Voutを電圧指令値Voutと比較し、誤差を誤差増幅部19で増幅し、PWM制御部20にてコンバータ部11の半導体スイッチ素子11a、11dおよび半導体スイッチ素子11b、11cを駆動する駆動信号30c(30ca、30cb)を出力する。これによって、コンデンサ15の電圧Voutは電圧指令値Voutに近づくように制御される。
なお、コンバータ部11は、半導体スイッチ素子11a、11dの同時オンと、半導体スイッチ素子11b、11cの同時オンとを交互に同じオン時間Δtで行うため、各半導体スイッチ信号11a〜11dの駆動信号30cは、Duty比(2Δt/T)を決定するためのDuty指令であり、各半導体スイッチ信号11a〜11dは、このDuty指令に基づいてDuty制御される。
高力率コンバータ部100の出力電圧であってDC/DCコンバータ部200の入力電圧となる平滑コンデンサ10の電圧Vdcを、仮に一定と仮定する。その場合、負荷2への直流出力である出力電圧Voutが高い場合には、半導体スイッチ信号11a〜11dのDuty比が大きく、出力電圧Voutが低い場合には該Duty比が小さい。半導体スイッチ素子11a〜11dのDuty比が小さくなると、DC/DCコンバータ部200のトランス12が、一次側から二次側へ電力を伝えている期間が短くなり、トランス12の利用率が下がる。また、トランス12が一次側から二次側へ電力を伝えている期間以外では、トランス12の一次側で電流が環流し、環流期間が増大すると電力損失が増大する。
図9は、半導体スイッチ素子11a〜11dのDuty比の違いによる平滑用リアクトル14の電流波形の比較を示す図である。図9に示すように、平滑用リアクトル14を流れる平均電流i−avを得るために、電流が穏やかに増加する電流波形maの場合には、半導体スイッチ素子11a〜11dのオン時間Δtaが長くDuty比が大きくなる。また、電流が急峻に増加する電流波形mbの場合には、半導体スイッチ素子11a〜11dのオン時間Δtbが短くDuty比が小さくなる。
式(1)から、平滑用リアクトル14の電流増加勾配Δi/Δtは、平滑用リアクトル14の両端にかかる電圧(Vdc・N/N−Vout)を、平滑用リアクトル14のインダクタンスLで割った値である。
このため、電圧Vdcを仮に一定とすると、出力電圧Voutが高くなるとΔi/Δtが低下し、出力電圧Voutが低くなるとΔi/Δtが増加する。即ち、出力電圧Voutが低くなると、平滑用リアクトル14の電流が急峻に増加して半導体スイッチ素子11a〜11dのDuty比が小さくなる。しかしながら、出力電圧Voutが低い場合であっても、電圧Vdcを低くすると、平滑用リアクトル14の両端にかかる電圧(Vdc・N/N−Vout)の増加が抑えられΔi/Δtを増加させない。
この実施の形態では、出力電圧Voutに応じて平滑コンデンサ10の電圧Vdcを制御する。即ち、出力電圧Voutが低い場合は電圧Vdcを低くすることで、平滑用リアクトル14の電流を常に穏やかに増加させることができ、半導体スイッチ素子11a〜11dのDuty比を大きく維持できる。例えば平滑用リアクトル14の両端にかかる電圧(Vdc・N/N−Vout)を適切な値で一定に制御すると、Δi/Δtも一定で、平滑用リアクトル14の電流波形も一定となり、例えば図9で示したDuty比の大きな電流波形maが常に得られる。
次に平滑コンデンサ10の電圧Vdcの可変制御手法について説明する。
図8で示したように、制御回路16では、出力電圧Voutが電圧指令値Voutに追従するようにDC/DCコンバータ部200のトランス一次側のコンバータ部11のDuty指令となる駆動信号30cを演算する。そして、制御回路16は、図10に示すように、予め設定されたDuty設定値と演算されたDuty指令との差が0に近づくようにフィードバック制御して平滑コンデンサ10の目標電圧Vdcを生成する。そして、図6(a)で示したように、平滑コンデンサ10の電圧Vdcが、目標電圧Vdcに追従するように電流指令Iinを生成して高力率コンバータ部100のインバータ回路300を制御する。
例えば、演算されたDuty指令がDuty設定値より低い場合には、図10に示すフィードバック制御による補正量は負の値となり、平滑コンデンサ10の目標電圧Vdcは低下する。すると、図6(a)に示す高力率コンバータ部100の制御における目標電圧Vdcが低下する。このため、高力率コンバータ部100の出力電圧であってDC/DCコンバータ部200の入力電圧である電圧Vdcが低くなると、DC/DCコンバータ部200の出力電圧Voutが低下しようとする。すると、図8に示したように、DC/DCコンバータ部200のコンバータ部11のDuty指令が増加する。これによりDuty指令がDuty設定値に近づく。
逆に、演算されたDuty指令がDuty設定値より高い場合には、図10に示すフィードバック制御による補正量は正の値となり、平滑コンデンサ10の目標電圧Vdcは増加する。すると、図6(a)に示す高力率コンバータ部100の制御における目標電圧Vdcが高くなって電圧Vdcが高くなると、DC/DCコンバータ部200の出力電圧Voutが増加しようとする。すると、図8に示したように、DC/DCコンバータ部200のコンバータ部11のDuty指令が低下する。これによりDuty指令がDuty設定値に近づく。
電圧指令値Voutが高くなると、図8で示したようにDuty指令が増加するが、Duty指令がDuty設定値より高くなると平滑コンデンサ10の目標電圧Vdcは増加して、Duty指令を抑制する。逆に電圧指令値Voutが低くなると平滑コンデンサ10の目標電圧Vdcは低下して、Duty指令が低下するのを抑制する。出力電圧Voutは電圧指令値Voutに制御されるため、上述したように、出力電圧Voutが低い場合は電圧Vdcを低く、出力電圧Voutが高い場合は電圧Vdcを高く調整する制御が実現できる。
以上のように、制御回路16は、負荷2への直流出力となるDC/DCコンバータ部200の出力電圧Voutに応じて、DC/DCコンバータ部200の半導体スイッチ素子11a〜11dのDuty比がDuty設定値に近づくように平滑コンデンサ10の目標電圧Vdcを調整して、高力率コンバータ部100およびDC/DCコンバータ部200を制御する。
上述したように、トランス12が一次側から二次側へ電力を伝えている期間が長くなる最適なDuty比をDuty設定値にすることで、DC/DCコンバータ部200を最適な条件で動作させることができ、トランス12の一次側での電流の還流時間および電力の回生時間が低減できるため、電力損失を低減化できて電力変換効率を向上させ装置を小型化することが可能となる。
また、出力電圧Voutの大小にかかわらず平滑用リアクトル14の電流増加勾配をほぼ一定に制御することができるため、平滑用リアクトル14を小型化することが可能となる。
なお、上記実施の形態1では、負荷2への直流出力として直流出力電圧Voutを制御したが、直流出力電流Ioutを制御しても良い。この場合、図11に示すように出力平滑用のコンデンサ15と負荷2との間に電流センサ22を設置して、直流出力となる出力電流Ioutを検出し、その検出値を制御装置としての制御回路16aに入力する。この時、制御回路16aは、図12に示すように、出力電流Ioutを出力電流指令値Ioutと比較し、誤差を誤差増幅部19で増幅し、PWM制御部20にてコンバータ部11の半導体スイッチ素子11a、11dおよび半導体スイッチ素子11b、11cを駆動する駆動信号30c(30ca、30cb)を出力する。これによって、負荷2への出力電流Ioutは電流指令値Ioutに近づくように制御される。
制御回路16aにおけるその他の動作は上記実施の形態1の制御回路16と同様であり、負荷2への直流出力となるDC/DCコンバータ部200の出力電流Ioutに応じて、DC/DCコンバータ部200の半導体スイッチ素子11a〜11dのDuty比がDuty設定値に近づくように平滑コンデンサ10の目標電圧Vdcを調整して、高力率コンバータ部100およびDC/DCコンバータ部200を制御する。これにより上記実施の形態1と同様の効果が得られる。
また、上記実施の形態において、電圧指令値Voutが高くなると、平滑コンデンサ10の目標電圧Vdcは増加し、電圧指令値Voutが低くなると目標電圧Vdcは低下することを説明したが、電圧指令値Voutが変更される場合の当初の平滑コンデンサ10の目標電圧Vdcは、DC/DCコンバータ部200の半導体スイッチ素子11a〜11dのDuty比が最適となるように設定しても良い。これにより、平滑コンデンサ10の目標電圧Vdcは、半導体スイッチ素子11a〜11dのDuty比が最適、即ちDuty設定値になるように、まず電圧指令値Voutに基づいて決定される。
この場合も、電圧指令値Voutが高くなると、平滑コンデンサ10の目標電圧Vdcは増加し、電圧指令値Voutが低くなると目標電圧Vdcは低下することになる。そして、その後は、DC/DCコンバータ部200の出力電圧Voutに応じて、DC/DCコンバータ部200の半導体スイッチ素子11a〜11dのDuty比がDuty設定値に近づくように平滑コンデンサ10の目標電圧Vdcを調整して上記実施の形態1と同様に制御する。これにより上記実施の形態1と同様の効果が得られる。
なお、この場合、出力電圧Voutに応じて半導体スイッチ素子11a〜11dのDuty比がDuty設定値に近づくように平滑コンデンサ10の目標電圧Vdcを調整する制御を省略しても、電圧指令値Voutに応じて目標電圧Vdcが半導体スイッチ素子11a〜11dのDuty比が最適になるように決定されているため、電力損失を低減化でき装置を小型化する効果を得ることが出来る。
また、自己消弧型半導体スイッチ素子である半導体スイッチ素子5a、5b、11a〜11dは、IGBT以外にも、GCT、GTO、トランジスタ、MOSFET等でもよい。またインバータ回路300を構成する単相インバータの構成は、ダイオード6a、6bの替わりに自己消弧型半導体スイッチ素子を用いても良い。さらにインバータ回路300は、他の回路構成でも良い。
また、AC/DCコンバータ部の構成は、高力率コンバータ部100に限るものではなく、図13に示すような構成の高力率コンバータ部100aを用いても良い。この場合、半導体スイッチ素子5a〜5dから成る単相インバータで構成されるインバータ回路300aがリアクトル4を介して交流電圧源1に接続され、その後段に、半導体スイッチ素子から成る短絡用スイッチ8a、8bとダイオード9a、9bとが直列接続されたブリッジ回路とを備える。また、高力率コンバータ部は、交流電圧を直流電圧に変換する高力率コンバータであれば適用可能である。
また、DC/DCコンバータ部200の構成についても、これに限るものではなく、コンバータ部11は、フルブリッジコンバータ回路に限らずハーフブリッジコンバータ等他の回路構成でも構わない。また、トランス12の二次側についても、ダイオードブリッジ13以外の整流回路を用いても良い。
実施の形態2.
次に、この発明の実施の形態2について説明する。
図14は、この発明の実施の形態2による電力変換装置の回路構成を示した図である。図14に示すように、DC/DCコンバータ部200aは、絶縁されたトランス12の一次側に、半導体スイッチ素子11a〜11dを有したフルブリッジコンバータで平滑コンデンサ10の直流電圧を交流電圧に変換するコンバータ部11Aを備える。このコンバータ部11Aは、各半導体スイッチ素子11a〜11dのスイッチング時の素子の両端電圧がほぼ零電圧にできるゼロ電圧スイッチング回路であり、各半導体スイッチ素子11a〜11dにはそれぞれ並列にコンデンサ23a〜23dが接続される。また、半導体スイッチ素子11a〜11dとトランス12との間の交流出力線にはリアクトル24が接続される。
また、制御装置としての制御回路16bは、高力率コンバータ部100内の半導体スイッチ素子5a、5bおよび短絡用スイッチ8への駆動信号30a、30bとDC/DCコンバータ部200内の半導体スイッチ素子11a〜11dへのDuty指令となる駆動信号30cとを出力するが、半導体スイッチ素子11a〜11dへの駆動信号30cは、各半導体スイッチ素子11a〜11dがゼロ電圧スイッチングとなるように生成して出力する。その他の構成は、上記実施の形態1の図11で示したものと同様である。
まずゼロ電圧スイッチング動作について説明する。図15〜図18は、DC/DCコンバータ部200aの動作を説明する図であり、半導体スイッチ素子11a〜11dのスイッチング状態の変化による各段階でのDC/DCコンバータ部200a内の電流経路を示す。なお、ダイオードブリッジ13は、ダイオード13a〜13dで示した。
図15(a)に示すように、半導体スイッチ素子11a、11dがオン状態の時、トランス12の一次側には、平滑コンデンサ10→半導体スイッチ素子11a→リアクトル24→トランス12→半導体スイッチ素子11d→平滑コンデンサ10の経路で電流が流れる。この時、トランス12の二次側には、トランス12→ダイオード13a→リアクトル14→コンデンサ15→ダイオード13d→トランス12の経路で電流が流れ、トランス12の一次側から二次側に電力伝達が行われる。
次に、図15(b)に示すように、半導体スイッチ素子11aがオフした時、トランスの一次側には、リアクトル24→トランス12→半導体スイッチ素子11d→平滑コンデンサ10→コンデンサ23a→リアクトル24の経路と、リアクトル24→トランス12→半導体スイッチ素子11d→コンデンサ23b→リアクトル24の経路とで電流が流れる。この時、半導体スイッチ素子11aの両端電圧はコンデンサ23aの作用により、電圧の上昇が遅くなり、電圧上昇する前に電流遮断が行われる。このようなスイッチングが、一般にゼロ電圧スイッチングと呼ばれるもので、スイッチング損失がほぼゼロに低減される。
また、コンデンサ23aとコンデンサ23bとの各電圧の和は平滑コンデンサ10の電圧に等しくなるので、コンデンサ23aの両端電圧の上昇とコンデンサ23bの両端電圧の下降はほぼ等しくなる。また、この時、トランス12の二次側には、リアクトル14のエネルギによって、リアクトル14→コンデンサ15→ダイオード13b→ダイオード13a→リアクトル14の経路、またはリアクトル14→コンデンサ15→ダイオード13d→トランス12→ダイオード13a→リアクトル14の経路で電流が流れる。この図15(b)に示す状態は、コンデンサ23aの電圧が、ほぼ平滑コンデンサ10の電圧に等しくなり、コンデンサ23bの電圧がほぼゼロになるまで継続する。
次いで、コンデンサ23aの電圧が、ほぼコンデンサ10の電圧に等しくなり、コンデンサ23bの電圧がほぼゼロになると、図15(c)に示すように、トランス12の一次側には、リアクトル24→トランス12→半導体スイッチ素子11d→半導体スイッチ素子11bの逆並列ダイオード→リアクトル24の経路で電流が流れる。
次に図16(a)に示すように、半導体スイッチ素子11bがオンして半導体スイッチ素子11b、11dがオン状態になると、各半導体スイッチ素子11a〜11dがIGBTなど逆方向に電流が流れない素子の場合、図15(c)の場合と電流の流れる経路は変わらない。この時、半導体スイッチ素子11bの両端にかかる電圧(コンデンサ23bの電圧)はほぼゼロで、ゼロ電圧スイッチングとなり、半導体スイッチ素子11bのスイッチング損失はほぼゼロである。
次に図16(b)に示すように、半導体スイッチ素子11dをオフすると、トランス12の一次側には、リアクトル24→トランス12→コンデンサ23d→半導体スイッチ素子11bの逆並列ダイオード→リアクトル24の経路と、リアクトル24→トランス12→コンデンサ23c→平滑コンデンサ10→半導体スイッチ素子11bの逆並列ダイオード→リアクトル24の経路とで電流が流れる。この時、半導体スイッチ素子11dは、コンデンサ23dの作用により、両端電圧が電圧上昇する前に電流遮断が行われるゼロ電圧スイッチングとなる。そして、コンデンサ23cの電圧がほぼゼロに低下し、コンデンサ23dの電圧が平滑コンデンサ10の電圧にほぼ等しくなるまで、図16(b)に示す状態で電流が流れる。
次いで、コンデンサ23cの電圧がほぼゼロに低下し、コンデンサ23dの電圧が平滑コンデンサ10の電圧にほぼ等しくなると、16(c)に示すように、トランス12の一次側には、リアクトル24→トランス12→半導体スイッチ素子11cの逆並列ダイオード→平滑コンデンサ10→半導体スイッチ素子11bの逆並列ダイオード→リアクトル24の経路で電流が流れる。
次に図17(a)に示すように、半導体スイッチ素子11cがオンして半導体スイッチ素子11b、11cがオン状態になると、トランス12およびリアクトル24には逆方向の電圧が印加され、トランス12の一次側では、平滑コンデンサ10→半導体スイッチ素子11c→トランス12→リアクトル24→半導体スイッチ素子11b→平滑コンデンサ10の経路で電流が流れる。この時、トランス12の二次側には、トランス12→ダイオード13c→リアクトル14→コンデンサ15→ダイオード13b→トランス12の経路で電流が流れ、トランス12の一次側から二次側に電力伝達が行われる。この時、半導体スイッチ素子11cは両端電圧がほぼゼロの状態でオンするゼロ電圧スイッチングとなりスイッチング損失がほぼ発生しない。
次に、図17(b)に示すように、半導体スイッチ素子11bがオフした時、トランスの一次側には、リアクトル24→コンデンサ23b→平滑コンデンサ10→半導体スイッチ素子11c→トランス12→リアクトル24の経路と、リアクトル24→コンデンサ23a→半導体スイッチ素子11c→トランス12→リアクトル24の経路とで電流が流れる。この時、半導体スイッチ素子11bは、コンデンサ23bの作用により、両端電圧が電圧上昇する前に電流遮断が行われるゼロ電圧スイッチングとなる。
また、この時、トランス12の二次側には、リアクトル14のエネルギによって、リアクトル14→コンデンサ15→ダイオード13d→ダイオード13c→リアクトル14の経路、またはリアクトル14→コンデンサ15→ダイオード13b→トランス12→ダイオード13c→リアクトル14の経路で電流が流れる。そして、コンデンサ23aの電圧がほぼゼロに低下し、コンデンサ23bの電圧が平滑コンデンサ10の電圧にほぼ等しくなるまで、図17(b)に示す状態で電流が流れる。
次いで、コンデンサ23aの電圧がほぼゼロに低下し、コンデンサ23bの電圧が平滑コンデンサ10の電圧にほぼ等しくなると、図17(c)に示すように、トランス12の一次側には、リアクトル24→半導体スイッチ素子11aの逆並列ダイオード→半導体スイッチ素子11c→トランス12→リアクトル24の経路で電流が流れる。
次に図18(a)に示すように、半導体スイッチ素子11aがオンして半導体スイッチ素子11a、11cがオン状態になると、図17(c)の場合と電流の流れる経路は変わらない。この時、半導体スイッチ素子11aの両端にかかる電圧(コンデンサ23aの電圧)はほぼゼロで、ゼロ電圧スイッチングとなり、半導体スイッチ素子11aのスイッチング損失はほぼゼロである。
次に図18(b)に示すように、半導体スイッチ素子11cをオフすると、トランス12の一次側には、リアクトル24→半導体スイッチ素子11aの逆並列ダイオード→コンデンサ23c→トランス12→リアクトル24の経路と、リアクトル24→半導体スイッチ素子11aの逆並列ダイオード→平滑コンデンサ10→コンデンサ23d→トランス12→リアクトル24の経路とで電流が流れる。この時、半導体スイッチ素子11cは、コンデンサ23cの作用により、両端電圧が電圧上昇する前に電流遮断が行われるゼロ電圧スイッチングとなる。そして、コンデンサ23dの電圧がほぼゼロに低下し、コンデンサ23cの電圧が平滑コンデンサ10の電圧にほぼ等しくなるまで、図18(b)に示す状態で電流が流れる。
次いで、コンデンサ23dの電圧がほぼゼロに低下し、コンデンサ23cの電圧が平滑コンデンサ10の電圧にほぼ等しくなると、18(c)に示すように、トランス12の一次側には、リアクトル24→半導体スイッチ素子11aの逆並列ダイオード→平滑コンデンサ10→半導体スイッチ素子11dの逆並列ダイオード→トランス12→リアクトル24となる。その後、半導体スイッチ素子11dがオンして図15(a)の状態に戻る。
上述したような半導体スイッチ素子11a〜11dのゼロ電圧スイッチングの為の条件について以下に示す。
各半導体スイッチ素子11a〜11dのゼロ電圧スイッチングの際には、各半導体スイッチ素子11a〜11dに並列接続されたコンデンサ23a〜23dが作用する。各半導体スイッチ素子11a〜11dのゼロ電圧スイッチングが成立するためには、スイッチングにおけるデッドタイム期間中にコンデンサ23a〜23dの電圧が平滑コンデンサ10の電圧まで増加する、あるいはゼロ電圧近辺まで低下することが条件である。
コンデンサ23a〜23dの電圧はリアクトル24の電流によって変化するため、DC/DCコンバータ部200aの出力電力が小さい場合、すなわちリアクトル24の電流が低下すると、上記成立条件を満たさず各半導体スイッチ素子11a〜11dがゼロ電圧スイッチングできなくなることがある。
このため、各半導体スイッチ素子11a〜11dが上記成立条件を満たしてゼロ電圧スイッチングできるように、リアクトル24の電流に応じて平滑コンデンサ10の目標電圧Vdcを変化させる。即ち、リアクトル24の電流が小さくゼロ電圧スイッチングできない場合は、平滑コンデンサ10の目標電圧Vdcを低下させる。DC/DCコンバータ部200aの出力電力が同じ場合、平滑コンデンサ10の目標電圧Vdcを低下させて電圧Vdcを低下させ、それにより出力電圧Voutが低下すると、その分リアクトル24の電流が増加する。すると、各半導体スイッチ素子11a〜11dのスイッチングにおけるデッドタイム期間中にコンデンサ23a〜23dの電圧変化が大きくなるため、ゼロ電圧スイッチングが成立しやすくなる。また、平滑コンデンサ10の電圧が低くなることによっても、ゼロ電圧スイッチングが成立しやすくなる。
この実施の形態においても上記実施の形態1と同様に、制御回路16bは、図6(a)、図6(b)に示したように、高力率コンバータ部100を制御する。また、図8あるいは図12に示したように、直流出力となる出力電圧Voutあるいは出力電流Ioutが、指令値に追従するように各半導体スイッチ素子11a〜11dをDuty制御してDC/DCコンバータ部200aを制御するが、その際に、各半導体スイッチ素子11a〜11dは図15〜図18で示したようにスイッチング動作させる。そして、平滑コンデンサ10の目標電圧Vdcを調整することにより、各半導体スイッチ素子11a〜11dのゼロ電圧スイッチングを可能にする。
これにより、DC/DCコンバータ部200a内の半導体スイッチ素子11a〜11dのスイッチング損失を格段と低下させることができ、電力変換装置の電力損失を低減化できて電力変換効率を向上させる。
なお、トランス12一次側のコンバータ部11の交流出力線に接続されたリアクトル24は、トランス12の漏れインダクタンスで兼ねても良い。
また、半導体スイッチ素子11a〜11dをMOSFETで構成した場合には逆並列ダイオードに電流を通過させない同期整流動作をさせても良い。
また、DC/DCコンバータ部200aを図19で示すような回路構成としても良い。図19に示すように、DC/DCコンバータ部200a内のコンバータ部11Aにおいて、各半導体スイッチ素子11a〜11dに直列に逆導通防止用ダイオード25a〜25dを接続し、半導体スイッチ素子11a〜11dと逆導通防止用ダイオード25a〜25dとの直列回路に並列に逆並列ダイオード26a〜26dを接続する。この場合、半導体スイッチ素子11a〜11dには順方向電流のみを流し、逆方向電流は逆並列ダイオード26a〜26d側に流す。その他の構成は上記実施の形態2の図14で示したものと同様である。
また、この実施の形態で示した回路構成の電力変換装置において、上記実施の形態1で示したような制御を行って、その際に、各半導体スイッチ素子11a〜11dを図15〜図18で示したようにスイッチング動作させ、各半導体スイッチ素子11a〜11dをゼロ電圧スイッチングさせても良い。この場合、DC/DCコンバータ部200aの直流出力に応じて、半導体スイッチ素子11a〜11dのDuty比がDuty設定値に近づくように平滑コンデンサ10の目標電圧Vdcが調整される。上述したように、Duty設定値は比較的大きなDuty比の値が設定されるため、平滑コンデンサ10の目標電圧Vdcは比較的低く抑えられる。このため、リアクトル24の電流も比較的高い状態を維持でき、各半導体スイッチ素子11a〜11dのゼロ電圧スイッチングが実現できる。この場合、上記実施の形態1と同様の効果が得られ、さらに半導体スイッチ素子11a〜11dのスイッチング損失を格段と低下させることができ、電力変換効率をさらに向上させる。
実施の形態3.
上記実施の形態2では、各半導体スイッチ素子11a〜11dをゼロ電圧スイッチングしてスイッチング損失をほぼ0にしたが、この実施の形態3では、完全なゼロ電圧ではなく微小電圧を許容して各半導体スイッチ素子11a〜11dをスイッチングする。なお、電力変換装置の回路構成は、上記実施の形態2と同様である(図14、図19参照)。
図20は、この実施の形態3によるDC/DCコンバータ部200aの半導体スイッチ素子11a〜11dでの電力損失を説明する図である。図に示すように、半導体スイッチ素子11a〜11dでは、スイッチング時のスイッチング損失と導通時の導通損失との合計の電力損失が発生する。
DC/DCコンバータ部200aの出力電力が小さい時には、リアクトル24に流れる電流が小さくなる。このため、例えば半導体スイッチ素子11aがオンからオフになり、切替えデッドタイム期間後に半導体スイッチ素子11bがオンするまでに、コンデンサ23bの電圧がゼロまで下りきらないとすると、このコンデンサ23bの残電圧分のエネルギが半導体スイッチ素子11bでのスイッチング損失となる。
上述したように、平滑コンデンサ10の直流電圧Vdcを低下させてリアクトル24に流れる電流を増加させることにより、半導体スイッチ素子11aと半導体スイッチ素子11bとの切替えデッドタイム期間中にコンデンサ23bの電圧がゼロになるように動作させることができる。その際に、各半導体スイッチ素子11a〜11dのスイッチングはゼロ電圧スイッチングとなり、スイッチング損失はほぼゼロとなるが、リアクトル24に流れる電流、即ち半導体スイッチ素子11a〜11dに流れる電流が増加するために、半導体スイッチ素子11a〜11dの導通損失は増加する。
そこで、この実施の形態3では、半導体スイッチ素子11a〜11dの導通損失とスイッチング損失との合算値である電力損失が小さくなるように平滑コンデンサ10の目標電圧Vdcを調整する。これは、半導体スイッチ素子11a〜11dの電力損失が最小となるような平滑コンデンサ10の電圧Vdcを予め求め、その電圧値を目標電圧Vdcに用いても良い。
これにより、各半導体スイッチ素子11a〜11dのスイッチングは完全なゼロ電圧スイッチングにはならないが、各半導体スイッチ素子11a〜11dの導通損失が低減でき、導通損失とスイッチング損失との合算値である電力損失をより低減する事ができる。このため、より低損失な電力変換装置を構成できる。
なお、半導体スイッチ素子11a〜11dの電力損失が予め設定された所定値以下となるように、目標電圧Vdcを設定しても良い。例えば、予め設定された所定値を、ゼロ電圧スイッチング時の導通損失分の値とすると、導通損失とスイッチング損失との合算値である電力損失を低減できる。
また、図21に示すように、制御回路16bに電力損失制御部を設けても良い。この場合、制御回路16bにて、半導体スイッチ素子11a〜11dの導通損失とスイッチング損失との合算値である電力損失を演算し、該電力損失が小さくなるように平滑コンデンサ10の目標電圧Vdcを電力損失制御部が調整する。
実施の形態4.
次に、この発明の実施の形態4について説明する。
図22は、この発明の実施の形態4による電力変換装置のDC/DCコンバータ部200bの回路構成を示した図である。図22に示すように、DC/DCコンバータ部200bは、絶縁されたトランス12の一次側に、半導体スイッチ素子11a〜11dを有したフルブリッジコンバータで平滑コンデンサ10の直流電圧を交流電圧に変換するコンバータ部11を備える。このコンバータ部11は、各半導体スイッチ素子11a〜11dのスイッチング時に素子に流れる電流がほぼ零にできるゼロ電流スイッチング回路であり、半導体スイッチ素子11a〜11dとトランス12との間の交流出力線に、リアクトル27aとコンデンサ27bとの直列回路27(以下、LC共振回路27と称す)が接続される。その他の構成は、上記実施の形態1の図11で示したものと同様である。
まずゼロ電流スイッチング動作について図23に示す各部の波形図に基づいて説明する。
半導体スイッチ素子11a、11dの同時オンおよび半導体スイッチ素子11b、11cの同時オンの際、トランス12の一次側にはLC共振回路27のLC共振効果により図23に示すように正弦波状の電流が流れる。半導体スイッチ素子11a、11dおよび半導体スイッチ素子11b、11cのオンオフタイミングをこの電流波形のゼロクロスに同期させることによって、ゼロ電流スイッチングが実現できる。半導体スイッチ素子11a、11dの同時オンで正極性の電流が流れ、半導体スイッチ素子11a、11dがオンからオフし、その後半導体スイッチ素子11b、11cがオンする。すると、今度は逆極性の電流が流れる。
この実施の形態においても上記実施の形態1と同様に、制御回路16は、図6(a)、図6(b)に示したように、高力率コンバータ部100を制御する。また、図8あるいは図12に示したように、直流出力となる出力電圧Voutあるいは出力電流Ioutが、指令値に追従するように半導体スイッチ素子11a、11dおよび半導体スイッチ素子11b、11cを駆動するDuty指令となる駆動信号30c(30ca、30cb)を出力してDC/DCコンバータ部200aを制御する。そして、図10に示すように、予め設定されたDuty設定値と演算されたDuty指令との差が0に近づくようにフィードバック制御して平滑コンデンサ10の目標電圧Vdcを調整する。なお、図23において、第1の駆動信号は、半導体スイッチ素子11a、11dへの駆動信号30caであり、第2の駆動信号は、半導体スイッチ素子11b、11cへの駆動信号30cbである。また、この場合のDuty設定値は、各半導体スイッチ素子11a〜11dがゼロ電流スイッチングを実現できる値である。
各半導体スイッチ素子11a〜11dがゼロ電流スイッチングする際、トランス12の巻き数比およびLC共振回路27の定数によってスイッチング周波数および出力電圧が決定される。出力電圧を変更する際に、仮に、図24(a)に示すように、各半導体スイッチ素子11a〜11dのオン時間、即ちDuty比を変更して出力電圧を低下させると、各半導体スイッチ素子11a〜11dのスイッチングタイミングが電流ゼロ点からずれる。すると、ゼロ電流スイッチングが成立しない。
この実施の形態では、ゼロ電流スイッチング動作が成り立つようなDuty設定値を設定して、負荷2への直流出力に応じて平滑コンデンサ10の目標電圧Vdcを調整する。これにより、図24(b)に示すように、ゼロ電流スイッチングを実現したまま出力電圧の低減が可能となる。
このため、各半導体スイッチ素子11a〜11dのゼロ電流スイッチングを維持して出力電圧を可変させることができるため、スイッチング損失が格段と低減でき、電力変換装置の電力損失を低減化できて電力変換効率を向上させる。
なお、上記実施の形態2〜4で示したような各半導体スイッチ素子11a〜11dのスイッチング時の損失がほぼ無くなる、あるいは微小であるスイッチングはソフトスイッチングと称し、上記実施の形態2〜4は、各半導体スイッチ素子11a〜11dがソフトスイッチングできるように、平滑コンデンサ10の目標電圧Vdcを調整するものである。
実施の形態5.
次に、この発明の実施の形態5について説明する。
上記実施の形態1〜4で示した電力変換装置では、DC/DCコンバータ部は、トランス12によって一次側と二次側とが絶縁されていたが、この実施の形態では非絶縁回路で構成されるものを説明する。図25は、この発明の実施の形態5による電力変換装置の回路構成を示した図である。図25に示すように、DC/DCコンバータ部200cは、半導体スイッチ素子28とダイオード29と平滑用リアクトル14と平滑用のコンデンサ15とを備えた一般的な降圧チョッパで構成される。
また、制御回路16cは、高力率コンバータ部100内の半導体スイッチ素子5a、5bおよび短絡用スイッチ8への駆動信号30a、30bとDC/DCコンバータ部200c内の半導体スイッチ素子28へのDuty指令となる駆動信号30dとを出力する。
その他の構成は、上記実施の形態1の図11で示したものと同様である。
この実施の形態においても、上記実施の形態1と同様に、図10に示すように、予め設定されたDuty設定値と演算されたDuty指令との差が0に近づくようにフィードバック制御して平滑コンデンサ10の目標電圧Vdcを調整する。また、図6(a)、図6(b)に示したように、高力率コンバータ部100を制御し、図8に示したように、直流出力となる出力電圧Voutが出力電圧指令値Voutに追従するように半導体スイッチ素子28を駆動するDuty指令となる駆動信号30dを出力してDC/DCコンバータ部200cを制御する。
このように、制御回路16cは、負荷2への直流出力となるDC/DCコンバータ部200cの出力電圧Voutに応じて、DC/DCコンバータ部200cの半導体スイッチ素子28のDuty比がDuty設定値に近づくように平滑コンデンサ10の目標電圧Vdcを調整して、高力率コンバータ部100およびDC/DCコンバータ部200cを制御する。DC/DCコンバータ部200cを損失が少ない最適な条件で動作させるDuty比をDuty設定値にすることで、上記実施の形態1と同様に、電力損失を低減化できて電力変換効率を向上させ装置を小型化する効果が得られる。
また、出力電圧Voutの大小にかかわらず平滑用リアクトル14の電流増加勾配をほぼ一定に制御することができるため、平滑用リアクトル14を小型化することが可能となる。
またこの場合も、電圧指令値Voutが変更される際の平滑コンデンサ10の当初の目標電圧Vdcを半導体スイッチ素子28のDuty比が最適になるように決定しても良い。
さらに、出力電圧Voutに応じて平滑コンデンサ10の目標電圧Vdcを調整する制御を省略しても、電圧指令値Voutに応じて目標電圧Vdcが決定されているため、電力損失を低減化でき装置を小型化する効果を得ることが出来る。
例えば、半導体スイッチ素子28のDuty比が100%の時には、半導体スイッチ素子28は常時オンとなり、半導体スイッチ素子28および平滑用リアクトル14での電圧降下を無視すると、DC/DCコンバータ部200cの出力電圧Voutは、入力電圧Vdc(平滑コンデンサ10の電圧)と等しくなる。従って、平滑コンデンサ10の目標電圧VdcをVdc=Voutにすることで半導体スイッチ素子28のDuty比が100%となり、半導体スイッチ素子28はスイッチング損失が発生しない。
ところが、高力率コンバータ部100の出力用の平滑コンデンサ10の電圧Vdcの可変範囲は、交流電圧源1の電圧Vinによって決定される。このため、出力電圧Voutが平滑コンデンサ10の電圧Vdcの可変範囲以下の場合、高力率コンバータ部100は平滑コンデンサ10の電圧Vdcの可変範囲の下限値にVdcを設定し、残りの差分はDC/DCコンバータ部200cの半導体スイッチ28のDuty制御によって、コンデンサ15の電圧Voutを電圧指令値Voutに追従させる。
なお、DC/DCコンバータ部200cのダイオード29に替えてMOSFETを用いて同期整流にて制御しても良い。
また、DC/DCコンバータ部200cは一般的な降圧チョッパで構成された例を示したが、回路構成はこれに限るものではなく、昇圧チョッパや昇降圧チョッパなど、他の非絶縁型DC/DCコンバータでも良い。

Claims (13)

  1. 交流電圧を直流電圧に変換するAC/DCコンバータ部と、
    上記AC/DCコンバータ部の直流側に接続された平滑コンデンサと、
    半導体スイッチ素子を備えて上記平滑コンデンサの直流電力をDC/DC変換して負荷に接続するDC/DCコンバータ部と、
    交流の力率を制御しつつ上記AC/DCコンバータ部の直流電圧が直流電圧目標値に追従するように上記AC/DCコンバータ部を制御すると共に、上記DC/DCコンバータ部と上記負荷との間の直流入出力が指令値に追従するように上記半導体スイッチ素子へのDuty指令を演算して該半導体スイッチ素子のDuty制御により上記DC/DCコンバータ部を制御する制御装置とを備え、
    上記制御装置は、上記Duty指令が予め設定された設定値に近づくように上記AC/DCコンバータ部の上記直流電圧目標値を調整する
    電力変換装置。
  2. 上記DC/DCコンバータ部は、絶縁されたトランスと、該トランスの一端に接続され、上記半導体スイッチ素子を複数個有して上記平滑コンデンサの直流電圧を交流電圧に変換するコンバータ部と、上記トランスの他端に接続された整流回路とを備える請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 上記DC/DCコンバータ部は、上記半導体スイッチ素子がソフトスイッチングできるように構成され、
    上記DC/DCコンバータ部の上記半導体スイッチ素子がソフトスイッチングするように上記Duty指令の上記設定値が設定され、
    上記制御装置は、上記DC/DCコンバータ部を上記半導体スイッチ素子のソフトスイッチングを用いて制御する請求項1または請求項2に記載の電力変換装置。
  4. 上記AC/DCコンバータ部は、
    複数の半導体スイッチ素子と直流電圧源とから成る単相インバータの交流側を1以上直列接続して構成され、上記各単相インバータの出力電圧の総和を上記交流電圧に重畳するインバータ回路と、 スイッチを有して該インバータ回路に接続されたブリッジ回路とを備える請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の電力変換装置。
  5. 上記制御装置は、上記インバータ回路の上記直流電圧源の電圧を指令値に追従させるように上記ブリッジ回路を制御すると共に、上記AC/DCコンバータ部の直流電圧を上記直流電圧目標値に追従させるように上記インバータ回路を電流指令を用いて制御する請求項に記載の電力変換装置。
  6. 交流電圧を直流電圧に変換するAC/DCコンバータ部と、
    上記AC/DCコンバータ部の直流側に接続された平滑コンデンサと、
    半導体スイッチ素子を備えて上記平滑コンデンサの直流電力をDC/DC変換して負荷に接続するDC/DCコンバータ部と、
    交流の力率を制御しつつ上記AC/DCコンバータ部の直流電圧が直流電圧目標値に追従するように上記AC/DCコンバータ部を制御すると共に、上記DC/DCコンバータ部と上記負荷との間の直流入出力が指令値に追従するように上記半導体スイッチ素子へのDuty指令を演算して該半導体スイッチ素子のDuty制御により上記DC/DCコンバータ部を制御する制御装置とを備え、
    上記制御装置は、上記DC/DCコンバータ部内の上記半導体スイッチ素子がソフトスイッチングできるように上記AC/DCコンバータ部の上記直流電圧目標値を調整する
    電力変換装置。
  7. 上記DC/DCコンバータ部は、絶縁されたトランスと、該トランスの一端に接続され、上記半導体スイッチ素子を複数個有して上記平滑コンデンサの直流電圧を交流電圧に変換するコンバータ部と、上記トランスの他端に接続された整流回路とを備え、
    上記コンバータ部は、上記各半導体スイッチ素子に並列接続されたコンデンサと、交流線に接続されたリアクトルとを備え、
    上記制御装置は、上記DC/DCコンバータ部内の上記複数の半導体スイッチ素子が零電圧スイッチングするように上記AC/DCコンバータ部の上記直流電圧目標値を調整する請求項に記載の電力変換装置。
  8. 上記制御装置は、上記リアクトルを流れる電流に基づいて上記AC/DCコンバータ部の上記直流電圧目標値を調整する請求項に記載の電力変換装置。
  9. 上記DC/DCコンバータ部は、絶縁されたトランスと、該トランスの一端に接続され、上記半導体スイッチ素子を複数個有して上記平滑コンデンサの直流電圧を交流電圧に変換するコンバータ部と、上記トランスの他端に接続された整流回路とを備え、
    上記コンバータ部は、上記各半導体スイッチ素子に並列接続されたコンデンサと、交流線に接続されたリアクトルとを備え、
    上記制御装置は、上記DC/DCコンバータ部内の上記複数の半導体スイッチ素子の電力損失が小さくなるように上記AC/DCコンバータ部の上記直流電圧目標値を調整する請求項に記載の電力変換装置。
  10. 上記DC/DCコンバータ部は、絶縁されたトランスと、該トランスの一端に接続され、上記半導体スイッチ素子を複数個有して上記平滑コンデンサの直流電圧を交流電圧に変換するコンバータ部と、上記トランスの他端に接続された整流回路とを備え、
    上記コンバータ部は、交流線に接続されたリアクトルとコンデンサとの直列回路を備え、
    上記制御装置は、上記DC/DCコンバータ部内の上記複数の半導体スイッチ素子が零電流スイッチングするように上記AC/DCコンバータ部の上記直流電圧目標値を調整する請求項に記載の電力変換装置。
  11. 上記DC/DCコンバータ部の上記複数の半導体スイッチ素子が零電流スイッチングするように上記Duty指令の設定値が設定され、
    上記制御装置は、上記Duty指令が上記設定値に近づくように、上記AC/DCコンバータ部の上記直流電圧目標値を調整する請求項10に記載の電力変換装置。
  12. 上記AC/DCコンバータ部は、
    複数の半導体スイッチ素子と直流電圧源とから成る単相インバータの交流側を1以上直列接続して構成され、上記各単相インバータの出力電圧の総和を上記交流電圧に重畳するインバータ回路と、 スイッチを有して該インバータ回路に接続されたブリッジ回路とを備える請求項6から請求項11のいずれか1項に記載の電力変換装置。
  13. 上記制御装置は、上記インバータ回路の上記直流電圧源の電圧を指令値に追従させるように上記ブリッジ回路を制御すると共に、上記AC/DCコンバータ部の直流電圧を上記直流電圧目標値に追従させるように上記インバータ回路を電流指令を用いて制御する請求項12に記載の電力変換装置。
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